JPH07157459A - ビフェニルメチル置換バレリルアミド誘導体 - Google Patents

ビフェニルメチル置換バレリルアミド誘導体

Info

Publication number
JPH07157459A
JPH07157459A JP30439993A JP30439993A JPH07157459A JP H07157459 A JPH07157459 A JP H07157459A JP 30439993 A JP30439993 A JP 30439993A JP 30439993 A JP30439993 A JP 30439993A JP H07157459 A JPH07157459 A JP H07157459A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
biphenylmethyl
alkyl group
phenoxyvaleryl
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP30439993A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3576193B2 (ja
Inventor
Hideyuki Sugano
英幸 菅野
Takeshi Osanai
健 長内
Kyoko Sakuma
京子 佐久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiichi Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP30439993A priority Critical patent/JP3576193B2/ja
Publication of JPH07157459A publication Critical patent/JPH07157459A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3576193B2 publication Critical patent/JP3576193B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 心血管障害や腎臓疾患等の予防用及び/また
は治療用医薬品として有用な化合物を提供する。 【構成】 次式 【化1】 で表され、X部分がカルボキシル基またはテトラゾール
基であり、エステルとなっていてもよいビフェニルメチ
ル置換バレリルアミド誘導体またはその塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、心血管障害や腎臓疾患
等の予防用および/または治療用医薬品として有用な化
合物に関する。
【0002】
【従来の技術】中性エンドペプチダーゼ(EC 3.4.24.1
1、エンケファリナーゼとも称せられる)は、腎や脳な
ど多くの生体内組織に含まれるメタロエンドペプチダー
ゼである。中性エンドペプチターゼは、心房性ナトリウ
ム排泄増加因子(ANF)やエンケファリンを含む数種
のペプタイドホルモンを分解する(ANF:ステフエン
ソン(Stephenson)ら、Biochem. J., 243, 183, 1987
年、エンケファリン:マルフロイ(Malfroy) ら、Natur
e, 276, 523, 1978年)。
【0003】ヒトや他の哺乳動物の心臓から分泌される
ANFと呼ばれる21から28のアミノ酸からなるペプタイ
ドは、利尿、ナトリウム排泄増加、および血管や他の組
織の平滑筋の弛緩を起こす(ニードルマン(Needleman)
ら、Hypertension, 7, 469,1985 年)。また、ヒトのA
NFをヒトに投与すると、利尿、ナトリウム排泄増加、
および血圧降下を起こすことが報告されている(リチャ
ーズ(Richards)ら、Hypertention, 7, 812, 1985年)。
【0004】これから、中性エンドペプチダーゼの作用
を阻害すれば、ANFの分解が抑制され、ANF濃度を
高めることができ、ANFの持つ生理作用を心血管障害
や腎臓疾患等の予防用および/または治療に利用できる
と考えられる。
【0005】よって、中性エンドペプチダーゼ作用を阻
害する薬物は、産業上の利用性があると考えられる。
【0006】現在まで中性エンドペプチダーゼを阻害す
る多くの化合物が知られている。しかし、これらの化合
物は、低用量の投与では期待する効果を十分に発現させ
ることができないと予想された。したがって、より強力
に中性エンドペプチダーゼを阻害することのできる化合
物の開発が必要であると考えた。
【0007】本発明者らは鋭意研究の結果、一般式(I)
で表される化合物が強力な中性エンドペプチダーゼ阻害
活性を有する化合物であることを見いだし、本研究を完
成させた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の化合物、式(I)
【0009】
【化18】
【0010】(式中、R1は 1. 水素原子、 2. アルキル基、 3. アルキルチオアルキル基、 4. ヒドロキシアルキル基、 5. アミノアルキル基、 6. アルコキシアルキル基または 7. アリールオキシアルキル基を表し、 Xは、 1. -COOHまたは 2. 基、
【0011】
【化19】 を表し、R4は 1. 水素原子、 2. アルキル基または 3. アリールアルキル基を表し、 AおよびBは独立して 1. 水素原子、 2. ハロゲン原子または 3. アルキル基を表し、 mは0、1または2の整数を表す。)によって表される化合
物、そのエステルまたはそれらの塩であれば、心血管障
害や腎臓疾患等の予防および/または治療用医薬品とし
て利用できる。式(II)
【0012】
【化20】
【0013】[式中、Yは、 1. -COOR3 または 2. 基
【0014】
【化21】
【0015】を表し、R1およびR4は上記定義通りであ
り、mは0、1または2の整数を表し、R2およびR3は独立し
て 1. 水素原子、 2. アルキル基、 3. アリールアルキル基、 4. アリール基、 5. 基、
【0016】
【化22】
【0017】(R5は水素原子、アルキル基またはアリー
ル基を表し、R6はアルキル基、アルコキシ基、またはシ
クロアルキル基を表す。) 6. 基、
【0018】
【化23】
【0019】7. 基、
【0020】
【化24】
【0021】(R7はアルキル基を表す。) 8. 基、
【0022】
【化25】
【0023】(R8はアルキル基を表し、nは1から4の整
数を表す。) 9. 基、
【0024】
【化26】
【0025】または 10. 基、
【0026】
【化27】
【0027】(R9およびR10は独立して、水素原子また
はアルキル基を表す。)を表す。]によって表される化
合物またはその塩であれば、心血管障害や腎臓疾患等の
予防および/または治療用薬品として利用できる。式(I
II)
【0028】
【化28】
【0029】[式中、R1は上記定義通りであり、mは0、1
または2の整数を表し、R11およびR12は独立して 1. 水素原子、 2. アルキル基、 3. アリールアルキル基または 4. アリール基、 5. 基、
【0030】
【化29】
【0031】(R5は水素原子、アルキル基またはアリー
ル基を表し、R6はアルキル基、アルコキシ基またはシク
ロアルキルオキシ基を表す。) 6. 基、
【0032】
【化30】
【0033】7. 基、
【0034】
【化31】
【0035】(R7はアルキル基を表す。) 8. 基、
【0036】
【化32】
【0037】(R8はアルキル基を表し、nは1から4の整
数を表す。) 9. 基、
【0038】
【化33】
【0039】または 10. 基、
【0040】
【化34】
【0041】(R9およびR10は独立して、水素原子また
はアルキル基を表す。)]によって表される化合物また
はその塩であれば、心血管障害や腎臓疾患等の予防およ
び/または治療用医薬品として利用できる。
【0042】N-[(2S)-2-(p-ビフェニルメチル)-4-カル
ボキシ-5-フェノキシバレリル]グリシン、そのモノエ
ステル、そのジエステルまたはそれらの塩であれば、心
血管障害や腎臓疾患等の予防および/または治療用医薬
品として利用できる。
【0043】更に光学活性物質である、N-[(2S,4R)-2-
(p-ビフェニルメチル)-4-カルボキシ-5-フェノキシバレ
リル]グリシン、そのモノエステル、そのジエステルま
たはそれらの塩であれば、心血管障害や腎臓疾患等の予
防および/または治療用医薬品として利用できる。
【0044】また、N-[(2S,4S)-2-(p-ビフェニルメチ
ル)-4-カルボキシ-5-フェノキシバレリル]グリシン、
そのモノエステル、そのジエステルまたはそれらの塩で
あれば、心血管障害や腎臓疾患等の予防および/または
治療用医薬品として利用できる。
【0045】更に、N-[(2S)-2-(p-ビフェニルメチル)-4
-カルボキシ-5-フェノキシバレリル]-L-アラニン、そ
のモノエステル、そのジエステルまたはそれらの塩であ
れば、心血管障害や腎臓疾患等の予防および/または治
療用医薬品として利用できる。
【0046】エステル化合物である、N-[(2S)-2-(p-ビ
フェニルメチル)-4-エトキシカルボニル-5-フェノキシ
バレリル]グリシンまたはその塩であれば、プロドラッ
グとして、心血管障害や腎臓疾患等の予防および/また
は治療用医薬品として利用できる。
【0047】更に光学活性物質である、N-[(2S,4R)-2-
(p-ビフェニルメチル)-4-エトキシカルボニル-5-フェノ
キシバレリル]グリシンまたはその塩であれば、プロド
ラッグとして、心血管障害や腎臓疾患等の予防および/
または治療用医薬品として利用できる。
【0048】また、N-[(2S,4S)-2-(p-ビフェニルメチ
ル)-4-エトキシカルボニル-5-フェノキシバレリル]グ
リシンまたはその塩であれば、プロドラッグとして、心
血管障害や腎臓疾患等の予防および/または治療用医薬
品として利用できる。
【0049】一般式(I)、(II)および(III)で表される化
合物は、2個以上の不斉炭素を有するため、異性体とし
て、ジアステレオマーが存在する。本発明は、ジアステ
レオマーの混合物および分離したジアステレオマーの各
々をも全て含んでいる。また、本発明化合物を、ヒトや
動物に投与する際は、通常は単一のジアステレオマーか
らなるものを投与することが好ましい。ここで「単一の
ジアステレオマーからなる」とは、他のジアステレオマ
ーを全く含有しない場合だけでなく、化学的、生理学的
に純粋な程度でもよいと解される。つまり、物理定数
や、生理活性に対して影響がない程度であれば他のジア
ステレオマーが含まれていてもよいことを意味する。
【0050】一般式(I)、(II)または(III)の化合物にお
いて遊離のカルボシル基あるいはテトラゾール基が存在
する場合、これは医薬的に許容し得る塩となっていても
よいが、これは無毒性の塩であることを示している。例
えば、ナトリウム、カリウム、カルシウム等アルカリ金
属もしくはアルカリ土類金属との塩、またはジエチルア
ミン、N−メチルグルカミン等のアミン類との塩を挙げ
ることができる。一方、毒性のある塩であっても中間体
の単離・精製等や製造のために有用な塩もある。
【0051】本発明化合物の置換基について以下に説明
する。なお、特定の部位の置換基に対応させて説明をし
ていない場合その説明は、特定の置換部位には限定され
ない本明細書全般にわたって記載されている個々の置換
基についての説明である。
【0052】アルキル基としては、メチル基、エチル
基、n-プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、イソ
ブチル基または第三級ブチル基等の炭素数1から6のも
のを挙げることができる。直鎖状でも、分枝状であって
もよい。好ましくはメチル基およびエチル基が挙げられ
る。
【0053】アルキルチオアルキル基は、メチルチオ
基、エチルチオ基、n-プロピルチオ基またはイソプロピ
ルチオ基等の炭素数1から4のアルキルチオ基と、炭素
数1から6のアルキレン基を組み合わせて構成されるも
のでよい。好ましくはメチルチオエチル基が挙げられ
る。
【0054】ヒドロキシアルキル基は、水酸基がアルキ
ル基に置換した構造を有する。水酸基の置換位置はアル
キル基の末端あるいは中間等、特に限定されない。
【0055】アミノアルキル基は、アミノ基がアルキル
基に置換した構造を有する。アミノ基の置換位置はアル
キル基の末端あるいは中間等、特に限定されない。
【0056】アルコキシ基としては、メトキシ基、エト
キシ基、プロポキシ基等の炭素数1から6のものを挙げ
ることができる。アルキル部分は直鎖状でもよいが、分
枝鎖状でもよい。さらにシクロアルキル基でもよい。
【0057】アルコキシアルキル基は、炭素数1から6
のアルコキシ基と炭素数1から6のアルキレン基を組み
合わせて構成されるものでよい。
【0058】アリール基としては、フェニル基またはナ
フチル基を挙げることができる。フェニル基は置換され
ていなくてもよいが、ハロゲン原子、ニトロ基、ヒドロ
キシ基、炭素数1から4のアルキル基および炭素数1か
ら4のアルコキシ基からなる置換基の群から選ばれる置
換基の1個から3個によって置換されていてもよい。ま
たはアリール基に置換した隣接するアルキル基またはア
ルキル置換基およびアルコキシ基が5員環または6員環
(例えば、インダニル環、ジヒドロベンゾフラニル環)
を形成していてもよい。
【0059】アリールアルキル基は、上記のアリール基
と炭素数1から6のアルキレン基を組み合わせて構成さ
れるものでよい。アリールアルキル基のアリール基とし
てはフェニル基または置換フェニル基が好ましい。ベン
ジル基、置換ベンジル基、フェネチル基等を例示するこ
とができる。
【0060】アリールオキシアルキル基は、上記のアリ
ール基と酸素原子と炭素数1から6のアルキレン基の順
で組み合わせて構成されるものでよい。フェノキシメチ
ル基、フェノキシエチル基、ナフチルオキシエチル基等
を例示することができる。好ましくはフェノキシメチル
基が挙げられる。
【0061】実施例で述べている異性体A及びBとは、
異性体を分離する際の分離法で定義する。つまり、本発
明の一般式で示される化合物がジカルボン酸の場合、H
PLC(溶出溶媒は、アセトニトリル−水)を用いた時
に最初に溶出してきた物質を異性体Aといい、後から溶
出してきた物質を異性体Bという。また、本発明の一般
式で示される化合物がエステル類の場合、シリカカラム
を用いた時に最初に溶出してきた物質を異性体Aとい
い、後から溶出してきた物質を異性体Bという。
【0062】異性体Aおよび異性体Bは、絶対配位が確
定されていない不斉炭素において片方が(R)体であれ
ば、片方は(S)体という関係にあり、構造分析によりそ
の化合物の配位を決めることができる。
【0063】本発明の一般式(I)で示される化合物のエ
ステルは、モノエステルまたはジエステルが挙げられ、
化合物中の2つのカルボン酸の水素原子の1つないし2
つが有機基で置換されたものを言い、一般式で示される
化合物のモノエステルとは、化合物中の2つのカルボン
酸の水素原子のどちらか一方が例えば、アルキル基、ア
リールアリキル基あるいはアリール基で置換したエステ
ルを示し、化合物のジエステルとは、化合物中の2つの
カルボン酸の水素原子が例えば、アルキル基、アリール
アリキル基あるいはアリール基で置換したものを示す。
また、アルキル基、アリールアリキル基あるいはアリー
ル基については、前述した説明による。
【0064】本発明の一般式(I)、(II)および(III)など
で示される化合物のモノエステル、そのジエステルまた
はそれらの塩は、心血管障害や腎臓疾患等の予防および
/または治療用剤のプロドラッグとしての利用が考えら
れ、薬剤の投与を考える上で重要な態様を示す。
【0065】好ましくはエステルのうちでもプロドラッ
グとして利用できる基で置換されている化合物が挙げら
れる。この基として、 1. アルキル基、 2. アリールアルキル基、 3. アリール基、 4. 基、
【0066】
【化35】
【0067】(R5は水素原子、アルキル基またはアリー
ル基を表し、R6はアルキル基、アルコキシ基またはシク
ロアルキルオキシ基を表す。) 5. 基、
【0068】
【化36】
【0069】6. 基、
【0070】
【化37】
【0071】(R7はアルキル基を表す。) 7. 基、
【0072】
【化38】
【0073】(R8はアルキル基を表し、nは1から4の整
数を表す。) 8. 基、
【0074】
【化39】
【0075】または 9. 基
【0076】
【化40】
【0077】(R9およびR10は独立して、水素原子また
はアルキル基を表す。)が挙げられる。
【0078】本発明の一般式(I)、(II)または(III)で表
される化合物を合成する方法は、部分保護したバレリル
酸誘導体と必要に応じて部分保護したアミノ酸あるいは
アミンから目的のバレリルアミドを得るものである。
【0079】合成経路を反応工程式1に示す。
【0080】
【化41】
【0081】反応工程式1の、式(IV)で表される化合物
(R13は、R2として定義されたものから水素原子を除いた
ものであるか、あるいは通常のカルボン酸の保護基であ
る。)と、式(V)で表される化合物(式中、R1、R4およ
びmは前記の定義に等しく、X′は-COOR14または
【0082】
【化42】
【0083】を表し、R14はR3として定義されたものか
ら水素原子を除いたものであるか、あるいは通常のカル
ボン酸の保護基である。)を通常のアミド結合法をもち
いて脱水縮合することによって得ることができる。例え
ば、反応体を有機溶剤(たとえば塩化メチレン)に溶解
し、ジイミド系縮合剤(例えば1ーエチルー3ー(3ージメチル
アミノプロピル) カルボジイミド・塩酸塩またはジシク
ロヘキシルカルボジイミド)を用いて、好ましくは1ーヒ
ドロキシベンゾトリアゾールおよび必要に応じて有機塩
基(例えばN-メチルモルホリン)の存在下で行われる。
反応は一般に室温で5〜24時間を要す。生成物(VI)は
次いで常法により、例えば水洗または濾過により副生物
である尿素を除去し、溶剤を蒸発させることにより単離
される。
【0084】式(VI)で表される化合物(式中、R1、
R13、mおよびX′は前記の定義に同じ)は、式中の基R13
およびR14(あるいはR4)の化学的性質に応じ、それら
の基を選択的除去あるいはそれらの基のすべての除去を
経ることによって、式(I)、(II)または(III)で表される
多数の化合物に変換することが可能である。例えば一方
がベンジルエステルであり、他方がアルキルエステルで
ある化合物から、水素添加によりベンジル基のみを脱保
護した化合物が得られる。また、一方がメチルエステル
で他方がベンジルエステルである化合物を有機溶剤(例
えば塩化メチレン)に溶解し、スルフィド(例えばメチ
ルスルフィド)とアルミニウムハライド(例えば塩化ア
ルミニウム)とを加え、氷冷から室温で10分〜5日撹拌
すると、試薬の量と反応時間に応じてベンジル基のみが
脱保護されたモノカルボン酸あるいはメチル基とベンジ
ル基両方が脱保護されたジカルボン酸を選択的に合成す
ることもできる。ジメチルエステルあるいはモノメチル
エステルの場合も同様の条件でジカルボン酸を得ること
ができる。また、例えば酸またはアルカリ条件下の加水
分解等の方法もあるが、使用した保護基に応じた方法を
用いて保護基を除去すればよい。X′がN-パラメトキシ
ベンジル置換テトラゾール基の場合には、トリフルオロ
酢酸で処理することにより対応する遊離テトラゾール誘
導体が得られる。
【0085】式(IV)で表されるモノカルボン酸は反応工
程2に示される方法によって製造することができる。
【0086】
【化43】
【0087】文献記載の方法(Cavallini ら、J. Am. C
hem. Soc., 79, 3514 1957年)に従って製造した3-(p-ビ
フェニル)プロピオン酸(VII)を常法(例えばチオニル
クロライドを用いる方法)を用いて酸クロライドに変換
し、市販のオキサゾリジノン(VIII)を低温でn-ブチルリ
チウムと処理することにより誘導されたリチウム塩と直
接反応させて、N-アシルオキサゾリジノン(IX)となす。
次いでこれを強塩基(たとえばリチウムジイソプロピル
アミド)を用いて低温で反応させることにより、リチウ
ムエノレートを生成させ、式(X)で表される化合物(式
中、Zは脱離基であり、例えばハロゲン原子またはp-ト
ルエンスルホニルオキシ、好ましくはヨウ素原子であ
る)を添加して化合物(XI)を得る。この化合物は、低温
でn-ブチルリチウムとベンジルアルコールとを処理する
ことにより誘導されたリチウム塩と直接反応させて、光
学活性のベンジルエステル(XII)へ変換できる。ここで
は(S)-配位を持つオキサゾリジノン(VIII)をもちいた
が、(R)-配位を持つ化合物(VIII)の対掌体あるいは関連
化合物(例えば(4R,5S)-4-メチルー5ーフェニルー2ーオキサ
ゾリジノン)を代わりに用いれば、逆の配位を持つ化合
物(XII)の対掌体を得ることもできる。
【0088】オレフィンをアルコールに変換する方法と
して、例えばハイドロボレーションを利用する方法など
がある。式(XII)の化合物を不活性溶媒(例えばテトラ
ヒドロフラン)に溶解し、氷冷下あるいは室温でボラン
化合物(例えば9ーボラビシクロ[3,3,1]ノナン)を添加
し1から8時間反応させた後、アルカリ(例えば水酸化
ナトリウム)存在下に過酸化水素水で処理すると、使用
したボラン化合物に応じたジアステレオマーの混合比を
持つアルコール(XIII)を得ることができる。この化合物
を酸化剤(例えば 4ーベンゾイルオキシ-2,2,6,6-テト
ラメチルピペリジンー1ーオキシルを触媒として亜臭素酸
ナトリウム)で処理し、モノカルボン酸(XIV)を得るこ
とができる。
【0089】モノカルボン酸(XIV)からジエステル(XV)
の変換は、導入する置換基に応じて方法を選択すればよ
い。例えば、ジアゾメタンを用いる方法、縮合剤(例え
ばジシクロヘキシルカルボジイミド)を用いる方法また
は塩基と種々のハライドを用いる方法等である。このよ
うにして得られたジエステル(XV)(式中、R13 は前記の
定義に同じ)を水素添加により、脱ベンジル化して式(I
V)の化合物を得ることができる。式(V)のX´がエステル
基である化合物は市販化合物であるが、X´が遊離した
テトラゾール基である化合物は、文献記載の方法(特開
昭63-41469号公報)に従って製造することができる(例
えば適宜置換されたアミノアセトニトリルとアジ化ナト
リウムとの反応による)。一方、N-置換テトラゾール(X
X)は、例えば反応工程3に示される方法で製造できる。
文献記載の方法(菅野ら、Chem.Pharm.Bull., 39, 109
9, 1991年)に従って製造したテトラゾール酢酸(XVI)
(式中、R15 は通常のカルボン酸保護基を表し、R16はR
4について定義したものから水素原子を除いたものを表
す)をヒドラジンと無溶媒あるいは溶媒(例えばエタノ
ール)中縮合し、ヒドラジド(XVII)となす。次いで、こ
の化合物を塩酸水溶液に溶解し、冷却下に亜硝酸ナトリ
ウムで処理し、得られるアシルアジド(XVIII)を有機溶
媒(例えばトルエン)中加熱してイソシアン酸エステル
(XIX)とした後、アルカリ(例えば水酸化ナトリウム)
と反応させ、酸性にすると目的とする式(XX)で表される
化合物を得ることができる。
【0090】
【化44】
【0091】なお、各反応における反応生成物は、通常
の精製方法、例えば真空ポンプを用いた蒸留、シリカゲ
ルを用いたカラムクロマトグラフィー、再結晶、高速液
体クロマトグラフィー等の方法あるいはこれらを組み合
わせて精製を行うことができる。
【0092】
【実施例】以下に、本発明を更に実施例により説明する
が、本発明はこれにより限定されるものではない。
【0093】[参考例] 2-ヨードメチル-3-フェノキシ
-1-プロペン 2-クロロメチル-3-フェノキシ-1-プロペン 29.7 g を
メチル エチル ケトン 150 ml に溶解した溶液に、ヨ
ウ化ナトリウム 26.8 g を加え、2時間30分加熱還流し
た。反応液を濃縮し、残渣にエーテルを加え、水洗後、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去する
と、褐色油状の標記の化合物 45.4 g を得た。
【0094】1H-NMR(CDCl3, 90 MHz) δ: 4.05(2H, s), 4.69(2H, s), 5.32(1H, s), 5.48(1H,
s),6.8 - 7.0(3H, m), 7.2 - 7.4(2H, m).
【0095】[実施例1] (4S)-3-[3-(p-ビフェニル)
プロピオニル]-4-(1-メチルエチル)-2-オキサゾリジノ
ン 3-(p-ビフェニル)プロピオン酸 15g をチオニルクロラ
イド 100 ml に溶解して、2時間加熱還流した。溶媒を
留去後、酸クロライドを褐色結晶として得、これをその
まま次の反応に用いた。(4S)-4-(1-メチルエチル)-2-オ
キサゾリジノン8.56 g をテトラヒドロフラン 200 ml
に溶解し、-78 ℃に冷却した後 n-ブチルリチウム(1.6M
溶液) 48 ml を加え、1時間撹拌後、前述の酸クロライ
ドのテトラヒドロフラン溶液を加え、更に2時間撹拌を
続け、温度を 0℃まで戻した。反応液に1N炭酸カリウム
水溶液を加え、クロロホルムで抽出し、無水硫酸マグネ
シウムにて乾燥後、溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒; 酢酸エチル: n
-ヘキサン = 1:4) にて精製し、目的物を含む分画を減
圧濃縮することにより標記の化合物を 融点 103-104℃
の白色結晶として19.4 g 得た。 [α]D + 53.7 (c = 1.0, クロロホルム).
【0096】1H-NMR(CDCl3, 400 MHz)δ: 0.84(3H, d, J = 6.8 Hz), 0.91(3H, d, J = 6.8 Hz),
2.36(1H, m),3.05(2H, m), 3.2 - 3.4(2H, m), 4.2
(2H, m), 4.5(1H, m),7.2 - 7.7(9H, m).
【0097】[実施例2] (4S)-3-[(2S)-2-(p-ビフェ
ニルメチル)-4-フェノキシメチル-4-ペンテノイル]-4-
(1-メチルエチル)-2-オキサゾリジノン ジイソプロピルアミン 1.27 g をテトラヒドロフラン 3
0 ml に溶解し、-78℃に冷却した後、n-ブチルリチウム
(1.6M ヘキサン溶液) 7.6 ml を加え30分撹拌した。同
温度で (4S)-3-[3-(p-ビフェニル)プロピオニル]-4-(1-
メチルエチル)-2-オキサゾリジノン 2.82 g のテトラヒ
ドロフラン溶液を滴下して1 時間撹拌し、2ークロロメチ
ルー3ーヨードー1ープロペン 2.75 g を加えた後、-20℃か
ら-15℃へと徐々に温度を上げながら3時間撹拌を続け
た。反応液に10%塩化アンモニウム水溶液を加え、クロ
ロホルムで抽出し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、
溶媒を減圧留去し、残留物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒; 酢酸エチル: n-ヘキサン = 1:5)
にて精製し、目的物を含む分画を減圧濃縮することに
より標記の化合物を無色油状物として 2.39 g 得た。
【0098】1H-NMR(CDCl3, 400 MHz)δ: 0.77(3H, d, J = 6.8 Hz), 0.84(3H, d, J = 6.8 Hz),
2.2(1H, m),2.40(1H, d.d, J = 4.9 and 14.4 Hz),
2.69(1H, d.d, J = 9.3 and14.6 Hz), 2.9(2H, m),
3.7(1H, t, J = 8.8 Hz,), 4.0(1H, m),4.1(1H, m),
4.49(1H, d, J = 13.2 Hz), 4.55(1H, d, J = 13.2 H
z),4.7(1H, m), 5.11(1H, s), 5.20(1H, s), 6.8 -
7.0(3H,m),7.2 - 7.7(11H, m).
【0099】[実施例3] ベンジル (2S)-2-(p-ビフ
ェニルメチル)-4-フェノキシメチル-4-ペンテノアート ベンジルアルコール 1.4 g をテトラヒドロフラン 30 m
l に溶解した溶液に-10℃で n-ブチルリチウム(1.6M ヘ
キサン溶液) 10 ml を加え20分撹拌し、ついで(4S)-3-
[(2S)-2-(p-ビフェニルメチル)-4-フェノキシメチル-4-
ペンテノイル]-4-(1-メチルエチル)-2-オキサゾリジノ
ン 3.2 g のテトラヒドロフラン溶液を加え、-5℃で一
晩撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加
え減圧下濃縮し、クロロホルムにて抽出し、無水硫酸マ
グネシウムにて乾燥後、溶媒を減圧留去し、残留物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー( 溶出溶媒; 酢酸エ
チル: n-ヘキサン= 1:10)にて精製し、目的物を含む分
画を減圧濃縮することにより標記の化合物を融点 52-54
℃の淡黄色針状結晶として 1.99 g 得た。 [α]D + 8.76 (c=1.78, クロロホルム).
【0100】1H-NMR(CDCl3, 400MHz) δ: 2.43(1H, d.d, J = 5.0 and 14.6 Hz), 2.56(1H, d.d,
J = 9.3 and14.6 Hz), 2.87(1H, d.d, J = 5.9 and 1
3.2 Hz), 2.9 - 3.1(2H, m),4.43(1H, d, J = 12.7 H
z), 4.48(1H, d, J = 12.2 Hz),4.97(1H, d, J = 12.2
Hz), 5.03(1H, d, J = 12.3 Hz), 5.04(1H, s),5.17
(1H, s), 6.8 - 7.6(19H, m).
【0101】[実施例4] ベンジル (2S,4RS)-2-(p-
ビフェニルメチル)-4-メトキシカルボニルー5-フェノキ
シバレラート ベンジル (2S)-2-(p-ビフェニルメチル)-4-フェノキシ
メチル-4-ペンテノアート2.0 g をテトラヒドロフラン
10 ml に溶解した溶液に、氷冷下 9-ボラビシクロ[3,3,
1] ノナン (9-BBN) 12.2 ml を加え、室温で3 時間30分
撹拌した。反応液に同温度で 3N 水酸化ナトリウム水溶
液 3 ml 、ついで 20 %過酸化水素水 3ml を加え、20分
撹拌後、クロロホルムにて抽出し、無水硫酸マグネシウ
ムにて乾燥した。溶媒を減圧留去することによりベンジ
ル(2S,4RS)-2-(p-ビフェニルメチル)-4-ヒドロキシメチ
ルー5-フェノキシバレラートを無色油状物として 1.33 g
を得た。この油状物はそのまま次の反応に用いた。
【0102】ベンジル (2S,4RS)-2-(p-ビフェニルメチ
ル)-4-ヒドロキシメチルー5-フェノキシバレラート 1.33
g 及び 4-ベンゾイルオキシ-2,2,6,6-テトラメチルピ
ペリジン-1-オキシル 0.01 g をアセトニトリル 15 ml
に溶解した溶液に 5%炭酸水素ナトリウム水溶液 15 ml
を加え、更に氷冷下に亜臭素酸ナトリウム 1.58 g を加
えた。反応液を室温で2 時間30分撹拌した後、10%酒石
酸水溶液 50 mlを加え、酢酸エチルにて抽出した。有機
層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾
燥後、溶媒を減圧留去すると、(2RS,4S)-4-ベンジルオ
キシカルボニルー5ー(p-ビフェニル)-2-(フェノキシメチ
ル) 吉草酸を淡黄色油状物として 1.4 g得た。この油状
物は精製せずに次の反応に用いた。
【0103】40%水酸化カリウム水溶液 7 ml とエーテ
ル 20 ml との混合物を5 ℃に冷却し、激しく撹拌しな
がら、N-メチル-N-ニトロソウレア 1.0 g を加え、約20
分撹拌した後、エーテル層を分離し、水酸化カリウムで
乾燥した。このジアゾメタンのエーテル溶液を(2RS,4S)
-4-ベンジルオキシカルボニルー5ー(p-ビフェニル)-2-(フ
ェノキシメチル) 吉草酸 1.4 g のエーテル溶液 100 ml
に加え、30分撹拌した後、酢酸を加え残存するジアゾ
メタンと反応させた。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。
溶媒を減圧留去し、残留物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒;酢酸エチル: n-ヘキサン=1:8)
にて精製し、目的物を含む分画を減圧濃縮することによ
り標記の化合物を無色油状物として 0.73 g 得た。
【0104】1H-NMR(CDCl3, 400 MHz)δ: 1.8 - 2.1(2H, m), 2.7 - 2.9(3H, m), 3.0(1H, m),
3.66 and 3.69(total 3H, each s), 3.9 - 4.1(2H,
m), 4.9 - 5.1(2H, m),6.6 - 6.8(3H,m), 7.1 - 7.7
(16H, m).
【0105】[実施例5] (2S,4RS)-2-(p-ビフェニル
メチル)-4-メトキシカルボニルー5-フェノキシ吉草酸 ベンジル (2S,4RS)-2-(p-ビフェニルメチル)-4-メトキ
シカルボニルー5-フェノキシバレラート 0.73 g をメタ
ノール 10 ml に溶解し、10%のパラジウムを担持した活
性炭触媒 0.09 g を加え、10気圧の水素圧下で 2時間撹
拌した。反応混合物をセライトを通して濾過し、濾液を
濃縮後、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフフィ
ー( 溶出溶媒;クロロホルム: メタノール=10:1)にて精
製し、目的物を含む分画を減圧濃縮することにより標記
の化合物を無色油状物として 0.38g 得た。
【0106】1H-NMR(CDCl3, 400 MHz)δ: 1.8 - 2.3(2H, m), 2.8 - 3.2(4H, m), 3.66 and 3.6
7(total 3H,each s), 3.9 - 4.2(2H, m), 6.7 - 7.0
(3H, m), 7.1 - 7.6(11H, m).
【0107】[実施例6] ベンジル (2S,4RS)-2-(p-
ビフェニルメチル)-4-エトキシカルボニルー5-フェノキ
シバレラート 実施例4と同様の方法によって、ベンジル (2S)-2-(p-
ビフェニルメチル)-4-フェノキシメチル-4-ペンテノア
ート 17 g から(2RS,4S)-4-ベンジルオキシカルボニルー
5ー(p-ビフェニル)-2-フェノキシメチル吉草酸 19 g を
得た後、これを塩化メチレン 100 ml に溶解した溶液
に、4-ピロリジノピリジン 510 mg 、エタノール 1.75
g およびジシクロヘキシルカルボジイミド 7.82 g を加
え、室温で3時間撹拌した。反応液の不溶物をグラスフ
ィルターを用いて濾過し、濾液を酢酸エチルで抽出し水
洗した後、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を
減圧留去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
フィー(溶出溶媒;酢酸エチル: n-キサン=1:7) にて精
製し、目的物を含む分画を減圧濃縮することにより標記
の化合物を淡黄色油状物として 7.15 g 得た。
【0108】1H-NMR(CDCl3, 400 MHz)δ: 1.18 and 1.26(total 3H, each t, J = 7.3 Hz), 1.8
- 2.2(2H, m),2.7 - 3.1(4H, m), 3.9 - 4.2(4H, m),
4.98 and 5.00 (total 1H,each d, J = 12.2 Hz), 5.
05 and 5.06(total 1H, each d,J = 12.2 Hz), 6.7 -
6.9(3H, m), 7.1 - 7.7(16H, m).
【0109】[実施例7] (2S,4RS)-2-(p-ビフェニル
メチル)-4-エトキシカルボニルー5-フェノキシ吉草酸 ベンジル (2S,4RS)-2-(p-ビフェニルメチル)-4-エトキ
シカルボニルー5-フェノキシバレラート 7.15 g をエタ
ノール 100 ml に溶解し、5 %のパラジウムを担持した
活性炭触媒 0.7 g を加え、10気圧の水素圧下で2 時間
撹拌した。反応混合物をセライトを通して濾過し、濾液
を濃縮後、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフフ
ィー(溶出溶媒;クロロホルム: メタノール=10:1)にて
精製し、目的物を含む分画を減圧濃縮することにより標
記の化合物を無色油状物として 2.64 g を得た。
【0110】1H-NMR(CDCl3, 400 MHz)δ: 1.19 and 1.22(total 3H, each t, J = 7.3 Hz), 1.9
- 2.0(2H, m),2.7 - 3.1(4H, m), 4.0 - 4.2(4H, m),
6.7 - 7.0(3H, m),7.2 - 7.6(16H, m).
【0111】[実施例8] N-[(2S,4RS)-2-(p-ビフェ
ニルメチル)-4-メトキシカルボニルー5-フェノキシバレ
リル] グリシン ベンジル エステル (2S,4RS)-2-(p-ビフェニルメチル)-4-メトキシカルボニ
ルー5-フェノキシ吉草酸 0.38 g を塩化メチレン 10 ml
に溶解した溶液に、グリシン ベンジルエステル p-ト
ルエンスルホン酸塩 0.31 g 、1-ヒドロキシベンゾトリ
アゾール0.125 g および N-メチルモルホリン 0.3 ml
を加えた。ついで、氷冷下 1-エチル-3-(3-ジメチルア
ミノプロピル) カルボジイミド塩酸塩 0.35 g を加え、
室温に戻し4 時間撹拌した。反応液を水洗し、2N塩酸、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液の順にで洗浄し、無水硫
酸マグネシウムにて乾燥した後、溶媒を減圧留去し、残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー( 溶出溶
媒;酢酸エチル: n-ヘキサン=1:3) にて精製し、目的物
を含む分画を減圧濃縮することにより標記の化合物を無
色油状物として 0.45 g 得た。
【0112】1H-NMR(CDCl3, 400 MHz)δ: 1.8 - 2.1(2H, m), 2.6(1H, m), 2.8(1H, m), 3.0(2
H, m),3.70 and 3.71(total 1H, each s), 3.8 - 4.2
(4H, m),5.12(2H, s), 5.95 and 6.07(total 1H, eac
h t, J = 5 Hz),6.8 - 7.0 (3H, m), 7.1 - 7.6(16H,
m).
【0113】[実施例9] N-[(2S)-2-(p-ビフェニル
メチル)-4-カルボキシー5-フェノキシバレリル]グリシン N-[(2S,4RS)-2-(p-ビフェニルメチル)-4-メトキシカル
ボニルー5-フェノキシバレリル] グリシン ベンジル
エステル 1.08 g を塩化メチレン 20 ml に溶解した溶
液に、塩化アルミニウム 1.04 g およびジメチルスルフ
ィド 5 ml を加え、室温で10時間撹拌した。反応液に1N
塩酸を加え、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸マグネシウ
ムにて乾燥した後、溶媒を減圧留去した。残留物を高速
液体クロマトグラフィー( カラム: センシューパック O
DS-5251-SH 20 φ× 250 mm ;溶媒: 55% アセトニト
リル;流速:4 ml/min)にて精製し、溶出時間 13分の分
画を減圧濃縮することにより標記の化合物(異性体A )
0.15 gを白色結晶として得た。また溶出時間 15.6分の
分画を減圧濃縮することにより、標記の化合物(異性体
B)0.46 g を白色結晶として得た。
【0114】異性体A: 融点 78-80℃, [α]D + 22.8
(c=1.0, メタノール).1 H-NMR(CD3OD, 400 MHz)δ: 1.9(2H, m), 2.7 - 3.0(4H, m), 3.72(1H, d.d, J =
17.6 and8.3 Hz), 3.90(1H, d.d, J = 17.6 and 7.8 H
z), 4.0 - 4.2(2H, m),6.8 - 7.0(3H, m), 7.1 - 7.6
(11H, m). 異性体B: 融点 84-86℃, [α]D + 26.7 (c=0.97,
メタノール).1 H-NMR(CD3OD, 400 MHz)δ: 1.95(2H, m), 2.8 - 3.0(4H, m), 3.75(1H, d, J = 1
7.6 Hz),3.89(1H, d, J = 17.6 Hz), 4.08(2H, m), 6.
8 - 7.0(3H, m),7.1 - 7.6(11H, m).
【0115】[実施例10] N-[(2S)-2-(p-ビフェニ
ルメチル)-4-メトキシカルボニルー5-フェノキシバレリ
ル]-L-アラニン ベンジル エステル 実施例8と同様の方法で(2S,4RS)-2-(p-ビフェニルメチ
ル)-4-メトキシカルボニルー5-フェノキシ吉草酸 1.0 g
と L-アラニン ベンジル エステル p-トルエンスルホ
ン酸塩 0.84 g を縮合させた後、生成物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン)
にて精製し、目的物を含む分画を減圧濃縮することによ
り、最初に溶出した分画から標記の化合物(異性体A)
を無色アメ状物として 0.22 g 得た。さらに後から溶出
した分画から粗製の異性体Bを無色アメ状物として 0.55
g 得た。 異性体A: [α]D +17.0 (c=1.0, 塩化メチレン).1 H-NMR(CDCl3, 400 MHz)δ: 1.37(3H, d, J = 6.9 Hz), 1.8 - 2.1(2H, m), 2.4 -
2.6(1H, m),2.73(1H, d,d, J = 13.7 and 6.3 Hz),
2.8 - 3.0(1H, m),3.00(1H, d,d, J = 13.7 and 7.3 H
z), 3.70(3H, s),3.9 - 4.2(2H, m), 4.54(1H, q, J
= 7.3 Hz), 5.03(1H, d,J = 12.2 Hz), 5.07(1H, d,
J = 12.7 Hz), 6.08(1H, d, J = 6.8 Hz),6.85(2H, d,
J = 8.8 Hz), 6.94(1H, t, J = 7.3 Hz),7.1 - 7.6(1
1H, m).
【0116】[実施例11] N-[(2S)-2-(p-ビフェニ
ルメチル)-4-カルボキシー5-フェノキシバレリル]ーL-ア
ラニン A) 実施例9と同様に N-[(2S)-2-(p-ビフェニルメチル)
-4-メトキシカルボニルー5-フェノキシバレリル]-L-アラ
ニン ベンジル エステル(異性体A) 0.22 gを反応さ
せた後、高速液体クロマトグラフィー( カラム: センシ
ューパック ODS-6251-SH 30 φ× 250 mm ;溶媒:58%ア
セトニトリル;流速:10 ml/min) にて精製し、溶出時間
29.2分の分画を減圧濃縮することにより標記の化合物
(異性体B)を白色泡状物として 0.13 g 得た。 [α]D +13.7 (c=0.97, メタノール).1 H-NMR(CD3OD, 400 MHz)δ: 1.36(2H, d, J = 7.3 Hz), 1.8 - 2.0(2H, m), 2.73
(1H, d,d,J = 12.7 and 7.3 Hz), 2.6 - 2.9(2H, m),
3.04(1H, d,d, J = 12.7and 6.3 Hz), 4.0 - 4.2(2H,
m), 4.35(1H, q, J = 7.3Hz),6.87(2H, d, J = 8.3 H
z), 6.90(1H, t, J = 8.3 Hz),7.1 - 7.6(11H, m).
【0117】B) 実施例9と同様の方法によって、N-[(2
S)-2-(p-ビフェニルメチル)-4-メトキシカルボニルー5-
フェノキシバレリル]-L-アラニン ベンジル エステル
(粗製の異性体B)0.55 g を反応させた後、高速液体ク
ロマトグラフィー( カラム:センシューパック ODS-6251
-SH 30 φ× 250 mm ;溶媒:58%アセトニトリル;流速:
10 ml/min) にて精製し、溶出時間28.3分の分画を減圧
濃縮することにより標記の化合物( 異性体A:B=3:1 ;異
性体比はNMRの積分比より計算した。)を白色泡状物
として 0.16 g 得た。
【0118】1H-NMR(CD3OD, 400 MHz)δ: 1.36(2H, d, J = 7.3 Hz), 1.8 - 2.0(5/4H, m),2.0 -
2.2(3/4H, m), 2.7 - 2.9(3H, m), 2.9 - 3.1(1H,
m),3.9 - 4.2(2H, m), 4.3 - 4.4(1H, m), 6.84(2H,
d, J = 8.3 Hz),6.90(1H, t, J = 8.1 Hz), 7.1 - 7.6
(11H, m).
【0119】[実施例12] N-[(2S,4RS)-2-(p-ビフ
ェニルメチル)-4-カルボキシー5-フェノキシバレリル]ーL
-メチオニン 実施例8と同様の方法で(2S,4RS)-2-(p-ビフェニルメチ
ル)-4-メトキシカルボニルー5-フェノキシ吉草酸 2.0 g
と L-メチオニン メチル エステル 塩酸塩0.96 g を
縮合させ、無色油状のN-[(2S,4RS)-2-(p-ビフェニルメ
チル)-4-メトキシカルボニルー5-フェノキシバレリル]-L
-メチオニン メチル エステル 2.60 g得た。
【0120】この化合物は、さらに実施例9で示された
方法で処理した後、高速液体クロマトグラフィー( カラ
ム: センシューパック ODS-6251-SH 30 φ× 250 mm ;
溶媒:58%アセトニトリル;流速:10 ml/min) にて精製
し、溶出時間37.6分の分画を減圧濃縮することにより標
記の化合物を白色泡状物として 0.71 g 得た。
【0121】1H-NMR(CD3OD, 400 MHz)δ: 1.8 - 2.2(4H, m), 2.01 and 2.02(total 3H, each
s),2.3 - 2.6(2H, m), 2.7 - 2.9(3H, m), 2.9 - 3.1
(1H, m),4.0 - 4.2(2H, m), 4.44 and 4.49(total 1H,
each d.d,J = 9.3 and 4.4 Hz), 6.8 - 7.0(3H, m),
7.1 - 7.6(11H, m).
【0122】[実施例13] N-[(2S,4RS)-2-(p-ビフ
ェニルメチル)-4-エトキシカルボニルー5-フェノキシバ
レリル] グリシン ベンジル エステル 実施例8と同様の方法によって、(2S,4RS)-2-(p-ビフェ
ニルメチル)-4-エトキシカルボニルー5-フェノキシ吉草
酸 2.64 g とグリシン ベンジル エステル p-トルエ
ンスルホン酸塩 2.06 g とを縮合させ、標記の化合物を
無色油状物として3.13 g 得た。
【0123】1H-NMR(CDCl3, 400 MHz)δ: 1.20 and 1.25(total 3H, each t, J = 7.3 Hz), 1.8
- 2.0(2H, m),2.5 - 3.1(4H, m), 3.8 - 4.3(6H, m),
5.12(2H, s),6.8 - 7.0(3H, m), 7.1 - 7.6(16H, m).
【0124】[実施例14] N-[(2S,4RS)-2-(p-ビフ
ェニルメチル)-4-エトキシカルボニルー5-フェノキシバ
レリル] グリシン N-[(2S,4RS)-2-(p-ビフェニルメチル)-4-エトキシカル
ボニルー5-フェノキシバレリル] グリシン ベンジル
エステル 3.13 g をメタノール 20 ml に溶解し、5 %
のパラジウムを担持した活性炭触媒 0.3 g を加え、10
気圧の水素圧下で2時間撹拌した。反応混合物をセライ
トを通して濾過し、濾液を濃縮後、残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフフィー( 溶出溶媒;クロロホル
ム: メタノール=10:1)にて精製し、目的物を含む分画を
減圧濃縮することにより標記の化合物を白色結晶として
1.69 g 得た。
【0125】1H-NMR(CDCl3, 400 MHz)δ: 1.2(3H, m), 1.5 - 1.9(2H, m), 2.5 - 3.0(4H, m),
3.8 - 4.2(6H, m), 6.8 - 7.0(3H, m), 7.1 - 7.6(11
H, m).
【0126】[実施例15] メチル (2RS,4S)-5ー(p-
ビフェニル)-4-[N-[1H-1-(p-メトキシベンジル)ー5ーテト
ラゾリル] メチル] カルバモイル-2-フェノキシメチル
バレラート 実施例8の方法によって、(2S,4RS)-2-(p-ビフェニルメ
チル)-4-メトキシカルボニルー5-フェノキシ吉草酸 0.5
g と 5-アミノメチルー1H-1-(p-メトキシベンジル) テト
ラゾール 塩酸塩 0.31 g とを縮合し、標記の化合物を
無色油状物として 0.55 g 得た。
【0127】1H-NMR(CDCL3, 400 MHz)δ: 1.8 - 2.2(2H, m), 2.6 - 3.0(4H, m), 3.65(3H, s),
3.77(3H, s),4.0 - 4.2(2H, m), 4.4 - 4.6(2H, m),
5.4(2H, s),6.8 - 7.6(18H, m).
【0128】[実施例16] メチル (2RS,4S)-5ー(p-
ビフェニル)-4-[N-[(5ーテトラゾリル)メチル]カルバモ
イル]-2-フェノキシメチルバレラート メチル (2RS,4S)-5ー(p-ビフェニル)-4-[N-[1H-1-(p-メ
トキシベンジル)ー5ーテトラゾリル]メチル] カルバモイ
ル-2-フェノキシメチルバレラート 0.53 g をトリフル
オロ酢酸 6 ml に溶解した溶液を60℃で2 時間撹拌した
後、溶媒を減圧下留去した。残留物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒;クロロホルム:メタノー
ル=10:1)にて精製し、目的物を含む分画を減圧濃縮する
ことにより標記の化合物を無色油状物として 0.43 g を
得た。
【0129】1H-NMR(CDCL3, 400 MHz)δ: 1.8 - 2.2(2H, m), 2.5 - 3.0(4H, m), 3.70(3H,s),
3.9 - 4.2(2H,m),4.4 - 4.7(2H, m), 6.6 - 7.6(14H,
m).
【0130】[実施例17] (2RS,4S)-5ー(p-ビフェニ
ル)-4-[N-[(5ーテトラゾリル)メチル]カルバモイル]-2-
フェノキシメチル吉草酸 メチル (2RS、4S)-5ー(p-ビフェニル)ー(4S)-4-[N-[(5ーテ
トラゾリル)メチル]カルバモイル]-2-フェノキシメチル
バレラート 0.43 g を塩化メチレン 5 ml に溶解した溶
液に、ジメチルスルフィド 2 ml および塩化アルミニウ
ム 0.6 g を加え12時間室温で撹拌した。反応液に1N塩
酸を加え、酢酸エチルで抽出し、無水硫酸マグネシウム
にて乾燥した後、溶媒を減圧留去した。残留物を高速液
体クロマトグラフィー( カラム: センシューパック ODS
-5251-SH 20 φ× 250 mm ;溶媒:55%アセトニトリル;
流速:4 ml/min)にて精製し、溶出時間14分の分画を減圧
濃縮することにより標記の化合物を白色結晶として 0.1
1 g を得た。
【0131】1H-NMR(CD3OD, 400 MHz)δ: 1.7 - 1.9(2H, m), 3.5 - 4.0(4H, m), 3.8 - 4.1(2
H, m),4.5(2H, m), 6.6 - 7.6(14H, m).
【0132】[実施例18] 2ー[1H-1ー(p-メトキシベ
ンジル)ー5ーテトラゾリル]アセトヒドラジド エチル 2ー[1H-1ー(p-メトキシベンジル)ー5ーテトラゾリ
ル]アセタート 2.5 gエタノール 15 ml に溶解した溶液
にヒドラジン一水和物 2.5 ml を加え、室温で 3日間
撹拌した。反応液から析出した結晶を濾取し、エタノー
ルから再結晶すると標記の化合物を融点 143-144℃の白
色リン片状晶として 1.68 g 得た。
【0133】1H-NMR(CDCl3, 400 MHz)δ: 1.60(1H, broad s), 3.73(2H, s), 3.80(3H, s), 3.
85(1H, broad s),5.60(2H, s), 6.89(2H, d, J = 8.8
Hz), 7.20(2H, d, J = 8.8 Hz),7.99(1H, broad s).
【0134】[実施例19] 5-イソシアナトメチルー1
H-1ー(p-メトキシベンジル)テトラゾール 2ー[1H-1ー(p-メトキシベンジル)ー5ーテトラゾリル]アセト
ヒドラジド 3.07 g を1N塩酸 20 ml に懸濁した溶液
に、氷ー塩で冷却下に亜硝酸ナトリウム 0.81 gの水溶
液 10 ml を滴下した。滴下終了後、20分間撹拌し、ト
ルエンと酢酸エチルの混合溶媒(混合比1:2)を加え、
さらに20分間撹拌を継続した。有機層を分離し、無水硫
酸マグネシウムにて乾燥後、溶媒を約1/3に減圧濃縮
し、2時間加熱還流した。反応液の溶媒を減圧留去する
と、標記の化合物を淡黄色油状物として3.2 g得た。
【0135】1H-NMR(CDCl3, 400 MHz)δ: 3.81(3H, s), 4.59(2H, s), 5.56(2H, s), 6.91(2H,
d, J = 8.8 Hz),7.20(2H, d, J = 8.8 Hz).
【0136】[実施例20] 5-アミノメチルー1H-1-(p
-メトキシベンジル)テトラゾール塩酸塩 水酸化ナトリウム 1.5 g の水溶液 15 ml に 5-イソシ
アナトメチルー1H-1ー(p-メトキシベンジル)テトラゾール
3.2 g を加え、さらにメタノール 10 mlを加えた後、5
0-60℃で1 時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、濃縮
液を濃塩酸で酸性にして30分撹拌した。ついで水酸化ナ
トリウム水溶液でアルカリ性にして、酢酸エチルで抽出
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去
し、残留物をエーテルに溶解し、10% 塩酸−メタノール
を加え、再度減圧下溶媒を留去した。残留物に酢酸エチ
ルを加え析出する結晶を濾取し、標記の化合物を融点 2
07-209℃の淡黄色プリズム晶として 1.29 g 得た。
【0137】1H-NMR(DMSO-d6, 400 MHz)δ: 3.74(3H, s), 4.48(2H, s), 5.67(2H, s), 6.95(2H,
d, J = 8.3 Hz),7.34(2H, d, J = 8.3 Hz).
【0138】[実施例21」 N-[(2S)-2-(p-ビフェニ
ルメチル)-4-エトキシカルボニル-5-フェノキシバレリ
ル]グリシン ベンジル エステル 実施例8と同様の方法で (2S,4RS)-2-(p-ビフェニルメ
チル)-4-エトキシカルボニル-5-フェノキシ吉草酸 1.72
g とグリシン ベンジル エステルP-トルエンスルホ
ン酸塩 1.35 g を縮合させた後、生成物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;塩化メチレン:
メタノール=100:2)にて生成し、目的物を含む分画を
減圧濃縮することにより、最初に溶出した分画から標記
の化合物(異性体A)を無色アメ状物として 0.61 gを、
さらに後から溶出した分画から標記の化合物(異性体
B)を無色アメ状物として 0.53 g 得た。
【0139】異性体A:1 H-NMR(CDCl3, 400 MHz)δ: 1.21(3H, t, J = 7.36 Hz), 1.8 - 2.1(2H, m), 2.
6(1H, m),2.77(1H, d.d, J = 13.7 and 6.3 Hz), 2.9
-3.1(2H, m),3.89(1H, d.d, J = 18 and 5 Hz), 4.0
(1H, m),4.0 - 4.3(4H, m), 5.13(2H, s), 6.13(1
H, t, J = 5 Hz),6.8 - 7.0(3H, m), 7.1 - 7.6(16H,
m).
【0140】異性体B:1 H-NMR(CDCl3, 400 MHz)δ: 1.25(3H, t, J = 7.3 Hz), 1.9(1H, m), 2.2(1H,
m),2.6(1H, m), 2.83(1H, d.d, J = 13.7 and 5.9 H
z),2.9 - 3.1(2H, m), 3.87(1H, d.d, J = 18.6 and
4.9 Hz),3.9 - 4.2(5H, m), 5.11(2H, s), 5.98(1
H, t, J = 5Hz),6.8 - 7.0(3H, m), 7.2 - 7.6(16H,
m).
【0141】[実施例22」 N-[(2S)-2-(p-ビフェニ
ルメチル)-4-エトキシカルボニル-5-フェノキシバレリ
ル]グリシン A) N-[(2S)-2-(P-ビフェニルメチル)-4-エトキシカル
ボニル-5-フェノキシバレリル]グリシン ベンジル
エステル(異性体A)0.71 g を酢酸エチル 10 mlに溶解
し、10 %のパラジウムを担持した活性炭触媒 0.1 g を
加え、常圧の水素存在下で15時間撹拌した。反応混合物
をセライトを通して濾過し、濾液を減圧濃縮することに
より標記の化合物(異性体A)を白色泡状物として 0.56
g 得た。 [α]D +12.6 (c=0.1, クロロホルム).1 H-NMR(CDCl3, 400 MHz)δ: 1.18(3H, t, J = 7.3 Hz), 1.8 - 2.1(2H, m), 2.7
(1H, m),2.76(1H, d.d, J = 13.7 and 6.4 Hz), 2.9
- 3.1(2H, m),3.86(1H, d.d, J = 18.5 and 4.8 Hz),
4.0 - 4.2(5H, m),6.28(1H, t, J = 5 Hz), 6.8 -
7.0(3H, m), 7.2 -7.6(16H, m).
【0142】B) 同様の方法でN-[(2S)-2-(P-ビフェニ
ルメチル)-4-エトキシカルボニル-5-フェノキシバレリ
ル]グリシン ベンジル エステル(異性体B)0.52 g
から標記の化合物(異性体B)を融点 155 - 156℃の白
色結晶として 0.38 g 得た。 [α]D +21.1 (c=0.1, クロロホルム).1 H-NMR(CDCl3, 400 MHz)δ: 1.23(3H, t, J = 7.3 Hz), 1.8 -2.0(1H, m), 2.1
- 2.3(1H, m) 2.6 - 2.7(1H, m), 2.82(1H, d.d, J = 13.6 and 5.8
Hz),2.9 - 3.1(2H, m), 3.85(1H, d.d, J = 18.6 an
d 4.9 Hz),3.97(1H, d.d, J = 18.6 and 5.4 Hz), 4.
0 - 4.2(4H, m),6.19(1H, t, J = 4.9 Hz), 6.8 - 7.
0(3H, m), 7.2 - 7.6(16H, m).
【0143】[実施例23] N-[(2S)-2-(p-ビフェニ
ルメチル)-4-メトキシカルボニル-5-フェノキシバレリ
ル]−β−アラニン ベンジル エステル 実施例8と同様の方法で (2S,4RS)-2-(p-ビフェニルメ
チル)-4-メトキシカルボニル-5-フェノキシ吉草酸 1.0
g とβ−アラニン ベンジル エステル P-トルエンス
ルホン酸塩 0.84 g を縮合させた後、生成物をシリカゲ
ル カラムクロマトグラフィー(溶出溶媒;塩化メチレ
ン:メタノール=200:1)にて精製し、目的物を含む分
画を減圧濃縮することにより、最初に溶出した分画から
標記の化合物(異性体A)を無色アメ状物として 0.46 g
を、さらに後から溶出した分画から標記の化合物(異性
体B)を無色アメ状物として 0.43 g 得た。
【0144】異性体A: [α]D +4.39 (c=1.0, 塩化メチレン).1 H-NMR(CDCl3, 400 MHz)δ: 1.9(1H, m), 2.06(1H, m), 2.3(1H, m), 2.3 -
2.5(2H, m),2.76(1H, d.d, J = 13.7 and 5.4 Hz),
2.8 - 2.9(1H, m),2.94(1H, d.d, J = 13.7 and 9.3 H
z), 3.3 - 3.4(1H, m),3.4 - 3.5(1H, m), 3.70(3H,
s), 4.03(1H, d.d, J = 9.3 and 5.4 Hz),4.12(1H,
d.d, J = 9.3 and 7.8 Hz), 4.85(1H, d, J = 12.2 H
z),5.03(1H, d, J = 12.7 Hz), 5.95(1H, t, J = 6.
3 Hz),6.86(2H, d, J = 7.8 Hz), 6.94(1H, t, J =
7.3 Hz),7.1 - 7.6(13H, m).
【0145】[実施例24] N-[(2S)-2-(p-ビフェニ
ルメチル)-4-カルボキシ-5-フェノキシバレリル]-β-ア
ラニン A) 実施例9と同様に N-[(2S)-2-(p-ビフェニルメチ
ル)-4-メトキシカルボニル-5-フェノキシバレリル]-β-
アラニン ベンジル エステル(異性体A) 0.42 gを反応
させた後得られた結晶をアセトニトリルから再結晶し、
標記の化合物(異性体B)を白色結晶として 0.13 g 得
た。 融点 110-112℃, [α]D + 29.0 (c=1.0, メタノー
ル).1 H-NMR(DMSO-d6, 400 MHz)δ: 1.6 - 1.9(2H, m), 2.2 - 2.4(2H, m), 2.5 - 2.7
(3H, m),2.86(1H, d.d, J = 12.7 and 6.3 Hz), 3.1
- 3.3(2H, m),4.01(2H, d, J = 5.9 Hz), 6.88(2H,
d, J = 8.3 Hz),6.92(1H, t, J = 7.3 Hz), 7.2 - 7.
7(11H, m),7.97(1H, t, J = 5.4 Hz).
【0146】B) 実施例9と同様の方法によって、 N-
[(2S)-2-(p-ビフェニルメチル)-4-メトキシカルボニル-
5-フェノキシバレリル]-β-アラニン ベンジル エス
テル(粗製の異性体B) 0.43 g を反応させた後、高速液
体クロマトグラフィー(カラム:センシューパック ODS
-6251-SH 30 φ × 250 mm; 溶媒:56 % アセトニロリ
ル;流速:10 ml/min)にて精製し、溶出時間 28.7 分の
分画を減圧濃縮することにより標記の化合物(異性体A)
を白色泡状物として 0.15 g 得た。 [α]D + 13.3 (c=1.0, メタノール).1 H-NMR(DMSO-d6, 400 MHz)δ: 1.66(1H, m), 1.92(1H, m), 2.1 - 2.3(2H, m),2.5
- 2.7(3H, m), 2.83(1H, d.d, J = 12.7 and 8.3 H
z),3.1 - 3.3(2H, m), 4.05(1H, d.d, J = 9.3 and
7.3 Hz),4.15(1H, d.d, J = 9.3 and 4.4 Hz), 6.87
(2H, d, J = 7.8 Hz),6.92(1H, t, J = 7.3 Hz), 7.2
- 7.7(11H, m),8.04(1H, t, J = 5.4 Hz).
【0147】[実施例25]中性エンドペプチダーゼ(E
C 3.4.24.11)に対する阻害活性の測定法 測定は、フロレンチンらの方法(フロレンチン(Florent
in) ら、Anal. Biochem., 141, 62, 1984年)に準拠し
行った。
【0148】SD系雄性ラット(300 - 350 g) をネンブタ
ール(40 mg/kg, i.p.)で麻酔後に腎臓を摘出し、腎臓の
重量の2倍(V/W) の冷却した 50 mM トリスー 塩酸(pH
7.4)緩衝液を加え、ポリトロン(KINEMATICA 社製) を用
いてホモジナイズした。
【0149】これを最終的に10倍量(V/W、腎重量の数値
の10倍、たとえば腎臓が 5 gであれば、50 ml であ
る。) になる様に上記緩衝液を加えて調整した。この様
にして調整した混合液を遠心(1000G、5 分、4℃)し、こ
れによって得られた上清をさらに遠心(60000G 、60分、
4℃)して沈渣を得た。この沈渣を 50 mM トリスー塩酸
(pH7.4)緩衝液で再び懸濁し、これを中性エンドペプチ
ダーゼ酵素源として用いた。
【0150】中性エンドペプチダーゼの合成基質(ダン
シルーD-アラニルーグリシルーp-ニトロフェニルアラニルー
グリシン)50 μM および被検化合物、そしてアンジオ
テンシン変換酵素およびアミノペプチダーゼの活性を抑
制するために各々の阻害剤(カプトプリル 0.5 μM 、
ピューロマイシン 0.5 μM)を添加し、37℃で15分間予
備インキュベートした後、前述した中性エンドペプチダ
ーゼ酵素源を加え、37℃で30分間インキュベートした。
反応は、100℃ で 5分間加熱して停止した。反応停止
後、50 mM トリスー 塩酸(pH 7.4)緩衝液を加え遠心(500
0G、30分、室温)し、その上清を蛍光光度計( λex : 35
5 nm 、λex : 538 nm)にて測定した。検体の効果は、
基質の加水分解を50% 抑制する濃度(IC50)として示す
ことができる。
【0151】中性エンドペプチダーゼに対する阻害活性
の対照として、阻害薬として知られているUK-69578(Da
nilewiczら, Biochem. Biophys. Res. Commun., 164,
58,1989年)も同様に測定した。
【0152】本発明化合物の測定結果を表1に示す。
【0153】
【表1】
【0154】
【発明の効果】本発明の化合物は、強力な中性エンドペ
プチダーゼ阻害活性を有する。したがって、本発明の化
合物およびその塩は心臓血管性疾患や腎疾患用薬として
期待される。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 (式中、R1は 1. 水素原子、 2. アルキル基、 3. アルキルチオアルキル基、 4. ヒドロキシアルキル基、 5. アミノアルキル基、 6. アルコキシアルキル基または 7. アリールオキシアルキル基を表し、 AおよびBは独立して 1. 水素原子、 2. ハロゲン原子または 3. アルキル基を表し、 Xは、 1. -COOHまたは 2. 基、 【化2】 を表し、R4は 1. 水素原子、 2. アルキル基または 3. アリールアルキル基を表し、 mは0、 1または2の整数を表す。)によって表される化合
    物、そのエステルまたはそれらの塩。
  2. 【請求項2】 式(II) 【化3】 [式中、Yは、 1. -COOR3 または 2. 基 【化4】 を表し、R1およびR4は上記定義通りであり、mは0、1また
    は2の整数を表し、R2およびR3は独立して 1. 水素原子、 2. アルキル基、 3. アリールアルキル基、 4. アリール基、 5. 基、 【化5】 (R5は水素原子、アルキル基またはアリール基を表し、
    R6はアルキル基、アルコキシ基、またはシクロアルキル
    基を表す。) 6. 基、 【化6】 7. 基、 【化7】 (R7はアルキル基を表す。) 8. 基、 【化8】 (R8はアルキル基を表し、nは1から4の整数を表す。) 9. 基、 【化9】 または 10. 基、 【化10】 (R9およびR10は独立して、水素原子またはアルキル基
    を表す。)を表す。]によって表される化合物またはそ
    の塩。
  3. 【請求項3】 式(III) 【化11】 [式中、R1は上記定義通りであり、mは0、1または2の整
    数を表し、R11およびR12は独立して 1. 水素原子、 2. アルキル基、 3. アリールアルキル基または 4. アリール基、 5. 基、 【化12】 (R5は水素原子、アルキル基またはアリール基を表し、
    R6はアルキル基、アルコキシ基またはシクロアルキルオ
    キシ基を表す。) 6. 基、 【化13】 7. 基、 【化14】 (R7はアルキル基を表す。) 8. 基、 【化15】 (R8はアルキル基を表し、nは1から4の整数を表す。) 9. 基、 【化16】 または 10. 基、 【化17】 (R9およびR10は独立して、水素原子またはアルキル基
    を表す。)]によって表される化合物またはその塩。
  4. 【請求項4】 N-[(2S)-2-(p-ビフェニルメチル)-4-カ
    ルボキシ-5-フェノキシバレリル]グリシン、そのモノ
    エステル、そのジエステルまたはそれらの塩。
  5. 【請求項5】 N-[(2S,4R)-2-(p-ビフェニルメチル)-4-
    カルボキシ-5-フェノキシバレリル]グリシン、そのモノ
    エステル、そのジエステルまたはそれらの塩。
  6. 【請求項6】 N-[(2S,4S)-2-(p-ビフェニルメチル)-4-
    カルボキシ-5-フェノキシバレリル]グリシン、そのモノ
    エステル、そのジエステルまたはそれらの塩。
  7. 【請求項7】 N-[(2S)-2-(p-ビフェニルメチル)-4-カ
    ルボキシ-5-フェノキシバレリル]-L-アラニン、そのモ
    ノエステル、そのジエステルまたはそれらの塩。
  8. 【請求項8】 N-[(2S)-2-(p-ビフェニルメチル)-4-エ
    トキシカルボニル-5-フェノキシバレリル]グリシンま
    たはその塩。
  9. 【請求項9】 N-[(2S,4R)-2-(p-ビフェニルメチル)-4-
    エトキシカルボニル-5-フェノキシバレリル]グリシン
    またはその塩。
  10. 【請求項10】 N-[(2S,4S)-2-(p-ビフェニルメチル)-
    4-エトキシカルボニル-5-フェノキシバレリル]グリシ
    ンまたはその塩。
JP30439993A 1993-12-03 1993-12-03 ビフェニルメチル置換バレリルアミド誘導体 Expired - Lifetime JP3576193B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30439993A JP3576193B2 (ja) 1993-12-03 1993-12-03 ビフェニルメチル置換バレリルアミド誘導体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30439993A JP3576193B2 (ja) 1993-12-03 1993-12-03 ビフェニルメチル置換バレリルアミド誘導体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07157459A true JPH07157459A (ja) 1995-06-20
JP3576193B2 JP3576193B2 (ja) 2004-10-13

Family

ID=17932551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30439993A Expired - Lifetime JP3576193B2 (ja) 1993-12-03 1993-12-03 ビフェニルメチル置換バレリルアミド誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3576193B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7045653B2 (en) 2002-12-23 2006-05-16 Pfizer, Inc. Pharmaceuticals
EP2340828A1 (en) 2005-11-09 2011-07-06 Novartis AG Pharmaceutical combinations of an angiotensin receptor antagonist and an nep inhibitor
US8222286B2 (en) 2009-11-20 2012-07-17 Novartis Ag Substituted carbamoylmethylamino acetic acid derivatives as novel NEP inhibitors
US8263629B2 (en) 2009-05-28 2012-09-11 Novartis Ag Substituted aminobutyric derivatives as neprilysin inhibitors
US8394853B2 (en) 2009-05-28 2013-03-12 Novartis Ag Substituted aminopropionic derivatives as neprilysin inhibitors
WO2014029848A1 (en) 2012-08-24 2014-02-27 Novartis Ag Nep inhibitors for treating diseases characterized by atrial enlargement or remodeling
JP2014508755A (ja) * 2011-02-17 2014-04-10 セラヴァンス, インコーポレーテッド ネプリライシン阻害剤としての置換アミノ酪酸誘導体
US9163040B2 (en) 2013-02-14 2015-10-20 Novartis Ag Substituted bisphenyl butanoic phosphonic acid derivatives as NEP inhibitors
WO2017033128A1 (en) 2015-08-25 2017-03-02 Novartis Ag Biphenyl-substitued 4-amino-butyric acid derivatives and their use in the synthesis of nep inhibitors
WO2017072636A1 (en) 2015-10-29 2017-05-04 Cadila Healthcare Limited Pharmaceutical synergistic combination

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7045653B2 (en) 2002-12-23 2006-05-16 Pfizer, Inc. Pharmaceuticals
EP2340828A1 (en) 2005-11-09 2011-07-06 Novartis AG Pharmaceutical combinations of an angiotensin receptor antagonist and an nep inhibitor
US11642329B2 (en) 2005-11-09 2023-05-09 Novartis Pharmaceuticals Corporation Amorphous solid form of compounds containing S—N-valeryl-N- {[2′-( 1 H-tetrazole-5-yl)-biphenyl-4-yl]-methyl}-valine and (2R,4S)-5-biphenyl-4-yl-4-(3-carboxy-propionylamino)-2-methyl-pentanoic acid ethyl ester moieties and sodium cations
US11096918B2 (en) 2005-11-09 2021-08-24 Novartis Pharmaceuticals Corporation Amorphous solid form of compounds containing S—N-valeryl-N-{[2′-(1H-tetrazole-5-yl)-biphenyl-4-yl]-methyl}-valine and (2R,4S)-5-biphenyl-4-yl-4-(3-carboxy-propionylamino)-2-methyl-pentanoic acid ethyl ester moieties and sodium cations
US9603819B2 (en) 2009-05-28 2017-03-28 Novartis Ag Substituted aminobutyric derivatives as neprilysin inhibitors
US8263629B2 (en) 2009-05-28 2012-09-11 Novartis Ag Substituted aminobutyric derivatives as neprilysin inhibitors
US8394853B2 (en) 2009-05-28 2013-03-12 Novartis Ag Substituted aminopropionic derivatives as neprilysin inhibitors
US9006249B2 (en) 2009-05-28 2015-04-14 Novartis Ag Substituted aminobutyric derivatives as neprilysin inhibitors
US8222286B2 (en) 2009-11-20 2012-07-17 Novartis Ag Substituted carbamoylmethylamino acetic acid derivatives as novel NEP inhibitors
US8377978B2 (en) 2009-11-20 2013-02-19 Novartis Ag Substituted carbamoylmethylamino acetic acid derivatives as novel NEP inhibitors
US8642635B2 (en) 2009-11-20 2014-02-04 Novartis Ag Substituted carbamoylmethylamino acetic acid derivatives as novel NEP inhibitors
US8877786B2 (en) 2009-11-20 2014-11-04 Novartis Ag Substituted carbamoylmethylamino acetic acid derivatives as novel NEP inhibitors
JP2014508755A (ja) * 2011-02-17 2014-04-10 セラヴァンス, インコーポレーテッド ネプリライシン阻害剤としての置換アミノ酪酸誘導体
EP3943084A1 (en) 2012-08-24 2022-01-26 Novartis AG Nep inhibitors for treating diseases characterized by atrial enlargement or remodeling
WO2014029848A1 (en) 2012-08-24 2014-02-27 Novartis Ag Nep inhibitors for treating diseases characterized by atrial enlargement or remodeling
US9480693B2 (en) 2013-02-14 2016-11-01 Novartis Ag Substituted bisphenyl butanoic phosphonic acid derivatives as NEP inhibitors
US9163040B2 (en) 2013-02-14 2015-10-20 Novartis Ag Substituted bisphenyl butanoic phosphonic acid derivatives as NEP inhibitors
WO2017033128A1 (en) 2015-08-25 2017-03-02 Novartis Ag Biphenyl-substitued 4-amino-butyric acid derivatives and their use in the synthesis of nep inhibitors
WO2017072636A1 (en) 2015-10-29 2017-05-04 Cadila Healthcare Limited Pharmaceutical synergistic combination

Also Published As

Publication number Publication date
JP3576193B2 (ja) 2004-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5414013A (en) Trifluoromethyl mercaptan and mercaptoacyl derivatives and method of using same
US5618844A (en) Hydroxamic acid and carboxylic acid derivatives, process for their preparation and use thereof
JP2871849B2 (ja) 化合物
EP0526348B1 (fr) Dérivés d'indoline portant une fonction amidique, leur préparation, les compositions pharmaceutiques en contenant
US4826870A (en) Pyrrolidineamide derivative of acylamino acid and pharmaceutical containing the same
MC2022A1 (fr) Derives d'acides amines
MC2077A1 (fr) Derives benzoiques et phenylacetiques,procedes pour leur preparation et compositions pharmaceutiques en contenant
JPH0764800B2 (ja) 新規ハイドロキサム酸
EP1009750B1 (fr) Nouveaux derives d'(alpha-aminophosphino)peptides, leur procede de preparation et leurs applications therapeutiques
FR2620121A1 (fr) ((pyrimidinyl-2)-aminoalkyl)-1 piperidines, leur preparation et leur application en therapeutique
CA2395186C (en) Procollagen c-proteinase inhibitors
JPH0820597A (ja) トロンビン阻害作用を有する複素環カルボニル化合物
JPH0471073B2 (ja)
US5198458A (en) Pyrrolidineamide derivatives of acylamino acid and pharmaceutical composition containing the same
JP3576193B2 (ja) ビフェニルメチル置換バレリルアミド誘導体
WO1994010157A1 (fr) Derive du styrene et sels de ce derive
EP1525193A2 (fr) Derives d'acylaminothiazole et leur utilisation comme inhibiteurs de beta-amyloide
WO1994015908A1 (fr) Derive de propionamide et son utilisation medicinale
JP2000510447A (ja) システインプロテアーゼ阻害剤としての6―置換アミノ―4―オキサ―1―アザビシクロ[3,2,0]ヘプタン―7―オン誘導体
FR2539128A1 (fr) Nouveaux derives de la 3-amino 2-oxoazetidine comportant en position 1 un radical heterocyclique azote, leur procede de preparation, leur application comme medicaments et les produits intermediaires necessaires a leur preparation
CZ280952B6 (cs) N-(alfa-substituovaný pyridinyl) karbonyldipeptidy, způsob jejich výroby a farmaceutické přípravky na jejich bázi
JPS6332073B2 (ja)
EP0053017A1 (en) Amide derivatives
EP1073664A1 (fr) Derives d'(alpha-aminophosphino) peptides et compositions les contenant
JPH11147873A (ja) 新規スルホンアミド誘導体及び医薬

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20040629

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040707

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080716

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080716

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090716

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090716

Year of fee payment: 5

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090716

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090716

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090716

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100716