JPH07159352A - 二次イオン質量分析方法 - Google Patents

二次イオン質量分析方法

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JPH07159352A
JPH07159352A JP5306910A JP30691093A JPH07159352A JP H07159352 A JPH07159352 A JP H07159352A JP 5306910 A JP5306910 A JP 5306910A JP 30691093 A JP30691093 A JP 30691093A JP H07159352 A JPH07159352 A JP H07159352A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ion
depth direction
shape groove
periphery
secondary ion
Prior art date
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Pending
Application number
JP5306910A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroji Tatemachi
寛児 立町
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP5306910A priority Critical patent/JPH07159352A/ja
Publication of JPH07159352A publication Critical patent/JPH07159352A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高分解能の元素プロファイルを得る。 【構成】深さ方向元素プロファイル測定領域に接してそ
の周辺に垂直U字型溝15を予め設け、一次イオンビー
ム11の周縁部が垂直U字型溝の領域と重なる状態で一
次イオンビームを深さ方向元素プロファイル測定領域に
照射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一次イオンを加速し
固体表面に照射し試料表面から放出される二次イオンを
質量分析する二次イオン質量分析法に係り、特にエッチ
ングクレーターのエッジ効果を防止する二次イオン質量
分析方法に関する。
【0002】
【従来の技術】二次イオン質量分析法(以下SIMSと
呼称する)を用いて深さ方向の元素分析を行う場合に
は、一次イオンにより固体表面を深さ方向にエッチング
しながら、エッチングクレータより発生する二次イオン
を質量分析することが行われる。この際一次イオンビー
ムの強度分布によりエッチングクレータのエッジはテー
パ状になる。
【0003】図3は従来の二次イオン質量分析方法の各
工程の分析試料を示す断面図で、図3(a)は一次イオ
ンが照射開始したときの分析試料を示す断面図、図3
(b)は分析試料のエッチングクレータを示す断面図で
ある。分析試料は基材上にB層とA層が積層される。一
次イオンビーム11の照射により二次イオンはエッチン
グクレータ中央部13とエッチングクレータエッジ部1
4とから発生して二次イオン発生領域12を形成する。
【0004】一次イオンを照射すると、このエッチング
クレータのエッジからも二次イオンが発生するがこのエ
ッジからの二次イオンは質量分析されるばかりでなく、
クレータの他の部分に再吸着され、これらは深さ方向の
元素分析の分解能を低下させる。分解能の低下を防止す
るために、深さ方向に一様にエッチングを行いエッチン
グ領域の中心部からの二次イオンのみを選んで計測する
ことが行われる。エッチング領域の中心部からの二次イ
オンのみを取り込む方法には、イオンビームを走査しな
がら、走査信号と同期させて一次イオンビームがエッチ
ング領域の中心部近傍を照射している期間のみ計測回路
のゲートを開き信号を取り込むようにする方法と写像型
の分析装置において制限視野絞りを用い、二次イオン像
の中心部のみの信号が質量分析計に導かれるようにする
方法がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしなから上述の方
法は、いずれの方法を用いてもエッジ部で発生した二次
イオンの再吸着は防止できないために、分解能の低下を
完全に防止することができないという問題があった。こ
の発明は上述の点に鑑みてなされ、その目的はエッチン
グクレータからテーパ部を除去することにより、テーパ
部からの二次イオンによる分解能低下を防止して、分解
能の高い深さ方向の元素プロファイル測定が可能な二次
イオン質量分析法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的はこの発明に
よれば、溝形成工程と、深さ方向元素プロファイル測定
工程を有し、溝形成工程は、深さ方向プロファイル測定
領域に接して測定領域の周辺に垂直U字型溝を形成する
工程であり、深さ方向元素プロファイル測定工程は、一
次イオンビームのうち一次イオン強度が最大強度の1/
eに等しくなる部分が、前記垂直U字型溝の領域と重な
る状態で一次イオンビームを深さ方向プロファイル測定
領域に照射する工程であるとすることにより達成され
る。
【0007】
【作用】エッチングクレータの周辺部は垂直U字型溝が
既に形成されており、一次イオンの周縁部(イオン強度
1/e相当部)がこの垂直U字型溝に重なるので、一次
イオンによるエッチングが進んでも、エッチングクレー
タのエッジにはテーパ部が発生せず垂直のままである。
【0008】さらに、エッジ部から発生する二次イオン
はクレータの底部にある基材の構成元素のみであり、積
層膜の構成元素とは異なるから基材の構成元素の再吸着
があっても分解能に影響しない。
【0009】
【実施例】図1はこの発明の実施例に係る二次イオン質
量分析方法につき各工程の分析試料を示し、図1(a)
は溝形成工程後の垂直U字型溝を示す断面図、図1
(b)は一次イオンによるエッチングクレータを示す断
面図である。深さ方向元素プロファイル測定領域に接す
る周辺部に収束イオンビーム加工装置を用いて垂直U字
型溝15が形成される。分析試料は基板上にB層とA層
が積層されている。一次イオンビーム11が試料に照射
される。この際一次イオンビーム11の周縁部は垂直U
字型溝に重なる状態に一次イオンビームが配置される。
一次イオンビーム11は垂直U字型溝の外周部を照射す
ることがなく、二次イオン発生領域12はエッチングク
レータ中央部13と垂直U字型溝15の底部に限定され
る。垂直U字型溝15の底部からの二次イオンはA層,
B層からの二次イオンと異なるので、いずれの元素プロ
ファイルに対しても誤差を与えることがない。
【0010】図2はこの発明の実施例にかかるB層元素
の二次イオン強度(特性線(ハ))につき,深さ方向
(あるいはスパッタ時間)依存性を従来のもの
((イ),(ロ))と対比して示す線図である。特性線
(イ)はエッチングクレータエッジ部が従来のテーパを
形成する場合で二次イオンの選択を行わない場合であ
る。この場合はテーパ部からのB層元素二次イオンは吸
着されないで質量分析されるもの、吸着後に質量分析さ
れるものの全てを含む。特性線(ロ)はテーパ部からの
B層元素が吸着後に質量分析される場合である。本発明
の実施例に係る特性線(ハ)はエッチングクレータ周辺
部にテーパ部を有しないので、エッチングクレータ周辺
部からのB層元素二次イオンの発生がなく、分解能に優
れる元素プロファイルが得られる。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、溝形成工程と、深さ
方向元素プロファイル測定工程を有し、溝形成工程は、
深さ方向プロファイル測定領域に接して測定領域の周辺
に垂直U字型溝を形成する工程であり、深さ方向元素プ
ロファイル測定工程は、一次イオンビームのうち一次イ
オン強度が最大強度の1/eに等しくなる部分が、前記
垂直U字型溝の領域と重なる状態で一次イオンビームを
深さ方向プロファイル測定領域に照射する工程であると
するので、一次イオンにより形成されるエッチングクレ
ータの周辺部からの妨害二次イオンの発生がなくなり、
高分解能の元素プロファイルを提供する二次イオン質量
分析方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係る二次イオン質量分析方
法の各工程の分析試料を示し、図1(a)は溝形成工程
後の垂直U字型溝を示す断面図、図1(b)は一次イオ
ンによるエッチングクレータを示す断面図
【図2】この発明の実施例に係るB層元素の二次イオン
強度(特性線(ハ))につき、深さ方向(あるいはスパ
ッタ時間)依存性を従来のもの((イ),(ロ))と対
比して示す線図
【図3】従来の二次イオン質量分析方法の各工程の分析
試料を示し、図3(a)は一次イオンが照射開始したと
きの分析試料を示す断面図、図3(b)は分析試料のエ
ッチングクレータを示す断面図
【符号の説明】
11 一次イオンビーム 12 二次イオン発生領域 13 エッチングクレータ中央部 14 エッチングクレータエッジ部 15 垂直U字型溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溝形成工程と、深さ方向プロファイル測定
    工程を有し、溝形成工程は、深さ方向元素プロファイル
    測定領域に接して測定領域の周辺に垂直U字型溝を形成
    する工程であり、深さ方向元素プロファイル測定工程
    は、一次イオンビームのうちイオン強度が最大強度の1
    /eに等しくなる部分が、前記垂直U字型溝の領域と重
    なる状態で一次イオンビームを深さ方向プロファイル測
    定領域に照射する工程であることを特徴とする二次イオ
    ン質量分析方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の二次イオン質量分析方法
    において、垂直U字型溝は収束イオンビーム加工装置を
    用いて形成されることを特徴とする二次イオン質量分析
    方法。
JP5306910A 1993-12-08 1993-12-08 二次イオン質量分析方法 Pending JPH07159352A (ja)

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JP5306910A JPH07159352A (ja) 1993-12-08 1993-12-08 二次イオン質量分析方法

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JP (1) JPH07159352A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016129152A1 (ja) * 2015-02-09 2016-08-18 株式会社東レリサーチセンター 分析方法およびそれを具備する分析装置
CN106990161A (zh) * 2017-03-02 2017-07-28 中国工程物理研究院电子工程研究所 一种提高多层结构二次离子质谱深度分辨率的系统和方法

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WO2016129152A1 (ja) * 2015-02-09 2016-08-18 株式会社東レリサーチセンター 分析方法およびそれを具備する分析装置
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