JPH07163418A - 棒状化粧料の受皿 - Google Patents
棒状化粧料の受皿Info
- Publication number
- JPH07163418A JPH07163418A JP5342212A JP34221293A JPH07163418A JP H07163418 A JPH07163418 A JP H07163418A JP 5342212 A JP5342212 A JP 5342212A JP 34221293 A JP34221293 A JP 34221293A JP H07163418 A JPH07163418 A JP H07163418A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer cylinder
- cosmetic material
- saucer
- stick
- cylinder
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】棒状化粧料の表面に表われる痕跡を減少させる
とともに、棒状化粧料を確実に保持できる受皿を提供す
る。 【構成】棒状化粧料の受皿5内に棒状化粧料の軸方向に
沿って芯材52を設けるようにした。
とともに、棒状化粧料を確実に保持できる受皿を提供す
る。 【構成】棒状化粧料の受皿5内に棒状化粧料の軸方向に
沿って芯材52を設けるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器内において棒状化
粧料を保持する受皿に関し、特に棒状化粧料の表面に表
われる痕跡を減少させるとともに、棒状化粧料を確実に
保持できるようにした受皿に関する。
粧料を保持する受皿に関し、特に棒状化粧料の表面に表
われる痕跡を減少させるとともに、棒状化粧料を確実に
保持できるようにした受皿に関する。
【0002】
【従来の技術】口紅などの棒状化粧料は、ケース内にお
いて、その一端が受皿で保持され、その受皿を昇降させ
ることによりケースから出し入れするようにしている。
棒状化粧料の成形時には、図9に示すように、受皿1に
成形型2が取り付けられ、受皿1の下方より溶融した化
粧料が受皿1の下端付近まで注入され、硬化後成形型2
が取り外される。
いて、その一端が受皿で保持され、その受皿を昇降させ
ることによりケースから出し入れするようにしている。
棒状化粧料の成形時には、図9に示すように、受皿1に
成形型2が取り付けられ、受皿1の下方より溶融した化
粧料が受皿1の下端付近まで注入され、硬化後成形型2
が取り外される。
【0003】図8は化粧料Bが硬化した状態を示す断面
図であるが、図からわかるように、化粧料Bは、硬化の
過程において、受皿1および成形型2の一部の面Fへ向
って図8の矢印で示すように収縮する。一方、面Fの対
面には隙間Sができる。そうすると、図9に示すよう
に、受皿1から成形型2にかけて帯状の付着面3が形成
され、この付着面3は成形型2を取り外した後も化粧料
の表面にすじ状の痕跡を残し商品の外観を損ねる原因と
なる。
図であるが、図からわかるように、化粧料Bは、硬化の
過程において、受皿1および成形型2の一部の面Fへ向
って図8の矢印で示すように収縮する。一方、面Fの対
面には隙間Sができる。そうすると、図9に示すよう
に、受皿1から成形型2にかけて帯状の付着面3が形成
され、この付着面3は成形型2を取り外した後も化粧料
の表面にすじ状の痕跡を残し商品の外観を損ねる原因と
なる。
【0004】ところで、棒状化粧料の受皿については、
従来より種々の改良が提案されており、たとえば、実公
昭61−24170号公報には、受皿の内周面に螺条、
内鍔、縦条を形成して棒状化粧料を確実に保持できるよ
うにした考案が開示されている。また、受皿の側壁に多
数の小孔を開けて受皿内外の棒状化粧料の冷却勾配を均
一にする考案(実公平1−36781号公報)、受皿に
内径差および斜状、縦状リブを設けて口紅の抜け、回転
を防止する考案(実公平5−13299号公報)なども
知られている。
従来より種々の改良が提案されており、たとえば、実公
昭61−24170号公報には、受皿の内周面に螺条、
内鍔、縦条を形成して棒状化粧料を確実に保持できるよ
うにした考案が開示されている。また、受皿の側壁に多
数の小孔を開けて受皿内外の棒状化粧料の冷却勾配を均
一にする考案(実公平1−36781号公報)、受皿に
内径差および斜状、縦状リブを設けて口紅の抜け、回転
を防止する考案(実公平5−13299号公報)なども
知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術においては、上述したような棒状化粧料の表面に表
われる痕跡について課題としてとりあげたものは無かっ
た。また、棒状化粧料を受皿に保持する構造にしてみて
も、従来提案されているものでは十分に保持性を確保で
きるものではなかった。本発明はこの点にかんがみてな
されたもので、上述したような棒状化粧料の表面に表わ
れる痕跡を減少させるとともに、棒状化粧料を確実に保
持できる受皿を提供することを課題とする。
技術においては、上述したような棒状化粧料の表面に表
われる痕跡について課題としてとりあげたものは無かっ
た。また、棒状化粧料を受皿に保持する構造にしてみて
も、従来提案されているものでは十分に保持性を確保で
きるものではなかった。本発明はこの点にかんがみてな
されたもので、上述したような棒状化粧料の表面に表わ
れる痕跡を減少させるとともに、棒状化粧料を確実に保
持できる受皿を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、棒状化粧料の受皿内に棒状化粧
料の軸方向に沿って芯材を設けるようにした。この芯材
は、材質、大きさは特に限定されず、また形状も筒状体
であってもよいし、棒状体であってもよい。またその数
は単数でも複数でもよい。要するに芯材は溶融化粧料が
硬化するときに核となるようなものであればよい。
に、本発明においては、棒状化粧料の受皿内に棒状化粧
料の軸方向に沿って芯材を設けるようにした。この芯材
は、材質、大きさは特に限定されず、また形状も筒状体
であってもよいし、棒状体であってもよい。またその数
は単数でも複数でもよい。要するに芯材は溶融化粧料が
硬化するときに核となるようなものであればよい。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を図を参照して説明す
る。図1は本実施例の受皿の平面図、図2は図1のA−
A断面図である。受皿5は、外筒51と、外筒51内に
配置される内筒52と、内筒52を外筒51内で支持す
る支持部53とから構成され、3者はたとえば樹脂製で
一体に成形されている。外筒51は、段差51aを有
し、これを境に上部と下部に分けられ、上部の内径は下
部の内径より僅かに大きくなっている。内筒52は、段
差51a付近に外筒51と軸方向を同じにして配置され
ている。支持部53は等間隔に3本設けられている。な
お、内筒52と外筒51は同心状に配置されているが、
それぞれの中心がずれて配置されていてもよい。
る。図1は本実施例の受皿の平面図、図2は図1のA−
A断面図である。受皿5は、外筒51と、外筒51内に
配置される内筒52と、内筒52を外筒51内で支持す
る支持部53とから構成され、3者はたとえば樹脂製で
一体に成形されている。外筒51は、段差51aを有
し、これを境に上部と下部に分けられ、上部の内径は下
部の内径より僅かに大きくなっている。内筒52は、段
差51a付近に外筒51と軸方向を同じにして配置され
ている。支持部53は等間隔に3本設けられている。な
お、内筒52と外筒51は同心状に配置されているが、
それぞれの中心がずれて配置されていてもよい。
【0008】さて、成形時においては、溶融した化粧料
は外筒51の図2の下端から注入され硬化される。この
とき内筒52は外筒51と同軸状に配置されているの
で、化粧料の注入は円滑に行われる。化粧料が硬化する
ときは、図3に矢印で示すように、内筒52が中心また
は核となってその方向へ収縮するので、化粧料Bは外筒
51に付着せず、外筒51との間には僅かな隙間Sがで
きる。そのため、硬化後の棒状化粧料に従来のような痕
跡(図9)はできない。また、できるとしても、図4に
示すように、成形型2の先の一部に極めて小さな痕跡K
ができるだけである。
は外筒51の図2の下端から注入され硬化される。この
とき内筒52は外筒51と同軸状に配置されているの
で、化粧料の注入は円滑に行われる。化粧料が硬化する
ときは、図3に矢印で示すように、内筒52が中心また
は核となってその方向へ収縮するので、化粧料Bは外筒
51に付着せず、外筒51との間には僅かな隙間Sがで
きる。そのため、硬化後の棒状化粧料に従来のような痕
跡(図9)はできない。また、できるとしても、図4に
示すように、成形型2の先の一部に極めて小さな痕跡K
ができるだけである。
【0009】次に、比較例として上記受皿から内筒5
2、支持部53を除去した受皿(但し外筒の内面に小さ
な突起を3個設けてある)を準備し、この比較例と上記
実施例に成形型2をセットし、下記処方および製法の棒
状化粧料の溶融物を充填硬化させ、成形性および成形物
の強度を評価した。
2、支持部53を除去した受皿(但し外筒の内面に小さ
な突起を3個設けてある)を準備し、この比較例と上記
実施例に成形型2をセットし、下記処方および製法の棒
状化粧料の溶融物を充填硬化させ、成形性および成形物
の強度を評価した。
【0010】(1)付着試験 成形型を受皿から取り外すときの荷重値(g)をオート
グラフにより測定した。表中、Rは最小値と最大値の差
を示す。
グラフにより測定した。表中、Rは最小値と最大値の差
を示す。
【0011】
【表1】
【0012】 試験棒状化粧料の処方および製法 (処方) 1.カルナウバワックス 9.0(重量%) 2.セレシン 12.0 3.ミツロウ 20.0 4.ラノリン 9.0 5.ヒマシ油 残 量 6.ステアリン酸ヘキサデシル 10.0 7.セチルアルコール 3.0 8.顔料 適 量 9.香料 適 量 (製法) A:上記1〜7を加熱溶解する。 B:Aに上記8,9を加えて3本ローラにて混練する。 C:Bを溶解して棒状化粧料の溶融物とする。
【0013】(2)外観試験 上記(1)の試験で成形型を外したサンプルについて専
門評価者の目視により外観試験を行った。判定基準は次
のとおりである。 ◎ 成形型への付着の痕跡がない ○ 成形型への付着の痕跡は見られるが問題とならない
程度 △ 成形型への付着の痕跡が残る × 成形型への付着の痕跡が著しく残る
門評価者の目視により外観試験を行った。判定基準は次
のとおりである。 ◎ 成形型への付着の痕跡がない ○ 成形型への付着の痕跡は見られるが問題とならない
程度 △ 成形型への付着の痕跡が残る × 成形型への付着の痕跡が著しく残る
【0013】
【表2】
【0014】上記(1)(2)より、実施例の受皿は、
棒状化粧料の成形型への付着が少ないため、取り外す際
の荷重値が低く離型性が良い。また外観評価においても
良好な結果が得られた。
棒状化粧料の成形型への付着が少ないため、取り外す際
の荷重値が低く離型性が良い。また外観評価においても
良好な結果が得られた。
【0015】(3)強度試験 上記(2)試験のサンプルを各5本ずつ35℃、50℃
の恒温槽に2時間セットした後、受皿から充填物を引き
抜くときの荷重値(g)をオートグラフにより測定し
た。
の恒温槽に2時間セットした後、受皿から充填物を引き
抜くときの荷重値(g)をオートグラフにより測定し
た。
【0016】
【表3】
【0017】上記結果より、どちらの温度においても実
施例の受皿の方が引き抜く際の荷重値は高く、棒状化粧
料が受皿に強固に保持されていることがわかった。
施例の受皿の方が引き抜く際の荷重値は高く、棒状化粧
料が受皿に強固に保持されていることがわかった。
【0018】以上本発明を上記実施例について説明した
が、本発明はそれに限定されることはなく、様々に変形
して実施することができる。図5は他の実施例の概略平
面図を示し、受皿内に配置される内筒の断面形状は、円
に限らず、六角形や四角形などの多角形であってもよ
い。また内筒は複数設けてもよく、その場合、内筒の中
にさらに径の小さい筒体を配置したり、筒体を複数本並
べて配置してもよい。また断面形状の異なる筒体を組み
合わせるようにしてもよい。
が、本発明はそれに限定されることはなく、様々に変形
して実施することができる。図5は他の実施例の概略平
面図を示し、受皿内に配置される内筒の断面形状は、円
に限らず、六角形や四角形などの多角形であってもよ
い。また内筒は複数設けてもよく、その場合、内筒の中
にさらに径の小さい筒体を配置したり、筒体を複数本並
べて配置してもよい。また断面形状の異なる筒体を組み
合わせるようにしてもよい。
【0019】図6はさらに別の実施例の概略縦断面図で
あり、筒体は円柱状に限らず、錐体状であってもよい
し、また円筒状の場合には内径に差があってもよい。さ
らに複数の筒体を上下に配置してもよいし、筒体の側面
に多数の小孔を形成するようにしてもよい。
あり、筒体は円柱状に限らず、錐体状であってもよい
し、また円筒状の場合には内径に差があってもよい。さ
らに複数の筒体を上下に配置してもよいし、筒体の側面
に多数の小孔を形成するようにしてもよい。
【0020】図7はさらに別の実施例の受皿の縦断面図
を示すもので、ここでは受皿内に筒状体ではなく棒状体
を設置した。棒状体は、角柱状、円柱状または錐体状な
どでもよい。さらに棒状体が異なる複数の径を有するよ
うにしてもよいし、その表面に凹凸を形成してもよい。
を示すもので、ここでは受皿内に筒状体ではなく棒状体
を設置した。棒状体は、角柱状、円柱状または錐体状な
どでもよい。さらに棒状体が異なる複数の径を有するよ
うにしてもよいし、その表面に凹凸を形成してもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受皿内に芯材を設けることにより、棒状化粧料が芯材を
中心に収縮硬化されるので、成形型への付着を減少させ
て化粧料表面の痕跡を減少させることができるととも
に、棒状化粧料の受皿からの離脱を確実に防ぐことがで
きる。
受皿内に芯材を設けることにより、棒状化粧料が芯材を
中心に収縮硬化されるので、成形型への付着を減少させ
て化粧料表面の痕跡を減少させることができるととも
に、棒状化粧料の受皿からの離脱を確実に防ぐことがで
きる。
【図1】本発明による棒状化粧料の受皿の一実施例の平
面図である。
面図である。
【図2】図1の受皿のA−A断面図である。
【図3】棒状化粧料が硬化した状態を示す断面図であ
る。
る。
【図4】棒状化粧料が硬化した状態を示す側面図であ
る。
る。
【図5】本発明の他の実施例を示す概略平面図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す概略断面図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す概略断面図である。
【図8】従来の棒状化粧料の硬化状態を示す断面図であ
る。
る。
【図9】従来の棒状化粧料の硬化状態を示す側面図であ
る。
る。
5 受皿 51 外筒 52 内筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 雅総 埼玉県狭山市富士見2−20−1 株式会社 コーセー狭山事業所内
Claims (4)
- 【請求項1】 容器内において棒状化粧料を保持する受
皿であって、受皿内に棒状化粧料の軸方向に沿って芯材
を設けたことを特徴とする棒状化粧料の受皿。 - 【請求項2】 前記芯材が筒状体である請求項1の受
皿。 - 【請求項3】 前記芯材が棒状体である請求項1の受
皿。 - 【請求項4】 前記芯材を複数設けた請求項1ないし3
のいずれか1項に記載の受皿。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34221293A JP3372333B2 (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 棒状化粧料の受皿 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34221293A JP3372333B2 (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 棒状化粧料の受皿 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07163418A true JPH07163418A (ja) | 1995-06-27 |
| JP3372333B2 JP3372333B2 (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=18351989
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34221293A Ceased JP3372333B2 (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 棒状化粧料の受皿 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3372333B2 (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6123913U (ja) * | 1984-07-20 | 1986-02-13 | 竹内工業株式会社 | 口紅等の収納容器 |
| JPS6210818U (ja) * | 1985-07-04 | 1987-01-23 | ||
| JPS6233714U (ja) * | 1985-08-14 | 1987-02-27 | ||
| JPH0349707U (ja) * | 1989-09-20 | 1991-05-15 |
-
1993
- 1993-12-15 JP JP34221293A patent/JP3372333B2/ja not_active Ceased
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6123913U (ja) * | 1984-07-20 | 1986-02-13 | 竹内工業株式会社 | 口紅等の収納容器 |
| JPS6210818U (ja) * | 1985-07-04 | 1987-01-23 | ||
| JPS6233714U (ja) * | 1985-08-14 | 1987-02-27 | ||
| JPH0349707U (ja) * | 1989-09-20 | 1991-05-15 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3372333B2 (ja) | 2003-02-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RVOP | Cancellation by post-grant opposition |