JPH07169038A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH07169038A
JPH07169038A JP31643193A JP31643193A JPH07169038A JP H07169038 A JPH07169038 A JP H07169038A JP 31643193 A JP31643193 A JP 31643193A JP 31643193 A JP31643193 A JP 31643193A JP H07169038 A JPH07169038 A JP H07169038A
Authority
JP
Japan
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monomer
parts
magnetic
binder
meth
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Pending
Application number
JP31643193A
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English (en)
Inventor
Masahiko Ichihana
征彦 一花
Yoshiyuki Yasuhara
喜之 安原
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Nissin Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nissin Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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    • G—PHYSICS
    • G11—INFORMATION STORAGE
    • G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/62—Record carriers characterised by the selection of the material
    • G11B5/68—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent
    • G11B5/70—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer
    • G11B5/702—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer characterised by the bonding agent
    • G11B5/7023—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer characterised by the bonding agent containing polyesters, polyethers, silicones, polyvinyl resins, polyacrylresins or epoxy resins

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 微細な磁性粉末に対して分散性が良好で、ポ
リウレタン樹脂との相溶性に優れ、塗工作業が容易な磁
性塗料を与える結合剤用樹脂を開発し、特性の優れた磁
性層をもつ磁気記録媒体を提供する。 【構成】 結合剤が全単量体中1〜30重量%のラジカル
重合性を有する含窒素単量体と1〜30重量%の窒素を含
まない親水性の極性基を有するラジカル重合性単量体と
1〜30重量%のホモポリマーの溶解パラメーターが 9.5
以上でかつ親水性の極性基を有しないラジカル重合性単
量体を含有する単量体混合物を共重合して得られるアク
リル系共重合体を主剤とすることを特徴とする磁気記録
媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープ、磁気カー
ド等の磁気記録媒体に関するものであり、特には強磁性
微粉末の分散性にもポリウレタン樹脂との相溶性にも優
れた性能を示す特殊な単量体を共重合して得られるアク
リル系共重合体を用いてなる改良された磁気記録媒体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気テープや磁気カード等の磁気記録媒
体は、一般にポリエステルフィルムなどの支持体表面に
磁性粉末と結合剤(合成樹脂)とからなる塗膜(磁性
層)を設けることによりつくられている。近年磁気記録
媒体の記録密度の向上やS/N、C/N比の改良要求に
伴って磁性粉末はより微細化、高抗磁力化してきている
ので、磁性粉末を均一に塗料中に分散させ平滑で充填度
の高い磁性層を形成させて磁気記録媒体としての性能の
向上を達成するためには結合剤の分散性能が決定的に重
要な要因となる。
【0003】このような強磁性粉末の素材は酸化鉄から
コバルトイオンを吸着もしくはドープした酸化鉄へと移
行しており、さらには鉄、ニッケル、コバルトのような
強磁性の金属あるいはこれらを含む合金が使用されるよ
うになってきた。一方、強磁性粉末の分散性向上を目的
とした合成樹脂結合剤としては、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル系共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、
アクリル系共重合体等が知られており、これら高分子に
-OH、-COOH、-SO3M、-OSO3M、-PO3M2、-OPO3M2、-N<、 -CON<
(ただし、Mは水素原子またはアルカリ金属)等の親水
性官能基を1つ以上併せもつことにより、磁性粉末の分
散に有利となることが先行技術に開示されている。
【0004】しかし、これらの良好とされる結合剤を選
んでも、高密度記録のために強磁性粉末の粒子サイズを
微細にすればするほど分散が困難になるし、また、通常
併用されるポリウレタン樹脂との相溶性が十分とはいえ
ず、分離、増粘、溶剤選択性等の不都合な現象を引き起
こしやすい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した従
来技術が有するような問題点がなく、微細な磁性粉末に
対して分散性が良好で、ポリウレタン樹脂との相溶性に
優れ、塗工作業が容易な磁性塗料を与える結合剤用樹脂
を開発し、特性の優れた磁性層をもつ磁気記録媒体を提
供するためになされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決したものであり、本発明は、非磁性支持体上に強磁性
微粉末を結合剤中に分散せしめた磁性層を設けてなる磁
気記録媒体において、該結合剤が全単量体中1〜30重量
%のラジカル重合性を有する含窒素単量体と1〜30重量
%の窒素を含まない親水性の極性基を有するラジカル重
合性単量体と1〜30重量%のホモポリマーの溶解パラメ
ーター(以後SP値と略す)が 9.5以上でかつ親水性の
極性基を有しないラジカル重合性単量体を含有する単量
体混合物を共重合して得られるアクリル系共重合体を主
剤とすることを特徴とする磁気記録媒体、を要旨とする
ものである。
【0007】すなわち、本発明者らは前記の課題を解決
するため鋭意検討の結果、含窒素単量体、親水性極性基
を有する単量体及び高SP値単量体を含有する単量体混
合物を共重合したアクリル系共重合体が結合剤用として
課題解決の可能性を有することを見出し、さらに各種単
量体の割合等について検討を加えて本発明を完成させ
た。なお、本願においてアクリル系とはメタクリル系を
含む総称である。
【0008】以下に本発明について詳しく説明する。本
発明で使用するアクリル系共重合体の製造に用いる単量
体のうち、ラジカル重合性を有する含窒素単量体の例と
しては、N−ビニル−2−ピロリドン、N−ビニルカル
バゾール、2−ビニル−4,6−ジアミノ−5−トリア
ジン、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン;(メ
タ)アクリルアミド、ダイアセトン(メタ)アクリルア
ミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド等の(メ
タ)アクリルアミド類;マレイミド、N−フェニルマレ
イミドなどがあげられる。この含窒素単量体は1種類の
み用いても2種類以上を併用してもよいが、その量が少
なすぎるとポリウレタン樹脂との相溶性が低下し、多過
ぎる場合には塗料粘度が高くなる。したがって、この含
窒素単量体は全単量体中の1〜30重量%とするが、好ま
しくは3〜20重量%である。なお、(メタ)アクリルは
アクリルとメタクリルの総称である。
【0009】窒素を含まない親水性の極性基を有するラ
ジカル重合性単量体の例としては、水酸基含有単量体、
カルボキシル基含有単量体、スルホン酸基含有単量体、
リン酸基含有単量体などがあげられる。水酸基含有単量
体の例では、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポリエチレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレン
グリコールポリプロピレングリコールモノ(メタ)アク
リレート、グリセロールモノ(メタ)アクリレート、3
−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシエチルビニルエーテル、ヒドロキシプロ
ピルビニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテ
ル、ヒドロキシエチルモノ(メタ)アリルエーテル、ヒ
ドロキシプロピルモノ(メタ)アリルエーテル、ヒドロ
キシブチルモノ(メタ)アリルエーテル、ジエチレング
リコールモノ(メタ)アリルエーテル、ジプロピレング
リコールモノ(メタ)アリルエーテル、グリセリンモノ
(メタ)アリルエーテル、3−クロロ−2−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アリルエーテル、ビニルアルコール、
(メタ)アリルアルコールなどがあげられる。なお、ビ
ニルアルコールについては酢酸ビニルを共重合し溶媒中
苛性アルカリによってケン化反応することにより導入で
きる。なお、(メタ)アリルはアリルとメタリルの総称
である。
【0010】カルボキシル基含有単量体の例では、アク
リル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸等の不
飽和カルボン酸;無水マレイン酸、無水イタコン酸等の
不飽和カルボン酸無水物及びこれら二塩基酸の半エステ
ルなどがあげられる。
【0011】スルホン酸基含有単量体の例では、 CH2=CHSO3M、 CH2=CHCH2SO3M、 CH2=CHC6H4SO3M、
【化1】 (ただし、Mは水素原子またはアルカリ金属、Rはアル
キル基を示す。)などがあげられる。
【0012】リン酸基含有単量体の例では、モノ[(メ
タ)アクリロイルオキシエチル]アシッドホスフェー
ト、モノ[(メタ)アクリロイルオキシプロピル]アシ
ッドホスフェート、モノ[(メタ)アクリロイルオキシ
ブチル]アシッドホスフェート、モノ[(メタ)アクリ
ロイルオキシエトキシエチル]アシッドホスフェート、
モノ[(メタ)アクリロイルオキシポリオキシエチレン
グリコール]アシッドホスフェート、(メタ)アクリロ
イルオキシエチルメチルアシッドホスフェート、(メ
タ)アクリロイルオキシエチルブチルアシッドホスフェ
ート、(メタ)アクリロイルオキシプロピルエチルアシ
ッドホスフェート、(メタ)アクリロイルオキシエトキ
シエチルメチルアシッドホスフェート、(メタ)アクリ
ロイルオキシポリオキシエチレングリコールブチルアシ
ッドホスフェート、ビニルアシッドホスフェート及びそ
れらのアルカリ金属塩などがあげられる。
【0013】この親水性の極性基を有するラジカル重合
性単量体は1種類のみ用いても2種類以上を併用しても
よいが、その量が少なすぎると分散性が低下し、多すぎ
る場合には塗料粘度が高くなる。したがって、この含極
性基単量体は全単量体中の1〜30重量%とするが、好ま
しくは5〜25重量%である。
【0014】また、スルホン酸基は上記したこの基を有
する単量体の共重合により導入する方法以外に、本発明
で使用するアクリル系共重合体の製造に際して、スルホ
ン酸基含有ラジカル重合開始剤を用いて単量体混合物を
共重合させる方法、スルホン酸基含有連鎖移動剤の存在
下に単量体混合物を共重合させる方法、さらに、共重合
後にアクリル系共重合体にスルホン酸基含有化合物を付
加させる方法によっても導入することができる。
【0015】この際用いられるスルホン酸基含有ラジカ
ル重合開始剤としては、例えば過硫酸アンモニウム、過
硫酸カリウム、過硫酸ナトリウムなどがあげられる。ス
ルホン酸基含有連鎖移動剤としては、2−クロロエタン
スルホン酸、2−クロロエタンスルホン酸ナトリウム、
4−クロロフェニルスルホキシド、4−クロロベンゼン
スルホンアミド、p−クロロベンゼンスルホン酸、p−
クロロベンゼンスルホン酸ナトリウム、2−ブロモエタ
ンスルホン酸ナトリウム、4−(ブロモメチル)ベンゼ
ンスルホン酸ナトリウムなどが例示されるが、2−クロ
ロエタンスルホン酸ナトリウム、p−クロロベンゼンス
ルホン酸ナトリウムが好ましいものである。これらの連
鎖移動剤の使用量は単量体の合計量に対し 0.1〜10重量
%とすればよいが、好ましくは 0.2〜5重量%である。
【0016】共重合後にアクリル系共重合体にスルホン
酸基含有化合物を付加させる方法としては、例えばアク
リル系共重合体に含まれる水酸基とCl-CH2CH2SO3M、Cl-S
O3Mなどの塩素を含むスルホン酸金属塩とをジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシドなどの極性有機溶剤
中でピリジン、ピコリン、トリエチルアミンなどのアミ
ン類、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイドなど
の脱塩酸剤の存在下に反応させる方法があげられる。
【0017】ホモポリマーのSP値(単位は [cal/cm3]
1/2 )が 9.5以上でかつ親水性の極性基を有しないラジ
カル重合性単量体の例としては、メチルアクリレート、
ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、フェ
ニルアクリレート、フェニルメタクリレート、2−フェ
ノキシエチルアクリレートなどがあげられる。この単量
体は1種類のみ用いても2種類以上を併用してもよい
が、その量が少なすぎるとポリウレタン樹脂との相溶性
が低下し、多すぎる場合には塗膜強度が弱くなる。した
がってこの単量体の量は全単量体中の1〜30重量%とす
るが、好ましくは5〜30重量%である。なお、SP値の
求め方には数種の方法があるが、本願では溶剤ハンドブ
ック第5刷(浅原他編、1984年講談社発行 92〜93頁)
に記載されている Smallの式及び定数を用いて計算した
値に準拠した。
【0018】本発明で使用するアクリル系共重合体は以
上に説明した各種単量体を含有する単量体混合物を用い
て共重合したアクリル系共重合体であるが、この単量体
混合物に使用される前述以外のアクリル系単量体として
は、メチルメタクリレート、エチル(メタ)アクリレー
ト、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)ア
クリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、ペンチ
ル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレー
ト、オクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシ
ル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレー
ト、ステアリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル
(メタ)アクリレートなどのアルキル(メタ)アクリレ
ート類;メトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキ
シエチル(メタ)アクリレートなどのアルコキシアルキ
ル(メタ)アクリレート類などがあげられる。
【0019】また、必要に応じて上述以外のラジカル重
合性単量体を共重合させることができる。このような単
量体の例としては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、
塩化ビニル、塩化ビニリデン、エチレン、プロピレン、
ブチレン、イソブチレン、ブタジエン;さらにメチルビ
ニルエーテル、エチルビニルエーテル、イソブチルビニ
ルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、2−エチルヘ
キシルビニルエーテル、n−オクチルビニルエーテル、
ラウリルビニルエーテル、セチルビニルエーテル、ステ
アリルビニルエーテルなどのアルキルビニルエーテル類
などがあげられる。これらの単量体は本発明の効果を損
わないかぎり、単量体全量の15重量%以下の範囲で使用
することができる。本発明で使用する単量体の種類と量
は、得られる共重合体のガラス転移温度及び塗膜の伸
び、強度、ヤング率等の物性を考慮して選定される。
【0020】以上に説明した各単量体の組み合せから構
成される共重合体は、分子量が低すぎると磁性塗膜がも
ろくなるなど物理的強度が低下し、また磁気テープ等の
耐久性も低下するし、逆に分子量が高すぎると所定濃度
における塗料粘度が高くなって作業性が悪くなり取扱が
困難となってくるので、その平均分子量は5,000 〜100,
000 であることが好ましく、より好ましくは10,000〜6
0,000の範囲である。分子量の調整にはn−ドデシルメ
ルカプタン、チオグリコール、トリクロルエチレンなど
の分子量調整剤を用いることもできる。
【0021】このような共重合体は、一般の溶液重合
法、沈殿重合法、懸濁重合法、乳化重合法などにより製
造することができる。共重合体の製造に際して使用され
る重合開始剤としては、過硫酸アンモニウム、過硫酸カ
リウム、過硫酸ナトリウムなどの過硫酸塩や過酸化水
素;ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、t−ブ
チルハイドロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイ
ド、キュメンハイドロパーオキサイド、ジブチルパーオ
キサイドなどの有機過酸化物系重合開始剤;アゾビスイ
ソブチロニトリル、アゾビスイソバレロニトリルなどの
窒素含有重合開始剤が例示され、これらを単独で使用す
るか、あるいはこれらと酸性亜硫酸ソーダ、ロンガリッ
ト、L−アスコルビン酸、糖類、アミン類などの還元剤
を併用して常法により重合を行うことができる。
【0022】溶液重合の場合、溶剤としては、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の
ケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエ
ステル類が例示され、沈殿重合の場合の溶剤としては、
メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコ
ール類;ヘキサン、ペンタン等の炭化水素類が例示され
る。
【0023】懸濁重合の場合の懸濁安定剤としては、ポ
リビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル部分ケン化物等の
ポリビニルアルコール系重合体;メチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース等のセルロース誘導体;ポリビニルピロリドン、ポ
リアクリルアミド、マレイン酸−スチレン共重合体、マ
レイン酸−メチルビニルエーテル共重合体等の合成高分
子;でんぷん、ゼラチン等の天然高分子などが例示され
る。
【0024】また、乳化重合の場合の乳化剤としては、
アルキルまたはアルキルアリル硫酸塩、アルキルまたは
アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホコ
ハク酸塩等のアニオン性乳化剤;ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンカルボン酸エステル等の
ノニオン性乳化剤などが例示される。
【0025】重合に際しては、以上に記した単量体、重
合開始剤、懸濁安定剤、乳化剤などを重合開始時に一括
して重合系に添加してもよいし、重合中に分割して添加
することもできる。乳化重合の場合には、重合後に公知
の塩析法に従い、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、硫
酸ナトリウムのような無機塩の水溶液を加えるか、水溶
性有機溶剤などを加えるなどして粒子を凝集させたの
ち、ろ過、水洗し乾燥すればよい。
【0026】磁性塗料製造時に上記共重合体を結合剤用
樹脂として使用する際、必要に応じ他の樹脂が等量以下
の量で併用されてもよく、この併用し得る樹脂としては
ポリウレタン樹脂、ニトロセルロース、ポリエステル樹
脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂、
アルキッド樹脂、ポリビニルブチラール樹脂等の重合体
または共重合体などの各種樹脂が例示される。これらの
うちではポリウレタン樹脂が好適である。
【0027】本発明に使用される強磁性微粉末として
は、γ-Fe2O3、 Fe3O4 及びこれらにコバルトイオンを吸
着またはドープしたもの、CrO2、 さらにFe、 Co、 Fe-Co、
Ni 等を含有させた金属または合金の針状微粒子などを
はじめ、その他の従来公知の各種磁性粉末が例示され
る。強磁性微粉末と結合剤樹脂との混合割合は、強磁性
微粉末 100重量部当り結合剤樹脂8〜50重量部とするこ
とが望ましい。
【0028】なお、強磁性微粉末と結合剤樹脂とを均一
に分散させるに当り、従来一般に使用されている潤滑
剤、研磨剤、帯電防止剤、分散助剤、防錆剤等を添加す
ること、さらに塗布媒体としてメチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、トルエン等
のほか各種の有機溶剤を使用することは従来と同様でよ
く、これらの点に特別の制限はない。また、乳化重合の
場合には前記した重合後の公知の塩析法をとることな
く、重合後の乳化分散液そのままへ磁性粉末を分散助剤
などと加え、混合分散して水性エマルジョン系磁性塗料
を調製する方法も可能である。
【0029】支持体としてはポリエステル、ポリオレフ
ィン、セルロースアセテート、ポリカーボネート等の合
成樹脂類、非磁性金属類、セラミック類などが使用さ
れ、形態はフィルム、テープ、シート、板状体等で使用
される。支持体上に磁性層を形成するための塗布手段と
しては公知の方法を用いればよく、適宜カレンダリング
処理等の平滑化処理を施すことにより、本発明の目的と
する高性能磁気記録媒体が得られる。
【0030】
【実施例】つぎに、結合剤樹脂の合成例および結合剤樹
脂を用いた具体的実施例ならびに比較例をあげるが、本
発明はこの実施例に限定されるものではない。なお例中
の部および%はそれぞれ重量部と重量%を示す。
【0031】合成例1(ポリマー1の合成) 攪拌機、コンデンサー、温度計および窒素ガス導入口を
備えた重合容器に、脱イオン水 365部、過硫酸カリウム
5部、炭酸ソーダ 1.6部を仕込み、窒素置換後70℃に昇
温した。一方、あらかじめ脱イオン水 400部、N−ビニ
ル−2−ピロリドン40部、アリル−2−ヒドロキシエチ
ルエーテル70部、スチレンスルホン酸ナトリウム20部、
ベンジルメタクリレート 110部、メチルメタクリレート
270部、ラウリル硫酸ナトリウム10部、n−ドデシルメ
ルカプタン 0.5部をホモミキサーで混合乳化したものを
上記重合容器中へ5時間を要して均一に滴下させ、さら
に70℃で2時間反応させ重合を完結した後、メタノール
500部、硫酸ナトリウム50部を添加しポリマーを析出さ
せた。析出したポリマーをメタノール5000部/回で2
回、次いで脱イオン水5000部/回で4回洗浄し、ろ過、
乾燥してポリマー1を得た。このポリマー中の窒素含有
量は 1.0%、水酸基含有量は 2.3%、スルホン酸(-SO3
Na)基含有量は 2.0%であり、その平均分子量は27,000
であった。なお、単量体の量比(%)を表1に示す。
【0032】合成例2〜4、9〜11(ポリマー2〜4、
9〜11の合成) 合成例1と同様にして表1に示される単量体の種類、量
比(%)で共重合し、同様の方法で塩析してポリマー2
〜4、9〜11を得た。
【0033】合成例5(ポリマー5の合成) 攪拌機、コンデンサー、温度計および窒素ガス導入口を
備えた耐圧重合容器に、窒素置換後、脱イオン水1300
部、ベンゾイルパーオキサイド1部、部分ケン化ポリビ
ニルアルコール5部、塩化ビニル70部を仕込み、窒素ガ
ス雰囲気下に攪拌しながら70℃に昇温した。一方、あら
かじめN−ビニル−2−ピロリドン40部、ヒドロキシプ
ロピルアクリレート90部、アクリル酸5部、ベンジルメ
タクリレート 105部、メチルメタクリレート 200部を混
合したものを上記重合容器中へ5時間を要して注入し、
さらに70℃で2時間反応させて重合を完結した後、脱イ
オン水5000部/回で2回洗浄し、ろ過、乾燥してポリマ
ー5を得た。このポリマー中の窒素含有量は 1.0%、水
酸基含有量は 2.2%、カルボキシル基含有量は 0.6%で
あり、その平均分子量は25,000であった。
【0034】合成例6(ポリマー6の合成) 合成例1において共重合単量体として2−ビニルピリジ
ン31部、ヒドロキシプロピルアクリレート31部、アリル
−2−ヒドロキシエチルエーテル51部、ベンジルメタク
リレート 107部、メチルメタクリレート 204部、ブチル
メタクリレート86部を用いた以外は、合成例1と同様な
操作を行いポリマーを得た。さらに、そのポリマー 300
部を、ジメチルホルムアミド1200部、Cl-CH2CH2SO3Na 1
0 部、ピリジン5部と共に攪拌機、コンデンサー、温度
計および窒素ガス導入口を備えた重合容器に入れ、90℃
で7時間加熱後室温まで冷却した。この溶液にメタノー
ル5000部を加えてポリマーを析出させ、析出ポリマーを
メタノール5000部/回で4回、次いで脱イオン水5000部
/回で2回洗浄し、ろ過、乾燥してポリマー6を得た。
このポリマー中の窒素含有量は 0.7%、水酸基含有量は
2.4%、スルホン酸基含有量は 1.1%であり、その平均
分子量は24,000であった。
【0035】合成例7(ポリマー7の合成) n−ドデシルメルカプタン 0.5部に代えて2−クロロエ
タンスルホン酸10部を使用し、表1に示される単量体の
種類、量比を用いたほかは合成例1と同様にして共重合
し、同様の方法で塩析してポリマー7を得た。このポリ
マー中の窒素含有量は 1.4%、水酸基含有量は 2.3%、
スルホン酸基含有量は 2.0%であり、その平均分子量は
20,000であった。
【0036】合成例8(ポリマー8の合成) 合成例1と同様の重合容器に、窒素置換後、メタノール
765部、2−ビニルピリジン30部、ヒドロキシプロピル
アクリレート30部、アリルヒドロキシエチルエーテル50
部、ビニルスルホン酸ナトリウム30部、ベンジルメタク
リレート 100部、メチルメタクリレート 190部、ブチル
メタクリレート80部、ジイソプロピルパーオキシジカー
ボネート5部を仕込み、攪拌しながら45℃に昇温し、20
時間反応させた後、メタノール5000部/回で3回、脱イ
オン水5000部/回で2回洗浄し、ろ過、乾燥してポリマ
ー8を得た。このポリマー中の窒素含有量は 0.8%、水
酸基含有量は 2.5%、スルホン酸基含有量は 4.8%であ
り、その平均分子量は18,000であった。合成例5〜8に
おける単量体の量比(%)を表1に示す。
【0037】合成例12(ポリマー12の合成) 合成例5と同様にして表1に示される単量体の種類、量
比(%)で共重合し、同様の方法で塩析してポリマー12
を得た。 合成例13(ポリマー13の合成) 合成例8と同様にして表1に示される単量体の種類、量
比(%)で共重合し、同様の方法で塩析してポリマー13
を得た。
【0038】
【表1】
【0039】実施例1〜8、比較例1〜5 A液 結合剤樹脂(ポリマー1〜13) 18部 金属磁性粉 100部 ポリウレタン樹脂[N-2304: 7部 日本ポリウレタン工業(株)製] カーボンブラック 5部 レシチン 2部 メチルエチルケトン 75部 シクロヘキサノン 75部 トルエン 75部 上記成分をラボミキサーで90分間混合し、さらにガラス
ビーズの入ったアイガーミルで3時間混練し塗料A液を
得た。
【0040】 B液 A液 355部 ポリイソシアネート[コロネートL: 5部 日本ポリウレタン工業(株)製] シクロヘキサノン 30部 上記成分をラボミキサーで90分間混合分散させ塗料B液
を得た。
【0041】ポリエステルフィルム上に上記塗料B液を
6μm厚に塗布し、磁場配向処理を行なって乾燥し、つ
いでスーパーカレンダーにて表面処理して磁気テープを
作った。上記のようにして得た塗料A液の粘度安定性、
磁気テープの塗膜特性および磁性特性を調べた。また、
結合剤樹脂(ポリマー1〜13)のポリウレタン樹脂との
相溶性を調べた。結果は表2に示すとおりであった。
【0042】
【表2】
【0043】なお、各特性の測定は下記のようにして行
なった。 a.塗料A液の粘度安定性 混練調整したA液の粘度をE型粘度計で測定(初期粘
度)し、残液を密栓下に25℃で48時間放置後再度粘度を
測定した。初期粘度を 100としたときの48時間後の粘度
の比率をもとに4段階で評価した。 ◎:粘度変化のほとんどないもの( 120%未満) ○:少し増粘( 120〜200 %) △:増粘大( 200%越) ×:ゲル化
【0044】b.光沢 グロスメーター(村上色彩技研製)によりカレンダー処
理前の60度反射率を標準ガラス板と比較した。 c.残留磁束密度(Br)および角型比 振動試料型磁力計(東栄工業製)を用いて測定した。
【0045】d.耐久性 作成した磁気テープを65℃、相対湿度90%の恒温恒湿室
で 168時間放置後、荷重 100gをかけ、研磨紙を貼りつ
けた回転ドラムに接触させて、 150rpmで1000回だけ
回転させ、磁性塗膜が研磨紙に付着した程度を目視によ
り4段階評価した。 ◎:研磨紙の汚れなし ○:ごく僅かに汚れあり △:汚れ少しあり ×:汚れ多い
【0046】e.走行性 耐久性評価と同じ方法で塗膜と回転ドラム間に発生する
力を、65℃、相対湿度80%の雰囲気でUゲージにより測
定し、走行抵抗が低い方から順に4段階評価した。 ◎:極低、○:低、△:中、×:高
【0047】f.ポリウレタン樹脂との相溶性 メチルエチルケトン/メチルイソブチルケトン/トルエ
ン=1/1/1(部)の混合溶剤を用いたポリマー1〜
13の各々の20%溶液 100部と各種のポリウレタン樹脂
の20%溶液 100部を混合し、スターラーで1時間攪拌後
ガラス板上に塗布乾燥させ、塗膜のツブの有無、くもり
度から相溶性を目視により4段階評価した。 ◎:優、○:良、△:可、×:不可
【0048】
【発明の効果】本発明により、新規に開発された結合剤
用樹脂を用いた、特性の優れた磁性層をもつ磁気記録媒
体が提供された。この新規に開発された結合剤用樹脂は
磁性粉に対し優れた分散性を示し、ポリウレタン樹脂と
の相溶性も改良され、得られた磁性塗料の粘度は塗布作
業に適したもので、粘度の経時変化も小さい。磁性粉の
分散性が向上し、ポリウレタン樹脂との相溶性が改良さ
れたことにより、塗膜表面の平滑性が良くなり、耐摩耗
性が向上し、磁気記録媒体の耐久性、走行性が優れたも
のとなった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性支持体上に強磁性微粉末を結合剤
    中に分散せしめた磁性層を設けてなる磁気記録媒体にお
    いて、該結合剤が全単量体中1〜30重量%のラジカル重
    合性を有する含窒素単量体と1〜30重量%の窒素を含ま
    ない親水性の極性基を有するラジカル重合性単量体と1
    〜30重量%のホモポリマーの溶解パラメーターが 9.5以
    上でかつ親水性の極性基を有しないラジカル重合性単量
    体を含有する単量体混合物を共重合して得られるアクリ
    ル系共重合体を主剤とすることを特徴とする磁気記録媒
    体。
  2. 【請求項2】 前記単量体混合物の共重合がスルホン酸
    基を有する連鎖移動剤の存在下に行われるものである請
    求項1に記載の磁気記録媒体。
JP31643193A 1993-12-16 1993-12-16 磁気記録媒体 Pending JPH07169038A (ja)

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