JPH11250444A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH11250444A
JPH11250444A JP6931598A JP6931598A JPH11250444A JP H11250444 A JPH11250444 A JP H11250444A JP 6931598 A JP6931598 A JP 6931598A JP 6931598 A JP6931598 A JP 6931598A JP H11250444 A JPH11250444 A JP H11250444A
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JP
Japan
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magnetic
recording medium
copolymer
unit
binder
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Pending
Application number
JP6931598A
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English (en)
Inventor
Yasuki Uchida
耕己 内田
Yoshiyuki Yasuhara
喜之 安原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nissin Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 非磁性支持体上に、強磁性微粉末が結合
剤中に分散された磁性塗料からなる磁性層が設けられた
磁気記録媒体であって、該結合剤が (1)アルキル(メタ)アクリレート単位 30〜50重量% (2)塩化ビニル単位 30〜55重量% (3)エポキシ基及びエチレン性不飽和二重結合を有する単量体単位 1〜20重量% (4)その他のラジカル重合性単量体単位 1〜20重量% を構成単位として含む共重合体を主成分とすることを特
徴とする磁気記録媒体。 【効果】 本発明の磁気記録媒体は、上記共重合体(バ
インダー樹脂)の強磁性微粉末に対する分散性能、熱安
定性、各種樹脂、特にポリウレタン樹脂との相溶性が良
好であり、このため磁性塗料の粘度を高速塗布作業に適
したものとしても、塗膜表面の平滑性がよく、かつ耐摩
耗性に優れ、しかも塗膜の物理特性が良好で耐久性、磁
気特性に優れた磁性層を有し、磁気テープ、磁気カー
ド、フロッピーディスク等として有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非磁性支持体上に
強磁性微粉末が結合剤中に分散された磁性塗料からなる
磁性層が設けられ、磁気テープ、磁気カード、フロッピ
ーディスク等として用いられる磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】磁気テ
ープ、磁気カード、フロッピーディスク等の磁気記録媒
体は、一般にポリエステルフィルムなどの支持体表面に
磁性粉末と結合剤(合成樹脂)とからなる塗膜(磁性
層)を設けることにより作られている。
【0003】近年、磁気記録媒体の記録密度の向上やS
/N比、C/N比の改良要求に伴って、磁性粉末はこれ
までより一層微粒子化され、また非常に大きな磁気モー
メントを有しているため粒子が互いに凝集し易くなって
いる。この結果、磁性粉末を均一に塗料中に分散させ平
滑で充填度の高い磁性層を形成させて磁気記録媒体とし
ての性能の向上を達成するためには、結合剤に用いるバ
インダー樹脂の分散性能が決定的に重要な要因となる。
また、更に磁気記録媒体の柔軟性や耐摩擦性を高めるた
めに、併用するポリウレタン樹脂との相溶性にも優れて
いることが不可欠の条件となっている。
【0004】一方、近年、強磁性粉末の素材は、酸化鉄
からコバルトイオンを吸着又はドープした酸化鉄へと移
行しており、更には鉄、ニッケル、コバルトのような強
磁性の金属やこれらを含む合金が使用されるようになっ
てきた。
【0005】このような強磁性粉末に対して、上記のよ
うな分散性向上を図る技術としては、例えばバインダー
樹脂に−OH,−COOH,−SO3M,−OSO3M,
−PO32,−OPO32,−N<,−CN(但し、M
は水素原子、NH4+又はアルカリ金属)等の親水性官能
基の導入が有利であることがColloid Poly
mer.Sci.2661014(1988)に提案さ
れている。
【0006】しかしながら、従来、結合剤に用いられる
バインダー樹脂としては塩化ビニル系樹脂が知られてい
るが、この塩化ビニル系樹脂に上記提案に記載されてい
る官能基を導入すると、強磁性粉末の分散には優れた結
果が得られるものの、磁気記録媒体としての十分な耐久
性が得られず、従って信頼性に欠けるものとなってしま
うという欠点があった。
【0007】また最近、生産性を向上させるため、磁気
塗料の粘度を下げた高速塗布に適したバインダー樹脂が
求められているが、上記塩化ビニル系樹脂の場合、塗料
粘度を下げるために通常の単量体を共重合させたり分子
量を下げたりすると、塗膜が柔らかくなり、耐久性が悪
くなるという問題もあった。
【0008】更に、結合剤に用いるバインダー樹脂とし
て、塩化ビニルを含まないアクリル系共重合体も知られ
ているが、このアクリル系共重合体は、耐久性や信頼性
にある程度優れた磁性層が得られるものの、相溶性が悪
いため限られた範囲のポリウレタン樹脂に対してしか使
用できないので、要求性能を十分満足する磁気記録媒体
を製造するのは難しいという欠点があった。
【0009】本発明は上記事情を改善するためになされ
たもので、微細な強磁性粉末に対する分散性が良好で熱
安定性に優れ、かつ併用するポリウレタン樹脂との相溶
性にも優れるバインダー樹脂(共重合体)を用いたこと
により、高速塗布にも適し、得られる磁性塗膜が耐久
性、耐摩耗性に優れた性能を示す磁気記録媒体を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、非磁性支持体上に強磁性微粉末を結合剤中に分散さ
せた磁性塗料からなる磁性層が設けられた磁気記録媒体
において、下記のアルキル(メタ)アクリレート単位、
塩化ビニル単位、エポキシ基及びエチレン性不飽和二重
結合を有する単量体単位及びその他のラジカル重合性単
量体単位を特定割合で含む共重合体をバインダー樹脂と
して使用した結合剤を用いた場合、この結合剤が微細な
強磁性粉末に対する分散性が良好である上、熱安定性に
優れ、かつ上記バインダー樹脂がポリウレタン樹脂等の
各種樹脂との相溶性に優れていることによって、磁気特
性、耐久性、耐摩耗性に優れ、しかも高速塗布に適する
ために粘度を下げても満足な特性を有する塗膜が得られ
ること、それ故、上記のような各種特性に優れた磁性層
を持ち、近年の要求特性を十分満足する高速塗布にも適
する磁気記録媒体が得られることを知見し、本発明をな
すに至った。
【0011】即ち、本発明は、非磁性支持体上に、強磁
性微粉末が結合剤中に分散された磁性塗料からなる磁性
層が設けられた磁気記録媒体であって、該結合剤が (1)アルキル(メタ)アクリレート単位 30〜50重量% (2)塩化ビニル単位 30〜55重量% (3)エポキシ基及びエチレン性不飽和二重結合を有する単量体単位 1〜20重量% (4)その他のラジカル重合性単量体単位 1〜20重量% を構成単位として含む共重合体を主成分とすることを特
徴とする磁気記録媒体を提供する。
【0012】以下、本発明について更に詳しく説明する
と、本発明の磁気記録媒体は、非磁性支持体上に強磁性
微粉末が結合剤中に分散された磁性塗料からなる磁性層
が設けられた磁気記録媒体であり、結合剤のバインダー
樹脂として上記(1)〜(4)の単位を構成単位として
含む共重合体を用いたものである。
【0013】この結合剤に使用する共重合体において、
(1)単位のアルキル(メタ)アクリレート単位として
は、炭素数1〜18のアルキル基を有するアルキル(メ
タ)アクリレート単位が好ましく、これに対応する単量
体としては、例えばメチル(メタ)アクリレート、エチ
ル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレー
ト、ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)
アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシ
ル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレー
ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリ
ル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレ
ート、シクロヘキシル(メタ)アクリレートなどが挙げ
られる。これらの単量体は1種類のみ用いても2種類以
上併用してもよい。なお、(メタ)アクリレートはアク
リレートとメタクリレートの総称である。
【0014】上記(1)のアルキル(メタ)アクリレー
ト単位の含有量は、共重合体全体の30〜50重量%、
好ましくは33〜46重量%とする。上記(1)単位の
含有量が30重量%より少ないと、塗膜の十分な平滑性
(光沢)や耐久性が得られない上、磁気塗料の粘度が高
くなってしまい、50重量%より多いとポリウレタン樹
脂との相溶性が悪くなる。
【0015】また、(2)単位の塩化ビニル単位の含有
割合は、共重合体全体の30〜55重量%、好ましくは
34〜50重量%とする。上記(2)単位の含有量が3
0重量%より少ないと、ポリウレタン樹脂等の合成樹脂
との相溶性が悪くなり、55重量%より多いと溶剤に対
する溶解性が低下し、磁気塗料の粘度が高くなって強磁
性微粉末に対する分散性が低下してしまう。
【0016】(3)単位のエポキシ基及びエチレン性不
飽和二重結合を有する単量体単位に対応する単位として
は、例えばグリシジル(メタ)アクリレート、アリルグ
リシジルエーテルなどを単量体とするものが挙げられ、
これらの単量体は1種類のみ用いても2種類以上を併用
してもよい。
【0017】上記(3)単位の含有量は、共重合体全体
の1〜20重量%、好ましくは3〜16重量%とする。
上記(3)単位の含有量が1重量%より少ないと塗膜の
熱安定性が悪くなって脱塩酸を起こし、装置を腐食させ
ることになり、20重量%より多いと重合反応を妨害し
て高重合度のものが得られなくなる。
【0018】(4)単位のその他のラジカル重合性単量
体単位に対応する単量体としては、例えば酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル、塩化ビニリデン、エチレン、プロ
ピレン、ブチレン、イソブチレン、ブタジエン等の上記
(2)及び(3)単位に対応する単量体以外の不飽和二
重結合を有する単量体、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、フェニル(メタ)アクリレート、アセトアセトキシ
エチル(メタ)アクリレート等の上記(1)単位に対応
するアルキル(メタ)アクリレート以外の(メタ)アク
リレート類、更にはメチルビニルエーテル、エチルビニ
ルエーテル、イソブチルビニルエーテル、n−ブチルビ
ニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、n
−オクチルビニルエーテル、ラウリルビニルエーテル、
セチルビニルエーテル、ステアリルビニルエーテル等の
アルキルビニルエーテル類などが挙げられる。これらの
中で(4)単位を導入するための好ましい単量体は、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニルである。
【0019】これらの単量体は1種類のみ用いても2種
類以上併用してもよいが、(4)単位の含有量は、共重
合体全体の1〜20重量%、好ましくは3〜18重量%
とする。(4)単位の含有量が1重量%より少ないと、
溶剤に対する溶解性が低下し、磁気塗料の粘度が高くな
って強磁性微粉末に対する分散性が低下したり、ポリウ
レタン樹脂との相溶性が悪くなり、20重量%より多い
と塗膜の十分な耐久性が得られなくなる。
【0020】上記(1)〜(4)単位の組み合わせから
構成される共重合体は、ランダムに形成されてもブロッ
クに形成されていてもよいが、その数平均分子量は5,
000〜100,000、特に10,000〜50,0
00の範囲であることが好ましい。数平均分子量が5,
000より低いと、磁性塗膜が脆くなるなどの物理的強
度が低下し、また磁気テープ等の耐久性も低下する場合
があり、逆に100,000を超えると所定濃度におけ
る塗料粘度が高くなって作業性が悪くなり、取り扱いが
困難になってくる場合がある。なお、分子量の調整には
n−ドデシルメルカプタン、チオグリコール、トリクロ
ロエチレンなどの分子量調整剤を用いることもできる。
【0021】上記したような本発明に係る共重合体は、
一般に溶液重合法、沈殿重合法、懸濁重合法、乳化重合
法などを採用して通常の方法で製造することができる。
【0022】ここで、上記共重合に際して使用される重
合開始剤としては、具体的に過硫酸アンモニウム、過硫
酸カリウム、過硫酸ナトリウムなどの過硫酸塩や過酸化
水素、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、t−
ブチルハイドロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサ
イド、キュメンハイドロパーオキサイド、ジブチルパー
オキサイドなどの有機過酸化物系重合開始剤、アゾビス
イソブチロニトリル、アゾビスイソバレロニトリルなど
の窒素含有重合開始剤が例示されるが、特に過硫酸アン
モニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウムなどの過
硫酸塩が好適である。これら重合開始剤は、単独で使用
してもよいが、これらと酸性亜硫酸ソーダ、ロンガリッ
ト、L−アスコルビン酸、糖類、アミン類などの還元剤
を併用して重合を行うこともできる。上記重合開始剤の
使用量は、使用する単量体の合計量100重量部に対し
て0.01〜4重量部が好ましい。
【0023】また、懸濁重合の際に使用される懸濁安定
剤としては、例えばポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビ
ニル部分ケン化物等のポリビニルアルコール系重合体、
メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリ
ビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、マレイン酸−
スチレン共重合体、マレイン酸−メチルビニルエーテル
共重合体等の合成高分子化合物、澱粉、ゼラチン等の天
然高分子化合物などが例示される。懸濁安定剤の使用量
は、共重合する単量体の合計量100重量部に対して
0.01〜1重量部が好ましい。
【0024】乳化重合法で使用する乳化剤としては、例
えばアルキル又はアルキルアリル硫酸塩、アルキル又は
アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホコ
ハク酸塩等のアニオン性乳化剤、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンカルボン酸エステル等の
ノニオン性乳化剤などが挙げられる。乳化剤の使用量
は、共重合する単量体の合計量100重量部に対して
0.5〜5重量部が好ましい。
【0025】本発明では、上記方法を用いて通常の条件
で重合反応を行うことができ、また、重合に際しては、
単量体、重合開始剤、懸濁安定剤、乳化剤などを重合開
始時に一括して重合系に添加して行うことができるが、
重合中に分割して添加することもできる。
【0026】また、上記(1)〜(4)の単量体を一度
に重合してもよいが、予め一部の単量体を共重合させた
後、残りの単量体を共重合させてもよく、具体的には予
め塩化ビニルを主成分とする一部の単量体を共重合させ
た後、この系で残りのアクリルを主成分とする単量体等
を共重合させたり、あるいは逆にアクリルを主成分とす
る単量体等を共重合させた後、この系で残りの塩化ビニ
ルを主成分とする単量体を共重合させることができる。
【0027】なお、乳化重合の場合には、重合後に公知
の塩析法に従い、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、硫
酸ナトリウム、硫酸カルシウム等の無機塩の水溶液を添
加するか、水溶性有機溶剤などを添加するなどして粒子
を凝集させた後、濾過、水洗し、乾燥することが好まし
い。
【0028】本発明においては、磁性塗料製造時の結合
剤のバインダー樹脂として上記したような(1)〜
(4)の単量体からなる共重合体を使用する。この結合
剤に用いる樹脂としては、上記共重合体のみからなるも
のでもよいが、上記共重合体に他の樹脂を併用したもの
であることが好ましい。
【0029】この場合、他の樹脂として具体的には、ポ
リウレタン樹脂、ニトロセルロース、ポリエステル樹
脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂、
アルキッド樹脂、ポリビニルブチラール樹脂等の重合体
やこれらの共重合体などの各種樹脂が例示されるが、特
にポリウレタン樹脂が好適である。
【0030】なお、上記結合剤中の(1)〜(4)の単
量体からなる共重合体の含有割合は、結合剤全体100
重量部に対して30〜70量部が好ましく、特には40
〜60重量部が好ましい。30重量部に満たないと強磁
性微粉末の分散が十分でないため磁気性能が良好でな
く、また相対的にポリウレタン樹脂等が多くなると塗膜
が軟らかくなり磁気ヘッドとの摩擦が大きくなるおそれ
があり、70重量部を超えると塗膜が硬くなり耐久性が
悪くなる場合がある。
【0031】本発明の磁気記録媒体は、非磁性支持体上
に、強磁性微粉末が上記(1)〜(4)の単位からなる
共重合体をバインダー樹脂とする結合剤中に分散された
磁性塗料で形成された磁性層を有するものである。
【0032】ここで、本発明の磁気記録媒体に使用され
る非磁性支持体としては、例えばポリエステル、ポリオ
レフィン、セルロースアセテート、ポリカーボネート等
の合成樹脂類、非磁性金属類、セラミック類などが挙げ
られる。その形態に特に制限はなく、フィルム、テー
プ、シート、板状体等各種の形態のものを使用すること
ができる。
【0033】また、強磁性微粉末としては、具体的にγ
−Fe23、Fe34やこれらにコバルトイオンを吸着
又はドープさせたもの、CrO2、更にはFe、Co、
Fe−Co、Ni等を含有させた金属又は合金の針状微
粒子などをはじめ、その他の従来公知の各種磁性粉末な
どが例示される。
【0034】強磁性微粉末と結合剤との混合割合は、強
磁性微粉末100重量部に対して結合剤を8〜50重量
部、特に13〜20重量部とすることが望ましい。
【0035】なお、強磁性微粉末と結合剤とは通常の方
法で混合して分散させることができるが、両成分を均一
に分散させるため、必要に応じて従来一般に使用されて
いる潤滑剤、研磨剤、帯電防止剤、分散助剤、防錆剤、
更には例えばメチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン、シクロヘキサノン、トルエン等の塗布媒体の他、
各種の有機溶剤などを本発明の効果を妨げない範囲で使
用することができる。
【0036】また、乳化重合法で共重合体を調製した場
合は、前記したように重合後に公知の塩析法を採用する
ことなく、重合後の乳化分散液に磁性粉末を分散助剤な
どと共に添加し、混合分散して水性エマルジョン系磁性
塗料を調製することも可能である。
【0037】上記支持体上に磁性層を形成する塗布手段
としては、公知の方法を採用することができ、適宜カレ
ンダリング処理等の平滑化処理を施すことにより、本発
明の目的とする高性能磁気記録媒体を得ることができ
る。
【0038】
【発明の効果】本発明の磁気記録媒体は、上記共重合体
(バインダー樹脂)の強磁性微粉末に対する分散性能、
熱安定性、各種樹脂、特にポリウレタン樹脂との相溶性
が良好であり、このため磁性塗料の粘度を高速塗布作業
に適したものとしても、塗膜表面の平滑性がよく、かつ
耐摩耗性に優れ、しかも塗膜の物理特性が良好で耐久
性、磁気特性に優れた磁性層を有し、磁気テープ、磁気
カード、フロッピーディスク等として有効である。
【0039】
【実施例】以下、合成例、実施例及び比較例を挙げて本
発明を具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限
されるものではない。なお、下記例中の部及び%はそれ
ぞれ重量部、重量%である。
【0040】また、各合成例における単量体単位の分析
は下記のようにして行った。 a.(メタ)アクリレート単位 重合後のスラリー又はエマルジョン中の未反応(メタ)
アクリレートの量をガスクロマトグラフィーで分析し、
これを仕込量から除いた値をもって重合量とし、共重合
体中の単位の値とした。 b.塩化ビニル単位 乾燥共重合体を白金触媒の存在下に燃焼させ、脱イオン
水に吸収された塩酸分を硝酸銀で中和滴定することによ
り求めた。 c.エポキシ基及びエチレン性不飽和二重結合含有単位 乾燥共重合体をアセトンに溶解し、一定量の塩酸を加
え、消費された塩酸分を中和滴定することにより求め
た。 d.酸酸ビニル、プロピオン酸ビニル単位(ラジカル重
合性単位) 乾燥共重合体をアセトンに溶解し、NaOH−メタノー
ル溶液を加えて70〜80℃で反応させ、消費されるN
aOH分を中和滴定することにより求めた。
【0041】[合成例1](ポリマー1の合成) 撹拌機、温度計及び窒素ガス導入口を備えた重合容器内
を窒素置換後、これに脱イオン水540部、塩化ビニル
150部、アリルグリシジルエーテル36部、酸酸ビニ
ル30部、過硫酸カリウム8部、ラウリル硫酸ソーダ
2.7部、炭酸ソーダ1部を仕込み、撹拌しながら56
℃に加温して反応を開始した。内圧がゲージ圧で1kg
/cm2に低下したところで未反応ガスを排気して冷却
し、エマルジョンを得た。
【0042】次に、撹拌機、温度計及び窒素ガス導入口
を備えた別の重合容器を窒素置換後、これに上記で得ら
れたエマルジョン760部とメチルメタクリレート14
6部、チオカルコール#20(花王社製、商品名)0.
7部、ノイゲンET−83(第一工業製薬社製、商品
名)2.7部を仕込み、撹拌しながら70℃に加温して
反応を開始した。8時間撹拌後冷却し、重合反応を完結
させた。
【0043】重合終了後、塩化カルシウム50部、熱脱
イオン水500部を添加して共重合体を析出させた。析
出した共重合体を脱イオン水1,000部/回で5回洗
浄−濾過操作を繰り返した後、乾燥したところ、共重合
体(ポリマー1)285部が得られた。このポリマーは
メチルメタクリレート単位44.2%、塩化ビニル単位
45.3%、アリルグリシジルエーテル単位5.3%、
酢酸ビニル単位5.2%であった。また、共重合体の数
平均分子量は32,000であった。
【0044】[合成例2](ポリマー2の合成) 撹拌機、温度計及び窒素ガス導入口を備えた重合容器内
を窒素置換後、これに脱イオン水1,000部、メチル
メタクリレート132部、塩化ビニル167部、アリル
グリシジルエーテル34部、酸酸ビニル29部、過硫酸
カリウム10部、ラウリル硫酸ソーダ4部、炭酸ソーダ
2部を仕込み、撹拌しながら70℃に加温して反応を開
始した。8時間撹拌後冷却し、重合反応を完結させた。
【0045】重合終了後、合成例1と同様の方法で塩
析、洗浄−濾過、乾燥させたところ、共重合体(ポリマ
ー2)310部が得られた。このポリマーはメチルメタ
クリレート単位39.6%、塩化ビニル単位50.4
%、アリルグリシジルエーテル単位4.8%、酢酸ビニ
ル単位5.2%であった。また、共重合体の数平均分子
量は28,000であった。
【0046】[合成例3](ポリマー3の合成) 撹拌機、温度計及び窒素ガス導入口を備えた重合容器中
を窒素置換後、これに脱イオン水600部、メチルメタ
クリレート130部、ブチルメタクリレート25部、チ
オカルコール#20(花王社製、商品名)0.8部、過
硫酸カリウム4部、ラウリル硫酸ソーダ2部、炭酸ソー
ダ1部を仕込み、撹拌しながら70℃に加温して反応を
開始した。8時間撹拌後冷却し、エマルジョンを得た。
【0047】次に、撹拌機、温度計及び窒素ガス導入口
を備えた別の重合容器を窒素置換後、これに上記で得ら
れたエマルジョン760部と塩化ビニル165部、アリ
ルグリシジルエーテル21部、プロピオン酸ビニル21
部、ノイゲンET−83(第一工業製薬社製、商品名)
2部を仕込み、撹拌しながら60℃に加温して反応を開
始した。5時間撹拌後冷却し、重合反応を完結させた。
【0048】重合終了後、合成例1と同様の方法で塩
析、洗浄−濾過、乾燥させたところ、共重合体(ポリマ
ー3)275部が得られた。このポリマーはメチルメタ
クリレート単位38.1%、ブチルメタクリレート単位
7.4%、塩化ビニル単位48.0%、アリルグリシジ
ルエーテル単位3.0%、プロピオン酸ビニル単位3.
5%であった。また、共重合体の数平均分子量は29,
000であった。
【0049】なお、上記合成例1〜3で使用した単量体
の種類及び量、得られた共重合体(ポリマー1〜3)の
組成等をそれぞれ表1、2に示す。
【0050】[合成例4,5,7,8](ポリマー4,
5,7,8の合成) 合成例1と同様にして表1に示される種類及び添加量の
単量体を共重合させ、同様の方法で塩析し、表2に示す
とおりの各組成の共重合体(ポリマー4,5,7,8)
を得た。
【0051】[合成例6,9,10](ポリマー6,
9,10の合成) 合成例2と同様にして表1に示される種類及び量の単量
体を共重合させ、同様の方法で塩析し、表2に示すとお
りの各組成の共重合体(ポリマー6,9,10)を得
た。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】[実施例1〜6、比較例1〜4]上記合成
例で得られた共重合体(ポリマー1〜10)のポリウレ
タン樹脂との相溶性及び熱安定性を調べた。次に、これ
らの共重合体を用いて下記方法で磁気テープを作製し、
その塗膜特性及び磁気特性を調べた。結果を表3に示
す。なお、各特性の測定は下記のようにして行った。 評価方法: a.ポリウレタン樹脂との相溶性 メチルエチルケトン/メチルイソブチルケトン/トルエ
ン=1/1/1(部)の混合溶剤を用いた各共重合体の
20%溶液100部と各種のポリウレタン樹脂50部を
混合し、スターラーで1時間撹拌後ガラス板上に塗布、
乾燥させ、塗膜のツブの有無、くもり度から相溶性を目
視により4段階評価した。 ◎:優、:良、△:可、×:不可 b.熱安定性 共重合体1部を15cc試験管に精秤し、その開口部を
コンゴーレッド試験紙を挟んだ脱脂綿で栓をして150
℃のオイルバス中に置き、発生する塩酸によってコンゴ
ーレッド試験紙が変色するまでの時間を測定した。 c.塗料粘度 混練調製した磁性塗料液の温度25℃の粘度をE型粘度
計で測定した。 d.光沢 グロスメーター(村上色彩技研社製)によりカレンダー
処理前の磁気テープの磁性塗料塗布面の60度反射率を
標準ガラス板と比較した。 e.角型比 振動試料型磁力計(東洋工業社製)を用いて測定した。 f.耐久性 作製した磁気テープを65℃、相対湿度90%の恒温恒
湿室で168時間放置後、荷重100gをかけ、研磨紙
を貼り付けた回転ドラムに接触させて、150rpmで
1,000回回転させ、磁気塗料が研磨紙に付着した程
度を目視により4段階評価した。 ◎:研磨紙の汚れなし ○:ごく僅かに汚れあり △:汚れ少しあり ×:汚れ多い g.走行性 耐久性評価と同じ方法で塗膜と回転ドラム間に発生する
力を65゜C、相対湿度80%の雰囲気でUゲージによ
り測定し、走行抵抗が低い方から順に4段階評価した。 ◎:極低、○:低、△:中、×:高 磁気テープの作製方法: (1)磁気塗料の調製 下記成分をラボミキサーで90分間混合し、更にガラス
ビーズの入ったサンドミルで3時間混練後、濾過して塗
料液を得た。 結合剤樹脂(ポリマー1〜10) 12部 磁性粉(比表面積50m2/gのメタル粉) 100部 ポリウレタン樹脂(商品名U−8300:東洋紡社製) 8部 メチルエチルケトン 90部 シクロヘキサノン 90部 トルエン 90部 (2)磁気テープの作製 厚さ15μmのポリエステルフィルム上に上記塗料液を
6μm厚に塗布し、磁場配向処理を行って乾燥させた
後、スーパーカレンダーにて表面処理し、磁気テープを
作った。
【0055】
【表3】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性支持体上に、強磁性微粉末が結合
    剤中に分散された磁性塗料からなる磁性層が設けられた
    磁気記録媒体であって、該結合剤が (1)アルキル(メタ)アクリレート単位 30〜50重量% (2)塩化ビニル単位 30〜55重量% (3)エポキシ基及びエチレン性不飽和二重結合を有する単量体単位 1〜20重量% (4)その他のラジカル重合性単量体単位 1〜20重量% を構成単位として含む共重合体を主成分とすることを特
    徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 上記共重合体の数平均分子量が5,00
    0〜100,000である請求項1記載の磁気記録媒
    体。
  3. 【請求項3】 結合剤が、上記共重合体とポリウレタン
    樹脂とを含有するものである請求項1又は2記載の磁気
    記録媒体。
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