JPH07220263A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH07220263A
JPH07220263A JP980394A JP980394A JPH07220263A JP H07220263 A JPH07220263 A JP H07220263A JP 980394 A JP980394 A JP 980394A JP 980394 A JP980394 A JP 980394A JP H07220263 A JPH07220263 A JP H07220263A
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magnetic
monomer
meth
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JP980394A
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English (en)
Inventor
Masahiko Ichihana
征彦 一花
Yoshiyuki Yasuhara
喜之 安原
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Nissin Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nissin Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 磁性粉末の分散が良く、磁気特性に優れ、耐
久性、耐摩耗性にも優れた磁性層をもつ磁気記録媒体を
提供する。 【構成】 磁性層を形成するための結合剤が、全単量体
中5〜30重量%のラジカル重合性を有するエーテル化合
物系単量体と1〜20重量%のカルボキシル基、スルホン
酸基及びリン酸基から選ばれた極性基を有するラジカル
重合性単量体の少なくとも一種を含有する単量体混合物
を共重合して得られるアクリル系共重合体を主剤とする
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープ、磁気カー
ド、フロッピーディスク等の磁気記録媒体に関するもの
であり、特には特殊な単量体を共重合して得られる耐久
性、耐摩耗性、耐熱性に優れた性能を示すアクリル系共
重合体を用いてなる改良された磁気記録媒体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】磁気テープ、磁気カード、フロッピーデ
ィスク等の磁気記録媒体は、一般にポリエステルフィル
ムなどの支持体表面に磁性粉末と結合剤(合成樹脂)と
からなる塗膜(磁性層)を設けることによりつくられて
いる。近年、微細化、高抗磁力化した酸化鉄またはコバ
ルトイオンを吸着もしくはドープした酸化鉄、さらには
鉄、ニッケル、コバルトのような金属あるいはこれらを
含む合金等の使用によって磁気記録媒体の記録密度の向
上が追求される一方で、磁性粉末の分散性や耐久性、耐
熱性等の塗膜特性などの改良も求められてきており、上
記性能を向上させるため結合剤の選択が重要な要因とな
ってきている。このような磁性粉末の分散性向上を目的
とした合成樹脂結合剤としては、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル系共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体等
が知られており、これら高分子に親水性官能基を併せも
つことにより、磁性粉末の分散に有利となることが先行
技術に開示されている。
【0003】しかし、これらの良好とされる結合剤を選
んでも、磁性粉末の分散は良好になるものの混練分散工
程で磁性粉末と結合剤に高い剪断力がかかり長時間過酷
な条件にさらされるため磁性粉末の特性が損われること
があり、また、結合剤からの分解生成物、特に塩化ビニ
ル系共重合体においては脱塩酸により生成した塩酸が磁
性粉末の劣化を引き起こしている。一方、上記結合剤を
用いて作られた磁気テープ、磁気カード、フロッピーデ
ィスク等の磁気記録媒体は、結合剤としての合成樹脂の
ガラス転移温度(Tg)が低いため耐久性、耐摩耗性が
劣り長時間の使用に耐えないという欠点をもっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した従
来技術が有するような問題点がなく、微細な磁性粉末に
対して分散性がよく混練工程での耐熱性も良好で脱塩酸
がなく、塗工作業が容易で、さらに得られる塗膜の耐久
性、耐摩耗性に優れた磁気塗料を与える結合剤用樹脂を
開発し、特性の優れた磁性層をもつ磁気記録媒体を提供
するためになされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
したものであり、本発明は、非磁性支持体上に強磁性微
粉末を結合剤中に分散せしめた磁性層を設けてなる磁気
記録媒体において、該結合剤が、ラジカル重合性を有す
るエーテル化合物系単量体5〜30重量%、カルボキシル
基、スルホン酸基及びリン酸基から選ばれた極性基を有
するラジカル重合性単量体の少なくとも一種1〜20重量
%及びアクリル系単量体50〜94重量%の割合で含有する
単量体混合物を共重合して得られるアクリル系共重合体
を主剤とすることを特徴とする磁気記録媒体、を要旨と
するものである。すなわち、本発明者らは前記の課題を
解決するため鋭意検討の結果、エーテル結合と、カルボ
キシル基、スルホン酸基及びリン酸基から選ばれた少な
くとも一種の極性基を有するアクリル系共重合体を主剤
に用いると、強磁性粉末の分散性が良くなり、さらに磁
性塗膜の耐久性、耐摩耗性、耐熱性が向上することを見
出して本発明に至った。本発明においてはアクリル系と
はメタクリル系を含む総称である。以下に本発明につい
て詳しく説明する。
【0006】本発明で使用するラジカル重合性を有する
エーテル化合物系単量体の例としてはアリル基、ビニル
基、(メタ)アクリル基等のエチレン性不飽和基を有す
る下記のものをあげることができる。 アリル−2−ヒドロキシエチルエーテル、アリル−2−
ヒドロキシプロピルエーテル、アリル−3−ヒドロキシ
プロピルエーテル、アリル−2−ヒドロキシブチルエー
テル、アリル−3−ヒドロキシブチルエーテル、アリル
−4−ヒドロキシブチルエーテル、アリル−6−ヒドロ
キシヘキシルエーテルなどのアルキレングリコールのモ
ノアリルエーテル類;ジエチレングリコールモノアリル
エーテル、ジプロピレングリコールモノアリルエーテル
などのポリオキシアルキレングリコールのモノアリルエ
ーテル類;グリセリンモノアリルエーテル、アリルグリ
シジルエーテル;メチルビニルエーテル、エチルビニル
エーテル、イソブチルビニルエーテル、n−ブチルビニ
ルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、n−
オクチルビニルエーテル、ラウリルビニルエーテル、セ
チルビニルエーテル、ステアリルビニルエーテルなどの
アルキルビニルエーテル類;ヒドロキシエチルビニルエ
ーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテルなどのヒドロ
キシアルキルビニルエーテル類;メトキシエチル(メ
タ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレー
トなどのアルコキシアルキル(メタ)アクリレート類;
ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポ
リプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレートなど
のポリオキシアルキレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート類;グリシジル(メタ)アクリレート、N−ブト
キシメチル(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチ
ル(メタ)アクリルアミド
【0007】この、エーテル化合物系単量体は1種類の
み用いても2種類以上併用してもよいが、その量が少な
すぎると分散性が低下し、多すぎる場合にも分散性が低
下するほか物理的強度も低下して耐久性が悪くなる。し
たがって、このエーテル化合物系単量体はエーテル化合
物系単量体、極性基含有単量体及びアクリル系単量体の
合計量中の5〜30重量%とするが、好ましくは7〜20重
量%である。
【0008】カルボキシル基含有単量体の例では、
【化1】 (式中、XおよびYは水素原子または1価炭化水素基を
示すが、少なくとも一方は水素原子である。)などがあ
げられる。
【0009】スルホン酸基含有単量体の例では、
【化2】
【化3】 (ただし、Mは水素原子またはアルカリ金属またはアン
モニウム塩、Rはアルキル基を示す。)などがあげられ
る。
【0010】リン酸基含有単量体の例では、モノ〔(メ
タ)アクリロイルオキシエチル〕アシッドホスフェー
ト、モノ〔(メタ)アクリロイルオキシプロピル〕アシ
ッドホスフェート、モノ〔(メタ)アクリロイルオキシ
ブチル〕アシッドホスフェート、モノ〔(メタ)アクリ
ロイルオキシエトキシエチル〕アシッドホスフェート、
モノ〔(メタ)アクリロイルオキシポリオキシエチレン
グリコール〕アシッドホスフェート、モノ〔(メタ)ア
クリロイルオキシプロポオキシプロピル〕アシッドホス
フェート、モノ〔(メタ)アクリロイルオキシポリオキ
シプロピレングリコール〕アシッドホスフェート、モノ
〔(メタ)アクリロイルオキシポリオキシブチレングリ
コール〕アシッドホスフェート、(メタ)アクリロイル
オキシエチルメチルアシッドホスフェート、(メタ)ア
クリロイルオキシエチルブチルアシッドホスフェート、
(メタ)アクリロイルオキシプロピルエチルアシッドホ
スフェート、(メタ)アクリロイルオキシエトキシエチ
ルメチルアシッドホスフェート、(メタ)アクリロイル
オキシポリオキシエチレングリコールブチルアシッドホ
スフェート、(メタ)アクリロイルオキシポリオキシプ
ロピレングリコールエチルアシッドホスフェート及びそ
れらのアルカリ金属塩及びアンモニウム塩などがあげら
れる。
【0011】これらのカルボキシル基、スルホン酸基、
リン酸基含有単量体は1種のみ用いても2種類以上を併
用してもよいが、その量が少なすぎると分散性が低下
し、多すぎる場合には塗料粘度が高くなる。したがっ
て、この極性基を有する単量体はエーテル化合物系単量
体、極性基含有単量体及びアクリル系単量体の合計量中
の1〜20重量%、特には1〜15重量%とすることが好ま
しい。
【0012】本発明で使用するアクリル系単量体には、
アクリルとメタクリルの両者が包含され、その例として
は、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メ
タ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、
ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アク
リレート、オクチル(メタ)アクリレート、2−エチル
ヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アク
リレート、ステアリル(メタ)アクリレート、シクロヘ
キシル(メタ)アクリレートなどのアルキル(メタ)ア
クリレート類;ベンジル(メタ)アクリレートなどの芳
香族アルコールの(メタ)アクリレート類;(メタ)ア
クリルアミド、ダイアセトン(メタ)アクリルアミド、
N−メチロール(メタ)アクリルアミドなどの(メタ)
アクリルアミド類;ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートなどの
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート類などがあげ
られる。
【0013】このアクリル系単量体は1種のみ用いても
2種以上を併用してもよいが、エーテル化合物系単量
体、極性基含有単量体及びアクリル系単量体の合計量中
の50〜94重量%とする。また、本発明の効果を発揮させ
るのにより好ましい組み合せは、エーテル化合物系単量
体またはこれと共重合させるアクリル系単量体の少なく
ともどちらかに水酸基を有することである。ただし水酸
基を有する単量体の量は全単量体中の5〜30重量%とす
ることが好ましい。
【0014】エーテル化合物系単量体、極性基含有単量
体、アクリル系単量体は前記の重量%で示される割合で
共重合されるが、必要に応じてその他のラジカル重合性
単量体を共重合させることができる。このような単量体
の例としては、スチレン、α−メチルスチレン、アクリ
ロニトリル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどがあ
げられる。これらの単量体は本発明の効果を損わないか
ぎり、全単量体中の30重量%以下の範囲で使用すること
ができる。本発明で使用する単量体の種類と量は、得ら
れる共重合体のガラス転移温度及び磁気記録媒体に使用
する他の樹脂、一般にはポリウレタン樹脂、ポリエステ
ル樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体などと
の相溶性を考慮し、塗膜の物性に応じて選定される。
【0015】以上に説明した各単量体の組み合わせから
構成される共重合体は、分子量が低すぎると磁性塗膜が
もろくなるなどの物理的強度が低下し、また磁気テープ
等の耐久性も低下するし、逆に分子量が高すぎると所定
濃度における塗料粘度が高くなって作業性が悪くなり取
扱が困難となってくるので、その平均分子量はGPC法
により測定して 5,000〜100,000 であることが好まし
く、より好ましくは10,000〜60,000の範囲である。分子
量の調整にはn−ドデシルメルカプタン、チオグリコー
ル、トリクロロエチレンなどの分子量調整剤を用いるこ
ともできる。このような共重合体は、一般の溶液重合
法、沈殿重合法、懸濁重合法、乳化重合法などにより製
造することができる。
【0016】共重合体の製造に際して使用される重合開
始剤としては、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、
過硫酸ナトリウムなどの過硫酸塩;過酸化水素;ジイソ
プロピルパーオキシジカーボネート、t−ブチルハイド
ロパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、キュメ
ンハイドロパーオキサイド、ジブチルパーオキサイドな
どの有機過酸化物系開始剤;アゾビスイソブチロニトリ
ル、アゾビスイソバレロニトリルなどの窒素含有開始剤
が例示され、これらを単独で使用するかあるいは必要に
応じこれらと酸性亜硫酸ソーダ、ロンガリット、L−ア
スコルビン酸、糖類、アミン類などの還元剤を併用して
常法により重合を行うことができる。
【0017】溶液重合の場合、溶剤としては、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の
ケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエ
ステル類が例示され、沈殿重合の場合の溶剤としては、
メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコ
ール類;ヘキサン、ペンタン等の炭化水素類が例示され
る。懸濁重合の場合の懸濁安定剤としては、ポリビニル
アルコール、ポリ酢酸ビニル部分ケン化物等のポリビニ
ルアルコール系重合体;メチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の
セルロース誘導体;ポリビニルピロリドン、ポリアクリ
ルアミド、マレイン酸−スチレン共重合体、マレイン酸
−メチルビニルエーテル共重合体等の合成高分子;でん
ぷん、ゼラチン等の天然高分子などが例示される。ま
た、乳化重合の場合の乳化剤としては、アルキルまたは
アルキルアリル硫酸塩、アルキルまたはアルキルアリル
スルホン酸塩、アルキルアリルスルホコハク酸塩等のア
ニオン性乳化剤;ポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンカルボン酸エステル等のノニオン性乳化
剤などが例示される。
【0018】重合に際しては、以上に記した単量体、重
合開始剤、懸濁安定剤、乳化剤などを重合開始時に一括
して重合系に添加してもよいし、重合中に分割して添加
することもできる。乳化重合の場合には、重合後に公知
の塩析法に従い、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、硫
酸ナトリウムのような無機塩の水溶液を加えるか、水溶
性有機溶剤などを加えるなどして粒子を凝集させたの
ち、ろ過、洗浄し乾燥すればよい。
【0019】磁性塗料製造時に上記共重合体を結合剤用
樹脂として使用する際、必要に応じ他の樹脂が等量以下
の量で併用されてもよく、この併用し得る樹脂としては
ポリウレタン樹脂、ニトロセルローズ、ポリエステル樹
脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂、
アルキッド樹脂、ポリビニルブチラール樹脂等の重合体
または共重合体などの各種樹脂が例示される。これらの
うちではポリウレタン樹脂が好適である。この他にポリ
イソシアネート系硬化剤を併用することは望ましいこと
であり、この硬化剤としてはコロネートL[日本ポリウ
レタン工業(株)製商品名]、ディスモジュールL(バ
イエル社製商品名)等の3官能性イソシアネート、両末
端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーな
どが例示される。これらの硬化剤の使用量は前記の併用
される樹脂を含めた結合剤樹脂 100重量部当り5〜40重
量部とすることが好ましい。
【0020】本発明に使用される強磁性微粉末として
は、γ−Fe2O3 、Fe3O4 及びこれらにコバルトイオンを
吸着またはドープしたもの、CrO2、さらにFe、Co、Fe-C
o 、Ni等を含有させた金属または合金の針状微粒子など
をはじめ、その他の従来公知の各種磁性粉末が例示され
る。強磁性微粉末と結合剤樹脂との混合割合は、強磁性
微粉末 100重量部当り結合剤樹脂8〜50重量部とするこ
とが望ましい。なお、強磁性微粉末と結合剤樹脂とを均
一に分散させるに当り、従来一般に使用されている潤滑
剤、研摩剤、帯電防止剤、分散助剤、防錆剤等を添加す
ること、さらに塗布媒体としてメチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、トルエン等
のほか各種の有機溶剤を使用することは従来と同様でよ
く、これらの点に特別の制限はない。また、乳化重合の
場合には前記した重合後の公知の塩析法をとることな
く、重合後の乳化分散液そのままへ磁性粉末を分散助剤
などと加え、混合分散して水性エマルジョン系磁性塗料
を調製する方法も可能である。
【0021】支持体としてはポリエステル、ポリオレフ
ィン、セルロースアセテート、ポリカーボネート等の合
成樹脂類、非磁性金属類、セラミック類などが使用さ
れ、形態はフィルム、テープ、シート、板状体等で使用
される。支持体上に磁性層を形成するため塗布手段とし
ては公知の方法を用いればよく、適宜カレンダリング処
理等の平滑化処理を施すことにより、本発明の目的とす
る高性能磁気記録媒体が得られる。
【0022】
【実施例】つぎに、結合剤に使用する樹脂(共重合体)
の合成例及びこの樹脂を用いた具体的実施例ならびに比
較例をあげるが、本発明はこの実施例に限定されるもの
ではない。なお例中の部及び%はそれぞれ重量部と重量
%を示す。 合成例1(ポリマー1の合成) 撹拌機、コンデンサー、温度計及び窒素ガス導入口を備
えた重合容器に、脱イオン水 360部、過硫酸カリウム5
部、炭酸ソーダ 1.6部を仕込み窒素置換後57℃に昇温し
た。一方、あらかじめ脱イオン水 390部、アリル−2−
ヒドロキシエチルエーテル70部、メタクリル酸30部、メ
チルメタクリレート 400部、ラウリル硫酸ナトリウム10
部をホモミキサーで混合乳化したものを上記重合容器中
へ9時間を要して均一に滴下させ、さらに57℃で2時間
反応させ重合を完結した後、メタノール 500部、硫酸ナ
トリウム50部を添加しポリマーを析出させた。析出した
ポリマーをメタノール 5,000部/回で2回、次いで脱イ
オン水 5,000部/回で4回洗浄し、ろ過、乾燥してポリ
マー1を得た。このポリマーの平均分子量は39,000であ
った。
【0023】合成例2(ポリマー2の合成) 撹拌機、コンデンサー、温度計及び窒素ガス導入口を備
えた重合容器に脱イオン水 1,250部、ベンゾイルパーオ
キサイド1部、炭酸ソーダ 1.6部、部分ケン化ポリビニ
ルアルコール5部を仕込み窒素置換後60℃に昇温した。
一方、あらかじめアリルグリシジルエーテル80部、アク
リル酸20部、メチルメタクリレート 300部、ヒドロキシ
プロピルアクリレート 100部を混合したものを上記重合
容器中へ6時間を要して均一に滴下させ、さらに60℃で
2時間反応させて重合を完結させた。析出したポリマー
をメタノール 5,000部/回で2回、次いで脱イオン水
5,000部/回で2回洗浄し、ろ過、乾燥してポリマー2
を得た。このポリマーの平均分子量は20,000であった。
【0024】合成例3(ポリマー3の合成) 撹拌機、コンデンサー、温度計及び窒素ガス導入口を備
えた重合容器にメタノール 1,000部、パーロイルOPP
[日本油脂(株)製商品名]5部を仕込み窒素置換後50
℃に昇温した。一方、あらかじめヒドロキシブチルビニ
ルエーテル35部、イタコン酸65部、メチルメタクリレー
ト 350部、ブチルアクリレート50部を混合したものを上
記重合容器中へ6時間を要して均一に滴下させ、さらに
50℃で2時間反応させて重合を完結させた。このスラリ
ーを脱イオン水 5,000部/回で2回洗浄し、ろ過、乾燥
してポリマー3を得た。このポリマーの平均分子量は1
8,000であった。なお、合成例1〜3の単量体の量比
(%)を表1に記した。
【0025】合成例4,5,7,9,11,13(ポリ
マー4,5,7,9,11,13の合成) 合成例1と同様にして表1に示される単量体の種類、量
比(%)で共重合し、同様の方法で処理してポリマー
4,5,7,9,11,13を得た。 合成例6,8,10,12(ポリマー6,8,10,1
2の合成) 合成例2と同様にして表1に示される単量体の種類、量
比(%)で共重合し、同様の方法で処理してポリマー
6,8,10,12を得た。
【0026】
【表1】
【0027】実施例1〜10、比較例1〜3 A液 結合剤用樹脂(ポリマー1、・・・または13) 18部 金属磁性粉 100部 ポリウレタン樹脂[N−2304:日本ポリウレタン工業(株)製] 7部 カ−ボンブラック 5部 レシチン 2部 メチルエチルケトン 75部 シクロヘキサノン 75部 トルエン 75部 上記成分をラボミキサ−で90分間混合し、さらにガラス
ビーズの入ったアイガーミルで3時間混練後ろ過して塗
料A液を得た。 B液 A液 355部 ポリイソシアネート[コロネートL:日本ポリウレタン工業(株)製] 5部 シクロヘキサノン 30部 上記成分をラボミキサーで90分間混合分散させ塗料B液
を得た。ポリエステルフィルム上に上記塗料B液を6μ
m厚に塗布し、磁場配向処理を行なって乾燥し、ついで
スーパーカレンダーにて表面処理して磁気テープを作っ
た。
【0028】上記のようにして得た塗料A液の粘度安定
性、磁気テープの塗膜特性および磁性特性を調べた。結
果は表2に示すとおりであった。なお、各特性の測定は
下記のようにして行なった。 a.塗料A液の粘度安定性 混練調製したA液の粘度をE型粘度計で測定(初期粘
度)し、残液を密栓下に25℃で48時間放置後再度粘度を
測定した。初期粘度を 100としたときの48時間後の粘度
の比率をもとに4段階で評価した。 ◎:粘度変化のほとんどないもの(120 %未満) 〇:少し増粘(120 〜 200%) △:増粘大(200 %超) ×:ゲル化 b.光沢 グロスメーター(村上色彩技研製)によりカレンダー処
理前の60度反射率を標準ガラス板と比較した。 c.残留磁束密度(Br)および角型比 振動試料型磁力計(東栄工業製)を用いて測定した。 d.耐久性 作成した磁気テープを65℃、相対湿度90%の恒温恒湿室
で 168時間放置後、荷重100gをかけ、研摩紙を貼りつけ
た回転ドラムに接触させて、150rpmで 1,000回だけ回転
させ、磁性塗料が研摩紙に付着した程度を目視により4
段階評価した。 ◎:研摩紙の汚れなし、〇:ごく僅かに汚れあり △:汚れ少しあり、×:汚れ多い e.走行性 耐久性評価と同じ方法で塗膜と回転ドラム間に発生する
力を、65℃、相対湿度80%の雰囲気でUゲージにより測
定し、走行抵抗が低い方から順に3段階評価した。 〇:低、△:中、×:高
【0029】
【表2】
【0030】
【発明の効果】本発明の磁気記録媒体は、磁性粉末の分
散が良く磁気特性の優れた磁性層をもち、この磁性層は
耐久性、耐摩耗性にも優れているので本発明は極めて有
利である。また、本発明で使用する結合剤用樹脂は安定
性に優れたものであり、磁気記録媒体の製造を容易にし
ている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性支持体上に強磁性微粉末を結合剤
    中に分散せしめた磁性層を設けてなる磁気記録媒体にお
    いて、該結合剤が、ラジカル重合性を有するエーテル化
    合物系単量体5〜30重量%、カルボキシル基、スルホン
    酸基及びリン酸基から選ばれた極性基を有するラジカル
    重合性単量体の少なくとも一種1〜20重量%及びアクリ
    ル系単量体50〜94重量%の割合で含有する単量体混合物
    を共重合して得られるアクリル系共重合体を主剤とする
    ことを特徴とする磁気記録媒体。
JP980394A 1994-01-31 1994-01-31 磁気記録媒体 Pending JPH07220263A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008013640A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Fuji Xerox Co Ltd 磁性重合体粒子及びその製造方法、水分散体
JP5759088B1 (ja) * 2013-09-24 2015-08-05 株式会社日本触媒 (メタ)アクリル酸系共重合体とその製造方法

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