JPH0717747A - 合わせガラスの中間膜とガラスの分離方法 - Google Patents
合わせガラスの中間膜とガラスの分離方法Info
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- JPH0717747A JPH0717747A JP18726793A JP18726793A JPH0717747A JP H0717747 A JPH0717747 A JP H0717747A JP 18726793 A JP18726793 A JP 18726793A JP 18726793 A JP18726793 A JP 18726793A JP H0717747 A JPH0717747 A JP H0717747A
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- laminated glass
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Abstract
(57)【要約】
【目的】短時間で合わせガラスの膜とガラスの接着力が
低下するように、高い水温の中に浸して、容易に合わせ
ガラスからガラスのみを回収する方法を得る。 【構成】処理すべき合わせガラスに微細なクラックを入
れ、この合わせガラスを網状体によって合わせガラスの
両面から保持して水中に浸した後、ガラスを膜から分離
する合わせガラスの膜とガラスの分離方法。
低下するように、高い水温の中に浸して、容易に合わせ
ガラスからガラスのみを回収する方法を得る。 【構成】処理すべき合わせガラスに微細なクラックを入
れ、この合わせガラスを網状体によって合わせガラスの
両面から保持して水中に浸した後、ガラスを膜から分離
する合わせガラスの膜とガラスの分離方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、廃車や取り壊しになる
建造物から取り外した合わせガラス、または製造工程で
発生する不良合わせガラスの中間膜とガラスの分離方法
に関する。
建造物から取り外した合わせガラス、または製造工程で
発生する不良合わせガラスの中間膜とガラスの分離方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車が廃車となった場合や建造物が取
り壊しになった場合、その窓部に取り付けられていたガ
ラスは、その周辺部のゴム材等と一緒にシュレッダーダ
ストとして廃棄されていた。
り壊しになった場合、その窓部に取り付けられていたガ
ラスは、その周辺部のゴム材等と一緒にシュレッダーダ
ストとして廃棄されていた。
【0003】近年、これらの自動車等の窓ガラスを再利
用することが環境問題や資源の再使用の面から検討され
ており、この場合、例えば自動車のフロントガラスは通
常2枚のガラス板をポリビニルブチラール等の合成樹脂
製中間膜(以下膜とする)で接合した合わせガラスであ
るため、再使用するためには、ガラスと膜とを分離して
ガラスのみを回収しなければならない。
用することが環境問題や資源の再使用の面から検討され
ており、この場合、例えば自動車のフロントガラスは通
常2枚のガラス板をポリビニルブチラール等の合成樹脂
製中間膜(以下膜とする)で接合した合わせガラスであ
るため、再使用するためには、ガラスと膜とを分離して
ガラスのみを回収しなければならない。
【0004】従来、このような合わせガラスの分離に
は、ロールクラッシャーやインパクトクラッシャーによ
り、自動車から取り外した合わせガラスを破砕し、ガラ
スを膜から分離する方法(特開昭49−31722号公
報参照)などが知られているが、これらの方法では、破
砕前に破砕可能なサイズ例えば10cm×10cm以下
に切断する工程を要し、また、破砕後において薄いガラ
ス層が膜面に残り、分離性能が十分でないという欠点を
有している。
は、ロールクラッシャーやインパクトクラッシャーによ
り、自動車から取り外した合わせガラスを破砕し、ガラ
スを膜から分離する方法(特開昭49−31722号公
報参照)などが知られているが、これらの方法では、破
砕前に破砕可能なサイズ例えば10cm×10cm以下
に切断する工程を要し、また、破砕後において薄いガラ
ス層が膜面に残り、分離性能が十分でないという欠点を
有している。
【0005】そこで、合わせガラスのガラスと膜との分
離方法としては、本出願人は先にガラスを分離回収する
合わせガラスを−10℃以下に冷却することにより、膜
の接着力を低下させて分離する方法を提案した。この方
法はガラスを膜から分離する点においては問題ないが、
冷却装置が必要なため経費がどうしても嵩むという問題
がある。
離方法としては、本出願人は先にガラスを分離回収する
合わせガラスを−10℃以下に冷却することにより、膜
の接着力を低下させて分離する方法を提案した。この方
法はガラスを膜から分離する点においては問題ないが、
冷却装置が必要なため経費がどうしても嵩むという問題
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】また、合わせガラスの
ガラスと膜との分離方法としては、特開昭51−463
08号公報に開示されているように、合わせガラスの膜
に含水して、膜とガラスの接着力を低下させて両者を分
離する方法についても提案されている。このような方法
では、水温を常温〜60℃程度とするため、合わせガラ
スに与えるクラックを5mm角程度とした場合には、膜
とガラスが十分分離するためには数日間、合わせガラス
を水中に浸しておかなければならず、工業化ベースに乗
ることができないといった欠点を有していた。
ガラスと膜との分離方法としては、特開昭51−463
08号公報に開示されているように、合わせガラスの膜
に含水して、膜とガラスの接着力を低下させて両者を分
離する方法についても提案されている。このような方法
では、水温を常温〜60℃程度とするため、合わせガラ
スに与えるクラックを5mm角程度とした場合には、膜
とガラスが十分分離するためには数日間、合わせガラス
を水中に浸しておかなければならず、工業化ベースに乗
ることができないといった欠点を有していた。
【0007】そこで、水温を上げることによって、膜と
ガラスが十分分離するために必要な時間を短縮すること
が提案されてきたが、60℃以上の水温に合わせガラス
を浸した場合、ガラスと膜とが分離するまでの時間は短
縮できるものの、浸水中に、膜が著しく軟化してしま
い、そのため、膜が粘着性を持つようになってしまった
り、膜自身がロール状になってしまったり、あるいは容
易に膜切れが生じてしまったりするため、ガラスと膜と
を分離する工程に移行するには、合わせガラスの形状を
維持できず、ガラスと膜を分離するには不適当な温度で
ある。
ガラスが十分分離するために必要な時間を短縮すること
が提案されてきたが、60℃以上の水温に合わせガラス
を浸した場合、ガラスと膜とが分離するまでの時間は短
縮できるものの、浸水中に、膜が著しく軟化してしま
い、そのため、膜が粘着性を持つようになってしまった
り、膜自身がロール状になってしまったり、あるいは容
易に膜切れが生じてしまったりするため、ガラスと膜と
を分離する工程に移行するには、合わせガラスの形状を
維持できず、ガラスと膜を分離するには不適当な温度で
ある。
【0008】本発明はこのような問題を解決するための
もので、ガラスを膜から簡便に分離する方法を提供する
ことを目的とする。
もので、ガラスを膜から簡便に分離する方法を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、水温の高い水
中に合わせガラスを浸して、合わせガラス用の膜、特に
この膜として汎用されているポリビニルブチラール膜
が、水分を含有すると膨潤、白濁化してガラスに対する
接着力が短時間で消失もしくは低下することに着目し、
このように接着力が弱くなった状態においてガラスを膜
から分離するものである。
中に合わせガラスを浸して、合わせガラス用の膜、特に
この膜として汎用されているポリビニルブチラール膜
が、水分を含有すると膨潤、白濁化してガラスに対する
接着力が短時間で消失もしくは低下することに着目し、
このように接着力が弱くなった状態においてガラスを膜
から分離するものである。
【0010】すなわち、本発明は処理すべき合わせガラ
スに事前にクラックを与え、次いでこの合わせガラスを
両面側から網状体によって保持して水中に浸し、クラッ
クを利用して膜に含水せしめることによって膜の接着力
が消失もしくは低下した状態でガラスを膜から分離し回
収するものである。
スに事前にクラックを与え、次いでこの合わせガラスを
両面側から網状体によって保持して水中に浸し、クラッ
クを利用して膜に含水せしめることによって膜の接着力
が消失もしくは低下した状態でガラスを膜から分離し回
収するものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、合わせガラスのガラスと膜と
を分離するために、膜のガラスとの接着力を低下させる
ように膜に含水する際に、短時間でその接着力が低下す
るように高い水温の中に浸した場合に、膜の軟化にとも
なって膜切れ等が生じても、合わせガラスを両面から網
状体によって保持しているために、合わせガラスがガラ
スと膜が接着したままの状態で粉々になったり細片にな
ったりすることを防ぎ、また、膜自身がロール状になっ
て巻き込むことを防ぎ、合わせガラスの形状ガラスと膜
とを分離しやすい形状に維持しつつ、ガラスのみが細片
となった状態で、容易に合わせガラスからガラスのみを
回収することができる。
を分離するために、膜のガラスとの接着力を低下させる
ように膜に含水する際に、短時間でその接着力が低下す
るように高い水温の中に浸した場合に、膜の軟化にとも
なって膜切れ等が生じても、合わせガラスを両面から網
状体によって保持しているために、合わせガラスがガラ
スと膜が接着したままの状態で粉々になったり細片にな
ったりすることを防ぎ、また、膜自身がロール状になっ
て巻き込むことを防ぎ、合わせガラスの形状ガラスと膜
とを分離しやすい形状に維持しつつ、ガラスのみが細片
となった状態で、容易に合わせガラスからガラスのみを
回収することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の方
法は、少なくとも、処理すべき合わせガラスに微細なク
ラックを入れる工程と、この合わせガラスを網状体によ
って合わせガラスの両面から保持して水中に浸す工程
と、ガラスを膜から分離する工程とからなる。
法は、少なくとも、処理すべき合わせガラスに微細なク
ラックを入れる工程と、この合わせガラスを網状体によ
って合わせガラスの両面から保持して水中に浸す工程
と、ガラスを膜から分離する工程とからなる。
【0013】本発明の対象となる合わせガラスは、ガラ
スをリサイクルしようとする自動車あるいは建築用の合
わせガラスであり、通常は2枚のガラス板をポリビニル
ブチラール膜で接合したものであるが、膜としてはこの
ポリビニルブチラールに限らず、エチレン酢酸ビニル共
重合体等の膜によって2枚のガラス板を接合したものも
あり、さらに、ガラス板の一面に例えばウレタン樹脂等
の合成樹脂膜を貼り合わせたタイプの合わせガラスも含
む。
スをリサイクルしようとする自動車あるいは建築用の合
わせガラスであり、通常は2枚のガラス板をポリビニル
ブチラール膜で接合したものであるが、膜としてはこの
ポリビニルブチラールに限らず、エチレン酢酸ビニル共
重合体等の膜によって2枚のガラス板を接合したものも
あり、さらに、ガラス板の一面に例えばウレタン樹脂等
の合成樹脂膜を貼り合わせたタイプの合わせガラスも含
む。
【0014】処理すべき合わせガラスには、先ず最初に
微細なクラックが入れられる。この方法には凹凸を有す
る上下型により押圧するプレス方式、あるいは、上下の
押圧ロールを千鳥状に配置して合わせガラスをこれらの
ロール間に挿通させるとガラスがこれらのロールにより
折曲げられて破砕するようにした折曲げロール付コンベ
ヤ方式、などがある。さらに、後者のコンベヤ方式の場
合には、回転軸に突出部を所定の間隔で設けたソロバン
ロールで上下押圧ロールを構成し、これら上下ロールの
前記突出部を千鳥状に組み合わせて、この間にガラスを
通すとその幅方向に突出部により折曲げ力が働き、ガラ
スが連続的に破砕するようにしてもよい。
微細なクラックが入れられる。この方法には凹凸を有す
る上下型により押圧するプレス方式、あるいは、上下の
押圧ロールを千鳥状に配置して合わせガラスをこれらの
ロール間に挿通させるとガラスがこれらのロールにより
折曲げられて破砕するようにした折曲げロール付コンベ
ヤ方式、などがある。さらに、後者のコンベヤ方式の場
合には、回転軸に突出部を所定の間隔で設けたソロバン
ロールで上下押圧ロールを構成し、これら上下ロールの
前記突出部を千鳥状に組み合わせて、この間にガラスを
通すとその幅方向に突出部により折曲げ力が働き、ガラ
スが連続的に破砕するようにしてもよい。
【0015】合わせガラスに与えられるクラックにより
ガラスは膜に接着したままの状態で細片に破砕されるも
のであるが、この細片の大きさには特に制限はなく、細
片が大きすぎると膜への含水に長時間を要するので、細
片の大きさは25mm2 〜100mm2 程度が好まし
い。さらに、ガラスと膜との接合面まで水が十分浸透で
きるように、クラックはこの接合面にまで到達するもの
である。なお、自動車の窓ガラスのように湾曲している
合わせガラスを、コンベヤ方式によりクラックを入れる
場合には、事前に平プレス等で平板状にしてから行って
もよい。
ガラスは膜に接着したままの状態で細片に破砕されるも
のであるが、この細片の大きさには特に制限はなく、細
片が大きすぎると膜への含水に長時間を要するので、細
片の大きさは25mm2 〜100mm2 程度が好まし
い。さらに、ガラスと膜との接合面まで水が十分浸透で
きるように、クラックはこの接合面にまで到達するもの
である。なお、自動車の窓ガラスのように湾曲している
合わせガラスを、コンベヤ方式によりクラックを入れる
場合には、事前に平プレス等で平板状にしてから行って
もよい。
【0016】上記の種々の方法によってクラックを入れ
られた合わせガラスは、2枚の金網状板によって両面か
ら挟持したり、網状の袋体あるいは金網によって作られ
たケースに挿入する等、含水によって軟化する膜に対し
て十分な剛性を有する網状体によって、合わせガラスを
水中から取り出した際にガラスと膜とが接着した状態の
まま多数の細片にばらばらにならないように保持され
る。
られた合わせガラスは、2枚の金網状板によって両面か
ら挟持したり、網状の袋体あるいは金網によって作られ
たケースに挿入する等、含水によって軟化する膜に対し
て十分な剛性を有する網状体によって、合わせガラスを
水中から取り出した際にガラスと膜とが接着した状態の
まま多数の細片にばらばらにならないように保持され
る。
【0017】膜への含水は、通常網状体によって保持さ
れている合わせガラスを水槽に投入し浸漬することによ
り容易に得られる。水槽に入れるとクラック部から膜に
含水し、膜は初めにクラック部分が網目状に白濁し、こ
の白濁部が徐々に内部に向って侵入していき、全面が白
色化した時点で膜の接着力はほとんどなくなる。
れている合わせガラスを水槽に投入し浸漬することによ
り容易に得られる。水槽に入れるとクラック部から膜に
含水し、膜は初めにクラック部分が網目状に白濁し、こ
の白濁部が徐々に内部に向って侵入していき、全面が白
色化した時点で膜の接着力はほとんどなくなる。
【0018】なお、この場合水温は、クラックの大きさ
等により変わるが、短時間でガラスと膜とを分離できる
ように、通常は60℃以上とされ、好ましくは70℃〜
100℃、より好ましくは80℃〜90℃とされる。
等により変わるが、短時間でガラスと膜とを分離できる
ように、通常は60℃以上とされ、好ましくは70℃〜
100℃、より好ましくは80℃〜90℃とされる。
【0019】例えば、上記したように、合わせガラスに
クラックを与えてできたガラス細片の大きさを25mm
2 〜100mm2 程度とした場合、水温80℃の温水中
に合わせガラスを浸した場合には、約4時間でガラスと
膜とが分離可能となり、水温90℃の温水中に合わせガ
ラスを浸した場合には、約2時間でガラスと膜とが分離
可能となった。
クラックを与えてできたガラス細片の大きさを25mm
2 〜100mm2 程度とした場合、水温80℃の温水中
に合わせガラスを浸した場合には、約4時間でガラスと
膜とが分離可能となり、水温90℃の温水中に合わせガ
ラスを浸した場合には、約2時間でガラスと膜とが分離
可能となった。
【0020】また、通常は必要ないが、水がクラック部
からガラスとの接合面である膜面や膜内へ浸透しやすく
するために、微量の界面活性剤等を必要に応じ添加して
もよい。
からガラスとの接合面である膜面や膜内へ浸透しやすく
するために、微量の界面活性剤等を必要に応じ添加して
もよい。
【0021】次に膜とガラスの分離について述べると、
膜の接着力が含水により消失あるいは低下しているの
で、ガラスは自重等により自然に分離するが、網状体ご
と合わせガラスを水中から引き上げ、ガラスの回収箱上
に合わせガラスを水平に配し、網状体を上下に振動させ
て合わせガラスの下側面のガラスを収集し、次いで、も
う一方の面が下になるように網状体を反転して、もう一
方の面のガラスを収集する方法が、ガラスの回収効率に
鑑みて好ましい。
膜の接着力が含水により消失あるいは低下しているの
で、ガラスは自重等により自然に分離するが、網状体ご
と合わせガラスを水中から引き上げ、ガラスの回収箱上
に合わせガラスを水平に配し、網状体を上下に振動させ
て合わせガラスの下側面のガラスを収集し、次いで、も
う一方の面が下になるように網状体を反転して、もう一
方の面のガラスを収集する方法が、ガラスの回収効率に
鑑みて好ましい。
【0022】また、網状体を反転する際に、別の回収箱
上に網状体を配することによって、例えば合わせガラス
の2枚のガラスのうち一方が白色系ガラス、もう一方が
青色系ガラスの場合のように、成分の異なるガラスを分
別しようとする場合には、合わせガラスの2枚のガラス
を別々に分離回収することができ好ましい。
上に網状体を配することによって、例えば合わせガラス
の2枚のガラスのうち一方が白色系ガラス、もう一方が
青色系ガラスの場合のように、成分の異なるガラスを分
別しようとする場合には、合わせガラスの2枚のガラス
を別々に分離回収することができ好ましい。
【0023】さらに、網状体ごと合わせガラスを水中か
ら引き上げ、ガラスの回収箱上に合わせガラスを水平に
配した後、上方に吸引チャンバーを配して、網状体を上
下に振動させて合わせガラスの下側面のガラスを収集す
るとともに、上面のガラスを吸引収集することによって
も、合わせガラスの2枚のガラスを別々に分離回収する
ことができ、また、両面に吸引チャンバーを配してガラ
スを収集することもできる。
ら引き上げ、ガラスの回収箱上に合わせガラスを水平に
配した後、上方に吸引チャンバーを配して、網状体を上
下に振動させて合わせガラスの下側面のガラスを収集す
るとともに、上面のガラスを吸引収集することによって
も、合わせガラスの2枚のガラスを別々に分離回収する
ことができ、また、両面に吸引チャンバーを配してガラ
スを収集することもできる。
【0024】この際、ガラスの表面に黒セラミック塗料
等の被覆層を有している部分がある場合には、上記被覆
層よりも内周側に吸引チャンバーの開口を配することに
よって被覆層のない部分の膜の接着力が落ちた段階でガ
ラスと膜との分離を行い、ガラスの再利用に適したガラ
ス部分(被覆層を含まない部分)のみの回収を容易に行
うことができる。
等の被覆層を有している部分がある場合には、上記被覆
層よりも内周側に吸引チャンバーの開口を配することに
よって被覆層のない部分の膜の接着力が落ちた段階でガ
ラスと膜との分離を行い、ガラスの再利用に適したガラ
ス部分(被覆層を含まない部分)のみの回収を容易に行
うことができる。
【0025】なお、吸引チャンバーを用いなくても、合
わせガラスのガラス表面に与えるクラックを調整して、
ガラスの表面に黒セラミック塗料等の被覆層を有してい
る部分のガラス細片の大きさをほかの部分よりも大きく
しておくことによって、膜とガラスとの剥離時間を調節
することができ、被覆層のない部分の膜の接着力が落
ち、被覆層のある部分の膜の接着力が十分残っている段
階でガラスと膜との分離を行い、ガラスの再利用に適し
たガラス部分(被覆層を含まない部分)のみの回収を容
易に行うことができる。
わせガラスのガラス表面に与えるクラックを調整して、
ガラスの表面に黒セラミック塗料等の被覆層を有してい
る部分のガラス細片の大きさをほかの部分よりも大きく
しておくことによって、膜とガラスとの剥離時間を調節
することができ、被覆層のない部分の膜の接着力が落
ち、被覆層のある部分の膜の接着力が十分残っている段
階でガラスと膜との分離を行い、ガラスの再利用に適し
たガラス部分(被覆層を含まない部分)のみの回収を容
易に行うことができる。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上述べたようにガラスを分離
回収すべき合わせガラスにクラックを発生させ、このク
ラック部を通して膜に含水することにより膜の接着力を
消失もしくは低下せしめるものであるから、ガラスを膜
から容易に分離回収できる。そして、クラックの発生に
よりガラスは所定の大きさのガラス片に破砕されている
ため、膜から分離回収されるガラスは、ガラス原料とし
てそのまま利用することが可能である。
回収すべき合わせガラスにクラックを発生させ、このク
ラック部を通して膜に含水することにより膜の接着力を
消失もしくは低下せしめるものであるから、ガラスを膜
から容易に分離回収できる。そして、クラックの発生に
よりガラスは所定の大きさのガラス片に破砕されている
ため、膜から分離回収されるガラスは、ガラス原料とし
てそのまま利用することが可能である。
【0027】しかも、膜の接着力を低下させる時間を短
縮するために、水温を高温にしても、合わせガラスを網
状体によって保持しているので、温水に浸すために生ず
る膜の軟化にともなう膜切れ等による、ガラスの回収の
困難さが解消され、短時間で簡便に合わせガラスからガ
ラスを回収することができる。
縮するために、水温を高温にしても、合わせガラスを網
状体によって保持しているので、温水に浸すために生ず
る膜の軟化にともなう膜切れ等による、ガラスの回収の
困難さが解消され、短時間で簡便に合わせガラスからガ
ラスを回収することができる。
【0028】特に、合わせガラスのガラス表面に黒セラ
ミック塗料等の被覆層を有している部分がある場合や、
合わせガラスの2枚のガラスが異なる成分のガラスであ
る場合であっても、本発明の方法によって、それらのガ
ラスを別々に回収することができ、回収したガラスを優
れたガラス原料として再利用することができる。
ミック塗料等の被覆層を有している部分がある場合や、
合わせガラスの2枚のガラスが異なる成分のガラスであ
る場合であっても、本発明の方法によって、それらのガ
ラスを別々に回収することができ、回収したガラスを優
れたガラス原料として再利用することができる。
Claims (5)
- 【請求項1】複数枚のガラスを中間膜を介して接合して
なる合わせガラスにクラックを与え、次いで中間膜に含
水せしめることによりガラスとの接着力が低下した状態
でガラスを中間膜から分離する方法において、クラック
の与えられた合わせガラスを両面側から網状体で保持し
て水中に浸すことを特徴とする合わせガラスの中間膜と
ガラスの分離方法。 - 【請求項2】クラックの与えられた合わせガラスを両面
側から網状体で保持して、水温が60℃以上の水中に浸
すことを特徴とする請求項1の合わせガラスの中間膜と
ガラスの分離方法。 - 【請求項3】合わせガラスにガラスの表面から中間膜ま
で到達する深さを有する微細なクラックを与えて合わせ
ガラスのガラス部分を網目状の細片とし、次いでこのク
ラックからガラスと中間膜との接合面である中間膜面お
よび中間膜内に水を浸透させ、中間膜の接着力を低下せ
しめることを特徴とする請求項1または2の合わせガラ
スの中間膜とガラスの分離方法。 - 【請求項4】クラックの与えられた合わせガラスを水槽
に入れて十分水中に浸し、このクラックからガラスと中
間膜との接合面である中間膜面および中間膜内に水を浸
透させて中間膜の接着力を低下せしめた後、外力を与え
ることによってガラスと中間膜とを分離することを特徴
とする請求項1〜3のいずれかの合わせガラスの中間膜
とガラスの分離方法。 - 【請求項5】中間膜に含水してガラスと中間膜との接着
力が低下した合わせガラスを網状体で保持したまま水平
にして、回収箱上に配した後に上下振動を与え、合わせ
ガラスの下面側ガラスの細片を回収箱に収集し、合わせ
ガラスを反転させて第2の回収箱上に配した後に上下振
動を与え、もう一方の面のガラス細片を第2の回収箱に
収集することを特徴とする請求項1〜4のいずれかの合
わせガラスの中間膜とガラスの分離方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18726793A JPH0717747A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 合わせガラスの中間膜とガラスの分離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18726793A JPH0717747A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 合わせガラスの中間膜とガラスの分離方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0717747A true JPH0717747A (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=16202999
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18726793A Pending JPH0717747A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 合わせガラスの中間膜とガラスの分離方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0717747A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002326848A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-12 | Honda Motor Co Ltd | 合せガラスの分離回収方法 |
| JP2002336793A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-26 | Honda Motor Co Ltd | 合せガラスの分離回収装置 |
| WO2007032501A1 (ja) * | 2005-09-12 | 2007-03-22 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | 中間膜分離液及び中間膜分離方法 |
| JP2008093513A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Omega Techno Modeling:Kk | 破砕された合わせガラスからガラス片と中間膜とを分離する装置 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP18726793A patent/JPH0717747A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US8118971B2 (en) | 2005-09-12 | 2012-02-21 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | Interlayer film separation method |
| JP5308669B2 (ja) * | 2005-09-12 | 2013-10-09 | 日本板硝子株式会社 | 中間膜分離方法 |
| JP2008093513A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Omega Techno Modeling:Kk | 破砕された合わせガラスからガラス片と中間膜とを分離する装置 |
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