JPH0717816B2 - 形状記憶樹脂真空成形品の製造法 - Google Patents
形状記憶樹脂真空成形品の製造法Info
- Publication number
- JPH0717816B2 JPH0717816B2 JP2865588A JP2865588A JPH0717816B2 JP H0717816 B2 JPH0717816 B2 JP H0717816B2 JP 2865588 A JP2865588 A JP 2865588A JP 2865588 A JP2865588 A JP 2865588A JP H0717816 B2 JPH0717816 B2 JP H0717816B2
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- JP
- Japan
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- shape memory
- molded product
- temperature
- mold
- shape
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、加温状態で適宜変形して冷却使用後、再度加
温状態下にもたらすことにより、原成形品の形状に復元
させる特性を付与した形状記憶樹脂真空成形品の製造法
に関するものである。
温状態下にもたらすことにより、原成形品の形状に復元
させる特性を付与した形状記憶樹脂真空成形品の製造法
に関するものである。
[従来の技術] ボリノルボルネンは、ノルボルネンを開環重合して得ら
れるポリマーで、ガラス転移点が35℃と常温よりやや高
いので、予め、成形物にガラス転移点以上の温度で適宜
形状を付与し、常温まで冷却して使用した後、前記ガラ
ス転移点以上例えば40℃に加温することにより、原成形
物の形状に復元できることが知られている。その成形方
法としては、ポリノルボルネンの重量平均分子量が約20
0万以上と非常に高いため、通常のプラスチック成形は
困難で、圧縮成形法が適用される。
れるポリマーで、ガラス転移点が35℃と常温よりやや高
いので、予め、成形物にガラス転移点以上の温度で適宜
形状を付与し、常温まで冷却して使用した後、前記ガラ
ス転移点以上例えば40℃に加温することにより、原成形
物の形状に復元できることが知られている。その成形方
法としては、ポリノルボルネンの重量平均分子量が約20
0万以上と非常に高いため、通常のプラスチック成形は
困難で、圧縮成形法が適用される。
発明者らは、先にポリノルボルネンにポリエチレンを配
合することにより、一般の成形法を適用できる加工性の
良好な形状記憶組成物が得られることを見出し、特許出
願した。
合することにより、一般の成形法を適用できる加工性の
良好な形状記憶組成物が得られることを見出し、特許出
願した。
この組成物を用いて加圧成形法により成形品を得ること
ができるが、プレス成形法は良好な形状記憶性を付与す
るためには加圧成形に時間がかかり、生産性が低く、コ
スト高となり好ましくない。
ができるが、プレス成形法は良好な形状記憶性を付与す
るためには加圧成形に時間がかかり、生産性が低く、コ
スト高となり好ましくない。
[発明が解決しようとする課題] 真空成形法により形状記憶成形品が得られれば、生産性
が高く好ましいが、十分な成形品の形状記憶性を付与す
るためには、長時間その形状を保持した状態での熱履歴
を負荷することが必要と考えられていた。発明者らは、
真空成形法により比較的短時間で形状記憶性を得ること
について、研究を重ね一定時間真空成形形状で高温に加
熱すればよいことを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
が高く好ましいが、十分な成形品の形状記憶性を付与す
るためには、長時間その形状を保持した状態での熱履歴
を負荷することが必要と考えられていた。発明者らは、
真空成形法により比較的短時間で形状記憶性を得ること
について、研究を重ね一定時間真空成形形状で高温に加
熱すればよいことを見い出し、本発明を完成するに至っ
た。
[課題を解決するための手段] かくして、本発明によれば、ポリノルボルネンに熱安定
剤,ポリエチレンを含有させた組成物を0.1mm〜5mmのシ
ートとし、該シートを加熱軟化して真空成形機にかけて
成形し、引続き該成形物を金型に付着した状態で前記加
熱軟化温度より5℃以上高く、かつ130〜210℃の範囲で
15〜80秒間加熱保持したのち、冷却し金型より取り出す
ことを特徴とする形状記憶樹脂真空成形品の製造法が提
供される。
剤,ポリエチレンを含有させた組成物を0.1mm〜5mmのシ
ートとし、該シートを加熱軟化して真空成形機にかけて
成形し、引続き該成形物を金型に付着した状態で前記加
熱軟化温度より5℃以上高く、かつ130〜210℃の範囲で
15〜80秒間加熱保持したのち、冷却し金型より取り出す
ことを特徴とする形状記憶樹脂真空成形品の製造法が提
供される。
すなわち、真空成形後、一定時間、金型に付着した状態
で、加熱温度よりも5℃以上高い温度で加熱保持するこ
とにより、短時間で効率良く、優れた形状記憶性を付与
するものである。本発明に用いられるポリノルボルネン
としては、例えばシー ディー エフ シミー(Cdf Ch
ime)社のものを使用でき、このものは平均分子量200万
以上で、真比重が0.96,ガラス転移点35℃、粒径0.3〜0.
4mmの白色粉末である。
で、加熱温度よりも5℃以上高い温度で加熱保持するこ
とにより、短時間で効率良く、優れた形状記憶性を付与
するものである。本発明に用いられるポリノルボルネン
としては、例えばシー ディー エフ シミー(Cdf Ch
ime)社のものを使用でき、このものは平均分子量200万
以上で、真比重が0.96,ガラス転移点35℃、粒径0.3〜0.
4mmの白色粉末である。
上記ポリノルボルネンにポリエチンが添加される。ポリ
エチレンは加工性を良好にするが、その添加量が多くな
ると製品の形状記憶特性を低下させるので、記憶特性を
考慮して添加量を選択すればよい。
エチレンは加工性を良好にするが、その添加量が多くな
ると製品の形状記憶特性を低下させるので、記憶特性を
考慮して添加量を選択すればよい。
また、加工に際し高温にさらされるので、熱安定剤が添
加されるが、この熱安定剤は通常プラスチック成形加工
に使用されるもの、例えばフェノール系,フォスファイ
ト系等の熱安定剤が用いられる。
加されるが、この熱安定剤は通常プラスチック成形加工
に使用されるもの、例えばフェノール系,フォスファイ
ト系等の熱安定剤が用いられる。
上記混合物に対して、樹脂加工に通常使用される抗酸化
剤,滑剤,充填剤,着色剤等が、成形性増進、製品の装
飾性付与、製品の剛性付与等のため適宜添加されてもよ
い。
剤,滑剤,充填剤,着色剤等が、成形性増進、製品の装
飾性付与、製品の剛性付与等のため適宜添加されてもよ
い。
真空成形用シートの成形方法としては、上記混合物をカ
レンダリングによりシート状に成形しプレスする方法,
押出機によりシートとして押し出す方法が適用され、真
空成形用として、厚さ0.1mm〜5.0mm程度のものが用意さ
れる。
レンダリングによりシート状に成形しプレスする方法,
押出機によりシートとして押し出す方法が適用され、真
空成形用として、厚さ0.1mm〜5.0mm程度のものが用意さ
れる。
次に、このシートは真空成形機の金型に適する大きさに
裁断され、金型上で、成形操作のため、加熱される。こ
の加熱はポリノルボルネンのガラス転移温度が35℃であ
るので、この温度以上の適宜温度でよい訳であるが、成
形性等を考慮し、実用上、およそ120〜170℃で、20〜60
秒間金型上で加熱される。ついで、型とシート間の空気
を真空吸引し成形する。
裁断され、金型上で、成形操作のため、加熱される。こ
の加熱はポリノルボルネンのガラス転移温度が35℃であ
るので、この温度以上の適宜温度でよい訳であるが、成
形性等を考慮し、実用上、およそ120〜170℃で、20〜60
秒間金型上で加熱される。ついで、型とシート間の空気
を真空吸引し成形する。
このように真空成形されたものは、金型付着状態のま
ま、前記真空成形前の加熱温度よりも5℃以上高い温度
で、かつ130〜210℃の温度の範囲内で20〜80秒間保持
し、形状記憶性の付与を行なう。形状記憶性付加の加熱
温度は、真空成形前の加熱温度でも形状記憶性は得られ
るが、そのためには保持時間は非常に長くなり、かつ形
状記憶性も不十分となるので、加熱軟化温度により5℃
以上の高温とするのが必要である。なお、30℃も差があ
れば十分であり、それ以上では熱劣化の恐れがある。こ
の形状記憶性の付与は130〜210℃の範囲で行なうのが好
ましい。130℃以下、20秒以下では、成形不良または成
形前の状態に戻り、また製品の形状記憶性が不十分とな
る。また、210℃以上や80秒以上の加熱では、熱劣化を
来たし、表面荒れ,金型の角などでの孔等の発生の恐れ
がある。従って、上記温度,時間の範囲内で、成形前の
加熱温度,シートの厚み等を考慮して選定する。
ま、前記真空成形前の加熱温度よりも5℃以上高い温度
で、かつ130〜210℃の温度の範囲内で20〜80秒間保持
し、形状記憶性の付与を行なう。形状記憶性付加の加熱
温度は、真空成形前の加熱温度でも形状記憶性は得られ
るが、そのためには保持時間は非常に長くなり、かつ形
状記憶性も不十分となるので、加熱軟化温度により5℃
以上の高温とするのが必要である。なお、30℃も差があ
れば十分であり、それ以上では熱劣化の恐れがある。こ
の形状記憶性の付与は130〜210℃の範囲で行なうのが好
ましい。130℃以下、20秒以下では、成形不良または成
形前の状態に戻り、また製品の形状記憶性が不十分とな
る。また、210℃以上や80秒以上の加熱では、熱劣化を
来たし、表面荒れ,金型の角などでの孔等の発生の恐れ
がある。従って、上記温度,時間の範囲内で、成形前の
加熱温度,シートの厚み等を考慮して選定する。
このようにして形状記憶性付与操作後、成形物は水のス
プレー冷却,冷風吹き付け等によりポリノルボルネンの
ガラス転移温度である35℃以下の常温まで冷却され、型
から取り出される。
プレー冷却,冷風吹き付け等によりポリノルボルネンの
ガラス転移温度である35℃以下の常温まで冷却され、型
から取り出される。
[作 用] 上記のようにして得られた製品は、ポリノルボルネンの
ガラス転移温度35℃以上の温度、例えば40℃以上の温風
中で、または温水中で、適宜形状に折曲げ,または平板
状にするなど変形させ、この変形状態のまま室温まで冷
却することにより、変形を固定する。再度原形に戻した
い場合には、温水に浸漬するなどしてガラス転移温度以
上にもたらせば、もとの成形品形状に復元することがで
きる。
ガラス転移温度35℃以上の温度、例えば40℃以上の温風
中で、または温水中で、適宜形状に折曲げ,または平板
状にするなど変形させ、この変形状態のまま室温まで冷
却することにより、変形を固定する。再度原形に戻した
い場合には、温水に浸漬するなどしてガラス転移温度以
上にもたらせば、もとの成形品形状に復元することがで
きる。
[実施例] 以下に実施例を掲げて、本発明を具体的に説明する。
ポリノルボルネン(仏 CdF社製,商品名ノーソレック
ス,重合度200以上、粒径0.3〜0.4mm)を用いた。
ス,重合度200以上、粒径0.3〜0.4mm)を用いた。
ポリノルボルネン90重量部に、低密度ポリエチレン10重
量部,フェノール系熱安定剤4重量部を添加し、150℃,
20分間ロール混練し、厚さ約1mmのシートに成形した。
このものをプレス成形機に移し、150℃,15分間、圧力10
0kg/cm2でプレスして、平滑な光沢のある厚さが1.0mmの
シートを作成した。
量部,フェノール系熱安定剤4重量部を添加し、150℃,
20分間ロール混練し、厚さ約1mmのシートに成形した。
このものをプレス成形機に移し、150℃,15分間、圧力10
0kg/cm2でプレスして、平滑な光沢のある厚さが1.0mmの
シートを作成した。
次に、このシートを金型上に移し、150℃,45秒間加熱軟
化処理を行なった後、600mmHgの真空で真空成形した。
次いで、成形品を金型に付着させた状態で、170℃,30秒
間保持し、形状記憶性の付与操作を行なった。その後、
冷風を吹き付け、ポリノルボルネンのガラス転移温度以
下の室温25℃まで冷却し、型から取り出し製品とした。
金型としては、縦16cm,横9cm,深さ2cmの角形トレーおよ
び、幅約15cm,長さ約20cmの子供玩具の‘お面’用のも
のを使用した。
化処理を行なった後、600mmHgの真空で真空成形した。
次いで、成形品を金型に付着させた状態で、170℃,30秒
間保持し、形状記憶性の付与操作を行なった。その後、
冷風を吹き付け、ポリノルボルネンのガラス転移温度以
下の室温25℃まで冷却し、型から取り出し製品とした。
金型としては、縦16cm,横9cm,深さ2cmの角形トレーおよ
び、幅約15cm,長さ約20cmの子供玩具の‘お面’用のも
のを使用した。
得られた製品は美麗な肌を有し、正確に金型に対応した
製品が得られた。
製品が得られた。
上記2種の製品を40℃の温水中に浸漬し、折り畳み、あ
るいは絞り曲げして後、室温に冷却し変形形状を固定さ
せた。変形されたものを再度40℃の温水に浸漬したとこ
ろ、もとのトレー,‘お面’と同一の形状に復元され、
これを冷却して原成形形状に固定することができた。
るいは絞り曲げして後、室温に冷却し変形形状を固定さ
せた。変形されたものを再度40℃の温水に浸漬したとこ
ろ、もとのトレー,‘お面’と同一の形状に復元され、
これを冷却して原成形形状に固定することができた。
比較のため真空成形後、シート加熱温度の150℃に20秒
保持したものは成形品としての形状が非常に悪く製品と
して不適当であった。
保持したものは成形品としての形状が非常に悪く製品と
して不適当であった。
[発明の効果] 本発明によれば、従来形状記憶に対し生産性の点から困
難視されていた真空成形による形状記憶製品の製造を効
率よく生産することが可能となり、食器等のトレー,子
供用玩具,形状の変化を利用する各種日用品,工業用品
に広い応用面を開くものである。
難視されていた真空成形による形状記憶製品の製造を効
率よく生産することが可能となり、食器等のトレー,子
供用玩具,形状の変化を利用する各種日用品,工業用品
に広い応用面を開くものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 23:00
Claims (1)
- 【請求項1】ポリノルボルネンに熱安定剤,ポリエチレ
ンを含有させた組成物を0.1mm〜5mmのシートとし、該シ
ートを加熱軟化して真空成形機にかけて成形し、引続き
該成形物を金型に付着した状態で前記加熱軟化温度より
5℃以上高く、かつ130〜210℃の範囲で15〜80秒間加熱
保持したのち、冷却し金型より取り出すことを特徴とす
る形状記憶樹脂真空成形品の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2865588A JPH0717816B2 (ja) | 1988-02-12 | 1988-02-12 | 形状記憶樹脂真空成形品の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2865588A JPH0717816B2 (ja) | 1988-02-12 | 1988-02-12 | 形状記憶樹脂真空成形品の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01204719A JPH01204719A (ja) | 1989-08-17 |
| JPH0717816B2 true JPH0717816B2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=12254522
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2865588A Expired - Lifetime JPH0717816B2 (ja) | 1988-02-12 | 1988-02-12 | 形状記憶樹脂真空成形品の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0717816B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9453501B2 (en) | 2013-03-04 | 2016-09-27 | Patrick T. Mather | Reversible shape memory polymers exhibiting ambient actuation triggering |
| CN114347436A (zh) * | 2021-12-30 | 2022-04-15 | 扬州市拓博塑业有限公司 | 高贴合凹凸模抽真空成型工艺 |
| CN116473319A (zh) * | 2023-06-01 | 2023-07-25 | 韩芳 | 一种可恢复的可弯曲帽舌舌芯的制备工艺 |
-
1988
- 1988-02-12 JP JP2865588A patent/JPH0717816B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01204719A (ja) | 1989-08-17 |
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