JPH0718064B2 - ポリエステル仮撚捲縮糸 - Google Patents
ポリエステル仮撚捲縮糸Info
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- JPH0718064B2 JPH0718064B2 JP60262241A JP26224185A JPH0718064B2 JP H0718064 B2 JPH0718064 B2 JP H0718064B2 JP 60262241 A JP60262241 A JP 60262241A JP 26224185 A JP26224185 A JP 26224185A JP H0718064 B2 JPH0718064 B2 JP H0718064B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,糸条の長手方向に太繊度部と細繊度部を有す
るポリエステル仮撚捲縮糸に関するものである。
るポリエステル仮撚捲縮糸に関するものである。
(従来の技術) 従来,糸条の長手方向に繊度差を有するポリエステルマ
ルチフイラメント糸としては,長手方向に太繊度部と細
繊度部を有し,その太繊度部は配向度が低く,細繊度部
は配向度が高い加工糸が知られている。しかし,このよ
うな加工糸は,未延伸糸を不完全延伸して得られたもの
であるから,比較的繊度差が大きくて高い太細効果が得
られる反面,仮撚加工工程や染色工程等の熱処理によっ
て,未延伸状態の太繊度部が脆化し易いという欠点があ
る。
ルチフイラメント糸としては,長手方向に太繊度部と細
繊度部を有し,その太繊度部は配向度が低く,細繊度部
は配向度が高い加工糸が知られている。しかし,このよ
うな加工糸は,未延伸糸を不完全延伸して得られたもの
であるから,比較的繊度差が大きくて高い太細効果が得
られる反面,仮撚加工工程や染色工程等の熱処理によっ
て,未延伸状態の太繊度部が脆化し易いという欠点があ
る。
また,上記熱処理における欠点を解消するために,例え
ば特公昭51−7207号公報にみられるようにマルチフイラ
メント糸を構成する任意のフイラメントの長手方向にラ
ンダムに未延伸部が残留し,かつマルチフイラメント糸
全体としてはその未延伸部が同じ箇所に集中せず,分散
して存在させたポリエステルマルチフイラメント糸も知
られている。このようなマルチフイラメント糸において
は,それを構成するフイラメントはその長手方向に太細
の繊度差を有するが繊度の太い部分と繊度の細い部分が
集中しないで,ランダムに位置していて,繊度の太い部
分同士,又は繊度の細い部分同士の重なりが少ないの
で,マルチフイラメント糸全体としては太細の繊度差が
不明瞭になり,この糸条から得られる織編物は,染色し
たときには霜降り調の濃淡杢を呈しても,白無地ではそ
の存在が明瞭でなく,また,凹凸感に富んだ織編物用の
糸状としては適当でない。
ば特公昭51−7207号公報にみられるようにマルチフイラ
メント糸を構成する任意のフイラメントの長手方向にラ
ンダムに未延伸部が残留し,かつマルチフイラメント糸
全体としてはその未延伸部が同じ箇所に集中せず,分散
して存在させたポリエステルマルチフイラメント糸も知
られている。このようなマルチフイラメント糸において
は,それを構成するフイラメントはその長手方向に太細
の繊度差を有するが繊度の太い部分と繊度の細い部分が
集中しないで,ランダムに位置していて,繊度の太い部
分同士,又は繊度の細い部分同士の重なりが少ないの
で,マルチフイラメント糸全体としては太細の繊度差が
不明瞭になり,この糸条から得られる織編物は,染色し
たときには霜降り調の濃淡杢を呈しても,白無地ではそ
の存在が明瞭でなく,また,凹凸感に富んだ織編物用の
糸状としては適当でない。
さらに,本出願人は,ポリエステル高配向未延伸糸に弛
緩熱処理を施し,次いで間歇的に熱処理しながら延伸仮
撚加工して太細を有する捲縮糸を製造する方法を特開昭
59−179810号公報に提案したが,この方法によって得ら
れる太細糸は,太繊度部と細繊度部の熱収縮性が大幅に
異なるので,この太細糸から得られる布帛は,通常の染
色工程において,太繊度部と細繊度部との間の過大な収
縮差によって生じるひきつり状の凹凸,例えばサツカー
調織物の凹凸のような凹凸が生じ易い。このひきつり状
の凹凸は,染色工程の後段の仕上げ熱セツト工程におい
て緊張処理を行っても解消し得ないものである。このひ
きつり状の凹凸を解消するために,染色工程の前に予め
熱セツトを行うか,あるいは緊張,拡幅した状態で染色
する必要があり,また,風合の面では粗硬感をぬぐえ
ず,さらに,工程が増えて繁雑であった。
緩熱処理を施し,次いで間歇的に熱処理しながら延伸仮
撚加工して太細を有する捲縮糸を製造する方法を特開昭
59−179810号公報に提案したが,この方法によって得ら
れる太細糸は,太繊度部と細繊度部の熱収縮性が大幅に
異なるので,この太細糸から得られる布帛は,通常の染
色工程において,太繊度部と細繊度部との間の過大な収
縮差によって生じるひきつり状の凹凸,例えばサツカー
調織物の凹凸のような凹凸が生じ易い。このひきつり状
の凹凸は,染色工程の後段の仕上げ熱セツト工程におい
て緊張処理を行っても解消し得ないものである。このひ
きつり状の凹凸を解消するために,染色工程の前に予め
熱セツトを行うか,あるいは緊張,拡幅した状態で染色
する必要があり,また,風合の面では粗硬感をぬぐえ
ず,さらに,工程が増えて繁雑であった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は,上記の従来の太細糸の欠点を解消するもので
あって,その目的とするところは,織編物としたときに
ひきつり状の凹凸が生じることがないポリエステル仮撚
捲縮糸を提供することにある。
あって,その目的とするところは,織編物としたときに
ひきつり状の凹凸が生じることがないポリエステル仮撚
捲縮糸を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) すなわち,本発明は,糸条の長手方向に沿って太繊度部
と細繊度部を交互に有するポリエステルフイラメント仮
撚捲縮糸であって,太繊度部と細繊度部の熱収縮率の差
が10%以下であり,かつ,太繊度部を構成するフイラメ
ントは仮撚により捩じり変形を実質的に受けておらず,
細繊度部を構成するフイラメントは仮撚による捩じり変
形により断面が変形され,捲縮を有していることを特徴
とするポリエステル仮撚捲縮糸を要旨とするものであ
る。
と細繊度部を交互に有するポリエステルフイラメント仮
撚捲縮糸であって,太繊度部と細繊度部の熱収縮率の差
が10%以下であり,かつ,太繊度部を構成するフイラメ
ントは仮撚により捩じり変形を実質的に受けておらず,
細繊度部を構成するフイラメントは仮撚による捩じり変
形により断面が変形され,捲縮を有していることを特徴
とするポリエステル仮撚捲縮糸を要旨とするものであ
る。
以下,本発明を詳細に説明する。
まず,本発明の仮撚捲縮糸は,糸条の長手方向に太繊度
部と細繊度部とを交互に有するポリエステルマルチフイ
ラメント糸の仮撚捲縮糸からなり,太繊度部と細繊度部
の熱収縮率の差が10%以下と糸条の長手方向の熱収縮率
の差が少ないものである。
部と細繊度部とを交互に有するポリエステルマルチフイ
ラメント糸の仮撚捲縮糸からなり,太繊度部と細繊度部
の熱収縮率の差が10%以下と糸条の長手方向の熱収縮率
の差が少ないものである。
本発明においては,太繊度部と細繊度部の熱収縮率の差
が10%以下であることが必要であって,熱収縮率の差が
10%を超えると,これを織編物にした後に,染色工程等
の熱処理を施したときに,太繊度部が著しく収縮し,細
繊度部との収縮差によって布帛表面にひきつり状の凹凸
が形成されるので,好ましくない。例えば,織物にした
後に上記のような熱処理をすると,いわゆるサツカー調
の凹凸が生じ易く,また,織物とした後に上記のような
熱処理をすると,太繊度部から構成される編目ループが
細繊度部から構成される編目ループよりも大きく収縮す
るために,編目が部分的に密になってひきつり状の凹凸
が生じるので,好ましくない。
が10%以下であることが必要であって,熱収縮率の差が
10%を超えると,これを織編物にした後に,染色工程等
の熱処理を施したときに,太繊度部が著しく収縮し,細
繊度部との収縮差によって布帛表面にひきつり状の凹凸
が形成されるので,好ましくない。例えば,織物にした
後に上記のような熱処理をすると,いわゆるサツカー調
の凹凸が生じ易く,また,織物とした後に上記のような
熱処理をすると,太繊度部から構成される編目ループが
細繊度部から構成される編目ループよりも大きく収縮す
るために,編目が部分的に密になってひきつり状の凹凸
が生じるので,好ましくない。
本発明においては,熱収縮率自体は特に制限はなく,用
途に応じて適宜選択される。例えば,織編物の密度等を
考慮して選択される。
途に応じて適宜選択される。例えば,織編物の密度等を
考慮して選択される。
また,本発明のポリエステル仮撚捲縮糸は,太繊度部を
構成するフイラメントは仮撚による捩じり変形を実質的
に受けておらず,細繊度部を構成するフイラメントは仮
撚による捩じり変形により断面が変形され,捲縮を有し
ているものである。
構成するフイラメントは仮撚による捩じり変形を実質的
に受けておらず,細繊度部を構成するフイラメントは仮
撚による捩じり変形により断面が変形され,捲縮を有し
ているものである。
本発明において,太繊度部を構成するフイラメントが仮
撚による捩じり変形を受けると,捩じり変形による延伸
によって太繊度部と細繊度部間の太細差がなくなり,製
編織して得られる布帛に太繊度部と細繊度部の太細差に
よる凹凸感を付与することができない。
撚による捩じり変形を受けると,捩じり変形による延伸
によって太繊度部と細繊度部間の太細差がなくなり,製
編織して得られる布帛に太繊度部と細繊度部の太細差に
よる凹凸感を付与することができない。
本発明の仮撚捲縮糸の太繊度部と細繊度部との糸径比
は,太細効果の点からして1.2以上とすることが好まし
い。太繊度部と細繊度部の糸径比の上限は特に制限はな
いが,この糸径比が余り大きくなると,後の製編織時等
における工程通過性が低下したり,得られる布帛の摩耗
性が低下する虞があるので,通常は2.0以下であること
が好ましい。
は,太細効果の点からして1.2以上とすることが好まし
い。太繊度部と細繊度部の糸径比の上限は特に制限はな
いが,この糸径比が余り大きくなると,後の製編織時等
における工程通過性が低下したり,得られる布帛の摩耗
性が低下する虞があるので,通常は2.0以下であること
が好ましい。
次に,本発明の仮撚捲縮糸を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の仮撚捲縮糸の一例を示す概略側面図で
あって,糸条の長手方向に沿って,フイラメントの繊度
の太い部分からなる太繊度部aとフイラメントの細い部
分からなる細繊度部bを交互に有し,太繊度部aは熱収
縮率が大きく,細繊度部bは太繊度部aよりも小さな熱
収縮率を有していて,両者の熱収縮率の差は10%以下で
ある。
あって,糸条の長手方向に沿って,フイラメントの繊度
の太い部分からなる太繊度部aとフイラメントの細い部
分からなる細繊度部bを交互に有し,太繊度部aは熱収
縮率が大きく,細繊度部bは太繊度部aよりも小さな熱
収縮率を有していて,両者の熱収縮率の差は10%以下で
ある。
さらに,上記太繊度部aを構成する部分のフイラメント
は,第2図に示すように,仮撚による捩じり変形を実質
的に受けておらず,その断面は殆ど変形していないもの
である。一方,上記細繊度部bを構成する部分のフイラ
メントは,第3図に示すように,仮撚による捩じり変形
による変形を受けていてその断面が変形されおり,かつ
捲縮を有している。
は,第2図に示すように,仮撚による捩じり変形を実質
的に受けておらず,その断面は殆ど変形していないもの
である。一方,上記細繊度部bを構成する部分のフイラ
メントは,第3図に示すように,仮撚による捩じり変形
による変形を受けていてその断面が変形されおり,かつ
捲縮を有している。
上記のように,太繊度部aを構成する部分のフイラメン
トが仮撚による捩じり変形を実質的に受けておらず,細
繊度部bを構成する部分のフイラメントが仮撚による捩
じり変形による変形を受けていてその断面が変形され,
捲縮を有している場合には,太繊度部aと細繊度部bと
が相挨って,従来の太細糸からなる仮撚捲縮糸では見ら
れない優れた凹凸効果を示し,しかも,これを織編物に
した場合には,捲縮を有する細繊度部bによってソフト
なボリウム感が与えられる。また,従来の未延伸糸を不
完全延伸して得た太細糸に仮撚加工を施した仮撚捲縮糸
は,仮撚加工時に太繊度部も細繊度部と同様に仮撚によ
る捩じり変形を受けるので,太繊度部も伸ばされてその
太さが減少し,太細効果が極度に少なくなる欠点がある
が,上記のように太繊度部aが仮撚による捩じり変形を
実質的に受けていないと,すなわち,仮撚加工による捩
じり変形がないか,たとえあっても変形の程度が少ない
と,太繊度部aと細繊度部bの糸径比を十分に維持する
ことができ,優れた凹凸効果を示す。
トが仮撚による捩じり変形を実質的に受けておらず,細
繊度部bを構成する部分のフイラメントが仮撚による捩
じり変形による変形を受けていてその断面が変形され,
捲縮を有している場合には,太繊度部aと細繊度部bと
が相挨って,従来の太細糸からなる仮撚捲縮糸では見ら
れない優れた凹凸効果を示し,しかも,これを織編物に
した場合には,捲縮を有する細繊度部bによってソフト
なボリウム感が与えられる。また,従来の未延伸糸を不
完全延伸して得た太細糸に仮撚加工を施した仮撚捲縮糸
は,仮撚加工時に太繊度部も細繊度部と同様に仮撚によ
る捩じり変形を受けるので,太繊度部も伸ばされてその
太さが減少し,太細効果が極度に少なくなる欠点がある
が,上記のように太繊度部aが仮撚による捩じり変形を
実質的に受けていないと,すなわち,仮撚加工による捩
じり変形がないか,たとえあっても変形の程度が少ない
と,太繊度部aと細繊度部bの糸径比を十分に維持する
ことができ,優れた凹凸効果を示す。
次に,本発明の仮撚捲縮糸の製造方法を説明する。
本発明の仮撚捲縮糸は,例えば次のようにして製造され
る。まず,複屈折Δnが15×10-3〜80×10-3のポリエス
テル高配向未延伸糸を,加熱装置に接触させることなく
30%以上好ましくは50%以上の弛緩率で弛緩熱処理し,
次いで,弛緩熱処理された糸条に,水又は水性液体を間
歇的に付着させ,引き続き連続して加熱装置に接触させ
ることなく,水又は水性液体を付着させた部分が延伸仮
撚変形を受けない条件,例えば延伸倍率1.5以上,仮撚
数2300回/m,仮撚温度180℃で延伸仮撚加工し,次いで熱
処理装置へ導いて太繊度部を加熱することにより製造さ
れる。
る。まず,複屈折Δnが15×10-3〜80×10-3のポリエス
テル高配向未延伸糸を,加熱装置に接触させることなく
30%以上好ましくは50%以上の弛緩率で弛緩熱処理し,
次いで,弛緩熱処理された糸条に,水又は水性液体を間
歇的に付着させ,引き続き連続して加熱装置に接触させ
ることなく,水又は水性液体を付着させた部分が延伸仮
撚変形を受けない条件,例えば延伸倍率1.5以上,仮撚
数2300回/m,仮撚温度180℃で延伸仮撚加工し,次いで熱
処理装置へ導いて太繊度部を加熱することにより製造さ
れる。
このようにして,本発明の仮撚捲縮糸を製造する場合
は,ポリエステル高配向未延伸糸は高い熱収縮性を有し
ているので,30%以上の弛緩率で弛緩熱処理することに
よって,糸条を太化し,後の延伸仮撚加工によって太細
差を発現し得るようにする。次いで,弛緩熱処理により
太化された糸条は水又は水性液体を間歇的に付着され,
引き続き延伸仮撚加工されるので,水又は水性液体が付
着した部分は延伸仮撚時に熱が与えられず,そのため延
伸や仮撚変形を受けることがなく極めて太い太繊度部と
なる。一方,水又は水性液体が付着していない部分は,
熱が十分与えられ,延伸と同時に仮撚による捩じり変形
を受けて捲縮を有する細繊度部となる。
は,ポリエステル高配向未延伸糸は高い熱収縮性を有し
ているので,30%以上の弛緩率で弛緩熱処理することに
よって,糸条を太化し,後の延伸仮撚加工によって太細
差を発現し得るようにする。次いで,弛緩熱処理により
太化された糸条は水又は水性液体を間歇的に付着され,
引き続き延伸仮撚加工されるので,水又は水性液体が付
着した部分は延伸仮撚時に熱が与えられず,そのため延
伸や仮撚変形を受けることがなく極めて太い太繊度部と
なる。一方,水又は水性液体が付着していない部分は,
熱が十分与えられ,延伸と同時に仮撚による捩じり変形
を受けて捲縮を有する細繊度部となる。
この場合に,太繊度部が仮撚による捩じり変形を受けな
いためには太繊度部の形成と同時に延伸仮撚が施される
必要があり,水又は水性液体が付着した部分は付着して
いない部分に比べて変形を受けにくく太繊度部を構成す
る。水又は水性液体が付着していない部分に延伸と仮撚
加工を集中させて捩じり変形を受けた細繊度部とする。
いためには太繊度部の形成と同時に延伸仮撚が施される
必要があり,水又は水性液体が付着した部分は付着して
いない部分に比べて変形を受けにくく太繊度部を構成す
る。水又は水性液体が付着していない部分に延伸と仮撚
加工を集中させて捩じり変形を受けた細繊度部とする。
上記のようにして延伸仮撚加工された仮撚捲縮糸は,熱
処理されるが,この熱処理の温度は延伸仮撚加工時の加
熱温度よりも高くすることが好ましい。
処理されるが,この熱処理の温度は延伸仮撚加工時の加
熱温度よりも高くすることが好ましい。
上記のようにして得られる仮撚捲縮糸は,上記の本発明
の特徴に加えて,染色加工等の熱処理によっても太繊度
部が脆化することがないものである。
の特徴に加えて,染色加工等の熱処理によっても太繊度
部が脆化することがないものである。
次に,本発明の仮撚捲縮糸の製造方法を図面に基づいて
説明する。
説明する。
第4図は,本発明の仮撚捲縮糸の製造方法の一例を示す
工程概略図であり,ポリエステル高配向未延伸糸スプー
ル1より引き出された糸条Fはガイド2,フイードローラ
3を経て,フイードローラ3と第1デリベリローラ5に
よりオーバーフイードされつつ,第1加熱装置4に入
り,所定の弛緩率で熱収縮される。次いで,第1デリバ
リローラ5を経て,延伸仮撚領域へ送り込まれ,液体付
着装置6によって間歇的に水又は水性液体が付着され,
第1デリベリローラ5と第2デリベリローラ9との間で
所定の延伸倍率で延伸されると同時に仮撚施燃装置8に
より加撚されつつ,第2加熱装置7により非接触状態で
熱固定される。さらに,第2デリベリローラ9を経て,
第3加熱装置10によって熱処理されて第3デリベリロー
ラ11を経て捲取ローラ12により仮撚捲縮糸としてパツケ
ージ13に捲取られる。
工程概略図であり,ポリエステル高配向未延伸糸スプー
ル1より引き出された糸条Fはガイド2,フイードローラ
3を経て,フイードローラ3と第1デリベリローラ5に
よりオーバーフイードされつつ,第1加熱装置4に入
り,所定の弛緩率で熱収縮される。次いで,第1デリバ
リローラ5を経て,延伸仮撚領域へ送り込まれ,液体付
着装置6によって間歇的に水又は水性液体が付着され,
第1デリベリローラ5と第2デリベリローラ9との間で
所定の延伸倍率で延伸されると同時に仮撚施燃装置8に
より加撚されつつ,第2加熱装置7により非接触状態で
熱固定される。さらに,第2デリベリローラ9を経て,
第3加熱装置10によって熱処理されて第3デリベリロー
ラ11を経て捲取ローラ12により仮撚捲縮糸としてパツケ
ージ13に捲取られる。
次に,本発明の仮撚捲縮糸の製造方法の他の例を説明す
る。
る。
第5図は,上記本発明の仮撚捲縮糸の製造方法の他の例
を示す工程概略図であり,ポリエステル高配向未延伸糸
スプール1より引き出された糸条Fはガイド2,フイード
ローラ3を経て,フイードローラ3と第1デリベリロー
ラ5によりオーバーフイードされつつ,第1加熱装置4
に入り,所定の弛緩率で熱収縮される。次いで,第1デ
リベリローラ5を経て,延伸仮撚領域へ送り込まれる。
ここで,第1デリベリローラ5と第2デリベリローラ9
の間で空気シリンダ14のオンオフにより糸条の走行方向
と直角に往復運動する移動ガイド15によって,糸条をト
ラバースさせて第2加熱装置7に間歇的に接触させなが
ら,第1デリベリローラ5と第2デリベリローラ9との
間で所定の延伸倍率で延伸されると同時に仮撚施撚装置
8により熱固定され,第2デリベリローラ9を経て,第
3加熱装置10によって熱処理され,第3デリベリローラ
11を経て,捲取ローラ12により仮撚捲縮糸としてパツケ
ージ13に捲取られる。
を示す工程概略図であり,ポリエステル高配向未延伸糸
スプール1より引き出された糸条Fはガイド2,フイード
ローラ3を経て,フイードローラ3と第1デリベリロー
ラ5によりオーバーフイードされつつ,第1加熱装置4
に入り,所定の弛緩率で熱収縮される。次いで,第1デ
リベリローラ5を経て,延伸仮撚領域へ送り込まれる。
ここで,第1デリベリローラ5と第2デリベリローラ9
の間で空気シリンダ14のオンオフにより糸条の走行方向
と直角に往復運動する移動ガイド15によって,糸条をト
ラバースさせて第2加熱装置7に間歇的に接触させなが
ら,第1デリベリローラ5と第2デリベリローラ9との
間で所定の延伸倍率で延伸されると同時に仮撚施撚装置
8により熱固定され,第2デリベリローラ9を経て,第
3加熱装置10によって熱処理され,第3デリベリローラ
11を経て,捲取ローラ12により仮撚捲縮糸としてパツケ
ージ13に捲取られる。
本発明において,糸径比は,0.3g/dの加重下で300回/mの
撚を糸条に施し,目盛を付した顕微鏡で太繊度部及び細
繊度部の糸径を測定し,太繊度部の糸径を細繊度部の糸
径で除したものである。
撚を糸条に施し,目盛を付した顕微鏡で太繊度部及び細
繊度部の糸径を測定し,太繊度部の糸径を細繊度部の糸
径で除したものである。
また,熱収縮率(%)は,太繊度部については太繊度部
を中心に約30cmの長さで糸条を採取し,0.1g/dの荷重下
で太繊度部の中央に5cm間隔のマークを付し,フリーの
状態で沸騰水中で30分間煮沸を行った後,24時間風乾し,
0.1g/dの荷重下でマーク間の長さL(cm)を測定し, (5−L)/5×100(%)で表したものである。
を中心に約30cmの長さで糸条を採取し,0.1g/dの荷重下
で太繊度部の中央に5cm間隔のマークを付し,フリーの
状態で沸騰水中で30分間煮沸を行った後,24時間風乾し,
0.1g/dの荷重下でマーク間の長さL(cm)を測定し, (5−L)/5×100(%)で表したものである。
一方,細繊度部については,太繊度部が存在しない箇所
を選定し,前記太繊度部の場合と同様に測定して表した
ものである。
を選定し,前記太繊度部の場合と同様に測定して表した
ものである。
(実施例) 次に,本発明の仮撚捲縮糸を実施例によって具体的に説
明する。
明する。
実施例 ポリエチレンテレフタレートを高速紡糸して得た複屈折
51×10-3のポリエステル高配向未延伸糸110d/36fを第4
図に示す工程に従って第1表に示す条件により,本発明
の仮撚捲縮糸を製造した。
51×10-3のポリエステル高配向未延伸糸110d/36fを第4
図に示す工程に従って第1表に示す条件により,本発明
の仮撚捲縮糸を製造した。
得られた仮撚捲縮糸は太繊度部と細繊度部を交互に有す
る太細糸で,太繊度部と細繊度部の糸径比は1.5であっ
た。
る太細糸で,太繊度部と細繊度部の糸径比は1.5であっ
た。
比較のために,第2デリベリローラを出た直後で熱処理
されていない仮撚捲縮糸を採取した。
されていない仮撚捲縮糸を採取した。
上記本発明の仮撚捲縮糸と比較のための仮撚捲縮糸の熱
収縮率を測定したところ,本発明の仮撚捲縮糸は,太繊
度部,細繊度部の熱収縮率はそれぞれ10.0%,6.0%であ
って,熱収縮率の差は4.0%であった。一方,比較の仮
撚捲縮糸は,太繊度部,細繊度部の熱収縮率はそれぞれ
28.0%,10.0%であって,熱収縮率の差は18.0%であっ
た。
収縮率を測定したところ,本発明の仮撚捲縮糸は,太繊
度部,細繊度部の熱収縮率はそれぞれ10.0%,6.0%であ
って,熱収縮率の差は4.0%であった。一方,比較の仮
撚捲縮糸は,太繊度部,細繊度部の熱収縮率はそれぞれ
28.0%,10.0%であって,熱収縮率の差は18.0%であっ
た。
上記本発明の太細を有する仮撚捲縮糸に,S及びZ方向に
2000回/mの追撚を施し,経密度74本/in,緯密度68本/in
で経糸,緯糸ともに,S撚糸とZ撚糸を2本ずつ交互に配
して平織物に製織した。次いで,通常のポリエステル繊
維の染色処方に従って製品を仕上げたところ,スラブ調
の太細効果を有し,絣調のものであった。
2000回/mの追撚を施し,経密度74本/in,緯密度68本/in
で経糸,緯糸ともに,S撚糸とZ撚糸を2本ずつ交互に配
して平織物に製織した。次いで,通常のポリエステル繊
維の染色処方に従って製品を仕上げたところ,スラブ調
の太細効果を有し,絣調のものであった。
一方,比較の仮撚捲縮糸を上記と同様にして,製品に仕
上げたところ,サツカー調のひきつりのある凹凸を有す
るものであった。
上げたところ,サツカー調のひきつりのある凹凸を有す
るものであった。
(発明の効果) 本発明の仮撚捲縮糸は,上記のような構成を有するの
で,太繊度部と細繊度部の間の熱収縮率の差が少ないも
のであって,織編物としたときにひきつり状の凹凸が生
じることがなく,太細差による好ましい太細効果を有す
るものである。
で,太繊度部と細繊度部の間の熱収縮率の差が少ないも
のであって,織編物としたときにひきつり状の凹凸が生
じることがなく,太細差による好ましい太細効果を有す
るものである。
第1図は本発明の仮撚捲縮糸の一例を示す概略側面図,
第2図は本発明の仮撚捲縮糸の太繊度部の断面図,第3
図は本発明の仮撚捲縮糸の細繊度部の断面図,第4図は
本発明の仮撚捲縮糸の製造方法の一例を示す工程概略
図,第5図は本発明の仮撚捲縮糸の製造方法の他の例を
示す工程概略図である。 a;太繊度部,b;細繊度部
第2図は本発明の仮撚捲縮糸の太繊度部の断面図,第3
図は本発明の仮撚捲縮糸の細繊度部の断面図,第4図は
本発明の仮撚捲縮糸の製造方法の一例を示す工程概略
図,第5図は本発明の仮撚捲縮糸の製造方法の他の例を
示す工程概略図である。 a;太繊度部,b;細繊度部
Claims (1)
- 【請求項1】糸条の長手方向に沿って太繊度部と細繊度
部を交互に有するポリエステルマルチフイラメント仮撚
捲縮糸であって,太繊度部と細繊度部の熱収縮率の差が
10%以下であり,かつ,太繊度部を構成するフイラメン
トは仮撚による捩じり変形を実質的に受けておらず,細
繊度部を構成するフイラメントは仮撚による捩じり変形
により断面が変形され,捲縮を有していることを特徴と
するポリエステル仮撚捲縮糸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60262241A JPH0718064B2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | ポリエステル仮撚捲縮糸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60262241A JPH0718064B2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | ポリエステル仮撚捲縮糸 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62125031A JPS62125031A (ja) | 1987-06-06 |
| JPH0718064B2 true JPH0718064B2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=17373037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60262241A Expired - Lifetime JPH0718064B2 (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | ポリエステル仮撚捲縮糸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0718064B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01321935A (ja) * | 1988-06-20 | 1989-12-27 | Unitika Ltd | 糸斑調捲縮加工糸 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5926535A (ja) * | 1982-08-04 | 1984-02-10 | ユニチカ株式会社 | 特殊ポリエステル加工糸の製造方法 |
| JPH0227457B2 (ja) * | 1982-11-24 | 1990-06-18 | Unitika Ltd | Horiesuterusurabuyaannoseizohoho |
-
1985
- 1985-11-20 JP JP60262241A patent/JPH0718064B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62125031A (ja) | 1987-06-06 |
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