JPH0718938A - 移動体の走行制御装置 - Google Patents
移動体の走行制御装置Info
- Publication number
- JPH0718938A JPH0718938A JP21083493A JP21083493A JPH0718938A JP H0718938 A JPH0718938 A JP H0718938A JP 21083493 A JP21083493 A JP 21083493A JP 21083493 A JP21083493 A JP 21083493A JP H0718938 A JPH0718938 A JP H0718938A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- moving body
- sliding door
- gear
- pinion gear
- control section
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】病院、オフィス、図書館、高齢者用住宅、倉庫
等に取付けた重量ある引戸、或いは搬送体等の移動体の
走行を一時的に停止して逆方向の移動を所定トルク以内
で阻止できるようにした走行制御装置に関するものであ
る。 【構成】移動体を走行路に沿って走行可能に設け、該移
動体と走行路との間の一方にラックギア4、他方にピニ
オンギア9を取付け、両ギアの噛合によって制御区間を
形成すると共に、ピニオンギアに両方向係止クラッチ機
構12を組込み、上記制御区間内で移動体を任意位置で
一時的に停止し、逆方向の移動を所定トルク以内で阻止
し得るようにしたものである。
等に取付けた重量ある引戸、或いは搬送体等の移動体の
走行を一時的に停止して逆方向の移動を所定トルク以内
で阻止できるようにした走行制御装置に関するものであ
る。 【構成】移動体を走行路に沿って走行可能に設け、該移
動体と走行路との間の一方にラックギア4、他方にピニ
オンギア9を取付け、両ギアの噛合によって制御区間を
形成すると共に、ピニオンギアに両方向係止クラッチ機
構12を組込み、上記制御区間内で移動体を任意位置で
一時的に停止し、逆方向の移動を所定トルク以内で阻止
し得るようにしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、病院、オフィス、図
書館、高齢者用住宅、倉庫等に取付けた重量ある引戸、
或いは搬送体等の移動体の走行を一時的に停止して逆方
向の移動を所定トルク以内で阻止できるようにした走行
制御装置に関するものである。
書館、高齢者用住宅、倉庫等に取付けた重量ある引戸、
或いは搬送体等の移動体の走行を一時的に停止して逆方
向の移動を所定トルク以内で阻止できるようにした走行
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、病院、オフィス、図書館、高齢者
用住宅、倉庫等における出入口に用いられる引戸は、戸
車を引戸の開閉方向に沿って設けられたレール上を回転
移動できるように取付け、引戸を円滑に作動し得る構造
である。しかし、例えば、レールが僅かに傾斜している
ことに起因して、引戸の開閉操作中、自然と戸車が閉成
方向或いは開放方向に回転移動してしまう虞があった。
これを解決するため、本出願人は、先に特開平4−17
693号公報に開示したように開閉作動の途中の任意位
置で一時的に引戸を停止して逆方向の移動を所定トルク
以内で阻止できる両方向係止クラッチ機構を戸車に組込
んだ引戸を開発し、所定の効果を達成することができ
た。
用住宅、倉庫等における出入口に用いられる引戸は、戸
車を引戸の開閉方向に沿って設けられたレール上を回転
移動できるように取付け、引戸を円滑に作動し得る構造
である。しかし、例えば、レールが僅かに傾斜している
ことに起因して、引戸の開閉操作中、自然と戸車が閉成
方向或いは開放方向に回転移動してしまう虞があった。
これを解決するため、本出願人は、先に特開平4−17
693号公報に開示したように開閉作動の途中の任意位
置で一時的に引戸を停止して逆方向の移動を所定トルク
以内で阻止できる両方向係止クラッチ機構を戸車に組込
んだ引戸を開発し、所定の効果を達成することができ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この先
行技術のものは、レール上を走行する戸車内に両方向係
止クラッチ機構を組込んでいるため、限定されている戸
車内に組込まなければならず、特に重量のある引戸に組
込んだ場合、軸受け部分の耐久性がなく挫屈する虞があ
る。その上、人が出入りする際は引戸を僅かに開くだけ
でよいが、それでも引戸が開いた位置で停止してしまう
ので、その都度閉止操作を行わなければならない煩わし
さがある。その反面、車椅子や荷物運搬等が出入りする
際は引戸を大きく開いて停止させて置く方が便利であ
る。そこで、この発明は上記従来技術および先行技術の
問題点に鑑み、これを解決すべくなされたものであっ
て、重量のある引戸、扉等の移動体の走行路に制御区間
を形成することにより、その区間内の任意の位置で移動
体を一時的に確実に停止し、逆方向の可動を所定トルク
以内で阻止し得る堅牢にして耐久性に優れた移動体の走
行制御装置を提供することを目的としたものである。
行技術のものは、レール上を走行する戸車内に両方向係
止クラッチ機構を組込んでいるため、限定されている戸
車内に組込まなければならず、特に重量のある引戸に組
込んだ場合、軸受け部分の耐久性がなく挫屈する虞があ
る。その上、人が出入りする際は引戸を僅かに開くだけ
でよいが、それでも引戸が開いた位置で停止してしまう
ので、その都度閉止操作を行わなければならない煩わし
さがある。その反面、車椅子や荷物運搬等が出入りする
際は引戸を大きく開いて停止させて置く方が便利であ
る。そこで、この発明は上記従来技術および先行技術の
問題点に鑑み、これを解決すべくなされたものであっ
て、重量のある引戸、扉等の移動体の走行路に制御区間
を形成することにより、その区間内の任意の位置で移動
体を一時的に確実に停止し、逆方向の可動を所定トルク
以内で阻止し得る堅牢にして耐久性に優れた移動体の走
行制御装置を提供することを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】これを解決する手段とし
て、この発明は、移動体を走行路に沿って走行可能に設
け、該移動体と走行路との間の一方にラックギア、他方
にピニオンギアを取付け、両ギアの噛合によって制御区
間を形成すると共に、ピニオンギアに両方向係止クラッ
チ機構を組込み、上記制御区間内で移動体を任意位置で
一時的に停止し、逆方向の移動を所定トルク以内で阻止
し得るようにしたものである。
て、この発明は、移動体を走行路に沿って走行可能に設
け、該移動体と走行路との間の一方にラックギア、他方
にピニオンギアを取付け、両ギアの噛合によって制御区
間を形成すると共に、ピニオンギアに両方向係止クラッ
チ機構を組込み、上記制御区間内で移動体を任意位置で
一時的に停止し、逆方向の移動を所定トルク以内で阻止
し得るようにしたものである。
【0005】
【実施例】この発明の構成を図面で示す一実施例につい
て以下詳細に説明する。図1乃至図6は、出入口を開閉
する大形で重い引戸に実施したこの発明の第1実施例で
ある。出入口1の上壁部2に閉成方向に向かって次第に
下降するように僅かに傾斜したレール3が配設されてお
り、該レール3には、その下面側の一定区間にラックギ
ア4が取付けられて制御区間Lが形成されている。この
実施例では引戸5が出入口1の閉成位置から一定位置ま
でフリーに走行できるフリー区間Sが設けられて制御区
間Lが形成されている。大形で重い移動体である引戸5
は、その上框6の両端に立設した取付金具7に夫々回転
自在に戸車8が枢着されており、出入口1に配設された
レール3に回転自在に吊下し開閉可能に取付けられてい
る。ピニオンギア9は、支軸10と歯車部11との間に
両方向係止クラッチ機構12が組込まれて歯車部11を
回転可能に制御し、該ピニオンギア9の支軸10を上記
引戸5の一方の取付金具7に固定して、該ピニオンギア
9の歯車部11を出入口1に配設されたレール3のラッ
クギア4に係脱可能に噛合されている。両方向係止クラ
ッチ機構12は、基本的には上記先行技術の特開平4−
13693号公報に開示されている両方向係止クラッチ
と同様の機構であるが、これについてさらに詳述する。
この両方向係止クラッチ機構12は、図4乃至図6に示
すように、歯車部11に回動不能に嵌合した内筒体13
内に、支軸10を中心として、制御板14、回動保持体
15、受けリング16、ローラーピン17、弾性線材1
8よりなる部材が組込まれている。歯車部11は、一側
が壁面11aで、他側が開口11bする筒状に形成され
ている。そして壁面11aに穿設した貫通孔11cに支
軸10を挿通し、その外周面部に形成した嵌合凹部11
dに嵌合した軸受リング21に支軸10を挿通する。内
筒体13は、一側が壁面13aで、他側が開口13bす
る筒状に形成されている。そして壁面13aには支軸1
0を挿通する貫通孔13cが穿設され、上記支軸10に
嵌合した軸受リング21にワッシャー22を介して内筒
体13を歯車部11内に回動不能に嵌合する。制御板1
4は、支軸10を挿通する貫通孔14aが穿設された略
環状に形成され、該貫通孔14aの内周面の所定箇所、
この実施例では3箇所に凹溝14bが切欠されている。
この凹溝14bは中央部が最浅部14cで、その両側が
深くなるような略つの形状に退避溝部14d、14dが
形成されている。また外周部にも該凹溝14bに向かっ
て略円弧状の遊動切欠部14eが形成されている薄板材
からなり、この制御板14を複数枚、例えば10枚重合
して回動保持体15の両側に、これを挟み込むように夫
々内筒体13内に回動不能に嵌合する。回動保持体15
は、中央部に支軸10を挿通する貫通孔15aが穿設さ
れ、その内周面には上記制御板14の凹溝14aに対応
する3箇所に、該凹溝14aよりも幅狭のローラーピン
を支持する保持溝15bが形成され、また外周部には該
保持溝45bに対応する箇所に弾性線材18を挿入する
線材嵌合溝15cが切欠されている。受けリング16
は、回動保持体15に嵌合して、該回動保持体15と一
体に内筒体13内に回動可能に嵌合する。ローラーピン
17は、支軸10の外周面と制御板14の凹溝14bお
よび回動保持体15の保持溝15bに形成された空間部
分に亘って挿入される。弾性線材18は、制御板14の
遊動切欠部14eおよび回動保持体15の線材嵌合溝1
5cに挿入され、その一端は、内筒体13の壁面13a
に穿設された小孔13dに挿入係止し、他端を内筒体1
3の開口13bに回動不能に密嵌した押え板19に穿設
された小孔19bに挿入係止する。そして、該押え板1
9の貫通孔19aに支軸10を貫通して、該支軸10に
ワッシャー22を介して軸受リング21を嵌合し、該軸
受リング21を軸受蓋板20の嵌合凹部20bに嵌入す
ると共に、軸受蓋板20に穿設した貫通孔20aに支軸
10を挿通して、軸受蓋板20を歯車部11の開口11
bに密嵌して両方向係止クラッチ機構12が組立られて
いる。
て以下詳細に説明する。図1乃至図6は、出入口を開閉
する大形で重い引戸に実施したこの発明の第1実施例で
ある。出入口1の上壁部2に閉成方向に向かって次第に
下降するように僅かに傾斜したレール3が配設されてお
り、該レール3には、その下面側の一定区間にラックギ
ア4が取付けられて制御区間Lが形成されている。この
実施例では引戸5が出入口1の閉成位置から一定位置ま
でフリーに走行できるフリー区間Sが設けられて制御区
間Lが形成されている。大形で重い移動体である引戸5
は、その上框6の両端に立設した取付金具7に夫々回転
自在に戸車8が枢着されており、出入口1に配設された
レール3に回転自在に吊下し開閉可能に取付けられてい
る。ピニオンギア9は、支軸10と歯車部11との間に
両方向係止クラッチ機構12が組込まれて歯車部11を
回転可能に制御し、該ピニオンギア9の支軸10を上記
引戸5の一方の取付金具7に固定して、該ピニオンギア
9の歯車部11を出入口1に配設されたレール3のラッ
クギア4に係脱可能に噛合されている。両方向係止クラ
ッチ機構12は、基本的には上記先行技術の特開平4−
13693号公報に開示されている両方向係止クラッチ
と同様の機構であるが、これについてさらに詳述する。
この両方向係止クラッチ機構12は、図4乃至図6に示
すように、歯車部11に回動不能に嵌合した内筒体13
内に、支軸10を中心として、制御板14、回動保持体
15、受けリング16、ローラーピン17、弾性線材1
8よりなる部材が組込まれている。歯車部11は、一側
が壁面11aで、他側が開口11bする筒状に形成され
ている。そして壁面11aに穿設した貫通孔11cに支
軸10を挿通し、その外周面部に形成した嵌合凹部11
dに嵌合した軸受リング21に支軸10を挿通する。内
筒体13は、一側が壁面13aで、他側が開口13bす
る筒状に形成されている。そして壁面13aには支軸1
0を挿通する貫通孔13cが穿設され、上記支軸10に
嵌合した軸受リング21にワッシャー22を介して内筒
体13を歯車部11内に回動不能に嵌合する。制御板1
4は、支軸10を挿通する貫通孔14aが穿設された略
環状に形成され、該貫通孔14aの内周面の所定箇所、
この実施例では3箇所に凹溝14bが切欠されている。
この凹溝14bは中央部が最浅部14cで、その両側が
深くなるような略つの形状に退避溝部14d、14dが
形成されている。また外周部にも該凹溝14bに向かっ
て略円弧状の遊動切欠部14eが形成されている薄板材
からなり、この制御板14を複数枚、例えば10枚重合
して回動保持体15の両側に、これを挟み込むように夫
々内筒体13内に回動不能に嵌合する。回動保持体15
は、中央部に支軸10を挿通する貫通孔15aが穿設さ
れ、その内周面には上記制御板14の凹溝14aに対応
する3箇所に、該凹溝14aよりも幅狭のローラーピン
を支持する保持溝15bが形成され、また外周部には該
保持溝45bに対応する箇所に弾性線材18を挿入する
線材嵌合溝15cが切欠されている。受けリング16
は、回動保持体15に嵌合して、該回動保持体15と一
体に内筒体13内に回動可能に嵌合する。ローラーピン
17は、支軸10の外周面と制御板14の凹溝14bお
よび回動保持体15の保持溝15bに形成された空間部
分に亘って挿入される。弾性線材18は、制御板14の
遊動切欠部14eおよび回動保持体15の線材嵌合溝1
5cに挿入され、その一端は、内筒体13の壁面13a
に穿設された小孔13dに挿入係止し、他端を内筒体1
3の開口13bに回動不能に密嵌した押え板19に穿設
された小孔19bに挿入係止する。そして、該押え板1
9の貫通孔19aに支軸10を貫通して、該支軸10に
ワッシャー22を介して軸受リング21を嵌合し、該軸
受リング21を軸受蓋板20の嵌合凹部20bに嵌入す
ると共に、軸受蓋板20に穿設した貫通孔20aに支軸
10を挿通して、軸受蓋板20を歯車部11の開口11
bに密嵌して両方向係止クラッチ機構12が組立られて
いる。
【0006】このように構成されているので、引き戸5
を閉成状態から開放方向に移動すると、これに取付けた
戸車8はレール3上を回転し、引き戸5はフリー区間S
を自由に走行するので、通常の成人が出入りする際に
は、開放した引き戸5はレール3が閉成方向に向かって
僅かに傾斜しているので、自動的に閉成方向に走行し
て、引き戸5を閉める操作を行う必要なく出入口1を閉
成することができる。また車椅子、荷物の搬入等の場合
には、引き戸5を広く開口するように開放方向に移動す
ると、これに取付けた戸車8はレール3上を回転すると
共に、一方の取付金具7に固定したピニオンギア9の歯
車部11はレール3の下面側に取付けたラックギア4に
噛合し、制御区間L内を回転することになる。これによ
って、該ピニオンキア9は図3に示すように反時計方向
に回転し、これに組込まれている両方向係止クラッチ機
構12を作動する。これに従って図4に示すように内筒
体13内の制御板14を反時計方向に回転するので、こ
れに形成した凹溝14bの中央最浅部14cに係止状態
に位置しているローラーピン17は、図5に示すように
右側の退避溝部14dに移動するが、その際、弾性線材
18はピニオンギア9の回転によってその弾性に抗して
時計方向に弓状に湾曲する。これは弾性線材18の中央
部分が回動保持体15の線材嵌合溝15cに挿入保持さ
れているのに対して、両端を係止している内筒体13と
押え板19が、ピニオンギア9の反時計方向の回転によ
り、その弾性に抗して弓状に湾曲されるものであるか
ら、常に回動保持体15に反時計方向の弾発力が作用し
た状態でローラーピン17は、ピニオンギア9が反時計
方向に回転しつづける限り、右側の退避溝部14dに移
動してフリー状態を保つ。これによって両方向係止クラ
ッチ12は支軸10に対して非係止状態となって、該支
軸10の周囲を歯車部11と共に自由に回転することが
でき、引戸5を軽快に開放方向に移動することができ
る。そして引戸5を完全に開放し、或いは開放動作を途
中で止めると、レール3が閉成方向に傾斜しているた
め、引戸5は該閉成方向に所定内のトルクが付与され、
戸車8は上記と逆に反時計方向に回転しようとするが、
これと共にラックギア4に噛合しているピニオンギア9
に時計方向の回転力が作用し、歯車部11に組込まれて
いる両方向係止クラッチ機構12が作動し、これに従っ
て内筒体13内の制御板14は時計方向に回転するの
で、図5に示すように制御板14の凹溝14bの右側の
退避溝部14dにフリー状態に位置しているローラーピ
ン17は、凹溝14bの中央最浅部14c方向に移動し
ようとすると共に、弓状に湾曲している弾性線材18の
弾性復元力で回動保持体15の反時計方向の回転も作用
して中央最浅部14cに押戻されて図5に示すように係
止状態となりピニオンギア9を停止し、これに噛合して
いる戸車8の回転を止める。これにより、引戸5は閉成
方向に逆戻りすることなく、全開位置または任意の停止
位置で開放状態となって、振動等の不用意な外力が加わ
っても引戸5は容易に閉成してしまうことはないので、
車椅子、荷物の搬入等の出入が安全にできる。さらに、
この状態から車椅子、荷物の搬入等が出入口1を通過し
たならば引戸5を閉成方向に所定以上のトルクを加える
と、ラックギア4に噛合しているピニオンギア9は時計
方向に回転して両方向係止クラッチ機構12が作動し、
これに従って内筒体13内の制御板14は時計方向に回
転するので、図4に示すように制御板14の凹溝14b
の中央最浅部14cに押戻されて係止状態となっている
ローラーピン17は、左側の退避溝部14dに移動して
フリー状態を保つ。これによって両方向係止クラッチ1
2は支軸10に対して非係止状態となって、該支軸10
の周囲を歯車部11と共に自由に回転することができ、
引戸5は軽快に閉成方向に走行し、ピニオンギア9はラ
ックギア4より離脱して制御区間Lよりフリー区間Sに
入るので、引き戸5はレール3の傾斜によって閉成方向
に走行して、引き戸5を閉める操作を行う必要なく自動
的に出入口1を閉成することができる。
を閉成状態から開放方向に移動すると、これに取付けた
戸車8はレール3上を回転し、引き戸5はフリー区間S
を自由に走行するので、通常の成人が出入りする際に
は、開放した引き戸5はレール3が閉成方向に向かって
僅かに傾斜しているので、自動的に閉成方向に走行し
て、引き戸5を閉める操作を行う必要なく出入口1を閉
成することができる。また車椅子、荷物の搬入等の場合
には、引き戸5を広く開口するように開放方向に移動す
ると、これに取付けた戸車8はレール3上を回転すると
共に、一方の取付金具7に固定したピニオンギア9の歯
車部11はレール3の下面側に取付けたラックギア4に
噛合し、制御区間L内を回転することになる。これによ
って、該ピニオンキア9は図3に示すように反時計方向
に回転し、これに組込まれている両方向係止クラッチ機
構12を作動する。これに従って図4に示すように内筒
体13内の制御板14を反時計方向に回転するので、こ
れに形成した凹溝14bの中央最浅部14cに係止状態
に位置しているローラーピン17は、図5に示すように
右側の退避溝部14dに移動するが、その際、弾性線材
18はピニオンギア9の回転によってその弾性に抗して
時計方向に弓状に湾曲する。これは弾性線材18の中央
部分が回動保持体15の線材嵌合溝15cに挿入保持さ
れているのに対して、両端を係止している内筒体13と
押え板19が、ピニオンギア9の反時計方向の回転によ
り、その弾性に抗して弓状に湾曲されるものであるか
ら、常に回動保持体15に反時計方向の弾発力が作用し
た状態でローラーピン17は、ピニオンギア9が反時計
方向に回転しつづける限り、右側の退避溝部14dに移
動してフリー状態を保つ。これによって両方向係止クラ
ッチ12は支軸10に対して非係止状態となって、該支
軸10の周囲を歯車部11と共に自由に回転することが
でき、引戸5を軽快に開放方向に移動することができ
る。そして引戸5を完全に開放し、或いは開放動作を途
中で止めると、レール3が閉成方向に傾斜しているた
め、引戸5は該閉成方向に所定内のトルクが付与され、
戸車8は上記と逆に反時計方向に回転しようとするが、
これと共にラックギア4に噛合しているピニオンギア9
に時計方向の回転力が作用し、歯車部11に組込まれて
いる両方向係止クラッチ機構12が作動し、これに従っ
て内筒体13内の制御板14は時計方向に回転するの
で、図5に示すように制御板14の凹溝14bの右側の
退避溝部14dにフリー状態に位置しているローラーピ
ン17は、凹溝14bの中央最浅部14c方向に移動し
ようとすると共に、弓状に湾曲している弾性線材18の
弾性復元力で回動保持体15の反時計方向の回転も作用
して中央最浅部14cに押戻されて図5に示すように係
止状態となりピニオンギア9を停止し、これに噛合して
いる戸車8の回転を止める。これにより、引戸5は閉成
方向に逆戻りすることなく、全開位置または任意の停止
位置で開放状態となって、振動等の不用意な外力が加わ
っても引戸5は容易に閉成してしまうことはないので、
車椅子、荷物の搬入等の出入が安全にできる。さらに、
この状態から車椅子、荷物の搬入等が出入口1を通過し
たならば引戸5を閉成方向に所定以上のトルクを加える
と、ラックギア4に噛合しているピニオンギア9は時計
方向に回転して両方向係止クラッチ機構12が作動し、
これに従って内筒体13内の制御板14は時計方向に回
転するので、図4に示すように制御板14の凹溝14b
の中央最浅部14cに押戻されて係止状態となっている
ローラーピン17は、左側の退避溝部14dに移動して
フリー状態を保つ。これによって両方向係止クラッチ1
2は支軸10に対して非係止状態となって、該支軸10
の周囲を歯車部11と共に自由に回転することができ、
引戸5は軽快に閉成方向に走行し、ピニオンギア9はラ
ックギア4より離脱して制御区間Lよりフリー区間Sに
入るので、引き戸5はレール3の傾斜によって閉成方向
に走行して、引き戸5を閉める操作を行う必要なく自動
的に出入口1を閉成することができる。
【0007】図7および図8は、荷物搬送用の台車に取
付けた第2実施例である。重い移動体の荷物搬送用台車
30は、その下面四隅に夫々走行車輪31を回転自在に
枢着し、またその中央部に制御区間Lを形成するラック
ギア32が取付けられている。一方、床面33側には、
レール溝34が凹設されて、これに上記走行車輪31が
回転走行し得る走行路が形成されていおり、またその走
行路間にピニオンギア35が配置されている。ピニオン
ギア35には、支軸36と歯車部37との間に両方向係
止クラッチ機構38が組込まれて歯車部37を回転可能
に制御し、支軸36を床面33上に立設した取付金具3
9に固定すると共に、歯車部37を台車30に取付けた
ラックギア32に係脱可能に噛合する。なお、両方向係
止クラッチ機構38は、上記第1実施例と同様の機構で
ある。
付けた第2実施例である。重い移動体の荷物搬送用台車
30は、その下面四隅に夫々走行車輪31を回転自在に
枢着し、またその中央部に制御区間Lを形成するラック
ギア32が取付けられている。一方、床面33側には、
レール溝34が凹設されて、これに上記走行車輪31が
回転走行し得る走行路が形成されていおり、またその走
行路間にピニオンギア35が配置されている。ピニオン
ギア35には、支軸36と歯車部37との間に両方向係
止クラッチ機構38が組込まれて歯車部37を回転可能
に制御し、支軸36を床面33上に立設した取付金具3
9に固定すると共に、歯車部37を台車30に取付けた
ラックギア32に係脱可能に噛合する。なお、両方向係
止クラッチ機構38は、上記第1実施例と同様の機構で
ある。
【0008】このように構成されているので、荷物搬送
用台車30は走行車輪31によりレール溝34に沿って
走行するが、該台車30がピニオンギア35上に達する
と、これに取付けられているラックギア32と噛合し、
この噛合している制御区間L中に台車30の走行を一時
的に停止させると、ピニオンギア35に組込まれている
両方向係止クラッチ機構38が上記第1実施例と同様に
作動して、係止状態となり逆戻り方向の回転力を受ける
とロックされるので、例えば走行路が傾斜面に形成され
ていた場合、台車30は逆行することなく停止状態に保
持され振動等の不用意な外力が加わっても妄りに移動す
ることがない。しかし走行方向には引続き移動し得るの
で、台車30は走行路の傾斜面を安全に走行させること
ができるものである。さらに、この状態から、台車30
に所定以上のトルクを逆行方向に加えると、これにより
両方向係止クラッチ機構38が逆行方向にフリー状態と
なるので、台車30を自由に逆行させることができる。
用台車30は走行車輪31によりレール溝34に沿って
走行するが、該台車30がピニオンギア35上に達する
と、これに取付けられているラックギア32と噛合し、
この噛合している制御区間L中に台車30の走行を一時
的に停止させると、ピニオンギア35に組込まれている
両方向係止クラッチ機構38が上記第1実施例と同様に
作動して、係止状態となり逆戻り方向の回転力を受ける
とロックされるので、例えば走行路が傾斜面に形成され
ていた場合、台車30は逆行することなく停止状態に保
持され振動等の不用意な外力が加わっても妄りに移動す
ることがない。しかし走行方向には引続き移動し得るの
で、台車30は走行路の傾斜面を安全に走行させること
ができるものである。さらに、この状態から、台車30
に所定以上のトルクを逆行方向に加えると、これにより
両方向係止クラッチ機構38が逆行方向にフリー状態と
なるので、台車30を自由に逆行させることができる。
【0009】なお、第1実施例におけるラックギアによ
る制御区間は全走行区間に設けても良い。また、第2実
施例におけるピニオンギアは1箇所に限らず走行路の複
数箇所に設け或いは全走行区間を制御区間としても良
い。
る制御区間は全走行区間に設けても良い。また、第2実
施例におけるピニオンギアは1箇所に限らず走行路の複
数箇所に設け或いは全走行区間を制御区間としても良
い。
【0010】
【発明の効果】以上、実施例について詳述したように、
この発明は、移動体と走行路との間にラックギアとこれ
に噛合するピニオンギアを取付けて制御区間を形成し、
該ギアに移動体の走行を制御する機能を持った両方向係
止クラッチ機構を組込んだものであるから、移動体の移
動操作に際して、該制御区間以外ではフリー状態で移動
体を移動することができると共に、上記制御区間におい
ては移動体を任意位置で一時的に停止し、逆方向に妄り
に移動するのを確実に阻止し得ることができ、不用意に
移動体が逆行して怪我或いは事故の発生を未然に防止す
ることができる等の優れた効果を奏する移動体の走行制
御装置を提供することができるものである。
この発明は、移動体と走行路との間にラックギアとこれ
に噛合するピニオンギアを取付けて制御区間を形成し、
該ギアに移動体の走行を制御する機能を持った両方向係
止クラッチ機構を組込んだものであるから、移動体の移
動操作に際して、該制御区間以外ではフリー状態で移動
体を移動することができると共に、上記制御区間におい
ては移動体を任意位置で一時的に停止し、逆方向に妄り
に移動するのを確実に阻止し得ることができ、不用意に
移動体が逆行して怪我或いは事故の発生を未然に防止す
ることができる等の優れた効果を奏する移動体の走行制
御装置を提供することができるものである。
【図1】この発明の第1実施例で制御装置を引戸に取付
けた正面図
けた正面図
【図2】同じくこの発明の制御装置の縦断側面図
【図3】同じく制御装置の一部を切欠せる裏面図
【図4】同じく両方向係止クラッチ機構を組込んピニオ
ンギアの縦断裏面図
ンギアの縦断裏面図
【図5】同じく両方向係止クラッチ機構の作動中の一部
縦断裏面図
縦断裏面図
【図6】同じく両方向係止クラッチ機構の分解斜視図
【図7】この発明の第2実施例で制御装置を荷物搬送用
台車に取付けた縦断正面図
台車に取付けた縦断正面図
【図8】同じく縦断側面図
1 出入口 3 レール 4 ラックギア 5 引戸 7 取付金具 8 戸車 9 ピニオンギア 10 支軸 11 歯車部 12 両方向係止クラッチ機構
Claims (1)
- 【請求項1】 移動体を走行路に沿って走行可能に設
け、該移動体と走行路との間の一方にラックギア、他方
にピニオンギアを取付け、両ギアの噛合によって制御区
間を形成すると共に、ピニオンギアに両方向係止クラッ
チ機構を組込み、上記制御区間内で移動体を任意位置で
一時的に停止し、逆方向の移動を所定トルク以内で阻止
し得るようにしたことを特徴とする移動体の走行制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21083493A JPH0718938A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 移動体の走行制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21083493A JPH0718938A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 移動体の走行制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0718938A true JPH0718938A (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=16595888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21083493A Pending JPH0718938A (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 移動体の走行制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0718938A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107693237A (zh) * | 2016-08-08 | 2018-02-16 | 广东凯洋医疗科技集团有限公司 | 一种轮椅用双齿组结构的驱动装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04176983A (ja) * | 1990-11-09 | 1992-06-24 | Fuji Seiki Co Ltd | 戸車及び該戸車を用いた引戸開閉装置 |
| JPH0542564B2 (ja) * | 1987-01-08 | 1993-06-29 | Furubayashi Welding Pipe Fitt |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP21083493A patent/JPH0718938A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0542564B2 (ja) * | 1987-01-08 | 1993-06-29 | Furubayashi Welding Pipe Fitt | |
| JPH04176983A (ja) * | 1990-11-09 | 1992-06-24 | Fuji Seiki Co Ltd | 戸車及び該戸車を用いた引戸開閉装置 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107693237A (zh) * | 2016-08-08 | 2018-02-16 | 广东凯洋医疗科技集团有限公司 | 一种轮椅用双齿组结构的驱动装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5131449A (en) | Folding door storage system for a closet | |
| EP0600719B1 (en) | Flipper door mechanism | |
| US20070094846A1 (en) | Hinge and hinge mounting door | |
| JPH09504601A (ja) | 両側開放形ドア開閉装置 | |
| US10344515B2 (en) | Travel assistance device and sliding door device provided with same | |
| JP3683245B2 (ja) | 自動復帰ヒンジ及びドアシステム | |
| US7134242B2 (en) | Automated sliding user doors and door mechanisms for a dispenser | |
| JP3321098B2 (ja) | 折畳み式回転扉 | |
| JPH0718938A (ja) | 移動体の走行制御装置 | |
| CN1816676B (zh) | 用于导引板状物体的导向器 | |
| JP2543480B2 (ja) | 移動体の走行作動自動切換装置 | |
| JPH09174U (ja) | 移動体の走行制御装置 | |
| JP2668325B2 (ja) | 引戸用開閉装置 | |
| JP2543479B2 (ja) | 回転部材の作動自動切換装置 | |
| JP3742016B2 (ja) | 車両用スライド扉装置 | |
| JP3281890B2 (ja) | 扉構造 | |
| JP2774044B2 (ja) | 緊急脱出扉付きドア | |
| JP4476600B2 (ja) | 伸縮式開閉案内装置と該装置を備えた建具 | |
| KR102577349B1 (ko) | 폴딩 도어 | |
| JP4002597B2 (ja) | 引き戸 | |
| JP3592868B2 (ja) | 扉開閉装置 | |
| JP2003013667A (ja) | ドア開閉装置およびドア | |
| JPH0328129Y2 (ja) | ||
| JPH0436235B2 (ja) | ||
| JPH0439979Y2 (ja) |