JPH0719121Y2 - リング形バリスタ - Google Patents

リング形バリスタ

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JPH0719121Y2
JPH0719121Y2 JP1739491U JP1739491U JPH0719121Y2 JP H0719121 Y2 JPH0719121 Y2 JP H0719121Y2 JP 1739491 U JP1739491 U JP 1739491U JP 1739491 U JP1739491 U JP 1739491U JP H0719121 Y2 JPH0719121 Y2 JP H0719121Y2
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JP
Japan
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peripheral surface
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varistor
ring
electrode
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JP1739491U
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西村信幸
船引要次
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、小形モータ等におけ
る火花消去及び雑音吸収等に利用されるリング形バリス
タに関し、さらに詳細には、リング形状を有するバリス
タ素体の対向する主面に挟装された周面に形成される周
面電極の接着強度を増強することにより、該電極におけ
る半田付の信頼性を向上したリング形バリスタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、誘導回路である小型モータ等に
組込まれるリング形バリスタは、非直線的な電流−電圧
特性を有しており、該小型モータ等の接点切替時等にお
ける衝撃電圧の発生を防止して、該接点等の火花消去ま
たは雑音吸収等に広く利用されている。
【0003】また、近年の電子機器等の小形薄型化に対
応して、殊に該機器に搭載される小型モータ等の薄型化
が切望されている。
【0004】これにともない、前記小型モータに組込ま
れるリング形バリスタを極力薄型化することが要求され
ており、該小型モータの接点部より導出された引出線が
電気的に接続される電極部も、該リング形バリスタの主
構成要素であるバリスタ素体の対向する主面に挟装され
た周面に設けられる構造が案出されている。
【0005】このような従来のリング形バリスタ16
を、図8及び図9を参照することにより説明する。
【0006】図8に示す如く、バリスタ素体10は、材
料粉末を成型することにより中心部に中空孔14を有す
るリング形状に形成されている。
【0007】該バリスタ素体10においては、紙面上表
面に位置する第1素体主面11と、裏面に位置する第2
素体主面12と、該第1素体主面11及び第2素体主面
12を表裏対向として挟装される側部に位置する素体周
面13と、を有している(この際、該中空孔14におけ
る周面は考慮しないものとする)。
【0008】前記素体周面13には、上記モータの接点
等からの衝撃電圧を導入するための周面電極15,15
´…が、導電性に優れた材質を基として、本例において
は等角度間隔を有して設けられている。
【0009】このようにして構成されたリング形バリス
タ16を、X−X´線にて切断した場合の側面の拡大状
態を、図9を参照することにより詳述する。
【0010】前記バリスタ素体10における素体周面1
3は、成型加工に際して平面状をなしており、該素体周
面13に前記周面電極15が付着されるように設けられ
ている。
【0011】上記リング形バリスタ16を、例えば小型
モータ等の接点等に発生する衝撃電圧を解消する目的で
使用する場合は、該小型モータの巻線部に付設して前記
リング形バリスタ16を設けるとともに、該リング形バ
リスタ16の素体周面13に形成された周面電極15,
15´…に、該接点部を電気的に接続するように構成さ
れており、該接続に際しての接続線の導出が該素体周面
13に設けられた周面電極15,15´…を介して行わ
れていることにより、前記小型モータの巻線部に関する
薄型化に貢献している。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のリング形バリスタによれば、小型モータ等の薄型化
に貢献するものの、バリスタ素体における素体主面に電
極を形成して引出線を導出した場合に比較して、該電極
を対向する素体主面に挟装された素体周面に形成してい
ることにより、該リング形バリスタの薄型化にともない
該電極がバリスタ素体の素体周面に付設される付設面積
が低下するため、該電極の接着強度が低下するという問
題点があった。
【0013】また、前記リング形バリスタにおけるバリ
スタ素体の素体周面に対する電極の接着強度が低下する
と、例えば該電極に半田付される引出線の半田付面積が
小さくなり、これにともない該引出線の半田付強度が低
下して、該リング形バリスタが組込まれる小型モータ等
の接点における衝撃電圧を解消することができずに、該
接点部等に火花放電または雑音が発生して、諸機器の信
頼性に悪影響を及ぼすという問題点があった。
【0014】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、リング形状を有するバリスタ素体の対向する素
体主面に挟装された素体周面に形成される周面電極の接
着強度を増強するとともに、該電極における半田付の信
頼性を向上したリング形バリスタを提供するものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記目的を
達成するために、リング形状を有するバリスタ素体の対
向する主面に挟装された素体周面をバリスタ素体のリン
グ軸方向に分割された複数の面で構成するとともに、該
素体周面における分割された複数の面に亙って少なくと
も1つの電極を形成したことを特徴とするリング形バリ
スタを提供するものである。
【0016】
【作用】本考案においては、リング形状に成型されたバ
リスタ素体の対向する主面に挟装された素体周面をリン
グ軸方向に複数に分割することにより、該素体周面にお
ける分割された複数の面に亙って周面電極を形成するこ
とができる。したがって、該周面電極の素体周面に対す
る接着面積が増加し、接着強度を大とすることができ
る。
【0017】また、前記素体周面の分割面構造に相応し
て周面電極も分割面構造を有するため、該周面電極に半
田付等により付設される引出線の付設強度を大とするこ
とができる。
【0018】
【実施例】本考案のリング形バリスタに関する実施例
を、図面に基いて詳細に説明する。
【0019】図1は本考案に係わるリング形バリスタの
実施例の主要部を示す断面図、図2は同実施例における
リング形バリスタに引出線を半田付した状態を示す一部
断面図、図3は本考案に係わるリング形バリスタと従来
のリング形バリスタとの各々の周面電極に引出線を半田
付した際の付設強度を比較した説明図、図4は本考案に
係わるリング形バリスタの他の実施例の主要部を示す断
面図、図5は同実施例におけるリング形バリスタに引出
線を半田付した状態を示す一部断面図、図6は本考案に
係わるリング形バリスタの他の実施例の主要部を示す断
面図、図7は同実施例におけるリング形バリスタに引出
線を半田付した状態を示す一部断面図である。
【0020】本考案のリング形バリスタ30を、図1及
び図2を参照することにより説明する。
【0021】従来例において示したが如く、リング形バ
リスタ30の主構成要素であるバリスタ素体20は、中
心部に中空孔24が開口されたリング形状に形成されて
いる。
【0022】ここで、該形成過程を詳述すると、該バリ
スタ素体20は、例えばSrTiO3 及びCaTiO3
と、微量添加剤と、を所定の混合比率とするとともに
スプレードライヤーにて造粒を行うことにより材料粉末
となし、該材料粉末をリング形状の凹部を有する型枠に
充填して、乾式単動型プレス装置等により加圧成型を行
い、さらに所定の温度並びに時間にて焼成を行うことに
より形成されている。
【0023】前記バリスタ素体20における各構成外面
の概略を説明すると、該バリスタ素体20の上面である
第1素体主面21と、下面である第2素体主面22とは
素体本体を介して対向しており、該第1素体主面21と
第2素体主面22とに挟装される素体周面23は、各主
面端部に位置されている(前記中空孔24における内周
面は除外する)。
【0024】この際、前記バリスタ素体20の対向する
第1素体主面21と第2素体主面22とに挟装される素
体周面23には、該素体周面23の主面側にそれぞれ第
1面取部26及び第2面取部27が形成されている。
【0025】該第1面取部26及び第2面取部27は、
前記型加工の際に形成するものでも、またグラインダ等
を使用して後加工するものでもよい。
【0026】従って、前記素体周面23は、リング軸方
向に側面23a、第1面取面23b及び第2面取面23
cにそれぞれ分割されており、従来の単一平面構成の素
体周面に比べて表面積が大となっている。
【0027】上記構造を有するリング形バリスタ30の
素体周面23には、周面電極25が、例えば導電性の良
好なAg(銀)ペーストをスクリーン印刷し、さらに8
00℃/5分の条件にて焼成を行うことにより形成され
ている。
【0028】この際、前記素体周面23がリング軸方向
に分割された複数の面で形成されて表面積が大となって
いることから、該素体周面における分割された複数の面
に亙って形成された前記周面電極25の接着面積は増加
しており、これにともなって接着強度も大となる。
【0029】上記のように構成されたリング形バリスタ
30における素体周面23の周面電極25に、例えば鉄
等の材質を有して線径0.3mm の引出線29を半田2
8により半田付した状態を図2に示す。
【0030】図2を参照すると、従来の単一平面状の素
体周面に比較して前記素体周面23の表面積が増加して
いることにともなって、該半田28による半田付面積が
増加している。
【0031】ここで、本実施例に係わるリング形バリス
タ30と、従来の単一の素体周面を有する素体周面に同
様に引出線を半田付したリング形バリスタと、におい
て、各々のバリスタ素体を固定しつつ引出線を各主面に
対して平行方向に引張した際の接着強度を測定した結果
を図3に示す。
【0032】図3を参照すると、本実施例のリング形バ
リスタ30における周面電極25と半田28との接着強
度が、従来例に比較して優れていることが判明するとと
もに、該接着強度値の分散も小となっており、より均一
な接着特性が得られている。
【0033】上記のようなリング形バリスタ30によれ
ば、前記バリスタ素体20における素体周面23を、側
面23a、第1面取面23b及び第2面取面23cの各
々に分割することにより、該素体周面23に形成される
周面電極25の接着面積を増加させているため、該素体
周面23に対する周面電極25の接着強度を大とするこ
とが可能となる。
【0034】また、これにともなって、前記素体周面2
3に接着形成された周面電極25の半田付面積を増加す
ることができるため、該周面電極25に半田28を使用
することにより引出線29を半田付した際の引張強度を
大とすることが可能となる。
【0035】なお、本実施例においては、前記素体周面
23に付着形成された一つの周面電極25を説明した
が、従来例において示したように、該周面電極25は、
複数箇所に設けられていてもよい。
【0036】この際、該周面電極25が付着形成される
素体周面23の付着面部は、上記の如く素体周面23に
おける分割された複数の面である側面23a、第1面取
面23b及び第2面取面23cに亙っているものとす
る。
【0037】次に、本考案に係わる他の実施例を、図4
及び図5を参照することにより説明する。
【0038】なお、本実施例においては、先の実施例と
同様箇所に同一符号を付して説明を省略する。
【0039】図4においてバリスタ素体20の第1素体
主面21及び第2素体主面22に挟装される素体周面3
3は、中央部を最上段として、各主面側に第1段付部3
6及び第2段付部37を有する段付構造をなしており、
それぞれ側面33a、第1段付面33b及び第2段付面
33cに分割されている。
【0040】該素体周面33には、それぞれの段付部に
付着するように周面電極35が形成されている。
【0041】上記のような構造を有することによりリン
グ形バリスタ40が構成されているが、該リング形バリ
スタ40によれば、単一平面状の素体周面に比較して該
素体周面33の表面積が増加されるにともない該周面電
極35の接着面積が増大しており、従って該部における
接着強度が大となっている。
【0042】さらに、図5において前記周面電極35
に、半田28を使用することにより引出線29を半田付
した場合においては、前記素体周面33の分割面構造に
相応して周面電極35も分割面構造を有することより、
該半田28による引出線29の接着強度も大となってい
る。
【0043】次に、本考案に係わる他の実施例を、図6
及び図7を参照することにより説明する。
【0044】なお、本実施例においても、先の実施例と
同様箇所に同一符号を付して説明を省略する。
【0045】図6においてバリスタ素体20の第1素体
主面21及び第2素体主面22に挟装される素体周面4
3は、下部を最上段として、第1素体主面21側に段付
部46を有する段付構造をなしており、それぞれ側面4
3a及び段付面43bが形成されている。
【0046】上記のような構造を有することによりリン
グ形バリスタ50が構成されているが、該リング形バリ
スタ50によれば、単一の素体周面に比較して該素体周
面43の表面積が増加されるにともない、該素体周面4
3に付設される周面電極45の接着面積が増大してお
り、従って該部における接着強度が大となっている。
【0047】さらに、図7において前記周面電極45
に、半田28を使用することにより引出線29を半田付
した場合においては、前記素体周面43の分割面構造に
相応して周面電極45も分割面構造を有することより、
該半田28による引出線29の接着強度も大となってい
る。
【0048】なお、本考案に関するリング状バリスタに
おいては、上記実施例に示した素体周面及び周面電極の
形状に限定されるものではなく、該素体周面がリング軸
方向に分割された複数の面で形成されていればよいので
あって、例えば素体周面を凹形溝のように複数の分割面
で構成しても該周面電極の接着面積を増加させることが
可能である。この点、素体周面を例えば歯車のように周
方向に分割された複数の面で形成しても周面電極の接着
面積は増加するが、加工工程が複雑で使い勝手がよくな
いので本考案の目的には不向きである。
【0049】また、該素体周面は、曲面を介して複数に
分割されるものであってもよい。
【0050】
【考案の効果】本考案に係わるリング形バリスタは、上
記のように構成されているため、以下に記載するような
効果を有する。
【0051】(1)リング形状を有するバリスタ素体の
対向する主面に挟装された素体周面をリング軸方向に分
割された複数の面で構成することにより、該素体周面部
に形成される周面電極の接着面積を増加させて接着強度
大としているため、該リング形バリスタの周面電極に関
する信頼性を向上することができるという優れた効果を
有する。
【0052】(2)また、前記素体周面の分割面構造に
相応して周面電極も分割面構造を有することにより、該
周面電極に半田付等により引出線を付設した場合におい
ても、該半田の半田付面積を増加させることができるた
め、該部における引出線の付設強度を大として、該リン
グ形バリスタが組込まれる小型モータ等の接点を確実に
接続することができ、従って該接点部等における衝撃電
圧を解消することによる火花放電または雑音等を防止す
ることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係わるリング形バリスタの実施例の
主要部を示す断面図
【図2】 同実施例におけるリング形バリスタに引出線
を半田付した状態を示す一部断面図
【図3】 本考案に係わるリング形バリスタと従来のリ
ング形バリスタとの各々の周面電極に引出線を半田付し
た際の付設強度を比較した説明図
【図4】 本考案に係わるリング形バリスタの他の実施
例の主要部を示す断面図
【図5】 同実施例におけるリング形バリスタに引出線
を半田付した状態を示す一部断面図
【図6】 本考案に係わるリング形バリスタの他の実施
例の主要部を示す断面図
【図7】 同実施例におけるリング形バリスタに引出線
を半田付した状態を示す一部断面図
【図8】 従来のリング形バリスタを示す平面図
【図9】 従来のリング形バリスタのX−X´断面を示
す一部断面図
【符号の説明】
20 バリスタ素体 21 第1素体主面 22 第2素体主面 23 素体周面 23a 側面 23b 第1面取面 23c 第2面取面 25 周面電極 26 第1面取部 27 第2面取部 30 リング形バリスタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング形状を有するバリスタ素体の対向
    する主面に挟装された素体周面をバリスタ素体のリング
    軸方向に分割された複数の面で構成するとともに、該素
    体周面における分割された複数の面に亙って少なくとも
    1つの電極を形成したことを特徴とするリング形バリス
    タ。
JP1739491U 1991-03-22 1991-03-22 リング形バリスタ Expired - Lifetime JPH0719121Y2 (ja)

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JP1739491U JPH0719121Y2 (ja) 1991-03-22 1991-03-22 リング形バリスタ

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JP1739491U JPH0719121Y2 (ja) 1991-03-22 1991-03-22 リング形バリスタ

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JPH04113406U JPH04113406U (ja) 1992-10-05
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