JPH07196516A - 痔疾患治療剤 - Google Patents
痔疾患治療剤Info
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- JPH07196516A JPH07196516A JP5351858A JP35185893A JPH07196516A JP H07196516 A JPH07196516 A JP H07196516A JP 5351858 A JP5351858 A JP 5351858A JP 35185893 A JP35185893 A JP 35185893A JP H07196516 A JPH07196516 A JP H07196516A
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- JP
- Japan
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- therapeutic agent
- hemorrhoidal
- present
- hemorrhoids
- disease
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/66—Phosphorus compounds
- A61K31/665—Phosphorus compounds having oxygen as a ring hetero atom, e.g. fosfomycin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P1/00—Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 次の式 [式中、R1 およびR2 は、同一また
は異なって水素原子またはメチル基を示す。] で表され
るリン酸ジエステル化合物またはその薬理学的に許容で
きる塩を含有してなる痔疾患治療剤。 【化1】 【効果】 本発明の痔疾患治療剤は、痔疾患に対して、
抗浮腫作用のみならず創傷治癒促進作用、血液循環障害
改善作用などにも優れた効果を有し、しかも直腸粘膜刺
激性が殆ど認められないので、痔疾患治療剤として、痔
核や裂肛などの各種痔疾患の治療に有利に用いられる。
また、本発明の痔疾患治療剤は、ステロイド剤のような
副作用がないので長期連用が可能である。
は異なって水素原子またはメチル基を示す。] で表され
るリン酸ジエステル化合物またはその薬理学的に許容で
きる塩を含有してなる痔疾患治療剤。 【化1】 【効果】 本発明の痔疾患治療剤は、痔疾患に対して、
抗浮腫作用のみならず創傷治癒促進作用、血液循環障害
改善作用などにも優れた効果を有し、しかも直腸粘膜刺
激性が殆ど認められないので、痔疾患治療剤として、痔
核や裂肛などの各種痔疾患の治療に有利に用いられる。
また、本発明の痔疾患治療剤は、ステロイド剤のような
副作用がないので長期連用が可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有用な痔疾患治療剤に関
する。さらに詳しくは、本発明はアスコルビン酸とトコ
フェロールとのリン酸ジエステル化合物またはその薬理
学的に許容できる塩を含有してなる有用な痔疾患治療剤
に関する。
する。さらに詳しくは、本発明はアスコルビン酸とトコ
フェロールとのリン酸ジエステル化合物またはその薬理
学的に許容できる塩を含有してなる有用な痔疾患治療剤
に関する。
【0002】痔疾患としては痔核、裂肛などがあり、痔
疾患治療剤としては、従来内服剤から坐剤・軟膏などの
外用剤に至る種々の剤型が市販されている。内服剤は、
主として便通を良くし、患部のうっ血、出血、腫れや痛
みを改善するなどの目的で使用される。また患部への直
接適用による効果を期待して、患部の痛み、かゆみ、腫
れ、炎症や出血の改善などのため、坐剤・軟膏などの外
用剤が使用される。
疾患治療剤としては、従来内服剤から坐剤・軟膏などの
外用剤に至る種々の剤型が市販されている。内服剤は、
主として便通を良くし、患部のうっ血、出血、腫れや痛
みを改善するなどの目的で使用される。また患部への直
接適用による効果を期待して、患部の痛み、かゆみ、腫
れ、炎症や出血の改善などのため、坐剤・軟膏などの外
用剤が使用される。
【0003】痔疾患治療剤に必要とされる薬理作用とし
ては、痔疾患に対する(換言すれば直腸・肛門部に対す
る)次のような作用が挙げられる。即ち、抗浮腫作用、
創傷治癒促進作用、粘膜潰瘍・炎症部位修復作用や微小
循環障害改善作用などが挙げられる。痔疾患治療剤とし
て一般的に使用されている、カプロン酸ヒドロコルチゾ
ン、吉草酸ジフルコルトロンなどのステロイド性抗炎症
剤は、これらの作用のうち痔疾患における抗浮腫作用は
優れているものの、痔疾患における創傷治癒を逆に遅延
させる作用がある。また、ステロイド性抗炎症剤は、痔
疾患治療のため大量に使用または長期間連用すると、過
敏症、刺激感、掻痒感、副腎・下垂体機能低下、免疫抑
制、全身的創傷治癒遅延、眼圧亢進、緑内障などの種々
の副作用が認められるという欠点がある。このため、ス
テロイド性抗炎症剤の投与は、患者の経過観察をしなが
ら慎重に行う必要がある。
ては、痔疾患に対する(換言すれば直腸・肛門部に対す
る)次のような作用が挙げられる。即ち、抗浮腫作用、
創傷治癒促進作用、粘膜潰瘍・炎症部位修復作用や微小
循環障害改善作用などが挙げられる。痔疾患治療剤とし
て一般的に使用されている、カプロン酸ヒドロコルチゾ
ン、吉草酸ジフルコルトロンなどのステロイド性抗炎症
剤は、これらの作用のうち痔疾患における抗浮腫作用は
優れているものの、痔疾患における創傷治癒を逆に遅延
させる作用がある。また、ステロイド性抗炎症剤は、痔
疾患治療のため大量に使用または長期間連用すると、過
敏症、刺激感、掻痒感、副腎・下垂体機能低下、免疫抑
制、全身的創傷治癒遅延、眼圧亢進、緑内障などの種々
の副作用が認められるという欠点がある。このため、ス
テロイド性抗炎症剤の投与は、患者の経過観察をしなが
ら慎重に行う必要がある。
【0004】そこで、痔疾患における抗浮腫作用のみな
らず痔疾患における創傷治癒促進作用などにも優れた効
果を有し、さらに上記のような欠点のない非ステロイド
系の痔疾患治療剤の研究開発が進められている。
らず痔疾患における創傷治癒促進作用などにも優れた効
果を有し、さらに上記のような欠点のない非ステロイド
系の痔疾患治療剤の研究開発が進められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような状況下、本
発明者らは、上記のような欠点のない優れた治療効果を
有する非ステロイド系の痔疾患治療剤を求めて鋭意研究
を重ねた。その結果、アスコルビン酸とトコフェロール
とのリン酸ジエステル化合物およびその薬理学的に許容
できる塩が優れた痔疾患治療効果を有することを見い出
し、この新知見に基づき本発明を完成した。
発明者らは、上記のような欠点のない優れた治療効果を
有する非ステロイド系の痔疾患治療剤を求めて鋭意研究
を重ねた。その結果、アスコルビン酸とトコフェロール
とのリン酸ジエステル化合物およびその薬理学的に許容
できる塩が優れた痔疾患治療効果を有することを見い出
し、この新知見に基づき本発明を完成した。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、次
の式[式中、R1 およびR2 は、同一または異なって水
素原子またはメチル基を示す。]で表されるリン酸ジエ
ステル化合物(以下本化合物という。)またはその薬理
学的に許容できる塩を含有してなる有用な痔疾患治療剤
に関する。
の式[式中、R1 およびR2 は、同一または異なって水
素原子またはメチル基を示す。]で表されるリン酸ジエ
ステル化合物(以下本化合物という。)またはその薬理
学的に許容できる塩を含有してなる有用な痔疾患治療剤
に関する。
【0007】
【化2】
【0008】本発明の痔疾患治療剤に用いられる本化合
物は、たとえば特公平2−44478号公報や特公平5
−23274号公報に記載の方法またはこれらに準じて
適宜合成することができる。
物は、たとえば特公平2−44478号公報や特公平5
−23274号公報に記載の方法またはこれらに準じて
適宜合成することができる。
【0009】本発明の痔疾患治療剤に用いられる本化合
物は、抗白内障剤、更年期障害予防・治療剤、美肌作用
を有する化粧品(特公平2−44478号)また虚血性
臓器疾患予防・治療剤(特開平2−111722号)な
ど種々の用途が既に知られている。
物は、抗白内障剤、更年期障害予防・治療剤、美肌作用
を有する化粧品(特公平2−44478号)また虚血性
臓器疾患予防・治療剤(特開平2−111722号)な
ど種々の用途が既に知られている。
【0010】しかしながら、これら化合物が痔疾患治療
剤の成分として有用であることは未だ報告されていな
い。
剤の成分として有用であることは未だ報告されていな
い。
【0011】本発明の痔疾患治療剤に用いられる本化合
物は、遊離のものであっても、その薬理学的に許容でき
る塩であっても、各種痔疾患の治療のため適宜に使用す
ることができる。その薬理学的に許容できる塩として
は、たとえばナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ
金属塩やカルシウム塩、マグネシウム塩などのアルカリ
土類金属塩などが例示されるが、これら以外の塩であっ
ても薬理学的に許容できる塩であればいずれのものであ
っても適宜に使用することができる。
物は、遊離のものであっても、その薬理学的に許容でき
る塩であっても、各種痔疾患の治療のため適宜に使用す
ることができる。その薬理学的に許容できる塩として
は、たとえばナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ
金属塩やカルシウム塩、マグネシウム塩などのアルカリ
土類金属塩などが例示されるが、これら以外の塩であっ
ても薬理学的に許容できる塩であればいずれのものであ
っても適宜に使用することができる。
【0012】本発明の痔疾患治療剤には、目的と必要に
応じて、本化合物のうち1種または2種以上を適宜組み
合せて含有させることもできる。
応じて、本化合物のうち1種または2種以上を適宜組み
合せて含有させることもできる。
【0013】本発明の痔疾患治療剤に用いられる本化合
物は、毒性がきわめて低く安全性に優れているので、痔
疾患治療のため有利に用いることができる[たとえば、
L−アスコルビン酸、DL−α−トコフェロールリン酸
ジエステルカリウム(以下EPC−Kと略称する)のL
D50:経口投与5g/kg(ラット)以上、静脈注射1
00mg/kg(ラット)以上。]
物は、毒性がきわめて低く安全性に優れているので、痔
疾患治療のため有利に用いることができる[たとえば、
L−アスコルビン酸、DL−α−トコフェロールリン酸
ジエステルカリウム(以下EPC−Kと略称する)のL
D50:経口投与5g/kg(ラット)以上、静脈注射1
00mg/kg(ラット)以上。]
【0014】本化合物は、痔疾患治療剤として、経口的
にあるいは非経口的に適宜に使用される。痔疾患治療の
際は、目的と必要に応じて、これらの経口剤および非経
口剤を併用してもよい。経口剤としては、たとえば錠
剤、カプセル剤、顆粒剤などが挙げられる。また、非経
口剤としては、坐剤、軟膏、クリーム剤、液剤や噴霧剤
などの外用剤が有利に用いられる。なお、外用剤の一つ
である軟膏剤にあっては、軟膏剤を肛門周辺に塗布して
用いることができると共に、軟膏剤を注入用容器に収納
することにより肛門・直腸内に注入し、肛門・直腸内に
発生した痔疾患に極めて有効な効果を発揮することがで
きる。これらの製剤は、公知の方法により適宜調製する
ことができる。経口剤として使用する錠剤、カプセル剤
や顆粒剤においては、澱粉、乳糖などの賦形剤、澱粉、
デキストリン、アラビアゴム、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム、カルボキシプロピルメチルセルロー
ス、メチルセルロ−スなどの結合剤、カルボキシメチル
セルロースカルシウム、結晶セルロースなどの崩壊剤を
使用し、さらに必要により結晶セルロースなどの滑沢剤
を用いてもよい。坐剤においては、ハードファットを坐
剤基剤とし、モノステアリン酸グリセリンなどの乳化剤
を用いることができる。軟膏剤においては、ステアリン
酸、ステアリルアルコール、ワセリンなどの軟膏基剤の
他モノステアリン酸グリセリンなどの界面活性剤、タル
ク、軽質無水珪酸などの懸濁化剤、パラオキシ安息香酸
メチルエステル、パラオキシ安息香酸プロピルエステ
ル、パラオキシ安息香酸ブチルエステルなどの保存剤を
使用することができる。液剤では、リン酸水素ナトリウ
ム、クエン酸などのpH調整剤、塩化ナトリウム、塩化
カリウムなどの等張化剤、メタ重亜硫酸ナトリウム、酸
性亜硫酸ナトリウムなどの安定化剤を用いることができ
る。
にあるいは非経口的に適宜に使用される。痔疾患治療の
際は、目的と必要に応じて、これらの経口剤および非経
口剤を併用してもよい。経口剤としては、たとえば錠
剤、カプセル剤、顆粒剤などが挙げられる。また、非経
口剤としては、坐剤、軟膏、クリーム剤、液剤や噴霧剤
などの外用剤が有利に用いられる。なお、外用剤の一つ
である軟膏剤にあっては、軟膏剤を肛門周辺に塗布して
用いることができると共に、軟膏剤を注入用容器に収納
することにより肛門・直腸内に注入し、肛門・直腸内に
発生した痔疾患に極めて有効な効果を発揮することがで
きる。これらの製剤は、公知の方法により適宜調製する
ことができる。経口剤として使用する錠剤、カプセル剤
や顆粒剤においては、澱粉、乳糖などの賦形剤、澱粉、
デキストリン、アラビアゴム、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム、カルボキシプロピルメチルセルロー
ス、メチルセルロ−スなどの結合剤、カルボキシメチル
セルロースカルシウム、結晶セルロースなどの崩壊剤を
使用し、さらに必要により結晶セルロースなどの滑沢剤
を用いてもよい。坐剤においては、ハードファットを坐
剤基剤とし、モノステアリン酸グリセリンなどの乳化剤
を用いることができる。軟膏剤においては、ステアリン
酸、ステアリルアルコール、ワセリンなどの軟膏基剤の
他モノステアリン酸グリセリンなどの界面活性剤、タル
ク、軽質無水珪酸などの懸濁化剤、パラオキシ安息香酸
メチルエステル、パラオキシ安息香酸プロピルエステ
ル、パラオキシ安息香酸ブチルエステルなどの保存剤を
使用することができる。液剤では、リン酸水素ナトリウ
ム、クエン酸などのpH調整剤、塩化ナトリウム、塩化
カリウムなどの等張化剤、メタ重亜硫酸ナトリウム、酸
性亜硫酸ナトリウムなどの安定化剤を用いることができ
る。
【0015】本化合物を各種痔疾患の治療剤として用い
る場合の用量は、本化合物の種類、患者の体重や年齢、
適応症状および投与方法などによっても異なるが、通
常、軟膏の場合約0.1ないし25w/w%程度の製剤
を1回約0.5〜2gを1日数回患部に塗布あるいは肛
門・直腸内に注入して用いるのがよい。坐剤の場合は1
個当り本化合物を1ないし500mg程度、好ましくは
10ないし200mg程度含有させるのがよい。外用液
剤の場合は約0.1ないし10w/v%程度の液剤を1
日数回投与するのがよい。また、内服剤の場合は成人1
回量10〜1000mg、1日数回投与するのがよい。
る場合の用量は、本化合物の種類、患者の体重や年齢、
適応症状および投与方法などによっても異なるが、通
常、軟膏の場合約0.1ないし25w/w%程度の製剤
を1回約0.5〜2gを1日数回患部に塗布あるいは肛
門・直腸内に注入して用いるのがよい。坐剤の場合は1
個当り本化合物を1ないし500mg程度、好ましくは
10ないし200mg程度含有させるのがよい。外用液
剤の場合は約0.1ないし10w/v%程度の液剤を1
日数回投与するのがよい。また、内服剤の場合は成人1
回量10〜1000mg、1日数回投与するのがよい。
【0016】本発明の痔疾患治療剤には、本発明の目的
に反しない限り、その他の痔疾患の治療成分を適宜含有
させてもよい。
に反しない限り、その他の痔疾患の治療成分を適宜含有
させてもよい。
【0017】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明する。
説明する。
【0018】[実施例1]本化合物の直腸粘膜刺激性試
験 本化合物の直腸粘膜刺激性を試験した。
験 本化合物の直腸粘膜刺激性を試験した。
【0019】1.使用動物:Wistar系雄性ラット
(体重135g〜200g)
(体重135g〜200g)
【0020】2.試験物質:EPC−KをO/W型クリ
ーム基剤に配合したものを使用した。
ーム基剤に配合したものを使用した。
【0021】3.試験方法:48時間絶食させたラット
に試験物質を直腸内投与し、5時間後に放血致死させ
て、直腸部を摘出し、肉眼により粘膜の観察を行った。
粘膜の状態は表1の判定基準により数値化し中央値と平
均値を求め、この値から表2に示す刺激性判定基準によ
り試験物質の刺激の区分を行った。
に試験物質を直腸内投与し、5時間後に放血致死させ
て、直腸部を摘出し、肉眼により粘膜の観察を行った。
粘膜の状態は表1の判定基準により数値化し中央値と平
均値を求め、この値から表2に示す刺激性判定基準によ
り試験物質の刺激の区分を行った。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】以上の基準から中央値または平均値が前後
に外れた場合には、「ごく軽度〜軽度」の刺激物質のよ
うに示す。
に外れた場合には、「ごく軽度〜軽度」の刺激物質のよ
うに示す。
【0025】4.結果:その結果を表3に示す。表3か
ら明らかなように、本化合物は、直腸粘膜に対する刺激
性が認められなかった。
ら明らかなように、本化合物は、直腸粘膜に対する刺激
性が認められなかった。
【0026】
【表3】
【0027】指数値は平均±標準誤差(n=6)を示
す。
す。
【0028】[実施例2]本化合物の直腸組織における
創傷治癒促進効果 本化合物の直腸組織における創傷治癒促進効果を、組織
内ヒドロキシプロリン(Hyp)量を指標として試験し
た。
創傷治癒促進効果 本化合物の直腸組織における創傷治癒促進効果を、組織
内ヒドロキシプロリン(Hyp)量を指標として試験し
た。
【0029】1.使用動物:Wistar系雄性ラット
(体重150g〜250g)
(体重150g〜250g)
【0030】2.試験物質:EPC−KをO/W型クリ
ーム基剤に1w/w%配合したものを使用した。
ーム基剤に1w/w%配合したものを使用した。
【0031】3.操作方法:24時間絶食させたラット
の直腸内に細目鋸歯を挿入し、直腸内を2往復させるこ
とにより創傷面を作成した。試験物質は、創傷面作成直
後から1日1回100μlを直腸内に注入し、4時間、
1、3、6および9日後に放血致死させて、直腸を摘出
した。摘出した直腸は脱脂後、細切・乾燥させた。これ
を酸加水分解後pH調節し、クロラミンT酸化法により
ヒドロキシプロリンの含量を測定した。
の直腸内に細目鋸歯を挿入し、直腸内を2往復させるこ
とにより創傷面を作成した。試験物質は、創傷面作成直
後から1日1回100μlを直腸内に注入し、4時間、
1、3、6および9日後に放血致死させて、直腸を摘出
した。摘出した直腸は脱脂後、細切・乾燥させた。これ
を酸加水分解後pH調節し、クロラミンT酸化法により
ヒドロキシプロリンの含量を測定した。
【0032】4.結果:その結果を表4に示す。表4か
ら明らかなように、本化合物は、対照群に比べヒドロキ
シプロリン量の正常値へのより早い回復が認められ、ま
た、6〜9日後の粘膜の修復に対し遅延させず、本化合
物は直腸組織における創傷治癒促進効果を有することが
判った。
ら明らかなように、本化合物は、対照群に比べヒドロキ
シプロリン量の正常値へのより早い回復が認められ、ま
た、6〜9日後の粘膜の修復に対し遅延させず、本化合
物は直腸組織における創傷治癒促進効果を有することが
判った。
【0033】
【表4】
【0034】各値は平均値(n=5)を示す。なお本化
合物投与0時間後の正常直腸のHyp含量は22.26
μg/mgであった。
合物投与0時間後の正常直腸のHyp含量は22.26
μg/mgであった。
【0035】[実施例3]本化合物のクロトン油混合液
による痔疾患モデルに対する効果 クロトン油混合液により惹起させた直腸肛門部浮腫に対
する本化合物の抑制効果を試験した。
による痔疾患モデルに対する効果 クロトン油混合液により惹起させた直腸肛門部浮腫に対
する本化合物の抑制効果を試験した。
【0036】1.使用動物:Wistar系雄性ラット
(体重140〜250g)
(体重140〜250g)
【0037】2.試験物質:EPC−Kをワセリン基剤
に4w/w%配合したものを使用した。
に4w/w%配合したものを使用した。
【0038】3.クロトン油混合液 組成:蒸留水:ピリジン:ジエチルエーテル:6%クロ
トン油ジエチルエーテル溶液=1:4:5:10 調製方法:ピリジンに水と少量のジエチルエーテルを加
え混和した後、6%クロトン油ジエチルエーテル溶液を
加え、さらに残りのジエチルエーテルを加えて激しく振
とうした。
トン油ジエチルエーテル溶液=1:4:5:10 調製方法:ピリジンに水と少量のジエチルエーテルを加
え混和した後、6%クロトン油ジエチルエーテル溶液を
加え、さらに残りのジエチルエーテルを加えて激しく振
とうした。
【0039】4.起炎方法 綿棒の綿球部にクロトン油混合液160μlを浸み込ま
せ、綿球部全体を10秒間直腸内に挿入した。
せ、綿球部全体を10秒間直腸内に挿入した。
【0040】5.浮腫の測定 起炎24時間後ラットを放血致死させ、肛門上皮の毛の
輪状生え際から5mmより15mmの長さに切り出した直腸
肛門部の重量を測定した。その重量(Wra)と体重(Wb)
をもとに直腸肛門係数(Recto-anus coefficient, RAC=
Wra ・Wb-1・103 )を算出し、炎症形成の指標とした。
試験物質は、起炎直後に直腸内に投与し、漏出を防ぐた
めクリップで肛門を4時間塞いだ。
輪状生え際から5mmより15mmの長さに切り出した直腸
肛門部の重量を測定した。その重量(Wra)と体重(Wb)
をもとに直腸肛門係数(Recto-anus coefficient, RAC=
Wra ・Wb-1・103 )を算出し、炎症形成の指標とした。
試験物質は、起炎直後に直腸内に投与し、漏出を防ぐた
めクリップで肛門を4時間塞いだ。
【0041】6.結果 その結果を表5に示す。表5から明らかなように、本化
合物はクロトン油混合液による痔疾患モデルに有意な抗
浮腫作用を示し、痔疾患治療剤として有用であることが
判った。
合物はクロトン油混合液による痔疾患モデルに有意な抗
浮腫作用を示し、痔疾患治療剤として有用であることが
判った。
【0042】
【表5】
【0043】各値は平均±標準誤差(n=10)を示
す。
す。
【0044】
【数1】
【0045】試験物質の対照群に対する有意差;*:p
<0.05
<0.05
【0046】〔実施例4〕:本化合物の直腸粘膜におけ
る血液循環障害改善作用 本化合物の血液循環障害改善作用を試験した。
る血液循環障害改善作用 本化合物の血液循環障害改善作用を試験した。
【0047】1.使用動物:Wistar系雄性ラット
(体重140g〜250g)
(体重140g〜250g)
【0048】2.試験物質:EPC−K5%生理食塩液
を使用した。
を使用した。
【0049】3.実験方法:18時間絶食させたラット
の直腸内に試験物質1mlを投与し、ラット固定後直腸
粘膜を露出させた。さらに、試験物質1mlを直腸粘膜
に投与し、レーザー血流計で直腸粘膜血流量の測定を開
始した。以下、粘膜露出30分後にトロンビンを投与
し、引続き直腸粘膜血流量を測定した。なお、陽性対照
としてヘパリンナトリウム溶液を用いた。
の直腸内に試験物質1mlを投与し、ラット固定後直腸
粘膜を露出させた。さらに、試験物質1mlを直腸粘膜
に投与し、レーザー血流計で直腸粘膜血流量の測定を開
始した。以下、粘膜露出30分後にトロンビンを投与
し、引続き直腸粘膜血流量を測定した。なお、陽性対照
としてヘパリンナトリウム溶液を用いた。
【0050】4.結果:その結果を図1に示す。図1か
ら明らかなように、本化合物は痔疾患における血液循環
障害改善作用を有することが判った。
ら明らかなように、本化合物は痔疾患における血液循環
障害改善作用を有することが判った。
【0051】 [製剤実施例1]:坐剤 EPC−K 2g ロートエキス 0.2g タンニン酸 0.3g イクタモール 2g アミノ安息香酸エチル 1g カカオ脂 適量 以上の成分を坐剤10個分として、公知の方法により成
型する。
型する。
【0052】 [製剤実施例2]:軟膏 L−アスコルビン酸、DL−α−トコフェロールリン酸ジエステルナトリウム (略称 EPC−Na) 1g プロピレングリコール 1ml 白色ワセリン 適量 全量 100g 以上の成分を公知の方法により混和し軟膏とする。
【0053】 [製剤実施例3]:外用液剤 EPC−K 3g アミノ安息香酸エチル 1g プロピレングリコール 10ml 滅菌精製水 適量 塩酸 適量 水酸化ナトリウム 適量 全量 100g pH 6.0 以上の成分を公知の方法により溶解した後、無菌濾過し
外用液剤とする。
外用液剤とする。
【0054】 [製剤実施例4]:内服錠 L−アスコルビン酸、DL−α−トコフェロールリン酸ジエステルカルシウム (略称 EPC−Ca) 0.5g 乳糖 80mg デンプン 17mg ステアリン酸マグネシウム 3mg 以上の成分を1錠分として公知の方法により錠剤に成型
する。必要に応じて糖衣を付してもよい。
する。必要に応じて糖衣を付してもよい。
【0055】
【発明の効果】本発明の痔疾患治療剤は、痔疾患に対し
て、抗浮腫作用のみならず創傷治癒促進作用、血液循環
障害改善作用などにも優れた効果を有し、しかも直腸粘
膜刺激性が殆ど認められないので、痔疾患治療剤とし
て、痔核、裂肛などの各種痔疾患の治療に有利に用いら
れる。また、本発明の痔疾患治療剤は、ステロイド剤の
ような副作用がないので長期連用が可能である。
て、抗浮腫作用のみならず創傷治癒促進作用、血液循環
障害改善作用などにも優れた効果を有し、しかも直腸粘
膜刺激性が殆ど認められないので、痔疾患治療剤とし
て、痔核、裂肛などの各種痔疾患の治療に有利に用いら
れる。また、本発明の痔疾患治療剤は、ステロイド剤の
ような副作用がないので長期連用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本化合物のトロンビン惹起直腸粘膜循環障害の
改善作用を示すグラフである。各点の値は平均±標準誤
差(n=5)を示す。
改善作用を示すグラフである。各点の値は平均±標準誤
差(n=5)を示す。
○・・・無処置群 □・・・溶媒群 ●・・・5%EPC−K群 ■・・・へパリンナトリウム投与群 **:溶媒群に対する有意差 p<0.01 ##:無処置群に対する有意差 p<0.01
Claims (1)
- 【請求項1】 次の式[式中、R1 およびR2 は、同一
または異なって水素原子またはメチル基を示す。]で表
されるリン酸ジエステル化合物またはその薬理学的に許
容できる塩を含有してなる痔疾患治療剤。 【化1】
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5351858A JPH07196516A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 痔疾患治療剤 |
| US08/359,653 US5489576A (en) | 1993-12-29 | 1994-12-20 | Therapeutic agent for hemorrhoidal diseases |
| TW083112103A TW349865B (en) | 1993-12-29 | 1994-12-23 | Therapeutic agent for hemorrhoidal diseases |
| EP94120648A EP0661053A1 (en) | 1993-12-29 | 1994-12-24 | Use of tocopherol ascorbic adic phosphates for hemorrhoidal diseases |
| CA002139209A CA2139209A1 (en) | 1993-12-29 | 1994-12-28 | Therapeutic agent for hemorrhoidal diseases |
| KR1019940038823A KR950016760A (ko) | 1993-12-29 | 1994-12-29 | 치질 치료제 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5351858A JPH07196516A (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 痔疾患治療剤 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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| JP (1) | JPH07196516A (ja) |
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997018820A1 (fr) * | 1995-11-21 | 1997-05-29 | Chuyakuken, Ltd. | Preparation a usage externe pour guerir des lesions tissulaires |
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|---|---|---|---|---|
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| AU2002950713A0 (en) | 2002-08-09 | 2002-09-12 | Vital Health Sciences Pty Ltd | Carrier |
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| JPS62205091A (ja) * | 1986-03-04 | 1987-09-09 | Senjiyu Seiyaku Kk | 新規なリン酸ジエステルならびにその塩、その製造法およびそれを含有する製剤 |
| JP2526059B2 (ja) * | 1987-04-28 | 1996-08-21 | 千寿製薬株式会社 | 抗潰瘍剤 |
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-
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- 1994-12-28 CA CA002139209A patent/CA2139209A1/en not_active Abandoned
- 1994-12-29 KR KR1019940038823A patent/KR950016760A/ko not_active Ceased
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997018820A1 (fr) * | 1995-11-21 | 1997-05-29 | Chuyakuken, Ltd. | Preparation a usage externe pour guerir des lesions tissulaires |
| WO1997030711A1 (en) * | 1996-02-23 | 1997-08-28 | Chuyakuken, Ltd. | External preparation for curing lesioned tissues |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CA2139209A1 (en) | 1995-06-30 |
| TW349865B (en) | 1999-01-11 |
| KR950016760A (ko) | 1995-07-20 |
| EP0661053A1 (en) | 1995-07-05 |
| US5489576A (en) | 1996-02-06 |
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