JPH07196680A - エトポシドホスフェート及びエトポシドの調製方法 - Google Patents
エトポシドホスフェート及びエトポシドの調製方法Info
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- JPH07196680A JPH07196680A JP6269821A JP26982194A JPH07196680A JP H07196680 A JPH07196680 A JP H07196680A JP 6269821 A JP6269821 A JP 6269821A JP 26982194 A JP26982194 A JP 26982194A JP H07196680 A JPH07196680 A JP H07196680A
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- C07H15/24—Condensed ring systems having three or more rings
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- C07H—SUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
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- C07H17/04—Heterocyclic radicals containing only oxygen as ring hetero atoms
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エトポシドホスフェートを高収率で得る調製
方法を提供する。 【構成】 ジベンジル4′−デメチル−4−エピポドフ
ィロトキシン−4′−ホスフェートと2,3−ジ−O−ベ
ンジル−4,6−O−エチリデン−α,β−D−グルコピ
ラノースとを溶媒中でカップリングし、メタノールから
再結晶するか又はメタノールを加えることにより溶媒か
ら直接結晶化して実質的に純粋なC−1″−β型を得、
引き続き水素添加により保護基を同時に除去してエトポ
シドホスフェートを生成する。これをホスファターゼ酵
素で処理してエトポシドを生成する。
方法を提供する。 【構成】 ジベンジル4′−デメチル−4−エピポドフ
ィロトキシン−4′−ホスフェートと2,3−ジ−O−ベ
ンジル−4,6−O−エチリデン−α,β−D−グルコピ
ラノースとを溶媒中でカップリングし、メタノールから
再結晶するか又はメタノールを加えることにより溶媒か
ら直接結晶化して実質的に純粋なC−1″−β型を得、
引き続き水素添加により保護基を同時に除去してエトポ
シドホスフェートを生成する。これをホスファターゼ酵
素で処理してエトポシドを生成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗悪性腫瘍化合物の新
規な調製方法及びその抗悪性腫瘍化合物の新規な中間体
に関する。更に詳細には、本発明は4′−デメチルエピ
ポドフィロトキシングルコシド4′−ホスフェートの調
製方法及びそのホスフェートを調製する中間体化合物に
関する。本発明は特にエトポシドホスフェートの調製方
法及びエトポシドホスフェートからエトポシドを調製す
る方法に関する。
規な調製方法及びその抗悪性腫瘍化合物の新規な中間体
に関する。更に詳細には、本発明は4′−デメチルエピ
ポドフィロトキシングルコシド4′−ホスフェートの調
製方法及びそのホスフェートを調製する中間体化合物に
関する。本発明は特にエトポシドホスフェートの調製方
法及びエトポシドホスフェートからエトポシドを調製す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エトポシド及びテニポシドは、癌の臨床
治療において広く使用されている4′−デメチルエピポ
ドフィロトキシングルコシド誘導体である。特に、エト
ポシドは合衆国において小細胞肺癌及びこう丸癌の治療
に承認されている。しかしながら、エトポシドは水中に
おける溶解性に限度があり適切な医薬組成物に処方する
ことを困難にする。エトポシドの水溶解性及び投与され
るべきその効力を増大させるために、エトポシドホスフ
ェートはプロドラッグとして調製される。エトポシドホ
スフェートは体内でエトポシドに代謝し、それから体利
用される。水溶性プロドラッグの1例が米国特許第 4,9
04,768号に記載されており、4′−ホスフェート基を有
する4′−デメチルエピポドフィロトキシングルコシド
誘導体の水溶性プロドラッグが開示されている。その中
に開示されている1例はエトポシド4′−ホスフェート
である。エトポシド4′−ホスフェートは、エトポシド
とオキシ塩化リンとを反応させた後加水分解するか又は
エトポシドとジフェニルクロロホスフェートとを反応さ
せた後水素添加してフェニル基を除去することにより調
製される。
治療において広く使用されている4′−デメチルエピポ
ドフィロトキシングルコシド誘導体である。特に、エト
ポシドは合衆国において小細胞肺癌及びこう丸癌の治療
に承認されている。しかしながら、エトポシドは水中に
おける溶解性に限度があり適切な医薬組成物に処方する
ことを困難にする。エトポシドの水溶解性及び投与され
るべきその効力を増大させるために、エトポシドホスフ
ェートはプロドラッグとして調製される。エトポシドホ
スフェートは体内でエトポシドに代謝し、それから体利
用される。水溶性プロドラッグの1例が米国特許第 4,9
04,768号に記載されており、4′−ホスフェート基を有
する4′−デメチルエピポドフィロトキシングルコシド
誘導体の水溶性プロドラッグが開示されている。その中
に開示されている1例はエトポシド4′−ホスフェート
である。エトポシド4′−ホスフェートは、エトポシド
とオキシ塩化リンとを反応させた後加水分解するか又は
エトポシドとジフェニルクロロホスフェートとを反応さ
せた後水素添加してフェニル基を除去することにより調
製される。
【0003】エピポドフィロトキシングリコシドの調製
は、米国特許第 4,997,931号にも開示されている。4′
−デメチルエピポドフィロトキシングルコシドは、4′
−保護4′−デメチルエピポドフィロトキシンと保護糖
とを縮合することにより調製される。次いで得られた化
合物を誘導化して対応する4′−ホスフェートを生成す
る。エトポシド及びエトポシドホスフェートの従来の調
製方法は、典型的には、フェノールを保護し、保護糖と
カップリングし、次いで保護基を除去することを必要と
する。更に、これらの方法のほとんどにはヒドロキシ基
及びリン酸基に別個の保護基が必要である。別個の保護
基には、それぞれの保護基を除去するために多段階が必
要である。脱保護工程にはたいてい酸性又はアルカリ性
条件が必要であり、これが最終生成物を分解して低収率
となる。エトポシドホスフェートは、通常エトポシドか
ら更にリン酸化及び脱保護工程によって調製される。こ
れらの多段階により、典型的には、所望化合物の全収率
が低下し、エトポシドのグルコシドヒドロキシルの好ま
しくないリン酸化のために化合物の生成に費用がかかり
かつ困難が生じる。
は、米国特許第 4,997,931号にも開示されている。4′
−デメチルエピポドフィロトキシングルコシドは、4′
−保護4′−デメチルエピポドフィロトキシンと保護糖
とを縮合することにより調製される。次いで得られた化
合物を誘導化して対応する4′−ホスフェートを生成す
る。エトポシド及びエトポシドホスフェートの従来の調
製方法は、典型的には、フェノールを保護し、保護糖と
カップリングし、次いで保護基を除去することを必要と
する。更に、これらの方法のほとんどにはヒドロキシ基
及びリン酸基に別個の保護基が必要である。別個の保護
基には、それぞれの保護基を除去するために多段階が必
要である。脱保護工程にはたいてい酸性又はアルカリ性
条件が必要であり、これが最終生成物を分解して低収率
となる。エトポシドホスフェートは、通常エトポシドか
ら更にリン酸化及び脱保護工程によって調製される。こ
れらの多段階により、典型的には、所望化合物の全収率
が低下し、エトポシドのグルコシドヒドロキシルの好ま
しくないリン酸化のために化合物の生成に費用がかかり
かつ困難が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、新規な保護
糖と新規な保護4′−デメチル−4−エピポドフィロト
キシン−4′−ホスフェートとをカップリングすること
による4′−デメチルエピポドフィロトキシングルコシ
ド4′−ホスフェート、特にエトポシドホスフェートの
調製方法に関する。更に詳細には、本発明はジ(アリー
ルメチル)保護糖及びテトラアリールメチル保護4′−
デメチル−4−エピポドフィロトキシングルコシド4′
−ホスフェート並びにそのエトポシドホスフェートの調
製方法に関する。ヒドロキシ及びリン酸基についてのア
リールメチル保護基は、同一か又は異なってよく、ベン
ジル又はC1-4 アルキル、ヒドロキシ、フェニル、ベン
ジル、ハロゲン、アルコキシ、ニトロ、カルボキシル及
びそのエステルからなる群より選ばれた1種以上で置換
された置換ベンジルであることが好ましい。ジ(アリー
ルメチル)4′−デメチル−4−エピポドフィロトキシ
ン−4′−ホスフェートは、フェノールとジ(アリール
メチル)ホスファイト、テトラハロメタン、第三アミン
及びアシル化触媒とを適切な溶媒中で反応させることに
より調製される。
糖と新規な保護4′−デメチル−4−エピポドフィロト
キシン−4′−ホスフェートとをカップリングすること
による4′−デメチルエピポドフィロトキシングルコシ
ド4′−ホスフェート、特にエトポシドホスフェートの
調製方法に関する。更に詳細には、本発明はジ(アリー
ルメチル)保護糖及びテトラアリールメチル保護4′−
デメチル−4−エピポドフィロトキシングルコシド4′
−ホスフェート並びにそのエトポシドホスフェートの調
製方法に関する。ヒドロキシ及びリン酸基についてのア
リールメチル保護基は、同一か又は異なってよく、ベン
ジル又はC1-4 アルキル、ヒドロキシ、フェニル、ベン
ジル、ハロゲン、アルコキシ、ニトロ、カルボキシル及
びそのエステルからなる群より選ばれた1種以上で置換
された置換ベンジルであることが好ましい。ジ(アリー
ルメチル)4′−デメチル−4−エピポドフィロトキシ
ン−4′−ホスフェートは、フェノールとジ(アリール
メチル)ホスファイト、テトラハロメタン、第三アミン
及びアシル化触媒とを適切な溶媒中で反応させることに
より調製される。
【0005】本発明の1実施態様による保護糖は2,3−
ジ−O−ベンジル−4,6−O−エチリデン−α,β−D
−グルコピラノースであり、ジベンジル4′−デメチル
−4−エピポドフィロトキシンホスフェートと溶媒中で
カップリングしてテトラベンジル保護エトポシドホスフ
ェートを生成する。保護エトポシド4′−ホスフェート
を結晶化又は再結晶してC−1″−βアノマーを回収す
る。保護基を水素添加又は他の手段によりグリコシド及
びリン酸基から同時に除去してエトポシドホスフェート
を生成する。この全工程は、費用のかかる精製段階なし
でエトポシド4′−ホスフェートを純粋な形で得るのに
効率がよい。保護ジベンジル−4−(2,3−ジ−O−ベ
ンジル−4,6−O−エチリジン−β−D−グルコピラノ
シル)−4′−ジメチル−4−エピポドフィロトキシン
−4′−ホスフェートを反応媒体から容易に結晶化する
か又は再結晶してC−1″−β型を実質的に純粋な形で
単離する。所望のアノマーの単離は、通常単一の結晶化
工程で得られる。詳細には、本発明は下記式V:
ジ−O−ベンジル−4,6−O−エチリデン−α,β−D
−グルコピラノースであり、ジベンジル4′−デメチル
−4−エピポドフィロトキシンホスフェートと溶媒中で
カップリングしてテトラベンジル保護エトポシドホスフ
ェートを生成する。保護エトポシド4′−ホスフェート
を結晶化又は再結晶してC−1″−βアノマーを回収す
る。保護基を水素添加又は他の手段によりグリコシド及
びリン酸基から同時に除去してエトポシドホスフェート
を生成する。この全工程は、費用のかかる精製段階なし
でエトポシド4′−ホスフェートを純粋な形で得るのに
効率がよい。保護ジベンジル−4−(2,3−ジ−O−ベ
ンジル−4,6−O−エチリジン−β−D−グルコピラノ
シル)−4′−ジメチル−4−エピポドフィロトキシン
−4′−ホスフェートを反応媒体から容易に結晶化する
か又は再結晶してC−1″−β型を実質的に純粋な形で
単離する。所望のアノマーの単離は、通常単一の結晶化
工程で得られる。詳細には、本発明は下記式V:
【0006】
【化21】
【0007】を有する化合物の調製方法であって、下記
式IIIb:
式IIIb:
【0008】
【化22】
【0009】(式中、R1 はアリールメチルヒドロキシ
保護基であり、R2 はアリールメチルであるか又は2つ
のR2 は一緒にC1-5 アルキリデンである。)を有する
化合物と、下記式II:
保護基であり、R2 はアリールメチルであるか又は2つ
のR2 は一緒にC1-5 アルキリデンである。)を有する
化合物と、下記式II:
【0010】
【化23】
【0011】(式中、R3 はアリールメチルであり、R
1 、R2 及びR3 は同一か又は異なる。)を有する化合
物とをルイス酸の存在下反応媒体中で反応させて、下記
式IVb:
1 、R2 及びR3 は同一か又は異なる。)を有する化合
物とをルイス酸の存在下反応媒体中で反応させて、下記
式IVb:
【0012】
【化24】
【0013】を有する化合物を生成し、化合物IVbの
C−1″−βアノマーを選択的に結晶化し、引き続きヒ
ドロキシ及びリン酸保護基を除去し、R2 がアリールメ
チルヒドロキシ保護基の場合には、化合物IVbと炭素
原子1〜5個を有するカルボニル又はそのアセタール等
価物とを反応させることを含む方法に関する。更に本発
明の態様は、下記式VI:
C−1″−βアノマーを選択的に結晶化し、引き続きヒ
ドロキシ及びリン酸保護基を除去し、R2 がアリールメ
チルヒドロキシ保護基の場合には、化合物IVbと炭素
原子1〜5個を有するカルボニル又はそのアセタール等
価物とを反応させることを含む方法に関する。更に本発
明の態様は、下記式VI:
【0014】
【化25】
【0015】を有する化合物の調製方法であって、緩衝
液中下記式V:
液中下記式V:
【0016】
【化26】
【0017】を有する化合物を、ホスファターゼ酵素と
反応させてリン酸基を除去し、式VIの該化合物を回収
することを含む方法である。本発明のもう1つの態様
は、下記式VI:
反応させてリン酸基を除去し、式VIの該化合物を回収
することを含む方法である。本発明のもう1つの態様
は、下記式VI:
【0018】
【化27】
【0019】を有する化合物の調製方法であって、下記
式I:
式I:
【0020】
【化28】
【0021】を有する化合物をリン酸化剤でリン酸化し
て、下記式II:
て、下記式II:
【0022】
【化29】
【0023】(R3 はアリールメチルである。)を有す
る保護4′−デメチル−4−エピポドフィロトキシン−
4′−ホスフェートを生成し、式IIの該化合物と下記
式III:
る保護4′−デメチル−4−エピポドフィロトキシン−
4′−ホスフェートを生成し、式IIの該化合物と下記
式III:
【0024】
【化30】
【0025】を有する保護糖とを反応させて、下記式I
V:
V:
【0026】
【化31】
【0027】(R1 はアリールメチル保護基である。)
を有する化合物を生成し、式IVのC−1″−β型を単
離し、ヒドロキシ及びリン酸保護基を除去して下記式
V:
を有する化合物を生成し、式IVのC−1″−β型を単
離し、ヒドロキシ及びリン酸保護基を除去して下記式
V:
【0028】
【化32】
【0029】を有する化合物を生成し、式Vの該化合物
をホスファターゼ酵素で処理してリン酸基を除去すると
ともに式VIの化合物を生成する方法を提供するもので
ある。
をホスファターゼ酵素で処理してリン酸基を除去すると
ともに式VIの化合物を生成する方法を提供するもので
ある。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は、4′−デメチ
ルエピポドフィロトキシングルコシド4′−ホスフェー
ト、特にエトポシド4′−ホスフェート、その薬学的に
許容しうる塩及び溶媒和物の改良された調製方法に関す
る。本発明は、更にアリールメチル保護糖及びエトポシ
ド及びエトポシド4′−ホスフェートに対するアリール
メチル保護前駆体の調製に関する。本発明は、更に結晶
化によりアノマーを容易に分離することができるヒドロ
キシ及びリン酸保護基を用いてエトポシドホスフェート
を製造する方法に関する。更に有利な特徴は、ヒドロキ
シ及びリン酸保護基が最終生成物を分解することなく同
時に除去することができる容易さである。本発明の方法
は、反応媒体から結晶化するか又は適切な溶媒から再結
晶することによりアノマー的に純粋なC−1″−β型に
容易に分離することができる方法でアリールメチル、特
にベンジル保護エトポシド4′−ホスフェートを生成す
る。本全工程は迅速かつ効率がよく、エトポシド4′−
ホスフェートの効果的な調製方法を提供する。リン酸基
はホスファターゼ酵素によって容易に除去することがで
き、エトポシド、その薬学的に許容しうる塩及び溶媒和
物の効率のよい調製方法を提供する。
ルエピポドフィロトキシングルコシド4′−ホスフェー
ト、特にエトポシド4′−ホスフェート、その薬学的に
許容しうる塩及び溶媒和物の改良された調製方法に関す
る。本発明は、更にアリールメチル保護糖及びエトポシ
ド及びエトポシド4′−ホスフェートに対するアリール
メチル保護前駆体の調製に関する。本発明は、更に結晶
化によりアノマーを容易に分離することができるヒドロ
キシ及びリン酸保護基を用いてエトポシドホスフェート
を製造する方法に関する。更に有利な特徴は、ヒドロキ
シ及びリン酸保護基が最終生成物を分解することなく同
時に除去することができる容易さである。本発明の方法
は、反応媒体から結晶化するか又は適切な溶媒から再結
晶することによりアノマー的に純粋なC−1″−β型に
容易に分離することができる方法でアリールメチル、特
にベンジル保護エトポシド4′−ホスフェートを生成す
る。本全工程は迅速かつ効率がよく、エトポシド4′−
ホスフェートの効果的な調製方法を提供する。リン酸基
はホスファターゼ酵素によって容易に除去することがで
き、エトポシド、その薬学的に許容しうる塩及び溶媒和
物の効率のよい調製方法を提供する。
【0031】本全工程は、後に詳細に論じられるように
エトポシドホスフェート又はエトポシドを製造するのに
効率がよい。好ましい実施態様においては、ジベンジル
4′−デメチル−4−エピポドフィロトキシン−4′−
ホスフェートをルイス酸の存在下に2,3−ジベンジル−
4,6−O−エチリデン−α,β−D−グルコピラノース
とカップリングしてジベンジル4−(2,3−ジ−O−ベ
ンジル−4,6−O−エチリデン−α,β−D−グルコピ
ラノシル)−4−デメチル−4−エピポドフィロトキシ
ン−4′−ホスフェートのアノマー混合物を生成する。
驚くべきことに、C−1 ″−βは実質的に純粋な形で溶
液から容易に結晶化されることがわかった。C−1 ″−
βアノマーは、反応媒体から直接結晶化するか又は適切
な溶媒から再結晶する。次いで、C−1 ″−βアノマー
を回収及び水素添加してヒドロキシ及びリン酸保護基を
同時に除去する。本明細書で用いられる薬学的に許容し
うる塩なる語は、モノ及びジアルカリ金属塩及びアルカ
リ土類金属塩を包含する。好ましい実施態様において
は、最終化合物はエタノレート溶媒和物である。溶媒和
物はエタノールのような有機溶媒から標準法を用いて結
晶化又は再結晶することにより形成される。アルキリデ
ンなる語は、例えばエチリデン、プロピリデン及びイソ
プロピリデンのような直鎖又は分枝鎖アルキル鎖を包含
する。
エトポシドホスフェート又はエトポシドを製造するのに
効率がよい。好ましい実施態様においては、ジベンジル
4′−デメチル−4−エピポドフィロトキシン−4′−
ホスフェートをルイス酸の存在下に2,3−ジベンジル−
4,6−O−エチリデン−α,β−D−グルコピラノース
とカップリングしてジベンジル4−(2,3−ジ−O−ベ
ンジル−4,6−O−エチリデン−α,β−D−グルコピ
ラノシル)−4−デメチル−4−エピポドフィロトキシ
ン−4′−ホスフェートのアノマー混合物を生成する。
驚くべきことに、C−1 ″−βは実質的に純粋な形で溶
液から容易に結晶化されることがわかった。C−1 ″−
βアノマーは、反応媒体から直接結晶化するか又は適切
な溶媒から再結晶する。次いで、C−1 ″−βアノマー
を回収及び水素添加してヒドロキシ及びリン酸保護基を
同時に除去する。本明細書で用いられる薬学的に許容し
うる塩なる語は、モノ及びジアルカリ金属塩及びアルカ
リ土類金属塩を包含する。好ましい実施態様において
は、最終化合物はエタノレート溶媒和物である。溶媒和
物はエタノールのような有機溶媒から標準法を用いて結
晶化又は再結晶することにより形成される。アルキリデ
ンなる語は、例えばエチリデン、プロピリデン及びイソ
プロピリデンのような直鎖又は分枝鎖アルキル鎖を包含
する。
【0032】本発明の1態様においては、本工程は式I
の4′−デメチルエピポドフィロトキシンをリン酸化し
て式IIの保護ジ(アリールメチル)4′−デメチルエ
ピポドフィロトキシン−4′−ホスフェートを生成する
ものである。リン酸化工程は、4′−デメチルエピポド
フィロトキシンとジ(アリールメチル)ホスファイト、
テトラハロメタン、第三アミン及びアシル化触媒とを反
応させることにより行われることが好ましい。テトラハ
ロメタンは、式CX4(XはF、Cl、Br及びIからな
る群より選ばれたハロゲンである。)を有する。好まし
い実施態様においては、テトラハロメタンはCCl4 で
ある。炭素についてのハロゲンは同一か又は異なってよ
い。好ましい実施態様における第三アミンはN,N−ジ
イソプロピルエチルアミン(DIPA)であるが、適切
な他の第三アミンも用いられる。アシル化触媒は当該技
術において既知の標準触媒とすることができる。好まし
い実施態様においては、アシル化触媒はN,N−ジメチ
ルアミノピリジン(DMAP)である。反応は下記のよ
うに略述される。
の4′−デメチルエピポドフィロトキシンをリン酸化し
て式IIの保護ジ(アリールメチル)4′−デメチルエ
ピポドフィロトキシン−4′−ホスフェートを生成する
ものである。リン酸化工程は、4′−デメチルエピポド
フィロトキシンとジ(アリールメチル)ホスファイト、
テトラハロメタン、第三アミン及びアシル化触媒とを反
応させることにより行われることが好ましい。テトラハ
ロメタンは、式CX4(XはF、Cl、Br及びIからな
る群より選ばれたハロゲンである。)を有する。好まし
い実施態様においては、テトラハロメタンはCCl4 で
ある。炭素についてのハロゲンは同一か又は異なってよ
い。好ましい実施態様における第三アミンはN,N−ジ
イソプロピルエチルアミン(DIPA)であるが、適切
な他の第三アミンも用いられる。アシル化触媒は当該技
術において既知の標準触媒とすることができる。好まし
い実施態様においては、アシル化触媒はN,N−ジメチ
ルアミノピリジン(DMAP)である。反応は下記のよ
うに略述される。
【0033】
【化33】
【0034】(式中R3 はアリールメチルである。)好
ましい実施態様においては、R3 はベンジルであり、そ
れにより得られたホスフェートは下記化合物IIaを有
する構造を有する。
ましい実施態様においては、R3 はベンジルであり、そ
れにより得られたホスフェートは下記化合物IIaを有
する構造を有する。
【0035】
【化34】
【0036】また、R3 はC1-4 アルキル、ヒドロキ
シ、フェニル、ベンジル、ハロゲン、アルコキシ、ニト
ロ、カルボキシル及びそのエステルからなる群より選ば
れた1種以上で置換されたベンジル基である。適切な置
換ベンジル基としては、例えば、2−メチルベンジル、
3−メチルベンジル、4−メチルベンジル、1又は2−
ナフチル、2,3又は4−フェニルベンジル、4−メトキ
シカルボニルベンジル、2,6−ジクロロベンジル、2−
フルオロベンジル及びペンタフルオロベンジルが挙げら
れる。このリン酸化工程は、保護ジ(アリールメチル)
4′−デメチルエピポドフィロトキシン−4′−ホスフ
ェートを高収率で生成する効率のよいかつ容易な工程で
ある。本工程は、実質的に迅速かつ化合物Iのフェノー
ルヒドロキシ基に極めて選択的であるワンポット工程で
ある。本工程は4′−デメチルエピポドフィロトキシン
のリン酸化に特に有利であるが、例えばp−フルオロフ
ェノール、2,6−ジメトキシフェノール、1,2−ベンゼ
ンジオール及び4−ヒドロキシフェネチルアルコールよ
うなフェノール類に一般的でありかつ極めて選択的であ
る。4−ヒドロキシフェネチルアルコールを用いる方法
は、第一アルコールでほとんどリン酸化を生じなかっ
た。エトポシドをリン酸化すると、予備生成ジベンジル
クロロホスフェートよりグリコシドリン酸化されずに所
望の生成物を得た。
シ、フェニル、ベンジル、ハロゲン、アルコキシ、ニト
ロ、カルボキシル及びそのエステルからなる群より選ば
れた1種以上で置換されたベンジル基である。適切な置
換ベンジル基としては、例えば、2−メチルベンジル、
3−メチルベンジル、4−メチルベンジル、1又は2−
ナフチル、2,3又は4−フェニルベンジル、4−メトキ
シカルボニルベンジル、2,6−ジクロロベンジル、2−
フルオロベンジル及びペンタフルオロベンジルが挙げら
れる。このリン酸化工程は、保護ジ(アリールメチル)
4′−デメチルエピポドフィロトキシン−4′−ホスフ
ェートを高収率で生成する効率のよいかつ容易な工程で
ある。本工程は、実質的に迅速かつ化合物Iのフェノー
ルヒドロキシ基に極めて選択的であるワンポット工程で
ある。本工程は4′−デメチルエピポドフィロトキシン
のリン酸化に特に有利であるが、例えばp−フルオロフ
ェノール、2,6−ジメトキシフェノール、1,2−ベンゼ
ンジオール及び4−ヒドロキシフェネチルアルコールよ
うなフェノール類に一般的でありかつ極めて選択的であ
る。4−ヒドロキシフェネチルアルコールを用いる方法
は、第一アルコールでほとんどリン酸化を生じなかっ
た。エトポシドをリン酸化すると、予備生成ジベンジル
クロロホスフェートよりグリコシドリン酸化されずに所
望の生成物を得た。
【0037】好ましい溶媒はアセトニトリルであるが、
ハロゲン化又は非ハロゲン化溶媒もリン酸化に用いられ
る。テトラハロメタン、特に四塩化炭素は従来法での溶
媒より試薬量でのみ用いられることが好ましい。リン酸
化反応に用いられるテトラハロメタン量は、出発フェノ
ール1当量に対して1当量以上である。更に反応は温和
な条件下室温以下、典型的には約−10℃以下で行われ
る。更にリン酸化反応はジベンジルクロロホスフェート
(DBPCl)がその場で生成されるので、実質的に添
加DBPClなしで行われる。これにより、分離工程で
DBPClを調製する必要が回避されるとともに得られ
たリン酸化生成物の不純物含量が減少する。典型的に
は、反応は約45分で完結する。イソプロピルアルコー
ル中で再結晶するような標準法により化合物IIを回収
する。
ハロゲン化又は非ハロゲン化溶媒もリン酸化に用いられ
る。テトラハロメタン、特に四塩化炭素は従来法での溶
媒より試薬量でのみ用いられることが好ましい。リン酸
化反応に用いられるテトラハロメタン量は、出発フェノ
ール1当量に対して1当量以上である。更に反応は温和
な条件下室温以下、典型的には約−10℃以下で行われ
る。更にリン酸化反応はジベンジルクロロホスフェート
(DBPCl)がその場で生成されるので、実質的に添
加DBPClなしで行われる。これにより、分離工程で
DBPClを調製する必要が回避されるとともに得られ
たリン酸化生成物の不純物含量が減少する。典型的に
は、反応は約45分で完結する。イソプロピルアルコー
ル中で再結晶するような標準法により化合物IIを回収
する。
【0038】次いで、化合物IIをルイス酸の存在下に
ヒドロキシ保護グルコピラノースとカップリングする。
好ましい実施態様においては、ルイス酸は三フッ化ホウ
素エーテラートである。他のルイス酸としては、例え
ば、AlCl3 、ZnCl2 、Et2 AlCl、CF3
SO3 H、CF3 SO3 Ag、Zn(CF3 SO3)2 及
びTMSCF3 SO3 が挙げられる。カップリング反応
は、分子ふるいの存在下に行われる。カップリング反応
は、ハロゲン化又は非ハロゲン化溶媒、最適にはアセト
ニトリル中で行われる。他の溶媒としては、例えば、プ
ロピオニトリル、アセトン、塩化メチレン、クロロホル
ム、1,2−ジクロロエタン及びその混合液が挙げられ
る。好ましいヒドロキシ保護グルコピラノースは、下記
式IIIを有する。
ヒドロキシ保護グルコピラノースとカップリングする。
好ましい実施態様においては、ルイス酸は三フッ化ホウ
素エーテラートである。他のルイス酸としては、例え
ば、AlCl3 、ZnCl2 、Et2 AlCl、CF3
SO3 H、CF3 SO3 Ag、Zn(CF3 SO3)2 及
びTMSCF3 SO3 が挙げられる。カップリング反応
は、分子ふるいの存在下に行われる。カップリング反応
は、ハロゲン化又は非ハロゲン化溶媒、最適にはアセト
ニトリル中で行われる。他の溶媒としては、例えば、プ
ロピオニトリル、アセトン、塩化メチレン、クロロホル
ム、1,2−ジクロロエタン及びその混合液が挙げられ
る。好ましいヒドロキシ保護グルコピラノースは、下記
式IIIを有する。
【0039】
【化35】
【0040】(式中、R1 はアリールメチルである。)
好ましい実施態様においては、R1 はグルコピラノース
が下記構造IIIaを有するようなベンジルである。
好ましい実施態様においては、R1 はグルコピラノース
が下記構造IIIaを有するようなベンジルである。
【0041】
【化36】
【0042】更に実施態様においては、R1 はC1-4 ア
ルキル、ヒドロキシ、フェニル、ベンジル、ハロゲン、
例えばフルオロ、クロロ、ブロモ及びヨード、アルコキ
シ、ニトロ、カルボン酸及びそのエステルからなる群よ
り選ばれた1種以上で置換される置換ベンジルである。
適切な置換ベンジル基としては、2−メチルベンジル、
3−メチルベンジル、4−メチルベンジル、1又は2−
ナフチル、2,3又は4−フェニルベンジル、4−メトキ
シカルボニルベンジル、2,6−ジクロロベンジル、2−
フルオロベンジル及びペンタフルオロベンジルが挙げら
れる。典型的には、R1 はR3 と同一である。グルコピ
ラノースは、更に下記式IIIbを有する構造を有す
る。
ルキル、ヒドロキシ、フェニル、ベンジル、ハロゲン、
例えばフルオロ、クロロ、ブロモ及びヨード、アルコキ
シ、ニトロ、カルボン酸及びそのエステルからなる群よ
り選ばれた1種以上で置換される置換ベンジルである。
適切な置換ベンジル基としては、2−メチルベンジル、
3−メチルベンジル、4−メチルベンジル、1又は2−
ナフチル、2,3又は4−フェニルベンジル、4−メトキ
シカルボニルベンジル、2,6−ジクロロベンジル、2−
フルオロベンジル及びペンタフルオロベンジルが挙げら
れる。典型的には、R1 はR3 と同一である。グルコピ
ラノースは、更に下記式IIIbを有する構造を有す
る。
【0043】
【化37】
【0044】(式中、R1 は上記の通りであり、R2 は
R1 と同一であるか又は2つのR2 基が一緒に結合して
C1-5 アルキリデン基である。)2つのR2 基は一緒に
エチリデンであることが好ましい。他の実施態様におい
ては、2つのR2 基は一緒にプロピリデン又はイソプロ
ピリデンである。化合物III、IIIa及びIIIb
は、米国特許第 4,997,931号に記載されているような既
知の方法によって調製される。アリール保護グルコピラ
ノースは、C−1−α,βのアノマー混合物として形成
される。たいていのアノマー混合物と異なり、アリール
メチルグルコピラノースのC−1−βアノマーは結晶化
によりαアノマーから分離することができる。詳細に
は、グルコピラノース化合物IIIaのアノマー混合物
はヘキサンから結晶化して化合物IIIaの実質的にア
ノマー的に純粋なC−1−β型を得ることができる。更
に、1:1のβ:α開始組成を有するグルコピラノース
化合物IIIaはβ:α比85:15に経時固化する。
化合物IIIの保護グルコピラノースと化合物IIの保
護4′−デメチル−4−エピポドフィロトキシン−4′
−ホスフェートとのカップリング反応は、ルイス酸の存
在下アセトニトリル中で行われる。
R1 と同一であるか又は2つのR2 基が一緒に結合して
C1-5 アルキリデン基である。)2つのR2 基は一緒に
エチリデンであることが好ましい。他の実施態様におい
ては、2つのR2 基は一緒にプロピリデン又はイソプロ
ピリデンである。化合物III、IIIa及びIIIb
は、米国特許第 4,997,931号に記載されているような既
知の方法によって調製される。アリール保護グルコピラ
ノースは、C−1−α,βのアノマー混合物として形成
される。たいていのアノマー混合物と異なり、アリール
メチルグルコピラノースのC−1−βアノマーは結晶化
によりαアノマーから分離することができる。詳細に
は、グルコピラノース化合物IIIaのアノマー混合物
はヘキサンから結晶化して化合物IIIaの実質的にア
ノマー的に純粋なC−1−β型を得ることができる。更
に、1:1のβ:α開始組成を有するグルコピラノース
化合物IIIaはβ:α比85:15に経時固化する。
化合物IIIの保護グルコピラノースと化合物IIの保
護4′−デメチル−4−エピポドフィロトキシン−4′
−ホスフェートとのカップリング反応は、ルイス酸の存
在下アセトニトリル中で行われる。
【0045】
【化38】
【0046】化合物IIIaのヒドロキシ保護グルコピ
ラノースとジベンジル4′−デメチル−4−エピポドフ
ィロトキシン−4′−ホスフェート(IIa)とのカッ
プリングは、下記式IVaを有するジベンジル4−(2,
3−ジ−O−ベンジル−4,6−O−エチリデン−D−グ
ルコピラノシル)−4′−デメチル−4−エピポドフィ
ロトキシン−4′−ホスフェートのC−1″−α,βア
ノマー混合物を生成する。
ラノースとジベンジル4′−デメチル−4−エピポドフ
ィロトキシン−4′−ホスフェート(IIa)とのカッ
プリングは、下記式IVaを有するジベンジル4−(2,
3−ジ−O−ベンジル−4,6−O−エチリデン−D−グ
ルコピラノシル)−4′−デメチル−4−エピポドフィ
ロトキシン−4′−ホスフェートのC−1″−α,βア
ノマー混合物を生成する。
【0047】
【化39】
【0048】カップリング反応は、三フッ化ホウ素エー
テラートの存在下に迅速かつ容易に進行して化合物IV
aのα及びβアノマーを生成する。カップリングの前
に、化合物III、特にIIIaのβ型を単離すること
は必要ない。IVaαとIVaβの最終比は、反応がハ
ロゲン化溶媒中で行われる場合出発化合物IIIaのア
ノマー組成に依存しない。アセトニトリル中で化合物I
IaとIIIa(β:α85:15)を三フッ化ホウ素
エーテラートの存在下−20℃でカップリングすると化
合物IVaβとIVaαを72:28の比で生じる。糖
のアノマー化はハロゲン化溶媒中で極めて迅速に起こる
が、アノマー化はアセトニトリル中では極めて遅いと考
えられる。更に実施態様においては、適切な塩を反応混
合液に加えて溶媒のイオン強度を増大させることができ
る。適切な塩としては、アルカリ及びアルカリ土類金属
過塩素酸塩が含まれる。例えば、アセトニトリルに溶解
した0.5M LiClO4 を使用するとIVaβ:α比を
81:19に増大した。
テラートの存在下に迅速かつ容易に進行して化合物IV
aのα及びβアノマーを生成する。カップリングの前
に、化合物III、特にIIIaのβ型を単離すること
は必要ない。IVaαとIVaβの最終比は、反応がハ
ロゲン化溶媒中で行われる場合出発化合物IIIaのア
ノマー組成に依存しない。アセトニトリル中で化合物I
IaとIIIa(β:α85:15)を三フッ化ホウ素
エーテラートの存在下−20℃でカップリングすると化
合物IVaβとIVaαを72:28の比で生じる。糖
のアノマー化はハロゲン化溶媒中で極めて迅速に起こる
が、アノマー化はアセトニトリル中では極めて遅いと考
えられる。更に実施態様においては、適切な塩を反応混
合液に加えて溶媒のイオン強度を増大させることができ
る。適切な塩としては、アルカリ及びアルカリ土類金属
過塩素酸塩が含まれる。例えば、アセトニトリルに溶解
した0.5M LiClO4 を使用するとIVaβ:α比を
81:19に増大した。
【0049】得られた化合物IVaα,βのアノマー混
合物をメタノールから再結晶して実質的に純粋なC−
1″−β型を高収率で得ることができる。メタノール又
は他の溶媒と併用したメタノール中で単一結晶化すると
極性の低いIVaβアノマーをほとんど完全に実質的に
IVaαアノマーの混入なく晶出する。カップリング反
応は、通常室温以下で、好ましくは約−10〜40℃で
行われる。カップリング反応は低温でゆっくり進行する
が、低温は反応混合液中IIIaのアノマー化を遅くす
ることによりIVaC−1″−βアノマーの形成に有利
である。例えば、アセトニトリル中−20℃でジベンジ
ル4′−デメチル−4−エピポドフィロトキシン−4′
−ホスフェートと2,3−ジ−O−ベンジル−4,6−O−
エチリデン−α,β−D−グルコピラノース(β:α8
5:15)をカップリング反応させると、IVaβとI
Vaαを72:28の比で生じ、−40℃ではその比は
74:26である。プロピオニトリル中−20℃で同様
にカップリング反応させると、IVaβ:IVaα比5
7:43となり、−78℃ではその比は76:24であ
る。
合物をメタノールから再結晶して実質的に純粋なC−
1″−β型を高収率で得ることができる。メタノール又
は他の溶媒と併用したメタノール中で単一結晶化すると
極性の低いIVaβアノマーをほとんど完全に実質的に
IVaαアノマーの混入なく晶出する。カップリング反
応は、通常室温以下で、好ましくは約−10〜40℃で
行われる。カップリング反応は低温でゆっくり進行する
が、低温は反応混合液中IIIaのアノマー化を遅くす
ることによりIVaC−1″−βアノマーの形成に有利
である。例えば、アセトニトリル中−20℃でジベンジ
ル4′−デメチル−4−エピポドフィロトキシン−4′
−ホスフェートと2,3−ジ−O−ベンジル−4,6−O−
エチリデン−α,β−D−グルコピラノース(β:α8
5:15)をカップリング反応させると、IVaβとI
Vaαを72:28の比で生じ、−40℃ではその比は
74:26である。プロピオニトリル中−20℃で同様
にカップリング反応させると、IVaβ:IVaα比5
7:43となり、−78℃ではその比は76:24であ
る。
【0050】カップリング反応に好ましい溶媒は、反応
がカップリング反応の標準溶媒に比べて迅速に進行する
のでアセトニトリルである。アセトニトリルはカップリ
ング反応を約2時間で完結させる予測できない特性を有
するが、ジクロロエタン中の反応は約18時間かかる。
アセトニトリル中のカップリング反応はプロピオニトリ
ルより速い。更に、アセトニトリル中のカップリング反
応はIVaβアノマーを多く形成することができる。ジ
ベンジル4′−デメチル−4−エピポドフィロトキシン
−4′−ホスフェートと2,3−O−ベンジル−4,6−O
−エチリデン−α,β−D−グルコピラノースのカップ
リング反応において数種の溶媒を検討した。典型的に
は、β:α比は溶媒の誘電率が高くなるにつれて増大し
た。グルコピラノースについての置換ベンジル保護基の
置換基も、IVaαに対するIVaβの形成比に影響す
る。例えば、オルト位におけるかさ高い基は化合物IV
αに立体障害を生じることにより化合物IVのC−1″
−β型に有利であるが、メタ及びパラ置換基はほとんど
障害を生じない。電子引抜基もC−1″−βアノマーに
有利である。β:α最大比はペンタフルオロベンジルで
得られ、IVaC−1″−β:IVaC−1″−α8
0:20を生じる。
がカップリング反応の標準溶媒に比べて迅速に進行する
のでアセトニトリルである。アセトニトリルはカップリ
ング反応を約2時間で完結させる予測できない特性を有
するが、ジクロロエタン中の反応は約18時間かかる。
アセトニトリル中のカップリング反応はプロピオニトリ
ルより速い。更に、アセトニトリル中のカップリング反
応はIVaβアノマーを多く形成することができる。ジ
ベンジル4′−デメチル−4−エピポドフィロトキシン
−4′−ホスフェートと2,3−O−ベンジル−4,6−O
−エチリデン−α,β−D−グルコピラノースのカップ
リング反応において数種の溶媒を検討した。典型的に
は、β:α比は溶媒の誘電率が高くなるにつれて増大し
た。グルコピラノースについての置換ベンジル保護基の
置換基も、IVaαに対するIVaβの形成比に影響す
る。例えば、オルト位におけるかさ高い基は化合物IV
αに立体障害を生じることにより化合物IVのC−1″
−β型に有利であるが、メタ及びパラ置換基はほとんど
障害を生じない。電子引抜基もC−1″−βアノマーに
有利である。β:α最大比はペンタフルオロベンジルで
得られ、IVaC−1″−β:IVaC−1″−α8
0:20を生じる。
【0051】IVaα,βのアノマー混合物は、標準処
理後単一の結晶化工程により実質的に純粋なC−1″−
β型を得るために分離される。IVaα,βのアノマー
混合物をメタノールに溶解する。この溶液を加熱還流し
て化合物IVaα,βを完全に溶解する。この溶液を室
温に冷却する。得られた沈澱は、化合物IVaの実質的
に純粋なC−1″−β型である。好ましい実施態様にお
いては、化合物IVaのC−1″−β型を得る結晶化は
カップリング反応とともに直接行われる。カップリング
反応が完了した後抽出又は標準処理なしで、溶液にメタ
ノールを加え、この溶液を0℃まで温める。次いでこの
溶液を0℃で数時間放置する。得られた固形物は、実質
的に純粋なIVaC−1″−βであることがわかった。
化合物IVaのC−1″−βアノマーを50:50のア
ノマー混合物からさえも直接結晶化する能力は、本方法
の重要かつ予想できない利点である。J. March, Advanc
ed Organic Chemistry, 4th Ed., John Wiley & Sons,
New York, 1992, p.121 に報告されているように、極め
てわずかなジアステレオマーを単一の結晶化で分離する
ことができる。
理後単一の結晶化工程により実質的に純粋なC−1″−
β型を得るために分離される。IVaα,βのアノマー
混合物をメタノールに溶解する。この溶液を加熱還流し
て化合物IVaα,βを完全に溶解する。この溶液を室
温に冷却する。得られた沈澱は、化合物IVaの実質的
に純粋なC−1″−β型である。好ましい実施態様にお
いては、化合物IVaのC−1″−β型を得る結晶化は
カップリング反応とともに直接行われる。カップリング
反応が完了した後抽出又は標準処理なしで、溶液にメタ
ノールを加え、この溶液を0℃まで温める。次いでこの
溶液を0℃で数時間放置する。得られた固形物は、実質
的に純粋なIVaC−1″−βであることがわかった。
化合物IVaのC−1″−βアノマーを50:50のア
ノマー混合物からさえも直接結晶化する能力は、本方法
の重要かつ予想できない利点である。J. March, Advanc
ed Organic Chemistry, 4th Ed., John Wiley & Sons,
New York, 1992, p.121 に報告されているように、極め
てわずかなジアステレオマーを単一の結晶化で分離する
ことができる。
【0052】化合物IVのC−1″−βアノマーを回収
した後、ヒドロキシ及びリン酸保護基は既知の方法、好
ましくは水素添加により同時に除去される。水素添加脱
保護工程は、エトポシドホスフェートを最少の分解によ
る高収率で十分生成するように進行する。化合物IV、
IVa及びIVbは酸及び塩基双方に極めて不安定かつ
感受性である。ヒドロキシ及びリン酸保護基を除去する
酸又は塩基を用いる既存の方法は、通常所望生成物の一
部を分解する。更に、脱保護工程はグルコピラノースか
らエチリデン基を分解することができる。保護基を除去
する既存の方法に比べて、水素添加法は1脱保護工程し
か必要としない、重金属を必要としない及び緩和な中性
条件下で工程が行われて高収率を得るという点で有利で
ある。他の方法のようにエトポシドホスフェートを純粋
な形で得るためにクロマトグラフィーを必要としない。
水素添加は、既知の多数の方法によるものである。典型
的には、水素添加は適切な溶媒又は溶媒混合液中貴金属
触媒の存在下にある。好ましい実施態様においては、水
素添加は化合物IVaC−1″−βの50/50メタノ
ール/テトラヒドロフラン(THF)溶液中4%パラジ
ウム/炭素を用いて行われる。混合液は水素40−50
psigで数時間、典型的には3−6時間水素添加される。
次いで、触媒がろ過により除去され、エトポシドホスフ
ェートがエタノールから再結晶される。IVC−1″−
βの式Vのエトポシドホスフェートへの脱保護は次の通
りである。
した後、ヒドロキシ及びリン酸保護基は既知の方法、好
ましくは水素添加により同時に除去される。水素添加脱
保護工程は、エトポシドホスフェートを最少の分解によ
る高収率で十分生成するように進行する。化合物IV、
IVa及びIVbは酸及び塩基双方に極めて不安定かつ
感受性である。ヒドロキシ及びリン酸保護基を除去する
酸又は塩基を用いる既存の方法は、通常所望生成物の一
部を分解する。更に、脱保護工程はグルコピラノースか
らエチリデン基を分解することができる。保護基を除去
する既存の方法に比べて、水素添加法は1脱保護工程し
か必要としない、重金属を必要としない及び緩和な中性
条件下で工程が行われて高収率を得るという点で有利で
ある。他の方法のようにエトポシドホスフェートを純粋
な形で得るためにクロマトグラフィーを必要としない。
水素添加は、既知の多数の方法によるものである。典型
的には、水素添加は適切な溶媒又は溶媒混合液中貴金属
触媒の存在下にある。好ましい実施態様においては、水
素添加は化合物IVaC−1″−βの50/50メタノ
ール/テトラヒドロフラン(THF)溶液中4%パラジ
ウム/炭素を用いて行われる。混合液は水素40−50
psigで数時間、典型的には3−6時間水素添加される。
次いで、触媒がろ過により除去され、エトポシドホスフ
ェートがエタノールから再結晶される。IVC−1″−
βの式Vのエトポシドホスフェートへの脱保護は次の通
りである。
【0053】
【化40】
【0054】式Vの4′−デメチルエピポドフィロトキ
シングルコシド4′−ホスフェートは、適切なカチオン
源と接触させることによりその薬学的に許容しうる塩に
変換される。例えば、ナトリウム塩はホスフェートを適
切なナトリウム塩基で処理することにより行われ、その
ナトリウム塩の形成がもたらされる。式Vの4′−デメ
チルエピポドフィロトキシングルコシド4′−ホスフェ
ートの溶媒和も既知の方法で得られる。エトポシドホス
フェートは、更に水性緩衝液中ホスファターゼ酵素を用
いてリン酸基を除去することによりエトポシドに変換さ
れる。ホスファターゼは、エトポシドホスフェートを完
全にエトポシドに変換することができる。反応は、室温
においてpH約5−12、好ましくはpH6−9の緩衝
液を含むタンク中行われる。典型的には、エトポシドホ
スフェートは水性緩衝液と混合すると溶媒和の形にあ
る。
シングルコシド4′−ホスフェートは、適切なカチオン
源と接触させることによりその薬学的に許容しうる塩に
変換される。例えば、ナトリウム塩はホスフェートを適
切なナトリウム塩基で処理することにより行われ、その
ナトリウム塩の形成がもたらされる。式Vの4′−デメ
チルエピポドフィロトキシングルコシド4′−ホスフェ
ートの溶媒和も既知の方法で得られる。エトポシドホス
フェートは、更に水性緩衝液中ホスファターゼ酵素を用
いてリン酸基を除去することによりエトポシドに変換さ
れる。ホスファターゼは、エトポシドホスフェートを完
全にエトポシドに変換することができる。反応は、室温
においてpH約5−12、好ましくはpH6−9の緩衝
液を含むタンク中行われる。典型的には、エトポシドホ
スフェートは水性緩衝液と混合すると溶媒和の形にあ
る。
【0055】エトポシド4′−ホスフェートのエトポシ
ドへの酵素変換は、変換が緩和な条件下エトポシド又は
エトポシド4′−ホスフェートを分解せずに行われるの
で有利である。例えば、不安定なエチリデン基はホスフ
ァターゼ酵素で実質的に影響されない。酵素は、pH5
−12、好ましくはpH6−9でホスファターゼ活性を
有する任意の酵素である。適切なホスファターゼ酵素と
しては、酸性及びアルカリ性ホスファターゼが含まれ
る。ホスファターゼは、ウシ及び子ウシ腸粘膜のような
ウシ、細菌又は他のものから得られる。また、ホスファ
ターゼはホスファターゼ活性を有することが既知である
コムギ胚芽リパーゼとすることができる。これらの酵素
は、シグマケミカル社から入手することができる。適切
な緩衝液としては、例えばM−トリスpH7.8、M−ト
リスpH8.7、M−ホウ酸塩pH10.0及びM−重炭酸
塩pH10.3が挙げられる。エトポシドホスフェートV
のエトポシドVIへの脱リン酸化は次の通りである。
ドへの酵素変換は、変換が緩和な条件下エトポシド又は
エトポシド4′−ホスフェートを分解せずに行われるの
で有利である。例えば、不安定なエチリデン基はホスフ
ァターゼ酵素で実質的に影響されない。酵素は、pH5
−12、好ましくはpH6−9でホスファターゼ活性を
有する任意の酵素である。適切なホスファターゼ酵素と
しては、酸性及びアルカリ性ホスファターゼが含まれ
る。ホスファターゼは、ウシ及び子ウシ腸粘膜のような
ウシ、細菌又は他のものから得られる。また、ホスファ
ターゼはホスファターゼ活性を有することが既知である
コムギ胚芽リパーゼとすることができる。これらの酵素
は、シグマケミカル社から入手することができる。適切
な緩衝液としては、例えばM−トリスpH7.8、M−ト
リスpH8.7、M−ホウ酸塩pH10.0及びM−重炭酸
塩pH10.3が挙げられる。エトポシドホスフェートV
のエトポシドVIへの脱リン酸化は次の通りである。
【0056】
【化41】
【0057】下記の限定しない実施例は、本発明の好ま
しい実施態様を示すものである。
しい実施態様を示すものである。
【0058】
【実施例1】2,3−ジ−O−ベンジル−4,6−O−エチ
リデン−α,β−D−グルコピラノース(IIIaα,
β) 米国特許第 4,997,931号に開示されている類似化合物の
文献手順を適応させることにより本化合物を調製した。
1H NMR はβ:α57:43であるアノマー組成物を示
した。 Rf (40% EtOAc/ヘキサン): 0.40。 1H NMR (C
DCl3):δ7.39-7.27 (m,10H), 5.14 (d, 0.5H, J=3.7 H
z), 4.91-4.66 (m, 5.5H), 4.14 (dd, 0.5H, J=5.0, 1
0.5 Hz), 4.09 (dd, 0.5H, J=5.0, 10.3 Hz), 3.94-3.8
8 (m, 1H),3.66 (t, 0.5H, J=9.0 Hz), 3.56-3.25 (m,
3.5H), 3.10 (bs, 1H, 濃度依存OH), 1.36 (d, 3H, J=
5.0 Hz) 。13C NMR (CDCl3):δ128.53, 128.42, 128.3
1, 128.09, 127.95, 127.83, 127.63, 99.50, 97.72, 9
2.12, 82.94, 81.44, 81.08,80.89, 79.31, 78.33, 75.
23, 75.12, 74.96, 73.81, 68.53, 68.22, 66.22, 62.4
8, 20.43。
リデン−α,β−D−グルコピラノース(IIIaα,
β) 米国特許第 4,997,931号に開示されている類似化合物の
文献手順を適応させることにより本化合物を調製した。
1H NMR はβ:α57:43であるアノマー組成物を示
した。 Rf (40% EtOAc/ヘキサン): 0.40。 1H NMR (C
DCl3):δ7.39-7.27 (m,10H), 5.14 (d, 0.5H, J=3.7 H
z), 4.91-4.66 (m, 5.5H), 4.14 (dd, 0.5H, J=5.0, 1
0.5 Hz), 4.09 (dd, 0.5H, J=5.0, 10.3 Hz), 3.94-3.8
8 (m, 1H),3.66 (t, 0.5H, J=9.0 Hz), 3.56-3.25 (m,
3.5H), 3.10 (bs, 1H, 濃度依存OH), 1.36 (d, 3H, J=
5.0 Hz) 。13C NMR (CDCl3):δ128.53, 128.42, 128.3
1, 128.09, 127.95, 127.83, 127.63, 99.50, 97.72, 9
2.12, 82.94, 81.44, 81.08,80.89, 79.31, 78.33, 75.
23, 75.12, 74.96, 73.81, 68.53, 68.22, 66.22, 62.4
8, 20.43。
【0059】
【実施例2】2,3−ジ−O−ベンジル−4,6−O−エチ
リデン−β−D−グルコピラノース(IIIaβ) アノマー混合物IIIaα,β(7g)を250mlの丸
底フラスコに入れた。ヘキサン(125ml)を加え、懸
濁液を加熱還流した。糖は不溶性油状物になり、底に沈
んだ。懸濁液を室温に冷却し、次いで攪拌棒を加え、溶
液を緩やかに一晩攪拌した。けば立った白色結晶が形成
し、他の不純固形物の上のヘキサン中に浮かんだ。上澄
液をブッフネル漏斗に傾瀉することにより結晶を集め
た。不純固形物がフラスコに残った。白色固形物III
aβを減圧(20mmHg)下室温で乾燥した。 1H NMR
(CDCl3):δ7.37-7.27 (m, 10H), 4.90-4.69 (m, 6H),
4.14(dd, 1H, J=4.9, 10.4 Hz), 3.66 (t, 1H, J=9.0 H
z), 3.54 (t, 1H, J=10.2 Hz), 3.45 (t, 1H, J=9.3 H
z), 3.37-3.27 (m, 2H), 3.23 (d, 1H, J=5.5 Hz,濃度
依存OH), 1.36 (d, 3H, J=5.1 Hz) 。13C NMR (CDCl3):
δ128.42, 128.29, 128.11, 127.93, 127.82, 127.63,
99.45, 97.71, 82.93, 81.06, 80.88, 75.22, 74.96, 6
8.21, 66.21, 20.39。
リデン−β−D−グルコピラノース(IIIaβ) アノマー混合物IIIaα,β(7g)を250mlの丸
底フラスコに入れた。ヘキサン(125ml)を加え、懸
濁液を加熱還流した。糖は不溶性油状物になり、底に沈
んだ。懸濁液を室温に冷却し、次いで攪拌棒を加え、溶
液を緩やかに一晩攪拌した。けば立った白色結晶が形成
し、他の不純固形物の上のヘキサン中に浮かんだ。上澄
液をブッフネル漏斗に傾瀉することにより結晶を集め
た。不純固形物がフラスコに残った。白色固形物III
aβを減圧(20mmHg)下室温で乾燥した。 1H NMR
(CDCl3):δ7.37-7.27 (m, 10H), 4.90-4.69 (m, 6H),
4.14(dd, 1H, J=4.9, 10.4 Hz), 3.66 (t, 1H, J=9.0 H
z), 3.54 (t, 1H, J=10.2 Hz), 3.45 (t, 1H, J=9.3 H
z), 3.37-3.27 (m, 2H), 3.23 (d, 1H, J=5.5 Hz,濃度
依存OH), 1.36 (d, 3H, J=5.1 Hz) 。13C NMR (CDCl3):
δ128.42, 128.29, 128.11, 127.93, 127.82, 127.63,
99.45, 97.71, 82.93, 81.06, 80.88, 75.22, 74.96, 6
8.21, 66.21, 20.39。
【0060】
【実施例3】ジベンジル4′−デメチル−4−エピポド
フィロトキシン−4′−ホスフェート(IIa) 炉乾燥した1リットルの3つ口丸底フラスコに滴下漏
斗、攪拌棒、温度計、2隔膜及びN2 導入口を取り付け
た。フラスコに4′−デメチルエピポドフィロトキシン
(I、25.00g、62.45ミリモル)及び無水アセト
ニトリル(367ml、0.17M )を充填した。懸濁液を
−10℃冷却した。四塩化炭素(30.1ml、312.25
ミリモル)を加え、温度を−10℃に保持した。N,N
−ジイソプロピルエチルアミン(22.84ml、131.1
5ミリモル)を注射器で3分かけて加えた。N,N−ジ
メチルアミノピリジン(0.763g、6.25ミリモル)
を一度に全部加え、次いでジベンジルホスファイト(2
0.00ml、90.55ミリモル)を15分間かけて加え
た。反応は添加中少し発熱したが、外部を冷却しながら
内部温度を10℃に保持した。反応を−10℃で37分
間攪拌した。この時に出発物質が溶解し、次いで反応物
をHPLC処理した。0.5M KH2 PO4(150ml)を
加え、この溶液を室温に温めた。混合液をEtOAc
(1×350ml)で抽出し、次いで水洗(2×100m
l)した。有機層をNa2 SO4 で乾燥し、減圧下で1
50ml量に濃縮した。2−プロパノール(500ml)を
加えた。溶媒(200ml)を減圧下で除去し、この時に
固形物が沈澱した。2−プロパノール(500ml)を加
え、次いで更に550mlの溶媒を減圧下で除去した。最
後に、2−プロパノール(250ml)を加え、混合液を
固形物がすべて溶解するまで加熱還流した。黄色溶液を
室温まで、次に0℃まで4時間冷却した。白色固形物を
集め、冷2−プロパノールで2回洗浄し、減圧(40
℃、20mmHg)下で乾燥して37.15g(90.1%)
を得た。
フィロトキシン−4′−ホスフェート(IIa) 炉乾燥した1リットルの3つ口丸底フラスコに滴下漏
斗、攪拌棒、温度計、2隔膜及びN2 導入口を取り付け
た。フラスコに4′−デメチルエピポドフィロトキシン
(I、25.00g、62.45ミリモル)及び無水アセト
ニトリル(367ml、0.17M )を充填した。懸濁液を
−10℃冷却した。四塩化炭素(30.1ml、312.25
ミリモル)を加え、温度を−10℃に保持した。N,N
−ジイソプロピルエチルアミン(22.84ml、131.1
5ミリモル)を注射器で3分かけて加えた。N,N−ジ
メチルアミノピリジン(0.763g、6.25ミリモル)
を一度に全部加え、次いでジベンジルホスファイト(2
0.00ml、90.55ミリモル)を15分間かけて加え
た。反応は添加中少し発熱したが、外部を冷却しながら
内部温度を10℃に保持した。反応を−10℃で37分
間攪拌した。この時に出発物質が溶解し、次いで反応物
をHPLC処理した。0.5M KH2 PO4(150ml)を
加え、この溶液を室温に温めた。混合液をEtOAc
(1×350ml)で抽出し、次いで水洗(2×100m
l)した。有機層をNa2 SO4 で乾燥し、減圧下で1
50ml量に濃縮した。2−プロパノール(500ml)を
加えた。溶媒(200ml)を減圧下で除去し、この時に
固形物が沈澱した。2−プロパノール(500ml)を加
え、次いで更に550mlの溶媒を減圧下で除去した。最
後に、2−プロパノール(250ml)を加え、混合液を
固形物がすべて溶解するまで加熱還流した。黄色溶液を
室温まで、次に0℃まで4時間冷却した。白色固形物を
集め、冷2−プロパノールで2回洗浄し、減圧(40
℃、20mmHg)下で乾燥して37.15g(90.1%)
を得た。
【0061】HPLC Rt Rf (10% MeOH/CH2Cl2): 0.66 。
1H NMR (CDCl3):δ7.37-7.28 (m, 10H), 6.81 (s, 1
H), 6.39 (s, 1H), 6.30 (s, 2H), 5.90 (dd, 2H, J=1.
0, 12.7Hz), 5.28-5.14 (m, 4H), 4.71 (d, 1H, J=3.4
Hz), 4.53 (d, 1H, J=5.1 Hz),4.25 (dd, 1H, J=8.7, 1
0.7 Hz), 3.63 (s, 6H), 3.27 (dd, 1H, J=5.2, 14.1 H
z), 2.71-2.61 (m, 1H) 。13C NMR (CDCl3):δ175.27,
151.15, 151.11, 148.22, 147.32, 137.28, 136.04, 13
5.94, 132.19, 131.35, 128.43, 128.30, 128.26, 127.
69, 127.64, 110.13, 109.32, 107.66, 101.45, 69.62,
69.53, 69.46, 67.75, 66.17, 56,06, 43.81, 40.39,
38,47 。
1H NMR (CDCl3):δ7.37-7.28 (m, 10H), 6.81 (s, 1
H), 6.39 (s, 1H), 6.30 (s, 2H), 5.90 (dd, 2H, J=1.
0, 12.7Hz), 5.28-5.14 (m, 4H), 4.71 (d, 1H, J=3.4
Hz), 4.53 (d, 1H, J=5.1 Hz),4.25 (dd, 1H, J=8.7, 1
0.7 Hz), 3.63 (s, 6H), 3.27 (dd, 1H, J=5.2, 14.1 H
z), 2.71-2.61 (m, 1H) 。13C NMR (CDCl3):δ175.27,
151.15, 151.11, 148.22, 147.32, 137.28, 136.04, 13
5.94, 132.19, 131.35, 128.43, 128.30, 128.26, 127.
69, 127.64, 110.13, 109.32, 107.66, 101.45, 69.62,
69.53, 69.46, 67.75, 66.17, 56,06, 43.81, 40.39,
38,47 。
【0062】
【実施例4】ジベンジル4−(2,3−ジ−O−ベンジル
−4,6−O−エチリデン−β−D−グルコピラノシル)
−4′−デメチル−4−エピポドフィロトキシン−4′
−ホスフェート(IVaβ)(アセトニトリル中でカップ
リング) 攪拌棒、温度計、隔膜及びN2 導入口を備えた炉乾燥し
た25mlの2つ口丸底フラスコにジベンジル4′−デメ
チル−4−エピポドフィロトキシン−4′−ホスフェー
ト(IIa、1.00g、1.51ミリモル)、乾燥4A分
子ふるい(1/16″ペレット)(2.0g)、2,3−ジ−
D−ベンジル−4,6−O−エチリデン−α,β−D−グ
ルコース(IIIaα,β、85:15、0.702g、
1.817ミリモル)及び無水アセトニトリル(10.0m
l)を充填した。この溶液を均一になるまで攪拌し、次
いで−20℃まで冷却した。三フッ化ホウ素エーテラー
ト(0.50ml、4.08ミリモル)を2分かけて滴下し
た。反応を−20℃で80分間保持した。BF3 を添加
した45分後に白色固形物が沈澱し始めた。ピリジン
(5.23ml、64.7ミリモル)を加えた。懸濁液を室温
に温め、CH2 Cl2(10ml)で希釈した。白色固形物
が溶解した。溶液をろ過して残存する固形分を除去し
た。溶液を3%HCl(7ml)で洗浄し、次いで水相を
CH2 Cl2(10ml)で逆抽出した。合わせた有機相を
水洗(7ml)し、水相をCH2 Cl2(10ml)で逆抽出
した。合わせた有機相を最後に飽和NaCl(7ml)で
洗浄した。有機層をNa2 SO4 で乾燥し、減圧下で白
色/黄色固形物に濃縮した。粗生成物のHPLCは、I
Vaβ:IVaα比71.6:28.4を示した。固形物を
攪拌しながらCH2 Cl2(10ml)に溶解した。メタノ
ール(90ml)を加えた。まもなく固形物が若干析出し
た。溶液を攪拌しながら還流まで温め、その時に固形物
が溶解し、次いで20mlの溶液を留去した。19mlを集
めたのち、固形物が結晶化し始めた。混合液を緩やかに
攪拌しながら5時間室温に冷却した。白色固形物を集
め、室温のメタノールで2回すすいだ。固形物IVaβ
を減圧(40℃、20mmHg)下で乾燥し、0.830g
(53.3%)を得た。
−4,6−O−エチリデン−β−D−グルコピラノシル)
−4′−デメチル−4−エピポドフィロトキシン−4′
−ホスフェート(IVaβ)(アセトニトリル中でカップ
リング) 攪拌棒、温度計、隔膜及びN2 導入口を備えた炉乾燥し
た25mlの2つ口丸底フラスコにジベンジル4′−デメ
チル−4−エピポドフィロトキシン−4′−ホスフェー
ト(IIa、1.00g、1.51ミリモル)、乾燥4A分
子ふるい(1/16″ペレット)(2.0g)、2,3−ジ−
D−ベンジル−4,6−O−エチリデン−α,β−D−グ
ルコース(IIIaα,β、85:15、0.702g、
1.817ミリモル)及び無水アセトニトリル(10.0m
l)を充填した。この溶液を均一になるまで攪拌し、次
いで−20℃まで冷却した。三フッ化ホウ素エーテラー
ト(0.50ml、4.08ミリモル)を2分かけて滴下し
た。反応を−20℃で80分間保持した。BF3 を添加
した45分後に白色固形物が沈澱し始めた。ピリジン
(5.23ml、64.7ミリモル)を加えた。懸濁液を室温
に温め、CH2 Cl2(10ml)で希釈した。白色固形物
が溶解した。溶液をろ過して残存する固形分を除去し
た。溶液を3%HCl(7ml)で洗浄し、次いで水相を
CH2 Cl2(10ml)で逆抽出した。合わせた有機相を
水洗(7ml)し、水相をCH2 Cl2(10ml)で逆抽出
した。合わせた有機相を最後に飽和NaCl(7ml)で
洗浄した。有機層をNa2 SO4 で乾燥し、減圧下で白
色/黄色固形物に濃縮した。粗生成物のHPLCは、I
Vaβ:IVaα比71.6:28.4を示した。固形物を
攪拌しながらCH2 Cl2(10ml)に溶解した。メタノ
ール(90ml)を加えた。まもなく固形物が若干析出し
た。溶液を攪拌しながら還流まで温め、その時に固形物
が溶解し、次いで20mlの溶液を留去した。19mlを集
めたのち、固形物が結晶化し始めた。混合液を緩やかに
攪拌しながら5時間室温に冷却した。白色固形物を集
め、室温のメタノールで2回すすいだ。固形物IVaβ
を減圧(40℃、20mmHg)下で乾燥し、0.830g
(53.3%)を得た。
【0063】Rf (50% EtOAc ヘキサン): 0.36。 1H N
MR (CDCl3):δ7.38-7.18 (m, 18H),7.00-6.98 (m, 2H),
6.82 (s, 1H), 6.54 (s, 1H), 6.25 (s, 2H), 5.97-5.
89 (dd, 2H, J=1.0, 26.7 Hz), 5.29-5.18 (m, 4H), 4.
89-4.85 (m, 2H), 4.77-4.71(m, 3H), 4.60-4.49 (m, 3
H), 4.39 (t, 1H, J=10.2 Hz), 4.23 (t, 1H, J=8.2H
z), 4.16 (dd, 1H, J=4.9, 10.4 Hz), 3.63 (s, 6H),
3.55 (t, 1H, J=10.2 Hz), 3.45-3.34 (m, 2H), 3.32-
3.21 (m, 2H), 2.89-2.80 (m, 1H), 1.38 (d, 3H, J=5.
0 Hz) 。13C NMR (CDCl3):δ174.74, 151.20, 148.72,
147.17, 138.48,137.75, 137.0, 136.3, 136.2, 132.0
2, 128.62, 128.42, 128.30, 128.21, 128.07, 127.87,
127.70, 127.67, 110.72, 109.18, 107.73, 102.32, 1
01.60, 99.55, 81.66, 80.95, 75.40, 75.06, 73.45, 6
9.45, 68.19, 67.87, 65.97, 43.87, 41.22, 37.48, 2
0.40 。所望の生成物IVβのいくらかとともにC−
1″−α異性体IVαが母液中に残った(IVβ:IV
α13.7:86.3)。
MR (CDCl3):δ7.38-7.18 (m, 18H),7.00-6.98 (m, 2H),
6.82 (s, 1H), 6.54 (s, 1H), 6.25 (s, 2H), 5.97-5.
89 (dd, 2H, J=1.0, 26.7 Hz), 5.29-5.18 (m, 4H), 4.
89-4.85 (m, 2H), 4.77-4.71(m, 3H), 4.60-4.49 (m, 3
H), 4.39 (t, 1H, J=10.2 Hz), 4.23 (t, 1H, J=8.2H
z), 4.16 (dd, 1H, J=4.9, 10.4 Hz), 3.63 (s, 6H),
3.55 (t, 1H, J=10.2 Hz), 3.45-3.34 (m, 2H), 3.32-
3.21 (m, 2H), 2.89-2.80 (m, 1H), 1.38 (d, 3H, J=5.
0 Hz) 。13C NMR (CDCl3):δ174.74, 151.20, 148.72,
147.17, 138.48,137.75, 137.0, 136.3, 136.2, 132.0
2, 128.62, 128.42, 128.30, 128.21, 128.07, 127.87,
127.70, 127.67, 110.72, 109.18, 107.73, 102.32, 1
01.60, 99.55, 81.66, 80.95, 75.40, 75.06, 73.45, 6
9.45, 68.19, 67.87, 65.97, 43.87, 41.22, 37.48, 2
0.40 。所望の生成物IVβのいくらかとともにC−
1″−α異性体IVαが母液中に残った(IVβ:IV
α13.7:86.3)。
【0064】
【実施例5】ジベンジル4−(2,3−ジ−O−ベンジル
−4,6−O−エチリデン−β−D−グルコピラノシル)
−4′−デメチル−4−エピポドフィロトキシン−4′
−ホスフェート(IVaβ)(ジクロロエタン中でカップ
リング) 攪拌棒、温度計、2隔膜及びN2 導入口を備えた炉乾燥
した250mlの3つ口丸底フラスコにジベンジル4′−
デメチル−4−エピポドフィロトキシン−4′−ホスフ
ェート(IIa、14.295g、21.57ミリモル)、
乾燥4A分子ふるい(1/16″ペレット)(28.6
g)、2,3−ジ−D−ベンジル−4,6−O−エチリデン
−α,β−D−グルコース(IIIaα,β、10.0
g、25.88ミリモル)及び無水1,2−ジクロロエタン
(143ml)を充填した。この溶液を均一になるまで攪
拌し、次いで−20℃まで冷却した。三フッ化ホウ素エ
ーテラート(7.15ml、58.24ミリモル)を10分か
けて滴下した。反応を−20℃で18分間保持した。ピ
リジン(5.23ml、64.7ミリモル)を加え、混合液が
褐色から黄色に変わった。混濁溶液を室温に温め、CH
2 Cl2(200ml)で希釈し、ろ過して固形分を除去し
た。溶液を3%HCl(100ml)、水(100ml)、
最後に飽和NaCl(100ml)で洗浄した。有機層を
Na2 SO4 で乾燥し、減圧下で黄色油状物に濃縮し
た。還流メタノール(1500ml)を攪拌しながら加え
た。混合液を室温に冷却し、一晩放置した。白色固形物
を集め、メタノールで2回すすいだ。固形物IVaβを
減圧(40℃、20mmHg)下で乾燥し、8.86g(3
9.8%)を得た。
−4,6−O−エチリデン−β−D−グルコピラノシル)
−4′−デメチル−4−エピポドフィロトキシン−4′
−ホスフェート(IVaβ)(ジクロロエタン中でカップ
リング) 攪拌棒、温度計、2隔膜及びN2 導入口を備えた炉乾燥
した250mlの3つ口丸底フラスコにジベンジル4′−
デメチル−4−エピポドフィロトキシン−4′−ホスフ
ェート(IIa、14.295g、21.57ミリモル)、
乾燥4A分子ふるい(1/16″ペレット)(28.6
g)、2,3−ジ−D−ベンジル−4,6−O−エチリデン
−α,β−D−グルコース(IIIaα,β、10.0
g、25.88ミリモル)及び無水1,2−ジクロロエタン
(143ml)を充填した。この溶液を均一になるまで攪
拌し、次いで−20℃まで冷却した。三フッ化ホウ素エ
ーテラート(7.15ml、58.24ミリモル)を10分か
けて滴下した。反応を−20℃で18分間保持した。ピ
リジン(5.23ml、64.7ミリモル)を加え、混合液が
褐色から黄色に変わった。混濁溶液を室温に温め、CH
2 Cl2(200ml)で希釈し、ろ過して固形分を除去し
た。溶液を3%HCl(100ml)、水(100ml)、
最後に飽和NaCl(100ml)で洗浄した。有機層を
Na2 SO4 で乾燥し、減圧下で黄色油状物に濃縮し
た。還流メタノール(1500ml)を攪拌しながら加え
た。混合液を室温に冷却し、一晩放置した。白色固形物
を集め、メタノールで2回すすいだ。固形物IVaβを
減圧(40℃、20mmHg)下で乾燥し、8.86g(3
9.8%)を得た。
【0065】所望の生成物IVβのいくらかとともにC
−1″−α異性体IVαが母液中に残った。この残存し
ているカップリング生成物を結晶化及び/又はクロマト
グラフィーで回収した。IVβを結晶化する前の粗生成
物のβ:α比は54:46であった。カップリング生成
物の全収率は81%であった。ジベンジル4−(2,3−
ジ−O−ベンジル−4,6−O−エチリデン−α−D−グ
ルコピラノシル)−4′−デメチル−4−エピポドフィ
ロトキシン−4′−ホスフェート(IVaα) Rf (50% EtOAc/ヘキサン): 0.31。 1H NMR (CDCl3):
δ7.38-7.21 (m, 20H), 6.87 (s, 1H), 6.26 (s, 2H),
5.95 (d, 2H, J=5.8 Hz), 5.29-5.18 (m, 4H),4.87 (d
d, 3H, J=2.3, 11.1 Hz), 4.79-4.74 (m, 2H), 4.68-4.
58 (m, 4H), 4.11 (t, 1H, J=7.9 Hz), 3.95 (q, 1H, J
=10.6 Hz), 3.86 (t, 1H, J=9.2 Hz), 3.63 (s, 6H),
3.51 (dd, 1H, J=3.6, 9.4 Hz), 3.45 (d, 1H, J=7.2 H
z), 3.45-3.35 (m, 3H), 2.82-2.75 (m, 1H), 1.32 (d,
3H, J=5.0 Hz)。13C NMR (CDCl3):δ174.91, 151.22,
151.18, 148.44, 147.02, 138.56, 137.83, 137.05, 13
6.27, 136.18, 132.19, 129.27, 128.59, 128.45, 128.
34, 128.24, 128.12, 127.96, 127.89, 127.72, 127.6
9, 110.44, 109.81, 107.85, 101.61, 101.08, 99.59,
82.07, 79.36, 78.59, 76.76, 75.09, 74.69, 69.52, 6
9.46, 69.41, 68.18,67.04, 62.95, 56.15, 43.82, 41.
10, 38.41, 20.40。
−1″−α異性体IVαが母液中に残った。この残存し
ているカップリング生成物を結晶化及び/又はクロマト
グラフィーで回収した。IVβを結晶化する前の粗生成
物のβ:α比は54:46であった。カップリング生成
物の全収率は81%であった。ジベンジル4−(2,3−
ジ−O−ベンジル−4,6−O−エチリデン−α−D−グ
ルコピラノシル)−4′−デメチル−4−エピポドフィ
ロトキシン−4′−ホスフェート(IVaα) Rf (50% EtOAc/ヘキサン): 0.31。 1H NMR (CDCl3):
δ7.38-7.21 (m, 20H), 6.87 (s, 1H), 6.26 (s, 2H),
5.95 (d, 2H, J=5.8 Hz), 5.29-5.18 (m, 4H),4.87 (d
d, 3H, J=2.3, 11.1 Hz), 4.79-4.74 (m, 2H), 4.68-4.
58 (m, 4H), 4.11 (t, 1H, J=7.9 Hz), 3.95 (q, 1H, J
=10.6 Hz), 3.86 (t, 1H, J=9.2 Hz), 3.63 (s, 6H),
3.51 (dd, 1H, J=3.6, 9.4 Hz), 3.45 (d, 1H, J=7.2 H
z), 3.45-3.35 (m, 3H), 2.82-2.75 (m, 1H), 1.32 (d,
3H, J=5.0 Hz)。13C NMR (CDCl3):δ174.91, 151.22,
151.18, 148.44, 147.02, 138.56, 137.83, 137.05, 13
6.27, 136.18, 132.19, 129.27, 128.59, 128.45, 128.
34, 128.24, 128.12, 127.96, 127.89, 127.72, 127.6
9, 110.44, 109.81, 107.85, 101.61, 101.08, 99.59,
82.07, 79.36, 78.59, 76.76, 75.09, 74.69, 69.52, 6
9.46, 69.41, 68.18,67.04, 62.95, 56.15, 43.82, 41.
10, 38.41, 20.40。
【0066】
【実施例6】本実施例は、同一反応容器で行われるカッ
プリング及び結晶化工程を示すものである。攪拌棒を備
えた50mlの3つ口丸底フラスコを炉乾燥し、2隔膜を
取り付け、N2 下で冷却する。ジベンジル4′−デメチ
ル−4−エピポドフィロトキシン−4′−ホスフェート
(1.002g、1.51ミリモル)及び2,3−O−ベンジ
ル−4,6−O−エチリデングルコピラノース(IIa
β:α85:15、0.702g、1.81ミリモル)を加
えた。固形分を無水アセトニトリル(10.0ml)に溶解
し、次いでこの溶液を−40℃まで冷却した。三フッ化
ホウ素エーテラート(0.50ml、4.1ミリモル)を滴下
した。この溶液を−40℃で攪拌し、次いでHPLC処
理した。反応中生成物が若干沈澱した。6時間後、メタ
ノール(30ml)を滴下した。懸濁液を攪拌しながら−
30℃まで温め、次いで0℃で攪拌なしで17時間放置
した。固形物をブッフネル漏斗で集め、室温のメタノー
ルで2回すすいだ。これにより0.9668g(62.0
%)のIVaβをHI100%で生成した。
プリング及び結晶化工程を示すものである。攪拌棒を備
えた50mlの3つ口丸底フラスコを炉乾燥し、2隔膜を
取り付け、N2 下で冷却する。ジベンジル4′−デメチ
ル−4−エピポドフィロトキシン−4′−ホスフェート
(1.002g、1.51ミリモル)及び2,3−O−ベンジ
ル−4,6−O−エチリデングルコピラノース(IIa
β:α85:15、0.702g、1.81ミリモル)を加
えた。固形分を無水アセトニトリル(10.0ml)に溶解
し、次いでこの溶液を−40℃まで冷却した。三フッ化
ホウ素エーテラート(0.50ml、4.1ミリモル)を滴下
した。この溶液を−40℃で攪拌し、次いでHPLC処
理した。反応中生成物が若干沈澱した。6時間後、メタ
ノール(30ml)を滴下した。懸濁液を攪拌しながら−
30℃まで温め、次いで0℃で攪拌なしで17時間放置
した。固形物をブッフネル漏斗で集め、室温のメタノー
ルで2回すすいだ。これにより0.9668g(62.0
%)のIVaβをHI100%で生成した。
【0067】
【実施例7】エトポシド−4′−ホスフェート(V) 4%パラジウム/炭素、50%湿潤(314mg)を50
/50MeOH/THF(50ml)中ジベンジル4−
(2,3−ジ−O−ベンジル−4,6−O−エチリデン−β
−D−グルコピラノシル)−4′−デメチル−4−エピ
ポドフィロトキシン−4′−ホスフェート(IVaβ、
758mg)の溶液に加えた。この混合液を室温及び40
−50psigの水素で3−6時間水素添加した。触媒をろ
別し、MeOHですすいだ。ろ液を減圧下(40−60
℃、アスピレーター)8−10ml量まで濃縮した。無水
エタノール(50ml)を加え、この溶液を再び−10ml
まで濃縮した。エタノール(25ml)を再び加え、この
溶液を10mlまで濃縮した。エトポシド−4′−ホスフ
ェートジエタノール溶媒和物の結晶種を加え、溶液の温
度を約50℃から15−20℃まで30−60分かけて
調整した。15−20℃で更に30分保持した後、白色
結晶をろ過により集め、5℃のエタノール(5−10m
l)で洗浄した。固形物を高真空中25−40℃で乾燥
した。HPLCにより99.2面積%純度に定量された4
36mg(77.8%)のエトポシド−4′−ホスフェート
ジエタノール溶媒和物(V)を得た。
/50MeOH/THF(50ml)中ジベンジル4−
(2,3−ジ−O−ベンジル−4,6−O−エチリデン−β
−D−グルコピラノシル)−4′−デメチル−4−エピ
ポドフィロトキシン−4′−ホスフェート(IVaβ、
758mg)の溶液に加えた。この混合液を室温及び40
−50psigの水素で3−6時間水素添加した。触媒をろ
別し、MeOHですすいだ。ろ液を減圧下(40−60
℃、アスピレーター)8−10ml量まで濃縮した。無水
エタノール(50ml)を加え、この溶液を再び−10ml
まで濃縮した。エタノール(25ml)を再び加え、この
溶液を10mlまで濃縮した。エトポシド−4′−ホスフ
ェートジエタノール溶媒和物の結晶種を加え、溶液の温
度を約50℃から15−20℃まで30−60分かけて
調整した。15−20℃で更に30分保持した後、白色
結晶をろ過により集め、5℃のエタノール(5−10m
l)で洗浄した。固形物を高真空中25−40℃で乾燥
した。HPLCにより99.2面積%純度に定量された4
36mg(77.8%)のエトポシド−4′−ホスフェート
ジエタノール溶媒和物(V)を得た。
【0068】
【実施例8】エトポシド(VI) 磁気攪拌しながら、エトポシド−4′−ホスフェートジ
エタノール溶媒和物(V、410mg)を1.0M トリス緩
衝液(8.0ml)に溶解した。1N NaOHで8.1〜8.7
に調整した。この溶液を35℃まで温めた。MilliQ水中
アルカリ性ホスファターゼ(シグマ、カタログ #P6774)
の溶液(2.0ml、200単位/ml)を加えた。10分以
内に固形分が沈澱した。必要とされる1N NaOHを加
えることによりpH8.4−8.8の範囲に維持した。次い
で反応物をHPLC処理した。3時間後、混合液を10
℃まで15分間冷却した。固形物を真空ろ過により集
め、水洗(5−7ml)し、高真空(20℃)中18時間
乾燥した。241mg(76%)のエトポシド(VI)、
HPLCにより95.5面積%を得た。
エタノール溶媒和物(V、410mg)を1.0M トリス緩
衝液(8.0ml)に溶解した。1N NaOHで8.1〜8.7
に調整した。この溶液を35℃まで温めた。MilliQ水中
アルカリ性ホスファターゼ(シグマ、カタログ #P6774)
の溶液(2.0ml、200単位/ml)を加えた。10分以
内に固形分が沈澱した。必要とされる1N NaOHを加
えることによりpH8.4−8.8の範囲に維持した。次い
で反応物をHPLC処理した。3時間後、混合液を10
℃まで15分間冷却した。固形物を真空ろ過により集
め、水洗(5−7ml)し、高真空(20℃)中18時間
乾燥した。241mg(76%)のエトポシド(VI)、
HPLCにより95.5面積%を得た。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 を有する化合物の製造方法であって、下記式I:
【化2】 を有する化合物をリン酸化剤でリン酸化して、下記式I
I:
I:
【化3】 (式中、R3はアリールメチルホスフェート保護基であ
る。)を有する保護4′−デメチル−4−エピポドフィ
ロトキシン−4′−ホスフェートを生成し、式IIの該
化合物と下記式III:
る。)を有する保護4′−デメチル−4−エピポドフィ
ロトキシン−4′−ホスフェートを生成し、式IIの該
化合物と下記式III:
【化4】 (式中、R1はアリールメチルヒドロキシ保護基であ
る。)を有する保護糖とをルイス酸の存在下に反応させ
て、下記式IV:
る。)を有する保護糖とをルイス酸の存在下に反応させ
て、下記式IV:
【化5】 を有する化合物を生成し、式IVのC−1″−β型を単
離し、ヒドロキシ及びリン酸保護基を除去して下記式
V:
離し、ヒドロキシ及びリン酸保護基を除去して下記式
V:
【化6】 を有する化合物を生成し、式Vの該化合物をホスファタ
ーゼ酵素で処理して上記式VIの化合物を生成すること
を特徴とする方法。
ーゼ酵素で処理して上記式VIの化合物を生成すること
を特徴とする方法。
【化7】 を有する化合物の調製方法であって、下記式IIIb:
【化8】 (式中、R1はアリールメチルヒドロキシ保護基であ
り、R2はアリールメチルであるか又は2つのR2基は
一緒にC1−5アルキリデンである。)を有する化合物
と、下記式II:
り、R2はアリールメチルであるか又は2つのR2基は
一緒にC1−5アルキリデンである。)を有する化合物
と、下記式II:
【化9】 (式中、R3はアリールメチルであり、R1、R2及び
R3は同一か又は異なる。)を有する化合物とを反応媒
体中ルイス酸の存在下に反応させて、下記式IVb:
R3は同一か又は異なる。)を有する化合物とを反応媒
体中ルイス酸の存在下に反応させて、下記式IVb:
【化10】 を有する化合物を生成し、 化合物IVbのC−1″−β型を結晶化し、引き続いて
ヒドロキシ及びリン酸保護基を除去し、R2がアリール
メチルの場合には、化合物IVbと炭素原子1〜5個を
有するカルボニル又はそのアセタール等価物とを反応さ
せることを特徴とする方法。
ヒドロキシ及びリン酸保護基を除去し、R2がアリール
メチルの場合には、化合物IVbと炭素原子1〜5個を
有するカルボニル又はそのアセタール等価物とを反応さ
せることを特徴とする方法。
【化11】 (式中、R1はアリールメチルであり、R2はアリール
メチルであるか又は2つのR2が一緒にC1−5アルキ
リデンである。)を有する化合物。
メチルであるか又は2つのR2が一緒にC1−5アルキ
リデンである。)を有する化合物。
【化12】 (式中、R1はベンジル又は置換ベンジルヒドロキシ保
護基であり、R3はベンジル又は置換ベンジルリン酸保
護基である。)を有する化合物。
護基であり、R3はベンジル又は置換ベンジルリン酸保
護基である。)を有する化合物。
【化13】 のC−1″−βアノマーを得る方法であって、溶媒中下
記式IV:
記式IV:
【化14】 (R1及びR3はアリールメチルであり、同一か又は異
なる。)を有する化合物のアノマー混合物の溶液を生成
し、該溶液中該C−1″−βアノマーを結晶化し、式I
Vaの実質的に純粋なC−1″−βアノマーの結晶を回
収することを特徴とする方法。
なる。)を有する化合物のアノマー混合物の溶液を生成
し、該溶液中該C−1″−βアノマーを結晶化し、式I
Vaの実質的に純粋なC−1″−βアノマーの結晶を回
収することを特徴とする方法。
【化15】 を有する化合物の調製方法であって、緩衝液中下記式
V:
V:
【化16】 を有する化合物とホスファターゼ酵素とを反応させてリ
ン酸基を酵素的に除去し、式VIの該化合物を回収する
ことを特徴とする方法。
ン酸基を酵素的に除去し、式VIの該化合物を回収する
ことを特徴とする方法。
【化17】 (R3はアリールメチルである。)を有する化合物の調
製方法であって、下記式I:
製方法であって、下記式I:
【化18】 を有するフェノールと、ジ(アリールメチル)ホスファ
イト、テトラハロメタン、第三アミン及びアシル化触媒
とを反応させて式IIの保護ホスフェートを生成するこ
とを特徴とする方法。
イト、テトラハロメタン、第三アミン及びアシル化触媒
とを反応させて式IIの保護ホスフェートを生成するこ
とを特徴とする方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【化19】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【化20】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【化21】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【化22】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【化23】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【化24】
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】
【化25】
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】
【化26】
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】
【化27】
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】
【化28】
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】
【化29】
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】
【化30】
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】
【化31】
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】
【化32】
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】
【化33】
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】
【化34】
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】
【化35】
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】
【化36】
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】
【化37】
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】
【化38】
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】
【化39】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 プールショータム ヴェミシェッティー アメリカ合衆国 ニューヨーク州 13057 イースト シラキュース スノーボール ラン 7316 (72)発明者 ジョン エル ディロン ジュニア アメリカ合衆国 ニューヨーク州 13041 クレイ シャトー レーン 5505 (72)発明者 ジョン ジェイ ウーシャー アメリカ合衆国 ニューヨーク州 13057 イースト シラキュース サマーヘヴン ドライヴ 486
Claims (48)
- 【請求項1】 下記式VI: 【化1】 を有する化合物の製造方法であって、下記式I: 【化2】 を有する化合物をリン酸化剤でリン酸化して、下記式I
I: 【化3】 (式中、R3 はアリールメチルホスフェート保護基であ
る。)を有する保護4′−デメチル−4−エピポドフィ
ロトキシン−4′−ホスフェートを生成し、式IIの該
化合物と下記式III: 【化4】 (式中、R1 はアリールメチルヒドロキシ保護基であ
る。)を有する保護糖とをルイス酸の存在下に反応させ
て、下記式IV: 【化5】 を有する化合物を生成し、式IVのC−1″−β型を単
離し、ヒドロキシ及びリン酸保護基を除去して下記式
V: 【化6】 を有する化合物を生成し、式Vの該化合物をホスファタ
ーゼ酵素で処理して上記式VIの化合物を生成すること
を特徴とする方法。 - 【請求項2】 更に溶媒中式Iの該フェノールとジ(ア
リールメチル)ホスファイト、テトラハロメタン、第三
アミン及びアシル化触媒とを反応させて式IIの保護ホ
スフェートを生成することを含む請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 該ジ(アリールメチル)ホスファイトが
ジベンジルホスファイトである請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 該テトラハロメタンがCCl4 であり、
該第三アミンがN,N′−ジイソプロピルエチルアミン
であり、該アシル化触媒がN,N−ジメチルアミノピリ
ジンである請求項2記載の方法。 - 【請求項5】 R1 及びR3 が同一か又は異なり、C
1-4 アルキル、ヒドロキシ、フェニル、ベンジル、ハロ
ゲン、アルコキシ、ニトロ、カルボキシル及びそのエス
テルからなる群の1種以上で置換された置換ベンジルで
ある請求項1記載の方法。 - 【請求項6】 式IIの化合物と化合物IIIとをハロ
ゲン化又は非ハロゲン化溶媒中で反応させることを含む
請求項1記載の方法。 - 【請求項7】 該非ハロゲン化溶媒がアセトニトリルで
ある請求項6記載の方法。 - 【請求項8】 式IVのC−1″−βアノマーを単離す
る該工程が式IVの該化合物をアルコールに溶解し、式
IVの該化合物を再結晶して式IVの実質的に純粋なC
−1″−β型である沈澱を形成し、該沈澱を回収するこ
とを含む請求項1記載の方法。 - 【請求項9】 化合物IVの該C−1″−βアノマーを
単離する該工程が化合物IIと化合物IIIとを反応媒
体中で反応させ、該反応媒体に直接アルコールを加え、
化合物IVの該C−1″−βアノマーを結晶化し、化合
物IVの実質的にアノマー的に純粋なC−1″−βアノ
マーの結晶を分離することを含む請求項1記載の方法。 - 【請求項10】 下記式V: 【化7】 を有する化合物の調製方法であって、下記式IIIb: 【化8】 (式中、R1 はアリールメチルヒドロキシ保護基であ
り、R2 はアリールメチルであるか又は2つのR2 基は
一緒にC1-5 アルキリデンである。)を有する化合物
と、下記式II: 【化9】 (式中、R3 はアリールメチルであり、R1 、R2 及び
R3 は同一か又は異なる。)を有する化合物とを反応媒
体中ルイス酸の存在下に反応させて、下記式IVb: 【化10】 を有する化合物を生成し、 化合物IVbのC−1″−β型を結晶化し、引き続いて
ヒドロキシ及びリン酸保護基を除去し、R2 がアリール
メチルの場合には、化合物IVbと炭素原子1〜5個を
有するカルボニル又はそのアセタール等価物とを反応さ
せることを特徴とする方法。 - 【請求項11】 R1 及びR3 がベンジル又はC1-4 ア
ルキル、ヒドロキシ、フェニル、ベンジル、ハロゲン、
アルコキシ、ニトロ、カルボン酸及びそのエステルから
なる群より選ばれた1種以上で置換されたベンジルであ
る請求項10記載の方法。 - 【請求項12】 該ヒドロキシ及びリン酸保護基が同時
に除去される請求項10記載の方法。 - 【請求項13】 該ヒドロキシ及びリン酸保護基が貴金
属触媒の存在下に室温で水素添加することにより同時に
除去される請求項10記載の方法。 - 【請求項14】 該貴金属触媒がパラジウムである請求
項13記載の方法。 - 【請求項15】 2つのR2 基がエチリデンであり、該
保護基を除去する前の該結晶化工程が式IVbの該化合
物を回収し、式IVbの該化合物を溶媒に溶解し、アル
コールの有効量を添加して式IVbのC−1″−β型を
沈澱し、該C−1″−βアノマーを回収することを含む
請求項10記載の方法。 - 【請求項16】 該アルコールがメタノールである請求
項15記載の方法。 - 【請求項17】 2つのR2 基がエチリデンであり、該
結晶化工程がアルコールを該反応媒体に直接加えて化合
物IVbの該C−1″−βアノマーを結晶化し、化合物
IVbの実質的にアノマー的に純粋なC−1″−βアノ
マーの結晶を分離することを含む請求項10記載の方
法。 - 【請求項18】 該アルコールがメタノールである請求
項17記載の方法。 - 【請求項19】 該ルイス酸が三フッ化ホウ素エーテラ
ートである請求項10記載の方法。 - 【請求項20】 化合物IIと化合物IIIbとをハロ
ゲン化又は非ハロゲン化溶媒中で反応させることを含む
請求項10記載の方法。 - 【請求項21】 該溶媒がアセトニトリルである請求項
20記載の方法。 - 【請求項22】 該溶媒が金属過塩素酸塩を溶媒のイオ
ン強度を増大させるのに有効な量で含む請求項21記載
の方法。 - 【請求項23】 更に下記式I: 【化11】 を有するフェノールと、ジ(アリールメチル)ホスファ
イト、テトラハロメタン、トリアルキルアミン及びアシ
ル化触媒とを反応させて式IIの保護ホスフェートを生
成することにより式IIの該化合物を調製することを含
む請求項10記載の方法。 - 【請求項24】 該反応がほぼ室温〜−40℃で行われ
る請求項10記載の方法。 - 【請求項25】 2つのR2 基がエチリデンであり、化
合物IIIbと化合物IVbとを反応させる前に、更に
該化合物IIIbを室温で溶媒から結晶化し、化合物I
IIbの実質的に純粋なC−1−β型を回収し、引き続
き化合物IIIbの該C−1−β型と化合物IVとを反
応させることを含む請求項10記載の方法。 - 【請求項26】 化合物IIIbをヘキサンから再結晶
することを含む請求項23記載の方法。 - 【請求項27】 2つのR2 基がエチリデンであり、化
合物IIIと化合物IIとを反応させる前に該混合物に
十分な時間C−1−βアノマーにアノマー化させること
を含む請求項10記載の方法。 - 【請求項28】 下記式IIIb: 【化12】 (式中、R1 はアリールメチルであり、R2 はアリール
メチルであるか又は2つのR2 が一緒にC1-5 アルキリ
デンである。)を有する化合物。 - 【請求項29】 2つのR2 基が一緒にエチリデンであ
り、それにより該化合物が下記式III: 【化13】 (式中、R1 はベンジル又は置換ベンジルである。)を
有する請求項28記載の化合物。 - 【請求項30】 R1 がC1-4 アルキル、ヒドロキシ、
フェニル、ベンジル、ハロゲン、アルコキシ、ニトロ、
カルボン酸及びそのエステルからなる群より選ばれた1
種以上で置換されたベンジルである請求項29記載の化
合物。 - 【請求項31】 下記式IV: 【化14】 (式中、R1 はベンジル又は置換ベンジルヒドロキシ保
護基であり、R3 はベンジル又は置換ベンジルリン酸保
護基である。)を有する化合物。 - 【請求項32】 R1 及びR3 がC1-4 アルキル、ヒド
ロキシ、フェニル、ベンジル、ハロゲン、アルコキシ、
ニトロ、カルボン酸及びそのエステルからなる群より選
ばれた1種以上で置換されたベンジルである請求項31
記載の化合物。 - 【請求項33】 下記式IVa: 【化15】 のC−1″−βアノマーを得る方法であって、溶媒中下
記式IV: 【化16】 (R1 及びR3 はアリールメチルであり、同一か又は異
なる。)を有する化合物のアノマー混合物の溶液を生成
し、該溶液中該C−1″−βアノマーを結晶化し、式I
Vaの実質的に純粋なC−1″−βアノマーの結晶を回
収することを特徴とする方法。 - 【請求項34】 該溶媒がアセトニトリルである請求項
33記載の方法。 - 【請求項35】 該溶媒がアルコールであり、該アルコ
ールを加熱して該アノマー混合物を溶解し、該溶液を冷
却して式IVaの該C−1″−βアノマーを結晶化する
ことを含む請求項33記載の方法。 - 【請求項36】 アルコールを該溶液に式IVaの該C
−1″−βアノマーを結晶化する量で直接加えることを
含む請求項33記載の方法。 - 【請求項37】 該アルコールがメタノールである請求
項36記載の方法。 - 【請求項38】 下記式VI: 【化17】 を有する化合物の調製方法であって、緩衝液中下記式
V: 【化18】 を有する化合物とホスファターゼ酵素とを反応させてリ
ン酸基を酵素的に除去し、式VIの該化合物を回収する
ことを特徴とする方法。 - 【請求項39】 該反応がpH約5−12の緩衝液中で
ある請求項38記載の方法。 - 【請求項40】 該酵素が酸性又はアルカリ性ホスファ
ターゼである請求項38記載の方法。 - 【請求項41】 該酵素がpH約6−9でホスファター
ゼ活性を有する請求項38記載の方法。 - 【請求項42】 下記式II: 【化19】 (R3 はアリールメチルである。)を有する化合物の調
製方法であって、下記式I: 【化20】 を有するフェノールと、ジ(アリールメチル)ホスファ
イト、テトラハロメタン、第三アミン及びアシル化触媒
とを反応させて式IIの保護ホスフェートを生成するこ
とを特徴とする方法。 - 【請求項43】 該反応が室温〜約−40℃で行われる
請求項42記載の方法。 - 【請求項44】 該ジ(アリールメチル)ホスファイト
がジベンジルホスファイトである請求項42記載の方
法。 - 【請求項45】 該溶媒がアセトニトリルである請求項
42記載の方法。 - 【請求項46】 ジベンジルクロロホスフェートがその
場で生成され、実質的に添加ジベンジルクロロホスフェ
ートなしで行われる請求項42記載の方法。 - 【請求項47】 該テトラハロメタンが試薬量で存在す
る請求項42記載の方法。 - 【請求項48】 該テトラハロメタンがCCl4 であ
り、該第三アミンがN,N′−ジイソプロピルアミンで
あり、該アシル化触媒がN,N−ジメチルアミノピリジ
ンである請求項42記載の方法。
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