JPH10152499A - エトポシドの調製方法 - Google Patents
エトポシドの調製方法Info
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Abstract
ロトキシングルコシド4′−ホスフェートとホスファタ
ーゼ酵素とを反応させてリン酸基を酵素的に除去してエ
トポシドを生成する。
Description
規な調製方法及びその抗悪性腫瘍化合物の新規な中間体
に関する。更に詳細には、4′−デメチルエピポドフィ
ロトキシングルコシド4′−ホスフェートの調製方法及
びそのホスフェートを調製する中間体化合物に関する。
本発明は特にエトポシドホスフェートの調製方法及びエ
トポシドホスフェートからエトポシドを調製する方法に
関する。
治療において広く使用されている4′−デメチルエピポ
ドフィロトキシングルコシド誘導体である。特に、エト
ポシドは合衆国において小細胞肺癌及びこう丸癌の治療
に承認されている。しかしながら、エトポシドは水中に
おける溶解性に限度があり適切な医薬組成物に処方する
ことを困難にする。エトポシドの水溶解性及び投与され
るべきその効力を増大させるために、エトポシドホスフ
ェートはプロドラッグとして調製される。エトポシドホ
スフェートは体内でエトポシドに代謝し、それから体利
用される。水溶性プロドラッグの1例が米国特許第 4,9
04,768号に記載されており、4′−ホスフェート基を有
する4′−デメチルエピポドフィロトキシングルコシド
誘導体の水溶性プロドラッグが開示されている。その中
に開示されている1例はエトポシド4′−ホスフェート
である。エトポシド4′−ホスフェートは、エトポシド
とオキシ塩化リンとを反応させた後加水分解するか又は
エトポシドとジフェニルクロロホスフェートとを反応さ
せた後水素添加してフェニル基を除去することにより調
製される。
は、米国特許第 4,997,931号にも開示されている。4′
−デメチルエピポドフィロトキシングルコシドは、4′
−保護4′−デメチルエピポドフィロトキシンと保護糖
とを縮合することにより調製される。次いで得られた化
合物を誘導化して対応する4′−ホスフェートを生成す
る。エトポシド及びエトポシドホスフェートの従来の調
製方法は、典型的には、フェノールを保護し、保護糖と
カップリングし、次いで保護基を除去することを必要と
する。更に、これらの方法のほとんどにはヒドロキシ基
及びリン酸基に別個の保護基が必要である。別個の保護
基には、それぞれの保護基を除去するために多段階が必
要である。脱保護工程にはたいてい酸性又はアルカリ性
条件が必要であり、これが最終生成物を分解して低収率
となる。エトポシドホスフェートは、通常エトポシドか
ら更にリン酸化及び脱保護工程によって調製される。こ
れらの多段階により、典型的には、所望化合物の全収率
が低下し、エトポシドのグルコシドヒドロキシルの好ま
しくないリン酸化のために化合物の生成に費用がかかり
かつ困難が生じる。
保護4′−デメチル−4−エピポドフィロトキシン−
4′−ホスフェートとをカップリングすることによる
4′−デメチルエピポドフィロトキシングルコシド4′
−ホスフェート、特にエトポシドホスフェートの調製方
法に関する。更に詳細には、本発明はジ(アリールメチ
ル)保護糖及びテトラアリールメチル保護4′−デメチ
ル−4−エピポドフィロトキシングルコシド4′−ホス
フェート並びにそのエトポシドホスフェートの調製方法
に関する。ヒドロキシ及びリン酸基についてのアリール
メチル保護基は、同一か又は異なってよく、ベンジル又
はC1-4 アルキル、ヒドロキシ、フェニル、ベンジル、
ハロゲン、アルコキシ、ニトロ、カルボキシル及びその
エステルからなる群より選ばれた1種以上で置換された
置換ベンジルであることが好ましい。ジ(アリールメチ
ル)4′−デメチル−4−エピポドフィロトキシン−
4′−ホスフェートは、フェノールとジ(アリールメチ
ル)ホスファイト、テトラハロメタン、第三アミン及び
アシル化触媒とを適切な溶媒中で反応させることにより
調製される。
ジ−O−ベンジル−4,6−O−エチリデン−α,β−D
−グルコピラノースであり、ジベンジル4′−デメチル
−4−エピポドフィロトキシンホスフェートと溶媒中で
カップリングしてテトラベンジル保護エトポシドホスフ
ェートを生成する。保護エトポシド4′−ホスフェート
を結晶化又は再結晶してC−1″−βアノマーを回収す
る。保護基を水素添加又は他の手段によりグリコシド及
びリン酸基から同時に除去してエトポシドホスフェート
を生成する。この全工程は、費用のかかる精製段階なし
でエトポシド4′−ホスフェートを純粋な形で得るのに
効率がよい。保護ジベンジル−4−(2,3−ジ−O−ベ
ンジル−4,6−O−エチリジン−β−D−グルコピラノ
シル)−4′−ジメチル−4−エピポドフィロトキシン
−4′−ホスフェートを反応媒体から容易に結晶化する
か又は再結晶してC−1″−β型を実質的に純粋な形で
単離する。所望のアノマーの単離は、通常単一の結晶化
工程で得られる。詳細には、下記式V:
式IIIb:
保護基であり、R2 はアリールメチルであるか又は2つ
のR2 は一緒にエチリデンである。)を有する化合物
と、下記式II:
1 、R2 及びR3 は同一か又は異なる。)を有する化合
物とをルイス酸の存在下反応媒体中で反応させて、下記
式IVb:
C−1″−βアノマーを選択的に結晶化し、引き続きヒ
ドロキシ及びリン酸保護基を除去し、R2 がアリールメ
チルヒドロキシ保護基の場合には、化合物IVbと炭素
原子1〜5個を有するカルボニル又はそのアセタール等
価物とを反応させることを含む方法に関する。更に本発
明の態様は、下記式VI:
液中下記式V:
反応させてリン酸基を除去し、式VIの該化合物を回収
することを含む方法である。もう1つの態様は、下記式
VI:
式I:
て、下記式II:
る保護4′−デメチル−4−エピポドフィロトキシン−
4′−ホスフェートを生成し、式IIの該化合物と下記
式III:
V:
を有する化合物を生成し、式IVのC−1″−β型を単
離し、ヒドロキシ及びリン酸保護基を除去して下記式
V:
をホスファターゼ酵素で処理してリン酸基を除去すると
ともに式VIの化合物を生成する方法を提供するもので
ある。
フィロトキシングルコシド4′−ホスフェート、特にエ
トポシド4′−ホスフェート、その薬学的に許容しうる
塩及び溶媒和物の改良された調製方法に関する。本発明
は、更にアリールメチル保護糖及びエトポシド及びエト
ポシド4′−ホスフェートに対するアリールメチル保護
前駆体の調製に関する。更に結晶化によりアノマーを容
易に分離することができるヒドロキシ及びリン酸保護基
を用いてエトポシドホスフェートを製造する方法に関す
る。更に有利な特徴は、ヒドロキシ及びリン酸保護基が
最終生成物を分解することなく同時に除去することがで
きる容易さである。方法は、反応媒体から結晶化するか
又は適切な溶媒から再結晶することによりアノマー的に
純粋なC−1″−β型に容易に分離することができる方
法でアリールメチル、特にベンジル保護エトポシド4′
−ホスフェートを生成する。本全工程は迅速かつ効率が
よく、エトポシド4′−ホスフェートの効果的な調製方
法を提供する。リン酸基はホスファターゼ酵素によって
容易に除去することができ、エトポシド、その薬学的に
許容しうる塩及び溶媒和物の効率のよい調製方法を提供
する。
トポシドホスフェート又はエトポシドを製造するのに効
率がよい。好ましい実施態様においては、ジベンジル
4′−デメチル−4−エピポドフィロトキシン−4′−
ホスフェートをルイス酸の存在下に2,3−ジベンジル−
4,6−O−エチリデン−α,β−D−グルコピラノース
とカップリングしてジベンジル4−(2,3−ジ−O−ベ
ンジル−4,6−O−エチリデン−α,β−D−グルコピ
ラノシル)−4−デメチル−4−エピポドフィロトキシ
ン−4′−ホスフェートのアノマー混合物を生成する。
驚くべきことに、C−1 ″−βは実質的に純粋な形で溶
液から容易に結晶化されることがわかった。C−1 ″−
βアノマーは、反応媒体から直接結晶化するか又は適切
な溶媒から再結晶する。次いで、C−1 ″−βアノマー
を回収及び水素添加してヒドロキシ及びリン酸保護基を
同時に除去する。本明細書で用いられる薬学的に許容し
うる塩なる語は、モノ及びジアルカリ金属塩及びアルカ
リ土類金属塩を包含する。好ましい実施態様において
は、最終化合物はエタノレート溶媒和物である。溶媒和
物はエタノールのような有機溶媒から標準法を用いて結
晶化又は再結晶することにより形成される。アルキリデ
ンなる語は、例えばエチリデン、プロピリデン及びイソ
プロピリデンのような直鎖又は分枝鎖アルキル鎖を包含
する。
の4′−デメチルエピポドフィロトキシンをリン酸化し
て式IIの保護ジ(アリールメチル)4′−デメチルエ
ピポドフィロトキシン−4′−ホスフェートを生成する
ものである。リン酸化工程は、4′−デメチルエピポド
フィロトキシンとジ(アリールメチル)ホスファイト、
テトラハロメタン、第三アミン及びアシル化触媒とを反
応させることにより行われることが好ましい。テトラハ
ロメタンは、式CX4(XはF、Cl、Br及Iからなる
群より選ばれたハロゲンである。)を有する。好ましい
実施態様においては、テトラハロメタンはCCl4 であ
る。炭素についてのハロゲンは同一か又は異なってよ
い。好ましい実施態様における第三アミンはN,N−ジ
イソプロピルエチルアミン(DIPA)であるが、適切
な他の第三アミンも用いられる。アシル化触媒は当該技
術において既知の標準触媒とすることができる。好まし
い実施態様においては、アシル化触媒はN,N−ジメチ
ルアミノピリジン(DMAP)である。反応は下記のよ
うに略述される。
それにより得られたホスフェートは下記化合物IIaを
有する構造を有する。下記式において、Bnはベンジル
を表す。
シ、フェニル、ベンジル、ハロゲン、アルコキシ、ニト
ロ、カルボキシル及びそのエステルからなる群より選ば
れた1種以上で置換されたベンジル基である。適切な置
換ベンジル基としては、例えば、2−メチルベンジル、
3−メチルベンジル、4−メチルベンジル、1又は2−
ナフチル、2,3又は4−フェニルベンジル、4−メトキ
シカルボニルベンジル、2,6−ジクロロベンジル、2−
フルオロベンジル及びペンタフルオロベンジルが挙げら
れる。このリン酸化工程は、保護ジ(アリールメチル)
4′−デメチルエピポドフィロトキシン−4′−ホスフ
ェートを高収率で生成する効率のよいかつ容易な工程で
ある。本工程は、実質的に迅速かつ化合物Iのフェノー
ルヒドロキシ基に極めて選択的であるワンポット工程で
ある。本工程は4′−デメチルエピポドフィロトキシン
のリン酸化に特に有利であるが、例えばp−フルオロフ
ェノール、2,6−ジメトキシフェノール、1,2−ベンゼ
ンジオール及び4−ヒドロキシフェネチルアルコールよ
うなフェノール類に一般的でありかつ極めて選択的であ
る。4−ヒドロキシフェネチルアルコールを用いる方法
は、第一アルコールでほとんどリン酸化を生じなかっ
た。エトポシドをリン酸化すると、予備生成ジベンジル
クロロホスフェートよりグリコシドリン酸化されずに所
望の生成物を得た。
ハロゲン化又は非ハロゲン化溶媒もリン酸化に用いられ
る。テトラハロメタン、特に四塩化炭素は従来法での溶
媒より試薬量でのみ用いられることが好ましい。リン酸
化反応に用いられるテトラハロメタン量は、出発フェノ
ール1当量に対して1当量以上である。更に反応は温和
な条件下室温以下、典型的には約−10℃以下で行われ
る。更にリン酸化反応はジベンジルクロロホスフェート
(DBPCl)がその場で生成されるので、実質的に添
加DBPClなしで行われる。これにより、分離工程で
DBPClを調製する必要が回避されるとともに得られ
たリン酸化生成物の不純物含量が減少する。典型的に
は、反応は約45分で完結する。イソプロピルアルコー
ル中で再結晶するような標準法により化合物IIを回収
する。
ヒドロキシ保護グルコピラノースとカップリングする。
好ましい実施態様においては、ルイス酸は三フッ化ホウ
素エーテラートである。他のルイス酸としては、例え
ば、AlCl3 、ZnCl2 、Et2 AlCl、CF3
SO3 H、CF3 SO3 Ag、Zn(CF3 SO3)2 び
TMSCF3 SO3 が挙げられる。カップリング反応
は、分子ふるいの存在下に行われる。カップリング反応
は、ハロゲン化又は非ハロゲン化溶媒、最適にはアセト
ニトリル中で行われる。他の溶媒としては、例えば、プ
ロピオニトリル、アセトン、塩化メチレン、クロロホル
ム、1,2−ジクロロエタン及びその混合液が挙げられ
る。好ましいヒドロキシ保護グルコピラノースは、下記
式IIIを有する。
好ましい実施態様においては、R1 はグルコピラノース
が下記構造IIIaを有するようなベンジルである。
ルキル、ヒドロキシ、フェニル、ベンジル、ハロゲン、
例えばフルオロ、クロロ、ブロモ及びヨード、アルコキ
シ、ニトロ、カルボン酸及びそのエステルからなる群よ
り選ばれた1種以上で置換される置換ベンジルである。
適切な置換ベンジル基としては、2−メチルベンジル、
3−メチルベンジル、4−メチルベンジル、1又は2−
ナフチル、2,3又は4−フェニルベンジル、4−メトキ
シカルボニルベンジル、2,6−ジクロロベンジル、2−
フルオロベンジル及びペンタフルオロベンジルが挙げら
れる。典型的には、R1 はR3 と同一である。グルコピ
ラノースは、更に下記式IIIbを有する構造を有す
る。
R2 基は一緒にエチリデンである。)他の実施態様にお
いては、2つのR2 基は一緒にプロピリデン又はイソプ
ロピリデンである。化合物III、IIIa及びIII
bは、米国特許第 4,997,931号に記載されているような
既知の方法によって調製される。アリール保護グルコピ
ラノースは、C−1−α,βのアノマー混合物として形
成される。たいていのアノマー混合物と異なり、アリー
ルメチルグルコピラノースのC−1−βアノマーは結晶
化によりαアノマーから分離することができる。詳細に
は、グルコピラノース化合物IIIaのアノマー混合物
はヘキサンから結晶化して化合物IIIaの実質的にア
ノマー的に純粋なC−1−β型を得ることができる。更
に、1:1のβ:α開始組成を有するグルコピラノース
化合物IIIaはβ:α比85:15に経時固化する。
化合物IIIの保護グルコピラノースと化合物IIの保
護4′−デメチル−4−エピポドフィロトキシン−4′
−ホスフェートとのカップリング反応は、ルイス酸の存
在下アセトニトリル中で行われる。
ラノースとジベンジル4′−デメチル−4−エピポドフ
ィロトキシン−4′−ホスフェート(IIa)とのカッ
プリングは、下記式IVaを有するジベンジル4−(2,
3−ジ−O−ベンジル−4,6−O−エチリデン−D−グ
ルコピラノシル)−4′−デメチル−4−エピポドフィ
ロトキシン−4′−ホスフェートのC−1″−α,βア
ノマー混合物を生成する。
テラートの存在下に迅速かつ容易に進行して化合物IV
aのα及びβアノマーを生成する。カップリングの前
に、化合物III、特にIIIaのβ型を単離すること
は必要ない。IVaαとIVaβの最終比は、反応がハ
ロゲン化溶媒中で行われる場合出発化合物IIIaのア
ノマー組成に依存しない。アセトニトリル中で化合物I
IaとIIIa(β:α85:15)を三フッ化ホウ素
エーテラートの存在下−20℃でカップリングすると化
合物IVaβとIVaαを72:28の比で生じる。糖
のアノマー化はハロゲン化溶媒中で極めて迅速に起こる
が、アノマー化はアセトニトリル中では極めて遅いと考
えられる。更に実施態様においては、適切な塩を反応混
合液に加えて溶媒のイオン強度を増大させることができ
る。適切な塩としては、アルカリ及びアルカリ土類金属
過塩素酸塩が含まれる。例えば、アセトニトリルに溶解
した0.5M LiClO4 を使用するとIVaβ:α比を
81:19に増大した。
合物をメタノールから再結晶して実質的に純粋なC−
1″−β型を高収率で得ることができる。メタノール又
は他の溶媒と併用したメタノール中で単一結晶化すると
極性の低いIVaβアノマーをほとんど完全に実質的に
IVaαアノマーの混入なく晶出する。カップリング反
応は、通常室温以下で、好ましくは約−10〜40℃で
行われる。カップリング反応は低温でゆっくり進行する
が、低温は反応混合液中IIIaのアノマー化を遅くす
ることによりIVaC−1″−βアノマーの形成に有利
である。例えば、アセトニトリル中−20℃でジベンジ
ル4′−デメチル−4−エピポドフィロトキシン−4′
−ホスフェートと2,3−ジ−O−ベンジル−4,6−O−
エチリデン−α,β−D−グルコピラノース(β:α8
5:15)をカップリング反応させると、IVaβとI
Vaαを72:28の比で生じ、−40℃ではその比は
74:26である。プロピオニトリル中−20℃で同様
にカップリング反応させると、IVaβ:IVaα比5
7:43となり、−78℃ではその比は76:24であ
る。
がカップリング反応の標準溶媒に比べて迅速に進行する
のでアセトニトリルである。アセトニトリルはカップリ
ング反応を約2時間で完結させる予測できない特性を有
するが、ジクロロエタン中の反応は約18時間かかる。
アセトニトリル中のカップリング反応はプロピオニトリ
ルより速い。更に、アセトニトリル中のカップリング反
応はIVaβアノマーを多く形成することができる。ジ
ベンジル4′−デメチル−4−エピポドフィロトキシン
−4′−ホスフェートと2,3−O−ベンジル−4,6−O
−エチリデン−α,β−D−グルコピラノースのカップ
リング反応において数種の溶媒を検討した。典型的に
は、β:α比は溶媒の誘電率が高くなるにつれて増大し
た。グルコピラノースについての置換ベンジル保護基の
置換基も、IVaαに対するIVaβの形成比に影響す
る。例えば、オルト位におけるかさ高い基は化合物IV
αに立体障害を生じることにより化合物IVのC−1″
−β型に有利であるが、メタ及びパラ置換基はほとんど
障害を生じない。電子引抜基もC−1″−βアノマーに
有利である。β:α最大比はペンタフルオロベンジルで
得られ、IVaC−1″−β:IVaC−1″−α8
0:20を生じる。
理後単一の結晶化工程により実質的に純粋なC−1″−
β型を得るために分離される。IVaα,βのアノマー
混合物をメタノールに溶解する。この溶液を加熱還流し
て化合物IVaα,βを完全に溶解する。この溶液を室
温に冷却する。得られた沈澱は、化合物IVaの実質的
に純粋なC−1″−β型である。好ましい実施態様にお
いては、化合物IVaのC−1″−β型を得る結晶化は
カップリング反応とともに直接行われる。カップリング
反応が完了した後抽出又は標準処理なしで、溶液にメタ
ノールを加え、この溶液を0℃まで温める。次いでこの
溶液を0℃で数時間放置する。得られた固形物は、実質
的に純粋なIVaC−1″−βであることがわかった。
化合物IVaのC−1″−βアノマーを50:50のア
ノマー混合物からさえも直接結晶化する能力は、本方法
の重要かつ予想できない利点である。J. March, Advanc
ed Organic Chemistry, 4th Ed., John Wiley & Sons,
New York, 1992, p.121 に報告されているように、極め
てわずかなジアステレオマーを単一の結晶化で分離する
ことができる。
した後、ヒドロキシ及びリン酸保護基は既知の方法、好
ましくは水素添加により同時に除去される。水素添加脱
保護工程は、エトポシドホスフェートを最少の分解によ
る高収率で十分生成するように進行する。化合物IV、
IVa及びIVbは酸及び塩基双方に極めて不安定かつ
感受性である。ヒドロキシ及びリン酸保護基を除去する
酸又は塩基を用いる既存の方法は、通常所望生成物の一
部を分解する。更に、脱保護工程はグルコピラノースか
らエチリデン基を分解することができる。保護基を除去
する既存の方法に比べて、水素添加法は1脱保護工程し
か必要としない、重金属を必要としない及び緩和な中性
条件下で工程が行われて高収率を得るという点で有利で
ある。他の方法のようにエトポシドホスフェートを純粋
な形で得るためにクロマトグラフィーを必要としない。
水素添加は、既知の多数の方法によるものである。典型
的には、水素添加は適切な溶媒又は溶媒混合液中貴金属
触媒の存在下にある。好ましい実施態様においては、水
素添加は化合物IVaC−1″−βの50/50メタノ
ール/テトラヒドロフラン(THF)溶液中4%パラジ
ウム/炭素を用いて行われる。混合液は水素40−50
psigで数時間、典型的には3−6時間水素添加される。
次いで、触媒がろ過により除去され、エトポシドホスフ
ェートがエタノールから再結晶される。IVC−1″−
βの式Vのエトポシドホスフェートへの脱保護は次の通
りである。
シングルコシド4′−ホスフェートは、適切なカチオン
源と接触させることによりその薬学的に許容しうる塩に
変換される。例えば、ナトリウム塩はホスフェートを適
切なナトリウム塩基で処理することにより行われ、その
ナトリウム塩の形成がもたらされる。式Vの4′−デメ
チルエピポドフィロトキシングルコシド4′−ホスフェ
ートの溶媒和も既知の方法で得られる。エトポシドホス
フェートは、更に水性緩衝液中ホスファターゼ酵素を用
いてリン酸基を除去することによりエトポシドに変換さ
れる。ホスファターゼは、エトポシドホスフェートを完
全にエトポシドに変換することができる。反応は、室温
においてpH約5−12、好ましくはpH6−9の緩衝
液を含むタンク中行われる。典型的には、エトポシドホ
スフェートは水性緩衝液と混合すると溶媒和の形にあ
る。
ドへの酵素変換は、変換が緩和な条件下エトポシド又は
エトポシド4′−ホスフェートを分解せずに行われるの
で有利である。例えば、不安定なエチリデン基はホスフ
ァターゼ酵素で実質的に影響されない。酵素は、pH5
−12、好ましくはpH6−9でホスファターゼ活性を
有する任意の酵素である。適切なホスファターゼ酵素と
しては、酸性及びアルカリ性ホスファターゼが含まれ
る。ホスファターゼは、ウシ及び子ウシ腸粘膜のような
ウシ、細菌又は他のものから得られる。また、ホスファ
ターゼはホスファターゼ活性を有することが既知である
コムギ胚芽リパーゼとすることができる。これらの酵素
は、シグマケミカル社から入手することができる。適切
な緩衝液としては、例えばM−トリスpH7.8、M−ト
リスpH8.7、M−ホウ酸塩pH10.0及びM−重炭酸
塩pH10.3が挙げられる。エトポシドホスフェートV
のエトポシドVIへの脱リン酸化は次の通りである。
しい実施態様を示すものである。
β−D−グルコピラノース(IIIaα,β) 米国特許第 4,997,931号に開示されている類似化合物の
文献手順を適応させることにより本化合物を調製した。
1H NMR はβ:α57:43であるアノマー組成物を示
した。 Rf (40% EtOAc/ヘキサン): 0.40。 1H NMR (C
DCl3):δ7.39.27 (m,10H), 5.14 (d, 0.5H, J=3.7 Hz),
4.91-4.66 (m, 5.5H), 4.14 (dd, 0.5H, J=5.0, 10.5
Hz), 4.09 (dd, 0.5H, J=5.0, 10.3 Hz), 3.94-3.88
(m, 1H), 3.66 (t, 0.5H, J=9.0 Hz), 3.56-3.25 (m,
3.5H), 3.10 (bs, 1H, 濃度依存OH),1.36 (d, 3H, J=5.
0 Hz) 。13C NMR (CDCl3):δ128.53, 128.42, 128.31,
8.09, 127.95, 127.83, 127.63, 99.50, 97.72, 92.12,
82.94, 81.44, 81.08, 80.89, 79.31, 78.33, 75.23,
75.12, 74.96, 73.81, 68.53, 68.22, 66.22, 62.48,2
0.43。
D−グルコピラノース(IIIaβ) アノマー混合物IIIaα,β(7g)を250mlの丸
底フラスコに入れた。ヘキサン(125ml)を加え、懸
濁液を加熱還流した。糖は不溶性油状物になり、底に沈
んだ。懸濁液を室温に冷却し、次いで攪拌棒を加え、溶
液を緩やかに一晩攪拌した。けば立った白色結晶が形成
し、他の不純固形物の上のヘキサン中に浮かんだ。上澄
液をブッフネル漏斗に傾瀉することにより結晶を集め
た。不純固形物がフラスコに残った。白色固形物III
aβを減圧(20mmHg)下室温で乾燥した。 1H NMR
(CDCl3):δ7.37-7.27 (m, 10H), 4.90-4.69 (m, 6H),
4.1(dd, 1H, J=4.9, 10.4 Hz), 3.66 (t, 1H, J=9.0 H
z), 3.54 (t, 1H, J=10.2 Hz),3.45 (t, 1H, J=9.3 H
z), 3.37-3.27 (m, 2H), 3.23 (d, 1H, J=5.5 Hz,濃度
依存OH), 1.36 (d, 3H, J=5.1 Hz) 。13C NMR (CDCl3):
δ128.42, 128.29, 1211,127.93, 127.82, 127.63, 99.
45, 97.71, 82.93, 81.06, 80.88, 75.22, 74.96,68.2
1, 66.21, 20.39。
ン−4′−ホスフェート(IIa) 炉乾燥した1リットルの3つ口丸底フラスコに滴下漏
斗、攪拌棒、温度計、2隔膜及びN2 導入口を取り付け
た。フラスコに4′−デメチルエピポドフィロトキシン
(I、25.00g、62.45ミリモル)及び無水アセト
ニトリル(367ml、0.17M )を充填した。懸濁液を
−10℃冷却した。四塩化炭素(30.1ml、312.25
ミリモル)を加え、温度を−10℃に保持した。N,N
−ジイソプロピルエチルアミン(22.84ml、131.1
5ミリモル)を注射器で3分かけて加えた。N,N−ジ
メチルアミノピリジン(0.763g、6.25ミリモル)
を一度に全部加え、次いでジベンジルホスファイト(2
0.00ml、90.55ミリモル)を15分間かけて加え
た。反応は添加中少し発熱したが、外部を冷却しながら
内部温度を10℃に保持した。反応を−10℃で37分
間攪拌した。この時に出発物質が溶解し、次いで反応物
をHPLC処理した。0.5M KH2 PO4(15ml)を加
え、この溶液を室温に温めた。混合液をEtOAc(1
×350ml)で抽出し、次いで水洗(2×100ml)し
た。有機層をNa2 SO4 で乾燥し、減圧下で150ml
量に濃縮した。2−プロパノール(500ml)を加え
た。溶媒(200ml)を減圧下で除去し、この時に固形
物が沈澱した。2−プロパノール(500ml)を加え、
次いで更に550mlの溶媒を減圧下で除去した。最後
に、2−プロパノール(250ml)を加え、混合液を固
形物がすべて溶解するまで加熱還流した。黄色溶液を室
温まで、次に0℃まで4時間冷却した。白色固形物を集
め、冷2−プロパノールで2回洗浄し、減圧(40℃、
20mmHg)下で乾燥して37.15g(90.1%)を得
た。
1H NMR (CDCl3):δ7.37-7.28 (mH),6.81 (s, 1H), 6.3
9 (s, 1H), 6.30 (s, 2H), 5.90 (dd, 2H, J=1.0, 12.7
Hz),5.28-5.14 (m, 4H), 4.71 (d, 1H, J=3.4 Hz), 4.
53 (d, 1H, J=5.1 Hz), 4.25(dd, 1H, J=8.7, 10.7 H
z), 3.63 (s, 6H), 3.27 (dd, 1H, J=5.2, 14.1 Hz),2.
71-2.61 (m, 1H) 。13C NMR (CDCl3):δ175.27, 151.1
5, 151.11, 148., 147.32, 137.28, 136.04, 135.94, 1
32.19, 131.35, 128.43, 128.30, 128.26, 127.69, 12
7.64, 110.13, 109.32, 107.66, 101.45, 69.62, 69.5
3, 69.46, 67.75,66.17, 56,06, 43.81, 40.39, 38,47
。
エチリデン−β−D−グルコピラノシル)−4′−デメ
チル−4−エピポドフィロトキシン−4′−ホスフェー
ト(IVaβ)(アセトニトリル中でカップリング) 攪拌棒、温度計、隔膜及びN2 導入口を備えた炉乾燥し
た25mlの2つ口丸底フラスコにジベンジル4′−デメ
チル−4−エピポドフィロトキシン−4′−ホスフェー
ト(IIa、1.00g、1.51ミリモル)、乾燥4A分
子ふるい(1/16″ペレット)(2.0g)、2,3−ジ−
D−ベンジル−4,6−O−エチリデン−α,β−D−グ
ルコース(IIIaα,β、85:15、0.702g、
1.817ミリモル)及び無水アセトニトリル(10.0m
l)を充填した。この溶液を均一になるまで攪拌し、次
いで−20℃まで冷却した。三フッ化ホウ素エーテラー
ト(0.50ml、4.08ミリモル)を2分かけて滴下し
た。反応を−20℃で80分間保持した。BF3 を添加
した45分後に白色固形物が沈澱し始めた。ピリジン
(5.23ml、64.7ミリモル)を加えた。懸濁液を室温
に温め、CH2 Cl2(1ml)で希釈した。白色固形物が
溶解した。溶液をろ過して残存する固形分を除去した。
溶液を3%HCl(7ml)で洗浄し、次いで水相をCH
2 Cl2(10mlで逆抽出した。合わせた有機相を水洗
(7ml)し、水相をCH2 Cl2(10mlで逆抽出した。
合わせた有機相を最後に飽和NaCl(7ml)で洗浄し
た。有機層をNa2 SO4 で乾燥し、減圧下で白色/黄
色固形物に濃縮した。粗生成物のHPLCは、IVa
β:IVaα比71.6:28.4を示した。固形物を攪拌
しながらCH2 Cl2(10ml)に溶解した。メタノール
(90ml)を加えた。まもく固形物が若干析出した。溶
液を攪拌しながら還流まで温め、その時に固形物が溶解
し、次いで20mlの溶液を留去した。19mlを集めたの
ち、固形物が結晶化し始めた。混合液を緩やかに攪拌し
ながら5時間室温に冷却した。白色固形物を集め、室温
のメタノールで2回すすいだ。固形物IVaβを減圧
(40℃、20mmHg)下で乾燥し、0.830g(53.
3%)を得た。
MR (CDCl3):δ7.38-7.18 (m, 18H)7.00-6.98 (m, 2H),
6.82 (s, 1H), 6.54 (s, 1H), 6.25 (s, 2H), 5.97-5.8
9 (dd, 2H, J=1.0, 26.7 Hz), 5.29-5.18 (m, 4H), 4.8
9-4.85 (m, 2H), 4.77-4.71 (m, 3H), 4.60-4.49 (m, 3
H), 4.39 (t, 1H, J=10.2 Hz), 4.23 (t, 1H, J=8.2 H
z), 4.16 (dd, 1H, J=4.9, 10.4 Hz), 3.63 (s, 6H),
3.55 (t, 1H, J=10.2 Hz), 3.45-3.34 (m, 2H), 3.32-
3.21 (m, 2H), 2.89-2.80 (m, 1H), 1.38 (d, 3H,J=5.0
Hz) 。13C NMR (CDCl3):δ174.74, 151.20, 148.72, 1
47.17, 138.48137.75, 137.0, 136.3, 136.2, 132.02,
128.62, 128.42, 128.30, 128.21, 128.07,127.87, 12
7.70, 127.67, 110.72, 109.18, 107.73, 102.32, 101.
60, 99.55,81.66, 80.95, 75.40, 75.06, 73.45, 69.4
5, 68.19, 67.87, 65.97, 43.87, 41.22, 37.48, 20.40
。所望の生成物IVβのいくらかとともにC−1″−
α異性体IVαが母液中に残った(IVβ:IVα13.
7:86.3)。
エチリデン−β−D−グルコピラノシル)−4′−デメ
チル−4−エピポドフィロトキシン−4′−ホスフェー
ト(IVaβ)(ジクロロエタン中でカップリング) 攪拌棒、温度計、2隔膜及びN2 導入口を備えた炉乾燥
した250mlの3つ口丸底フラスコにジベンジル4′−
デメチル−4−エピポドフィロトキシン−4′−ホスフ
ェート(IIa、14.295g、21.57ミリモル)、
乾燥4A分子ふるい(1/16″ペレット)(28.6
g)、2,3−ジ−D−ベンジル−4,6−O−エチリデン
−α,β−D−グルコース(IIIaα,β、10.0
g、25.88ミリモル)及び無水1,2−ジクロロエタン
(143ml)を充填した。この溶液を均一になるまで攪
拌し、次いで−20℃まで冷却した。三フッ化ホウ素エ
ーテラート(7.15ml、58.24ミリモル)を10分か
けて滴下した。反応を−20℃で18分間保持した。ピ
リジン(5.23ml、64.7ミリモル)を加え、混合液が
褐色から黄色に変わった。混濁溶液を室温に温め、CH
2 Cl2(200ml)で希し、ろ過して固形分を除去し
た。溶液を3%HCl(100ml)、水(100ml)、
最後に飽和NaCl(100ml)で洗浄した。有機層を
Na2 SO4 で乾燥し、減圧下で黄色油状物に濃縮し
た。還流メタノール(1500ml)を攪拌しながら加え
た。混合液を室温に冷却し、一晩放置した。白色固形物
を集め、メタノールで2回すすいだ。固形物IVaβを
減圧(40℃、20mmHg)下で乾燥し、8.86g(3
9.8%)を得た。
−1″−α異性体IVαが母液中に残った。この残存し
ているカップリング生成物を結晶化及び/又はクロマト
グラフィーで回収した。IVβを結晶化する前の粗生成
物のβ:α比は54:46であった。カップリング生成
物の全収率は81%であった。 ジベンジル4−(2,3−ジ−O−ベンジル−4,6−O−
エチリデン−α−D−グルコピラノシル)−4′−デメ
チル−4−エピポドフィロトキシン−4′−ホスフェー
ト(IVaα) Rf (50% EtOAc/ヘキサン): 0.31。 1H NMR (CDCl3):
δ7.38-7.21 (m, 20,6.87 (s, 1H), 6.26 (s, 2H), 5.9
5 (d, 2H, J=5.8 Hz), 5.29-5.18 (m, 4H), 4.87 (dd,
3H, J=2.3, 11.1 Hz), 4.79-4.74 (m, 2H), 4.68-4.58
(m, 4H), 4.11(t, 1H, J=7.9 Hz), 3.95 (q, 1H, J=10.
6 Hz), 3.86 (t, 1H, J=9.2 Hz), 3.63 (s, 6H), 3.51
(dd, 1H, J=3.6, 9.4 Hz), 3.45 (d, 1H, J=7.2 Hz),
3.45 -3.35 (m, 3H), 2.82-2.75 (m, 1H), 1.32 (d, 3
H, J=5.0 Hz)。13C NMR (CDCl):δ174.91, 151.22, 15
1.18, 148.44, 147.02, 138.56, 137.83, 137.05, 136.
27, 136.18, 132.19, 129.27, 128.59, 128.45, 128.3
4, 128.24, 128.12, 127.96, 127.89, 127.72, 127.69,
110.44, 109.81, 107.85, 101.61, 101.08, 99.59,82.
07, 79.36, 78.59, 76.76, 75.09, 74.69, 69.52, 69.4
6, 69.41, 68.18, 67.04, 62.95, 56.15, 43.82, 41.1
0, 38.41, 20.40。
プリング及び結晶化工程を示すものである。攪拌棒を備
えた50mlの3つ口丸底フラスコを炉乾燥し、2隔膜を
取り付け、N2 下で冷却する。ジベンジル4′−デメチ
ル−4−エピポドフィロトキシン−4′−ホスフェート
(1.002g、1.51ミリモル)及び2,3−O−ベンジ
ル−4,6−O−エチリデングルコピラノース(IIa
β:α85:15、0.702g、1.81ミリモル)を加
えた。固形分を無水アセトニトリル(10.0ml)に溶解
し、次いでこの溶液を−40℃まで冷却した。三フッ化
ホウ素エーテラート(0.50ml、4.1ミリモル)を滴下
した。この溶液を−40℃で攪拌し、次いでHPLC処
理した。反応中生成物が若干沈澱した。6時間後、メタ
ノール(30ml)を滴下した。懸濁液を攪拌しながら−
30℃まで温め、次いで0℃で攪拌なしで17時間放置
した。固形物をブッフネル漏斗で集め、室温のメタノー
ルで2回すすいだ。これにより0.9668g(62.0
%)のIVaβをHI100%で生成した。
/50MeOH/THF(50ml)中ジベンジル4−
(2,3−ジ−O−ベンジル−4,6−O−エチリデン−β
−D−グルコピラノシル)−4′−デメチル−4−エピ
ポドフィロトキシン−4′−ホスフェート(IVaβ、
758mg)の溶液に加えた。この混合液を室温及び40
−50psigの水素で3−6時間水素添加した。触媒をろ
別し、MeOHですすいだ。ろ液を減圧下(40−60
℃、アスピレーター)8−10ml量まで濃縮した。無水
エタノール(50ml)を加え、この溶液を再び−10ml
まで濃縮した。エタノール(25ml)を再び加え、この
溶液を10mlまで濃縮した。エトポシド−4′−ホスフ
ェートジエタノール溶媒和物の結晶種を加え、溶液の温
度を約50℃から15−20℃まで30−60分かけて
調整した。15−20℃で更に30分保持した後、白色
結晶をろ過により集め、5℃のエタノール(5−10m
l)で洗浄した。固形物を高真空中25−40℃で乾燥
した。HPLCにより99.2面積%純度に定量された4
36mg(77.8%)のエトポシド−4′−ホスフェート
ジエタノール溶媒和物(V)を得た。
エタノール溶媒和物(V、410mg)を1.0M トリス緩
衝液(8.0ml)に溶解した。1N NaOHで8.1〜8.7
に調整した。この溶液を35℃まで温めた。MilliQ水中
アルカリ性ホスファターゼ(シグマ、カタログ #P6774)
の溶液(2.0ml、200単位/ml)を加えた。10分以
内に固形分が沈澱した。必要とされる1N NaOHを加
えることによりpH8.4−8.8の範囲に維持した。次い
で反応物をHPLC処理した。3時間後、混合液を10
℃まで15分間冷却した。固形物を真空ろ過により集
め、水洗(5−7ml)し、高真空(20℃)中18時間
乾燥した。241mg(76%)のエトポシド(VI)、
HPLCにより95.5面積%を得た。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記式VI: 【化1】 を有する化合物の調製方法であって、緩衝液中下記式
V: 【化2】 を有する化合物とホスファターゼ酵素とを反応させてリ
ン酸基を酵素的に除去し、式VIの該化合物を回収する
ことを特徴とする方法。 - 【請求項2】 下記式II: 【化3】 (R3 はアリールメチルである。)を有する化合物の調
製方法であって、下記式I: 【化4】 を有するフェノールと、ジ(アリールメチル)ホスファ
イト、テトラハロメタン、第三アミン及びアシル化触媒
とを反応させて式IIの保護ホスフェートを生成するこ
とを特徴とする方法。
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