JPH0720653A - 電子写真用トナ− - Google Patents

電子写真用トナ−

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JPH0720653A
JPH0720653A JP5157275A JP15727593A JPH0720653A JP H0720653 A JPH0720653 A JP H0720653A JP 5157275 A JP5157275 A JP 5157275A JP 15727593 A JP15727593 A JP 15727593A JP H0720653 A JPH0720653 A JP H0720653A
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JP
Japan
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acid
weight
parts
toner
group
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Application number
JP5157275A
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English (en)
Inventor
Satoshi Maeda
郷司 前田
Yasunari Hotsuta
泰業 堀田
Minako Yuuchi
美奈子 有地
Shigeru Yoneda
茂 米田
Yozo Yamada
陽三 山田
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 色相、透明性、彩度、耐光堅牢度に優れるマ
ゼンタトナ−の提供。 【構成】 油溶性染料「C.I.Solvent Re
d49」を色材として用いたマゼンタトナ−において、
結着材樹脂として芳香族系ポリエステル樹脂を用い、さ
らに紫外線吸収剤を含む広義の酸化防止剤、特定のニッ
ケル錯化合物を必須成分としてトナ−を得る。該染料は
色相、彩度、透明性、に優れ、耐光性に劣るが、その耐
光性が大幅に改良され保存安定性の優れる画像を提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式の複写
機、レ−ザ−プリンタ、ファクシミリ等における現像剤
に用いられるトナ−に関し、特にカラ−電子写真に用い
られるマゼンタトナ−に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電子写真方式とは、セレン、アモ
ルファスシリコン、酸化亜鉛等の無機系、あるいは、ジ
アゾ化合物、色素等の有機系の(多くの場合ドラム状に
加工された)光導電性物質(:感光ドラム)を、まず一
様に帯電させ、次いで画像変調された光を照射すること
により静電潜像を形成、該静電潜像に静電気力にて粉体
を付着せしめることにより現像し、必要に応じて紙ある
いはフィルム等の基材上に粉体を転写した後、加圧、加
熱等の方法により定着するものである。電子写真方式は
現在、複写機、レーザープリンタ、ファクシミリ等に広
く用いられている。電子写真方式において感光ドラム上
の静電潜像を現像し、最終的には紙あるいはフィルム等
の基材に転写されて画像を形成する粉体をトナ−と称す
る。従来、電子写真用トナ−としては、熱可塑性樹脂に
着色剤、荷電制御剤、流動性改質剤、粉砕補助剤、等を
加えて混練した後に粉砕、さらに分級する、いわゆる粉
砕法によって作製される粒子が用いられてきた。近年で
は、画像高品質化すなわち、高精細化、カラ−化に対す
る要求に答えるためにトナ−のより微細化、狭粒度分布
化、および、カラ−化が進められている。電子写真方式
においてカラ−画像を形成するために用いられるカラ−
トナ−にはプロセスカラ−、すなわち減法混色の三原
色:イエロ−、マゼンタ、シアン、およびブラックに着
色されたトナ−が用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】色材としては主に顔料
が用いられ、マゼンタトナ−にはC.I.Pigmen
t Red 48、C.I.Pigment Red
57、C.I.Pigment Red 81、C.
I.Pigment Red 122、等がよく用いら
れている。顔料による着色では、色材は単にトナ−の結
着剤樹脂に分散しているのみであるため透明性に劣る。
そのため複数の色を重ねた場合の色再現性が不十分であ
り、中間色の再現域が狭くなってしまう。また透明性の
影響は、特にオ−バ−ヘッドプロジェクタ用の透明シ−
ト上に画像を形成した場合に顕著に現れる。すなわちト
ナ−層の透明性が劣るために投影された画像は薄暗く濁
った色調となり、中間色ばかりか、原色の再現さえも阻
害されてしまう。透明性の問題は、顔料粒子の粒径を光
の波長以下、すなわちサブミクロン程度に小さくするこ
とにより、ある程度は改善が可能である。しかしなが
ら、顔料をサブミクロンサイズにまで粉砕することは技
術的に困難であり、色材分散コストが著しく上昇する。
またサブミクロン程度にまで粉砕された顔料を樹脂に均
一に分散することは困難であり、実際問題としては樹脂
中においてある程度凝集した集合体として存在し、粉砕
した効果を十分に生かすことはできない。
【0004】顔料着色の欠点を改良する目的において、
カラ−トナ−の着色に染料を用いる試みがなされてきて
いる。染料を着色剤として用いた場合には透明かつ高彩
度でさらに理想的なプロセスカラ−近い色相が得られ
る。さらに顔料と異なり分散工程を必要としないため製
造コストの点にて有利である。マゼンタ色の染料として
は油溶性染料「C.I.Solvent Red 4
9」がよく知られている。ロ−ダミン骨格を有する染料
であり、非常に急峻な吸収ピ−クを有するために非常に
高彩度で鮮やかな色調を有し、さらにその色相は理想的
なマゼンタに極めて近い。しかしながら、該染料は耐光
性に劣り、カラ−画像の保持という点で満足できるもの
ではない。耐光性改良の目的において、酸化防止剤、紫
外線吸収剤などをトナ−に配合する提案もなされている
が実効的には大きな効果をあげていない。すなわち、従
来の技術では透明性、色相、彩度に優れ、なおかつ耐光
堅牢度が高く、低コストのマゼンタトナ−を得ることは
できない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる状況
に鑑み、油溶性染料「C.I.Solvent Red
49」を用いたマゼンタトナ−の耐光性を改良するべく
鋭意研究を重ねた結果次なる発明に到達した。すなわち
本発明は、油溶性染料「C.I.Solvent Re
d 49」を着色剤として用いた電子写真用マゼンタト
ナ−において、酸化防止剤およびニッケル錯化合物を必
須成分とする電子写真用トナ−である。
【0006】本発明の電子写真用トナ−の結着材樹脂と
しては特に限定されず、ポリエステル樹脂、ポリスチレ
ン系樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸エステル系樹脂、ス
チレン/(メタ)アクリル酸エステル共重合系樹脂、ポ
リビニル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂
の等を用いることができる。しかしながら、最も好まし
く用いられる樹脂はポリエステル樹脂を主成分とする樹
脂である。ポリエステル樹脂は結着材樹脂の40wt%以
上、好ましくは60wt%以上、なお好ましくは80wt%
以上を占めるべきである。ポリエステル樹脂に用いられ
る多価カルボン酸類としては、例えば、テレフタル酸、
イソフタル酸、オルソフタル酸、1,5−ナフタルレン
ジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、ジフ
ェン酸、スルホテレフタル酸、5−スルホイソフタル
酸、4−スルホフタル酸、4−スルホナフタレン−2,
7ジカルボン酸、5〔4−スルホフェノキシ〕イソフタ
ル酸、スルホテレフタル酸、およびまたはそれらの金属
塩、アンモニウム塩などの芳香族ジカルボン酸、p−オ
キシ安息香酸、p−(ヒドロキシエトキシ)安息香酸な
どの芳香族オキシカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、
アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸等の
脂肪族ジカルボン酸、フマ−ル酸、マレイン酸、イタコ
ン酸、ヘキサヒドロフタル酸、テトラヒドロフタル酸、
等の不飽和脂肪族、および、脂環族ジカルボン酸等を、
また多価カルボン酸としては他にトリメリット酸、トリ
メシン酸、ピロメリット酸等の三価以上の多価カルボン
酸等を例示できる。
【0007】ポリエステル樹脂に用いられる多価アルコ
−ル類としては脂肪族多価アルコ−ル類、脂環族多価ア
ルコ−ル類、芳香族多価アルコ−ル類等を例示できる。
脂肪族多価アルコ−ル類としては、エチレングリコ−
ル、プロピレングリコ−ル、1,3−プロパンジオ−
ル、2,3−ブタンジオ−ル、1,4−ブタンジオ−
ル、1,5−ペンタンジオ−ル、1,6−ヘキサンジオ
−ル、ネオペンチルグリコ−ル、ジエチレングリコ−
ル、ジプロピレングリコ−ル、2,2,4−トリメチル
−1,3−ペンタンジオ−ル、ポリエチレングリコ−
ル、ポリプロピレングリコ−ル、ポリテトラメチレング
リコ−ル等の脂肪族ジオ−ル類、トリメチロ−ルエタ
ン、トリメチロ−ルプロパン、グリセリン、ペンタエル
スリト−ル等のトリオ−ルおよびテトラオ−ル類等を例
示できる。
【0008】脂環族多価アルコ−ル類としては1,4−
シクロヘキサンジオ−ル、1,4−シクロヘキサンジメ
タノ−ル、スピログリコ−ル、水素化ビスフェノ−ル
A、水素化ビスフェノ−ルAのエチレンオキサイド付加
物およびプロピレンオキサイド付加物、トリシクロデカ
ンジオ−ル、トリシクロデカンジメタノ−ル等を例示で
きる。芳香族多価アルコ−ル類としてはパラキシレング
リコ−ル、メタキシレングリコ−ル、オルトキシレング
リコ−ル、1,4−フェニレングリコ−ル、1,4−フ
ェニレングリコ−ルのエチレンオキサイド付加物、ビス
フェノ−ルA、ビスフェノ−ルAのエチレンオキサイド
付加物およびプロピレンオキサイド付加物等を例示でき
る。さらにポリエステルポリオ−ルとして、ε−カプロ
ラクトン等のラクトン類を開環重合して得られる、ラク
トン系ポリエステルポリオ−ル類等を例示することがで
きる。
【0009】ポリエステル高分子末端の極性基を封鎖
し、トナ−帯電特性の環境安定性を改善する目的におい
て単官能単量体がポリエステルに導入される場合があ
る。単官能単量体としては、安息香酸、クロロ安息香
酸、ブロモ安息香酸、パラヒドロキシ安息香酸、スルホ
安息香酸モノアンモニウム塩、スルホ安息香酸モノナト
リウム塩、シクロヘキシルアミノカルボニル安息香酸、
n-ドデシルアミノカルボニル安息香酸、タ−シャルブチ
ル安息香酸、ナフタレンカルボン酸、4−メチル安息香
酸、3メチル安息香酸、サリチル酸、チオサリチル酸、
フェニル酢酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、
オクタンカルボン酸、ラウリル酸、ステアリル酸、およ
びこれらの低級アルキルエステル、等のモノカルボン酸
類、あるいは脂肪族アルコ−ル、芳香族アルコ−ル、脂
環族アルコ−ル等のモノアルコ−ルを用いることができ
る。
【0010】本発明においては多価カルボン酸のうち7
0mol%以上を芳香族多価カルボン酸とすることが必須で
ある。芳香族多価カルボン酸の含有量が低いとポリエス
テル樹脂のガラス転移温が低下し、トナ−の保存安定性
が悪化する場合がある。本発明におけるポリエステル樹
脂のより具体的な例として、 a)芳香族系単量体を80mol%以上含有する多価カルボ
ン酸類、と、 b)エチレングリコ−ル0〜90mol%、プロピレングリコ
−ル100〜10mol%とから得られるポリエステル樹脂 a)芳香族系単量体を80mol%以上含有する多価カルボ
ン酸類、と、 b)2,3−ブタンジオ−ル5〜80mol%、エチレングリ
コ−ル20〜95mol%とから得られるポリエステル樹脂 a)芳香族系単量体を80mol%以上含有する多価カルボ
ン酸類、と、 b)C2 〜C4 の脂肪族系グリコ−ル類70〜95mol%、 c)トリシクロデカン骨格を有するモノand/or多価アルコ
−ル類5〜30mol%とから得られるポリエステル樹脂 a)芳香族系単量体を80mol%以上含有する多価カルボ
ン酸類、と、 b)C2 〜C4 の脂肪族系グリコ−ル類70〜95mol%、 c)シクロヘキサン骨格を有するモノand/or多価アルコ−
ル類5〜30mol%とから得られるポリエステル樹脂 a)ナフタレン骨格を有するモノand/or二価以上のカル
ボン酸1〜20mol%を含む芳香族系単量体を80mol%以
上含有する多価カルボン酸類、と、 b)C2 〜C4 の脂肪族系グリコ−ル類70〜100mol
%、 c)脂環族系単量体0〜30mol%を含有する多価アルコ−
ル類、とから得られるポリエステル樹脂 等を例示することができる。ここに、「a)芳香族系単量
体」はテレフタル酸and/orイソフタル酸であることが好
ましい。テレフタル酸とイソフタル酸の比率は、テレフ
タル酸含有率/イソフタル酸含有率=90〜40/10
〜60[mol%]が好ましく、さらに、テレフタル酸含有
率/イソフタル酸含有率=80〜50/20〜50[mo
l%]、またさらにテレフタル酸含有率/イソフタル酸含
有率=85〜60/15〜40[mol%]が好ましい。
【0011】本発明においては、芳香族系単量体として
トリメリット酸and/orトリメシン酸and/orピロメリット
酸を2〜5mol%含有することができる。本発明において
はかかる多価カルボン酸に加え、さらに三価以上の多価
アルコ−ルの併用を容認するものであるが、その目的は
ポリエステル樹脂の分子量分布を広げるためであり、樹
脂をゲル化させることが目的ではない。樹脂のゲル化は
特にポリエステル重合装置からの樹脂の取り出しを困難
とし、生産性の著しい低下を招く。本発明においては実
質的にゲル化が無く、より具体的にはクロロホルム不溶
分が0.5重量%以下、好ましくは0.25重量%以下
となることが好ましい。
【0012】本発明においてはポリエステル樹脂に、1
0〜1000eq./ton の範囲にてイオン性基を含有す
ることが好ましい。イオン性基の含有量は、10〜10
00m当量/1000gが好ましく、さらに20〜50
0m当量/1000g、なお好ましくは50〜200m
当量/1000gである。イオン性基としてはスルホン
酸アルカリ金属塩の基、およびまたはスルホン酸アンモ
ニウム塩の基、およびまたはカルボン酸アルカリ金属塩
基、およびまたはカルボン酸アンモニウム塩の基、硫酸
基、リン酸基、ホスホン酸基、ホスフィン酸基もしくは
それらのアンモニウム塩、金属塩等のアニオン性基、ま
たは第1級ないし第3級アミン基等のカチオン性基など
を用いることができる。
【0013】本発明においては芳香族系単量体として、
スルホン酸アルカリ金属塩基and/orスルホン酸アンモニ
ウム塩基を有するモノand/orジカルボン酸を0.1〜
6.0mol%含有することによりポリエステル樹脂にイオ
ン性基を導入することができる。塩としてはアンモニウ
ム系イオン、Li、Na、K、Mg、Ca、Ba、C
u、Fe、Zn等の塩があげられ、特に好ましいものは
Ca塩またはMg塩である。カルボン酸アルカリ金属塩
基and/orカルボン酸アンモニウム塩基を導入する場合に
は、ポリエステルの重合末期にトリメリット酸等の多価
カルボン酸を系内に導入することにより高分子末端にカ
ルボキシル基を付加し、さらにこれをアンモニア、水酸
化ナトリウム等にて中和することによりカルボン酸塩の
基に交換する方法を用いることができる。かかるイオン
性基は後述する塩基性染料、カチオン染料、酸性染料な
どの染着座席としての働きを有し、かつ、後述する水分
散性をポリエステル樹脂に付与する働きを持つ。
【0014】本発明の電子写真用マゼンタトナ−は着色
剤として染料「C.I.Solvent Red 4
9」を用いたものである。したがって、他の原色、すな
わちイエロ−トナ−、シアントナ−に関しても着色剤と
して染料を用いることが好ましい。イエロ−トナ−を得
るための染料としては、 ・C.I.Disperse Yellow 198 ・C.I.Disperse Yellow 42 ・C.I.Solvent Yellow 162 等を、シアントナ−を得るための染料としては、 ・C.I.Disperse Blue 60 ・C.I.Disperse Blue 87 ・C.I.Solvent Blue 70 等を、またブラックトナ−としてはこれらの配合品、あ
るいは ・C.I.Solvent Black 3 または、カ−ボンブラック等を使用することが好まし
い。カ−ボンブラックとしては、サ−マルブラック、ア
セチレンブラック、チャンネルブラック、ファ−ネスブ
ラック、ランプブラック等を用いることができる。また
色相の調整として ・C.I.Disperse Red 92 ・C.I.Solvent Red 52 ・C.I.Disperse Violet 26 ・C.I.Disperse Violet 35 等を併用してもよい。該染料の含有量は結着材樹脂に対
し0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%、
さらに好ましくは1〜4重量%程度である。
【0015】本発明における酸化防止剤とは、連鎖開始
疎外剤、ラジカル連鎖禁止剤(一次酸化防止剤)、過酸
化物分解剤(二次酸化防止剤)、相乗剤等の総称であ
る。連鎖開始疎外剤としては紫外線吸収剤、光安定剤、
金属不活性剤、オゾン劣化防止剤、等を、例示できる。
紫外線吸収剤、光安定剤としてはフェニルサリチレ−
ト、モノグリコ−ルサリチレ−ト、タ−シャルブチルフ
ェニルサリチレ−ト等のサリチレ−ト系化合物、2−ヒ
ドロキシ−4−アルコキシベンゾフェノン等のベンゾフ
ェノン系化合物、2(2'-ヒドロキシ−5'-メチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾ−ル、2(2'-ヒドロキシ−5'-
オクチルフェニル)ベンゾトリアゾ−ル、2[2−ヒド
ロキシ−3−(3,4,5,6−テトラハイドロフタル
イミド−メチル)−5−メチルフェニル]ベンゾトリア
ゾ−ル、2[2'-ヒドロキシ−3',5'-ビス(α,α'-
ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾ
−ル、2(2'-ヒドロキシ−3',5'-ジタ−シャルアミ
ルフェニル)ベンゾトリアゾ−ル、2(2'-ヒドロキシ
−3',5'-ジタ−シャルブチルフェニル)ベンゾトリア
ゾ−ル、2(2'-ヒドロキシ−3'-タ−シャルブチル−
5'-メチルフェニル)ベンゾトリアゾ−ル、2(2'-ヒ
ドロキシ−3'-タ−シャルブチル−5'-メチルフェニ
ル)−5−クロロベンゾトリアゾ−ル、等のベンゾトリ
アゾ−ル系化合物、そのほか、レゾルシノ−ルモノベン
ゾエ−ト、2'-エチルヘキシル−2−シアノ−3−フェ
ニルシンナメ−ト、ビス(2,2,6,6−テトラメチ
ル−4−ピペリジン)セバケ−ト等を用いることができ
る。
【0016】金属不活性剤としてはN−サリシロイル−
N'-アルデヒドヒドラジン、N−サリシロイル−N'-ア
セチルヒドラジン、N,N'-ジフェニル−オキサミド、
N、N'-ジ(2−ヒドロキシフェニル)オキサミド等を
用いることができる。オゾン劣化防止剤としては6−エ
トキシ−2,2,4−トリメチル−1,2ジヒドロキノ
リン、N−フェニル−N'-イソプロピル−p−フェニレ
ンジアミン等を用いることができる。ラジカル連鎖禁止
剤(一次酸化防止剤)としては2,6−ジ−タ−シャル
ブチル−p−クレゾ−ル、2,6−ジ−タ−シャルブチ
ル−フェノ−ル、2,4−ジメチル−6−タ−シャルブ
チルフェノ−ル、ブチルヒドロキシアニソ−ル、2,
2'-メチレンビス(4−メチル−6−タ−シャルブチル
フェノ−ル)、4,4'-ブチリデンビス(3−メチル−
6−タ−シャルブチルフェノ−ル)、4,4'-チオビス
(3−メチル−6−タ−シャルブチルフェノ−ル)、テ
トラキス[メチレン−3(3,5−ジ−タ−シャルブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−ト]メタ
ン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ
−5−タ−シャルブチルフェニル)ブタン等のフェノ−
ル系化合物、フェニル−β−ナフリルアミン、α−ナフ
チルアミン、N,N'-ジ−イソブチル−p−フェニレン
ジアミン、フェノチアジン、N,N'-ジフェニル−p−
フェニレンジアミン等のアミン系化合物、アスコルビン
酸系化合物等を用いることができる。
【0017】過酸化物分解剤(二次酸化防止剤)として
はジラウリルチオジプロピオネ−ト、ジステアリルチオ
ジプロピオネ−ト、ラウリルステアリツチオジプロピオ
ネ−ト、ジミリスチルチオジプロピオネ−ト、ジステア
リルβ、β'-チオジブチレ−ト、2−メルカプトベンゾ
イミダゾ−ル、ジラウリルサルファイド等の硫黄系化合
物、トリフェニルフォスファイト、トリオクタデシルフ
ォスファイト、トリデシルフォスファイト、トリラウリ
ルトリチオフォスファイト等のりん系化合物、相乗剤と
してはクエン酸、りん酸等を用いることができる。本発
明ではベンゾトリアゾ−ル系、ベンゾフェノン系、ベン
ゾサリシレ−ト系から選択される少なくとも1種の紫外
線吸収剤を用いることが好ましい。これら酸化防止剤の
配合量は結着材樹脂に対し0.01〜5.0重量%、好
ましくは0.02〜1.0重量%、さらに好ましくは
0.05〜0.5重量%程度である。
【0018】本発明におけるニッケル錯化合物としては
例えば後記の一般式化1〜化7に示す化合物を例示で
き、好ましくは2,2’−チオ−ビス(4−オクチルフ
ェニル)ニッケル、ニッケル・アセチルアセトネ−ト、
ビス(ジチオベンジル)ニッケル、ビス(4, 4' −ジ
メトキシジチオベンジル)ニッケル、ビス(ジチオベン
ジル)ニッケルのテトラブチルアンモニウム塩、ビス
(4, 4' −ジメトキシジチオベンジル)ニッケルのテ
トタブチルアンモニウム塩、2, 2' −チオ−ビス(4
−タ−シャルオクチルフェノレ−ト)−タ−シャルブチ
ルアミン・ニッケル、2, 2' −チオ−ビス(4−タ−
シャルオクチルフェノレ−ト)−タ−シャルオクチルア
ミン・ニッケル塩、3,5−ジ−タ−シャルブチル−4
−ヒドロキシベンジルモノエチルフォスホン酸ニッケ
ル、ジメチルジカルバミン酸ニッケル、ジエチルジカル
バミン酸ニッケル、ジブチルジカルバミン酸ニッケル、
ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、ジエチルジチオ
カルバミン酸ニッケル、ジブチルジチオカルバミン酸ニ
ッケル等が好ましく用いられる。
【0019】ジブチルジチオカルバミン酸ニッケル、
2,2’−チオ−ビス(4−タ−シャルオクチルフェノ
レ−ト)−タ−シャルブチルアミン・ニッケル塩、2,
2' −チオ−ビス(4−タ−シャルオクチルフェノレ−
ト)−タ−シャルオクチルアミン・ニッケル塩、が用い
られる。これらニッケル錯化合物の配合量は結着材樹脂
に対し0.01〜5.0重量%、好ましくは0.02〜
1.0重量%、さらに好ましくは0.05〜0.5重量
%程度である。以上が本発明の電子写真用トナ−を特徴
付ける必須用件である。
【0020】
【化1】 R1〜R4は独立に、水素、C=1〜16の分岐しても
よいアルキル基、置換基を有しても良いフェニル基を示
し、Xは酸素またはイオウを示す。
【0021】
【化2】 R1、R2は独立に、水素、ハロゲン、C=1〜16の
分岐してもよいアルキル基、アルコキシ基、アルキルエ
ーテル基、アルコキシエーテル基、ヒドロキシアルキル
基、置換基を有しても良いフェニル基、フェノキシ基を
示し、Xは酸素またはイオウを示す。
【0022】
【化3】 R1、R2、R3は独立に、水素、C=1〜16の分岐
してもよいアルキル基、ヒドロキシアルキル基、R4、
R5は独立に、水素、ハロゲン、C=1〜16の分岐し
てもよいアルキル基、アルコキシ基、アルキルエーテル
基、アルコキシエーテル基、ヒドロキシアルキル基、置
換基を有しても良いフェニル基、フェノキシ基、ヒドロ
キシフェニル基を示し、Xは酸素またはイオウを示す。
【0023】
【化4】 R1、R2はC=1〜4の分岐してもよいアルキル基、
R3、R4は独立に、水素、ハロゲン、C=1〜16の
分岐してもよいアルキル基、アルコキシ基、アルキルエ
ーテル基、アルコキシエーテル基、ヒドロキシアルキル
基、置換基を有しても良いフェニル基、フェノキシ基を
示し、Xは酸素またはイオウを示す。
【0024】
【化5】 R1〜R4は独立に、水素、ハロゲン、C=1〜16の
分岐してもよいアルキル基、アルコキシ基、アルキルエ
ーテル基、アルコキシエーテル基、ヒドロキシアルキル
基、置換基を有しても良いフェニル基、フェノキシ基、
Xは酸素またはイオウを示す。
【0025】
【化6】 R1〜R4は独立に、水素、ハロゲン、C=1〜16の
分岐してもよいアルキル基、アルコキシ基、アルキルエ
ーテル基、アルコキシエーテル基、ヒドロキシアルキル
基、置換基を有しても良いフェニル基、フェノキシ基、
Xは酸素またはイオウを、R5〜R8は独立に、水素、
またはC=1〜8のアルキル基を示す。
【0026】
【化7】 R1〜R3は独立に、水素、ハロゲン、C=1〜16の
分岐してもよいアルキル基、アルコキシ基、アルキルエ
ーテル基、アルコキシエーテル基、ヒドロキシアルキル
基、置換基を有しても良いフェニル基、フェノキシ基、
Xは酸素またはイオウを示す。
【0027】本発明における電子写真用トナ−を得るた
めの具体的な手法としては、一般的な(a)結着材樹
脂、(b)染料、(c)自動酸化防止剤、紫外線吸収
剤、過酸化物分解剤から選択される少なくとも1種の添
加剤、(d)一般式化1〜化7にて示される化合物、そ
の他、色材、ワックス、荷電制御剤等を混練し、次いで
粉砕・分級するところの粉砕法を用いることができる。
また重合により結着材樹脂となるモノマ−に開始剤、
(b)染料、(c)自動酸化防止剤、紫外線吸収剤、過
酸化物分解剤から選択される少なくとも1種の添加剤、
(d)一般式化1〜化7にて示される化合物、その他、
色材、ワックス、荷電制御剤等を混練しまたは溶解した
後に水系媒体に懸濁し重合するところの重合法を用いる
こともできる。
【0028】さて、本発明においては電子写真用トナ−
の形状・形態を限定するものではないが、好ましくは、
平均粒子径(球相当径)Dが2〜30μmの範囲内にあ
り、かつ粒度分布の変動係数が25%以下、好ましくは
15%以下、さらに好ましくは10%以下であるものを
用いることができる。また球相当径から算術的に計算さ
れる比表面積に対する実比表面積の比、すなわち比表面
積比が1〜5の範囲にある程度の形態を有することが好
ましい。平均粒子径(球相当径)Dが2μmより小さい
場合には粉体としてのハンドリングが困難となる。また
30μm以上では高精細画像用トナ−としては不適格で
あり、得られる画像の解像度が低下する。平均粒子径は
2〜10μmの範囲がさらに好ましく、またさらに3〜
7μmの範囲がより好ましい。
【0029】このような好ましい形態のトナ−粒子は結
着材樹脂にイオン性基含有ポリエステル樹脂を用いた場
合に好ましく得ることができる。かかるイオン性基含有
ポリエステル樹脂は水分散性を発現する。本発明のイオ
ン性基含有ポリエステル樹脂の水系微分散体は公知の任
意の方法によって製造することができる。すなわち、イ
オン性基含有ポリエステル樹脂と水溶性有機化合物とを
50〜200℃であらかじめ混合し、これに水を加える
か、あるいはイオン性基含有ポリエステル系樹脂と水溶
性有機化合物との混合物を水に加え、40〜120℃で
撹拌することにより製造される。あるいは水と水溶性有
機化合物との混合溶液中にイオン性基含有ポリエステル
系樹脂を添加し、40〜100℃で撹拌して分散させる
方法によっても製造される。水溶性有機化合物としては
エタノ−ル、ブタノ−ル、イソプロパノ−ル、エチルセ
ロソルブ、ブチルセロソルブ、ジオキサン、テトラヒド
ロフラン、アセトン、メチルエチルケトン、等を使用す
ることができる。界面活性剤を併用は好ましくないが、
特に使用を制限するものではない。このようにして得ら
れる水系微分散体の平均粒子径は概ね0.01〜1.0
μm程度である。イオン性基含有ポリエステル樹脂の水
系微分散体に、該イオン性基含有ポリエステル樹脂が可
塑化する条件下において、電解質を添加することによ
り、該微分散粒子を緩凝集領域に導くことにより粒子成
長させることポリエステル粒子が得られる。
【0030】本発明において用いられる電解質として
は、硫酸ナトリウム、硫酸アンモニウム、硫酸カリウ
ム、硫酸マグネシウム、りん酸ナトリウム、りん酸二水
素ナトリウム、りん酸水素二ナトリウム、塩化アンモニ
ウム、塩化カルシウム、塩化コバルト、塩化ストロンチ
ウム、塩化セシウム、塩化バリウム、塩化ニッケル、塩
化マグネシウム、塩化ルビジウム、塩化ナトリウム、塩
化カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸アンモニウム、酢酸
カリウム、安息香酸ナトリウム等に代表される一般的な
無機あるいは有機の水溶性塩を用いることができる。こ
れら電解質の濃度は1価の電解質を用いる場合0.01
〜2.0mol/l、さらには0.1〜1.0mol/l、また
さらには0.2〜0.8mol/lの範囲が好ましい。さら
に多価の電解質を用いる場合その添加量はより少ない量
でよい。本発明においては、前記電解質を系内にあらか
じめ仕込むか、ないしは後添加することにより目的を十
分に達成することが可能であるが、好ましくは「電解質
前駆体を添加した後に電解質化する」ことによりさらに
良質のポリエステル樹脂粒子を得ることができる。
【0031】電解質前駆体としては例えば低温で難溶
性、高温にて易溶性の塩、pH、温度、圧力、光照射、
等で分解し電解質化する化合物、等を例示できる。本発
明ではアミノアルコ−ル類とカルボン酸類とのエステル
化合物類を好ましい電解質前駆体として使用できる。か
かるエステル化合物はアミノ基を有するため水溶性を示
し、その水溶液はアルカリ性を示す。かかるアルカリ水
溶液を昇温した場合エステル結合は加水分解しアミノア
ルコ−ル類とカルボン酸との塩となる。アミノ基は実際
には第一級アンモニウム基ないし第3級アンモニウム基
として機能する。本発明において好ましいアミノアルコ
−ル類としてはアミノエタノ−ル、1,3−アミノプロ
パノ−ル、1,4−アミノブタノ−ル、ジメチルアミノ
エタノ−ル、1,3−ジメチルアミノプロパノ−ル、ジ
エチルアミノエタノ−ル、ジエチルアミノプロパノ−ル
等を用いることができる。カルボン酸類としては例え
ば、安息香酸およびその誘導体、ナフタレンカルボン
酸、およびその誘導体、サリチル酸、チオサリチル酸、
フェニル酢酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、オクタン
酸、デカン酸、ドデカン酸、ラウリル酸、ステアリル
酸、アクリル酸、メタクリル酸等を用いることができ
る。さらに本発明においてはこれらアミノアルコ−ル類
とカルボン酸類との任意の組合せのエステルを電解質前
駆体として好ましく用いることができる。
【0032】本発明においてかかる緩凝集を該ポリエス
テル樹脂のガラス転移温度±15℃の範囲内、好ましく
はガラス転移温度+5℃〜ガラス転移温度−15℃の範
囲内、さらに好ましくはガラス転移温度〜ガラス転移温
度−10℃の範囲内において実現させることにより非球
状粒子を得ることができる。また該ポリエステル樹脂の
ガラス転移温度+15℃を越える温度で緩凝集させた場
合には実質球形粒子が生成するが、かかる球形粒子をガ
ラス転移温度近傍、好ましくは+5℃〜−20℃程度の
範囲の温度域にて圧縮処理を施し後に解砕すことにより
非球状粒子を得ることができる。
【0033】本発明のポリエステル樹脂粒子には、粒子
成長過程においてヘテロ凝集により異種の水分散体を取
り込むことができる。また染料等にて着色されたぽりポ
リエステル微分散体をもちいることもできる。このよう
にして粒子の着色および機能化が可能である。異種の水
分散体とは例えば顔料、ラテックス、ワックス、カ−ボ
ンブラック、荷電制御剤等の分散体である。得られた粒
子は洗浄脱水の後、凍結乾燥、噴霧乾燥、流動乾燥、真
空乾燥等の手段により乾燥粉体として取り出され、公知
の流動性改良剤、荷電制御剤等の外添処理をへてトナ−
となる。また本発明にて用いられる着色剤「C.I.S
lvent Red 49」を水分散し、水系媒体中に
てポリエステルを高温分散染色することも可能である。
【0034】以下に実施例を示し、本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらになんら限定される物で
はない。 [ポリエステル樹脂の重合]温度計、撹拌機を備えたオ
−トクレ−ブ中に、 ジメチルテレフタレ−ト 78重量部、 ジメチルイソフタレ−ト 116重量部、 エチレングリコ−ル 96重量部、 プロピレングリコ−ル 50重量部、 テトラブトキシチタネ−ト 0.1重量部、 を仕込み180〜230℃で120分間加熱してエステ
ル交換反応を行った。次いで反応系を250℃まで昇温
し、系の圧力1〜10mmHgとして60分間反応を続
けた結果、共重合ポ{リエステル樹脂(A1)を得た。
得られた共重合ポリエステル樹脂(A1)はNMR分析
の結果、 酸成分に対し、テレフタル酸 約4
0mol % イソフタル酸 約60mol % アルコ−ル成分として エチレングリコ−ル 72mol % プロピレングリコ−ル 28mol % であった。以下同様の方法にて後記の表1.に示すポリ
エステル樹脂(A2)〜(A4)を得た。
【0035】温度計、撹拌機を備えたオ−トクレ−ブ中
に、 ジメチルテレフタレ−ト 136重量部、 ジメチルイソフタレ−ト 56重量部、 エチレングリコ−ル 68重量部、 ビスフェノ−ルAのエチレンオキサイド付加物(平均分
子量350)175重量部、および テトラブトキシチタネ−ト 0.1 重量部 を仕込み150〜220℃で180分間加熱してエステ
ル交換反応を行った。次いで、240℃に昇温した後、
系の圧力を徐々に減じて30分後に10mmHgとし、
60分間反応を続けた。その後オ−トクレ−ブ中を窒素
ガスで置換し、大気圧とした。温度を200℃に保ち無
水トリメリット酸を2重量部を加え、60分間反応を行
い、共重合ポリエステル樹脂(A5)を得た。得られた
共重合ポリエステル樹脂の酸価は2.1KOHmgであ
った。
【0036】温度計、撹拌機を備えたオ−トクレ−ブ中
に、ビスフェノ−ルAのエチレンオキサイド付加物70
重量部、無水マレイン(MA)酸19.6重量部、ハイ
ドロキノン0.2重量部を仕込み、反応系内に窒素ガス
を導入し不活性雰囲気に保ち、0.05重量部のジブチ
ル錫オキサイドを加え200度にて反応させポリエステ
ル樹脂(A6)を得た。なお表1.中、TBBAはタ−シャ
ルブチル安息香酸、NDC は1,5ナフタレンジカルボン
酸、TPA はテレフタル酸、IPA はイソフタル酸、SIP は
5ナトリウムスルホイソフタル酸、TMA はトリメリット
酸、EG はエチレングリコ−ル、PG はプロピレングリ
コ−ル、CHD はシクロヘキサンジオ−ル、TCDDはトリシ
クロデカンジメタノ−ル、BPE はビスフェノ−ルAのエ
チレンオキサイド付加物(平均分子量350)、Tgは
ガラス転移温度をそれぞれ示す。
【0037】
【実施例1】 (トナ−の調製1:粉砕・分級法)結着材樹脂としてポ
リエステル樹脂(A1)100重量部、染料「C.I.
Solvent Red49」3.0重量部、酸化防止
剤のうち紫外線吸収剤として「2(2'-ヒドロキシ−
3',5'-ジタ−シャルブチルフェニル)ベンゾトリアゾ
−ル」0.5重量部、ニッケル錯化合物として「ジブチ
ルチオカルバミン酸ニッケル」0.2重量部をエクスト
ル−ダ−にて溶融混練した。混練時の温度は180℃と
した。次いでチョッパ−ミルにて粗粉砕後、超音速ジェ
ットミルにて微粉砕し、5μm以下、15μm以上を乾
式分級処理にて除去した。得られた微粉砕粒子100重
量部にシリカ微粉末(商品名アエロジル)2重量部をヘ
ンシェルミキサ−にて混合し平均粒径9.8μmのマゼ
ンタトナ−を得た。以下同様にポリエステル樹脂、ニッ
ケル錯化合物を替えて後記の表2.に示すトナ−を得
た。
【0038】得られたトナ−5重量部とフェライト系キ
ャリアF−100[パウダ−テック社製]95重量部と
をボ−ルミルにて撹拌混合し2成分系現像剤を得た。得
られた2成分系現像剤を用い、OPC:有機感光体ドラ
ムを有する電子写真方式のディジタル複写機にて7cm×
7cmの矩形のベタパタ−ンを形成した。トナ−層の膜厚
はO.D.(反射光学濃度)が1.3〜1.7の範囲に
入るように規格化した。得られたパタ−ンを紫外線フェ
−ドメ−タ(63℃)にて20時間紫外線暴露試験を行
い、暴露試験前後のCIELAB1976色度座標系におけ
る色差ΔEを表2.に示す。表2と表3中、 ・NBC は ジブチルジチオカルバミン酸ニ
ッケル ・TBPN/BA は 2, 2' −チオ−ビス(4−タ
−シャルオクチルフェノレ−ト)−タ−シャルブチルア
ミン・ニッケル、 ・TBPN/OA は 2, 2' −チオ−ビス(4−タ
−シャルオクチルフェノレ−ト)−タ−シャルオクチル
アミン・ニッケル塩、 ・NHBP は 3,5−ジ−タ−シャルブチル
−4−ヒドロキシベンジルモノエチルフォスホン酸ニッ
ケル、 ・BDN は ビス(ジチオベンジル)ニッケ
ル、 ・NAA は ニッケル・アセチルアセトネ−
ト、 をそれぞれ示す
【0039】
【比較例1】実施例1からニッケル錯化合物のみを除
き、他は全く同一の配合、条件にて試料を作製し同様に
暴露試験をおこなった。結果を表2.に示す。
【0040】
【比較例2】実施例1から「2(2'-ヒドロキシ−
3',5'-ジタ−シャルブチルフェニル)ベンゾトリア
ゾ−ル」のみを除き、他は全く同一の配合、条件にて試
料を作製し同様に暴露試験をおこなった。結果を表2.
に示す。
【0041】
【実施例2】 (ポリエステル球状粒子・後染色)温度計、コンデンサ
−、撹拌羽根を備えた四つ口の10リットルセパラブル
フラスコにポリエステル樹脂(A2)100重量部、
「2[2'-ヒドロキシ−3',5'-ビス(α,α'-ジメ
チルベンジル)フェニル]−ベンゾトリアゾ−ル」0.
5重量部、ニッケル錯化合物として「ジブチルチオカル
バミン酸ニッケル」0.1重量部、ブチルセロソルブ7
5重量部を加え70℃にて溶解した。次いで70℃のイ
オン水500重量部を加え、水分散化した後、蒸留用フ
ラスコにて留分温度が100℃に達するまで蒸留し、冷
却後に水を加え固形分濃度を30%とした。得られたポ
リエステル水分散体に存在する微分散粒子の平均粒子径
は0.2μm、ゼ−タ電位は−52mVであった。以下
同様にしてポリエステル樹脂(A3)、(A4)から水
微分散体を得た。
【0042】ポリエステル樹脂(A5)100重量部、
「2[2'-ヒドロキシ−3',5'-ビス(α,α'-ジメチ
ルベンジル)フェニル]−ベンゾトリアゾ−ル」0.5
重量部、ニッケル錯化合物ジブチルチオカルバミン酸ニ
ッケル0.1重量部、ブタノ−ル50重量部、メチルエ
チルケトン10重量部、イソプロパノ−ル20重量部を
加え70℃にて溶解した。さらにポリエステル樹脂の酸
価に等量となるように1Nのアンモニア水溶液を加え、
70℃を保持し30分間撹拌した後70℃の水300部
を添加し共重合ポリエステルの水系微分散体を得た。さ
らに得られた水分散体を蒸留用フラスコに入れ、留分温
度100℃に達するまで蒸留した後冷却し、脱イオン水
にて固形分を調整し最終的に脱溶剤された固形分濃度3
0%の共重合ポリエステル水微分散体を得た。、同様に
ポリエステル樹脂(A6)から水系微分散体を得た。
【0043】温度計、コンデンサ−、撹拌羽根を備えた
四つ口の5リットルセパラブルフラスコに、得られたポ
リエステル水系分散体1000重量部、および、電解質
前駆体としてジメチルアミノエチル(2,2ジメチロ−
ル)プロピオネ−ト65重量部を仕込んだ。次いで75
℃に昇温し、240分間撹拌をつづけた。水系微分散体
に存在した微分散粒子は合体粒子成長し、コ−ルタ−カ
ウンタ−法による平均粒径Dが6.5μm、粒度分布の
変動係数が9.4%であるポリエステル粒子を得た。得
られた粒子を吸引ろうとにて脱水洗浄し、脱イオン水に
再分散させて固形分濃度25重量%のポリエステル粒子
水分散体を得た。
【0044】染料「C.I.Solvent Red4
9」10重量部、ナフタリンスルホン酸ナトリウムのホ
ルマリン縮合体5重量部、脱イオン水85重量部、直径
3mmのガラスビ−ズ100重量部をガラスビンに仕込
み、シェイカ−にて30分間分散し、ステンレススクリ
−ンにてガラスビ−ズを除去し、染料の水分散体を得
た。得られた染料分散体75重量部をポリエステル粒子
水分散体1000重量部を加え、130℃に昇温し、3
0分間保持し、冷却・脱水洗浄を行い、真空乾燥して着
色ポリエステル乾燥粒子を得た。得られた着色粒子10
0重量部にシリカ微粉末(商品名アエロジル)2重量部
をヘンシェルミキサ−にて混合し平均粒径6.5μmの
マゼンタトナ−を得た。以下同様にニッケル錯化合物と
ポリエステル水微分散体を替えて後記の表3.に示すト
ナ−を得た。得られたトナ−5重量部とフェライト系キ
ャリアF−100[パウダ−テック社製]95重量部と
をボ−ルミルにて撹拌混合し2成分系現像剤を得た。得
られた2成分系現像剤を用い、OPC:有機感光体ドラ
ムを有する電子写真方式のディジタル複写機にて7cm×
7cmの矩形のベタパタ−ンを形成した。トナ−層の膜厚
はO.D.(反射光学濃度)が1.3〜1.7の範囲に
入るように規格化した。得られたパタ−ンを紫外線フェ
−ドメ−タ(63℃)にて20時間紫外線暴露試験を行
い、暴露試験前後のCIELAB1976色度座標系におけ
る色差ΔEを表3.に示す。
【0045】
【比較例3】実施例2からニッケル錯化合物のみを除
き、他は全く同一の配合、条件にて試料を作製し同様に
暴露試験をおこなった。結果を表3.に示す。
【0046】
【比較例4】実施例2から「2[2'-ヒドロキシ−3',
5'-ビス(α,α'-ジメチルベンジル)フェニル]−ベ
ンゾトリアゾ−ル」のみを除き、他は全く同一の配合、
条件にて試料を作製し同様に暴露試験をおこなった。結
果を表3.に示す。
【0047】
【実施例3】 (着色エマルジョンから得られるポリエステル粒子)温
度計、コンデンサ−、撹拌羽根を備えた四つ口の10リ
ットルセパラブルフラスコにポリエステル樹脂(A2)
100重量部、染料「C.I.Solvent Red
49」3重量部、「2[2'-ヒドロキシ−3',5'-ビ
ス(α,α'-ジメチルベンジル)フェニル]−ベンゾト
リアゾ−ル」0.5重量部、ニッケル錯化合物として
「ジブチルチオカルバミン酸ニッケル」0.1重量部、
ブチルセロソルブ75重量部を加え70℃にて溶解し
た。次いで70℃のイオン水500重量部を加え、水分
散化した後、蒸留用フラスコにて留分温度が100℃に
達するまで蒸留し、冷却後に水を加え固形分濃度を30
%とした。
【0048】ポリエステル樹脂(A5)100重量
部、、染料「C.I.SolventRed 49」3
重量部、「2[2'-ヒドロキシ−3',5'-ビス(α,
α'-ジメチルベンジル)フェニル]−ベンゾトリアゾ−
ル」0.5重量部、ニッケル錯化合物ジブチルチオカル
バミン酸ニッケル0.1重量部、ブタノ−ル50重量
部、メチルエチルケトン10重量部、イソプロパノ−ル
20重量部を加え70℃にて溶解した。さらにポリエス
テル樹脂の酸価に等量となるように1Nのアンモニア水
溶液を加え、70℃を保持し30分間撹拌した後70℃
の水300部を添加し共重合ポリエステルの水系微分散
体を得た。さらに得られた水分散体を蒸留用フラスコに
入れ、留分温度100℃に達するまで蒸留した後冷却
し、脱イオン水にて固形分を調整し最終的に脱溶剤され
た固形分濃度30%の共重合ポリエステル水微分散体を
得た。
【0049】温度計、コンデンサ−、撹拌羽根を備えた
四つ口の5リットルセパラブルフラスコに、得られたポ
リエステル水系分散体1000重量部、および、電解質
前駆体としてジメチルアミノエチルメタクリレ−ト50
重量部を仕込んだ。次いで75℃に昇温し、240分間
撹拌をつづけた。水系微分散体に存在した微分散粒子は
合体粒子成長し、コ−ルタ−カウンタ−法による平均粒
径Dが5.8μm、粒度分布の変動係数が8.5%であ
るポリエステル粒子を得た。得られた粒子を吸引ろうと
にて脱水洗浄し、真空乾燥して着色ポリエステル乾燥粒
子を得た。得られた着色粒子100重量部にシリカ微粉
末(商品名アエロジル)2重量部をヘンシェルミキサ−
にて混合し平均粒径5.8μmのマゼンタトナ−を得
た。以下同様にポリエステル水微分散体、ニッケル錯化
合物、酸化防止剤を替えて後記の表4に示すトナ−を得
た。
【0050】以下、実施例1、2と同様の方法にて紫外
線暴露試験を行い、暴露試験前後のCIELAB1976色
度座標系における色差ΔEを表4.に示す。表4中、 ・HDMBP−BTA は 2[2'-ヒドロキシ−3',
5'-ビス(α,α'-ジメチルベンジル)フェニル]−ベ
ンゾトリアゾ−ル、 ・BPS は タ−シャルブチルフェニルサリチレ−
ト、 ・HOBP は 2−ヒドロキシ−4−オクトキシベン
ゾフェノン、 ・DABCO は 1,4−ジアザビシクロ[2,2,
2]オクタン、 をそれぞれ示す。
【0051】
【比較例5】実施例3からニッケル錯化合物のみを除
き、他は全く同一の配合、条件にて試料を作製し同様に
暴露試験をおこなった。結果を表4.に示す。
【0052】
【比較例6】実施例3から「2[2'-ヒドロキシ−3',
5'-ビス(α,α'-ジメチルベンジル)フェニル]−ベ
ンゾトリアゾ−ル」のみを除き、他は全く同一の配合、
条件にて試料を作製し同様に暴露試験をおこなった。結
果を表4.に示す。
【0053】
【発明の効果】以上、述べてきたように本発明の電子写
真用トナ−は、透明性に優れる染料を用い、かつ優れた
耐光堅牢度を有するものである。また実施例に示された
製法からもわかるように色材の特別な分散工程が不用で
あり製造コスト的にも優れるものである。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】
【表4】
フロントページの続き (72)発明者 米田 茂 滋賀県大津市堅田二丁目1番1号 東洋紡 績株式会社総合研究所内 (72)発明者 山田 陽三 滋賀県大津市堅田二丁目1番1号 東洋紡 績株式会社総合研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油溶性染料「C.I.Solvent
    Red 49」を着色剤として用いた電子写真用(マゼ
    ンタ)トナ−において、酸化防止剤およびニッケル錯化
    合物を必須成分とする電子写真用トナ−。
JP5157275A 1993-06-28 1993-06-28 電子写真用トナ− Pending JPH0720653A (ja)

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JP5157275A JPH0720653A (ja) 1993-06-28 1993-06-28 電子写真用トナ−

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009180875A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Konica Minolta Business Technologies Inc 電子写真用カラートナー
JP2022028069A (ja) * 2017-04-12 2022-02-14 株式会社リコー トナー、トナー収容ユニット、画像形成装置、及び画像形成方法

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JP2009180875A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Konica Minolta Business Technologies Inc 電子写真用カラートナー
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