JPH07207133A - 熱硬化性樹脂組成物およびこれを用いた回転機器用コイル - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物およびこれを用いた回転機器用コイル

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JPH07207133A
JPH07207133A JP6003991A JP399194A JPH07207133A JP H07207133 A JPH07207133 A JP H07207133A JP 6003991 A JP6003991 A JP 6003991A JP 399194 A JP399194 A JP 399194A JP H07207133 A JPH07207133 A JP H07207133A
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JP
Japan
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weight
parts
resin composition
coil
mol
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Pending
Application number
JP6003991A
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English (en)
Inventor
Manabu Yamane
学 山根
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP6003991A priority Critical patent/JPH07207133A/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐クラック性および高温でのコイル固着力を
向上させ、回転機器用コイルの製造に適する熱硬化性樹
脂組成物を提供する。 【構成】 (a)テレフタル酸またはジアルキルテレフ
タレート3〜6モル、(b)マレイン酸、無水マレイン
酸またはフマル酸4〜7モル、(c)炭素数が6以下の
アルキレンジアルコールまたはアルケニレンジアルコー
ル9〜11モルを縮合反応させて得られる不飽和ポリエ
ステル樹脂100重量部、(d)スチレンおよび/また
はスチレン誘導体50〜300重量部、(e)キシレン
ホルムアルデヒド樹脂20〜200重量部ならびに
(f)有機過酸化物を上記(a)〜(e)の総重量に対
して0.5〜2.0重量%含有してなる熱硬化性樹脂組
成物およびこの組成物を用いて処理された回転機器用コ
イル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱硬化性樹脂組成物およ
びこれを用いた回転機器用コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電動工具用モートル、車両用モー
トル、発電機などの稼動中に大きな振動が加わる回転
機、また、点火用トランス、電子レンジ用トランスなど
の高電圧が発生する機器、電磁コイル等の電気機器の絶
縁ワニスには、高温時の機械特性、電気絶縁性、高電圧
特性(耐アーク性、耐トラッキング性)に優れた酸無水
物硬化型のエポキシワニスが多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、これらの電気機
器に従来以上に性能および信頼性の向上が要求されるよ
うになり、特に、稼動中に大きな振動が加わる回転機で
は、コイルエンド及びコイルの結束糸の固着が不十分な
場合に、振動によってコイルエンド及びコイルのエナメ
ル線が動く等の問題点があった。一方、高温での固着を
高めるために高強度の絶縁ワニスで電気機器を処理した
場合、電気機器の動作前後の温度差により絶縁ワニス硬
化物にクラックが生ずる等の問題点があった。本発明
は、高温での接着力およびコイル固着力に優れ、かつ耐
クラック性に優れた熱硬化性樹脂組成物及びこれを用い
た回転機器用コイルを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)テレフ
タル酸またはジアルキルテレフタレート3〜6モル、
(b)マレイン酸、無水マレイン酸またはフマル酸4〜
7モル、(c)炭素数が6以下のアルキレンジアルコー
ルまたはアルケニレンジアルコール9〜11モルを縮合
反応させて得られる不飽和ポリエステル樹脂100重量
部、(d)スチレンおよび/またはスチレン誘導体50
〜300重量部、(e)キシレンホルムアルデヒド樹脂
20〜200重量部ならびに(f)有機過酸化物を上記
の(a)〜(e)の総重量に対して0.5〜2.0重量
%含有してなる熱硬化性樹脂組成物およびこれを用いて
処理された回転機器用コイルに関する。
【0005】本発明の不飽和ポリエステル樹脂は、テレ
フタル酸またはジアルキルテレフタレートの反応性がマ
レイン酸、無水マレイン酸、またはフマル酸と比較して
遅いため、第一段目合成でテレフタル酸またはジアルキ
ルテレフタレートと炭素数が6以下のアルキレンジアル
コールまたはアルケニレンジアルコールとの反応を行
い、第二段目合成においてマレイン酸、無水マレイン酸
またはフマル酸との反応を行うことが好ましい。反応温
度及び時間には特に制限はなく、例えば、触媒を用いて
第一段目合成は、200℃で5〜8時間、第二段目合成
は、210℃で10〜20時間で酸価30以下の縮合物
が合成される。
【0006】本発明に用いられる不飽和ポリエステル樹
脂中の酸成分に用いられるテレフタル酸またはジアルキ
ルテレフタレートは3〜6モル、マレイン酸、無水マレ
イン酸またはフマル酸は4〜7モルとされ、それぞれの
含有量がこの範囲外の場合、接着力が低下するなどの問
題が生ずる。炭素数が6以下のアルキレンジアルコール
またはアルケニレンジアルコールは9〜11モルとされ
るが、この範囲外では可撓性と高温接着力のバランスが
損なわれる。
【0007】本発明に用いられる不飽和ポリエステル樹
脂中のアルコール成分に用いられるアルキレンジアルコ
ールまたはアルケニレンジアルコールの炭素数が6を超
えた場合、相溶性の低下等の問題を生ずる。ジアルキル
テレフタレートとしてはジメチルテレフタレート等が上
記のアルキレンジアルコールとしては、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール等がアルケニレンジアルコ
ールとしてはブテン−2−ジオール−1,4等が用いら
れる。本発明に用いられるスチレンおよび/またはスチ
レン誘導体としては、ビニルトルエン、ジビニルベンゼ
ン等が挙げられ、その含有量は、粘度のバランスより、
不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対し、50〜3
00重量部とされる。
【0008】本発明に用いられるキシレンホルムアルデ
ヒド樹脂は、既に公知の樹脂でありキシレンとホルムア
ルデヒドを強酸触媒下で反応させて得られるものであ
り、例えば三菱ガス化学社製の商品名ニカノールLL
L、ニカノールL、ニカノールH、ニカノールHH等を
使用することができ、その添加量は、本発明に用いられ
る不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対し、接着量
および耐クラック性のバランスの点から20〜200重
量部とされる。
【0009】本発明に用いられる有機過酸化物として
は、ベンゾイルパーオキサイド、アセチルパーオキサイ
ド等のアシルパーオキサイド、ターシャリブチルパーオ
キサイド、キュメンヒドロパーオキサイド等のヒドロパ
ーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、シ
クロヘキサノンパーオキサイド等のケトンパーオキサイ
ド、ジクミルパーオキサイド、ターシャリーブチルパー
ベンゾエートなどが使用される。使用量は、組成物の硬
化性及びポットライフのバランスにより上記の(a)〜
(e)の総重量に対して0.5〜2.0重量%とされ
る。
【0010】本発明になる樹脂組成物には、必要に応じ
てハイドロキノン、ピロガロール、キノン類等の一般に
使用されている重合禁止剤が用いられる。
【0011】また、硬化促進剤としてナフテン酸または
オクテン酸のコバルト、マンガン、鉄、鉛などの金属塩
が使用され、その使用量は上記の(a)〜(e)の総重
量に対して0.1〜5.0重量%の範囲が好ましい。
【0012】本発明の樹脂組成物が適用できる回転機器
用コイルとしては、例えばモートルのステータコイル、
モートルのアーマチュアコイル、電磁コイルなどがあ
り、処理法としては、浸漬含浸、滴下含浸等が行われ
る。処理条件には、特に制限はない。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、下
記例中の部は重量部を意味する。 実施例1 ジメチルテレフタレート5モル、エチレングリコール1
0モル、テトラブチルチタネートを上記2物質の0.0
7重量%及びハイドロキノンを上記2物質の0.10重
量%を合成釜に仕込み、200℃で5時間反応させた
後、90℃に冷却し、無水マレイン酸5モルを仕込み、
210℃で18時間合成し、酸価30以下になったとこ
ろで反応を終了させ、不飽和ポリエステル樹脂を得た。
得られた不飽和ポリエステル樹脂100部、スチレン1
00部を80℃で1時間混合溶解した後、30℃以下に
冷却し、ニカノールL(三菱ガス化学社製商品名、キシ
レンホルムアルデヒド樹脂)50部およびターシャリブ
チルパーオキシベンゾエート2部を加え混合し、樹脂組
成物を得た。この組成物の接着力および耐クラック性を
以下のように調べ、表1に示した。 (1)接着力 JIS C 2105のストラッカ接着力試験に準じて試
験を行った。ただし、直径1.2mmのピアノ線を直径
2.0mmのポリエステル線に、また試験片長を100mm
と50mmをそれぞれ80mmと40mmに変更して試験片と
した。試験片を樹脂組成物で塗布処理し、160℃で3
0分熱処理し、供試試験片とした。試験は、100℃、
120℃及び150℃で各5個ずつ行い、その平均値を
とった。 (2)耐クラック性 直径2.0mmのポリエステル線を適当な長さに切り、直
径60mmの金属シャーレにしきつめ、試験片とした。試
験片に樹脂組成物を5g注入し、110℃で3時間熱処
理し、供試試験片とした。供試試験片を−50℃/0.
5h+135℃/0.5hを1サイクルとして、20サ
イクルのヒートサイクルにかけ、クラックの有無を目視
観察した。
【0014】実施例2 ニカノールLを150部、ターシャリブチルパーオキシ
ベンゾエートを3.5部とした以外は、実施例1と同様
にして樹脂組成物を作製し、接着力および耐クラック性
の評価を行った結果を表1に示した。
【0015】比較例1 実施例1のターシャリブチルパーオキシベンゾエートを
2.0部とし、また、ニカノールLを用いぬ他は実施例
1と同様にして樹脂組成物を作製し、接着力及び耐クラ
ック性の評価を行った結果を表1に示した。
【0016】比較例2 実施例1のジメチルテレフタレートをイソフタル酸に変
更し、また、テトラブチルチタネートを用いぬ他は実施
例1と同様にして樹脂組成物を作製し、接着力および耐
クラック性の評価を行った結果を表1に示した。
【0017】比較例3 実施例1のジメチルテレフタレートを無水フタル酸に変
更し、また、テトラブチルチタネートを用いぬ他は実施
例1と同様にして樹脂組成物を作製し、接着力および耐
クラック性の評価を行った結果を表1に示した。
【0018】比較例4 エピビス型エポキシ樹脂100部(三井石油化学製商品
名、R−140)、酸無水物80部(日立化成工業製商
品名、HN−2200)、2エチル4メチルイミダゾー
ル1部を混合し、樹脂組成物を得た。以下実施例1と同
様にして接着力および耐クラック性の評価を行った結果
を表1に示した。
【0019】
【表1】
【発明の効果】本発明の熱硬化性樹脂組成物の硬化物
は、高温での接着力および耐クラック性に優れるため、
クラックの発生もなく稼動中に大きな振動が加わる回転
機器等のコイルエンドおよびコイルの結束糸の固着が必
要な機器の信頼性を高めることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02K 15/12 D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)テレフタル酸またはジアルキルテ
    レフタレート3〜6モル、(b)マレイン酸、無水マレ
    イン酸またはフマル酸4〜7モルおよび(c)炭素数が
    6以下のアルキレンジアルコールまたはアルケニレンジ
    アルコール9〜11モルを縮合反応させて得られる不飽
    和ポリエステル樹脂100重量部、(d)スチレンおよ
    び/またはスチレン誘導体50〜300重量部、(e)
    キシレンホルムアルデヒド樹脂20〜200重量部なら
    びに(f)有機過酸化物を上記の(a)〜(e)の総重
    量に対して0.5〜2.0重量%含有してなる熱硬化性
    樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱硬化性樹脂組成物を用
    いて処理された回転機器用コイル。
JP6003991A 1994-01-19 1994-01-19 熱硬化性樹脂組成物およびこれを用いた回転機器用コイル Pending JPH07207133A (ja)

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JP6003991A JPH07207133A (ja) 1994-01-19 1994-01-19 熱硬化性樹脂組成物およびこれを用いた回転機器用コイル

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JP6003991A JPH07207133A (ja) 1994-01-19 1994-01-19 熱硬化性樹脂組成物およびこれを用いた回転機器用コイル

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JPH07207133A true JPH07207133A (ja) 1995-08-08

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JP6003991A Pending JPH07207133A (ja) 1994-01-19 1994-01-19 熱硬化性樹脂組成物およびこれを用いた回転機器用コイル

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JP (1) JPH07207133A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2199311A1 (en) * 2008-12-22 2010-06-23 Hitachi Ltd. Thermosetting resin composition and coil for electric machine

Cited By (1)

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EP2199311A1 (en) * 2008-12-22 2010-06-23 Hitachi Ltd. Thermosetting resin composition and coil for electric machine

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