JPH093143A - 熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物

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JPH093143A
JPH093143A JP15725195A JP15725195A JPH093143A JP H093143 A JPH093143 A JP H093143A JP 15725195 A JP15725195 A JP 15725195A JP 15725195 A JP15725195 A JP 15725195A JP H093143 A JPH093143 A JP H093143A
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JP
Japan
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resin composition
mol
acid
dialcohol
thermosetting resin
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JP15725195A
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English (en)
Inventor
Manabu Yamane
学 山根
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産性を低下させることなく、ワニル硬化物
の臭気発生やスチレン揮発量を低減することができる熱
硬化性樹脂組成物およびこれを用いた電気機器用コイル
を提供する。 【構成】 (I)(a)水添ビスフェノールAおよび(b)炭
素数が6以下のアルキレンジアルコールまたはアルケニ
レンジアルコールを含むアルコール成分と(c)マレイン
酸、無水マレイン酸またはフマル酸を含む酸成分を縮合
反応させて得られる不飽和ポリエステル100重量部、
(II)2−ヒドロキシエチルメタクリレート50〜50
0重量部ならびに(III)有機過酸化物を上記(a)、(b)
および(c)の総重量に対して0.5〜2.0重量%含有
してなる熱硬化性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱硬化性樹脂組成物、さ
らに詳しくは臭気発生量およびスチレン揮発量の少ない
熱硬化性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エアコンファン、洗濯機などの密
閉型回転機、小型アダプタートランスなどの密閉型トラ
ンス等の絶縁ワニスには、フタル酸またはその誘導体、
ビスフェノールA等のベンゼン環を分子中に含有する酸
またはアルコールを原料とした不飽和ポリエステル樹脂
をスチレンおよび/またはスチレン誘導体に溶解したワ
ニスが多用されている。近年、これらの電気機器には従
来以上にワニス硬化物の臭気の低減が要求されるように
なっている。密閉型回転機では、動作温度(70〜90
℃)からヒューズ温度(約140℃)領域において異臭
成分が発生する等の問題があった。また、小型アダプタ
ートランスなどの密閉型トランスでは、ハウジングにノ
リル樹脂等の熱可塑性樹脂を用いているため、ワニス硬
化物から散逸するスチレンモノマーによりクラックが発
生する等の問題があった。一方、ワニス硬化物から発生
する臭気成分や、揮発するスチレンモノマーを低減する
ために、硬化時間を長くする等の対策がとられている
が、生産性低下の問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の従来
技術の問題を解決し、生産性を低下させることなく、ワ
ニル硬化物の臭気発生やスチレン揮発量を低減すること
ができる熱硬化性樹脂組成物を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(I)(a)水
添ビスフェノールAおよび(b)炭素数が6以下のアルキ
レンジアルコールまたはアルケニレンジアルコールを含
むアルコール成分と(c)マレイン酸、無水マレイン酸ま
たはフマル酸を含む酸成分を縮合反応させて得られる不
飽和ポリエステル100重量部、(II)2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート50〜500重量部ならびに(II
I)有機過酸化物を上記(a)、(b)および(c)の総重量に対
して0.5〜2.0重量%含有してなる熱硬化性樹脂組
成物、前記不飽和ポリエステルが、(a)水添ビスフェノ
ールA1〜3モル、(b)炭素数が6以下のアルキレンジ
アルコールまたはアルケニレンジアルコール7〜11モ
ルと(c)マレイン酸、無水マレイン酸またはフマル酸8
〜11モルを縮合反応させて得られる熱硬化性樹脂組成
物に関する。
【0005】本発明に用いられる不飽和ポリエステル
(I)は、(a)水添ビスフェノールAを1〜3モル、(b)
炭素数が6以下のアルキレンジアルコールまたはアルケ
ニレンジアルコールを7〜11モル(特に好ましくは9
〜11モル)および(c)マレイン酸、無水マレイン酸ま
たはフマル酸を8〜11モル(特に好ましくは10〜1
1モル)の範囲で配合することが好ましく、公知の縮合
反応により、例えば、210℃で7〜15時間反応させ
て酸価30以下の縮合物に調整することが好ましい。
【0006】不飽和ポリエステル中のアルコール成分と
して用いられる(a)水添ビスフェノールAおよび(b)炭素
数が6以下のアルキレンジアルコールまたはアルケニレ
ンジアルコールの使用量が上記範囲外では、臭気と可撓
性のバランスが損なわれる。またアルキレンジアルコー
ルまたはアルケニレンジアルコールの炭素数が6を超え
ると、相溶性の低下等の問題を生ずる。アルキレンジア
ルコールとしては、エチレングリコール、プロピレング
リコール、ネオペンチルグリコール等が用いられ、また
アルケニレンジアルコールとしてはブテン−2−ジオー
ル−1,4等が用いられる。
【0007】不飽和ポリエステル中の酸成分として用い
られる(c)マレイン酸、無水マレイン酸またはフマル酸
の使用量が上記範囲外では、未反応モノマーの残存量が
多くなり、臭気成分が増加するなどの問題が生ずる。こ
れらの酸成分は、特にアルコール成分1モルに対して
0.83〜1.0モルの範囲となるように配合するのが
好ましい。本発明の熱硬化性樹脂組成物には、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート(II)が配合される。その
使用量は、粘度のバランスの点から、(I)不飽和ポリ
エステル100重量部に対して50〜500重量部、好
ましくは200〜500重量部とされる。
【0008】本発明に用いられる有機過酸化物(III)と
しては、ベンゾイルパーオキサイド、アセチルパーオキ
サイド等のアシルパーオキサイド、ターシャリブチルパ
ーオキサイド、キュメンヒドロパーオキサイド等のヒド
ロパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイ
ド、シクロヘキサノンパーオキサイド等のケトンパーオ
キサイド、ジクミルパーオキサイド、ターシャリーブチ
ルパーベンゾエートなどが挙げられる。その使用量は、
樹脂組成物の硬化性およびポットライフのバランスの点
から、不飽和ポリエステルを合成する際の成分(a)、(b)
および(c)の総重量に対して0.5〜2.0重量%とさ
れる。
【0009】本発明になる熱硬化性樹脂組成物には必要
に応じてハイドロキノン、ピロガロール、キノン類等の
一般に使用されている重合禁止剤を用いることができ
る。また、硬化促進剤としてナフテン酸またはオクテン
酸のコバルト、マンガン、鉄、鉛などの金属塩を使用し
てもよく、その使用量は上記(a)〜(c)および(II)の総
重量に対して0.1〜5.0重量%の範囲が好ましい。
本発明の熱硬化性樹脂組成物の適用し処理できる電気機
器用コイルとしては、例えばモートルのステータコイ
ル、モートルのアーマチュアコイル、電磁コイル、アダ
プター用の小型トランスなどが挙げられる。その処理法
は浸漬含浸、滴下含浸等の含浸の後、硬化させることに
より行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明は、これらに限定されるものではない。なお、例中
の部は重量部を意味する。 実施例1 水添ビスフェノールAを1.5モル、プロピレングリコ
ールを5モル、ネオペンチルグリコールを4.5モル、
無水マレイン酸を10.5モルおよびハイドロキノンを
上記の材料に対して0.01重量%の量で合成釜に仕込
み、210℃で12時間合成し、酸価30以下になった
ところで反応を終了させて不飽和ポリエステルを得た。
得られた不飽和ポリエステル100部および2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート300部を80℃で1時間混
合溶解した後、30℃以下に冷却し、ベンゾイルパーオ
キサイド4.0部を加えて混合し、熱硬化性樹脂組成物
を得た。この組成物10gを直径60mmの金属シャーレ
に入れ、熱風式箱型乾燥炉を用いて130℃で1時間硬
化し、得られた硬化物の加熱時の臭気成分量およびスチ
レン揮発量を以下のように測定し、その結果を表1に示
した。
【0011】(1)硬化物の加熱時の臭気成分量 1kg角缶を160℃で2時間熱処理し、容器の臭気成分
を除去した。次に上記角缶に硬化物を入れ密閉し、14
0℃で2時間熱処理し、次いで、角缶を85〜90℃の
雰囲気下、匂い検知用センサ(熱線型半導体式ガスセン
サXP−329型、新コスモス電機社製)の自給式ポン
プで容器内空気を吸引し、臭気成分量を測定した。臭気
センサ感度の値が大きいほど臭気成分量が多い。 (2)硬化物の加熱時のスチレン揮発量 上記匂い検知用センサをスチレン濃度計(XP−316
型、新コスモス電機社製)に代えてスチレン揮発量の測
定を行った。その他の条件は(1)と同一とした。
【0012】実施例2 実施例1において、水添ビスフェノールA、2モル、プ
ロピレングリコール9モルおよび無水マレイン酸10モ
ルを反応させて得られた不飽和ポリエステルを用いた以
外は、実施例1と同様にして熱硬化性樹脂組成物を製造
し、さらにこれを用いた硬化物を作製し、得られた硬化
物の加熱時の臭気成分量およびスチレン揮発量の評価を
実施例1と同様にして行い、その結果を表1に示した。
【0013】比較例1 実施例1において、プロピレングリコール2.7モル、
イソフタル酸1.5モルおよび無水マレイン酸1モルを
反応させて得られた不飽和ポリエステルを用いた以外
は、実施例1と同様にして樹脂組成物、さらに硬化物を
作製し、硬化物の加熱時の臭気成分量およびスチレン揮
発量の評価を実施例1と同様にして行い、その結果を表
1に示した。
【0014】比較例2 ジメチルテレフタレート5モル、エチルグリコール10
モル、テトラブチルチタネートを上記の材料に対して
0.07重量%およびハイドロキノンを上記の材料に対
して0.10重量%として合成釜に仕込み、200℃で
5時間反応させた後、90℃に冷却し、無水マレイン酸
を5モル仕込み、210℃で18時間合成し、酸価30
以下になったところで反応を終了させ、不飽和ポリエス
テルを得た。得られた不飽和ポリエステル100部およ
びスチレン250部を80℃で1時間混合溶解した後、
30℃以下に冷却し、ベンゾイルパーオキサイド3.5
部を加えて混合し、樹脂組成物を得た。次にこの樹脂組
成物を用いて実施例1と同様にして硬化物を作製し、硬
化物の加熱時の臭気成分量およびスチレン揮発量の評価
を実施例1と同様にして行い、その結果を表1に示し
た。
【0015】比較例3 実施例1において、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
トの代わりにスチレンを用いた以外は、実施例1と同様
にして樹脂組成物、さらに硬化物を作製し、硬化物の臭
気成分量およびスチレン揮発量の評価を行い、その結果
を表1に示した。
【0016】比較例4 比較例2において、スチレンの代わりに2−ヒドロキシ
エチルメタクリレートを用いた以外は、比較例2と同様
にして樹脂組成物、さらに硬化物を作製し、硬化物の加
熱時の臭気成分量およびスチレン揮発量の評価を行い、
その結果を表1に示した。
【0017】
【表1】 表1から、本発明の熱硬化性樹脂組成物により得られた
硬化物は臭気発生がなく、かつスチレン揮発量も少ない
ことが示される。
【0018】
【発明の効果】請求項1又は2における熱硬化性樹脂組
成物によれば、硬化物の臭気発生量が少なく、しかもス
チレンの揮散量も少ないため、稼働中の不快感もなく、
またハウジング等のクラックの発生等を低減することが
できる。従って、この熱硬化性樹脂組成物は特に密閉型
の電気機器用コイルの絶縁に有用である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (I)(a)水添ビスフェノールAおよび
    (b)炭素数が6以下のアルキレンジアルコールまたはア
    ルケニレンジアルコールを含むアルコール成分と(c)マ
    レイン酸、無水マレイン酸またはフマル酸を含む酸成分
    を縮合反応させて得られる不飽和ポリエステル100重
    量部、(II)2−ヒドロキシエチルメタクリレート50
    〜500重量部ならびに(III)有機過酸化物を上記(a)、
    (b)および(c)の総重量に対して0.5〜2.0重量%含
    有してなる熱硬化性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】不飽和ポリエステルが、(a)水添ビスフェ
    ノールA1〜3モル、(b)炭素数が6以下のアルキレン
    ジアルコールまたはアルケニレンジアルコール7〜11
    モルと(c)マレイン酸、無水マレイン酸またはフマル酸
    8〜11モルを縮合反応させて得られるものである請求
    項1記載の熱硬化性樹脂組成物。
JP15725195A 1995-06-23 1995-06-23 熱硬化性樹脂組成物 Pending JPH093143A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001322133A (ja) * 2000-03-07 2001-11-20 Hitachi Chem Co Ltd 硬化製品の製造法

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