JPH072072B2 - 殺虫薬剤の加熱蒸発装置 - Google Patents
殺虫薬剤の加熱蒸発装置Info
- Publication number
- JPH072072B2 JPH072072B2 JP1130593A JP13059389A JPH072072B2 JP H072072 B2 JPH072072 B2 JP H072072B2 JP 1130593 A JP1130593 A JP 1130593A JP 13059389 A JP13059389 A JP 13059389A JP H072072 B2 JPH072072 B2 JP H072072B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mat
- temperature
- evaporation
- heat
- insecticide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は主として蒸気圧が低い殺虫薬剤を高温で、効率
よく急速に蒸発させる加熱蒸発装置に関する。
よく急速に蒸発させる加熱蒸発装置に関する。
従来、殺虫剤を多孔質の板片に含浸させて、これを加熱
板上に載せ加熱蒸発させる装置として各種の電気蚊取器
があるが、これらの殆どは加熱板の下面中央に165℃前
後の比較的小形の発熱体を取り付けて、加熱板表面の温
度を中央部より周辺に向かって、20℃前後低下するよう
に温度勾配を設けるとともに、厚さ3mm程度の紙板で作
られた殺虫剤含浸マットを用いて、その厚みによる断熱
作用と加熱板表面の温度勾配によって殺虫薬剤の蒸発速
度を遅くしたもので、例えば、ピナミン・フォルテの場
合、毎時3mg前後の割合で10〜12時間にわたり蒸発を継
続させるようにしている。またゴキブリ、イエダニ、ナ
ンキンムシなどの害虫の駆除では、ピレスロイド系殺虫
剤のペルメトリンが用いられているが、蒸気圧が著しく
低いため高温高熱の噴煙を利用して薬剤の微粒子を空中
に放散させて、その拡散により有効量の薬剤を害虫が棲
息する空隙に浸透させるものが開発されている。
板上に載せ加熱蒸発させる装置として各種の電気蚊取器
があるが、これらの殆どは加熱板の下面中央に165℃前
後の比較的小形の発熱体を取り付けて、加熱板表面の温
度を中央部より周辺に向かって、20℃前後低下するよう
に温度勾配を設けるとともに、厚さ3mm程度の紙板で作
られた殺虫剤含浸マットを用いて、その厚みによる断熱
作用と加熱板表面の温度勾配によって殺虫薬剤の蒸発速
度を遅くしたもので、例えば、ピナミン・フォルテの場
合、毎時3mg前後の割合で10〜12時間にわたり蒸発を継
続させるようにしている。またゴキブリ、イエダニ、ナ
ンキンムシなどの害虫の駆除では、ピレスロイド系殺虫
剤のペルメトリンが用いられているが、蒸気圧が著しく
低いため高温高熱の噴煙を利用して薬剤の微粒子を空中
に放散させて、その拡散により有効量の薬剤を害虫が棲
息する空隙に浸透させるものが開発されている。
この実施商品として燻煙剤や、公知の害虫駆除燻煙装置
(特公昭59−28370号参照)などがある。前者の燻煙剤
は、耐熱容器に多量の発熱と噴煙を伴う燃焼剤と殺虫薬
剤を混合して、粒状に固めて封入したもので、これを燃
焼させるときに発生する270〜350℃に達する高温と多量
の噴煙により薬剤を0.1〜6μの煙状粒子として放散す
るものであり、後者は下部の内径が広がるラッパ状の筒
状器体の上部の空胴部分に電気ヒーターを装着し、その
上方の器体開口部に殺虫剤を含有させて複数の貫通孔を
設けた殺虫剤素子を着脱自在に装定して、電熱ヒーター
による150〜450℃の高温発熱により殺虫剤素子を加熱し
て、殺虫剤を蒸発させるようにした装置である。
(特公昭59−28370号参照)などがある。前者の燻煙剤
は、耐熱容器に多量の発熱と噴煙を伴う燃焼剤と殺虫薬
剤を混合して、粒状に固めて封入したもので、これを燃
焼させるときに発生する270〜350℃に達する高温と多量
の噴煙により薬剤を0.1〜6μの煙状粒子として放散す
るものであり、後者は下部の内径が広がるラッパ状の筒
状器体の上部の空胴部分に電気ヒーターを装着し、その
上方の器体開口部に殺虫剤を含有させて複数の貫通孔を
設けた殺虫剤素子を着脱自在に装定して、電熱ヒーター
による150〜450℃の高温発熱により殺虫剤素子を加熱し
て、殺虫剤を蒸発させるようにした装置である。
電気蚊取り器のように、蒸気圧が比較的高い殺虫剤を空
隙率が高いマットに、その体積の2%前後含浸させて、
比較的低温度の加熱板に載せて毎時3mg程度の微速度で
蒸発させるときは、薬剤はマット表面からゆるやかに揮
散するが、たとえばゴキブリ、イエダニ、ナンキンムシ
などの駆除には、蒸気圧が著しく低いペルメトリンを微
粒子状にして、短時間に空間容積1m3当り50mg程度の割
合で放散することが必要とされており、6畳の部屋では
1,200mg程度の放散が必要となる。これを含浸したマッ
トから急速に蒸発させるには、マット上層部の温度を薬
剤のペルメトリンが発熱反応を起こす温度に近付くよう
に加熱しなければならないが、従来のマット加熱方式で
は、マット底部を薬剤が発熱反応を起こす温度近くで加
熱しても、マット内部の断熱作用と表面からの輻射や低
温外気によって熱が放散する為、マット上層の薬剤蒸発
温度が低下するので薬剤の蒸気圧が著しく低くなって、
急速に蒸発させることが出来なかった。
隙率が高いマットに、その体積の2%前後含浸させて、
比較的低温度の加熱板に載せて毎時3mg程度の微速度で
蒸発させるときは、薬剤はマット表面からゆるやかに揮
散するが、たとえばゴキブリ、イエダニ、ナンキンムシ
などの駆除には、蒸気圧が著しく低いペルメトリンを微
粒子状にして、短時間に空間容積1m3当り50mg程度の割
合で放散することが必要とされており、6畳の部屋では
1,200mg程度の放散が必要となる。これを含浸したマッ
トから急速に蒸発させるには、マット上層部の温度を薬
剤のペルメトリンが発熱反応を起こす温度に近付くよう
に加熱しなければならないが、従来のマット加熱方式で
は、マット底部を薬剤が発熱反応を起こす温度近くで加
熱しても、マット内部の断熱作用と表面からの輻射や低
温外気によって熱が放散する為、マット上層の薬剤蒸発
温度が低下するので薬剤の蒸気圧が著しく低くなって、
急速に蒸発させることが出来なかった。
また、従来のマット式の電気蚊取り器や薬剤保持板を加
熱する蒸発装置に於ては、発熱体によって生じた高温対
流や、加熱板やマットなどから放散される輻射熱は、殆
ど大気中に放散されているが、物体は絶対温度の4乗に
比例して輻射熱を放射するものであり、その強度は100
℃を1とすれば280℃では4.8程度になる。これを具体的
な例でいえば、加熱板の面積30cm2輻射率0.8とした場合
の放射熱は、130℃のとき3.6Wであるが280℃では12.7W
となり、温度の上昇とともに急激に輻射熱が増大してい
き、薬剤の蒸発熱量と比べて輻射熱量が大きくなるの
で、高温になるほど装置の熱効率が低くなるものであ
る。
熱する蒸発装置に於ては、発熱体によって生じた高温対
流や、加熱板やマットなどから放散される輻射熱は、殆
ど大気中に放散されているが、物体は絶対温度の4乗に
比例して輻射熱を放射するものであり、その強度は100
℃を1とすれば280℃では4.8程度になる。これを具体的
な例でいえば、加熱板の面積30cm2輻射率0.8とした場合
の放射熱は、130℃のとき3.6Wであるが280℃では12.7W
となり、温度の上昇とともに急激に輻射熱が増大してい
き、薬剤の蒸発熱量と比べて輻射熱量が大きくなるの
で、高温になるほど装置の熱効率が低くなるものであ
る。
また、蒸発用マットを高温で加熱したときマット下層部
の空隙に発生する高圧の蒸気は、マット内部では上層部
の温度が低いので凝縮して透過が阻害され、加熱板とマ
ット底面との間隙に沿って横方向に流れマットの周縁よ
り揮散するを得ないが、間隙は狭く抵抗が大きいため蒸
発速度が遅くなるものである。
の空隙に発生する高圧の蒸気は、マット内部では上層部
の温度が低いので凝縮して透過が阻害され、加熱板とマ
ット底面との間隙に沿って横方向に流れマットの周縁よ
り揮散するを得ないが、間隙は狭く抵抗が大きいため蒸
発速度が遅くなるものである。
さらにまた、ペルメトリンは280℃を少し超えると発熱
反応を起こして分解するので、前記燻煙剤や燻燃装置で
はペルメトリンを蒸発させるために燃焼剤は270〜350
℃、燻煙装置では150〜450℃の発熱温度で加熱するの
で、薬剤混合粒子や殺虫剤素子が薬剤の発熱反応温度以
上に達すると、含有したペルメトリンが蒸発し終わる迄
に薬剤の一部が熱分解するおそれがある。
反応を起こして分解するので、前記燻煙剤や燻燃装置で
はペルメトリンを蒸発させるために燃焼剤は270〜350
℃、燻煙装置では150〜450℃の発熱温度で加熱するの
で、薬剤混合粒子や殺虫剤素子が薬剤の発熱反応温度以
上に達すると、含有したペルメトリンが蒸発し終わる迄
に薬剤の一部が熱分解するおそれがある。
本発明は、これらの問題点に着目して多量の薬剤を保持
したマットから薬剤を、加熱物体から放射される輻射熱
や高熱対流を利用して、急速に効率よく蒸発させる加熱
蒸発装置を提供することを目的としたものである。
したマットから薬剤を、加熱物体から放射される輻射熱
や高熱対流を利用して、急速に効率よく蒸発させる加熱
蒸発装置を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、本発明は、下部に空気孔を
設けた筒状器体(1)の上部開口の内側に、下部に電気
抵抗による定温発熱体(2)を取り付けた加熱板(3)
を、筒壁と間隔を設けて架設すると共に、天井部の中央
に排気口(7)を設けた被せ蓋(9)を、その内壁が加
熱板(3)からの放射熱を効率よく加熱板(3)に反射
するように上方に向かって内側に湾曲させて、筒状器体
(1)の上縁に冠着させたことを特徴とする、殺虫薬剤
の加熱蒸発装置である。
設けた筒状器体(1)の上部開口の内側に、下部に電気
抵抗による定温発熱体(2)を取り付けた加熱板(3)
を、筒壁と間隔を設けて架設すると共に、天井部の中央
に排気口(7)を設けた被せ蓋(9)を、その内壁が加
熱板(3)からの放射熱を効率よく加熱板(3)に反射
するように上方に向かって内側に湾曲させて、筒状器体
(1)の上縁に冠着させたことを特徴とする、殺虫薬剤
の加熱蒸発装置である。
被せ蓋(9)は、耐熱性があり高温に於て輻射率が低い
材料を用いることが必要であるが、たとえば、アルミニ
ウム板、または鉄板やセラミックあるいはプラスチック
に、アルミニウムや亜鉛・アルミニウム合金などの被膜
を施したものが効果的である。
材料を用いることが必要であるが、たとえば、アルミニ
ウム板、または鉄板やセラミックあるいはプラスチック
に、アルミニウムや亜鉛・アルミニウム合金などの被膜
を施したものが効果的である。
また被せ蓋(9)の内壁下部から等高位置に数本の針棒
(8)を水平に装着して、被せ蓋(9)を筒状器体
(1)に冠着したとき、針棒(8)を加熱板(3)に載
せた蒸発用マットに圧接させると、マットを加熱板
(3)に密着させるこができる。
(8)を水平に装着して、被せ蓋(9)を筒状器体
(1)に冠着したとき、針棒(8)を加熱板(3)に載
せた蒸発用マットに圧接させると、マットを加熱板
(3)に密着させるこができる。
加熱板(3)下部に装着する定温発熱体(2)はチタン
酸バリウム系半導体ヒーターを用いて、負荷が変動して
もヒーター温度を定温に保たせるものが効果的である。
酸バリウム系半導体ヒーターを用いて、負荷が変動して
もヒーター温度を定温に保たせるものが効果的である。
(作用) 上記のように構成された装置を作動させると、筒体内上
部にある発熱体によりその周囲が加熱され、外気が筒体
下部より流入して筒内上部で熱対流となり、加熱板周縁
と筒壁との間隙より上昇して、被せ蓋と加熱板上面との
間に形成された空洞に入り、さらに空洞内で加熱板や加
熱板に乗せた蒸発用マットの表面と被せ蓋内壁面との間
で、輻射や反射による放射熱やそれら表面からの伝達熱
などによって加熱されて、高温高熱の対流となりマット
から蒸発する薬剤蒸気を包んで、被せ蓋天井部の排気口
より熱風となって空中へ放散する。
部にある発熱体によりその周囲が加熱され、外気が筒体
下部より流入して筒内上部で熱対流となり、加熱板周縁
と筒壁との間隙より上昇して、被せ蓋と加熱板上面との
間に形成された空洞に入り、さらに空洞内で加熱板や加
熱板に乗せた蒸発用マットの表面と被せ蓋内壁面との間
で、輻射や反射による放射熱やそれら表面からの伝達熱
などによって加熱されて、高温高熱の対流となりマット
から蒸発する薬剤蒸気を包んで、被せ蓋天井部の排気口
より熱風となって空中へ放散する。
さらに被せ蓋の内外壁面からの輻射率を低くすることに
よって、被せ蓋の外面から大気中への放射熱が少くなっ
て装置内部を保温するとともに、被せ蓋の内壁面で加熱
板やマットからの放射熱を効率よくマットへ反射して、
マット表面の温度を高める。
よって、被せ蓋の外面から大気中への放射熱が少くなっ
て装置内部を保温するとともに、被せ蓋の内壁面で加熱
板やマットからの放射熱を効率よくマットへ反射して、
マット表面の温度を高める。
また、被せ蓋の内壁面に高輻射率の被膜を施すと、空洞
内部の放射熱が強くなって対流が盛んになり定温発熱体
の発熱量は増加するが、空洞内部の温度を高めるので薬
剤の蒸発と拡散性がよくなる。
内部の放射熱が強くなって対流が盛んになり定温発熱体
の発熱量は増加するが、空洞内部の温度を高めるので薬
剤の蒸発と拡散性がよくなる。
本発明装置の実施例について説明する。
第1図に示す如く、耐熱プラスチック製の筒状器体
(1)の空洞上部の開口位置に、耐熱プラスチックで成
型して内外壁面にアルミニウム被膜を施した被せ蓋
(9)を冠着する。筒状器体(1)の上部の開口位置に
内壁と離して架設する加熱板(3)の材質を鉄板とし、
厚さ1mm、直径62mm、周縁を上方に1mm曲げて表面に焦げ
付き防止の塗装を施し、その下部にチタン酸バリウム系
半導体ヒーターを使用した定温発熱体(2)を装着し
て、加熱板(3)の表面温度を280℃に保ち、その上に
厚さ1.5mm、直径60mm、密度0.42g/cm3のコットン・リン
タ紙を基板(4)として、ピレスロイド系殺虫剤のペル
メトリンを1,500mg保持させ、基板(4)の蒸発面に厚
さ7μのアルミニウム箔を貼付して、被膜面に被膜を貫
通する直径0.3mmの蒸発孔(6)を1mm間隔で千鳥状に穿
孔した蒸発用マット(第4図)を載せ、筒状器体(1)
の上縁に、被せ蓋(9)の下縁を遊嵌させると、被せ蓋
(9)の内壁の下部から等高位置に水平に挿着した1.5m
m径のステンレスの針棒(8)が蒸発用マットの表面に
接着して、被せ蓋(9)の重さにより蒸発用マットを加
熱板(3)に圧着させる。つぎに器体(1)内部の下方
に装着したタイム・スイッチ(10)によって発熱器
(2)を作動させると、25分間で薬剤の蒸発が終了し
た。この装置は、被せ蓋の排気口と加熱板との面積比
を、1:7としたものである。
(1)の空洞上部の開口位置に、耐熱プラスチックで成
型して内外壁面にアルミニウム被膜を施した被せ蓋
(9)を冠着する。筒状器体(1)の上部の開口位置に
内壁と離して架設する加熱板(3)の材質を鉄板とし、
厚さ1mm、直径62mm、周縁を上方に1mm曲げて表面に焦げ
付き防止の塗装を施し、その下部にチタン酸バリウム系
半導体ヒーターを使用した定温発熱体(2)を装着し
て、加熱板(3)の表面温度を280℃に保ち、その上に
厚さ1.5mm、直径60mm、密度0.42g/cm3のコットン・リン
タ紙を基板(4)として、ピレスロイド系殺虫剤のペル
メトリンを1,500mg保持させ、基板(4)の蒸発面に厚
さ7μのアルミニウム箔を貼付して、被膜面に被膜を貫
通する直径0.3mmの蒸発孔(6)を1mm間隔で千鳥状に穿
孔した蒸発用マット(第4図)を載せ、筒状器体(1)
の上縁に、被せ蓋(9)の下縁を遊嵌させると、被せ蓋
(9)の内壁の下部から等高位置に水平に挿着した1.5m
m径のステンレスの針棒(8)が蒸発用マットの表面に
接着して、被せ蓋(9)の重さにより蒸発用マットを加
熱板(3)に圧着させる。つぎに器体(1)内部の下方
に装着したタイム・スイッチ(10)によって発熱器
(2)を作動させると、25分間で薬剤の蒸発が終了し
た。この装置は、被せ蓋の排気口と加熱板との面積比
を、1:7としたものである。
また同じ装置を用いて、蒸発用マットの表面にアルミニ
ウム箔の粉末を4mg/cm2の割合で、グリコール・マイレ
ン酸樹脂を接着剤として、被膜(5)を形成して、前記
と同様に蒸気孔を設けたものと無孔のもの、及び無被膜
無孔のものをそれぞれ蒸発させると、粉末被膜に蒸気孔
のあるマットでは35分、被膜に蒸気孔の無いものでは40
分、無蓋で無被膜無孔のマットでは80分を要した。
ウム箔の粉末を4mg/cm2の割合で、グリコール・マイレ
ン酸樹脂を接着剤として、被膜(5)を形成して、前記
と同様に蒸気孔を設けたものと無孔のもの、及び無被膜
無孔のものをそれぞれ蒸発させると、粉末被膜に蒸気孔
のあるマットでは35分、被膜に蒸気孔の無いものでは40
分、無蓋で無被膜無孔のマットでは80分を要した。
これは、アルミニウム粉末を接着した被膜では、粉末面
がアルミニウムの箔膜のような平滑な面でなく凹凸があ
り、粉末間の隙間や粉末を取り巻く接着剤の物性などに
より輻射率が箔膜より高くなり、表面の温度が低下する
ためと思われる。
がアルミニウムの箔膜のような平滑な面でなく凹凸があ
り、粉末間の隙間や粉末を取り巻く接着剤の物性などに
より輻射率が箔膜より高くなり、表面の温度が低下する
ためと思われる。
また無害で無被膜無孔のマットの蒸発速度が著しく遅い
のは、マットの表面から多量の輻射熱や伝達熱を放散す
ることにより、マット表層の薬剤蒸発温度が低下するた
めと思われる。
のは、マットの表面から多量の輻射熱や伝達熱を放散す
ることにより、マット表層の薬剤蒸発温度が低下するた
めと思われる。
本発明は上述の如く、殺虫薬剤を高熱対流や物体から放
射される輻射熱を利用して、急速に蒸発させるように構
成したもので次の効果がある。
射される輻射熱を利用して、急速に蒸発させるように構
成したもので次の効果がある。
請求項1記載の発明に於ては、筒状器体の筒内上部で発
熱体により加熱された熱対流は、被せ蓋内部の加熱板上
に形成した空洞に入り、さらに空洞内で輻射や伝達によ
り加熱されるので蒸発用マット表面の雰囲気温度が高く
なるとともに、マット表面には被せ蓋内壁面からの輻射
や反射熱が効率よく当るので、表面からの熱の放散を抑
えてマット表層の薬剤蒸発温度を高めるので急速に薬剤
が蒸発する。
熱体により加熱された熱対流は、被せ蓋内部の加熱板上
に形成した空洞に入り、さらに空洞内で輻射や伝達によ
り加熱されるので蒸発用マット表面の雰囲気温度が高く
なるとともに、マット表面には被せ蓋内壁面からの輻射
や反射熱が効率よく当るので、表面からの熱の放散を抑
えてマット表層の薬剤蒸発温度を高めるので急速に薬剤
が蒸発する。
被せ蓋内面に高輻射率の被膜を施したときは、放射熱に
より空洞内部温度が高くなり対流が盛んになって薬剤の
蒸発と拡散を昂進する。
より空洞内部温度が高くなり対流が盛んになって薬剤の
蒸発と拡散を昂進する。
薬剤蒸気は空洞内の高熱対流の中に揮散混合して、排気
口より熱風となって外部の大気中へ放散されるので、蒸
気の凝縮が少なく拡散性がよくなり薬剤の有効効率が高
くなるとともに薬剤使用量が少なくてすみ経済的にな
る。
口より熱風となって外部の大気中へ放散されるので、蒸
気の凝縮が少なく拡散性がよくなり薬剤の有効効率が高
くなるとともに薬剤使用量が少なくてすみ経済的にな
る。
請求項2記載の発明によれば、蒸発用マットが湾曲して
いたり、熱による伸縮性があっても、針棒によつてマッ
トが加熱面に強制的に圧着させられ、マットを均等に加
熱するので加熱効率が低下することがない。
いたり、熱による伸縮性があっても、針棒によつてマッ
トが加熱面に強制的に圧着させられ、マットを均等に加
熱するので加熱効率が低下することがない。
図面は本発明に係るもので、第1図は装置の一部を断面
とした斜視図、第2図は蒸発用マットの一部を断面とし
た斜視図である。 (1)…筒状器体、(2)…発熱体、(3)…加熱板 (4)…基板、(5)…被膜、(6)…蒸気孔 (7)…排気口、(8)…針棒、(9)…被せ蓋 (10)…タイム・スイッチ
とした斜視図、第2図は蒸発用マットの一部を断面とし
た斜視図である。 (1)…筒状器体、(2)…発熱体、(3)…加熱板 (4)…基板、(5)…被膜、(6)…蒸気孔 (7)…排気口、(8)…針棒、(9)…被せ蓋 (10)…タイム・スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】下部に空気口を設けた筒状器体(1)の空
胴上部の開口付近に筒壁と懸隔させて、下面に電気抵抗
による定温発熱体(2)を取り付けた加熱板(3)を架
設し、内壁を上方に向かって内側に湾曲させ天井部に排
気口(7)を設けた被せ蓋(9)の、内壁下部から等高
位置に数本の針棒(8)を水平に装着して、被せ蓋
(9)を筒状器体(1)の上部口に遊嵌させたとき、針
棒(8)が加熱板(3)に載置した蒸発用マットに密着
して、被せ蓋(9)の重力が針棒(8)にかかって蒸発
用マットを押さえ付けるようにしたことを特徴とする殺
虫薬剤の加熱蒸発装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1130593A JPH072072B2 (ja) | 1989-05-23 | 1989-05-23 | 殺虫薬剤の加熱蒸発装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1130593A JPH072072B2 (ja) | 1989-05-23 | 1989-05-23 | 殺虫薬剤の加熱蒸発装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02308748A JPH02308748A (ja) | 1990-12-21 |
| JPH072072B2 true JPH072072B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=15037919
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1130593A Expired - Lifetime JPH072072B2 (ja) | 1989-05-23 | 1989-05-23 | 殺虫薬剤の加熱蒸発装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH072072B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7028434B2 (ja) * | 2017-10-30 | 2022-03-02 | カナエ工業株式会社 | 発芽抑制方法、及び発芽抑制装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5323676U (ja) * | 1976-08-06 | 1978-02-28 | ||
| JPS6417182U (ja) * | 1987-07-22 | 1989-01-27 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5126188U (ja) * | 1974-08-16 | 1976-02-26 | ||
| JPS54130068U (ja) * | 1978-02-28 | 1979-09-10 |
-
1989
- 1989-05-23 JP JP1130593A patent/JPH072072B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5323676U (ja) * | 1976-08-06 | 1978-02-28 | ||
| JPS6417182U (ja) * | 1987-07-22 | 1989-01-27 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02308748A (ja) | 1990-12-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6031967A (en) | Device for dispensing volatile materials | |
| JP4054675B2 (ja) | 二段階散布マット | |
| CA2362322C (en) | Device for dispensing volatile materials | |
| HUP0201144A2 (en) | Mat for dispensing volatile materials | |
| WO1984001264A1 (fr) | Appareil de volatilisation thermique d'un agent medicinal | |
| WO2003015510A1 (fr) | Fumigateur a chauffage electrique | |
| CN102187854B (zh) | 直接加热式熏烟装置 | |
| JPH072072B2 (ja) | 殺虫薬剤の加熱蒸発装置 | |
| JPH0725642B2 (ja) | 殺虫剤の高温蒸発用マット | |
| JPH11127754A (ja) | 害虫駆除方法 | |
| JPH0223145B2 (ja) | ||
| US20020192123A1 (en) | Heat-regulating container for atmosphere conditioning systems | |
| RU178639U1 (ru) | Устройство для борьбы с вредными насекомыми | |
| JPH05262601A (ja) | 薬剤気化材 | |
| JP4399788B2 (ja) | 薬剤蒸散装置 | |
| JP2010124723A (ja) | 加熱蒸散システム及びそれを用いた蒸散方法 | |
| JPS59192032A (ja) | 害虫駆除器 | |
| JPS64776Y2 (ja) | ||
| JPS5935521Y2 (ja) | 加熱蒸散板 | |
| JPH11302103A (ja) | 加熱蒸散方法 | |
| JPS5926851Y2 (ja) | 有害生物駆除材 | |
| JPS6141570Y2 (ja) | ||
| JPS646706Y2 (ja) | ||
| JPS603735Y2 (ja) | 加熱蒸散板 | |
| JPS6320299Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |