JPH0722154U - 磁性流体封入ダンパー - Google Patents

磁性流体封入ダンパー

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JPH0722154U
JPH0722154U JP5270193U JP5270193U JPH0722154U JP H0722154 U JPH0722154 U JP H0722154U JP 5270193 U JP5270193 U JP 5270193U JP 5270193 U JP5270193 U JP 5270193U JP H0722154 U JPH0722154 U JP H0722154U
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JP
Japan
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damper
magnetic fluid
player
stirring shaft
vibration
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Withdrawn
Application number
JP5270193U
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English (en)
Inventor
芳之 草柳
貴 赤松
英明 星野
Original Assignee
北辰工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本考案の磁性流体封入ダンパーは、ダンパー
本体62が固定されたCDプレーヤケース52(支持
体)に弾性的にCDプレーヤ本体50(被支持体)が支
持されており、このCDプレーヤ本体50に、取付け部
材16によってダンパー本体62に対向するように磁石
12、14が取付けられている。ここで、大きな振幅の
振動が発生した場合には、CDプレーヤ本体50も大き
く振動しようとするが、CDプレーヤ本体50と共に磁
石12、14がダンパー本体62に接近した状態に移動
されるため、磁性流体10の粘度が高くなる。したがっ
て、攪拌軸70が磁性流体10を攪拌する際の磁性流体
10の粘性抵抗が高くなり、攪拌軸部65のダンパー本
体62に対する移動量等を抑えられる。 【効果】 本考案によれば、大きな振幅の振動が発生し
た場合であっても、支持体が被支持体に接触したり、攪
拌軸部がダンパー本体と接触したりすることのない磁性
流体封入ダンパーが提供される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、音響機器等における振動吸収用の磁性流体封入ダンパーに関するも のであり、とくに、大きな振幅の振動が発生した場合であっても、支持体が被支 持体に接触したり、攪拌軸部がダンパー本体に接触したりすることのない磁性流 体封入ダンパーに関する。
【0002】
【従来技術】
精密機器あるいは音響機器等においては、外部からの振動が機器本体の性能に 悪影響を与えることが多く、したがって、振動を吸収するために、機器内部にダ ンパーを組み込むことが行われている。
【0003】 特に、CDプレーヤ等の音響機器を自動車のような振動の激しいものに搭載す る場合には、自動車が受ける振動を効率的に吸収して、音響機器に伝達しないよ うにするための防振対策をとることが不可欠である。
【0004】 このような目的で使用されるダンパーの構造として、ダンパー本体に粘性流体 を封入したものが知られている。以下にダンパーを車載用CDプレーヤに使用し た場合を例にとって説明する。
【0005】 図3に示す如く、CDプレーヤ本体50は、CDプレーヤケース52の上板5 4の内壁に図3の左右に間隔をおいて固定された2本のばね56によって弾性的 に支持されており、CDプレーヤケース52の振動等がCDプレーヤ本体50に 直接伝達されないようになっている。このCDプレーヤ本体50と、CDプレー ヤケース52との間には、ダンパー58が設けられている(図3には、2個のダ ンパー58のみが図示されているが、ダンパー58は、CDプレーヤ本体50の 四隅に各々1個ずつ設けられている。)。
【0006】 ダンパー58は、内部にシリコーンオイルなどの粘性流体60が注入されたダ ンパー本体62と、ダンパー本体62の開口部62Aを閉止する蓋体64とから 構成されている。ダンパー本体62は、一端が開口し、他端部に底部62Bを有 した筒状に形成されている。ダンパー本体62の底部62Bはその中央部が開口 部62A側へ向けて突出して攪拌軸部65とされており、該攪拌軸部65の内方 側が攪拌軸挿入部68とされている。この攪拌軸挿入部68にCDプレーヤ本体 50から突出された攪拌軸70が挿入されており、攪拌軸70と一体となって攪 拌軸部65がシリコーンオイル60を攪拌する際のシリコーンオイル60の粘性 抵抗により、振動を減衰するようになっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のダンパー58では、大きな振幅の振動がCDプレー ヤケース52に作用すると、ばね56の伸縮量が大きくなり、CDプレーヤケー ス52とCDプレーヤ本体50との相対変位が大きくなり、CDプレーヤ本体5 0の図3の下面と、CDプレーヤケース52の下板55とが接触する。これによ って、CDプレーヤ本体50が衝撃を受けて音飛びが発生する等、CDプレーヤ 本体50に悪影響を及ぼすという問題がある。
【0008】 また、大きな振幅の振動がCDプレーヤケース52に作用すると、CDプレー ヤ本体50が大きく振動するため、攪拌軸70も大きく振動し、攪拌軸70と共 に攪拌軸部65によってシリコーンオイル60が大きく攪拌されるようになる。 したがって、攪拌軸部65の外周面がダンパー本体62の周壁62Cに接触した り、さらには、攪拌軸部65の先端部が蓋体64に接触したりする。このように 、攪拌軸部65がダンパー本体62の周壁62Cに接触したりすると、この接触 に起因する衝撃が攪拌軸70を介してCDプレーヤ本体50に伝達され、この場 合にも音飛びが発生する等の問題がある。
【0009】
【考案の目的】
そこで、本考案の目的は、大きな振幅の振動が発生した場合であっても、支持 体が被支持体に接触したり、攪拌軸部がダンパー本体と接触したりすることのな い磁性流体封入ダンパーを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために提案されたものであって、支持体及び被 支持体の一方に固定されたダンパー本体に対向するように、支持体及び被支持体 の他方に磁石を設けた点に特徴を有するものである。
【0011】 すなわち、本考案によれば、支持体に弾性的に支持された被支持体の振動を吸 収する磁性流体封入ダンパーにおいて、磁性流体が封入されると共に前記支持体 及び被支持体の一方に固定されたダンパー本体と、前記磁性流体内に突出した状 態で前記ダンパー本体と一体に設けられた攪拌軸部と、前記支持体及び被支持体 の他方に突出した状態で設けられると共に前記ダンパー本体の外方側から前記攪 拌軸部に挿入された攪拌軸と、前記ダンパー本体に対向するように前記支持体及 び被支持体の他方に固定された磁石と、を備えていることを特徴とする磁性流体 封入ダンパーが提供される。
【0012】
【作用】
本考案に係る磁性流体封入ダンパーでは、攪拌軸部が磁性流体を攪拌する際の 磁性流体の粘性抵抗により振動が吸収される。ここで、大きな振幅の振動が発生 した場合には、被支持体は支持体に弾性的に支持されているので、被支持体も大 きく振動しようとするが、被支持体と共に磁石がダンパー本体側に接近した状態 に移動される(ダンパー本体が支持体に固定され、磁石が被支持体に固定された 構成の場合)ので、あるいは、被支持体と共にダンパー本体が磁石に接近した状 態に移動される(ダンパー本体が被支持体に固定され、磁石が支持体に固定され た構成の場合)ので、ダンパー本体内の磁性流体に対する磁場が強くなり、磁性 流体の粘度が高められる。
【0013】 したがって、攪拌軸が磁性流体を攪拌する際の磁性流体の粘性抵抗が大きくな り、被支持体の支持体に対する移動量、さらには、攪拌軸部のダンパー本体に対 する移動量が抑えられる。したがって、大きな振幅の振動が発生した場合であっ ても、被支持体が支持体に接触したり、攪拌軸部がダンパー本体に接触したりす ることはない。
【0014】
【実施例】
以下に本考案の磁性流体封入ダンパーの第1実施例を図1を用いて説明する。 なお、図中において、図3に示した従来のダンパーと同一の部材については同一 の符号を付してその説明を省略する。
【0015】 図1に示す如く、本実施例のダンパーでは、ダンパー本体62内に磁性流体1 0が封入されている。本実施例では磁性流体10としてシリコーンオイルをべー スオイルとした磁性流体を使用している。
【0016】 また、本実施例では、磁性流体10に磁場を付与するための磁石12,14が 取付け部材16を介してCDプレーヤ本体50に固定されている。取付け部材1 6は、一端が開口し、他端に底部18を有した筒状に形成されている。取付け部 材16は、その底部18の外面がCDプレーヤ本体50の図1の左右方向に位置 する両側面に固定されている。各々の取付け部材16はその内部にダンパーの底 部62B側を収容している。
【0017】 取付け部材16における周壁20の内面の開口部側には、筒状の磁石12が固 定されている。この磁石12は、その内周面全体がダンパー本体62の周壁62 Cと対向しており、磁性流体10に磁場を付与している。
【0018】 また、取付け部材16における底部18の内面の略中央部には、ダンパー本体 62の底部62Bと対向する位置に、磁石14が固定されている。 上記のごとく構成されるダンパーの大きさは、該ダンパーを取付ける機器の大 きさや磁性流体10の種類によっても異なるが、通常高さが10ないし30mm 、磁性流体収容部の内径が5ないし35mmであることが好ましい。さらに、磁 石12の内面とダンパー本体62における周壁62Cとの間隔は、振動がない状 態で3ないし10mm、磁石14とダンパー本体62の底部62Bとの間隔は、 振動がない状態で3ないし10mmであることが好ましい。
【0019】 以下に本実施例の作用を説明する。 本実施例では、攪拌軸70と一体となって攪拌軸部65が磁性流体10を攪拌 する際の磁性流体10の粘性抵抗によって振動が吸収される。ここで、図1の上 下方向へ向けて大きな振幅(例えば、3ないし10mm)の振動(例えば1ない し20Hzの周波数の振動)がCDプレーヤ本体52に作用した場合には、ばね 56の伸縮量が大きくなり、CDプレーヤ本体50は、図1の上下方向へ大きく 振動しようとするが、CDプレーヤ本体50と共に磁石12が図1の上下方向へ 往復移動し、ダンパー本体62における周壁62Cに接近するため、磁性流体1 0に強い磁場が作用するようになる。
【0020】 これにより、磁性流体10の粘度が高められて、攪拌軸70が磁性流体10を 攪拌する際の磁性流体10の粘性抵抗が大きくなり、CDプレーヤ本体50の図 1の上下方向への移動量が抑えられる。したがって、図1の上下方向へ大きな振 幅の振動が発生した場合であっても、CDプレーヤ本体50がCDプレーヤケー ス52の上板54や下板55に接触することはなく、よって、CDプレーヤにお いて音飛びが発生することはない。
【0021】 一方、図1の左右方向(攪拌軸70の軸線方向)へ向けて大きな振幅(例えば 、3ないし10mm)の振動(例えば1ないし20Hzの周波数の振動)がCD プレーヤ本体52に作用した場合には、ばね56の伸縮量が大きくなり、CDプ レーヤ本体50は、図1の左右方向へ大きく振動しようとするが、CDプレーヤ 本体50と共に磁石14が図1の左右方向へ往復移動し、磁石14がダンパー本 体62の底部62Bに接近するため、磁性流体10に強い磁場が作用するように なる。これにより、磁性流体10の粘度が高められて、攪拌軸70が磁性流体1 0を攪拌する際の磁性流体10の粘性抵抗が大きくなり、CDプレーヤ本体50 (攪拌軸70)の図1の左右方向への移動量が抑えられる。したがって、図1の 左右方向の大きな振幅の振動が発生した場合であっても、攪拌軸部65が蓋体6 4やダンパー本体62の周壁62Cに接触することはなく、よって、CDプレー ヤにおいて音飛びが発生することはない。
【0022】 上記実施例では、説明の便宜上、大きな振幅の振動が図1の上下方向に発生し た場合と、左右方向に発生した場合に分けて説明しているが、大きな振幅の振動 が如何なる方向へ発生しても、磁性12及び磁石14がダンパー本体62に接近 して、磁性流体10の粘度が高められるため、CDプレーヤ本体50がCDプレ ーヤケース52に接触したり、攪拌軸部65が蓋体64やダンパー本体62の周 壁62Cに接触したりすることはない。
【0023】 以下に本考案の第2実施例を図面を用いて説明する。なお、図中、図1の第1 実施例と同一の部材については同一の符号を付してその説明を省略する。 本実施例では、ダンパー本体62と磁石12、14の取り付け位置が第1実施 例と逆の関係になっている。すなわち、CDプレーヤ本体50における図2の左 右方向側に位置する側面の各々に、磁性流体封入ダンパーの一部を構成するダン パー本体62が固定されている。また、CDプレーヤケース52における内壁5 7には、ダンパー本体62と対向する位置に、各々、取付け部材16が固定され ている。各々の取付け部材16には、磁石12、14が設けられている。また、 本実施例では、CDプレーヤケース52における側壁57の各々の内面には、攪 拌軸70が突設されており、この攪拌軸70は、取付け部材16の底部18及び 磁石14を貫通し、さらに先端部が攪拌軸挿入部68にダンパーの外方側から挿 入されている。
【0024】 以下に本実施例の作用を説明する。 図2の上下方向へ向けて大きな振幅(例えば、3ないし10mm)の振動(例 えば1ないし20Hzの周波数の振動)がCDプレーヤ本体52に作用した場合 には、ばね56の伸縮量が大きくなり、CDプレーヤ本体50は、図2の上下方 向へ大きく振動しようとするが、CDプレーヤ本体50と共にダンパー本体62 が図2の上下方向へ往復移動し、ダンパー本体62における周壁62Cが磁石1 2に接近するため、磁性流体10に強い磁場が作用するようになる。
【0025】 これにより、磁性流体10の粘度が高められて、攪拌軸70が磁性流体10を 攪拌する際の磁性流体10の粘性抵抗が大きくなり、CDプレーヤ本体50の図 2の上下方向への移動量が抑えられる。したがって、図2の上下方向へ大きな振 幅の振動が発生した場合であっても、CDプレーヤ本体50がCDプレーヤケー ス52の上板54や下板55に接触することはなく、よって、CDプレーヤにお いて音飛びが発生することはない。
【0026】 一方、図2の左右方向(攪拌軸70の軸線方向)へ向けて大きな振幅(例えば 、3ないし10mm)の振動(例えば1ないし20Hzの周波数の振動)がCD プレーヤ本体52に作用した場合には、ばね56の伸縮量が大きくなり、CDプ レーヤ本体50は、図2の左右方向へ大きく振動しようとするが、CDプレーヤ 本体50と共にダンパー本体62が図2の左右方向へ往復移動し、ダンパー本体 62が磁石14に接近するため、磁性流体10に強い磁場が作用するようになる 。これにより、磁性流体10の粘度が高められて、攪拌軸70が磁性流体10を 攪拌する際の磁性流体10の粘性抵抗が大きくなり、CDプレーヤ本体50(攪 拌軸70)の図2の左右方向への移動量が抑えられる。したがって、図2の左右 方向の大きな振幅の振動が発生した場合であっても、攪拌軸部65が蓋体64や ダンパー本体62の周壁62Cに接触することはなく、よって、CDプレーヤに おいて音飛びが発生することはない。
【0027】
【考案の効果】
以上のように構成したので、本考案によれば、大きな振幅の振動が発生した場 合であっても支持体が被支持体に接触したり、攪拌軸部がダンパー本体と接触し たりすることのない磁性流体封入ダンパーが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る磁性流体封入ダンパ
ーの断面図である。
【図2】本考案の第2実施例にかかる磁性流体封入ダン
パーの断面図である。
【図3】従来のダンパーを示す断面図である。
【符号の説明】
10 磁性流体 12 磁石 14 磁石 50 CDプレーヤ本体(被支持体) 52 CDプレーヤケース(支持体) 70 攪拌軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体に弾性的に支持された被支持体の
    振動を吸収する磁性流体封入ダンパーにおいて、磁性流
    体が封入されると共に前記支持体及び被支持体の一方に
    固定されたダンパー本体と、前記磁性流体内に突出した
    状態で前記ダンパー本体と一体に設けられた攪拌軸部
    と、前記支持体及び被支持体の他方に突出した状態で設
    けられると共に前記ダンパー本体の外方側から前記攪拌
    軸部に挿入された攪拌軸と、前記ダンパー本体に対向す
    るように前記支持体及び被支持体の他方に固定された磁
    石と、を備えていることを特徴とする磁性流体封入ダン
    パー。
JP5270193U 1993-09-29 1993-09-29 磁性流体封入ダンパー Withdrawn JPH0722154U (ja)

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980305