JPH0722488B2 - 可塑性油脂及びその製造法 - Google Patents

可塑性油脂及びその製造法

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JPH0722488B2
JPH0722488B2 JP1218550A JP21855089A JPH0722488B2 JP H0722488 B2 JPH0722488 B2 JP H0722488B2 JP 1218550 A JP1218550 A JP 1218550A JP 21855089 A JP21855089 A JP 21855089A JP H0722488 B2 JPH0722488 B2 JP H0722488B2
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fat
oil
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wax
margarine
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茂 東海林
正人 塚本
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月島食品工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ショートニング、マーガリン等の可塑性油脂
と、その製造法に関するものである。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題) ショートニング、マーガリン、ファットスプレッド等の
可塑性油脂は、低温でも軟らかく、しかも高温になって
も軟らかくなりすぎないのが理想である。
特開昭62−22547号公報には、安定結晶型が主としてβ
プライムである極度硬化油4〜24(重量)部と液状油
脂、微水添油脂の一方又は双方96〜76部とを混合融解し
た油脂から造ったマーガリン又はショートニングを油脂
組成物(例によればバタークリーム)に6〜30%含有さ
せることが開示されている。
本発明者らは、従来の技術によることなく、可塑性油脂
が高温下においても保存性が良く、しかも口どけも良い
という2つの条件を同時に満足させることを目的に研究
を進め、特願平1−120138号では、ショートニング、マ
ーガリン等の可塑性油脂の主体の油脂ベースに、粉末油
脂を粉末状態で混合することによって、上記の課題を解
決することができた。
本発明は、それを更に発展させたものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、ショートニング、マーガリン等の可塑性油脂
の主体の油脂ベースに、ワックス粉末又はワックス粉末
及び粉末油脂を粉末状態で混入することによって、上記
の課題を解決したものである。
本発明に用いる、可塑性油脂の主体となる油脂ベース
は、ワックス粉末又はワックス粉末及び粉末油脂を加え
ることによって、それぞれショートニング、マーガリン
等の完成品となるものであるが、その粉末状態として加
える量が多くはなく、しかも同質又は類似のものなの
で、その原料、配合は、通常のショートニング、マーガ
リン等と特に異なるものではない。
本発明に用いる粉末ワックスは、天然ワックス、例えば
キャンデリラワックス、カルナバワックス、ホホバワッ
クス、ライスワックス、木ろう、みつろう等の硬質ワッ
クスを微粉砕して用いる。
粉末油脂には、大別して2タイプあり、その1つは、油
脂100%からなるもの(全脂型)で、加熱融解して、噴
霧冷却機により冷風中にスプレーして粉末化するか、ク
ーリングドラムで薄膜状に固化し、粉砕して粉末化する
ものである。
もう1つのタイプは、融解した油脂を蛋白質、糖類、ガ
ム質等を溶解した水溶液中にO/W型に乳化し、噴霧乾燥
機により熱風中にスプレーして粉末化するもので、油脂
の表面がこれら水性の皮膜物質で包まれている。したが
って、油脂の融点が低くてもべとつかず、粉末状態が保
たれる。
本発明の粉末油脂としては、これら2タイプともワック
ス粉末と併用することができ、それぞれ効果を発揮する
ことができる。
本発明に用いる全脂型の粉末油脂の油脂は、牛脂、大豆
油、なたね油等を十分に水素添加し、融点45〜70℃の硬
化油として使用する(本発明では、これを硬質脂と称す
ることとする)。この硬質脂を100%使用して上述の方
法で全脂型粉末油脂とするが、本発明ではこれにモノク
リセリド、ジグリセリド等を混合しても使用できる。
ワックス粉末及び粉末油脂の粒子は、口中でざらつくこ
とがあるので200μm以下、できれば更に細かい(例え
ば20〜30μm)ことが望ましい。添加量は、0.5%でも
保形性改良の効果があるが、1%以上が望ましい。添加
量の上限は、ワックス及び硬質脂の種類や融点によって
異なる。
本発明の可塑性油脂を製造するには、ショートニング、
マーガリン等の可塑性油脂の主体の融解した油脂ベース
を常法により急冷した後、又は急冷練り合わせした後
に、ワックス粉末又はワックス粉末及び粉末油脂を粉末
で添加、混合する。
急冷した油脂ベースにワックス粉末又はワックス粉末及
び粉末油脂を混合するには、実験的にはバッチ式ミキサ
ーを用いるが、工業的にはボデーター、コンビネーター
等から出てきたマーガリン、ショートニング等の油脂ベ
ースを横型のニーダーに導き、この流量に合わせて上部
からワックス粉末又はワックス粉末及び粉末油脂を定
量、連続落下させ、ニーダーで連続的に混合することも
可能である。
(実施例) 本発明を具体的な実施例により説明する。
実施例1 マーガリンベースの配合(以下重量部で示す) ベース油脂 82.5部 モノグリセリド 0.3 レシチン 0.2 食 塩 0.2 ソルビン酸カリウム 0.1 水 16.7 この配合のベース油脂は、魚油硬化油(融点34℃)70
%、コーン硬化油(融点37℃)20%、大豆油10%からな
るものである。
この配合物を70℃で混合乳化し、100℃、20秒殺菌後ボ
データーを通して13℃まで急冷し、練り合わせをしてマ
ーガリンベースとした。
この出たばかりのマーガリンベース100部をバッチ式ミ
キサーに取り、カルナバワックス粉末(平均粒径20μ
m)1.5部を添加し混合した。27℃で24時間熟成後、22
℃の室温に2日放置した。
別に上記の配合ベース油脂82.5部に、カルナバワックス
を粉末にしたものと同じワックス1.5部を直接加えて融
解し、その他の原料も同量添加、混合し、急冷以後の処
理は、実施例1と同様に行なった(これを比較例1とす
る)。
マーガリンの比較 実施例1と比較例1とでは、同じワックスが同量含まれ
ている。保形性では差が現れなかったが、口どけでは明
らかな差があり、ワックスを粉末状態で加えたことの効
果である。
実施例2 ショートニングベース油脂の配合 綿実硬化油(融点35℃) 10部 なたね硬化油(融点36℃) 40 パーム油 35 なたね油 15 以上のベース油脂にモノグリセリド0.5部を添加し70℃
に加熱した後、窒素ガスを吹き込みながらボデーターで
18℃まで急冷し練り合わせをして容器に取り、30℃24時
間熟成してから22℃の室温に2日間放置し、ショートニ
ングベースとした。
このショートニングベース100部をバッチ式ミキサーに
取り、キャンデリラワックス粉末1部、粉末油脂(牛脂
極度硬化油100%、融点61℃、平均粒径25μm)0.5部を
添加、混合した。
別に上記のショートニングベース油脂100部にモノグリ
セリド0.5部、キャンデリラワックスを粉末にしたもの
と同じワックス1部、粉末油脂にしたものと同じ牛脂極
度硬化油0.5部を直接加えて融解し、窒素ガスを吹き込
みながら急冷する工程以後は、実施例2と同様に行った
(これを比較例2とする。) ショートニングの比較 実施例2と比較例2とでは、同じワックスと油脂とがそ
れぞれ同量含まれている。融解して加えた比較例2で
は、保形性では実施例2と明らかな差は認められなかっ
たが、口どけでは明らかな差が認められた。
(発明の効果) 本発明は、ショートニング、マーガリン等の可塑性油脂
の主体の油脂ベースに、ワックス粉末又はワックス粉末
及び粉末油脂を混合することにより、高温(36℃)にお
いても形くずれせず、オイルオフも少ない可塑性油脂が
得られた。このものは、口どけも良好であった。
この可塑性油脂は、家庭用マーガリン、ファットスプレ
ッドとしても有用なものであり、また業務用マーガリ
ン、ショートニングとしても有用な原料である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ショートニング、マーガリン等の可塑性油
    脂の主体の油脂ベース中に、ワックス粉末が粉末状態で
    存在する可塑性油脂。
  2. 【請求項2】ショートニング、マーガリン等の可塑性油
    脂の主体の油脂ベース中に、ワックス粉末及び粉末油脂
    が粉末状態で存在する可塑性油脂。
  3. 【請求項3】ショートニング、マーガリン等の可塑性油
    脂の主体の融解した油脂ベースを常法により急冷した
    後、又は急冷練り合わせをした後に、ワックス粉末で添
    加、混合する可塑性油脂の製造法。
  4. 【請求項4】ショートニング、マーガリン等の可塑性油
    脂の主体の融解した油脂ベースを常法により急冷した
    後、又は急冷練り合わせをした後に、ワックス粉末及び
    粉末油脂を粉末で添加、混合する可塑性油脂の製造法。
JP1218550A 1989-08-28 1989-08-28 可塑性油脂及びその製造法 Expired - Lifetime JPH0722488B2 (ja)

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JPH0383542A JPH0383542A (ja) 1991-04-09
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