JPH07228585A - シラシクロヘキサン化合物、その製造方法及びこれを含有する液晶組成物 - Google Patents

シラシクロヘキサン化合物、その製造方法及びこれを含有する液晶組成物

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JPH07228585A
JPH07228585A JP6332081A JP33208194A JPH07228585A JP H07228585 A JPH07228585 A JP H07228585A JP 6332081 A JP6332081 A JP 6332081A JP 33208194 A JP33208194 A JP 33208194A JP H07228585 A JPH07228585 A JP H07228585A
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liquid crystal
trans
carbon atoms
compound
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Application number
JP6332081A
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English (en)
Inventor
Tatsushi Kaneko
達志 金子
Takeshi Kanou
剛 金生
Takaaki Shimizu
孝明 清水
Tsutomu Ogiwara
勤 荻原
Ryuichi Saito
隆一 斎藤
Hideshi Kurihara
英志 栗原
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の技術である上述のシクロヘキシル環−
ビフェニル−シクロヘキシル環構造(CBC構造)を有
する液晶化合物とは全く異なるシラシクロヘキサン環を
有する液晶化合物を提供する。 【構成】 下記一般式(I)で表されるシラシクロヘキ
サン化合物。 式中において、R及びR’は炭素数1〜10の直鎖状ア
ルキル基、炭素数1〜10のモノ又はジフルオロアルキ
ル基、炭素数3〜8の分枝鎖状アルキル基、炭素数2〜
7のアルコキシアルキル基又は炭素数2〜8のアルケニ
ル基を表す。 及び は、少なくともいずれか一方は、1又は4位のケイ素が
H、F、Cl又はCHの置換基を持つトランス−1−
シラ−1,4−シクロヘキシレン基又はトランス−4−
シラ−1,4−シクロヘキシレン基を表わす。芳香環上
の置換基Xは、0個、1個又は2個はFであり、他はH
を表す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なシラシクロヘキ
サン化合物、その製造方法、これを含有する液晶組成物
及び該液晶組成物を含有する液晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、液晶物質が持つ光学異
方性及び誘電異方性を利用したものであり、その表示方
式によってTN型(ねじれネマチック型)、STN型
(超ねじれネマチック型)、SBE型(超複屈折型)、
DS型(動的散乱型)、ゲスト・ホスト型、DAP型
(整列相の変形型)及びOMI型(光学的モード干渉
型)など各種の方式がある。最も一般的なディスプレー
デバイスはシャット−ヘルフリッヒ効果に基づき、ねじ
れネマチック構造を有するものである。
【0003】これらの液晶表示素子に用いられる液晶組
成物に要求される性質は、その表示方式によって若干異
なるが、液晶温度範囲が広いこと、水分、空気、光、
熱、電界等に対して安定であること等については、いず
れの表示方式においても共通して要求される。さらに液
晶組成物は、低粘度であることに加え、セル中において
短いアドレス時間、低い閾値電圧及び高いコントラスト
を与えることが望まれる。
【0004】現在、単一の化合物でこれらの要求をすべ
て満たす物質はなく、実際には数種〜10数種の液晶化
合物・潜在液晶化合物を混合して得られる液晶性混合物
が使用されている。それ故、液晶組成物の構成成分が互
いに容易に混和できることが重要となる。
【0005】これらの構成成分となり得る液晶化合物の
中で、特に高温での液晶相発現能を支配する基本成分の
一つとして、従来、以下のようなシクロヘキシル環−ビ
フェニル−シクロヘキシル環構造、いわゆるCBC構造
を持った化合物が知られている。
【化6】 (特公昭62−46527号公報参照)
【化7】 (特公平4−28693号公報参照)
【化8】 (特公平4−28693号公報参照)
【化9】 (特公平4−28693号公報参照)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、液晶ディスプレ
ーの用途が拡大するにつれて、液晶組成物に要求される
特性も益々高度な厳しいものになりつつある。特に駆動
電圧の低電圧化、車載用ニーズに対応した広域温度範囲
化、低温性能の向上等、従来の液晶組成物の特性を更に
上回るものが望まれるようになってきた。
【0007】このような観点から、本発明は、液晶物質
の特性の向上を目的として新規に開発された液晶物質で
あり、従来の技術である上述のシクロヘキシル環−ビフ
ェニル−シクロヘキシル環構造(CBC構造)を有する
液晶化合物とは全く異なるシラシクロヘキサン環を有す
る液晶化合物を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、下記
一般式(I)で表されるシラシクロヘキサン化合物であ
る。
【化10】
【0009】式中において、R及びR’は炭素数1〜1
0の直鎖状アルキル基、炭素数1〜10のモノ又はジフ
ルオロアルキル基、炭素数3〜8の分枝鎖状アルキル
基、炭素数2〜7のアルコキシアルキル基又は炭素数2
〜8のアルケニル基を表す。
【化11】 及び
【化12】 は、少なくともいずれか一方は、1又は4位のケイ素が
H、F、Cl又はCHの置換基を持つトランス−1−
シラ−1,4−シクロヘキシレン基又はトランス−4−
シラ−1,4−シクロヘキシレン基を表す。芳香環上の
置換基Xは、0個、1個又は2個はFであり、他はHを
表す。
【0010】また本発明は、有機金属試薬
【化13】 (Rは一般式(I)と同じ、MはMgP(Pはハロゲン
原子)、ZnP又はB(OY)2(YはH又はアルキル
基)、XはF又はHを表す。)と、ハロゲン化アリール
化合物
【化14】 (R’は一般式(I)と同じ、Qはハロゲン原子を表
す。)との遷移金属化合物の触媒下での炭素−炭素結合
形成反応によることを特徴とする請求項1記載のシラシ
クロヘキサン化合物の製造方法である。
【0011】さらに本発明は、一般式(I)で表わされ
る化合物を含有することを特徴とする液晶組成物及びこ
れを用いた液晶表示素子である。
【0012】次に本発明をさらに詳細に説明する。
【0013】前記一般式(I)で表される新規な化合物
は、具体的には以下に示す〔化15〕〜〔化22〕の環
構造で表され、少なくとも一つのトランス−1又はトラ
ンス−4−シラシクロヘキサン環を含む環構造を有する
シラシクロヘキサン化合物である。
【化15】
【化16】
【化17】
【化18】
【化19】
【化20】
【化21】
【化22】
【0014】ただし、各式中R及びR’は以下の(a)
〜(e)の各基を表す。 (a)炭素数1〜10の直鎖状アルキル基、すなわち、
メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、
n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n
−オクチル基、n−ノニル基又はn−デシル基 (b)炭素数3〜8の分枝鎖状アルキル基、すなわち、
イソプロピル基、sec−ブチル基、イソブチル基、1
−メチルブチル基、2−メチルブチル基、3−メチルブ
チル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル
基、3−メチルペンチル基、1−エチルペンチル基、1
−メチルヘキシル基、2−メチルヘキシル基、3−メチ
ルヘキシル基、2−エチルヘキシル基、3−エチルヘキ
シル基、1−メチルヘプチル基、2−メチルヘプチル基
又は3−メチルヘプチル基 (c)炭素数2〜7のアルコキシアルキル基、すなわ
ち、メトキシメチル基、エトキシメチル基、プロポキシ
メチル基、ブトキシメチル基、ペントキシメチル基、メ
トキシエチル基、エトキシエチル基、プロキシエチル
基、ブトキシエチル基、メトキシプロピル基、エトキシ
プロピル基、プロポキシプロピル基、メトキシブチル
基、エトキシブチル基、メトキシペンチル基又はエトキ
シペンチル基 (d)炭素数2〜8のアルケニル基、すなわち、ビニル
基、1−プロペニル基、アニル基、1−ブテニル基、3
−ブテニル基、イソプレニル基、1−ペンテニル基、3
−ペンテニル基、4−ペンテニル基、ジメチルアリル
基、1−ヘキセニル基、3−ヘキセニル基、5−ヘキセ
ニル基、1−ヘプテニル基、3−ヘプテニル基、6−ヘ
プテニル基又は7−オクテニル基 (e)炭素数1〜10のモノ又はジフロロアルキル基、
すなわち、フロロメチル基、1−フロロエチル基、1−
フロロプロピル基、1−フロロブチル基、1−フロロペ
ンチル基、1−フロロヘキシル基、1−フロロヘプチル
基、1−フロロオクチル基、1−フロロノニル基、1−
フロロデシル基、2−フロロエチル基、2−フロロプロ
ピル基、2−フロロブチル基、2−フロロペンチル基、
2−フロロヘキシル基、2−フロロヘプチル基、2−フ
ロロオクチル基、2−フロロノニル基、2−フロロデシ
ル基、3−フロロプロピル基、3−フロロブチル基、3
−フロロペンチル基、3−フロロヘキシル基、3−フロ
ロヘプチル基、3−フロロオクチル基、3−フロロノニ
ル基、3−フロロデシル基、4−フロロブチル基、4−
フロロペンチル基、4−フロロヘキシル基、4−フロロ
ヘプチル基、4−フロロオクチル基、4−フロロノニル
基、4−フロロデシル基、5−フロロペンチル基、5−
フロロヘキシル基、5−フロロヘプチル基、5−フロロ
オクチル基、5−フロロノニル基、5−フロロデシル
基、6−フロロヘキシル基、6−フロロヘプチル基、6
−フロロオクチル基、6−フロロノニル基、6−フロロ
デシル基、7−フロロヘプチル基、7−フロロオクチル
基、7−フロロノニル基、7−フロロデシル基、8−フ
ロロオクチル基、8−フロロノニル基、8−フロロデシ
ル基、9−フロロノニル基、9−フロロデシル基、10
−フロロデシル基、ジフロロメチル基、1,1−ジフロ
ロエチル基、1,1−ジフロロプロピル基、1,1−ジ
フロロブチル基、1,1−ジフロロペンチル基、1,1
−ジフロロヘキシル基、1,1−ジフロロヘプチル基、
1,1−ジフロロオクチル基、1,1−ジフロロノニル
基、1,1−ジフロロデシル基、2,2−ジフロロエチ
ル基、2,2−ジフロロプロピル基、2,2−ジフロロ
ブチル基、2,2−ジフロロペンチル基、2,2−ジフ
ロロヘキシル基、2,2−ジフロロヘプチル基、2,2
−ジフロロオクチル基、2,2−ジフロロノニル基、
2,2−ジフロロデシル基、3,3−ジフロロプロピル
基、3,3−ジフロロブチル基、3,3−ジフロロペン
チル基、3,3−ジフロロヘキシル基、3,3−ジフロ
ロヘプチル基、3,3−ジフロロオクチル基、3,3−
ジフロロノニル基、3,3−ジフロロデシル基、4,4
−ジフロロブチル基、4,4−ジフロロペンチル基、
4,4−ジフロロヘキシル基、4,4−ジフロロヘプチ
ル基、4,4−ジフロロオクチル基、4,4−ジフロロ
ノニル基、4,4−ジフロロデシル基、5,5−ジフロ
ロペンチル基、5,5−ジフロロヘキシル基、5,5−
ジフロロヘプチル基、5,5−ジフロロオクチル基、
5,5−ジフロロノニル基、5,5−ジフロロデシル
基、6,6−ジフロロヘキシル基、6,6−ジフロロヘ
プチル基、6,6−ジフロロオクチル基、6,6−ジフ
ロロノニル基、6,6−ジフロロデシル基、7,7−ジ
フロロヘプチル基、7,7−ジフロロオクチル基、7,
7−ジフロロノニル基、7,7−ジフロロデシル基、
8,8−ジフロロオクチル基、8,8−ジフロロノニル
基、8,8−ジフロロデシル基、9,9−ジフロロノニ
ル基、9,9−ジフロロデシル基又は10,10−ジフ
ロロデシル基
【0015】W、W1及びW2は、H、F又はCH3が実
用上望ましい。
【0016】次に、これらの化合物の製造方法について
説明する。これらの化合物は、有機金属試薬とハロゲン
化アリール化合物との反応により製造される。以下、さ
らに詳細に説明する。
【0017】有機金属試薬
【化23】 (Rは一般式(I)と同じ、MはMgP(Pはハロゲン
原子)、ZnP又はB(OY)2(YはH又はアルキル
基)、XはF又はHを表す。)は、対応するハロゲン化
【化24】 (Pはハロゲン原子)から容易に調製できる。例えば、
以下の経路によることができる。
【化25】 (P及びP’はハロゲン原子を表す。)
【0018】また、
【化26】 (X及びX’はH又はFを表す。)とアルキルリチウム
とを反応させ、直接リチオ化することにより、化合物
【化27】 を合成した後、前述の合成経路に従うこともできる。
【0019】このようにして調製された有機金属試薬と
ハロゲン化アリール化合物
【化28】 とを遷移金属触媒の存在下に反応させ、化合物
【化29】 を得る。
【0020】触媒としては、パラジウムあるいはニッケ
ル化合物が好ましい。パラジウム触媒としては、例えば
テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム
(0)、ジ[1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エ
タン]パラジウム(0)などの0価のパラジウム化合
物、あるいは、酢酸パラジウム、塩化パラジウム等のパ
ラジウムと配位子からなる化合物、またはこれらと還元
剤との組み合わせなどを用いることができる。
【0021】ニッケル触媒としては、例えば1,3−ビ
ス(ジフェニルホスフィノ)プロパンニッケル(II)ク
ロリド、1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン
ニッケル(II)クロリド、ビス(トリフェニルホスフィ
ン)ニッケル(II)クロリドなどの2価のニッケル化合
物や、テトラキス(トリフェニルホスフィン)ニッケル
(0)などの0価のニッケル化合物を挙げることができ
る。
【0022】有機金属試薬がホウ酸誘導体である場合、
すなわちMがB(OY)2である場合には、反応は塩基
の存在下で行うのが望ましい。塩基としては、例えば炭
酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機塩基や、ト
リエチルアミン、トリブチルアミン、ジメチルアニリン
などの有機塩基を用いることができる。
【0023】反応物は、通常の後処理の後、再結晶、ク
ロマトグラフィー等の方法により精製し、本発明の一般
式(I)のシラシクロヘキサン化合物を得る。
【0024】本発明のシラシクロヘキサン化合物は、既
知の化合物と混合して液晶組成物を得ることができる。
液晶組成物を製造するために具体的に混合される化合物
は、以下に示す既知の化合物から選ぶことができる。
【化30】
【化31】
【0025】なお、〔化30〕及び〔化31〕におい
て、(M)及び(N)はそれぞれ以下の(a)〜(e)
のいずれかを表す。 (a)無置換又は置換基として1個又は2個以上のF、
Cl、Br、CN又はアルキル基を有するトランス−
1,4−シクロヘキシレン基 (b)シクロヘキサン環中の1個又は隣接していない2
個のCH2基が、O、Sに置き換えられている環 (c)1,4−シクロヘキセニレン基 (d)無置換又は置換基として1個又は2個のF、C
l、CH3又はCN基を有する1,4−フェニレン基 (e)1,4−フェニレン基の環中の1個又は2個のC
H基はN原子により置き換えられている環
【0026】A1及びA2は、それぞれ−CH2CH2−、
−CH=CH−、−C≡C−、−CO2−、−OCO
−、−CH2O−、−OCH2−又は単結合を表す。
【0027】l(エル)及びmは0、1又は2(但し、
l+m=1、2又は3、n=0、1又は2)である。
【0028】Rは、水素、炭素数1〜10の直鎖状アル
キル基、炭素数1〜10のモノ又はジフルオロアルキル
基、炭素数3〜8の分枝鎖状アルキル基、炭素数2〜7
のアルコキシアルキル基又は炭素数2〜8のアルケニル
基を表す。
【0029】Xは、CN、F、Cl、CF3、OCF3
OCHF2、R又はOR基を表す。Y及びZは、それぞ
れH又はFを表わす。
【0030】なお、上記において、l(エル)及びnが
2の場合には(M)中に、mが2の場合には(N)中
に、それぞれ異種環を含んでいてもよい。
【0031】液晶相における本発明のシラシクロヘキサ
ン化合物の割合は、その一種又は二種以上を1〜50重
量%、好ましくは5〜30重量%含有される。また、液
晶組成物には着色ゲスト−ホスト系を生成するための多
色性染料、或いは誘電異方性、粘度ネマチック相の配向
を変えるための添加剤を含むことができる。
【0032】このようにして形成された液晶組成物を利
用して、各種液晶表示素子を通常の方法で製造すること
ができる。すなわち、本発明のシラシクロヘキサン化合
物を含有する液晶組成物は、所望形状の電極を有する透
明基板間に封入して液晶表示素子として使用される。こ
の素子は、必要に応じて各種アンダーコート、配向制御
用オーバーコート、偏光板、フィルター、反射層等を有
しても良い。また、多層セルとしたり、他の表示素子と
組み合わせたり、半導体基板を用いたり、或いは光源を
用いたりする種々のものが使用できる。
【0033】液晶表示素子の駆動方法としては、ダイナ
ミックスキャタリング(DSM)方式、ツイステッドネ
マチック(TN)方式、ゲストホスト(GH)方式等、
液晶表示素子の業界で公知の方式を採用することができ
る。
【0034】
【実施例】以下に具体的な実施例を挙げて本発明をさら
に詳しく説明する。
【0035】「実施例1」 トランス、トランス−4,4’−ジ(4−n−ペンチル
−4−シラシクロヘキシル)ビフェニルの製造 トランス−4−(p−ヨードフェニル)−1−n−ペン
チル−1−シラシクロ.ヘキサン37.2g(100m
mol)とテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラ
ジウム(0)100mgとテトラヒドロフラン(以下
「THF」と称す。)200mlの混合物に、トランス
−4−(p−ヨードフェニル)−1−n−ペンチル−1
−シラシクロヘキサンから金属マグネシウムを反応させ
さらに塩化亜鉛を反応させて調製した有機亜鉛試薬1.
0MのTHF−トルエン(1:1)溶液110mlを滴
下した。生成物を通常の後処理操作した後、クロマトグ
ラフィーで精製して目的物36.8g(収率75%)を
得た。 IR νmax:2916,2850,2100,14
52,1404,1078,924,885,833,
810-1(KBr錠剤法) S−I転移点:168.2℃
【0036】実施例1と同様の方法で以下の目的物を得
た。
【0037】[実施例2] トランス、トランス−4,4’−ジ(4−n−プロピル
−4−シラシクロヘキシル)ビフェニル IR νmax:2918,2852,2100,19
03,1497,1456,985,810,532-1
(KBr錠剤法) S1−S2転移点:95.5℃ S2−I転移点:173.7℃
【0038】[実施例3] トランス、トランス−4−(4−n−ペンチル−4−シ
ラシクロヘキシル)−4’−(4−n−プロピル−4−
シラシクロヘキシル)ビフェニル IR νmax:2916,2850,2100,19
02,1497,1460,1005,812,536
-1(KBr錠剤法) S−N転移点:191.9℃ N−I転移点:231.9℃
【0039】[実施例4] トランス、トランス−4−(4−n−ペンチル−4−シ
ラシクロヘキシル)−4’−(4−n−プロピル−1−
シラシクロヘキシル)ビフェニル
【0040】[実施例5] トランス、トランス−2−フルオロ−4,4’−ジ(4
−n−ペンチル−4−シラシクロヘキシル)ビフェニル
【0041】[実施例6] トランス、トランス−2−フルオロ−4−(4−n−ペ
ンチル−4−シラシクロヘキシル)−4’−(4−n−
ペンチルシクロヘキシル)ビフェニル IR νmax:2920,2848,2100,14
91,1404,1194,987,887,814-1
(KBr錠剤法) C−S転移点:71.3℃ S−N転移点:137.2℃ N−I転移点:225.4℃
【0042】[実施例7] トランス、トランス−2’−フルオロ−4−(4−n−
ペンチル−4−シラシクロヘキシル)−4’−(4−n
−プロピルシクロヘキシル)ビフェニル IR νmax:2953,2918,2850,21
00,1491,1404,985,887,879,
818,582-1(KBr錠剤法) C−S転移点:51.6℃ S−N転移点:89.9℃ N−I転移点:232.6℃
【0043】[実施例8] トランス、トランス−2’−フルオロ−4−(4−n−
ペンチル−4−シラシクロヘキシル)−4’−(4−n
−ペンチルシクロヘキシル)ビフェニル IR νmax:2953,2922,2850,21
02,1493,1446,1404,986,88
7,814,584-1(KBr錠剤法) C−S転移点:69.9℃ S−N転移点:131.2℃ N−I転移点:230.7℃
【0044】[実施例9] トランス、トランス−2’−フルオロ−4−(4−n−
プロピル−4−シラシクロヘキシル)−4’−(4−n
−プロピルシクロヘキシル)ビフェニル IR νmax:2955,2922,2850,20
98,1493,1404,984,887,812-1
(KBr錠剤法) C−S転移点:110.8℃ S−N転移点:118.4℃ N−I転移点:259.3℃
【0045】[実施例10] トランス、トランス−2’−フルオロ−4−(4−n−
プロピル−4−シラシクロヘキシル)−4’−(4−n
−ペンチルシクロヘキシル)ビフェニル IR νmax:2953,2922,2850,21
00,1493,1446,1404,984,88
7,812-1(KBr錠剤法) C−S転移点:53.5℃ S−N転移点:116.8℃ N−I転移点:246.5℃
【0046】[実施例11] トランス、トランス−2−フルオロ−4−(4−n−プ
ロピル−4−シラシクロヘキシル)−4’−(4−n−
プロピルシクロヘキシル)ビフェニル IR νmax:2955,2920,2848,21
04,1491,1404,1194,986,88
9,814-1(KBr錠剤法) C−S転移点:112.9℃ N−I転移点:239.8℃
【0047】[実施例12] トランス、トランス−2−フルオロ−4−(4−n−プ
ロピル−4−シラシクロヘキシル)−4’−(4−n−
ペンチルシクロヘキシル)ビフェニル IR νmax:2955,2922,2850,21
10,1491,1404,1194,986,88
9,818-1(KBr錠剤法) C−S転移点:49.6℃ S−N転移点:104.8℃ N−I転移点:250.1℃
【0048】[実施例13] トランス、トランス−2−フルオロ−4−(4−n−ペ
ンチル−4−シラシクロヘキシル)−4’−(4−n−
プロピルシクロヘキシル)ビフェニル IR νmax:2955,2920,2850,21
02,1446,1404,1194,987,88
7,814-1(KBr錠剤法) C−S転移点:79.0℃ S−N転移点:95.0℃ N−I転移点:247.0℃
【0049】[実施例14] トランス、トランス−4−(1−メチル−4−n−ペン
チル−1−シラシクロヘキシル)−4’−(4−n−ペ
ンチルシクロヘキシル)ビフェニル
【0050】[実施例15] トランス、トランス−4−(4−イソペンチル−4−シ
ラシクロヘキシル)−4’−(4−n−ペンチルシクロ
ヘキシル)ビフェニル
【0051】[実施例16] トランス、トランス−4−(4−n−プロピル−4−シ
ラシクロヘキシル)−4’−(4−n−プロピルシクロ
ヘキシル)ビフェニルの製造 トランス−4−(p−ヨードフェニル)−1−n−プロ
ピル−1−シラシクロヘキサン34.4g(100mm
ol)とトリエチルアミン12.0g(119mmo
l)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウ
ム(0)100mgとN、N−ジメチルホルムアミド2
00mlの混合物に、トランス−4−(4−n−プロピ
ルシクロヘキシル)フェニルホウ酸(対応するグリニヤ
ー試薬とトリメチルホウ酸とを反応させた後10%塩酸
で加水分解して調製)24.7g(100mmol)を
加え、100℃で3時間反応させた。生成物を通常の後
処理操作した後、クロマトグラフィーで精製して目的物
26.0g(収率62%)を得た。 IR νmax:2918,2104,1902,14
97,1444,984,810,532cm-1(KB
r錠剤法) S−N転移点:191.6℃ N−I転移点:274.7℃
【0052】実施例11と同様にして以下の化合物を得
た。
【0053】[実施例17] トランス、トランス−4−(4−n−ペンチル−4−シ
ラシクロヘキシル)−4’−(4−n−プロピルシクロ
ヘキシル)ビフェニル IR νmax:2918,2102,1903,14
97,1446,986,812,536cm-1(KB
r錠剤法) S−N転移点:197.9℃ N−I転移点:252.2℃
【0054】[実施例18] トランス、トランス−4−(4−n−ペンチルシラシク
ロヘキシル)−4’−(4−n−ペンチルシクロヘキシ
ル)ビフェニル IR νmax:2956,2920,2850,21
04,1498,1456,985,887,812c
-1(KBr錠剤法) S−N転移点:203.7℃ N−I転移点:214.1℃
【0055】[実施例19] トランス、トランス−4−(4−n−プロピル−4−シ
ラシクロヘキシル)−4’−(4−n−ペンチルシクロ
ヘキシル)ビフェニル IR νmax:2920,2102,1903,14
97,1446,986,812,536cm-1(KB
r錠剤法) S−N転移点:177.9℃ N−I転移点:210.4℃
【0056】[実施例20] トランス、トランス−4−(4−n−プロピル−4−シ
ラシクロヘキシル)−4’−{4−(4−フルオロプロ
ピルシクロヘキシル)}ビフェニル
【0057】[実施例21] トランス、トランス−4−{4−(4−フルオロペンチ
ル−4−シラシクロヘキシル)−4’−(4−n−ペン
チルシクロヘキシル)ビフェニル
【0058】[実施例22] トランス、トランス−4−{4−(5−メトキシペンチ
ル)−4−シラシクロヘキサン}−4’−(4−n−プ
ロピルシクロヘキシル)ビフェニル
【0059】次に、上記実施例で得られた本発明の化合
物を、既存の液晶組成物に添加して本発明の液晶組成物
を製造した。
【0060】[実施例23] 2−(トランス−4−n−ペンチルシクロヘキシル)−
1−(3,4−ジフルオロフェニル)エタン34%、
1,2−ジフルオロ−4−[トランス−4−(トランス
−4−n−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]
ベンゼン15%および2−[トランス−4−(トランス
−4−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキシル]−1
−(3,4−ジフルオロフェニル)エタン51%から成
る液晶混合物は−17〜63℃の温度範囲でネマチック
液晶相を示す。この混合物85%と実施例11で得られ
たトランス、トランス−4−(4−n−プロピルシラシ
クロヘキシル)−4’−(4−n−プロピルシクロヘキ
シル)ビフェニル15%より成る液晶混合物は、−24
〜94.8℃の拡大された温度範囲でネマチック液晶相
を示す。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、今
までに知られていなかった、環構成元素としてSiを持
ち、且つ高温域にまで拡大したネマチック液晶相を持つ
液晶化合物を提供することができる。本化合物を液晶組
成物の構成成分として用いることにより、高温域にまで
液晶を拡大することができる。
【0062】本発明の液晶化合物は、その置換基の選択
に応じて、従来の類似炭化水素環のCBC構造液晶化合
物と同様に、液晶相の主要部分を構成するベース材料と
して広く使用できる。具体的には、動的散乱(DS)又
は整列相の変形(DAP効果)に基づく表示用の液晶
相、ねじれネマチックセル又はコロステリック−ネマチ
ック相移転に基づく表示素子で使用するための液晶相の
製造に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02F 1/13 500 (72)発明者 清水 孝明 新潟県中頸城郡頸城村大字西福島28番地の 1 信越化学工業株式会社合成技術研究所 内 (72)発明者 荻原 勤 新潟県中頸城郡頸城村大字西福島28番地の 1 信越化学工業株式会社合成技術研究所 内 (72)発明者 斎藤 隆一 新潟県中頸城郡頸城村大字西福島28番地の 1 信越化学工業株式会社合成技術研究所 内 (72)発明者 栗原 英志 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 信越化学工業株式会社コ−ポレ−トリサ −チセンタ−内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で表されるシラシクロ
    ヘキサン化合物。 【化1】 式中において、R及びR’は炭素数1〜10の直鎖状ア
    ルキル基、炭素数1〜10のモノ又はジフルオロアルキ
    ル基、炭素数3〜8の分枝鎖状アルキル基、炭素数2〜
    7のアルコキシアルキル基又は炭素数2〜8のアルケニ
    ル基を表す。 【化2】 及び 【化3】 は、少なくともいずれか一方は、1又は4位のケイ素が
    H、F、Cl又はCH3の置換基を持つトランス−1−
    シラ−1,4−シクロヘキシレン基又はトランス−4−
    シラ−1,4−シクロヘキシレン基を表わす。芳香環上
    の置換基Xは、0個、1個又は2個はFであり、他はH
    を表す。
  2. 【請求項2】 有機金属試薬 【化4】 (Rは一般式(I)と同じ、MはMgP(Pはハロゲン
    原子)、ZnP又はB(OY)2(YはH又はアルキル
    基)、XはF又はHを表す。)と、ハロゲン化アリール
    化合物 【化5】 (R’は一般式(I)と同じ、Qはハロゲン原子を表
    す。)との遷移金属化合物の触媒下での炭素−炭素結合
    形成反応によることを特徴とする請求項1記載のシラシ
    クロヘキサン化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のシラシクロヘキサン化合
    物を含有することを特徴とする液晶組成物。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の液晶組成物を含有するこ
    とを特徴とする液晶表示素子。
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