JPH07231820A - リクライニング装置 - Google Patents

リクライニング装置

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JPH07231820A
JPH07231820A JP31643394A JP31643394A JPH07231820A JP H07231820 A JPH07231820 A JP H07231820A JP 31643394 A JP31643394 A JP 31643394A JP 31643394 A JP31643394 A JP 31643394A JP H07231820 A JPH07231820 A JP H07231820A
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tooth
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浩司 古賀
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信吾 市河
Masahito Horie
雅人 堀江
Takeshi Tezuka
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートバックの傾斜を調整可能にするリクラ
イニング装置に関し、細かなピッチでリクライニングア
ングル調整が可能なリクライニング装置提供することを
目的とする。 【構成】 第1のポール28と第2のポール29とは、
どちらか一方のポールの歯部28a又は29aが内歯2
7に噛合する時には、他方のポールの歯部28a,29
aは内歯27に乗り上げるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等に用いられるシ
ートで、シートバックの傾斜を調節可能にするリクライ
ニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図面を用いて従来例を説明する。図8は
従来の第1の両側リクライニング装置の一方を示す側面
図、図9は図8におけるA-A断面図である。
【0003】1はシートクッション側に固着されるロア
アームで、このロアアーム1には、ヒンジピン2でもっ
てアッパアーム3が傾動可能に軸支されている。アッパ
アーム3は、その上部がシートバック側に固着されるも
ので、スパイラルスプリング4によって、前倒れ方向に
付勢されている。5は扇状のラチェットで、基端部がア
ッパアーム3に固着され、アッパアーム3と一体となっ
て回転するものである。このラチェット5には、一端が
ロアアーム1の円弧状の長孔6に挿通されるピン7が固
着されている。アッパアーム3の最大回転角は、このピ
ン7の回転範囲によって定まる。更に、ラチェット5の
円弧部の下部及び中央部には歯が刻設された歯部5a
が、円弧部の上部にはプレーンなトッピング部5bが形
成されている。
【0004】8はラチェット5の歯部5aと係合可能な
歯部8aが回転端部に形成されたポールで、ピン9でも
ってロアアーム1に回転可能に取付けられている。又、
ポール8には、ピン10が植設されている。11はヒン
ジピン2に枢着され、図5の反時計方向にテンションス
プリング20によって付勢されたレリーズアームで、そ
のカム孔12にピン10が挿通されている。このレリー
ズアーム11の延設部は、ハンドル13となっている。
14は、一端はヒンジピン2に枢着され、他端はアーム
ヒンジピン15でもってレリーズアーム11に固着され
たアームプレートである。アームヒンジピン15の大径
部には、ポール8の背部に当接するスペーサ16が挿通
されている。17は端部にフックプレート18が溶接等
で固着されたコネクティングパイプで、一端側には、ヒ
ンジピン2の小径部が挿入されている。
【0005】又、フックプレート18の先端部は、アー
ムプレート14の連結用孔19に挿入されている。この
フックプレート18の先端部の幅はアームプレート14
の連結用孔19の幅より小さく選ばれている。
【0006】尚、21はレリーズアーム11とポール8
との間に配設された略三角形状のサブプレートで、1つ
の端部はヒンジピン2に係合し、他の2つの端部はロア
アーム1にピンでもって係止されている。そして、この
サブプレート21はポール8とラチェット5との噛合部
分を覆い、ポール8とラチェット5との噛合のヒンジピ
ン2の軸方向のずれを規制するようになっている。
【0007】又、ロアアーム1,ラチェット5,アッパア
ーム3,サブプレート21及びレリーズアーム11はヒ
ンジピン2のつば部2a及びヒンジピン2に係合するE
リング22によって、ヒンジピン2の軸方向の移動が禁
止されている。
【0008】次に、上記構成の作動を説明する。ハンド
ル13(レリーズアーム11)をテンションスプリング2
0の付勢力に抗して、図8において、時計方向に回転さ
せると、ポール8はカム穴12に案内されて反時計方向
に回転し、ラチェット5の歯部5aとの係合が解除さ
れ、アッパアーム3はロアアーム1に対して傾動可能な
状態となる。
【0009】一方、ハンドル13の回転力はアームプレ
ート14に連結用穴19に挿入されるフックプレート1
8,フックプレート18が固着されたコネクティングパ
イプ17を介して、インナ側のリクライニング装置に伝
達される。
【0010】そして、アッパアーム3を傾動させ、所望
のリクライニング角を得たならば、ハンドル13を回転
させている力を解除する。すると、テンションスプリン
グ20の付勢力によって、ポール8の歯部8aが再びラ
チェット5の歯部5aと係合し、ロック状態となる。
【0011】又、非着座状態で、ハンドル13を図8に
おいて、時計方向に回転させ、ポール8の歯部8aとラ
チェット5の歯部5aとの係合を解除すると、スパイラ
ルスプリング4の付勢力によって、アッパアーム3は、
ピン7が長穴6の下方の端部に当接するまで前傾する。
そして、ポール8の歯部8aは、ラチェット5のトッピ
ング部5bに当接し、アンロック状態となり、アッパア
ーム3はスパイラル4の付勢力に抗して後傾可能な前傾
れ状態となる。
【0012】しかし、このようなリクライニング装置に
おいては、アッパアーム3の下部にラチェット5,ポー
ル8等を設けることにより、スペースを多く取ることに
加え、見栄えも悪いという問題点がある。
【0013】そこで、この問題点を解決するリクライニ
ング装置として、図10に示すようなリクライニング装
置が提案されている。図10は実開昭63-36348号に記載
されたリクライニング装置の構成図である。
【0014】図において、101はアッパアーム、10
2はロアアームである。アッパアーム101の基端部に
は、内歯103が形成されている。内歯103の中心に
は穴(図示せず)が穿設され、この穴には、シャフト10
4が回転可能に嵌合している。同様にロアアーム102
の基端部にも、穴(図示せず)が穿設され、この穴にシャ
フト104が回転可能に嵌合している。
【0015】アッパアーム101の内歯103内には、
4本のピン105が等間隔(90°ピッチ)で立設されてい
る。また、内歯103内には、内歯103に噛合可能な
4つのポール106が配設されている。各ポール106
には、内歯103方向に延出し、ピン105が遊嵌する
長穴107が設けられている。更に、各ポール106は
図示しない付勢手段で内歯103より離反する方向に付
勢されている。
【0016】シャフト104には、断面四角形のカム1
08が固着されている。このカム108は4つの角部が
各ポール106の背面(内歯103との噛合面と反対側
の面)を押圧可能となっている。また、シャフト104
の上部には、ハンドル109が設けられ、このハンドル
109はスプリング110によって、カム108の角部
がポール106の背面を押圧する方向(矢印方向)に付勢
されている。
【0017】次に、上記構成の作動を説明する。図10
に示す状態は、カム108の角部がポール106の背面
を押圧し、ポール106は内歯103に噛合しており、
アッパアーム101は傾動が禁止された状態となってい
る。
【0018】次に、ハンドル109をスプリング110
の付勢力に抗して、反矢印方向に回転させると、カム1
08の角部のポール106の背面への押圧が解除され、
ポール106は図示しない付勢手段により内歯103よ
り離反し、噛合状態が解除される。よって、アッパアー
ム101を傾動させることが可能となる。
【0019】所望の傾動を行った後、ハンドル109を
操作する力を解除すると、ハンドル109はスプリング
110の付勢力でもって、矢印方向に回転し、カム10
8の角部がポール106の背面を押圧する。カム108
の角部により押圧されたポール106は再び内歯103
に噛合し、アッパアーム101は再び傾動が禁止された
状態になる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図10に示す
リクライニング装置においては、アッパアームの寸法よ
り内歯103のピッチ円直径には限界があり、また、個
々の歯の加工性及び強度の点から個々の歯の大きさ(モ
ジュール)も限界があり、内歯103の歯数は一定以上
には、多く取れない。よって、この様な従来のリクライ
ニング装置の調整角度のピッチは4°程度であり、これ
以下の細かなピッチでのリクライニングアングル調整は
できない。
【0021】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、その第1の目的は、省スペースで、見栄えが良好
で、更に、構造が簡単なリクライニング装置を提供する
ことにある。
【0022】又、第2の目的は、細かなピッチでリクラ
イニングアングル調整が可能なリクライニング装置を提
供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
の発明は、シートクッション側に固設され、基端部に穴
が形成されたロアアームと、シートバック側に固設さ
れ、基端部に穴が形成されたアッパアームと、前記前記
ロアアームの穴,前記アッパアームの穴に遊嵌し、前記
アッパアームを傾動可能に軸支するヒンジピンと、前記
ロアアーム,前記アッパアームの基端部の内どちらか一
方に形成され、前記穴を同心とする内歯と、前記ロアア
ーム,前記アッパアームの間に配設され、前記内歯に噛
合可能な歯部,歯部と反対側の背面には係合部が形成さ
れたポールと、基端部は前記ヒンジピンに連設され、回
転端部は前記ポールの背面を押圧可能で、係合部に係合
可能なカムと、前記カムの回転端部側が前記ポールの背
面を押圧する方向に前記カムを付勢する付勢手段と、前
記ロアアーム,前記アッパアームの基端部の内の他方の
アームに形成され、前記ポールを前記内歯に案内するガ
イドとを有したものである。
【0024】また、前記カムの回転端部の形状及び前記
ポールの背面の形状は、前記カムの回転端部の前記ポー
ルの背面への押圧力が前記ポールの内歯の半径方向の分
力成分と、前記ガイド方向の分力成分とを有するような
形状とすることが、ポールがこじれなく、スムーズに動
く点で望ましい。
【0025】第2の発明は、シートクッション側に固設
され、基端部に穴が形成されたロアアームと、シートバ
ック側に固設され、基端部に穴が形成されたアッパアー
ムと、前記前記ロアアームの穴,前記アッパアームの穴
に遊嵌し、前記アッパアームを傾動可能に軸支し、前記
ロアアームから前記アッパアーム間の断面形状が小判形
である小判部を有するヒンジピンと、前記ロアアーム,
前記アッパアームの基端部の内どちらか一方に形成さ
れ、前記穴を同心とする内歯と、前記ロアアーム,前記
アッパアームの間に配設され、前記内歯に噛合可能な歯
部,歯部と反対側の背面には係合部が形成された第1の
ポールと、前記ロアアーム,前記アッパアームの間に配
設され、前記内歯に噛合可能な歯部,歯部と反対側の背
面には係合部が形成され、第1のポールと同一形状の第
2のポールと、回転基端部側には前記ヒンジピンの小判
部が遊嵌する略小判形の穴を有し、回転端部側は前記第
1のポールの背面を押圧可能で、係合部に係合可能な第
1のカムと、回転基端部側には前記ヒンジピンの小判部
が遊嵌する略小判形の穴を有し、回転端部側は前記第2
のポールの背面を押圧可能で、係合部に係合可能な第1
のカムと同一形状の第2のカムと、前記第1のカムの回
転端部側が前記第1のポールの背面を押圧する方向に前
記第1のカムを付勢する第1の付勢手段と、前記第2の
カムの回転端部側が前記第2のポールの背面を押圧する
方向に前記第2のカムを付勢する第2の付勢手段と、前
記ロアアーム,前記アッパアームの基端部の内の他方の
アームに形成され、前記第1のポールを前記内歯に案内
する第1のガイドと、前記ロアアーム,前記アッパアー
ムの基端部の内の他方のアームに形成され、前記第2の
ポールを前記内歯に案内する第2のガイドとを有し、前
記第1のガイド及び第2のガイドは、前記第1のポール
と前記第2のポールのうち、どちらか一方のポールの歯
部が前記内歯に噛合する時には、他方のポールの歯部は
前記内歯に乗り上げるように設けられるものである。
【0026】又、第2の発明のカムの略小判形の穴は、
円弧部の径は前記ヒンジピンの小判部の円弧部の径と略
同一で、円弧部の長さは前記ヒンジピンの小判部の円弧
部の長さより長く設定され、円弧間の辺は、前記ヒンジ
ピンの小判部の平面部の略中心に向かって凸状で、少な
くとも一方の直線部が前記ヒンジピンの小判部の平面部
と常時当接する2本の直線部から構成されることが、ヒ
ンジピンのガタを無くす点で望ましい。
【0027】
【作用】第1の発明のリクライニング装置において、通
常状態では、付勢手段の付勢力により、ポールの歯部が
内歯に噛合し、アッパアームの傾動は禁止されている。
【0028】ここで、ヒンジピンを付勢手段の付勢力に
抗して回転することにより、カムが回転し、ポールの背
面への押圧が解除されると共に、ポールの係合部に係合
し、ポールの歯部と内歯との噛合か解除され、アッパア
ームはロアアームに対して傾動可能な状態となる。
【0029】次に、ヒンジピンを回転する力を解除する
と、付勢手段の付勢力により、カムの回転端部側はポー
ルの背面を押圧し、ポールの歯部が内歯に噛合し、再び
アッパアームの傾動が禁止された状態となる。
【0030】又、カムの回転端部の形状及び前記ポール
の背面の形状は、前記カムの回転端部の前記ポールの背
面への押圧力が前記ポールの内歯の半径方向の分力成分
と、前記ガイド方向の分力成分とを有するような形状と
することにより、ポールの歯部が鬱歯に噛合する際に、
ポールがガイドに押圧しながら噛合するのでポールが回
転せず噛合でき、噛合不良がなくなる点で好ましい。
【0031】第2の発明のリクライニング装置におい
て、通常状態では、第1及び第2の付勢手段の付勢力に
より、第1のポール及び第2のポールの歯部の内どちら
か一方の歯部が内歯に噛合し、アッパアームの傾動は禁
止されている。
【0032】ここで、ヒンジピンを第1及び第2の付勢
手段の付勢力に抗して回転することにより、第1のカム
及び第2のカムが回転し、第1及び第2のポールの背面
への押圧が解除されると共に、第1及び第2のポールの
係合部に係合し、ポールの歯部と内歯との噛合か解除さ
れ、アッパアームはロアアームに対して傾動可能な状態
となる。
【0033】次に、ヒンジピンを回転する力を解除する
と、第1及び第2の付勢手段の付勢力により、第1及び
第2のカムの回転端部側は第1及び第2のポールの背面
を押圧し、第1及び第2のポールの歯部の内どちらか一
方の歯部が内歯に噛合し、再びアッパアームの傾動が禁
止された状態となる。
【0034】上記構成によれば、第1のポールと第2の
ポールとは、どちらか一方のポールの歯部が内歯に噛合
する時には、他方のポールの歯部は内歯に乗り上げるよ
うにずれて配設されているので、リクライニングアング
ルのピッチは内歯のピッチの半分となる。
【0035】第1及び第2のカムは一方のポールの歯部
が内歯に係合している時には、他方のポールの歯部は内
歯に乗り上げている。よって、第1のポール及び第2の
ポールの背面の位置が異なり、このポールの背面を押圧
する第1及び第2のカムの回転角も異っている。
【0036】しかし、カムの略小判形の穴の形状は、円
弧の径はヒンジピンの小判部の円弧部の径と略同一で、
円弧部間の辺は、前記ヒンジピンの小判部の平面部の略
中心に向かって凸状で、少なくとも一方の直線部が前記
ヒンジピンの小判部の平面部と常時当接する2本の直線
部から構成されているので、ヒンジピンのガタはない。
【0037】
【実施例】次に図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の第1の実施例の両側リクライニング
装置の構成図、図2は図1におけるB-B断面図である。
【0038】図において、151はシートクッション側
に固設され、基端部に穴152が形成されたアッパアー
ム、153はシートバック側に固設され、基端部に穴1
54が形成されたロアアームである。ロアアーム153
の穴154には、中空円筒形のブッシュ155が嵌合
し、ブッシュ155のつば部155aはロアアーム15
3に固着されている。
【0039】ロアアーム153の穴154(ブッシュ1
55),アッパアーム151の穴152には、ロアアーム
153に対してアッパアーム151を傾動可能に軸支す
るヒンジピン156が遊嵌している。
【0040】アッパアーム151の基端部には、穴15
2を同心とする内歯158がハーフブロー成形(プレス
加工)または積層成形を用いて形成されている。このヒ
ンジピン156の中間部には、アッパアーム151の内
歯158とロアアーム153とから形成される閉空間に
延出するカム157が形成されている。
【0041】更に、アッパアーム151の内歯158と
ロアアーム153とから形成される閉空間には、内歯1
58に噛合可能な歯部159aを有したポール159が
配設されている。ポールの歯部159aと反対側の面で
ある背面159bには、カム157の一方の回転端部で
ある押圧部157bが当接すると共に、背面159b側
には係合部159cが形成されている。
【0042】尚、本実施例では、カム157の押圧部1
57bのポール159の背面159bへの押圧力Fは、
ポール159の内歯158の半径方向分力Fxと、ガイド
161方向の分力Fyとを有するように、カムの押圧部1
57bの形状及びポール159の背面159bの形状が
設定されている。
【0043】ポール159は、ロアアーム153側に設
けられたガイド160,161で内歯158方向に接近/
離反する方向に移動可能に案内されている。163はブ
ッシュ155の外筒面に回転可能に係合するレリーズア
ームである。このレリーズアーム163の一方の回転端
部には、穴163aが穿設されている。
【0044】一方、カム157の他方の回転端部には、
ロアアーム153方向に折曲されたフック部157aが
形成されている。又、ロアアーム153には、穴154
と同心の円弧状の長穴153aが形成されている。そし
て、カム157のフック部157aは、長穴153aを
挿通し、レリーズアーム163の穴163aに係合し、
レリーズアーム163とカム157とは一体となって回
転するようになっている。
【0045】レリーズアーム163には、一端部がロア
アーム153に係止されたスプリング165の他端部が
係合し、レリーズアーム163に、カム157の押圧部
157bがポール159の背面159bを押圧する方向
に付勢力を与えている。
【0046】170は内端部が、ヒンジピン150の端
面に形成された溝150aに係合し、外端部が、アッパ
アーム151に立設されたピン171に係合し、アッパ
アーム151を前傾れ方向に付勢するスプリングであ
る。このスプリング170は、ウォークイン時にシート
バックを再前傾位置まで傾動させるものである。
【0047】また、ロアアーム153には、アッパアー
ム151に立設されたピン171が当接可能な第1及び
第2の係合部173,174が形成され、ピン171が
これら係合部173,174に当接する間だけアッパア
ーム151は回転可能となっている。
【0048】ヒンジピン156の先端部には、断面形状
が矩形の矩形部156aが形成されている。178は一
方の端部が、一方のリクライニング装置のヒンジピン1
56の矩形部156aに係合し、他方の端部が他方のリ
クライニング装置(図示せず)のヒンジピンの矩形部に係
合しするコネクティングパイプで、一方のリクライニン
グ装置のヒンジピンの回転を他方のリクライニング装置
のヒンジピンに伝達するものである。
【0049】180はヒンジピン156に係合し、ロア
アーム153と協同して アッパアーム151,カム15
7を保持するロアアームプレートである。又、181は
ヒンジピン156に係合し、ロアアームプレート180
に当接可能なEリング(プッシュナット)で、ヒンジピン
156のコネクティングパイプ178と反対側への移動
を規制するものである。182はブッシュ155の外筒
面に係合し、レリーズアーム163が当接可能なEリン
グ(プッシュナット)で、レリーズアーム163のスプリ
ング170方向の移動を規制するものである。
【0050】次に、上記構成の作動を説明する。図1に
示す状態は、スプリング165の付勢力により、カム1
57の押圧部157bがポール159の背面159bを
押圧し、ポール159の歯部159aが内歯158に噛
合し、アッパアーム151の傾動が禁止されている。
【0051】この状態で、スプリング165の付勢力に
抗して、レリーズアーム163を図1において、時計方
向に回転すると、カム157が回転し、カム157の押
圧部157bのポール159の背面159aへの押圧が
解除されると共に、カム157がポール159の係合部
159cに係合し、ポール159を内歯159bより離
反する方向に移動させる。よって、ポール159の歯部
159aと内歯158との噛合か解除され、アッパアー
ム151はロアアーム153に対して傾動可能な状態と
なる。
【0052】この時、着座者がいない場合は、スプリン
グ170の付勢力により、アッパアーム151はピン1
71がロアアーム153の第1の係合部173に等右折
するまで、傾動する。
【0053】又、着座者がいる場合には、所望のシート
バックの傾動を行った後、レリーズアーム163を操作
する力を解除すると、スプリング165の付勢力によ
り、カム157はポール159の係合部159cより離
脱し、カム157の押圧部157bがポール159の背
面159bを押圧する。この押圧により、ポール159
は内歯158方向に移動し、ポール159の歯部159
aが内歯158に噛合し、再びアッパアーム151の傾
動が禁止された状態となる。
【0054】上記構成によれば、アッパアーム151の
内歯158とロアアーム153とから形成される閉空間
には、ロック機能部品を収容したので、省スペースで見
栄えがよい。
【0055】又、カム157の押圧部157bのポール
159の背面159bへの押圧力Fは、ポール159の
内歯158の半径方向分力Fxと、ガイド161方向の分
力Fyとを有するように、カムの押圧部157bの形状及
びポール159の背面159bの形状が設定されている
ので、ポール159の歯部159aが内歯158に噛合
する際に、ポール159がガイド161に押圧しながら
噛合するので、ポール159の回転が禁止され、噛合不
良がなくなる。
【0056】尚、本発明は上記実施例に限定するもので
はない。例えば、上記実施例では、内歯158をアッパ
アーム151に設け、ガイド160,161をロアアー
ム153に設けたが、逆に、内歯をロアアームにガイド
をアッパアームに設けてもよい。
【0057】次に、本発明の第2の実施例を説明する。
図3は本発明の一実施例の構成図、図4は図3における
A-A断面図、図5は図1におけるカムの略小判形の穴の
形状を説明する図、図6は図1に示すリクライニング装
置が設けられたシートの斜視図、図7は本実施例の効果
を説明する図である。
【0058】図3及び図4において、21はシートクッ
ション側に固設され、基端部に穴22が形成されたアッ
パアーム、23はシートバック側に固設され、基端部に
穴24が形成されたロアアームである。ロアアーム23
の穴22,アッパアーム21の穴24には、ロアアーム
23に対してアッパアーム21を傾動可能に軸支するヒ
ンジピン25が遊嵌している。このヒンジピン25のロ
アアーム23からアッパアーム21間には、断面形状が
小判形である小判部26が形成されている。
【0059】アッパアーム21の基端部には、穴22を
同心とする内歯27がハーフブロー成形(プレス加工)ま
たは積層成形を用いて形成されている。尚、本実施例で
は、内歯27において、一部歯を形成していない部分が
あるが、この範囲は、シートのウォークイン作動の時シ
ートバックが通常位置から最前傾位置迄傾動する範囲に
相当し、この範囲でロックされることはない。
【0060】アッパアーム21の内歯27とロアアーム
23とから形成される閉空間内には、内歯27に噛合可
能な歯部28aを有した第1のポール28と、第1のポ
ール28と同一形状で、内歯27に噛合可能な歯部29
aを有した第2のポール29とが配設されている。これ
ら第1及び第2のポール28,29の歯部28a,29a
と反対側の背面28b,29bには係合部28c,29c
が形成されている。
【0061】これら第1及び第2のポール28,29
は、ロアアーム23側に設けられた第1のガイド30と
第2のガイド31とで内歯27方向に接近/離反する方
向に移動可能にガイドされている。
【0062】これらガイド30,31は、第1のポール
28の歯部28aと第2のポール29の歯部29aと
は、どちらか一方のポールの歯部が内歯27に噛合する
時には、他方のポールの歯部は内歯27に乗り上げるよ
うに配設されている。
【0063】ヒンジピン25の小判部26には、同一形
状の第1のカム32と第2のカム33が嵌合している。
これらカム32,33は、回転基端部側にヒンジピン2
5の小判部26が遊嵌する略小判形の穴32a,33a
を有し、回転端部側はポール28,29の背面28b,2
9bを押圧可能で、係合部28c,29cに係合可能な
形状になっている。
【0064】第1及び第2のカム32,33の略小判径
の穴32a,33aの形状は、図3に示すように、円弧
部の径はヒンジピン25の小判部26の円弧部の径と略
同一で、円弧部の長さはヒンジピン25の小判部26の
円弧部の長さより長く設定され、円弧部間の辺は、ヒン
ジピン25の小判部26の平面部の略中心に向かう凸状
の2本の直線部から構成されている。
【0065】更に、第1のカム32は一端部が第1のガ
イド30を押圧し、他端部が第1のカム30に係止する
付勢部材としてのトーションスプリング34によって、
第1のカム32の回転端部側が第1のポール28の背面
を押圧する方向に付勢されている。同様に、第2のカム
33は一端部が第2のガイド31を押圧し、他端部が第
2のカム33に係止する付勢部材としてのトーションス
プリング35によって、第2のカム33の回転端部側が
第2のポール29の背面を押圧する方向に付勢されてい
る。
【0066】このような構成のリクライニング装置40
は、図6に示すように、シートに取付けられる。尚、こ
の図において、36はヒンジピン25の先端に設けられ
たハンドルである。
【0067】次に、上記構成の作動を説明する。図3に
示す状態は、ポールの歯部(本図においては、第1のポ
ール28の歯部28a)が内歯27に噛合し、アッパア
ーム21の傾動が禁止されている。
【0068】この状態で、トーションスプリング34,
35の付勢力に抗して、ハンドル36を矢印方向に回転
すると、第1のカム32及び第2のカム33が回転し、
第1のカム32及び第2のカム33の回転端部の第1及
び第2のポール28,29の背面への押圧が解除される
と共に、第1のカム32及び第2のカム33の回転端部
は第1及び第2のポール28,29の係合部28c,29
cに係合し、第1及び第2のポール28,29を内歯2
7より離反する方向に移動させる。よって、第1及び第
2のポール28,29の歯部28a,29aと内歯27と
の噛合か解除され、アッパアーム21はロアアーム23
に対して傾動可能な状態となる。
【0069】所望の傾動を行った後、ハンドル36を操
作する力を解除すると、トーションスプリング34,3
5の付勢力により、第1及び第2のカム32,33の回
転端部側は第1及び第2のポール28,29の係合部2
8c,29cより離脱し、背面28b,29bを押圧す
る。この押圧により、第1及び第2のポール28,29
は内歯27方向に移動し、第1及び第2のポール28,
29の歯部28a,29aの内どちらか一方の歯部が内
歯27に噛合し、他方は内歯に乗り上げ、再びアッパア
ームの傾動が禁止された状態となる。
【0070】上記構成によれば、第1のポール28と第
2のポール29とは、どちらか一方のポールの歯部が内
歯27に噛合する時には、他方のポールの歯部は内歯2
7に乗り上げるようにずれて配設されているので、リク
ライニングアングルのピッチは内歯27のピッチの半分
(例えば、4°→2°)となり、従来のリクライニング装置
より細かなピッチでリクライニングアングル調整が可能
となる。
【0071】また、第1及び第2のカム32,33は一
方のポールの歯部が内歯27に係合している時には、他
方のポールの歯部は内歯27に乗り上げている。よっ
て、第1のポール28及び第2のポール29の背面の位
置が異なり、このポール28,29の背面を押圧する第
1及び第2のカム32,33の回転角も異っている。
【0072】しかし、本実施例では、第1及び第2のカ
ム32,33の略小判形の穴32a,33aは図5に示す
ような形状とした。よって、図7に示すように、ヒンジ
ピン25の小判部26の両方の平面の一部は、常時第1
及び第2のポール28,29の穴28d,29dの直線部
と当接しているので、ヒンジピン25のガタがない。
【0073】尚、本発明は上記実施例に限定するもので
はない。例えば、上記実施例では、内歯27をアッパア
ーム21に設け、第1及び第2のガイドをロアアーム2
3に設けたが、逆に、内歯をロアアームに第1及び第2
のガイドをアッパアームに設けてもよい。
【0074】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、次の
ような効果を得ることができる。 (1) アッパアーム151とロアアーム153との間に、
ロック機能部品を収容したので、省スペースで見栄えが
よい。
【0075】(2) カムの回転端部の形状及び前記ポール
の背面の形状は、前記カムの回転端部の前記ポールの背
面への押圧力が前記ポールの内歯の半径方向の分力成分
と、前記ガイド方向の分力成分とを有するような形状と
することにより、ポールの歯部が鬱歯に噛合する際に、
ポールがガイドに押圧しながら噛合するのでポールが回
転せず噛合でき、噛合不良がなくなる。
【0076】(3) 第1のポールと第2のポールとは、ど
ちらか一方のポールの歯部が内歯に噛合する時には、他
方のポールの歯部は内歯に乗り上げるようにずれて配設
されているので、リクライニングアングルのピッチは内
歯のピッチの半分となり、細かなピッチでリクライニン
グアングル調整が可能となる。
【0077】(4) カムの略小判形の穴の形状は、円弧の
径はヒンジピンの小判部の円弧部の径と略同一で、円弧
部間の辺は、前記ヒンジピンの小判部の平面部の略中心
に向かって凸状で、少なくとも一方の直線部が前記ヒン
ジピンの小判部の平面部と常時当接する2本の直線部か
ら構成されるているので、ヒンジピンのガタはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の両側リクライニング装
置の構成図である。
【図2】図1におけるB-B断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例のリクライニング装置の
構成図である。
【図4】図3におけるA-A断面図である。
【図5】図3におけるカムの略小判形の穴の形状を説明
する図である。
【図6】図3に示すリクライニング装置が設けられたシ
ートの斜視図である。
【図7】本実施例の効果を説明する図である。
【図8】従来の第1の両側リクライニング装置の一方を
示す側面図である。
【図9】図8TにおけるA-A断面図である。
【図10】従来の第2のリクライニング装置を説明する
構成図である。
【符号の説明】
21,151 アッパアーム 22,24,152,154 穴 23,153 ロアアーム 25,156 ヒンジピン 26 小判部 27,158 内歯 28 第1のポール 28a,29a,159a 歯部 28b,29b,159b 背面 28c,29c,159c 係合部 29 第2のポール 30 第1のガイド 31 第2のガイド 32 第1のカム 33 第2のカム 34,35 トーションスプリング 36 ハンドル 40 リクライニング装置 157 カム 159 ポール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 手塚 威 神奈川県藤沢市桐原町2番地 シロキ工業 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッション側に固設され、基端部
    に穴が形成されたロアアームと、 シートバック側に固設され、基端部に穴が形成されたア
    ッパアームと、 前記前記ロアアームの穴,前記アッパアームの穴に遊嵌
    し、前記アッパアームを傾動可能に軸支するヒンジピン
    と、 前記ロアアーム,前記アッパアームの基端部の内どちら
    か一方に形成され、前記穴を同心とする内歯と、 前記ロアアーム,前記アッパアームの間に配設され、前
    記内歯に噛合可能な歯部,歯部と反対側の背面には係合
    部が形成されたポールと、 基端部は前記ヒンジピンに連設され、回転端部は前記ポ
    ールの背面を押圧可能で、係合部に係合可能なカムと、 前記カムの回転端部側が前記ポールの背面を押圧する方
    向に前記カムを付勢する付勢手段と、 前記ロアアーム,前記アッパアームの基端部の内の他方
    のアームに形成され、前記ポールを前記内歯に案内する
    ガイドと、を有したことを特徴とするリクライニング装
    置。
  2. 【請求項2】 前記カムの回転端部の前記ポールの背面
    への押圧力は、 前記ポールの内歯の半径方向の分力成分と、前記ガイド
    方向の分力成分とを有するように、前記カムの回転端部
    の形状及び前記ポールの背面の形状を設定したことを特
    徴とする請求項1記載のリクライニング装置。
  3. 【請求項3】 シートクッション側に固設され、基端部
    に穴が形成されたロアアームと、 シートバック側に固設され、基端部に穴が形成されたア
    ッパアームと、 前記前記ロアアームの穴,前記アッパアームの穴に遊嵌
    し、前記アッパアームを傾動可能に軸支し、前記ロアア
    ームから前記アッパアーム間の断面形状が小判形である
    小判部を有するヒンジピンと、 前記ロアアーム,前記アッパアームの基端部の内どちら
    か一方に形成され、前記穴を同心とする内歯と、 前記ロアアーム,前記アッパアームの間に配設され、前
    記内歯に噛合可能な歯部,歯部と反対側の背面には係合
    部が形成された第1のポールと、 前記ロアアーム,前記アッパアームの間に配設され、前
    記内歯に噛合可能な歯部,歯部と反対側の背面には係合
    部が形成され、第1のポールと同一形状の第2のポール
    と、 回転基端部側には前記ヒンジピンの小判部が遊嵌する略
    小判形の穴を有し、回転端部側は前記第1のポールの背
    面を押圧可能で、係合部に係合可能な第1のカムと、 回転基端部側には前記ヒンジピンの小判部が遊嵌する略
    小判形の穴を有し、回転端部側は前記第2のポールの背
    面を押圧可能で、係合部に係合可能な第1のカムと同一
    形状の第2のカムと、 前記第1のカムの回転端部側が前記第1のポールの背面
    を押圧する方向に前記第1のカムを付勢する第1の付勢
    手段と、 前記第2のカムの回転端部側が前記第2のポールの背面
    を押圧する方向に前記第2のカムを付勢する第2の付勢
    手段と、 前記ロアアーム,前記アッパアームの基端部の内の他方
    のアームに形成され、前記第1のポールを前記内歯に案
    内する第1のガイドと、 前記ロアアーム,前記アッパアームの基端部の内の他方
    のアームに形成され、前記第2のポールを前記内歯に案
    内する第2のガイドと、を有し、 前記第1のガイド及び第2のガイドは、前記第1のポー
    ルと前記第2のポールのうち、どちらか一方のポールの
    歯部が前記内歯に噛合する時には、他方のポールの歯部
    は前記内歯に乗り上げるように設けられることを特徴と
    するリクライニング装置。
  4. 【請求項4】 前記カムの略小判形の穴は、 円弧部の径は前記ヒンジピンの小判部の円弧部の径と略
    同一で、円弧部の長さは前記ヒンジピンの小判部の円弧
    部の長さより長く設定され、 円弧間の辺は、前記ヒンジピンの小判部の平面部の略中
    心に向かって凸状で、少なくとも一方の直線部が前記ヒ
    ンジピンの小判部の平面部と常時当接する2本の直線部
    から構成されることを特徴とする請求項3記載のリクラ
    イニング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0773132A3 (en) * 1995-11-08 1998-12-02 Ikeda Bussan Co., Ltd. Seat reclining device
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