JPH0723512A - ケーブル延線機 - Google Patents

ケーブル延線機

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JPH0723512A
JPH0723512A JP16178693A JP16178693A JPH0723512A JP H0723512 A JPH0723512 A JP H0723512A JP 16178693 A JP16178693 A JP 16178693A JP 16178693 A JP16178693 A JP 16178693A JP H0723512 A JPH0723512 A JP H0723512A
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JP
Japan
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roller
rollers
shaft
frame
cable
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JP16178693A
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Naoyuki Tanano
直行 棚野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブル延線機を小型軽量化する。 【構成】 第一ローラ10及び第二ローラ12の軸方向を平
行と成し、複数の第一ローラ10を第二ローラ12の軸方向
に沿って所定間隔で配置する。第一ローラ10及び第二ロ
ーラ12の双方又はいずれか一方を、ローラ回転用の駆動
源を内蔵するプーリモータとする。これにより、第一ロ
ーラ10、第二ローラ12及び駆動源の配設スペースを小さ
くし、目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はケーブルの布設や撤去
に用いるケーブル延線機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、上下一対のベルトでケーブル
を押圧挟持し、これらベルトを回転駆動することにより
ケーブルを送り出すようにした構造のケーブル延線機が
提案されている。この構造の延線機では、上側のベルト
を環状と成して一対のベルト車の間に設け、下側のベル
トを環状と成して他の一対のベルト車の間に設ける。そ
して下側のベルト車の軸を電動モータで回転駆動してケ
ーブルを送り出す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の延線機は、上下一対のベルトでケーブルを送り出
すので、全体的に大型になる。
【0004】また従来においては1台のケーブル延線機
で径の異なる複数種類のケーブルを並行して送り出せる
ように構成したものは提案されていなかった。
【0005】この発明の第一の目的は上述した従来の問
題点を解決し、小型化を図れるケーブル延線機を提供す
ることにある。
【0006】またこの発明の第二の目的は上述した従来
の問題点を解決し、径の異なる複数種類のケーブルを並
行して送り出せるケーブル延線機を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、第一発明のケーブル延線機は、ケーブルを押圧挟持
して送り出す第一ローラ及び第二ローラと、第一ローラ
の軸が結合され第二ローラの軸が固定されるフレーム
と、第一ローラの軸を、フレームと第一及び第二ローラ
の配列方向における所定の停止位置との間で当該配列方
向の遊動可能に、フレームと結合させる結合部と、第一
ローラの軸とフレームとの間に設けられ、ケーブルを押
圧挟持するため第二ローラへ近づく方向の力を第一ロー
ラに及ぼす弾性部材とを備え、第一及び第二ローラの双
方又はいずれか一方をモータプーリ(motorized pulle
y、或はプーリモータ(pulley motor)とも称す)とし
たことを特徴とする。
【0008】さらに第二発明のケーブル延線機は、ケー
ブルを押圧挟持して送り出す第一ローラ及び第二ローラ
と、第一ローラの軸が結合され第二ローラの軸が固定さ
れるフレームと、第一ローラの軸を、フレームと第一及
び第二ローラの配列方向における所定の停止位置との間
で当該配列方向の遊動可能に、フレームと結合させる結
合部と、第一ローラの軸とフレームとの間に設けられ、
ケーブルを押圧挟持するため第二ローラへ近づく方向の
力を第一ローラの軸に及ぼす弾性部材とを備え、複数の
第一ローラを第二ローラの軸方向に沿って配置して成る
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】第一発明によれば、第一ローラ及び又は第二ロ
ーラをローラ回転用の駆動源を内蔵するモータプーリと
し、第一及び第二ローラの間にケーブルを押圧挟持して
ケーブルを送り出すので、これら第一、第二ローラ及び
駆動源の配設スペースを小さくできる。
【0010】さらに第二発明によれば、第一ローラの軸
は第一及び第二ローラの配列方向において遊動可能であ
るので、第一及び第二ローラの軸間距離をこれらローラ
の間に挟持するケーブルの径に応じて変化させることが
できる。そして第二ローラへ近づく方向の力を弾性部材
を介して第一ローラの軸に及ぼしているので、第一及び
第二ローラの軸間距離が変化しても、ケーブルをしっか
りとこれらローラの間に押圧挟持して送り出すことがで
きる。しかも複数の第一ローラを第二ローラの軸方向に
沿って配置しているので、1台のケーブル延線機で、径
の異なる複数種類のケーブルを並行して送り出すことが
できる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照し、発明の実施例につき説
明する。尚、図面はこの発明が理解できる程度に概略的
に示してあるにすぎず、従って発明を図示例に限定する
ものではない。
【0012】まず第一発明の実施例につき説明する。図
1は第一発明の実施例の構成を概略的に示す正面図であ
る。図にあっては、後述する覆い部材32a、32b、
32c及び32dとケーブルの位置ずれ防止用のローラ
38、40、46及び48とを省略して示すと共に、部
分的に切り欠いて実施例の構成を示した。
【0013】同図において、10及び12はケーブルを
押圧挟持して送り出す第一ローラ及び第二ローラを示
し、これらローラ10及び12の双方又はいずれか一方
をモータプーリ(プーリモータ)とする。
【0014】この実施例では、第一ローラ10をその軸
10a回りに回転フリーなローラ及び第二ローラ12を
モータプーリ(プーリモータ)とする。図示せずも、第
二ローラ12は回転駆動用の電動機及び動力伝達機構を
内蔵する。第一ローラ10及び第二ローラ12の間にケ
ーブルを押圧挟持した状態で第二ローラ12を回転駆動
すると、その回転に従動して第一ローラ10が回転す
る。第一ローラ10及び第二ローラ12のケーブル押圧
部分にそれぞれ、滑り止め14、好ましくはケーブルを
損傷しないような柔軟な滑り止め14例えばゴム膜を設
ける。そしてこれらローラ10及び12を軸方向Pがほ
ぼ平行となるように対向させて離間配置し、複数個例え
ば2個の第一ローラ10を軸方向Pに沿って所定間隔で
配置する。尚、第一ローラ10の配設個数は1個でも良
いし、また第二ローラ12の配設個数は複数個であって
も良い。
【0015】16は第一ローラ10の軸10aが結合さ
れ第二ローラ12の軸12aが固定されるフレームを示
す。
【0016】この実施例では、フレーム16を、第一ロ
ーラ10の軸10aが結合される第一フレーム16aと
第二ローラ12の軸12aが固定される第二フレーム1
6bとに分割する。
【0017】ここでは第一ローラ10の軸10aを、後
述する結合部26を介して第一フレーム16aに結合さ
せるのみならず、これに加え第一ローラ10の軸10a
を第一フレーム16aにより摺動自在に支持する。この
支持のため第一フレーム16aは第二ローラ12側に突
出させた突出部16a1と突出部16a1に設けた案内
手段16a2とを有する。案内手段16a2は第一及び
第二ローラ10及び12の配列方向Qの摺動自在に第一
ローラ10の軸10aを支持案内する。複数個例えば3
個の突出部16a1を軸方向Pに所定間隔で設け、隣接
する突出部16a1の間に第一ローラ10を配置する。
そして第一ローラ10の軸10aの両端部をそれぞれ、
対応する突出部16a1の案内手段16a2に取り付け
る。案内手段16a2の構成は軸10aを支持案内する
任意好適な構成とすることができるが、ここでは、突出
部16a1を部分的に切り欠いて形成した穴或は溝を、
案内手段16a2とする。
【0018】また第二フレーム16bは第二ローラ12
の軸12aを固定するため第一ローラ10側に突出させ
た突出部16b1を有する。複数個例えば2個の突出部
16b1を軸方向Pに所定間隔で設け、隣接する突出部
16b1の間に第二ローラ12を配置する。そして第二
ローラ12の軸12aの両端部をそれぞれ、対応する突
出部16b1に固定手段18を介して固定する。固定手
段18の構成は軸12aを固定する任意好適な構成とし
て良いが、ここでは、突出部16b1を貫通する位置決
め穴18aとキープレート18bとキープレート18b
を突出部16b1に締結するねじ18cとにより、固定
手段18を構成する。固定する場合は、第二ローラ12
の軸12aの端部を位置決め穴18aを介して第二フレ
ーム16bの内側から外側へ延出させ、位置決め穴18
a及びキープレート18bの間に軸12aの延出端部を
挟持しながらキープレート18bを突出部16b1に締
結する。
【0019】そしてこれらフレーム16a及び16bの
一方の端部をヒンジ20を介して回動自在に結合すると
共に他方の端部を連結手段22を介して着脱自在に結合
する。連結手段22としてはこれらフレームの他方の端
部を着脱自在に結合できる任意好適な構成のものを用い
ることができる。
【0020】ケーブルを第一ローラ10及び12の間に
押圧挟持する場合は、第一フレーム16a及び第二フレ
ーム16bの他方の端部の結合を解除する。そして第一
フレーム16aを第二フレーム16bに対し回動して
(図中、回動している途中の第一フレーム16aを一点
鎖線で示す)、ケーブルを第二ローラ12上に載置する
のを妨げない位置まで第一ローラ10を退避させる(第
一ローラ退避状態の形成)。次いでケーブルを第二ロー
ラ12上に載置したまま、第一フレーム16aを回動し
て第一ローラ10及び第二ローラ12を対向させ、これ
らローラの間にケーブルを押圧挟持する(第一及び第二
ローラの対向状態の形成)。そして第一フレーム16a
及び第二フレーム16bの他方の端部を連結手段22を
介して結合し、ケーブルの押圧状態を保持する。尚、第
一フレーム16a及び第二フレーム16bの一方及び他
方の端部を双方共に、着脱自在に結合するようにしても
良い。
【0021】図2はこの実施例の第一フレームの要部構
成を概略的に示す断面図であって、軸方向Pと直交する
方向の断面を示す。軸方向Pに配列した3個の突出部1
6a1のうち図の左端及び右端の突出部16a1におけ
る断面を図2(A)に、及び中央の案内手段16a2に
おける断面を図2(B)に示す。
【0022】この実施例では、左端及び右端の突出部1
6a1に設けた案内手段16a2を、配列方向Qに延在
しかつ突出部16a1の突出端に達しない位置で切り欠
くのをやめて形成した穴とし、また中央部の突出部16
a1に設けた案内手段16a2を、配列方向Qに延在し
かつ突出部16a1の突出端に達するまで切り欠いて形
成した穴とする。そして第一ローラ10の軸10aの端
部に平坦な摺動面xを設け、摺動面xを対応する案内手
段16a2の案内面で支持する。尚、この実施例では、
突出部16a1を第一フレーム16aの本体Aに着脱自
在に設けるが、これらを別体に形成せずに一体に形成し
ても良い。
【0023】図3はこの実施例の第二フレームの要部構
成を概略的に示す断面図であって、軸方向Pと直交する
方向の断面を示す。軸方向Pに配列した2個の固定手段
18のうち図の左端の固定手段18の要部構成を図3
(A)に、及び右端の固定手段18の構成を図3(B)
に示す。
【0024】この実施例では、左端の固定手段18を構
成する位置決め穴18aを、配列方向Qに延在しかつ突
出部16b1の突出端に達しない位置で切り欠くのをや
めて形成した穴とし、また右端の固定手段18を構成す
る位置決め穴18aを、配列方向Qに延在しかつ突出部
16b1の突出端に達するまで切り欠いて形成した穴と
する。そして第二ローラ12の軸12aの端部に平坦面
yを設け、この平坦面yを対応する固定手段18の位置
決め穴18a及びキープレート18bに当接させて、軸
12aを位置決め固定する。尚、この実施例では、突出
部16b1を第二フレーム16bの本体Bに着脱自在に
設けるが、これらを別体に形成せずに一体に形成しても
良い。
【0025】さらに図1において、26は第一ローラ1
0の軸10aを、フレーム16と配列方向Qにおける所
定の停止位置との間で当該配列方向Qの遊動可能に、フ
レーム16と結合させる結合部を示す。
【0026】この実施例では、結合部26は例えばボル
トであって、この結合部26を配列方向Qに延在させ
て、各第一ローラ10の軸10aの一端及び他端にそれ
ぞれ設ける。そして配列方向Qにおける結合部26の一
方の側26aここではボルトの頭を第一ローラ10の軸
10aに固着せずに係止する。また結合部26の他方の
側26bをナット54に螺合させこのナット54を第一
フレーム16aに固着せずに係止し、これら一方及び他
方の側の間の結合部中間部分26cを、配列方向Qの摺
動自在に、軸10a及び第一フレーム16aに挿通させ
る。結合部26及び又はナット54をその軸回りに回動
すると一方の側26aが配列方向Qに移動するので、第
二ローラ12へ近づく方向Rにおける軸10aの停止位
置を変更できる。尚、ここでは結合部26をナット54
を介して第一フレーム16aに取り付けたが、その取付
方法をこれに限定するものではなく任意好適に変更でき
る。例えば、第一フレーム16aにめねじを設け、この
めねじに結合部26の他方の側26bを螺合させても良
い。この場合、結合部26をその軸回りに回動すると一
方の側26aが配列方向Qに移動し、従って方向Rにお
ける軸10aの停止位置を調整できる。或は、結合部2
6の他方の側26bを摺動自在に第一フレーム16aに
貫通させて第一フレーム16aから延出させる。そして
延出させた他方の側26bに着脱自在に割りピンを貫通
させて、このピンを第一フレーム16aに固着せずに係
止しても良い。割りピンの貫通位置を変更することによ
り、軸10aの停止位置を段階的に変更できる。
【0027】28は第一ローラ10の軸10aとフレー
ム16との間に設けられ、第一及び第二ローラ10及び
12の間にケーブルを押圧挟持するため第二ローラ12
へ近づく方向Rの力を第一ローラ10の軸10aに及ぼ
す弾性部材を示す。
【0028】この実施例では、弾性部材28は例えばコ
イルばねであって、この弾性部材28を、第一ローラ1
0の軸10a及び第一フレーム16aの間で結合部26
の中間部分26cに挿通させる。弾性部材28の復元力
を軸10a及び第一フレーム16aの間に及ぼすことに
より軸10aに方向Rの力を及ぼす。尚、図1中の符号
30は結合部26に摺動自在に挿通させたばね押えであ
って、この押え30を弾性部材28と第一フレーム16
a及び軸10aとの間に設ける。また軸10aに方向R
の力を及ぼすことができるのであれば、フレーム16b
と軸10aとの間に弾性部材28を設けるようにしても
良い。
【0029】さらに56は仕切り部材、58はスイッチ
及び60はブラケットを示す。この実施例では、第二ロ
ーラ12のスイッチ58を、ブラケット60を介し第二
フレーム16bに固定する。スイッチ58を操作するこ
とにより、第二ローラ12を正転、逆転或は停止させる
ことができる。また仕切り部材56を第一フレーム16
aに突設し、この仕切り部材56により第一ローラ10
とスイッチ58との間を仕切る。
【0030】62は保護部材、及び64は把手を示す。
この実施例では、第二ローラ12の電源コードC(図3
(B)参照)の損傷を防止するための保護部材62を第
二フレーム16bに設け、保護部材62を介して、電源
コードCを第二フレーム16bの外部へ引き出す。また
把手64を第二フレーム16bに設ける。
【0031】図4及び図5はこの実施例の構成を概略的
に示す左側面図及び正面図である。これら図にあって
は、後述する覆い部材32a、32b、32c及び32
dとケーブルの位置ずれ防止用のローラ38、40、4
6及び48とを取り付けた状態を示す。
【0032】これら図において、32a〜32dは覆い
部材を示す。この実施例では、覆い部材32a及び32
bを第一フレーム16a及び第二フレーム16bの前面
に着脱自在に取り付けて、これらの前面を覆う。第一ロ
ーラ10の退避状態を形成するときに第一フレーム16
aの回動を妨げないように、覆い部材32a及び32b
を分断してフレーム16a及び16bに取り付ける。さ
らに第一ローラ10及び第二ローラ12の対向状態を形
成しているときにケーブルを挿通させる間隙(切欠部
分)34をこれら部材32a及び32bに形成する。
【0033】また、覆い部材32c及び32dを第一フ
レーム16a及び第二フレーム16bの背面に着脱自在
に取り付けて、これらの背面を覆う。第一ローラ10の
退避状態を形成するときに第一フレーム16aの回動を
妨げないように、覆い部材32c及び32dを分断して
フレーム16a及び16bに取り付ける。さらに第一ロ
ーラ10及び第二ローラ12の対向状態を形成している
ときにケーブルを挿通させる間隙(切欠部分)36をこ
れら部材32c及び32dに形成する。
【0034】38はケーブルの位置ずれ防止用のローラ
及び40はケーブルの損傷防止用のローラを示す。この
実施例では、これらローラ38及び40をフレーム前面
側に設ける。第一ローラ10及び第二ローラ12から送
り出されてきたケーブルの通過位置近傍に、当該通過位
置を挟んで左右一対のローラ38を設けると共に当該通
過位置の下側にローラ40を設ける。これらローラの配
設方法は問わないが、ここでは間隙34近傍部分の覆い
部材32aにローラ38及び40の軸を固定する。ロー
ラ38によりケーブルが第一ローラ10及び第二ローラ
12の間から外れるのを防止する。またローラ38及び
40により、ケーブルが覆い部材32a及び又は32b
と接触し損傷するのを防止する。尚、覆い部材32a及
び32bは設けなくとも良く、この場合、ローラ38及
び40を任意好適な取付手段を介して第一フレーム16
a及び第二フレーム16bに固定すれば良い。
【0035】46はケーブルの位置ずれ防止用のローラ
及び48はケーブルの損傷防止用のローラを示す。この
実施例では、これらローラ46及び48をフレーム背面
側に設ける。第一ローラ10及び第二ローラ12の間へ
送り込まれるケーブルの通過位置近傍に、当該通過位置
を挟んで左右一対のローラ46を設けると共に当該通過
位置の下側にローラ48を設ける。これらローラの配設
方法は問わないが、ここでは間隙36近傍部分の覆い部
材32c及び32dにローラ46及び48の軸を固定す
る。ローラ46によりケーブルが第一ローラ10及び第
二ローラ12の間から外れるのを防止する。またローラ
46及び48によりケーブルが覆い部材32c及び又は
32dと接触し損傷するのを防止する。尚、覆い部材3
2c及び32dは必ずしも設けなくとも良く、この場合
には、ローラ46及び48を任意好適な取付手段を介し
て第一フレーム16a及び第二フレーム16bに固定す
れば良い。
【0036】この実施例によれば、第一ローラ10を複
数個設け、各第一ローラ10毎に結合部26及び弾性部
材28を設けている。従って各第一ローラ10毎に、第
一ローラ10及び第二ローラ12の軸間距離を変更可能
に調整できるので、径の異なるケーブルをしっかりと押
圧挟持してケーブルを送り出すことができる。
【0037】図6は結合部の他の構成例を概略的に示す
要部切欠正面図である。図6(A)の例では、結合部2
6を配列方向Qに長尺な例えば棒状の部材とする。そし
て結合部26の一方の側26aを第一ローラ10の軸1
0aに固着すると共に、他方の側26bにナット54を
螺合させこのナット54を第一フレーム16aに固着せ
ずに係止する。またこれら一方及び他方の側の中間部分
26cを第一フレーム16aに配列方向Qの摺動自在に
貫通させる。ナット54を結合部26cの軸回りに回動
することにより、方向Rにおける軸10aの停止位置を
調整できる。
【0038】図6(B)の例では、結合部26を配列方
向Qに長尺な例えば棒状の部材とする。そして結合部2
6の他方の側26bを第一フレーム16aに固着すると
共に、一方の側26aに割りピン66を貫通させて着脱
自在に取り付ける。このピン66を第一ローラ10の軸
10aに固着せずに係止し、これら他方及び一方の側の
間の中間部分26cを軸10aに配列方向Qの摺動自在
に貫通させる。割りピン66の貫通位置を変更すること
により、軸10aの停止位置を段階的に変更できる。
【0039】尚、結合部26を第一フレーム16aに取
り付ける場合には、第二ローラ12に近づく方向Rにお
ける軸10aの停止位置を変更可能に調整できるように
取り付けるのが好適であるが、必ずしも変更可能でなく
とも良い。従って、例えば図6(A)及び(B)の例に
おいてナット54及び割りピン66を結合部26に固着
するようにしてあっても良い。
【0040】図7は第一発明の他の実施例の構成を概略
的に示す正面図であって、図1と同様の正面図である。
この実施例では、第一及び第二ローラ10及び12の配
設個数をそれぞれ1個とし、これらローラ10及び12
を双方ともにモータプーリとする。
【0041】そして第一ローラ10を、結合部26及び
補助部材68を介して、第一フレーム16aと結合させ
る。第一フレーム16aは結合部26を係止するため軸
方向Pに突出させた突出部16a3と補助部材68を摺
動自在に支持案内するため配列方向Qに突出させた突出
部16a1及び16a4を有する。
【0042】補助部材68を軸方向Pに第一ローラ10
よりも長く延在させ、軸方向Pにおける補助部材68の
一方の側68a及び他方の側68aを、それぞれ対応す
る突出部16a1の案内手段16a2に配列方向Qの摺
動自在に取り付ける。これら突出部16a1及び案内手
段16a2の構成は図2(A)に示す例と同様である。
さらに結合部26の一方の側26aを補助部材68の一
方の側68aに係止すると共に、この結合部26の他方
の側26bにナット54を螺合させこのナット54を対
応する突出部16a3に係止する。そしてこの結合部2
6の中間部分26cを、これら一方の側68a及び突出
部16a3に配列方向Qの摺動自在に貫通させる。同様
に、他の結合部26の一方の側26aを補助部材68の
他方の側68bに係止すると共に、この結合部26の他
方の側26bに他のナット54を螺合させこのナット5
4を対応する他の突出部16a3に係止する。そしてこ
の結合部26bの中間部分26cを、これら他方の側6
8a及び突出部16a3に配列方向Qの摺動自在に貫通
させる。
【0043】さらに補助部材68の一方及び他方の側6
8a及び68bの間の中間部分68cを第一ローラ10
を迂回するように湾曲させて凹部を形成する。そしてこ
の凹部内に第一ローラ10を配置して、第一ローラ10
の軸10aの一端及び他端を補助部材68の中間部分6
8cに固定する。また補助部材68の中間部分68cを
突出部16a4を介して配列方向Qの摺動自在に支持案
内する。
【0044】また第二フレーム16bは第二ローラ12
の軸12aを固定するための突出部16b1を有する。
第二ローラ12の軸12aをそれぞれ対応する突出部1
6b1に固定手段18を介して固定する。これら突出部
16b1及び固定手段18の構成は図3(B)に示す例
と同様である。
【0045】図8はこの実施例の第一フレームの要部構
成を概略的に示す断面図であって、軸方向Pと直交する
方向の断面である。同図においては、主として、補助部
材68の中間部分68cに第一ローラ10の軸10aを
固定している様子と補助部材68の中間部分68cを突
出部16a4により支持案内している様子とを示す。
【0046】この実施例では、補助部材68を支持案内
するための案内手段70を、補助部材68の中間部分6
8cに設ける。案内手段70は例えば、配列方向Qに延
在するように中間部分68cに形成した切り欠きであっ
て、この切り欠きの一端を開口端及び他端を閉口端と成
す。突出部16a4をこの切り欠きの開口端からこの切
り欠き内へ摺動自在に嵌め込み、これにより補助部材6
8を配列方向Qの摺動自在に支持案内する。
【0047】また第一ローラ10の軸10aを、案内手
段70に嵌め込んで中間部分68cから延出させる。そ
して軸10aの延出端部をキープレート72を介して中
間部分68cに固定する。キープレート72には軸10
aの位置決め用貫通穴72aを設けてあり、軸10aを
これら案内手段70及び貫通穴72aに嵌め込んだ状態
でキープレート72を中間部分68cに止めねじ74で
固定し、これにより軸10aを位置決め固定する。
【0048】図9は結合部の他の構成例を概略的に示す
要部切欠正面図である。この例では、結合部26をボル
トとする。そして結合部26の一方の側26aを補助部
材68の一方の側68aに螺合させると共に、この結合
部26の他方の側26bここではボルトの頭を対応する
突出部16a3に係止する。またこの結合部26の側の
中間部分26cを対応する突出部16a3に配列方向Q
の摺動自在に貫通させる。結合部26をその軸回りに回
動することにより、方向Rにおける軸10aの停止位置
を調整できる。ここで述べた補助部材68の一方の側6
8aの場合と同様に、他の結合部26を介して、補助部
材68の他方の側68bを対応する突出部16a3に配
列方向Qの摺動自在に結合させても良い。
【0049】次に第二発明の実施例につき説明する。図
10は第二発明の実施例の構成を概略的に示す正面図で
あって、図1と同様の正面図である。
【0050】この実施例のケーブル延線機は、ケーブル
を押圧挟持して送り出す第一ローラ10及び第二ローラ
12と、第一ローラ10の軸10aが結合され第二ロー
ラ12の軸12aが固定されるフレーム16と、第一ロ
ーラ10の軸10aを、フレーム16と第一及び第二ロ
ーラ10及び12の配列方向Qにおける所定の停止位置
との間で当該配列方向Qの遊動可能に、フレーム16と
結合させる結合部26と、第一ローラ10の軸10aと
フレーム16との間に設けられ、ケーブルを押圧挟持す
るため第二ローラ12へ近づく方向Rの力を第一ローラ
10の軸10aに及ぼす弾性部材28とを備え、複数の
第一ローラ10を第二ローラ12の軸方向Pに沿って配
置して成る。
【0051】この実施例のケーブル延線機の構成は、第
一発明の図1の実施例と同様である。複数の第一ローラ
10を第二ローラ12の軸方向Pに沿って配置するほか
は、上述した第一発明の実施例と同様に、その構成を変
更することができる。
【0052】図11は第二発明の他の実施例の構成を概
略的に示す正面図であって、図1と同様の正面図であ
る。以下の説明では、第二発明の図10の実施例と相違
する点につき説明し、第二発明の図10の実施例と同様
の点についてはその詳細な説明を省略する。
【0053】この実施例では、第二ローラ12の軸12
aの一端及び他端をそれぞれベアリング76を介して第
二フレーム16bに固定し、この軸12aに第二ローラ
12を固定する。軸12aをその軸回りに回転させる
と、軸12aと共に第二ローラ12が回転する。
【0054】また第二フレーム16bに、フランジ型の
電動機78を取り付ける。そして電動機78の出力軸7
8a及び第二ローラ12の軸12aにそれぞれ、動力伝
達用の歯車80及び82を取り付け、これら歯車80及
び82を互いに噛み合わせる。電動機78の出力軸78
aを回転させると、歯車80及び82を介し軸12aが
回転し従って第二ローラ12aが回転する。図示しない
スイッチを操作すると、電動機78の出力軸78aが、
正転、逆転或は停止する。
【0055】この発明は上述した実施例にのみ限定され
るものではなく、従って各構成成分の形状、寸法、配設
位置、配設個数、配設方法、構成及びそのほかを任意好
適に変更できる。
【0056】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、第
一発明のケーブル延線機によれば、第一ローラ及び又は
第二ローラをローラ回転用の駆動源を内蔵するモータプ
ーリとし、第一及び第二ローラの間にケーブルを押圧挟
持してケーブルを送り出すので、これら第一、第二ロー
ラ及び駆動源の配設スペースを小さくできる。従ってケ
ーブル延線機を全体的に小型化し、これにより軽量化を
図ることができる。
【0057】さらに第二発明のケーブル延線機によれ
ば、第一ローラの軸は第一及び第二ローラの配列方向に
おいて遊動可能であるので、第一及び第二ローラの軸間
距離をこれらローラの間に挟持するケーブルの径に応じ
て変化させることができる。そして第二ローラへ近づく
方向の力を弾性部材を介して第一ローラの軸に及ぼして
いるので、第一及び第二ローラの軸間距離が変化して
も、ケーブルをしっかりとこれらローラの間に押圧挟持
して送り出すことができる。しかも複数の第一ローラを
第二ローラの軸方向に沿って配置しているので、1台の
ケーブル延線機で、径の異なる複数種類のケーブルを並
行して送り出すことができる。従ってケーブル延線時の
作業能率を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一発明の実施例の構成を概略的に示す正面図
である。
【図2】(A)及び(B)は第一発明の実施例の要部構
成を概略的に示す断面図である。
【図3】(A)及び(B)は第一発明の実施例の要部構
成を概略的に示す断面図である。
【図4】第一発明の実施例の構成を概略的に示す左側面
図である。
【図5】第一発明の実施例の構成を概略的に示す正面図
である。
【図6】(A)及び(B)は結合部の他の構成例を概略
的に示す正面図である。
【図7】第一発明の他の実施例の構成を概略的に示す正
面図である。
【図8】第一発明の他の実施例の要部構成を概略的に示
す断面図である。
【図9】結合部の他の構成例を概略的に示す断面図であ
る。
【図10】第二発明の実施例の構成を概略的に示す正面
図である。
【図11】第二発明の他の実施例の構成を概略的に示す
正面図である。
【符号の説明】
10:第一ローラ 12:第二ローラ 16:フレーム 26:結合部 28:弾性部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルを押圧挟持して送り出す第一ロ
    ーラ及び第二ローラと、 前記第一ローラの軸が結合され前記第二ローラの軸が固
    定されるフレームと、 前記第一ローラの軸を、前記フレームと第一及び第二ロ
    ーラの配列方向における所定の停止位置との間で当該配
    列方向の遊動可能に、フレームと結合させる結合部と、 前記第一ローラの軸とフレームとの間に設けられ、前記
    ケーブルを押圧挟持するため前記第二ローラへ近づく方
    向の力を前記第一ローラの軸に及ぼす弾性部材とを備
    え、 前記第一及び第二ローラの双方又はいずれか一方をモー
    タプーリとしたことを特徴とするケーブル延線機。
  2. 【請求項2】 ケーブルを押圧挟持して送り出す第一ロ
    ーラ及び第二ローラと、 前記第一ローラの軸が結合され前記第二ローラの軸が固
    定されるフレームと、 前記第一ローラの軸を、前記フレームと第一及び第二ロ
    ーラの配列方向における所定の停止位置との間で当該配
    列方向の遊動可能に、フレームと結合させる結合部と、 前記第一ローラの軸とフレームとの間に設けられ、前記
    ケーブルを押圧挟持するため前記第二ローラへ近づく方
    向の力を前記第一ローラの軸に及ぼす弾性部材とを備
    え、 複数の第一ローラを前記第二ローラの軸方向に沿って配
    置して成ることを特徴とするケーブル延線機。
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