JPH07237232A - 熱硬化性樹脂異形成形品の製造方法 - Google Patents
熱硬化性樹脂異形成形品の製造方法Info
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- JPH07237232A JPH07237232A JP6029522A JP2952294A JPH07237232A JP H07237232 A JPH07237232 A JP H07237232A JP 6029522 A JP6029522 A JP 6029522A JP 2952294 A JP2952294 A JP 2952294A JP H07237232 A JPH07237232 A JP H07237232A
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- thermosetting resin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】高生産性で且つ美麗で深み感のある流れ模様を
有する熱硬化性樹脂異形成形品の製造方法を提供する。 【構成】下型11の型面上にBMC2を供給後、可動型
12を下降移動し、減圧路117よりキャビティ13内
の空気を吸引して減圧下にて型を閉じる。この際、可動
型12をBMC2の一部に接触させ、未だ可動型12と
接触していないBMC2の先端部分21にスチレンの蒸
気泡を発生させた状態となした後に完全に型を閉じ、加
圧成形する。
有する熱硬化性樹脂異形成形品の製造方法を提供する。 【構成】下型11の型面上にBMC2を供給後、可動型
12を下降移動し、減圧路117よりキャビティ13内
の空気を吸引して減圧下にて型を閉じる。この際、可動
型12をBMC2の一部に接触させ、未だ可動型12と
接触していないBMC2の先端部分21にスチレンの蒸
気泡を発生させた状態となした後に完全に型を閉じ、加
圧成形する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高生産性で且つ美麗で
深み感のある流れ模様を有する熱硬化性樹脂異形成形品
の製造方法に関するものである。
深み感のある流れ模様を有する熱硬化性樹脂異形成形品
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】不飽和ポリエステル樹脂に、充填材、硬
化剤、離型剤、顔料、増粘剤等を添加した樹脂組成物
を、ガラス繊維等の補強用繊維に浸入させてバルク状あ
るいはシート状にした成形材料は、バルク・シートモー
ルディング・コンパウンド(以下、BMCという)、シ
ート・シートモールディング・コンパウンド(以下、S
MCという)等と呼ばれ、主に圧縮成形されて、浴槽、
洗面カウンター、キッチンカウンター、テーブル等に使
用されている。
化剤、離型剤、顔料、増粘剤等を添加した樹脂組成物
を、ガラス繊維等の補強用繊維に浸入させてバルク状あ
るいはシート状にした成形材料は、バルク・シートモー
ルディング・コンパウンド(以下、BMCという)、シ
ート・シートモールディング・コンパウンド(以下、S
MCという)等と呼ばれ、主に圧縮成形されて、浴槽、
洗面カウンター、キッチンカウンター、テーブル等に使
用されている。
【0003】しかしながら、最近では、天然石を模した
大理石調、石目調、御影石調等の柄付けを施した、いわ
ゆる柄物が好まれている。そして、例えば、特公昭57
─21448号公報に記載の如く、組成の異なる2つの
樹脂組成物を所望の大理石模様が描き出されるように両
者をかき混ぜ、常温又は加熱により比較的硬い粘土状を
呈するまで増粘させて成形材料とし、その成形材料を型
に仕込み加熱加圧し硬化させる人造大理石製品の製造方
法が提案されている。
大理石調、石目調、御影石調等の柄付けを施した、いわ
ゆる柄物が好まれている。そして、例えば、特公昭57
─21448号公報に記載の如く、組成の異なる2つの
樹脂組成物を所望の大理石模様が描き出されるように両
者をかき混ぜ、常温又は加熱により比較的硬い粘土状を
呈するまで増粘させて成形材料とし、その成形材料を型
に仕込み加熱加圧し硬化させる人造大理石製品の製造方
法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法により得られる大理石製品は、天然大理石に比べる
と、質感がなく、深み感に乏しいという欠点を有してい
た。更に、成形材料を得るために2種の樹脂組成物を予
め混合しておかなければならないという手間を有する。
法により得られる大理石製品は、天然大理石に比べる
と、質感がなく、深み感に乏しいという欠点を有してい
た。更に、成形材料を得るために2種の樹脂組成物を予
め混合しておかなければならないという手間を有する。
【0005】本発明は、成形材料であるBMCの調製に
手間がかからず高生産性で且つ美麗で深み感のある流れ
模様を有する熱硬化性樹脂異形成形品の製造方法を提供
することを目的としてなされたものである。
手間がかからず高生産性で且つ美麗で深み感のある流れ
模様を有する熱硬化性樹脂異形成形品の製造方法を提供
することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、共重合性単量
体を含む不飽和ポリエステル樹脂と、補強材と、無機質
充填材とからなるバルク・モールディング・コンパウン
ドを加熱状態の固定型と可動型とからなる型内に供給し
型を閉じて加圧成形する熱硬化性樹脂異形成形品の製造
方法であって、固定型内に上記コンパウンドを供給後、
可動型を移動させて減圧下にて型を閉じる際に、可動型
を少なくとも上記コンパウンドの一部に接触させ、未だ
可動型と接触していない上記コンパウンドの、成形品の
表面を形成することとなる部分に共重合性単量体の蒸気
泡を発生させた状態となした後に完全に型を閉じる熱硬
化性樹脂異形成形品の製造方法である。
体を含む不飽和ポリエステル樹脂と、補強材と、無機質
充填材とからなるバルク・モールディング・コンパウン
ドを加熱状態の固定型と可動型とからなる型内に供給し
型を閉じて加圧成形する熱硬化性樹脂異形成形品の製造
方法であって、固定型内に上記コンパウンドを供給後、
可動型を移動させて減圧下にて型を閉じる際に、可動型
を少なくとも上記コンパウンドの一部に接触させ、未だ
可動型と接触していない上記コンパウンドの、成形品の
表面を形成することとなる部分に共重合性単量体の蒸気
泡を発生させた状態となした後に完全に型を閉じる熱硬
化性樹脂異形成形品の製造方法である。
【0007】本発明において、不飽和ポリエステル樹脂
とは、不飽和二塩基酸とグリコールと必要に応じて飽和
二塩基酸とを重縮合せしめた不飽和ポリエステルと、共
重合性単量体からなる混合物である。不飽和ポリエステ
ル樹脂中に含まれる樹脂成分としては、不飽和ポリエス
テルの他に、低収縮化のために添加する熱可塑性樹脂が
挙げられる。
とは、不飽和二塩基酸とグリコールと必要に応じて飽和
二塩基酸とを重縮合せしめた不飽和ポリエステルと、共
重合性単量体からなる混合物である。不飽和ポリエステ
ル樹脂中に含まれる樹脂成分としては、不飽和ポリエス
テルの他に、低収縮化のために添加する熱可塑性樹脂が
挙げられる。
【0008】不飽和二塩基酸としては、例えば、無水マ
レイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸等が使
用される。グリコールとしては、例えば、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,3─ブタンジオール、
1,4─ブタンジオール、1,6─ヘキサンジオール、
ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA、ビスフ
ェノールAのエチレンオキサイド付加物、ネオペンチル
グリコール等が使用される。
レイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸等が使
用される。グリコールとしては、例えば、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,3─ブタンジオール、
1,4─ブタンジオール、1,6─ヘキサンジオール、
ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA、ビスフ
ェノールAのエチレンオキサイド付加物、ネオペンチル
グリコール等が使用される。
【0009】飽和二塩基酸としては、無水フタル酸、オ
ルソフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、アジピン
酸、コハク酸、テトラクロロフタル酸、ヘット酸等が使
用される。共重合性単量体としては、スチレン、ジクロ
ロスチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、メタクリル
酸エステル、アクリル酸、アクリル酸エステル、フタル
酸ジアクリル等が使用されるが、スチレンが好ましく使
用される。
ルソフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、アジピン
酸、コハク酸、テトラクロロフタル酸、ヘット酸等が使
用される。共重合性単量体としては、スチレン、ジクロ
ロスチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、メタクリル
酸エステル、アクリル酸、アクリル酸エステル、フタル
酸ジアクリル等が使用されるが、スチレンが好ましく使
用される。
【0010】通常、不飽和ポリエステル樹脂中に含まれ
る共重合性単量体の量は、20〜50重量%が好まし
い。低収縮化のための熱可塑性樹脂としては、例えば、
ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリメチルメタクリレ
ート、ポリエチレン、ポリε─カプロラクトン、飽和ポ
リエステル、エチレン─酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ル─酢酸ビニル共重合体、アクリロニトリル─スチレン
共重合体等が使用される。
る共重合性単量体の量は、20〜50重量%が好まし
い。低収縮化のための熱可塑性樹脂としては、例えば、
ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリメチルメタクリレ
ート、ポリエチレン、ポリε─カプロラクトン、飽和ポ
リエステル、エチレン─酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ル─酢酸ビニル共重合体、アクリロニトリル─スチレン
共重合体等が使用される。
【0011】無機充填材としては、例えば、ガラス粉
末、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カ
ルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、タルク、
クレー、マイカ、シリカ、アルミナ、寒水石、珪砂等が
使用される。これらの無機質充填材は単独で添加されて
もよいし、2種以上併用されてもよい。無機質充填材の
添加量は、不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対し
て、50〜360重量部の範囲が好ましい。無機質充填
材の粒子径は、1〜30μmが好ましい。
末、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カ
ルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、タルク、
クレー、マイカ、シリカ、アルミナ、寒水石、珪砂等が
使用される。これらの無機質充填材は単独で添加されて
もよいし、2種以上併用されてもよい。無機質充填材の
添加量は、不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対し
て、50〜360重量部の範囲が好ましい。無機質充填
材の粒子径は、1〜30μmが好ましい。
【0012】補強材としては、繊維状のものが有効であ
り、例えば、ガラス繊維や、ポリエステル、フェノー
ル、ビニロン等の有機繊維、カーボン繊維等が使用され
るが、一般的にはガラス繊維が使用される。
り、例えば、ガラス繊維や、ポリエステル、フェノー
ル、ビニロン等の有機繊維、カーボン繊維等が使用され
るが、一般的にはガラス繊維が使用される。
【0013】補強材の長さは1〜80mmが好ましい。
長さが1mmより短いと補強効果がなく、逆に、80m
mより長いと粘度が上昇して成形性が悪くなる。特に、
人造大理石用には1〜20mmのものが好ましく、1.
2〜15mmが更に好ましい。長さが1mmより短いと
補強効果がなく、逆に、20mmより長いと成形品外観
が損なわれる。例えば、ガラス繊維の場合、ストランド
を一定長さに切断したチョップドストランド、チョップ
ドストランドを接着しマット状にしたチョップドストラ
ンドマット等が使用される。
長さが1mmより短いと補強効果がなく、逆に、80m
mより長いと粘度が上昇して成形性が悪くなる。特に、
人造大理石用には1〜20mmのものが好ましく、1.
2〜15mmが更に好ましい。長さが1mmより短いと
補強効果がなく、逆に、20mmより長いと成形品外観
が損なわれる。例えば、ガラス繊維の場合、ストランド
を一定長さに切断したチョップドストランド、チョップ
ドストランドを接着しマット状にしたチョップドストラ
ンドマット等が使用される。
【0014】ガラス繊維の添加量は、BMC全体の1〜
40重量%の範囲が好ましい。添加量が1重量%より少
ないと補強効果がなく、逆に、40重量%より多いと粘
度が上昇して成形性が悪くなる。特に、人造大理石用に
は、添加量は1〜20重量%が好ましく、3〜15重量
%が更に好ましい。添加量が1重量%より少ないと補強
効果がなく、20重量%より多いと透明性が著しく低下
する。
40重量%の範囲が好ましい。添加量が1重量%より少
ないと補強効果がなく、逆に、40重量%より多いと粘
度が上昇して成形性が悪くなる。特に、人造大理石用に
は、添加量は1〜20重量%が好ましく、3〜15重量
%が更に好ましい。添加量が1重量%より少ないと補強
効果がなく、20重量%より多いと透明性が著しく低下
する。
【0015】硬化剤としては、例えば、t─ブチルパー
オキシベンゾエート、ベンゾイルパーオキサイド、メチ
ルエチルケトンパーオキサイド、ジクミルパーオキサイ
ド、t─ブチルパーオキシ─2─エチルヘキサノエー
ト、1,1─ジ─t─ブチルパーオキシシクロヘキサ
ン、t─パーオキシ─イソプロピルカーボネート等、熱
硬化性樹脂に対する硬化剤として公知の有機過酸化物が
使用される。
オキシベンゾエート、ベンゾイルパーオキサイド、メチ
ルエチルケトンパーオキサイド、ジクミルパーオキサイ
ド、t─ブチルパーオキシ─2─エチルヘキサノエー
ト、1,1─ジ─t─ブチルパーオキシシクロヘキサ
ン、t─パーオキシ─イソプロピルカーボネート等、熱
硬化性樹脂に対する硬化剤として公知の有機過酸化物が
使用される。
【0016】内部離型剤としては、例えば、ステアリン
酸、ステアリン酸亜鉛等の高級脂肪酸や高級脂肪酸塩、
アルキルリン酸エステル等が使用される。
酸、ステアリン酸亜鉛等の高級脂肪酸や高級脂肪酸塩、
アルキルリン酸エステル等が使用される。
【0017】増粘剤は、不飽和ポリエステル樹脂が有す
る水酸基、カルボキシル基、エステル基等と化学的に結
合し、線状又は一部交差結合を生ぜしめて分子量を増大
させ、不飽和ポリエステル樹脂を増粘させるものであっ
て、例えば、トルエンジイソシアネートの如きジイソシ
アネート類、アルミニウムイソプロポキシド、チタンテ
トラブトキシドの如き金属アルコキシド、酸化マグネシ
ウム、酸化カルシウム、酸化ブリリウムの如き二価金属
の酸化物、水酸化カルシウムの如き二価金属の水酸化物
等が使用される。
る水酸基、カルボキシル基、エステル基等と化学的に結
合し、線状又は一部交差結合を生ぜしめて分子量を増大
させ、不飽和ポリエステル樹脂を増粘させるものであっ
て、例えば、トルエンジイソシアネートの如きジイソシ
アネート類、アルミニウムイソプロポキシド、チタンテ
トラブトキシドの如き金属アルコキシド、酸化マグネシ
ウム、酸化カルシウム、酸化ブリリウムの如き二価金属
の酸化物、水酸化カルシウムの如き二価金属の水酸化物
等が使用される。
【0018】不飽和ポリエステル樹脂に、補強材、無機
質充填材を加えた樹脂組成物に、通常、硬化剤、内部離
型剤、増粘剤、必要に応じて抗酸化剤、硬化促進剤、重
合禁止剤、顔料、低収縮剤を加え、ヘンシェルミキサー
等で混合混練した後バルク状に一体化し、樹脂組成物の
揮発性成分の揮発を防止するためポリエチレンフィルム
等の離型フィルムで覆って、熟成し、通常、半日〜2日
間、30〜50℃の温度条件下に材料を置くことにより
100万ポイズ以上に増粘し、半固化状にして、BMC
とする。
質充填材を加えた樹脂組成物に、通常、硬化剤、内部離
型剤、増粘剤、必要に応じて抗酸化剤、硬化促進剤、重
合禁止剤、顔料、低収縮剤を加え、ヘンシェルミキサー
等で混合混練した後バルク状に一体化し、樹脂組成物の
揮発性成分の揮発を防止するためポリエチレンフィルム
等の離型フィルムで覆って、熟成し、通常、半日〜2日
間、30〜50℃の温度条件下に材料を置くことにより
100万ポイズ以上に増粘し、半固化状にして、BMC
とする。
【0019】本発明においては、減圧下で可動型を少な
くともBMCの一部に接触させ、後に図で示すように、
未だ可動型と接触していないBMCの部分に共重合性単
量体の蒸気泡を発生させた状態としてある型を閉じる。
くともBMCの一部に接触させ、後に図で示すように、
未だ可動型と接触していないBMCの部分に共重合性単
量体の蒸気泡を発生させた状態としてある型を閉じる。
【0020】スチレンに代表される共重合性単量体の蒸
気泡を発生させる際の条件は、硬化剤の半減期温度にも
よるが、通常、減圧度としては−100〜−760mm
Hg、型温度としては100〜160℃の範囲が好まし
い。かかる泡の発生量は、減圧度、可動型の移動速度、
型の加熱温度を変えることにより調節することができ
る。
気泡を発生させる際の条件は、硬化剤の半減期温度にも
よるが、通常、減圧度としては−100〜−760mm
Hg、型温度としては100〜160℃の範囲が好まし
い。かかる泡の発生量は、減圧度、可動型の移動速度、
型の加熱温度を変えることにより調節することができ
る。
【0021】このような泡が、型を閉じる際に型内に流
動し、流動末端部や曲り部等のよどみ部に滞留して、型
が完全に閉じ加圧成形されることにより、得られる成形
品の流動末端部や曲り部等に流れ模様となって現れる。
動し、流動末端部や曲り部等のよどみ部に滞留して、型
が完全に閉じ加圧成形されることにより、得られる成形
品の流動末端部や曲り部等に流れ模様となって現れる。
【0022】以下、本発明の熱硬化性樹脂異形成形品の
製造方法を図面を参照して説明する。図1は本発明の一
例であるミニバス(熱硬化性樹脂異形成形品)の製造方
法に使用する型を示す断面図、図2〜図4はその製造工
程を説明する断面図、図5はそれにより得られたミニバ
スを示す斜視図である。図1に示す如く、型1は下型
(固定型)11と上型(可動型)12からなる。
製造方法を図面を参照して説明する。図1は本発明の一
例であるミニバス(熱硬化性樹脂異形成形品)の製造方
法に使用する型を示す断面図、図2〜図4はその製造工
程を説明する断面図、図5はそれにより得られたミニバ
スを示す斜視図である。図1に示す如く、型1は下型
(固定型)11と上型(可動型)12からなる。
【0023】下型11には、成形すべきミニバスの底壁
外面形成部111と、側壁外面成形部112と、鍔部下
面形成部113と、下がり壁内面形成部114と、下が
り壁下面形成部115と、段部116が形成されていい
る。又、段部116から型外部に通じる減圧路117が
形成されている。
外面形成部111と、側壁外面成形部112と、鍔部下
面形成部113と、下がり壁内面形成部114と、下が
り壁下面形成部115と、段部116が形成されていい
る。又、段部116から型外部に通じる減圧路117が
形成されている。
【0024】上型12には、成形すべきミニバスの底壁
内面形成部121と、側壁内面形成部122と、鍔部上
面形成部123と、下がり壁外面形成部124と、段部
125が形成されている。
内面形成部121と、側壁内面形成部122と、鍔部上
面形成部123と、下がり壁外面形成部124と、段部
125が形成されている。
【0025】そして、下型11と上型12の型面間に、
閉型時に、成形すべきミニバスの外形に対応する内形を
有するキャビティ13が形成されている。又、下型11
の上部外面と上型12の段部125の側面との間にはO
─リング14を介在させるようにして型を閉じていき、
減圧路117から空気を吸引することにより、型1を完
全に閉じるまでにキャビティ13内を減圧にすることが
できるようにされている。
閉型時に、成形すべきミニバスの外形に対応する内形を
有するキャビティ13が形成されている。又、下型11
の上部外面と上型12の段部125の側面との間にはO
─リング14を介在させるようにして型を閉じていき、
減圧路117から空気を吸引することにより、型1を完
全に閉じるまでにキャビティ13内を減圧にすることが
できるようにされている。
【0026】まず、図2に示す如く、下型11及び上型
12を加熱状態となし、上型12を上昇させた状態に
て、下型11の型面上にBMC2を供給後、上型12を
一定の移動速度にて下型11上に下降移動させていく。
この際、下型11の上部外面と上型12の段部125の
側面との間にO─リング14を介在させるようにしたシ
ール位置にて、上型12の下降移動を一旦停止し、減圧
路117から図示しない真空ポンプにより空気を吸引す
ることにより、キャビティ13内を減圧にし、真空ポン
プを止める。
12を加熱状態となし、上型12を上昇させた状態に
て、下型11の型面上にBMC2を供給後、上型12を
一定の移動速度にて下型11上に下降移動させていく。
この際、下型11の上部外面と上型12の段部125の
側面との間にO─リング14を介在させるようにしたシ
ール位置にて、上型12の下降移動を一旦停止し、減圧
路117から図示しない真空ポンプにより空気を吸引す
ることにより、キャビティ13内を減圧にし、真空ポン
プを止める。
【0027】そして、図3に示す如く、再び上型12の
底壁内面形成部121及び側壁内面形成部122をBM
Cの一部に接触させ、未だ可動型と接触していないBM
C2の、成形品の表面を形成することとなる先端部分2
1等に共重合性単量体の蒸気泡を発生させた状態とな
す。引き続いて、上型12を下型11上に下降移動させ
ていって、図4に示す如く、完全に型を閉じ、図示しな
いプレス機により一定の成形圧力にて所定時間加圧成形
し、図5に示す如き、流動末端部や曲り部等に流れ模様
31を有するミニバス3を得る。
底壁内面形成部121及び側壁内面形成部122をBM
Cの一部に接触させ、未だ可動型と接触していないBM
C2の、成形品の表面を形成することとなる先端部分2
1等に共重合性単量体の蒸気泡を発生させた状態とな
す。引き続いて、上型12を下型11上に下降移動させ
ていって、図4に示す如く、完全に型を閉じ、図示しな
いプレス機により一定の成形圧力にて所定時間加圧成形
し、図5に示す如き、流動末端部や曲り部等に流れ模様
31を有するミニバス3を得る。
【0028】
【作用】本発明の熱硬化性樹脂異形成形品の製造方法
は、共重合性単量体を含む不飽和ポリエステル樹脂と、
補強材と、無機質充填材とからなるバルク・モールディ
ング・コンパウンドを加熱状態の固定型と可動型とから
なる型内に供給し型を閉じて加圧成形する熱硬化性樹脂
異形成形品の製造方法であって、固定型内に上記コンパ
ウンドを供給後、可動型を移動させて減圧下にて型を閉
じる際に、可動型を少なくとも上記コンパウンドの一部
に接触させ、未だ可動型と接触していない上記コンパウ
ンドの、成形品の表面を形成することとなる部分に共重
合性単量体の蒸気泡を発生させた状態となした後に完全
に型を閉じることにより、流動末端部や曲り部等に美麗
で深み感のある流れ模様を有する熱硬化性樹脂異形成形
品を得ることができる。
は、共重合性単量体を含む不飽和ポリエステル樹脂と、
補強材と、無機質充填材とからなるバルク・モールディ
ング・コンパウンドを加熱状態の固定型と可動型とから
なる型内に供給し型を閉じて加圧成形する熱硬化性樹脂
異形成形品の製造方法であって、固定型内に上記コンパ
ウンドを供給後、可動型を移動させて減圧下にて型を閉
じる際に、可動型を少なくとも上記コンパウンドの一部
に接触させ、未だ可動型と接触していない上記コンパウ
ンドの、成形品の表面を形成することとなる部分に共重
合性単量体の蒸気泡を発生させた状態となした後に完全
に型を閉じることにより、流動末端部や曲り部等に美麗
で深み感のある流れ模様を有する熱硬化性樹脂異形成形
品を得ることができる。
【0029】その理由は未だ充分に明らかではないが、
BMC中の共重合性単量体が成形品表面を形成すること
となる部分のBMCに蒸気泡を発生する状態において、
減圧下であることと相俟ってその部分が、他の部分より
極僅かに早く硬化反応が開始され、流れ模様の発現に寄
与しているものと推察される。
BMC中の共重合性単量体が成形品表面を形成すること
となる部分のBMCに蒸気泡を発生する状態において、
減圧下であることと相俟ってその部分が、他の部分より
極僅かに早く硬化反応が開始され、流れ模様の発現に寄
与しているものと推察される。
【0030】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。実施例1〜4 不飽和ポリエステル樹脂100重量部、ガラス粉末(平
均粒径20μm)125重量部、水酸化アルミニウム
(平均粒径15μm)125重量部、ガラス繊維(長さ
1.5mm)13重量部、硬化剤(ターシャリブチルパ
ーオキシベンゾエート)1重量部、内部離型剤(ステア
リン酸亜鉛)3重量部、増粘剤(酸化マグネシウム)1
重量部を計量後、これらをヘンシェルミキサーにて混合
混練し、ポリエチレンラミネートセロハンで包んだ後、
40℃にて40時間熟成増粘し、BMCを作製した。
均粒径20μm)125重量部、水酸化アルミニウム
(平均粒径15μm)125重量部、ガラス繊維(長さ
1.5mm)13重量部、硬化剤(ターシャリブチルパ
ーオキシベンゾエート)1重量部、内部離型剤(ステア
リン酸亜鉛)3重量部、増粘剤(酸化マグネシウム)1
重量部を計量後、これらをヘンシェルミキサーにて混合
混練し、ポリエチレンラミネートセロハンで包んだ後、
40℃にて40時間熟成増粘し、BMCを作製した。
【0031】このBMC4.5kgを、図1に示す如
き、下型11の温度を105℃、上型12の温度を13
0℃に加熱した型1の、下型11の型面に供給し、図2
〜図4を参照して説明した工程に従って、ミニバスの加
圧成形を行って図5に示す如きミニバスを得た。
き、下型11の温度を105℃、上型12の温度を13
0℃に加熱した型1の、下型11の型面に供給し、図2
〜図4を参照して説明した工程に従って、ミニバスの加
圧成形を行って図5に示す如きミニバスを得た。
【0032】尚、加圧成形は、成形圧力100kg/m
m2 、加圧時間12分で300トンプレス機にて加圧す
ることにより行った。又、上型12の移動速度(加圧速
度)及び減圧度を、それぞれ、表1に示すような条件に
種々変えた。尚、所定減圧度に達するには7〜20秒要
した。
m2 、加圧時間12分で300トンプレス機にて加圧す
ることにより行った。又、上型12の移動速度(加圧速
度)及び減圧度を、それぞれ、表1に示すような条件に
種々変えた。尚、所定減圧度に達するには7〜20秒要
した。
【0033】得られたミニバスについて、外観を観察す
ることにより流れ模様の出現量を下記の4段階の評価基
準により評価した。 0:出現なし、1:少し出現、2:かなり出現、3、顕
著に出現。 又、別の試験方法として、図3に示す状態にて、上型1
2の下降を止めた直後に上昇させることより、上型12
と接触していないBMC2の先端部分21の泡の発生面
積を観測し各実施例の比として表した。泡の近辺は光の
乱反射で白色に見える部分があった。以上の結果を表1
に併せて示す。
ることにより流れ模様の出現量を下記の4段階の評価基
準により評価した。 0:出現なし、1:少し出現、2:かなり出現、3、顕
著に出現。 又、別の試験方法として、図3に示す状態にて、上型1
2の下降を止めた直後に上昇させることより、上型12
と接触していないBMC2の先端部分21の泡の発生面
積を観測し各実施例の比として表した。泡の近辺は光の
乱反射で白色に見える部分があった。以上の結果を表1
に併せて示す。
【0034】比較例 減圧をしなかったこと、上型12の移動速度(加圧速
度)を表1に示す条件としたこと以外は実施例1〜4と
同様にして、ミニバスの加圧成形を行い、ミニバスを得
た。そして、実施例1〜4と同様にして評価した結果を
表1に併せて示す。
度)を表1に示す条件としたこと以外は実施例1〜4と
同様にして、ミニバスの加圧成形を行い、ミニバスを得
た。そして、実施例1〜4と同様にして評価した結果を
表1に併せて示す。
【0035】
【表1】
【0036】表1からも明らかな如く、実施例1〜4の
場合には、いずれも、流れ模様の出現があるのに対し
て、比較例の場合には、流れ模様の出現が全くない。
場合には、いずれも、流れ模様の出現があるのに対し
て、比較例の場合には、流れ模様の出現が全くない。
【0037】
【発明の効果】本発明の熱硬化性樹脂異形成形品の製造
方法は、上記の如き構成とされているので、高生産性で
且つ美麗で深み感のある流れ模様を有する熱硬化性樹脂
異形成形品を得ることができる
方法は、上記の如き構成とされているので、高生産性で
且つ美麗で深み感のある流れ模様を有する熱硬化性樹脂
異形成形品を得ることができる
【0038】
【図1】本発明に使用する型の例を示す断面図。
【図2】本発明の例の工程を説明する断面図である。
【図3】本発明の例の工程を説明する断面図である。
【図4】本発明の例の工程を説明する断面図である。
【図5】得られたミニバスを示す斜視図である。
1 型 2 BMC 3 ミニバス 11 下型(固定型) 12 上型(可動型) 13 キャビティ 14 O─リング 31 流れ模様 117 減圧路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:06 B29L 31:00
Claims (1)
- 【請求項1】 共重合性単量体を含む不飽和ポリエステ
ル樹脂と、補強材と、無機質充填材とからなるバルク・
モールディング・コンパウンドを加熱状態の固定型と可
動型とからなる型内に供給し型を閉じて加圧成形する熱
硬化性樹脂異形成形品の製造方法であって、固定型内に
上記コンパウンドを供給後、可動型を移動させて減圧下
にて型を閉じる際に、可動型を少なくとも上記コンパウ
ンドの一部に接触させ、未だ可動型と接触していない上
記コンパウンドの、成形品の表面を形成することとなる
部分に共重合性単量体の蒸気泡を発生させた状態となし
た後に完全に型を閉じることを特徴とする熱硬化性樹脂
異形成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6029522A JPH07237232A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 熱硬化性樹脂異形成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6029522A JPH07237232A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 熱硬化性樹脂異形成形品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07237232A true JPH07237232A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12278443
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6029522A Pending JPH07237232A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 熱硬化性樹脂異形成形品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07237232A (ja) |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP6029522A patent/JPH07237232A/ja active Pending
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