JPH11181106A - 加飾用シートモールディングコンパウンド及びそれを用いる加飾成形品の成形方法 - Google Patents
加飾用シートモールディングコンパウンド及びそれを用いる加飾成形品の成形方法Info
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- JPH11181106A JPH11181106A JP9351368A JP35136897A JPH11181106A JP H11181106 A JPH11181106 A JP H11181106A JP 9351368 A JP9351368 A JP 9351368A JP 35136897 A JP35136897 A JP 35136897A JP H11181106 A JPH11181106 A JP H11181106A
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- pattern material
- molding compound
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- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 外観が良好な加飾成形品の成形ができ、しか
も生産性が阻害されることのない、加飾用シートモール
ディングコンパウンド及びそれを用いる加飾成形品の成
形方法を提供する。 【解決手段】 繊維補強層の片面に加飾用柄材を含有
する熱硬化性樹脂ペーストを含浸させ、上記繊維補強層
の他面に融点40〜120℃の加熱流動化剤を含有する
硬化性樹脂ペーストを含浸させ、熟成増粘させて得られ
る加飾用シートモールディングコンパウンド。繊維補
強層の片面のみに加飾用柄材を含有する熱硬化性樹脂ペ
ーストを含浸させ、熟成増粘させて得られる加飾用シー
トモールディングコンパウンド。又はの加飾用シー
トモールディングコンパウンドと加飾用柄材を含有しな
い普通のシートモールディングコンパウンドとを、加飾
用柄材を含有する面を外側にして重ね、金型内で加圧成
形して加飾成形品を得る。
も生産性が阻害されることのない、加飾用シートモール
ディングコンパウンド及びそれを用いる加飾成形品の成
形方法を提供する。 【解決手段】 繊維補強層の片面に加飾用柄材を含有
する熱硬化性樹脂ペーストを含浸させ、上記繊維補強層
の他面に融点40〜120℃の加熱流動化剤を含有する
硬化性樹脂ペーストを含浸させ、熟成増粘させて得られ
る加飾用シートモールディングコンパウンド。繊維補
強層の片面のみに加飾用柄材を含有する熱硬化性樹脂ペ
ーストを含浸させ、熟成増粘させて得られる加飾用シー
トモールディングコンパウンド。又はの加飾用シー
トモールディングコンパウンドと加飾用柄材を含有しな
い普通のシートモールディングコンパウンドとを、加飾
用柄材を含有する面を外側にして重ね、金型内で加圧成
形して加飾成形品を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加飾用シートモー
ルディングコンパウンド及びそれを用いる加飾成形品の
成形方法に関する。
ルディングコンパウンド及びそれを用いる加飾成形品の
成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシートモールディングコンパウン
ド(SMCと呼ばれる)は、通常、ガラス繊維層の両面
に同じ組成の熱硬化性樹脂ペーストを含浸させ、これを
適当な条件で熟成増粘させて作製される。
ド(SMCと呼ばれる)は、通常、ガラス繊維層の両面
に同じ組成の熱硬化性樹脂ペーストを含浸させ、これを
適当な条件で熟成増粘させて作製される。
【0003】具体的には、一方のキャリヤーフィルムの
片面に熱硬化性樹脂ペーストを塗布し、他方のキャリヤ
ーフィルムの片面にも同じ組成の熱硬化性樹脂ペースト
を塗布し、この両方のキャリヤーフィルムの塗布面同士
をガラス繊維層を介して挟着し、このガラス繊維層に上
記両方の硬化性樹脂ペーストを含浸させ、これを適当な
条件で熟成増粘させて作製される。
片面に熱硬化性樹脂ペーストを塗布し、他方のキャリヤ
ーフィルムの片面にも同じ組成の熱硬化性樹脂ペースト
を塗布し、この両方のキャリヤーフィルムの塗布面同士
をガラス繊維層を介して挟着し、このガラス繊維層に上
記両方の硬化性樹脂ペーストを含浸させ、これを適当な
条件で熟成増粘させて作製される。
【0004】ここで、加飾用シートモールディングコン
パウンドは、上記熱硬化性樹脂ペーストに加飾用柄材を
含有させることにより作製され。この種の加飾用シート
モールディングコンパウンドは、石目調のような加飾成
形品、例えば浴槽、防水パン、壁材などの成形に広く使
用されている。
パウンドは、上記熱硬化性樹脂ペーストに加飾用柄材を
含有させることにより作製され。この種の加飾用シート
モールディングコンパウンドは、石目調のような加飾成
形品、例えば浴槽、防水パン、壁材などの成形に広く使
用されている。
【0005】上記の加飾成形品は、通常、加飾用柄材を
含有しない普通のシートモールディングコンパウンド
に、所望寸法の加飾用シートモールディングコンパウン
ドを重ね、これを金型内で加圧成形することにより作製
される。この場合、一方のコンパウンドの樹脂成分が他
方のコンパウンド側へしみ出してきて、加飾部分と他の
部分との境界部が不明瞭になって、得られる加飾成形品
の外観が悪くなるという欠点がある。
含有しない普通のシートモールディングコンパウンド
に、所望寸法の加飾用シートモールディングコンパウン
ドを重ね、これを金型内で加圧成形することにより作製
される。この場合、一方のコンパウンドの樹脂成分が他
方のコンパウンド側へしみ出してきて、加飾部分と他の
部分との境界部が不明瞭になって、得られる加飾成形品
の外観が悪くなるという欠点がある。
【0006】このような欠点を除去するために、特開昭
63−4915号公報には、加飾用シートモールディン
グコンパウンドと普通のシートモールディングコンパウ
ンドとの間に、ガラスマットを介在させ、これを金型内
で加圧成形する方法が提案されている。
63−4915号公報には、加飾用シートモールディン
グコンパウンドと普通のシートモールディングコンパウ
ンドとの間に、ガラスマットを介在させ、これを金型内
で加圧成形する方法が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記提案の
成形方法では、3種類の成形材料を金型内に供給せねば
ならず、供給する材料が増えればそれだけ工数もかか
り、しかも各成形材料の位置決めに手間がかかり、その
ため加飾成形品の生産性が阻害されるという問題があ
る。
成形方法では、3種類の成形材料を金型内に供給せねば
ならず、供給する材料が増えればそれだけ工数もかか
り、しかも各成形材料の位置決めに手間がかかり、その
ため加飾成形品の生産性が阻害されるという問題があ
る。
【0008】本発明は、上記の問題を解決するもので、
その目的とするところは、2種類の成形材料を用いて、
外観が良好な加飾成形品の成形ができ、しかも生産性が
阻害されることのない、加飾用シートモールディングコ
ンパウンド及びそれを用いる加飾成形品の成形方法を提
供することにある。
その目的とするところは、2種類の成形材料を用いて、
外観が良好な加飾成形品の成形ができ、しかも生産性が
阻害されることのない、加飾用シートモールディングコ
ンパウンド及びそれを用いる加飾成形品の成形方法を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、繊維補強層の片面に加飾用
柄材を含有する熱硬化性樹脂ペーストを含浸させ、上記
繊維補強層の他面に融点40〜120℃の加熱流動化剤
を含有する硬化性樹脂ペーストを含浸させ、これを熟成
増粘させて得られる加飾用シートモールディングコンパ
ウンドが提供される。
めに、請求項1の発明では、繊維補強層の片面に加飾用
柄材を含有する熱硬化性樹脂ペーストを含浸させ、上記
繊維補強層の他面に融点40〜120℃の加熱流動化剤
を含有する硬化性樹脂ペーストを含浸させ、これを熟成
増粘させて得られる加飾用シートモールディングコンパ
ウンドが提供される。
【0010】また、請求項2の発明では、繊維補強層の
片面のみに加飾用柄材を含有する熱硬化性樹脂ペースト
を含浸させ、これを熟成増粘させて得られる加飾用シー
トモールディングコンパウンドが提供される。
片面のみに加飾用柄材を含有する熱硬化性樹脂ペースト
を含浸させ、これを熟成増粘させて得られる加飾用シー
トモールディングコンパウンドが提供される。
【0011】さらに、請求項3の発明では、請求項1又
は2の発明の加飾用シートモールディングコンパウンド
と、加飾用柄材を含有しないシートモールディングコン
パウンドとを、加飾用柄材を含有する面を外側にして重
ね、これを金型内で加圧成形することを特徴とする加飾
成形品の成形方法が提供される。
は2の発明の加飾用シートモールディングコンパウンド
と、加飾用柄材を含有しないシートモールディングコン
パウンドとを、加飾用柄材を含有する面を外側にして重
ね、これを金型内で加圧成形することを特徴とする加飾
成形品の成形方法が提供される。
【0012】本発明において、熱硬化性樹脂ペーストを
構成する原材料組成としては、普通に用いられている公
知の原材料組成がそのまま用いられる。
構成する原材料組成としては、普通に用いられている公
知の原材料組成がそのまま用いられる。
【0013】すなわち、上記原材料組成としては、スチ
レン等の架橋用ビニルモノマーを含有する液状不飽和ポ
リエステル樹脂、液状ウレタンシアクリレート、液状エ
ポキシアクリレートのような熱硬化性樹脂に、硬化剤、
硬化促進剤、化学増粘剤、収縮防止用樹脂、内部離型
剤、安定剤、充填剤、顔料どの公知の配合剤が、必要に
応じて適量混合された原材料組成が用いられる。
レン等の架橋用ビニルモノマーを含有する液状不飽和ポ
リエステル樹脂、液状ウレタンシアクリレート、液状エ
ポキシアクリレートのような熱硬化性樹脂に、硬化剤、
硬化促進剤、化学増粘剤、収縮防止用樹脂、内部離型
剤、安定剤、充填剤、顔料どの公知の配合剤が、必要に
応じて適量混合された原材料組成が用いられる。
【0014】ここで、硬化剤としては、t−ブチルパー
オキシベンゾエートやt−ブチルパーオキシオクトエー
ト等の芳香族型又は脂肪族型パーオキシエステルなどが
用いられる。硬化促進剤としては、ナフテン酸コバルト
やジメチルアニリンなどが用いられる。化学増粘剤とし
ては、水酸化マグネシウムや酸化マグネシウムなどが用
いられる。
オキシベンゾエートやt−ブチルパーオキシオクトエー
ト等の芳香族型又は脂肪族型パーオキシエステルなどが
用いられる。硬化促進剤としては、ナフテン酸コバルト
やジメチルアニリンなどが用いられる。化学増粘剤とし
ては、水酸化マグネシウムや酸化マグネシウムなどが用
いられる。
【0015】収縮防止用樹脂としては、ポリスチレンや
ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂が用いられる。内部離
型剤としては、ステアリン酸亜鉛やステアリン酸カルシ
ウムなどが用いられる。安定剤としては、ハイドロキノ
ンやパラベンゾキノンなどが用いられる。
ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂が用いられる。内部離
型剤としては、ステアリン酸亜鉛やステアリン酸カルシ
ウムなどが用いられる。安定剤としては、ハイドロキノ
ンやパラベンゾキノンなどが用いられる。
【0016】充填剤としては水酸化アルミニウムやクレ
ーやガラス粉などが用いられる。顔料としては、二酸化
チタン、カーボンブラック、フタロシアニンブルー、弁
柄などが用いられる。補強繊維層としては、通常、ガラ
ス繊維チョップ層が用いられる。
ーやガラス粉などが用いられる。顔料としては、二酸化
チタン、カーボンブラック、フタロシアニンブルー、弁
柄などが用いられる。補強繊維層としては、通常、ガラ
ス繊維チョップ層が用いられる。
【0017】また、加飾用柄材としては、着色マイカ
(白マイカや黒白マイカ)、着色アルミフレーク、着色
されたポリエチレンフィルム、塩化ビニルフイルム、ポ
リカーボネートフィルム、ポリエステルフイルムなどの
着色されたプラスチックフィルムの薄片状裁断片が用い
られる。
(白マイカや黒白マイカ)、着色アルミフレーク、着色
されたポリエチレンフィルム、塩化ビニルフイルム、ポ
リカーボネートフィルム、ポリエステルフイルムなどの
着色されたプラスチックフィルムの薄片状裁断片が用い
られる。
【0018】また、融点40〜120℃の加熱流動化剤
としては、1価の脂肪族アルコール、ソルビタン脂肪酸
エステル、高級アルコール脂肪酸エステル、グリセリン
脂肪酸エステルの中から選ばれる。融点が40℃を下回
るものは、得られる成形材料の取扱い性が低下し、逆に
融点が120℃を上回るものは、得られる成形材料の成
形加工時の流動性が低下する。
としては、1価の脂肪族アルコール、ソルビタン脂肪酸
エステル、高級アルコール脂肪酸エステル、グリセリン
脂肪酸エステルの中から選ばれる。融点が40℃を下回
るものは、得られる成形材料の取扱い性が低下し、逆に
融点が120℃を上回るものは、得られる成形材料の成
形加工時の流動性が低下する。
【0019】上記1価の脂肪族アルコールとしては、セ
チルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアル
コールなどが挙げられる。上記ソルビタン脂肪酸エステ
ルとしては、ソルビタンパルミテート、ソルビタンステ
アレート、ソルビタントリステアレート、ソルビタンベ
ヘネート、ソルビタントリベヘネートなどが挙げられ
る。上記高級アルコール脂肪酸エステルとしては、ステ
アリルステアレート、ベヘニルベヘネート、セチルミリ
ステートなどが挙げられる。
チルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアル
コールなどが挙げられる。上記ソルビタン脂肪酸エステ
ルとしては、ソルビタンパルミテート、ソルビタンステ
アレート、ソルビタントリステアレート、ソルビタンベ
ヘネート、ソルビタントリベヘネートなどが挙げられ
る。上記高級アルコール脂肪酸エステルとしては、ステ
アリルステアレート、ベヘニルベヘネート、セチルミリ
ステートなどが挙げられる。
【0020】上記グリセリン脂肪酸エステルとしては、
グリセリンモノパルミテート、グリセリンモノステアレ
ート、グリセリンモノオレート、グリセリンモノベヘネ
ート、グリセリンモノ12−ヒドロキシステアレート、
グリセリンモノカプレート、グリセリンモノラウレー
ト、グリセリンモノ・ジパルミネート、グリセリンモノ
・ジステアレート、グリセリントリステアレート、グリ
セリンモノ・ジオレート、グリセリンモノ・ジベヘネー
ト、グリセリンモノ12−ヒドロキシステアレートなど
が挙げられる。
グリセリンモノパルミテート、グリセリンモノステアレ
ート、グリセリンモノオレート、グリセリンモノベヘネ
ート、グリセリンモノ12−ヒドロキシステアレート、
グリセリンモノカプレート、グリセリンモノラウレー
ト、グリセリンモノ・ジパルミネート、グリセリンモノ
・ジステアレート、グリセリントリステアレート、グリ
セリンモノ・ジオレート、グリセリンモノ・ジベヘネー
ト、グリセリンモノ12−ヒドロキシステアレートなど
が挙げられる。
【0021】<請求項1の発明>請求項1の発明では、
先ず、加飾用柄材を含有する熱硬化性樹脂ペースト及び
融点40〜120℃の加熱流動化剤を含有する熱硬化性
樹脂ペーストを調製する。加飾用柄材を含有する熱硬化
性樹脂ペーストは、前記各種原材料(加飾用柄材を含有
し、加熱流動化剤は含有しない)を適宜配合しこれを均
一に混合して得られる。また、加熱流動化剤を含有する
熱硬化性樹脂ペーストは、前記各種原材料(加熱流動化
剤を含有し、加飾用柄材は含有しない)を適宜配合しこ
れを混合して得られる。
先ず、加飾用柄材を含有する熱硬化性樹脂ペースト及び
融点40〜120℃の加熱流動化剤を含有する熱硬化性
樹脂ペーストを調製する。加飾用柄材を含有する熱硬化
性樹脂ペーストは、前記各種原材料(加飾用柄材を含有
し、加熱流動化剤は含有しない)を適宜配合しこれを均
一に混合して得られる。また、加熱流動化剤を含有する
熱硬化性樹脂ペーストは、前記各種原材料(加熱流動化
剤を含有し、加飾用柄材は含有しない)を適宜配合しこ
れを混合して得られる。
【0022】ここで、加飾用柄材は、大きさ(サイズ)
は0.1〜2.5mm程度のものを、樹脂100重量部
に対して3〜30重量部、好ましくは10〜25重量部
含有させる。加飾用柄材の含有量が3重量部を下回る
と、加飾用柄材が疎になって目立たず、石目調からほど
遠い成形品が得られ、逆に30重量部を上回るほど多く
含有させても、加飾用柄材が十分に成形品の表面を覆い
つくしているので、それ以上の外観的変化はなく、しか
も加飾用柄材は高価であるので経済的に好ましくない。
は0.1〜2.5mm程度のものを、樹脂100重量部
に対して3〜30重量部、好ましくは10〜25重量部
含有させる。加飾用柄材の含有量が3重量部を下回る
と、加飾用柄材が疎になって目立たず、石目調からほど
遠い成形品が得られ、逆に30重量部を上回るほど多く
含有させても、加飾用柄材が十分に成形品の表面を覆い
つくしているので、それ以上の外観的変化はなく、しか
も加飾用柄材は高価であるので経済的に好ましくない。
【0023】また、加熱流動化剤は、融点が50〜80
℃のものを、樹脂100重量部に対して0.1〜20重
量部、好ましくは0.5〜10重量部含有させる。加熱
流動化剤の含有量が0.1重量部を下回ると、得られる
成形材料に十分な流動効果が得られず、逆に20重量部
を上回ると、得られる成形品の強度が低下する。
℃のものを、樹脂100重量部に対して0.1〜20重
量部、好ましくは0.5〜10重量部含有させる。加熱
流動化剤の含有量が0.1重量部を下回ると、得られる
成形材料に十分な流動効果が得られず、逆に20重量部
を上回ると、得られる成形品の強度が低下する。
【0024】次に、慣用のSMC製造装置を用い、一方
のキャリヤーフィルム(ポリエチレンフィルム、ポリエ
ステルフィルム、ナイロンフイルムなど)の片面に、上
記加飾用柄材を含有する熱硬化性樹脂ペーストを塗布
し、他方のキャリヤーフィルムの片面に、上記融点40
〜120℃の加熱流動化剤を含有する硬化性樹脂ペース
トを塗布し、この両方のキャリヤーフィルムの塗布面同
士を繊維補強層(ガラス繊維チョップ層)を介して挟着
し、この繊維補強層に上記両方の硬化性樹脂ペーストを
含浸させ、これを適当な温度及び時間で熟成増粘させ
る。
のキャリヤーフィルム(ポリエチレンフィルム、ポリエ
ステルフィルム、ナイロンフイルムなど)の片面に、上
記加飾用柄材を含有する熱硬化性樹脂ペーストを塗布
し、他方のキャリヤーフィルムの片面に、上記融点40
〜120℃の加熱流動化剤を含有する硬化性樹脂ペース
トを塗布し、この両方のキャリヤーフィルムの塗布面同
士を繊維補強層(ガラス繊維チョップ層)を介して挟着
し、この繊維補強層に上記両方の硬化性樹脂ペーストを
含浸させ、これを適当な温度及び時間で熟成増粘させ
る。
【0025】ここで、加飾用柄材を含有する熱硬化性樹
脂ペーストの塗布厚みは、1.5mm以上が望ましい。
この塗布厚みが1.5mmを下回ると、混入された加飾
用柄材の大きさ(サイズ)が大きい場合に、ペーストの
塗布厚みを制御するドクターブレードに引っ掛かってキ
ャリヤーフィルムが破損したり、加飾用柄材が詰まって
塗布されない部分が生じる。なお、塗布厚みが薄いと、
加飾用柄材による隠蔽性が低下する。
脂ペーストの塗布厚みは、1.5mm以上が望ましい。
この塗布厚みが1.5mmを下回ると、混入された加飾
用柄材の大きさ(サイズ)が大きい場合に、ペーストの
塗布厚みを制御するドクターブレードに引っ掛かってキ
ャリヤーフィルムが破損したり、加飾用柄材が詰まって
塗布されない部分が生じる。なお、塗布厚みが薄いと、
加飾用柄材による隠蔽性が低下する。
【0026】また、繊維補強層の厚みは、ガラス繊維チ
ョップ使用の場合、400〜1000g/m2 が望まし
い。ガラス繊維チョップ層が400g/m2 を下回る
と、加熱流動化剤を含有する硬化性樹脂ペーストが加飾
用柄材を含有する熱硬化性樹脂ペースト側へ流れ込みや
すくなり、得られる加飾成形品がむら状(まだら模様)
になることがある。逆に、ガラス繊維チョップ層が10
00g/m2 を上回ると、硬化性樹脂ペーストの未含浸
部分が多くなり、成形時にエアーが抜けにくくなり、膨
れや白化の原因となる。
ョップ使用の場合、400〜1000g/m2 が望まし
い。ガラス繊維チョップ層が400g/m2 を下回る
と、加熱流動化剤を含有する硬化性樹脂ペーストが加飾
用柄材を含有する熱硬化性樹脂ペースト側へ流れ込みや
すくなり、得られる加飾成形品がむら状(まだら模様)
になることがある。逆に、ガラス繊維チョップ層が10
00g/m2 を上回ると、硬化性樹脂ペーストの未含浸
部分が多くなり、成形時にエアーが抜けにくくなり、膨
れや白化の原因となる。
【0027】こうして、請求項1の発明に係る加飾用シ
ートモールディングコンパウンドが得られる。なお、こ
の加飾用シートモールディングコンパウンドの両面を覆
っているキャリヤーフィルム(ポリエチレンフィルム、
ポリエステルフィルム、ナイロンフイルムなど)は、加
圧成形の際に剥離除去される。
ートモールディングコンパウンドが得られる。なお、こ
の加飾用シートモールディングコンパウンドの両面を覆
っているキャリヤーフィルム(ポリエチレンフィルム、
ポリエステルフィルム、ナイロンフイルムなど)は、加
圧成形の際に剥離除去される。
【0028】<請求項2の発明>請求項2の発明では、
先ず、加飾用柄材を含有する熱硬化性樹脂ペーストを調
製する。加飾用柄材を含有する熱硬化性樹脂ペースト
は、前記各種原材料(加飾用柄材を含有し、加熱流動化
剤は含有しない)を適宜配合しこれを均一に混合して得
られる。
先ず、加飾用柄材を含有する熱硬化性樹脂ペーストを調
製する。加飾用柄材を含有する熱硬化性樹脂ペースト
は、前記各種原材料(加飾用柄材を含有し、加熱流動化
剤は含有しない)を適宜配合しこれを均一に混合して得
られる。
【0029】ここで、加飾用柄材は、大きさ(サイズ)
は0.1〜2.5mm程度のものを、樹脂100重量部
に対して3〜30重量部、好ましくは10〜25重量部
含有させる。加飾用柄材の含有量が3重量部を下回る
と、加飾用柄材が疎になって目立たず、石目調からほど
遠い成形品が得られ、逆に30重量部を上回るほど多く
含有させても、加飾用柄材が十分に成形品の表面を覆い
つくしているので、それ以上の外観的変化はなく、しか
も加飾用柄材は高価であるので経済的に好ましくない。
は0.1〜2.5mm程度のものを、樹脂100重量部
に対して3〜30重量部、好ましくは10〜25重量部
含有させる。加飾用柄材の含有量が3重量部を下回る
と、加飾用柄材が疎になって目立たず、石目調からほど
遠い成形品が得られ、逆に30重量部を上回るほど多く
含有させても、加飾用柄材が十分に成形品の表面を覆い
つくしているので、それ以上の外観的変化はなく、しか
も加飾用柄材は高価であるので経済的に好ましくない。
【0030】次に、慣用のSMC製造装置を用い、一方
のキャリヤーフィルム(ポリエチレンフィルム、ポリエ
ステルフィルム、ナイロンフイルムなど)の片面のみ
に、上記加飾用柄材を含有する熱硬化性樹脂ペーストを
塗布し、他方のキャリヤーフィルムには熱硬化性樹脂ペ
ーストを全く塗布せず、上記一方のキャリヤーフィルム
の塗布面と他方のキャリヤーフィルム面とを繊維補強層
(ガラス繊維チョップ層)を介して挟着し、この繊維補
強層に上記加飾用柄材を含有する硬化性樹脂ペーストを
含浸させ、これを適当な温度及び時間で熟成増粘させ
る。
のキャリヤーフィルム(ポリエチレンフィルム、ポリエ
ステルフィルム、ナイロンフイルムなど)の片面のみ
に、上記加飾用柄材を含有する熱硬化性樹脂ペーストを
塗布し、他方のキャリヤーフィルムには熱硬化性樹脂ペ
ーストを全く塗布せず、上記一方のキャリヤーフィルム
の塗布面と他方のキャリヤーフィルム面とを繊維補強層
(ガラス繊維チョップ層)を介して挟着し、この繊維補
強層に上記加飾用柄材を含有する硬化性樹脂ペーストを
含浸させ、これを適当な温度及び時間で熟成増粘させ
る。
【0031】こうして、請求項2の発明に係る加飾用シ
ートモールディングコンパウンドが得られる。なお、こ
の加飾用シートモールディングコンパウンドの両面を覆
っているキャリヤーフィルム(ポリエチレンフィルム、
ポリエステルフィルム、ナイロンフイルムなど)は、加
圧成形の際に剥離除去される。
ートモールディングコンパウンドが得られる。なお、こ
の加飾用シートモールディングコンパウンドの両面を覆
っているキャリヤーフィルム(ポリエチレンフィルム、
ポリエステルフィルム、ナイロンフイルムなど)は、加
圧成形の際に剥離除去される。
【0032】<請求項3の発明>請求項3の発明では、
慣用の加圧成形機を用い、上記請求項1又は2の発明で
得られた加飾用シートモールディングコンパウンドと、
加飾用柄材を含有しない普通のシートモールディングコ
ンパウンドとを、加飾用柄材を含有する面を外側にして
重ね、これを金型内で加圧成形する。
慣用の加圧成形機を用い、上記請求項1又は2の発明で
得られた加飾用シートモールディングコンパウンドと、
加飾用柄材を含有しない普通のシートモールディングコ
ンパウンドとを、加飾用柄材を含有する面を外側にして
重ね、これを金型内で加圧成形する。
【0033】具体的には、例えば、凸状の可動上型と凹
状の固定下型とからなる金型を有する公知の加圧成形機
を用い、金型を80〜180℃に加熱した後、上記各シ
ートモールディングコンパウンドを所定量に裁断し、加
飾用柄材を含有する面を外側にして2層に重ね、これを
固定下型の凹部に載置し、金型を閉める。
状の固定下型とからなる金型を有する公知の加圧成形機
を用い、金型を80〜180℃に加熱した後、上記各シ
ートモールディングコンパウンドを所定量に裁断し、加
飾用柄材を含有する面を外側にして2層に重ね、これを
固定下型の凹部に載置し、金型を閉める。
【0034】ここで、加飾用シートモールディングコン
パウンドが加飾成形品の表面となるようにして、金型内
で加圧成形する。なお、加飾用シートモールディングコ
ンパウンドのサイズは、成形品の加飾を行うに必要なサ
イズであればよく、成形品の全表面を加飾するようにし
てもよく、成形品の一部表面を加飾するようにしてもよ
い。
パウンドが加飾成形品の表面となるようにして、金型内
で加圧成形する。なお、加飾用シートモールディングコ
ンパウンドのサイズは、成形品の加飾を行うに必要なサ
イズであればよく、成形品の全表面を加飾するようにし
てもよく、成形品の一部表面を加飾するようにしてもよ
い。
【0035】その後、10〜120kg/cm2 の圧力
で30秒〜20分間加圧して、上記2層のシートモール
ディングコンパウンドを熱硬化させて一体的に成形し、
金型を開いて成形品を脱型する。こうして、例えば、大
理石調や御影石調のような石目調に加飾された美麗な繊
維強化加飾成形品(浴槽や防水パンやキッチンカウンタ
ーや洗面化粧台など)が得られる。
で30秒〜20分間加圧して、上記2層のシートモール
ディングコンパウンドを熱硬化させて一体的に成形し、
金型を開いて成形品を脱型する。こうして、例えば、大
理石調や御影石調のような石目調に加飾された美麗な繊
維強化加飾成形品(浴槽や防水パンやキッチンカウンタ
ーや洗面化粧台など)が得られる。
【0036】
【作用】請求項1の発明に係る加飾用シートモールディ
ングコンパウンドを用い、請求項3に記載の成形方法に
より加飾成形品を得る場合、加熱流動化剤を含有するS
MC部分が、加飾用柄材を含有するSMC部分及び加飾
用柄材を含有しない普通のSMC部分よりも先に流動化
して、加飾用柄材を含有するSMC部分及び加飾用柄材
を含有しない普通のSMC部分の滑剤として作用し、裏
層の加飾用柄材を含有しない普通のSMC部分の流動性
が良くなる。
ングコンパウンドを用い、請求項3に記載の成形方法に
より加飾成形品を得る場合、加熱流動化剤を含有するS
MC部分が、加飾用柄材を含有するSMC部分及び加飾
用柄材を含有しない普通のSMC部分よりも先に流動化
して、加飾用柄材を含有するSMC部分及び加飾用柄材
を含有しない普通のSMC部分の滑剤として作用し、裏
層の加飾用柄材を含有しない普通のSMC部分の流動性
が良くなる。
【0037】そのため、表層の加熱流動化剤を含有する
SMC部分の流動性を妨げることなく、裏層の加飾用柄
材を含有しない普通のSMC部分が良好に流動して成形
され、両方の材料が入り交じることが防止される。
SMC部分の流動性を妨げることなく、裏層の加飾用柄
材を含有しない普通のSMC部分が良好に流動して成形
され、両方の材料が入り交じることが防止される。
【0038】また、請求項2の発明に係る加飾用シート
モールディングコンパウンドを用い、請求項3に記載の
成形方法により加飾成形品を得る場合、加飾用柄材を含
有するSMC部分が、その反対側面に存在する補強繊維
層により、加飾用柄材を含有しない普通のSMC部分か
ら隔離される。
モールディングコンパウンドを用い、請求項3に記載の
成形方法により加飾成形品を得る場合、加飾用柄材を含
有するSMC部分が、その反対側面に存在する補強繊維
層により、加飾用柄材を含有しない普通のSMC部分か
ら隔離される。
【0039】そのため、一方のシートモールディングコ
ンパウンドの樹脂成分が、他方のシートモールディング
コンパウンド側へしみ出すことが防止され、しかも加飾
用柄材を含有しない普通のSMC部分が加飾用柄材を含
有するSMC部分へ流動しにくくなり、加飾部分と他の
部分との境界部が不明瞭になることが防止される。
ンパウンドの樹脂成分が、他方のシートモールディング
コンパウンド側へしみ出すことが防止され、しかも加飾
用柄材を含有しない普通のSMC部分が加飾用柄材を含
有するSMC部分へ流動しにくくなり、加飾部分と他の
部分との境界部が不明瞭になることが防止される。
【0040】さらに、請求項3の成形方法によれば、成
形品の表層だけが加飾され、裏層は加飾されないので、
加飾に必要な加飾用シートモールディングコンパウンド
の使用量を少なくすることができ、それだけ高価な加飾
用柄材の使用量も少なくなり、しかも供給する成形材料
も2層でよく、各成形材料の供給工数や各成形材料の位
置決めに要する手間も少なくなる。
形品の表層だけが加飾され、裏層は加飾されないので、
加飾に必要な加飾用シートモールディングコンパウンド
の使用量を少なくすることができ、それだけ高価な加飾
用柄材の使用量も少なくなり、しかも供給する成形材料
も2層でよく、各成形材料の供給工数や各成形材料の位
置決めに要する手間も少なくなる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例及び比較例
を示す。 (実施例1) <加飾用柄材を含有する熱硬化性樹脂ペーストの調製>
スチレンモノマーを含有する不飽和ポリエステル樹脂1
00重量部に、硬化剤(t−ブチルパーオキシベンゾエ
ート)1重量部、充填剤(平均粒径12μmの水酸化ア
ルミニウム)120重量部、化学増粘剤(酸化マグネシ
ウム)1重量部、内部離型剤(ステアリン酸亜鉛3重量
部)、顔料(ベージュ色)7重量部及び加飾用柄材(大
きさ0.65mmの白色マイカ3重量部と黒色マイカ2
重量部)を配合し、これを均一に混合して、加飾用柄材
を含有する熱硬化性樹脂ペーストを調製した。
を示す。 (実施例1) <加飾用柄材を含有する熱硬化性樹脂ペーストの調製>
スチレンモノマーを含有する不飽和ポリエステル樹脂1
00重量部に、硬化剤(t−ブチルパーオキシベンゾエ
ート)1重量部、充填剤(平均粒径12μmの水酸化ア
ルミニウム)120重量部、化学増粘剤(酸化マグネシ
ウム)1重量部、内部離型剤(ステアリン酸亜鉛3重量
部)、顔料(ベージュ色)7重量部及び加飾用柄材(大
きさ0.65mmの白色マイカ3重量部と黒色マイカ2
重量部)を配合し、これを均一に混合して、加飾用柄材
を含有する熱硬化性樹脂ペーストを調製した。
【0042】<加熱流動化剤を含有する熱硬化性樹脂ペ
ーストの調製>スチレンモノマーを含有する不飽和ポリ
エステル樹脂100重量部に、硬化剤(t−ブチルパー
オキシベンゾエート)1重量部、安定剤(パラベンゾキ
ノン0.02重量部、充填剤(平均粒径10μmの炭酸
カルシウム)130重量部、化学増粘剤(酸化マグネシ
ウム)0.7重量部、内部離型剤(ステアリン酸亜鉛3
重量部)、顔料(ベージュ色)7重量部及び加熱流動化
剤A(融点56〜60℃のステアリルアルコール)10
重量部を配合し、これを均一に混合して、加熱流動化剤
を含有する熱硬化性樹脂ペーストを調製した。
ーストの調製>スチレンモノマーを含有する不飽和ポリ
エステル樹脂100重量部に、硬化剤(t−ブチルパー
オキシベンゾエート)1重量部、安定剤(パラベンゾキ
ノン0.02重量部、充填剤(平均粒径10μmの炭酸
カルシウム)130重量部、化学増粘剤(酸化マグネシ
ウム)0.7重量部、内部離型剤(ステアリン酸亜鉛3
重量部)、顔料(ベージュ色)7重量部及び加熱流動化
剤A(融点56〜60℃のステアリルアルコール)10
重量部を配合し、これを均一に混合して、加熱流動化剤
を含有する熱硬化性樹脂ペーストを調製した。
【0043】<請求項1の発明に係る加飾用シートモー
ルディングコンパウンドの作製>公知のSMC製造装置
を用い、一方のキャリヤーフィルム(ポリエチレンフィ
ルム)の片面に、上記加飾用柄材を含有する熱硬化性樹
脂ペーストを塗布し、他方のキャリヤーフィルムの片面
に、上記加熱流動化剤Aを含有する硬化性樹脂ペースト
を塗布し、この両方のキャリヤーフィルムの塗布面同士
をガラス繊維チョップ層(繊維長さ1インチ)を介して
挟着し、このガラス繊維チョップ層に上記両方の硬化性
樹脂ペーストを含浸させ、これを40℃で2日間熟成増
粘させて、加飾用シートモールディングコンパウンドを
作製した。なお、ガラス繊維チョップ層は全体の25重
量%となるように調節した。
ルディングコンパウンドの作製>公知のSMC製造装置
を用い、一方のキャリヤーフィルム(ポリエチレンフィ
ルム)の片面に、上記加飾用柄材を含有する熱硬化性樹
脂ペーストを塗布し、他方のキャリヤーフィルムの片面
に、上記加熱流動化剤Aを含有する硬化性樹脂ペースト
を塗布し、この両方のキャリヤーフィルムの塗布面同士
をガラス繊維チョップ層(繊維長さ1インチ)を介して
挟着し、このガラス繊維チョップ層に上記両方の硬化性
樹脂ペーストを含浸させ、これを40℃で2日間熟成増
粘させて、加飾用シートモールディングコンパウンドを
作製した。なお、ガラス繊維チョップ層は全体の25重
量%となるように調節した。
【0044】<請求項3の発明に係る加飾成形品の成形
>凸状の可動上型と凹状の固定下型とからなる長方形金
型(長辺1600mm×短辺400mm)を有する加圧
成形機を用い、可動上型を125℃、固定下型を145
℃に加熱した後、この固定下型の凹部に上記加飾用シー
トモールディングコンパウンドをチャージ率90%の割
合で載置し、その上に加飾用柄材を含有しない普通のシ
ートモールディングコンパウンド(SMC)をチャージ
率80%の割合で重ね、可動上型を降下させて金型を型
締め速度1mm/秒で閉める。
>凸状の可動上型と凹状の固定下型とからなる長方形金
型(長辺1600mm×短辺400mm)を有する加圧
成形機を用い、可動上型を125℃、固定下型を145
℃に加熱した後、この固定下型の凹部に上記加飾用シー
トモールディングコンパウンドをチャージ率90%の割
合で載置し、その上に加飾用柄材を含有しない普通のシ
ートモールディングコンパウンド(SMC)をチャージ
率80%の割合で重ね、可動上型を降下させて金型を型
締め速度1mm/秒で閉める。
【0045】なお、上記加飾用柄材を含有しない普通の
シートモールディングコンパウンド(SMC)は、スチ
レンモノマーを含有する不飽和ポリエステル樹脂100
重量部に、硬化剤(t−ブチルパーオキシベンゾエー
ト)1重量部、充填剤(平均粒径10μmの炭酸カルシ
ウム)150重量部、化学増粘剤(酸化マグネシウム)
0.7重量部、内部離型剤(ステアリン酸亜鉛3重量
部)及び顔料(ベージュ色)7重量部を配合し、これを
均一に混合して、加飾用柄材及び加熱流動化剤を含有し
ない熱硬化性樹脂ペーストを調製し、この熱硬化性樹脂
ペーストを用いて従来方法で作製したものである。な
お、ガラス繊維チョップ層は全体の25重量%となるよ
うに調節した。
シートモールディングコンパウンド(SMC)は、スチ
レンモノマーを含有する不飽和ポリエステル樹脂100
重量部に、硬化剤(t−ブチルパーオキシベンゾエー
ト)1重量部、充填剤(平均粒径10μmの炭酸カルシ
ウム)150重量部、化学増粘剤(酸化マグネシウム)
0.7重量部、内部離型剤(ステアリン酸亜鉛3重量
部)及び顔料(ベージュ色)7重量部を配合し、これを
均一に混合して、加飾用柄材及び加熱流動化剤を含有し
ない熱硬化性樹脂ペーストを調製し、この熱硬化性樹脂
ペーストを用いて従来方法で作製したものである。な
お、ガラス繊維チョップ層は全体の25重量%となるよ
うに調節した。
【0046】その後、65kg/cm2 の圧力で10分
間加圧して、成形材料を熱硬化させて一体的に成形し、
金型を開いて成形品を脱型する。こうして、表面が加飾
された加飾成形品(キッチンカウンター)を得た。
間加圧して、成形材料を熱硬化させて一体的に成形し、
金型を開いて成形品を脱型する。こうして、表面が加飾
された加飾成形品(キッチンカウンター)を得た。
【0047】上記加飾成形品(キッチンカウンター)に
ついて、外観を目視により評価した。その結果、表面に
はむら状(まだら模様)の外観不良部はなく、美麗な石
目調外観の加飾成形品であった。
ついて、外観を目視により評価した。その結果、表面に
はむら状(まだら模様)の外観不良部はなく、美麗な石
目調外観の加飾成形品であった。
【0048】(実施例2)実施例1の加熱流動化剤を含
有する熱硬化性樹脂ペーストの調製において、加熱流動
化剤A(融点56〜60℃のステアリルアルコール)1
0重量部に代えて、加熱流動化剤B(融点66〜72℃
のソルビタントリベヘネート)18重量部を配合した。
それ以外は全て実施例1と同様に行って、表面が加飾さ
れた加飾成形品(キッチンカウンター)を得た。
有する熱硬化性樹脂ペーストの調製において、加熱流動
化剤A(融点56〜60℃のステアリルアルコール)1
0重量部に代えて、加熱流動化剤B(融点66〜72℃
のソルビタントリベヘネート)18重量部を配合した。
それ以外は全て実施例1と同様に行って、表面が加飾さ
れた加飾成形品(キッチンカウンター)を得た。
【0049】上記加飾成形品(キッチンカウンター)に
ついて、外観を目視により評価した。その結果、表面に
はむら状(まだら模様)の外観不良部はなく、美麗な石
目調外観の加飾成形品であった。
ついて、外観を目視により評価した。その結果、表面に
はむら状(まだら模様)の外観不良部はなく、美麗な石
目調外観の加飾成形品であった。
【0050】(実施例3)実施例1の加熱流動化剤を含
有する熱硬化性樹脂ペーストの調製において、加熱流動
化剤A(融点56〜60℃のステアリルアルコール)1
0重量部に代えて、加熱流動化剤C(融点55℃のステ
アリルステアレート)0.3重量部を配合した。それ以
外は全て実施例1と同様に行って、表面が加飾された加
飾成形品(キッチンカウンター)を得た。
有する熱硬化性樹脂ペーストの調製において、加熱流動
化剤A(融点56〜60℃のステアリルアルコール)1
0重量部に代えて、加熱流動化剤C(融点55℃のステ
アリルステアレート)0.3重量部を配合した。それ以
外は全て実施例1と同様に行って、表面が加飾された加
飾成形品(キッチンカウンター)を得た。
【0051】上記加飾成形品(キッチンカウンター)に
ついて、外観を目視により評価した。その結果、表面に
はむら状(まだら模様)の外観不良部はなく、美麗な石
目調外観の加飾成形品であった。
ついて、外観を目視により評価した。その結果、表面に
はむら状(まだら模様)の外観不良部はなく、美麗な石
目調外観の加飾成形品であった。
【0052】(実施例4) <加飾用柄材を含有する熱硬化性樹脂ペーストの調製>
スチレンモノマーを含有する不飽和ポリエステル樹脂1
00重量部に、硬化剤(t−ブチルパーオキシベンゾエ
ート)1重量部、充填剤(平均粒径12μmの水酸化ア
ルミニウム)120重量部、化学増粘剤(酸化マグネシ
ウム)1重量部、内部離型剤(ステアリン酸亜鉛3重量
部)、顔料(ベージュ色)7重量部及び加飾用柄材(大
きさ0.65mmの白色マイカ3重量部と黒色マイカ2
重量部)を配合し、これを均一に混合して、加飾用柄材
を含有する熱硬化性樹脂ペーストを調製した。
スチレンモノマーを含有する不飽和ポリエステル樹脂1
00重量部に、硬化剤(t−ブチルパーオキシベンゾエ
ート)1重量部、充填剤(平均粒径12μmの水酸化ア
ルミニウム)120重量部、化学増粘剤(酸化マグネシ
ウム)1重量部、内部離型剤(ステアリン酸亜鉛3重量
部)、顔料(ベージュ色)7重量部及び加飾用柄材(大
きさ0.65mmの白色マイカ3重量部と黒色マイカ2
重量部)を配合し、これを均一に混合して、加飾用柄材
を含有する熱硬化性樹脂ペーストを調製した。
【0053】<請求項2の発明に係る加飾用シートモー
ルディングコンパウンドの作製>公知のSMC製造装置
を用い、一方のキャリヤーフィルム(ポリエチレンフィ
ルム)の片面に、上記加飾用柄材を含有する熱硬化性樹
脂ペーストを塗布し、他方のキャリヤーフィルムには熱
硬化性樹脂ペーストを全く塗布せず、上記一方のキャリ
ヤーフィルムの塗布面と他方のキャリヤーフィルム面と
をガラス繊維チョップ層(繊維長さ1インチ)を介して
挟着し、このガラス繊維チョップ層の片面に上記加飾用
柄材を含有する硬化性樹脂ペーストを含浸させ、これを
40℃で2日間熟成増粘させて、加飾用シートモールデ
ィングコンパウンドを作製した。なお、ガラス繊維チョ
ップ層は全体の25重量%となるように調節した。
ルディングコンパウンドの作製>公知のSMC製造装置
を用い、一方のキャリヤーフィルム(ポリエチレンフィ
ルム)の片面に、上記加飾用柄材を含有する熱硬化性樹
脂ペーストを塗布し、他方のキャリヤーフィルムには熱
硬化性樹脂ペーストを全く塗布せず、上記一方のキャリ
ヤーフィルムの塗布面と他方のキャリヤーフィルム面と
をガラス繊維チョップ層(繊維長さ1インチ)を介して
挟着し、このガラス繊維チョップ層の片面に上記加飾用
柄材を含有する硬化性樹脂ペーストを含浸させ、これを
40℃で2日間熟成増粘させて、加飾用シートモールデ
ィングコンパウンドを作製した。なお、ガラス繊維チョ
ップ層は全体の25重量%となるように調節した。
【0054】<請求項3の発明に係る加飾成形品の成形
>凸状の可動上型と凹状の固定下型とからなる長方形金
型(長辺1600mm×短辺400mm)を有する加圧
成形機を用い、可動上型を125℃、固定下型を145
℃に加熱した後、この固定下型の凹部に上記加飾用シー
トモールディングコンパウンドをチャージ率90%の割
合で載置し、その上に加飾用柄材を含有しない普通のシ
ートモールディングコンパウンド(SMC)をチャージ
率80%の割合で重ね、可動上型を降下させて金型を型
締め速度1mm/秒で閉める。
>凸状の可動上型と凹状の固定下型とからなる長方形金
型(長辺1600mm×短辺400mm)を有する加圧
成形機を用い、可動上型を125℃、固定下型を145
℃に加熱した後、この固定下型の凹部に上記加飾用シー
トモールディングコンパウンドをチャージ率90%の割
合で載置し、その上に加飾用柄材を含有しない普通のシ
ートモールディングコンパウンド(SMC)をチャージ
率80%の割合で重ね、可動上型を降下させて金型を型
締め速度1mm/秒で閉める。
【0055】なお、上記加飾用柄材を含有しない普通の
シートモールディングコンパウンド(SMC)は、スチ
レンモノマーを含有する不飽和ポリエステル樹脂100
重量部に、硬化剤(t−ブチルパーオキシベンゾエー
ト)1重量部、充填剤(平均粒径10μmの炭酸カルシ
ウム)150重量部、化学増粘剤(酸化マグネシウム)
0.7重量部、内部離型剤(ステアリン酸亜鉛3重量
部)及び顔料(ベージュ色)7重量部を配合し、これを
均一に混合して、加飾用柄材及び加熱流動化剤を含有し
ない熱硬化性樹脂ペーストを調製し、この熱硬化性樹脂
ペーストを用いて従来方法で作製したものである。な
お、ガラス繊維チョップ層は全体の25重量%となるよ
うに調節した。
シートモールディングコンパウンド(SMC)は、スチ
レンモノマーを含有する不飽和ポリエステル樹脂100
重量部に、硬化剤(t−ブチルパーオキシベンゾエー
ト)1重量部、充填剤(平均粒径10μmの炭酸カルシ
ウム)150重量部、化学増粘剤(酸化マグネシウム)
0.7重量部、内部離型剤(ステアリン酸亜鉛3重量
部)及び顔料(ベージュ色)7重量部を配合し、これを
均一に混合して、加飾用柄材及び加熱流動化剤を含有し
ない熱硬化性樹脂ペーストを調製し、この熱硬化性樹脂
ペーストを用いて従来方法で作製したものである。な
お、ガラス繊維チョップ層は全体の25重量%となるよ
うに調節した。
【0056】その後、65kg/cm2 の圧力で10分
間加圧して、成形材料を熱硬化させて一体的に成形し、
金型を開いて成形品を脱型する。こうして、表面が加飾
された加飾成形品(キッチンカウンター)を得た。
間加圧して、成形材料を熱硬化させて一体的に成形し、
金型を開いて成形品を脱型する。こうして、表面が加飾
された加飾成形品(キッチンカウンター)を得た。
【0057】上記加飾成形品(キッチンカウンター)に
ついて、外観を目視により評価した。その結果、表面に
はむら状(まだら模様)の外観不良部はなく、美麗な石
目調外観の加飾成形品であった。
ついて、外観を目視により評価した。その結果、表面に
はむら状(まだら模様)の外観不良部はなく、美麗な石
目調外観の加飾成形品であった。
【0058】(比較例1)実施例1の加熱流動化剤を含
有する熱硬化性樹脂ペーストの調製において、加熱流動
化剤は全く配合せずに、加飾用柄材(大きさ0.65m
mの白色マイカ3重量部と黒色マイカ2重量部)を配合
した。それ以外は全て実施例1と同様に行って、表面が
加飾された加飾成形品(キッチンカウンター)を得た。
有する熱硬化性樹脂ペーストの調製において、加熱流動
化剤は全く配合せずに、加飾用柄材(大きさ0.65m
mの白色マイカ3重量部と黒色マイカ2重量部)を配合
した。それ以外は全て実施例1と同様に行って、表面が
加飾された加飾成形品(キッチンカウンター)を得た。
【0059】上記加飾成形品(キッチンカウンター)に
ついて、外観を目視により評価した。その結果、表面に
はむら状(まだら模様)の外観不良部が生じていた。
ついて、外観を目視により評価した。その結果、表面に
はむら状(まだら模様)の外観不良部が生じていた。
【0060】
【発明の効果】上述の通り、本発明の加飾用シートモー
ルディングコンパウンドを用い、本発明の成形方法によ
り加飾成形品を成形すると、2種類の成形材料を用いる
だけで、むら状(まだら模様)の外観不良部がなく、外
観が良好な加飾成形品(例えば、浴槽、防水パン、キッ
チンカウンター、洗面化粧台などの成形品)の成形がで
きる。
ルディングコンパウンドを用い、本発明の成形方法によ
り加飾成形品を成形すると、2種類の成形材料を用いる
だけで、むら状(まだら模様)の外観不良部がなく、外
観が良好な加飾成形品(例えば、浴槽、防水パン、キッ
チンカウンター、洗面化粧台などの成形品)の成形がで
きる。
【0061】しかも、供給する成形材料も2層でよいの
で、成形材料を3層使用する従来方法に比べて、各成形
材料の供給工数や各成形材料の位置決めに要する手間も
少なくなり、生産性が阻害されることがないという利点
がある。
で、成形材料を3層使用する従来方法に比べて、各成形
材料の供給工数や各成形材料の位置決めに要する手間も
少なくなり、生産性が阻害されることがないという利点
がある。
【0062】なお、成形品の表層だけが加飾され、裏層
は加飾されないので、加飾に必要な加飾用シートモール
ディングコンパウンドの使用量を少なくすることがで
き、それだけ高価な加飾用柄材の使用量も少なくなり、
加飾成形品の製造コストを低減できる。
は加飾されないので、加飾に必要な加飾用シートモール
ディングコンパウンドの使用量を少なくすることがで
き、それだけ高価な加飾用柄材の使用量も少なくなり、
加飾成形品の製造コストを低減できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29K 101:10 105:06 B29L 9:00
Claims (3)
- 【請求項1】 補強繊維層の片面に加飾用柄材を含有す
る熱硬化性樹脂ペーストを含浸させ、上記補強繊維層の
他面に融点40〜120℃の加熱流動化剤を含有する硬
化性樹脂ペーストを含浸させ、これを熟成増粘させて得
られる加飾用シートモールディングコンパウンド。 - 【請求項2】 補強繊維層の片面のみに加飾用柄材を含
有する熱硬化性樹脂ペーストを含浸させ、これを熟成増
粘させて得られる加飾用シートモールディングコンパウ
ンド。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の加飾用シートモ
ールディングコンパウンドと、加飾用柄材を含有しない
シートモールディングコンパウンドとを、加飾用柄材を
含有する面を外側にして重ね、これを金型内で加圧成形
することを特徴とする加飾成形品の成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9351368A JPH11181106A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 加飾用シートモールディングコンパウンド及びそれを用いる加飾成形品の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9351368A JPH11181106A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 加飾用シートモールディングコンパウンド及びそれを用いる加飾成形品の成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11181106A true JPH11181106A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18416827
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9351368A Pending JPH11181106A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 加飾用シートモールディングコンパウンド及びそれを用いる加飾成形品の成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11181106A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003105111A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Hitachi Chem Co Ltd | 不飽和ポリエステル樹脂成形品の製造方法 |
| JP2015074152A (ja) * | 2013-10-08 | 2015-04-20 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | Smc成形品の製造方法 |
| CN116118301A (zh) * | 2022-12-14 | 2023-05-16 | 芜湖科逸建材有限公司 | 一种免打磨片状模塑料及其制备方法 |
-
1997
- 1997-12-19 JP JP9351368A patent/JPH11181106A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003105111A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Hitachi Chem Co Ltd | 不飽和ポリエステル樹脂成形品の製造方法 |
| JP2015074152A (ja) * | 2013-10-08 | 2015-04-20 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | Smc成形品の製造方法 |
| CN116118301A (zh) * | 2022-12-14 | 2023-05-16 | 芜湖科逸建材有限公司 | 一种免打磨片状模塑料及其制备方法 |
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