JPH07241205A - 貴金属中空製品の製造方法 - Google Patents
貴金属中空製品の製造方法Info
- Publication number
- JPH07241205A JPH07241205A JP6014394A JP6014394A JPH07241205A JP H07241205 A JPH07241205 A JP H07241205A JP 6014394 A JP6014394 A JP 6014394A JP 6014394 A JP6014394 A JP 6014394A JP H07241205 A JPH07241205 A JP H07241205A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- product
- jig
- hollow
- hemispherical
- jig body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 26
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 49
- 238000005219 brazing Methods 0.000 claims abstract description 37
- 230000001590 oxidative effect Effects 0.000 claims abstract description 14
- 230000008018 melting Effects 0.000 claims description 24
- 238000002844 melting Methods 0.000 claims description 24
- 229910000510 noble metal Inorganic materials 0.000 claims description 20
- 239000010970 precious metal Substances 0.000 claims description 5
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 abstract description 7
- 238000005304 joining Methods 0.000 abstract description 4
- 238000002791 soaking Methods 0.000 abstract description 3
- 238000007711 solidification Methods 0.000 abstract description 3
- 230000008023 solidification Effects 0.000 abstract description 3
- 239000000945 filler Substances 0.000 abstract 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 abstract 3
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 15
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 14
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 11
- 230000009471 action Effects 0.000 description 5
- 239000007791 liquid phase Substances 0.000 description 5
- 238000002845 discoloration Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 4
- XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N Argon Chemical compound [Ar] XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 2
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 2
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 2
- 238000011031 large-scale manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000007790 solid phase Substances 0.000 description 2
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052786 argon Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010923 batch production Methods 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 238000007872 degassing Methods 0.000 description 1
- 229910001873 dinitrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 description 1
- 239000003779 heat-resistant material Substances 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- -1 sheet Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Adornments (AREA)
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】種々の形状を有する中空の装身具を製造するこ
とができる貴金属の中空製品の製造方法に関する。 【構成】貴金属で中空形状の製品を製造するに際し、上
記中空製品を半割りにした母材を作成し、母材をロー材
を介して開口部分を突き合わせた状態で治具に収容する
とともに、これを非酸化雰囲気ガスの雰囲気中に置き、
ロー材の融点以上で母材の融点以下の温度で加熱するこ
とを特徴とする。 【効果】中空形状の貴金属製品が大型の製造装置を使用
することなく効率よく低コストで生産することができ、
得た中空形状の製品が非常に品質的に優れたものである
貴金属中空製品の製造方法を提供するものである。上記
液相拡散溶接はロー材を用いない固相線以下の温度によ
る、固相拡散溶接と比べて接合界面近傍が溶融状態とな
るため接合圧力を非常に低くすることができ、製造状検
討の管理が極めて行いやすくなった。
とができる貴金属の中空製品の製造方法に関する。 【構成】貴金属で中空形状の製品を製造するに際し、上
記中空製品を半割りにした母材を作成し、母材をロー材
を介して開口部分を突き合わせた状態で治具に収容する
とともに、これを非酸化雰囲気ガスの雰囲気中に置き、
ロー材の融点以上で母材の融点以下の温度で加熱するこ
とを特徴とする。 【効果】中空形状の貴金属製品が大型の製造装置を使用
することなく効率よく低コストで生産することができ、
得た中空形状の製品が非常に品質的に優れたものである
貴金属中空製品の製造方法を提供するものである。上記
液相拡散溶接はロー材を用いない固相線以下の温度によ
る、固相拡散溶接と比べて接合界面近傍が溶融状態とな
るため接合圧力を非常に低くすることができ、製造状検
討の管理が極めて行いやすくなった。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、種々の形状を有する
中空の装身具を製造することができる貴金属の中空製品
の製造方法に関し、非常に量産性に富む貴金属の中空製
品の製造方法を提供しようとするものである。
中空の装身具を製造することができる貴金属の中空製品
の製造方法に関し、非常に量産性に富む貴金属の中空製
品の製造方法を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来の種々の形状を有する中空の装身具
を製造するための貴金属中空製品の製造方法としては、
中空製品の半球製品をそれぞれ開口部分を突き合わせ、
その突き合わせ部分をロー付けすることによって接合し
た後、接合部分を研磨することが行なわれていた。
を製造するための貴金属中空製品の製造方法としては、
中空製品の半球製品をそれぞれ開口部分を突き合わせ、
その突き合わせ部分をロー付けすることによって接合し
た後、接合部分を研磨することが行なわれていた。
【0003】ところが、上記従来例ではロー付け部分の
変色ないし経時変化による変色によって、外観が損なわ
れるという欠点があり、しかも量産性に乏しい上、不良
品が発生しやすいという欠点があるため、その改善が望
まれていた。
変色ないし経時変化による変色によって、外観が損なわ
れるという欠点があり、しかも量産性に乏しい上、不良
品が発生しやすいという欠点があるため、その改善が望
まれていた。
【0004】そこで、特公平4−33553号公報記載
の発明のように、ロー材をまったく使用しないで、バッ
チ式ではあるが一度に多数個を溶接することができる製
造方法が開発されている。この方法は、中空形状の製品
を製造するに際し、上記中空製品の半球製品を作成し、
半球製品を開口部分を突き合わせた状態で、密封可能な
治具に収容して半球製品を非酸化雰囲気ガスの雰囲気中
に置き、これを固相線以下の温度で加熱することからも
のである。
の発明のように、ロー材をまったく使用しないで、バッ
チ式ではあるが一度に多数個を溶接することができる製
造方法が開発されている。この方法は、中空形状の製品
を製造するに際し、上記中空製品の半球製品を作成し、
半球製品を開口部分を突き合わせた状態で、密封可能な
治具に収容して半球製品を非酸化雰囲気ガスの雰囲気中
に置き、これを固相線以下の温度で加熱することからも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては得た製品の品質上は何ら問題がないもの
の、固相線以下の温度で加熱するための製造条件の管理
が非常に難しく、また量産性を上げることが困難である
という欠点があった。
来例においては得た製品の品質上は何ら問題がないもの
の、固相線以下の温度で加熱するための製造条件の管理
が非常に難しく、また量産性を上げることが困難である
という欠点があった。
【0006】この発明は、ロー材を使用してもロー付け
部分の変色ないし経時変化による変色によって外観が損
なわれるという欠点がなく、しかも製造条件の管理が容
易で量産性に富む貴金属中空製品の製造方法を提供する
ものである。
部分の変色ないし経時変化による変色によって外観が損
なわれるという欠点がなく、しかも製造条件の管理が容
易で量産性に富む貴金属中空製品の製造方法を提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明の貴
金属中空製品の製造方法は、貴金属で中空形状の製品を
製造するに際し、上記中空製品を半割りにした母材を作
成し、母材をロー材を介して開口部分を突き合わせた状
態で治具に収容するとともに、これを非酸化雰囲気ガス
の雰囲気中に置き、ロー材の融点以上で母材の融点以下
の温度で加熱することを特徴とするものである。
金属中空製品の製造方法は、貴金属で中空形状の製品を
製造するに際し、上記中空製品を半割りにした母材を作
成し、母材をロー材を介して開口部分を突き合わせた状
態で治具に収容するとともに、これを非酸化雰囲気ガス
の雰囲気中に置き、ロー材の融点以上で母材の融点以下
の温度で加熱することを特徴とするものである。
【0008】上述のように、母材をロー材を介して開口
部分を突き合わせた状態でロー材の融点以上で母材の融
点以下の温度で加熱すると、最初はロー材のみが溶融状
態となる。その際接合部の温度を保持することにより、
ロー材の融点が下がった元素が接合界面近傍の母材中へ
拡散、進入して融点を低下させる。そのため、ロー材と
もに接合界面近傍の母材も溶融し始める。
部分を突き合わせた状態でロー材の融点以上で母材の融
点以下の温度で加熱すると、最初はロー材のみが溶融状
態となる。その際接合部の温度を保持することにより、
ロー材の融点が下がった元素が接合界面近傍の母材中へ
拡散、進入して融点を低下させる。そのため、ロー材と
もに接合界面近傍の母材も溶融し始める。
【0009】しかし、拡散作用がさらに進むと、接合界
面近傍における融点下降元素の濃度が低下し、融点が上
昇を始める。そのため、接合界面近傍の溶融したところ
が再び凝固し始め、ロー材の中央部に向かって再凝固し
て行く。時間の経過とともに接合部全体の凝固が完了
し、さらに拡散が進むと接合部の組成はほぼ均一とな
る。
面近傍における融点下降元素の濃度が低下し、融点が上
昇を始める。そのため、接合界面近傍の溶融したところ
が再び凝固し始め、ロー材の中央部に向かって再凝固し
て行く。時間の経過とともに接合部全体の凝固が完了
し、さらに拡散が進むと接合部の組成はほぼ均一とな
る。
【0010】この発明はまた上記において、ロー材が母
材の開口部分の輪郭に形成されたシート状をなし、この
シート状ロー材を介して開口部分を突き合わせた状態で
治具に収容することからなるものである。
材の開口部分の輪郭に形成されたシート状をなし、この
シート状ロー材を介して開口部分を突き合わせた状態で
治具に収容することからなるものである。
【0011】
【作用】この発明の貴金属中空製品の製造方法は以上の
ように構成したので、中空形状の貴金属製品が大型の製
造装置を使用することなく効率よく低コストで生産する
ことができ、得た中空形状の製品が非常に品質的に優れ
たものである貴金属中空製品の製造方法を提供するもの
である。
ように構成したので、中空形状の貴金属製品が大型の製
造装置を使用することなく効率よく低コストで生産する
ことができ、得た中空形状の製品が非常に品質的に優れ
たものである貴金属中空製品の製造方法を提供するもの
である。
【0012】また、製造装置を連続的な製造ラインとす
ることができるため、より一層量産性にあふれた貴金属
中空製品の製造方法が提供可能である。
ることができるため、より一層量産性にあふれた貴金属
中空製品の製造方法が提供可能である。
【0013】すなわち、上記液相拡散溶接はロー材を用
いない固相線以下の温度による、固相拡散溶接と比べて
接合界面近傍が溶融状態となるため接合圧力を非常に低
くすることができ、製造状検討の管理が極めて行いやす
くなった。
いない固相線以下の温度による、固相拡散溶接と比べて
接合界面近傍が溶融状態となるため接合圧力を非常に低
くすることができ、製造状検討の管理が極めて行いやす
くなった。
【0014】
【実施例】以下、図面に基いてこの発明の貴金属中空製
品の製造方法の一実施例を中空丸玉の製造を例にとって
説明する。
品の製造方法の一実施例を中空丸玉の製造を例にとって
説明する。
【0015】図1ないし図3は、中空丸玉を半割りにし
た半球製品21からなる母材の収容可能な治具を示すも
のである。この治具は、図1に示すように半球製品2
1,21’を収容する凹孔2を複数設けた耐熱性素材か
らなる治具本体1と、上記凹孔2内にこの半球製品21
にロー材22を介してもう1つの半球製品21’を開口
部分を突き合わせた状態で収容し、これらを保持する昇
降治具3とで構成されている。
た半球製品21からなる母材の収容可能な治具を示すも
のである。この治具は、図1に示すように半球製品2
1,21’を収容する凹孔2を複数設けた耐熱性素材か
らなる治具本体1と、上記凹孔2内にこの半球製品21
にロー材22を介してもう1つの半球製品21’を開口
部分を突き合わせた状態で収容し、これらを保持する昇
降治具3とで構成されている。
【0016】上記ロー材22としては、シート状、ペー
スト状、粉末状等の各種ロー材が使用可能であるが、シ
ート状のロー材が最適である。
スト状、粉末状等の各種ロー材が使用可能であるが、シ
ート状のロー材が最適である。
【0017】そしてこの昇降治具3は、上記治具本体1
の凹孔2に対応する開口5を設けた保持板4と、上記開
口5にはめ込まれ、上端に開口5周囲の保持板4に係止
するフランジ7を備えたキャップ6とで構成されてい
る。そして昇降治具3は保持板4を上昇させてフランジ
7で持ち上げることにより、昇降操作を行なうことがで
きる。
の凹孔2に対応する開口5を設けた保持板4と、上記開
口5にはめ込まれ、上端に開口5周囲の保持板4に係止
するフランジ7を備えたキャップ6とで構成されてい
る。そして昇降治具3は保持板4を上昇させてフランジ
7で持ち上げることにより、昇降操作を行なうことがで
きる。
【0018】なお8はキャップ6の端面に形成した凹部
で、半球製品21,21’の開口部分を突き合わせた際
に、第2の半球製品21’の外面を保持できるようにな
っている。
で、半球製品21,21’の開口部分を突き合わせた際
に、第2の半球製品21’の外面を保持できるようにな
っている。
【0019】上記治具本体1は半球製品21,21’を
保持した状態で、真空装置9中に投入し、半球製品2
1,21’周囲の空間を外気から遮断することが望まし
い。なお強制的に吸引して脱気する場合には、治具本体
1と昇降治具3との間隙から通気可能となっている。
保持した状態で、真空装置9中に投入し、半球製品2
1,21’周囲の空間を外気から遮断することが望まし
い。なお強制的に吸引して脱気する場合には、治具本体
1と昇降治具3との間隙から通気可能となっている。
【0020】すなわち、まず中空製品の半球製品21,
21’をはめ込んだ上記治具本体1は、真空装置9内に
収容され、真空吸引される。治具本体1内が所定の真空
圧になる時間の経過後、非酸化雰囲気ガスを供給し、所
定圧で治具本体1内をも非酸化雰囲気ガスで充填する。
この非酸化雰囲気ガスとしては、不活性ガスや還元性の
ガスを使用することができ、水素ガス、窒素ガス、アル
ゴンガス等が特に好適である。
21’をはめ込んだ上記治具本体1は、真空装置9内に
収容され、真空吸引される。治具本体1内が所定の真空
圧になる時間の経過後、非酸化雰囲気ガスを供給し、所
定圧で治具本体1内をも非酸化雰囲気ガスで充填する。
この非酸化雰囲気ガスとしては、不活性ガスや還元性の
ガスを使用することができ、水素ガス、窒素ガス、アル
ゴンガス等が特に好適である。
【0021】もちろん、温度条件等によっては上記ガス
置換しなくてもその後の加熱工程へ送り込むことがで
き、充分液相拡散溶接に耐えることができる。
置換しなくてもその後の加熱工程へ送り込むことがで
き、充分液相拡散溶接に耐えることができる。
【0022】このようにして非酸化雰囲気ガスで内部を
充填された治具本体1は、真空装置9から取り出して図
2に示す、無端ベルト式の雰囲気炉10中に投入して加
熱されることにより、液相拡散溶接される。
充填された治具本体1は、真空装置9から取り出して図
2に示す、無端ベルト式の雰囲気炉10中に投入して加
熱されることにより、液相拡散溶接される。
【0023】上記無端ベルト式の雰囲気炉10は、治具
本体1の搬送路11と、この搬送路11内を進行して上
記治具本体1を搬送する無端式のベルトコンベア12
と、搬送路12の上部に設置した複数のヒータ13と、
搬送路12に非酸化雰囲気ガスを供給するガス導入系1
4とを備えている。15は雰囲気炉10に付設した真空
炉である。なお上記N1 〜Nn までの各ヒータ13
は、個々のゾーン毎に温度管理することができる。この
各ヒータ13は予熱ゾーンN1 〜Nn’と、均熱ゾー
ンNn’〜Nn とに分けて、精確に温度管理すること
が望ましい。
本体1の搬送路11と、この搬送路11内を進行して上
記治具本体1を搬送する無端式のベルトコンベア12
と、搬送路12の上部に設置した複数のヒータ13と、
搬送路12に非酸化雰囲気ガスを供給するガス導入系1
4とを備えている。15は雰囲気炉10に付設した真空
炉である。なお上記N1 〜Nn までの各ヒータ13
は、個々のゾーン毎に温度管理することができる。この
各ヒータ13は予熱ゾーンN1 〜Nn’と、均熱ゾー
ンNn’〜Nn とに分けて、精確に温度管理すること
が望ましい。
【0024】治具本体1内の非酸化雰囲気ガス下にある
半球製品21,21’は、均熱ゾーンNn’〜Nn で
液相線以上で、しかも接合可能な温度条件で加熱され
る。すなわち、ロー材22の融点以上で半球製品21,
21’の融点以下の温度で加熱するものである。
半球製品21,21’は、均熱ゾーンNn’〜Nn で
液相線以上で、しかも接合可能な温度条件で加熱され
る。すなわち、ロー材22の融点以上で半球製品21,
21’の融点以下の温度で加熱するものである。
【0025】上述のように、半球製品21,21’をロ
ー材22を介して開口部分を突き合わせた状態でロー材
22の融点以上で半球製品21,21’の融点以下の温
度で加熱すると、最初はロー材22のみが溶融状態とな
る。その際接合部の温度を保持することにより、ロー材
22の融点が下がった元素が接合界面近傍の半球製品2
1,21’中へ拡散、進入して融点を低下させる。その
ため、ロー材22ともに接合界面近傍の半球製品21,
21’も溶融し始める。
ー材22を介して開口部分を突き合わせた状態でロー材
22の融点以上で半球製品21,21’の融点以下の温
度で加熱すると、最初はロー材22のみが溶融状態とな
る。その際接合部の温度を保持することにより、ロー材
22の融点が下がった元素が接合界面近傍の半球製品2
1,21’中へ拡散、進入して融点を低下させる。その
ため、ロー材22ともに接合界面近傍の半球製品21,
21’も溶融し始める。
【0026】上記加熱段階が完了すると、半球製品2
1,21’は真空炉15内へ送り込まれる。そして溶融
状態の接合部分において拡散作用がさらに進むと、接合
界面近傍における融点下降元素の濃度が低下し、融点が
上昇を始める。そのため、接合界面近傍の溶融したとこ
ろが再び凝固し始め、ロー材22の中央部に向かって再
凝固して行く。時間の経過とともに接合部全体の凝固が
完了し、さらに拡散が進むと接合部の組成はほぼ均一と
なって良好な接合を得ることができる。
1,21’は真空炉15内へ送り込まれる。そして溶融
状態の接合部分において拡散作用がさらに進むと、接合
界面近傍における融点下降元素の濃度が低下し、融点が
上昇を始める。そのため、接合界面近傍の溶融したとこ
ろが再び凝固し始め、ロー材22の中央部に向かって再
凝固して行く。時間の経過とともに接合部全体の凝固が
完了し、さらに拡散が進むと接合部の組成はほぼ均一と
なって良好な接合を得ることができる。
【0027】この考案においては、上記拡散接合を治具
本体1の内部雰囲気圧力と、上部半球製品21’の自重
もしくは製品が変形しない圧力条件下で、簡単にかつ低
コストで行うことができる。上記液相線とは、合金が固
体から液体へ変化する基準である固相線以上の溶解温度
を指し、合金の組成によって異なるものである。したが
って、中空製品を構成する貴金属の組成に応じて温度条
件を調整する必要がある。
本体1の内部雰囲気圧力と、上部半球製品21’の自重
もしくは製品が変形しない圧力条件下で、簡単にかつ低
コストで行うことができる。上記液相線とは、合金が固
体から液体へ変化する基準である固相線以上の溶解温度
を指し、合金の組成によって異なるものである。したが
って、中空製品を構成する貴金属の組成に応じて温度条
件を調整する必要がある。
【0028】図3は上記拡散溶接における溶解作用を説
明するためのもので、例えば約870℃の溶解温度を有
する半球製品21,21’を構成する貴金属間には、ロ
ー材22が当接されており、このロー材22は約800
℃の溶解温度を有している。この状態で半球製品21,
21’とロー材22とを加熱すると、半球製品21,2
1’を構成する貴金属とロー材22との間で相溶作用が
生じ、当該部分の溶解温度が低下して約830℃〜85
0℃の範囲になる。そこでこの範囲にある液相線以上の
温度で加熱すれば両者は確実に溶接され、かつロー材2
2が半球製品21,21’を構成する貴金属に溶け込ん
でしまい、ロー目のまったく見られない良好な溶接状態
を得ることができる。
明するためのもので、例えば約870℃の溶解温度を有
する半球製品21,21’を構成する貴金属間には、ロ
ー材22が当接されており、このロー材22は約800
℃の溶解温度を有している。この状態で半球製品21,
21’とロー材22とを加熱すると、半球製品21,2
1’を構成する貴金属とロー材22との間で相溶作用が
生じ、当該部分の溶解温度が低下して約830℃〜85
0℃の範囲になる。そこでこの範囲にある液相線以上の
温度で加熱すれば両者は確実に溶接され、かつロー材2
2が半球製品21,21’を構成する貴金属に溶け込ん
でしまい、ロー目のまったく見られない良好な溶接状態
を得ることができる。
【0029】以上のようにして得たこの発明の貴金属中
空製品は、酸化して変色することもなく、また変形やピ
ンホールのない、優れた品質のものであった。
空製品は、酸化して変色することもなく、また変形やピ
ンホールのない、優れた品質のものであった。
【0030】次にこの発明の貴金属中空製品の用途とし
ては、イヤリング、ペンダント、指輪、ブローチ等の種
々の装身具に使用することができ、製品の軽量化や低コ
スト化に大きく貢献するものである。
ては、イヤリング、ペンダント、指輪、ブローチ等の種
々の装身具に使用することができ、製品の軽量化や低コ
スト化に大きく貢献するものである。
【0031】なお、上記実施例とは異なり、バッチ式に
も貴金属中空製品を製造することができる。すなわち、
中空製品の半球製品を、例えば加熱機構を有する真空装
置内に治具本体1とともに収容し、非酸化雰囲気ガスの
雰囲気下で開口部分を突き合わせて上記密封可能な治具
本体1に収容し、その後非酸化雰囲気ガスの雰囲気下に
ある真空炉内で加熱することにより、上記実施例と同様
に液相拡散溶接によって接合された中空製品を得ること
ができる。
も貴金属中空製品を製造することができる。すなわち、
中空製品の半球製品を、例えば加熱機構を有する真空装
置内に治具本体1とともに収容し、非酸化雰囲気ガスの
雰囲気下で開口部分を突き合わせて上記密封可能な治具
本体1に収容し、その後非酸化雰囲気ガスの雰囲気下に
ある真空炉内で加熱することにより、上記実施例と同様
に液相拡散溶接によって接合された中空製品を得ること
ができる。
【0032】
【発明の効果】この発明の貴金属中空製品の製造方法は
以上のように構成したので、中空形状の貴金属製品が大
型の製造装置を使用することなく効率よく低コストで生
産することができ、得た中空形状の製品が非常に品質的
に優れたものである貴金属中空製品の製造方法を提供す
るものである。
以上のように構成したので、中空形状の貴金属製品が大
型の製造装置を使用することなく効率よく低コストで生
産することができ、得た中空形状の製品が非常に品質的
に優れたものである貴金属中空製品の製造方法を提供す
るものである。
【0033】また、製造装置を連続的な製造ラインとす
ることができるため、より一層量産性にあふれた貴金属
中空製品の製造方法が提供可能である。
ることができるため、より一層量産性にあふれた貴金属
中空製品の製造方法が提供可能である。
【0034】すなわち、上記液相拡散溶接はロー材を用
いない固相線以下の温度による、固相拡散溶接と比べて
接合界面近傍が溶融状態となるため接合圧力を非常に低
くすることができ、製造状検討の管理が極めて行いやす
くなった。
いない固相線以下の温度による、固相拡散溶接と比べて
接合界面近傍が溶融状態となるため接合圧力を非常に低
くすることができ、製造状検討の管理が極めて行いやす
くなった。
【図1】この発明の貴金属中空製品の製造方法に使用さ
れる治具本体1の断面図である。
れる治具本体1の断面図である。
【図2】雰囲気炉の概略図である。
【図3】拡散溶接における溶解作用を説明するための要
部断面図である。
部断面図である。
1 治具本体 2 凹孔 3 昇降治具 4 保持板 5 開口 6 キャップ 7 フランジ 8 凹部 9 真空装置 10 雰囲気炉 11 搬送路 12 ベルトコンベア 13 ヒータ 14 ガス導入系 15 真空炉 21,21’ 半球製品 22 ロー材
Claims (2)
- 【請求項1】 貴金属で中空形状の製品を製造するに際
し、上記中空製品を半割りにした母材を作成し、母材を
ロー材を介して開口部分を突き合わせた状態で治具に収
容するとともに、これを非酸化雰囲気ガスの雰囲気中に
置き、ロー材の融点以上で母材の融点以下の温度で加熱
することを特徴とする貴金属中空製品の製造方法。 - 【請求項2】 ロー材が母材の開口部分の輪郭に形成さ
れたシート状をなし、このシート状ロー材を介して開口
部分を突き合わせた状態で治具に収容することからなる
請求項1に記載の貴金属中空製品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6014394A JPH07241205A (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | 貴金属中空製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6014394A JPH07241205A (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | 貴金属中空製品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07241205A true JPH07241205A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=13133635
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6014394A Pending JPH07241205A (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | 貴金属中空製品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07241205A (ja) |
-
1994
- 1994-03-04 JP JP6014394A patent/JPH07241205A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR102456806B1 (ko) | 초합금 용접 방법 | |
| CN100402221C (zh) | 材料连接的方法及用氧化物弥散金属材料制成的结构件 | |
| US12036627B2 (en) | Techniques and assemblies for joining components | |
| CN102728919B (zh) | 共晶机及共晶方法 | |
| FR2532219A1 (fr) | Procede de brasage pour la fabrication de boitiers plats, et boitiers plats pour composants electroniques | |
| JPH07241205A (ja) | 貴金属中空製品の製造方法 | |
| JPH0866214A (ja) | 貴金属中空製品の製造方法 | |
| JPH09206960A (ja) | 貴金属中空製品の製造方法 | |
| JPH03131205A (ja) | 貴金属中空製品の製造方法 | |
| TWI517921B (zh) | 連接貴金屬片的方法及裝置 | |
| JPH05329012A (ja) | 貴金属製品の製造方法 | |
| JP2000312608A (ja) | 貴金属製装飾用部品の製造方法 | |
| JPH03184677A (ja) | 金属焼結材の接合方法と、金属焼結材製プーリおよびその製造方法 | |
| US20080023531A1 (en) | Weldment and a process using dual weld wires for welding nickel -based superalloys | |
| JP2002144066A (ja) | アルミメッキ鋼板の溶接方法 | |
| JPS6321589B2 (ja) | ||
| JPS60137565A (ja) | 装飾品用色違い指輪の製造方法 | |
| JPH04294884A (ja) | ステンレス鋼の液相拡散接合方法 | |
| JPS586783A (ja) | 薄肉パイプ中への金網の接合方法 | |
| JP3060220B1 (ja) | 模様硝子板の製造方法及び模様硝子板 | |
| JPH09276016A (ja) | 接合部を備えた貴金属装身具の製造方法 | |
| JPS6319279B2 (ja) | ||
| TWI393166B (zh) | 放電電極之焊接方法,利用該方法焊接之放電電極及具備該放電電極之螢光放電管 | |
| JP2005040805A (ja) | 耐熱部材加工部の封止方法 | |
| JPH0683892B2 (ja) | メッキ用電極の製造方法 |