JPH07241516A - 静電植毛方法 - Google Patents
静電植毛方法Info
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- JPH07241516A JPH07241516A JP3597694A JP3597694A JPH07241516A JP H07241516 A JPH07241516 A JP H07241516A JP 3597694 A JP3597694 A JP 3597694A JP 3597694 A JP3597694 A JP 3597694A JP H07241516 A JPH07241516 A JP H07241516A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は接着剤槽から植毛対象物を引き上げる
際に植毛対象物に塗布された接着剤の上下方向の塗布量
差を減少させ、かつ膜厚精度を良くすることを最も主要
な特徴とする。 【構成】温度の上昇によって粘度が低減する粘度変化特
性を持つ粘度可変接着剤3を接着剤槽2内に収容し、接
着剤槽2内の接着剤3の温度をその硬化温度以下で、か
つ室温以上に維持して平角銅線4に接着剤3を塗布する
ようにしたものである。
際に植毛対象物に塗布された接着剤の上下方向の塗布量
差を減少させ、かつ膜厚精度を良くすることを最も主要
な特徴とする。 【構成】温度の上昇によって粘度が低減する粘度変化特
性を持つ粘度可変接着剤3を接着剤槽2内に収容し、接
着剤槽2内の接着剤3の温度をその硬化温度以下で、か
つ室温以上に維持して平角銅線4に接着剤3を塗布する
ようにしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は植毛対象物にマイカ粉を
植毛する静電植毛方法に関する。
植毛する静電植毛方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、植毛対象物にマイカ粉からなる
植毛材を静電植毛する場合には予め植毛対象物に接着剤
を塗布したのち、この接着剤を介して植毛材を植毛対象
物に植毛することが行なわれる。この静電植毛において
は植毛対象物に接着剤を塗布するために様々な方法が用
いられる。
植毛材を静電植毛する場合には予め植毛対象物に接着剤
を塗布したのち、この接着剤を介して植毛材を植毛対象
物に植毛することが行なわれる。この静電植毛において
は植毛対象物に接着剤を塗布するために様々な方法が用
いられる。
【0003】このうち、植毛対象物の形状が複雑な場合
には液状の接着剤で満たされた接着剤槽内に植毛対象物
を浸漬したのち、植毛対象物を接着剤槽から引き上げる
ことにより接着剤を植毛対象物の表面に塗布する浸漬塗
布法が多用されている。この浸漬塗布法による接着剤の
塗布工程では植毛対象物の温度、接着剤槽から植毛対象
物を引き上げる際の植毛対象物の周囲の雰囲気温度、接
着剤槽内の接着剤の温度はすべて同一温度に設定されて
いる。
には液状の接着剤で満たされた接着剤槽内に植毛対象物
を浸漬したのち、植毛対象物を接着剤槽から引き上げる
ことにより接着剤を植毛対象物の表面に塗布する浸漬塗
布法が多用されている。この浸漬塗布法による接着剤の
塗布工程では植毛対象物の温度、接着剤槽から植毛対象
物を引き上げる際の植毛対象物の周囲の雰囲気温度、接
着剤槽内の接着剤の温度はすべて同一温度に設定されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記浸漬塗布法による
接着剤の塗布工程における植毛対象物への接着剤の塗布
状態は植毛対象物への接着剤付着量と接着剤の粘度との
関係によって変化する。すなわち、接着剤槽から植毛対
象物を引き上げる際の植毛対象物からの接着剤の垂れ落
ちの有無、植毛対象物の上下方向の塗布量の差の発生等
の接着剤の塗布品質は植毛対象物への接着剤付着量と接
着剤の粘度との関係によって変化する。
接着剤の塗布工程における植毛対象物への接着剤の塗布
状態は植毛対象物への接着剤付着量と接着剤の粘度との
関係によって変化する。すなわち、接着剤槽から植毛対
象物を引き上げる際の植毛対象物からの接着剤の垂れ落
ちの有無、植毛対象物の上下方向の塗布量の差の発生等
の接着剤の塗布品質は植毛対象物への接着剤付着量と接
着剤の粘度との関係によって変化する。
【0005】例えば、低粘度の接着剤の場合には接着剤
槽から植毛対象物を引き上げる際に植毛対象物からの接
着剤の垂れ落ちや、植毛対象物の上下方向の塗布量の差
はほとんど生じないが、植毛対象物全体の接着剤の塗布
量が減少する。ここで、接着剤が高粘度の場合には植毛
対象物全体の接着剤の塗布量は増加するものの、植毛対
象物からの接着剤の垂れ落ち等の弊害が生じ易い。
槽から植毛対象物を引き上げる際に植毛対象物からの接
着剤の垂れ落ちや、植毛対象物の上下方向の塗布量の差
はほとんど生じないが、植毛対象物全体の接着剤の塗布
量が減少する。ここで、接着剤が高粘度の場合には植毛
対象物全体の接着剤の塗布量は増加するものの、植毛対
象物からの接着剤の垂れ落ち等の弊害が生じ易い。
【0006】このように浸漬塗布法では植毛対象物への
接着剤の塗布状態は使用する接着剤の粘度によって変化
するので、任意の接着剤を使用して塗布量を自由に制御
することが困難なものとなる問題がある。
接着剤の塗布状態は使用する接着剤の粘度によって変化
するので、任意の接着剤を使用して塗布量を自由に制御
することが困難なものとなる問題がある。
【0007】なお、浸漬後の植毛対象物の引き上げ速度
を制御することによって植毛対象物への接着剤の塗布量
を制御する方法も存在する。しかしながら、この方法で
は植毛対象物からの接着剤の垂れ落ちを防止するために
浸漬後の植毛対象物の引き上げを低速度で行う必要があ
るので、植毛対象物への接着剤の塗布工程に要する作業
時間が長くなり、生産性の面で難点がある。
を制御することによって植毛対象物への接着剤の塗布量
を制御する方法も存在する。しかしながら、この方法で
は植毛対象物からの接着剤の垂れ落ちを防止するために
浸漬後の植毛対象物の引き上げを低速度で行う必要があ
るので、植毛対象物への接着剤の塗布工程に要する作業
時間が長くなり、生産性の面で難点がある。
【0008】このため、浸漬塗布法において高い生産性
を維持し、かつ垂れ落ち等の弊害を防止するためには一
定の粘度以下の接着剤を使用する必要がある。このよう
に低粘度の接着剤を使用した場合には植毛対象物全体の
接着剤の塗布量が減少する問題がある。
を維持し、かつ垂れ落ち等の弊害を防止するためには一
定の粘度以下の接着剤を使用する必要がある。このよう
に低粘度の接着剤を使用した場合には植毛対象物全体の
接着剤の塗布量が減少する問題がある。
【0009】ここで、一般の植毛に使用される短繊維ポ
リエステル等のパイルを植毛する場合には植毛対象物に
対してパイルが垂直に植毛されるため接着剤の塗布量に
よって植毛層の厚さが変化するおそれはない。
リエステル等のパイルを植毛する場合には植毛対象物に
対してパイルが垂直に植毛されるため接着剤の塗布量に
よって植毛層の厚さが変化するおそれはない。
【0010】これに対し、植毛対象物にマイカ粉を植毛
する場合には植毛対象物に固着されたマイカに接着剤が
浸透し、層状に植毛されていくので、マイカ粉の植毛層
の厚さは接着剤の塗布量によって大きく左右される。そ
の結果、植毛対象物に植毛されるマイカ植毛層の厚さが
浸漬塗布法で使用される接着剤の粘度によって制限され
る問題がある。
する場合には植毛対象物に固着されたマイカに接着剤が
浸透し、層状に植毛されていくので、マイカ粉の植毛層
の厚さは接着剤の塗布量によって大きく左右される。そ
の結果、植毛対象物に植毛されるマイカ植毛層の厚さが
浸漬塗布法で使用される接着剤の粘度によって制限され
る問題がある。
【0011】また、浸漬塗布法で使用する接着剤中に溶
剤を混合することによって接着剤の粘度調整を行ない、
植毛対象物への接着剤の塗布量を制御する方法も存在す
るが、無溶剤の接着剤ではこの方法が適用できない問題
がある。
剤を混合することによって接着剤の粘度調整を行ない、
植毛対象物への接着剤の塗布量を制御する方法も存在す
るが、無溶剤の接着剤ではこの方法が適用できない問題
がある。
【0012】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、接着剤槽から植毛対象物を引き上げる
際に、植毛対象物に塗布された接着剤の上下方向の塗布
量差を減少させ、マイカ粉の植毛層の膜厚精度が良く、
生産性の良い静電植毛方法を提供することにある。
で、その目的は、接着剤槽から植毛対象物を引き上げる
際に、植毛対象物に塗布された接着剤の上下方向の塗布
量差を減少させ、マイカ粉の植毛層の膜厚精度が良く、
生産性の良い静電植毛方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は液状の
接着剤で満たされた接着剤槽内に植毛対象物を浸漬した
のち、前記植毛対象物を前記接着剤槽から引き上げるこ
とにより前記接着剤を前記植毛対象物の表面に塗布する
接着剤塗布工程と、前記接着剤が塗布された前記植毛対
象物に静電気的にマイカ粉を飛翔、固着させた状態で、
前記接着剤を硬化させるマイカ粉植毛工程とを具備し、
かつ温度の上昇によって粘度が低減する粘度変化特性を
持つ粘度可変接着剤を前記接着剤槽内に収容し、前記接
着剤槽内の前記粘度可変接着剤の温度をその硬化温度以
下で、かつ室温以上に維持して前記植毛対象物に前記接
着剤を塗布することを特徴とする静電植毛方法である。
接着剤で満たされた接着剤槽内に植毛対象物を浸漬した
のち、前記植毛対象物を前記接着剤槽から引き上げるこ
とにより前記接着剤を前記植毛対象物の表面に塗布する
接着剤塗布工程と、前記接着剤が塗布された前記植毛対
象物に静電気的にマイカ粉を飛翔、固着させた状態で、
前記接着剤を硬化させるマイカ粉植毛工程とを具備し、
かつ温度の上昇によって粘度が低減する粘度変化特性を
持つ粘度可変接着剤を前記接着剤槽内に収容し、前記接
着剤槽内の前記粘度可変接着剤の温度をその硬化温度以
下で、かつ室温以上に維持して前記植毛対象物に前記接
着剤を塗布することを特徴とする静電植毛方法である。
【0014】請求項2の発明は請求項1に記載の接着剤
塗布工程における前記接着剤槽から前記植毛対象物を引
き上げる際の前記植毛対象物の周囲の雰囲気温度を室温
以下に冷却した状態で前記植毛対象物を引き上げること
を特徴とする静電植毛方法である。
塗布工程における前記接着剤槽から前記植毛対象物を引
き上げる際の前記植毛対象物の周囲の雰囲気温度を室温
以下に冷却した状態で前記植毛対象物を引き上げること
を特徴とする静電植毛方法である。
【0015】請求項3の発明は請求項1もしくは2に記
載の粘度可変接着剤として水溶性接着剤を用い、その接
着剤の成分中の水に対し40重量%以上のグリセリン
と、ポリビニルアルコールとを含有させたことを特徴と
する静電植毛方法である。請求項4の発明は請求項1乃
至3のいずれかに記載の粘度可変接着剤として界面活性
剤を用いたことを特徴とする静電植毛方法である。
載の粘度可変接着剤として水溶性接着剤を用い、その接
着剤の成分中の水に対し40重量%以上のグリセリン
と、ポリビニルアルコールとを含有させたことを特徴と
する静電植毛方法である。請求項4の発明は請求項1乃
至3のいずれかに記載の粘度可変接着剤として界面活性
剤を用いたことを特徴とする静電植毛方法である。
【0016】
【作用】請求項1の発明では接着剤槽内の粘度可変接着
剤の温度を室温よりも高くすることにより、接着剤槽か
ら植毛対象物を引き上げる際に植毛対象物に塗布される
接着剤の塗布量が接着剤槽内の接着剤の温度を雰囲気温
度に等しい温度で保持させた場合に比べて少なくなる。
さらに、接着剤槽内から引き上げられた植毛対象物を接
着剤槽内の接着剤の温度よりも低い雰囲気温度に晒すこ
とにより、塗布された接着剤の粘度を増加し、植毛対象
物に塗布される接着剤の上下方向の塗布量差が従来方法
より軽減される。
剤の温度を室温よりも高くすることにより、接着剤槽か
ら植毛対象物を引き上げる際に植毛対象物に塗布される
接着剤の塗布量が接着剤槽内の接着剤の温度を雰囲気温
度に等しい温度で保持させた場合に比べて少なくなる。
さらに、接着剤槽内から引き上げられた植毛対象物を接
着剤槽内の接着剤の温度よりも低い雰囲気温度に晒すこ
とにより、塗布された接着剤の粘度を増加し、植毛対象
物に塗布される接着剤の上下方向の塗布量差が従来方法
より軽減される。
【0017】請求項2の発明では接着剤塗布工程におけ
る接着剤槽から植毛対象物を引き上げる際の植毛対象物
の周囲の雰囲気温度を室温以下に冷却した状態で植毛対
象物を引き上げることにより、接着剤槽から植毛対象物
を引き上げる際に植毛対象物に塗布される接着剤の温度
と植毛対象物の周囲の雰囲気温度との温度差がさらに増
大され、植毛対象物に塗布される接着剤の垂れ落ちをな
くして接着剤槽内から引き上げられた植毛対象物に塗布
される接着剤の上下方向の塗布量差が低減し、かつ塗布
量が増加される。
る接着剤槽から植毛対象物を引き上げる際の植毛対象物
の周囲の雰囲気温度を室温以下に冷却した状態で植毛対
象物を引き上げることにより、接着剤槽から植毛対象物
を引き上げる際に植毛対象物に塗布される接着剤の温度
と植毛対象物の周囲の雰囲気温度との温度差がさらに増
大され、植毛対象物に塗布される接着剤の垂れ落ちをな
くして接着剤槽内から引き上げられた植毛対象物に塗布
される接着剤の上下方向の塗布量差が低減し、かつ塗布
量が増加される。
【0018】請求項3の発明では植毛対象物に塗布され
た接着剤の水分が植毛対象物の熱により蒸発しても、接
着剤の成分中の低揮発性のグリセリンが、依然としてポ
リビニルアルコールを溶解して液状を維持しているの
で、マイカ粉を固着することが可能となる。
た接着剤の水分が植毛対象物の熱により蒸発しても、接
着剤の成分中の低揮発性のグリセリンが、依然としてポ
リビニルアルコールを溶解して液状を維持しているの
で、マイカ粉を固着することが可能となる。
【0019】請求項4の発明では粘度が低く、表面張力
が高い水溶性接着剤の表面張力を低減することができる
ため、植毛対象物において曲率半径が小さい部位の接着
剤の塗布量の低下を軽減し、厚く膜厚精度の良いマイカ
粉の植毛層が得られるようにしたものである。
が高い水溶性接着剤の表面張力を低減することができる
ため、植毛対象物において曲率半径が小さい部位の接着
剤の塗布量の低下を軽減し、厚く膜厚精度の良いマイカ
粉の植毛層が得られるようにしたものである。
【0020】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1乃至図3
を参照して説明する。図1は本実施例の静電植毛方法を
実施する際に使用される浸漬塗布装置1の概略構成を示
すものである。
を参照して説明する。図1は本実施例の静電植毛方法を
実施する際に使用される浸漬塗布装置1の概略構成を示
すものである。
【0021】この浸漬塗布装置1には上面が開口された
接着剤槽2が設けられており、この接着剤槽2内は液状
の接着剤3で満たされている。ここで、接着剤槽2内の
接着剤3は温度の上昇によって粘度が低減する粘度変化
特性を持つ粘度可変接着剤が使用される。例えば、本実
施例の接着剤3には水、グリセリン(試薬特級)、ポリ
ビニルアルコール(商品名:ゴーセノールKH−20、
日本合成化薬製)、界面活性剤(商品名:F142D、
大日本インキ製)の各成分が含有され、その質量比は2
0:80:3:1に設定されている。さらに、接着剤槽
2内に収容された接着剤3中には植毛対象物としての平
角銅線(例えば2.8×7.0mm)4が浸漬されるよ
うになっている。
接着剤槽2が設けられており、この接着剤槽2内は液状
の接着剤3で満たされている。ここで、接着剤槽2内の
接着剤3は温度の上昇によって粘度が低減する粘度変化
特性を持つ粘度可変接着剤が使用される。例えば、本実
施例の接着剤3には水、グリセリン(試薬特級)、ポリ
ビニルアルコール(商品名:ゴーセノールKH−20、
日本合成化薬製)、界面活性剤(商品名:F142D、
大日本インキ製)の各成分が含有され、その質量比は2
0:80:3:1に設定されている。さらに、接着剤槽
2内に収容された接着剤3中には植毛対象物としての平
角銅線(例えば2.8×7.0mm)4が浸漬されるよ
うになっている。
【0022】なお、接着剤槽2内の接着剤3中に浸漬さ
れる平角銅線4は図示しない引き上げ装置に装着されて
いるそして、接着剤槽2内の接着剤3中への挿入動作お
よび接着剤槽2内の接着剤3中からの引上げ動作がこの
引き上げ装置によって行なわれるようになっている。
れる平角銅線4は図示しない引き上げ装置に装着されて
いるそして、接着剤槽2内の接着剤3中への挿入動作お
よび接着剤槽2内の接着剤3中からの引上げ動作がこの
引き上げ装置によって行なわれるようになっている。
【0023】また、図2は本実施例の静電植毛方法を実
施する際に使用される静電植毛装置5を示すものであ
る。この静電植毛装置5にはマイカ粉貯蔵槽と高圧電極
とを兼ねるステンレス製のフルイ(例えば、目の開き:
90μm)6と、このフルイ6からマイカ粉(商品名:
A2000マイカ粉、日本マイカ製作所製)7を落下さ
せるための加振装置8とが設けられている。さらに、静
電植毛の植毛対象物の平角銅線4はフルイ6の下方に配
置され、接地されている。ここで、フルイ6と平角銅線
4との間の距離は例えば120mmに設定され、両者間
の電圧は50kVに固定されている。
施する際に使用される静電植毛装置5を示すものであ
る。この静電植毛装置5にはマイカ粉貯蔵槽と高圧電極
とを兼ねるステンレス製のフルイ(例えば、目の開き:
90μm)6と、このフルイ6からマイカ粉(商品名:
A2000マイカ粉、日本マイカ製作所製)7を落下さ
せるための加振装置8とが設けられている。さらに、静
電植毛の植毛対象物の平角銅線4はフルイ6の下方に配
置され、接地されている。ここで、フルイ6と平角銅線
4との間の距離は例えば120mmに設定され、両者間
の電圧は50kVに固定されている。
【0024】次に、上記構成の浸漬塗布装置1および静
電植毛装置5を使用して実施される本実施例の静電植毛
方法について説明する。まず、平角銅線4の表面に接着
剤3を塗布する接着剤塗布工程が行なわれる。この場
合、予め平角銅線4の温度t1は接着剤槽2内の接着剤
3の温度t2 と等しく(t1 =t2 )設定されていると
ともに、接着剤3の温度t2 は接着剤槽2から平角銅線
4を引き上げる際の平角銅線4の周囲の雰囲気温度t3
よりも高く(t2 >t3 )設定され、さらに雰囲気温度
t3 は室温t4 と等しく(t3 =t4 )設定されてい
る。例えば、本実施例では平角銅線4および接着剤槽2
内の接着剤3は80℃に加熱される(t1 =t2 =80
℃)とともに、雰囲気温度t3 および室温t4 は24℃
で保持される。
電植毛装置5を使用して実施される本実施例の静電植毛
方法について説明する。まず、平角銅線4の表面に接着
剤3を塗布する接着剤塗布工程が行なわれる。この場
合、予め平角銅線4の温度t1は接着剤槽2内の接着剤
3の温度t2 と等しく(t1 =t2 )設定されていると
ともに、接着剤3の温度t2 は接着剤槽2から平角銅線
4を引き上げる際の平角銅線4の周囲の雰囲気温度t3
よりも高く(t2 >t3 )設定され、さらに雰囲気温度
t3 は室温t4 と等しく(t3 =t4 )設定されてい
る。例えば、本実施例では平角銅線4および接着剤槽2
内の接着剤3は80℃に加熱される(t1 =t2 =80
℃)とともに、雰囲気温度t3 および室温t4 は24℃
で保持される。
【0025】そして、この接着剤塗布工程では液状の接
着剤3で満たされた接着剤槽2内に植毛対象物としての
平角銅線4が浸漬される。この場合、図1に示すように
平角銅線4は軸線方向を鉛直方向に向けた状態で、接着
剤槽2内に挿入される。さらに、平角銅線4を接着剤槽
2内の接着剤3中に浸漬させたのち、この平角銅線4を
図示しない引き上げ装置によって接着剤槽2から例えば
300mm/minのスピードで引き上げることによ
り、平角銅線4の表面に接着剤3が塗布される。
着剤3で満たされた接着剤槽2内に植毛対象物としての
平角銅線4が浸漬される。この場合、図1に示すように
平角銅線4は軸線方向を鉛直方向に向けた状態で、接着
剤槽2内に挿入される。さらに、平角銅線4を接着剤槽
2内の接着剤3中に浸漬させたのち、この平角銅線4を
図示しない引き上げ装置によって接着剤槽2から例えば
300mm/minのスピードで引き上げることによ
り、平角銅線4の表面に接着剤3が塗布される。
【0026】また、上記接着剤塗布工程の終了後、マイ
カ粉植毛工程が行なわれる。このマイカ粉植毛工程では
図2に示すように静電植毛装置5のフルイ6の下方に平
角銅線4が横向きの状態で設置され、接地された状態に
セットされる。さらに、フルイ6と平角銅線4との間に
は50kVの電圧が印加される。また、フルイ6の下方
に配置された平角銅線4には図示しない回転駆動手段が
連結され、この回転駆動手段によって平角銅線4が図2
中に矢印で示すようにこの平角銅線4の中心軸を中心に
回転駆動(回転周期:3秒)される。
カ粉植毛工程が行なわれる。このマイカ粉植毛工程では
図2に示すように静電植毛装置5のフルイ6の下方に平
角銅線4が横向きの状態で設置され、接地された状態に
セットされる。さらに、フルイ6と平角銅線4との間に
は50kVの電圧が印加される。また、フルイ6の下方
に配置された平角銅線4には図示しない回転駆動手段が
連結され、この回転駆動手段によって平角銅線4が図2
中に矢印で示すようにこの平角銅線4の中心軸を中心に
回転駆動(回転周期:3秒)される。
【0027】この状態で、加振装置8によってフルイ6
が加振される。このとき、フルイ6内に貯蔵されている
マイカ粉7はこのフルイ6の振動によってフルイ6の網
目を通り、落下される。
が加振される。このとき、フルイ6内に貯蔵されている
マイカ粉7はこのフルイ6の振動によってフルイ6の網
目を通り、落下される。
【0028】さらに、落下されたマイカ粉7はフルイ6
と平角銅線4とによって形成される電界中で正帯電する
と同時に静電気力を受ける。そのため、このマイカ粉7
は平角銅線4に向けて飛翔し、この平角銅線4における
接着剤3の塗布部分4aに固着される。このとき、平角
銅線4は回転周期3秒で回転駆動されているので、平角
銅線4における接着剤3の塗布部分4a全体にマイカ粉
7がむらなく固着される。
と平角銅線4とによって形成される電界中で正帯電する
と同時に静電気力を受ける。そのため、このマイカ粉7
は平角銅線4に向けて飛翔し、この平角銅線4における
接着剤3の塗布部分4aに固着される。このとき、平角
銅線4は回転周期3秒で回転駆動されているので、平角
銅線4における接着剤3の塗布部分4a全体にマイカ粉
7がむらなく固着される。
【0029】また、静電植毛装置5が20分間作動され
た後、マイカ粉7が固着された平角銅線4がこの静電植
毛装置5から取り出される。さらに、マイカ粉7が固着
された平角銅線4の接着剤3は80℃で、0.5h(時
間)硬化されたのち、続いて150℃で、3h(時間)
硬化され、平角銅線4へのマイカ粉7の静電植毛が終了
する。
た後、マイカ粉7が固着された平角銅線4がこの静電植
毛装置5から取り出される。さらに、マイカ粉7が固着
された平角銅線4の接着剤3は80℃で、0.5h(時
間)硬化されたのち、続いて150℃で、3h(時間)
硬化され、平角銅線4へのマイカ粉7の静電植毛が終了
する。
【0030】なお、図3は平角銅線4へのマイカ粉7の
静電植毛の終了後、平角銅線4の表面に形成されたマイ
カ粉7の植毛層の片側厚さをマイクロメーターで測定し
た測定結果を示すものである。この図3中には上記実施
例による測定結果Aと、上記実施例と同条件で、接着剤
3の温度および平角銅線4の温度を共に、室温t4 (2
4℃)、40℃、60℃にそれぞれ変化させた場合に平
角銅線4の表面に形成されたマイカ粉7の植毛層の膜厚
の測定結果B,C,Dも同時に記載されている。また、
この図3の植毛層の膜厚の各測定データは接着剤3の温
度および平角銅線4の温度を共に80℃に加熱した場合
に平角銅線4の表面に形成されたマイカ粉7の植毛層の
膜厚(上記実施例による測定結果A)を基準とした相対
値によって表されている。
静電植毛の終了後、平角銅線4の表面に形成されたマイ
カ粉7の植毛層の片側厚さをマイクロメーターで測定し
た測定結果を示すものである。この図3中には上記実施
例による測定結果Aと、上記実施例と同条件で、接着剤
3の温度および平角銅線4の温度を共に、室温t4 (2
4℃)、40℃、60℃にそれぞれ変化させた場合に平
角銅線4の表面に形成されたマイカ粉7の植毛層の膜厚
の測定結果B,C,Dも同時に記載されている。また、
この図3の植毛層の膜厚の各測定データは接着剤3の温
度および平角銅線4の温度を共に80℃に加熱した場合
に平角銅線4の表面に形成されたマイカ粉7の植毛層の
膜厚(上記実施例による測定結果A)を基準とした相対
値によって表されている。
【0031】そこで、上記実施例の静電植毛方法によれ
ば接着剤槽2内の粘度可変接着剤3の温度t2 を室温t
4 (24℃)よりも高い80℃に設定したので、接着剤
3の温度が室温t4 と等しい場合に比べて接着剤槽2内
の接着剤3の粘度が低減する。そのため、接着剤塗布工
程時に接着剤槽2から植毛対象物である平角銅線4を引
き上げる際に平角銅線4に塗布される接着剤3の塗布量
は接着剤槽2内の接着剤3の温度t2 を雰囲気温度t3
に等しい温度で保持させた場合に比べて少なくなる。
ば接着剤槽2内の粘度可変接着剤3の温度t2 を室温t
4 (24℃)よりも高い80℃に設定したので、接着剤
3の温度が室温t4 と等しい場合に比べて接着剤槽2内
の接着剤3の粘度が低減する。そのため、接着剤塗布工
程時に接着剤槽2から植毛対象物である平角銅線4を引
き上げる際に平角銅線4に塗布される接着剤3の塗布量
は接着剤槽2内の接着剤3の温度t2 を雰囲気温度t3
に等しい温度で保持させた場合に比べて少なくなる。
【0032】さらに、接着剤槽2内から引き上げられた
平角銅線4は接着剤槽2内の接着剤3の温度よりも低い
雰囲気温度に晒されるため、この平角銅線4に塗布され
た接着剤3の粘度が増加し、接着剤3が平角銅線4の表
面に略均一に塗布された状態に調整される。そのため、
平角銅線4に塗布される接着剤3の上下方向の塗布量差
が従来方法より軽減されるので、図3からも明らかなよ
うに本実施例の静電植毛方法によれば平角銅線4の表面
に形成されるマイカ粉7の植毛層の膜厚精度を向上させ
ることができる。
平角銅線4は接着剤槽2内の接着剤3の温度よりも低い
雰囲気温度に晒されるため、この平角銅線4に塗布され
た接着剤3の粘度が増加し、接着剤3が平角銅線4の表
面に略均一に塗布された状態に調整される。そのため、
平角銅線4に塗布される接着剤3の上下方向の塗布量差
が従来方法より軽減されるので、図3からも明らかなよ
うに本実施例の静電植毛方法によれば平角銅線4の表面
に形成されるマイカ粉7の植毛層の膜厚精度を向上させ
ることができる。
【0033】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。これは、第1の実施例の静電植毛方法の接着剤塗
布工程における接着剤槽2から植毛対象物としての平角
銅線4を引き上げる際の平角銅線4の周囲の雰囲気温度
t3 を室温t4 以下に冷却した状態で平角銅線4を引き
上げるようにしたものである。すなわち、第1の実施例
の静電植毛方法における浸漬塗布装置1の接着剤槽2内
の接着剤3の温度t2を75℃、雰囲気温度t3 を室温
t4 −5℃にそれぞれ設定したものである。
する。これは、第1の実施例の静電植毛方法の接着剤塗
布工程における接着剤槽2から植毛対象物としての平角
銅線4を引き上げる際の平角銅線4の周囲の雰囲気温度
t3 を室温t4 以下に冷却した状態で平角銅線4を引き
上げるようにしたものである。すなわち、第1の実施例
の静電植毛方法における浸漬塗布装置1の接着剤槽2内
の接着剤3の温度t2を75℃、雰囲気温度t3 を室温
t4 −5℃にそれぞれ設定したものである。
【0034】この場合、静電植毛の終了後、平角銅線4
の表面に形成されたマイカ粉7の植毛層の膜厚の測定結
果は図3中のEに示す通りとなる。したがって、この場
合も第1の実施例とほぼ同様な精度で、平角銅線4の表
面に形成されたマイカ粉7の植毛層の膜厚を増加するこ
とができる。
の表面に形成されたマイカ粉7の植毛層の膜厚の測定結
果は図3中のEに示す通りとなる。したがって、この場
合も第1の実施例とほぼ同様な精度で、平角銅線4の表
面に形成されたマイカ粉7の植毛層の膜厚を増加するこ
とができる。
【0035】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。これは、第1の実施例の静電植毛方法の粘度可変
接着剤3として水溶性接着剤を用い、その接着剤3の成
分中の水に対し40重量%以上のグリセリンと、ポリビ
ニルアルコールとを含有させたものである。
する。これは、第1の実施例の静電植毛方法の粘度可変
接着剤3として水溶性接着剤を用い、その接着剤3の成
分中の水に対し40重量%以上のグリセリンと、ポリビ
ニルアルコールとを含有させたものである。
【0036】この場合には植毛対象物としての平角銅線
4に塗布された接着剤3の水分が平角銅線4の熱により
蒸発しても、接着剤3の成分中の低揮発性のグリセリン
が、依然としてポリビニルアルコールを溶解して液状を
維持しているので、マイカ粉7を固着することができ
る。そのため、粘度可変接着剤3として水溶性接着剤を
使用する場合であっても、平角銅線4に接着剤3を浸漬
塗布した後、接着剤3の水分が蒸発して硬化し、マイカ
粉7を固着することができなくなるおそれがない。
4に塗布された接着剤3の水分が平角銅線4の熱により
蒸発しても、接着剤3の成分中の低揮発性のグリセリン
が、依然としてポリビニルアルコールを溶解して液状を
維持しているので、マイカ粉7を固着することができ
る。そのため、粘度可変接着剤3として水溶性接着剤を
使用する場合であっても、平角銅線4に接着剤3を浸漬
塗布した後、接着剤3の水分が蒸発して硬化し、マイカ
粉7を固着することができなくなるおそれがない。
【0037】なお、図4は粘度可変接着剤3のグリセリ
ン含有量を変化させ、他は第1の実施例と同様の条件で
作製した製品のマイカ粉7の植毛層の膜厚の片側厚さの
相対値を示すものである。この図4からも粘度可変接着
剤3のグリセリン含有量が増大するにつれて膜厚が増大
し、40重量%以上で飽和し始めることがわかる。
ン含有量を変化させ、他は第1の実施例と同様の条件で
作製した製品のマイカ粉7の植毛層の膜厚の片側厚さの
相対値を示すものである。この図4からも粘度可変接着
剤3のグリセリン含有量が増大するにつれて膜厚が増大
し、40重量%以上で飽和し始めることがわかる。
【0038】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。これは、第1の実施例の静電植毛方法の粘度可変
接着剤3として界面活性剤を用いたものである。ここ
で、第1の実施例と同様の製造条件で、界面活性剤が含
有されている接着剤(第1の実施例と同様)と、含有さ
れていない(第1の実施例の接着剤において、界面活性
剤を除いた物)とについて比較試験を行ったところ、前
者の方が平角銅線4の角部におけるマイカ粉7の植毛層
の厚さが厚いことが確認できる。そのため、曲率半径の
小さい部位をもつ平角銅線4に表面張力が高く、低粘度
の水溶性接着剤3を塗布した場合であっても水溶性接着
剤3の表面張力により、曲率半径の小さい部位の接着剤
3の塗布量が他の部位より少なくなることを防止するこ
とができ、複雑な形状の植毛対象物に任意の粘度の接着
剤3を用いて、浸漬法で任意の量のマイカ粉7の植毛層
を植毛することができる。なお、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施できることは勿論である。
する。これは、第1の実施例の静電植毛方法の粘度可変
接着剤3として界面活性剤を用いたものである。ここ
で、第1の実施例と同様の製造条件で、界面活性剤が含
有されている接着剤(第1の実施例と同様)と、含有さ
れていない(第1の実施例の接着剤において、界面活性
剤を除いた物)とについて比較試験を行ったところ、前
者の方が平角銅線4の角部におけるマイカ粉7の植毛層
の厚さが厚いことが確認できる。そのため、曲率半径の
小さい部位をもつ平角銅線4に表面張力が高く、低粘度
の水溶性接着剤3を塗布した場合であっても水溶性接着
剤3の表面張力により、曲率半径の小さい部位の接着剤
3の塗布量が他の部位より少なくなることを防止するこ
とができ、複雑な形状の植毛対象物に任意の粘度の接着
剤3を用いて、浸漬法で任意の量のマイカ粉7の植毛層
を植毛することができる。なお、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施できることは勿論である。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、温度の上昇に
よって粘度が低減する粘度変化特性を持つ粘度可変接着
剤を接着剤槽内に収容し、接着剤槽内の粘度可変接着剤
の温度をその硬化温度以下で、かつ室温以上に維持して
植毛対象物に接着剤を塗布するようにしたので、接着剤
槽から植毛対象物を引き上げる際に、植毛対象物に塗布
された接着剤の上下方向の塗布量差を減少させ、マイカ
粉の植毛層の膜厚精度を高めることができる。
よって粘度が低減する粘度変化特性を持つ粘度可変接着
剤を接着剤槽内に収容し、接着剤槽内の粘度可変接着剤
の温度をその硬化温度以下で、かつ室温以上に維持して
植毛対象物に接着剤を塗布するようにしたので、接着剤
槽から植毛対象物を引き上げる際に、植毛対象物に塗布
された接着剤の上下方向の塗布量差を減少させ、マイカ
粉の植毛層の膜厚精度を高めることができる。
【0040】請求項2の発明によれば、請求項1の接着
剤塗布工程における接着剤槽から植毛対象物を引き上げ
る際の植毛対象物の周囲の雰囲気温度を室温以下に冷却
した状態で植毛対象物を引き上げるようにしたので、マ
イカ粉の植毛層の膜厚精度を維持しながら、マイカ粉の
植毛層の膜厚を増大することができる。
剤塗布工程における接着剤槽から植毛対象物を引き上げ
る際の植毛対象物の周囲の雰囲気温度を室温以下に冷却
した状態で植毛対象物を引き上げるようにしたので、マ
イカ粉の植毛層の膜厚精度を維持しながら、マイカ粉の
植毛層の膜厚を増大することができる。
【0041】請求項3の発明によれば、請求項1もしく
は2の粘度可変接着剤として水溶性接着剤を用い、その
接着剤の成分中の水に対し40重量%以上のグリセリン
と、ポリビニルアルコールとを含有させたので、塗布さ
れた接着剤の水分が蒸発するほど植毛対象物が加熱され
ていても、依然としてポリビニルアルコールがグリセリ
ンに溶解された状態で保持され、液状を維持させること
ができ、マイカ粉を固着させることができる。
は2の粘度可変接着剤として水溶性接着剤を用い、その
接着剤の成分中の水に対し40重量%以上のグリセリン
と、ポリビニルアルコールとを含有させたので、塗布さ
れた接着剤の水分が蒸発するほど植毛対象物が加熱され
ていても、依然としてポリビニルアルコールがグリセリ
ンに溶解された状態で保持され、液状を維持させること
ができ、マイカ粉を固着させることができる。
【0042】請求項4の発明によれば、請求項1乃至3
のいずれかの粘度可変接着剤として界面活性剤を用いた
ので、粘度が低く、表面張力が高い水溶性接着剤の表面
張力を低減することができ、植毛対象物において曲率半
径が小さい部位の接着剤塗布量の減少を軽減することが
できる。
のいずれかの粘度可変接着剤として界面活性剤を用いた
ので、粘度が低く、表面張力が高い水溶性接着剤の表面
張力を低減することができ、植毛対象物において曲率半
径が小さい部位の接着剤塗布量の減少を軽減することが
できる。
【図1】本発明の第1の実施例の静電植毛方法で使用さ
れる浸漬塗布装置の概略構成を示す縦断面図。
れる浸漬塗布装置の概略構成を示す縦断面図。
【図2】同実施例の静電植毛装置の概略構成図。
【図3】静電植毛装置で植毛されたマイカ粉層の片側厚
さの測定データを示す特性図。
さの測定データを示す特性図。
【図4】静電植毛装置で植毛されたマイカ粉層の片側厚
さを接着剤のグリセリン含有量を変化させた状態で測定
した測定データを示す特性図。
さを接着剤のグリセリン含有量を変化させた状態で測定
した測定データを示す特性図。
2…接着剤層、3…接着剤、4…平角銅線(植毛対象
物)、7…マイカ粉。
物)、7…マイカ粉。
Claims (4)
- 【請求項1】 液状の接着剤で満たされた接着剤槽内に
植毛対象物を浸漬したのち、前記植毛対象物を前記接着
剤槽から引き上げることにより前記接着剤を前記植毛対
象物の表面に塗布する接着剤塗布工程と、前記接着剤が
塗布された前記植毛対象物に静電気的にマイカ粉を飛
翔、固着させた状態で、前記接着剤を硬化させるマイカ
粉植毛工程とを具備し、かつ温度の上昇によって粘度が
低減する粘度変化特性を持つ粘度可変接着剤を前記接着
剤槽内に収容し、前記接着剤槽内の前記粘度可変接着剤
の温度をその硬化温度以下で、かつ室温以上に維持して
前記植毛対象物に前記接着剤を塗布することを特徴とす
る静電植毛方法。 - 【請求項2】 前記接着剤塗布工程における前記接着剤
槽から前記植毛対象物を引き上げる際の前記植毛対象物
の周囲の雰囲気温度を室温以下に冷却した状態で前記植
毛対象物を引き上げることを特徴とする請求項1に記載
の静電植毛方法。 - 【請求項3】 前記粘度可変接着剤として水溶性接着剤
を用い、その接着剤の成分中の水に対し40重量%以上
のグリセリンと、ポリビニルアルコールとを含有させた
ことを特徴とする請求項1もしくは2に記載の静電植毛
方法。 - 【請求項4】 前記粘度可変接着剤として界面活性剤を
用いたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
載の静電植毛方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3597694A JPH07241516A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 静電植毛方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3597694A JPH07241516A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 静電植毛方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07241516A true JPH07241516A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=12456941
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3597694A Pending JPH07241516A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 静電植毛方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07241516A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003053251A (ja) * | 2001-08-21 | 2003-02-25 | Nippon Tokushu Toryo Co Ltd | 意匠性の高い塗装方法 |
-
1994
- 1994-03-07 JP JP3597694A patent/JPH07241516A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003053251A (ja) * | 2001-08-21 | 2003-02-25 | Nippon Tokushu Toryo Co Ltd | 意匠性の高い塗装方法 |
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