JPH07245351A - 不揮発性半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置の製造方法

Info

Publication number
JPH07245351A
JPH07245351A JP6036721A JP3672194A JPH07245351A JP H07245351 A JPH07245351 A JP H07245351A JP 6036721 A JP6036721 A JP 6036721A JP 3672194 A JP3672194 A JP 3672194A JP H07245351 A JPH07245351 A JP H07245351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory device
semiconductor memory
manufacturing
film
silicon oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6036721A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Ushiyama
雅弘 牛山
Takashi Kobayashi
小林  孝
Toshiyuki Mine
利之 峰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6036721A priority Critical patent/JPH07245351A/ja
Publication of JPH07245351A publication Critical patent/JPH07245351A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、書換え時にゲート絶縁膜に
印加される高電界ストレスに起因する低電界漏洩電流が
小さく、電荷保持特性の優れた不揮発性半導体記憶装置
の製造方法を提供することである。 【構成】 Si/Oの原子数比が0.5を越えるSi過
剰な酸化シリコン膜を、窒素を構成元素として含む化合
物中で熱処理してゲート絶縁膜を形成することにより、
バルクSiO2 中にも窒素を導入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低電界漏洩電流が小さ
く、電荷保持特性の優れた不揮発性半導体記憶装置の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】不揮発性半導体記憶装置は、例えば図1
(a)に示すスタック構造を持有している。ここで、1
はシリコン基板、2はフィールド酸化膜、3はソース及
びドレイン電極、4はゲート酸化膜、5は浮遊ゲート電
極、6は層間絶縁膜、7は制御ゲート電極、8はソー
ス、9はドレイン、10は絶縁膜である。この不揮発性
半導体記憶装置では、ソース8に3.3V、制御ゲート
電極7に−7V、ドレイン9を開放、基板1を接地する
ことにより浮遊ゲート電極5に蓄積した電子をソース8
側に引き抜いて情報の書込みを行う。電圧は、それぞれ
100マイクロ秒幅の単一パルスを用いて印加される。
この方法によれば、浮遊ゲート電極5中の電子がFow
ler−Nordheimトンネル電流(F−N電流)
によってソース8側に引き抜かれ、同時にソース8側か
ら正孔がゲート絶縁膜4中に注入される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の不揮発性半
導体記憶装置では、ゲート絶縁膜4中に注入された正孔
は膜中に捕獲されて新たな準位を形成し、この準位を介
したトンネル電流が8MV/cm以下の低電界で増大す
る。図2は不揮発性半導体記憶装置(以下フラッシュメ
モリという。)の電荷保持特性劣化をもたらすゲート絶
縁膜の低電界漏洩電流の発生原理を説明するためのエネ
ルギーバンド図である。図2に示すように低電界漏洩電
流は、陰極側(図左側)から絶縁膜中に生成された準位
にトンネルすることによって流れるものである。この準
位のエネルギーが陰極中の電子と同エネルギーの場合に
トンネル確率が高くなる。また、この準位から陽極まで
の絶縁膜厚が薄いほどトンネル確率は増大する。したが
って、この効果はゲート絶縁膜が薄膜化するほど大きく
なる。フラッシュメモリでは、読出し時の非選択セルで
ゲート絶縁膜(図2中ではSiO2と表示)に3MV/
cm程度の電界が印加されるため、このような低電界漏
洩電流が電荷保持特性の劣化につながる。
【0004】このような低電界漏洩電流は、二酸化シリ
コン膜を亜酸化窒素中で加熱することにより抑制できる
ことが、アイイーイーイー・エレクトロン・デバイス・
レターズ12巻11号 1991年(IEEE ELECTRON DEV
ICE LETTERS, Vol.12, No.11, p587, November 1991)
に開示されている。この低電界漏洩電流は、従来のSi
基板の熱酸化膜に比べると小さくなっているものの、電
荷保持特性を保証する充分なレベルには到っていない。
【0005】本願発明の目的は、低電界漏洩電流を更に
低減して電荷保持特性の向上を図り、信頼性の高いフラ
ッシュメモリの製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、Si/O原
子数比が0.5を越える、即ちシリコンリッチな酸化シ
リコン膜を形成後、該酸化シリコン膜を亜酸化窒素処理
して該酸化シリコン膜中に窒素を導入してゲート絶縁膜
とすることにより達成される。
【0007】
【作用】熱酸化シリコン膜を亜酸化窒素中で加熱して形
成されたゲート絶縁膜の低電界漏洩電流が十分低下しな
い原因について種々の検討を行った。その結果、漏洩電
流は酸化シリコン膜のSi/Oの原子数比と関連のある
ことを見出した。図8にSi/Oの原子数比と漏洩電流
密度との関係を示す。図8からSi/Oの原子数比が
0.5を越え、1未満の範囲、望ましくは0.6から
0.9の範囲とすることにより漏洩電流が小さいことが
わかる。
【0008】そこで、更に亜酸化窒素中で熱処理後の絶
縁膜中の酸素と窒素の分布を調べた。従来の熱酸化膜を
用いた場合の結果を図3に、Si/Oの原子数比が0.
5を越える場合について図4に示す。図3から熱酸化膜
(Si/Oの原子数比が0.5)の場合には絶縁膜とS
i基板との界面をピークにして界面から2nm程度の範
囲に窒素が分布すること、図4からSi/Oの原子数比
が0.5を越える場合には絶縁膜とSi基板との界面の
他、絶縁膜中にも窒素が導入されていることがわかる。
【0009】低電界漏洩電流はゲート絶縁膜の中心付近
に生成する準位を介したトンネル電流と考えられ、低電
界漏洩電流を抑制するためには高電界による準位の発生
を抑えることが必要である。前掲文献中にある亜酸化窒
素による酸窒化の効果は、SiO2 中に導入された窒素
がSiO2 /Si界面でSiのダングリングボンドを終
端すること、あるいはSiO2 膜中の歪んだSi−O結
合を緩和することに起因している。しかし、この方法を
用いた場合、窒素はSiO2 /Si基板界面付近にピー
クを持つ分布をしており(図3)、窒素は膜の中心まで
充分に到っていない。これは、この方法で亜酸化窒素処
理する前の酸化シリコン膜のSi/Oの原子数比が0.
5であり、ほとんど全てのSiがOと結合しているため
に亜酸化窒素処理する際に膜中で酸窒化されるSiが残
っていないためと考えられる。
【0010】一方、図4に示すように、Si/O原子数
比が0.5を越える酸化シリコン膜を亜酸化窒素処理し
た場合には窒素が膜中心付近にも導入され、高電界スト
レスを受けた際に、陽極側から正孔が注入されても絶縁
膜中心付近に電荷捕獲中心を発生しにくくなり、低電界
漏洩電流が抑制できると考えられる。
【0011】そこで次に、化学気相成長法(CVD法)
を用い、反応ガスとして例えばSiH2Cl2、N2O、
NH3を用いてN2OとNH3との混合比を制御すること
により酸窒化膜を形成した。しかしながら、この方法で
直接形成した酸窒化膜では高電界ストレス印加時に電流
が流れにくいことがわかった。CVD法では膜堆積中に
原料ガスから分解したHが膜中に混入され、5%近いH
が導入される。これにより形成された絶縁膜中のSi−
H、N−H構造は、電子の捕獲中心となり、高電界スト
レス印加により電流低下が起こると考えられる。電流低
下はデバイス特性では書換え時間の増大という問題が生
じる。このHは、高温アニールにより1%以下に濃度を
減らすことはできるが、Hの脱離により膜中にSi、N
のダングリングボンドを発生し、図5に示すようにH濃
度の低下と共に低電界漏洩電流が増大する。このため、
CVD法で形成した酸窒化膜のように単に窒素が含まれ
ているだけではゲート絶縁膜としては使えないことがわ
かった。
【0012】さらに、NH3 を用いて酸化シリコン膜を
熱窒化することにより、酸窒化膜を形成した。この方法
でも酸化シリコン膜中のN量を制御でき、酸化シリコン
膜中に本発明と同じレベルのNを導入することができ
る。しかしながらこの方法で酸窒化膜を形成した場合に
は、界面特性が劣化するという問題の生じることが判明
した。検討した結果、酸化シリコン膜中で3×1020c
m-3のNを導入する場合にはSiO2/Si 基板界面で
のN量が5×1021cm-3レベルになってしまい、界面
特性劣化の原因であることがわかった。したがって、界
面でのN量を1021cm-3以下に抑えたまま、酸化シリ
コン膜中のN量を3×1020cm-3レベルにする必要が
有る。
【0013】また、アイイーイーイー・エレクトロン・
デバイス・レターズ第13巻、第9号、第494頁、1
992年(IEEE ELECTRON DEVICE LETTERS, Vol.13, N
o.9,p494, September 1992)には、減圧化学気相成長法
で形成した二酸化シリコン膜を亜酸化窒素処理すること
によりトランジスタの移動度および破壊特性が改善され
ること、この改善効果はSiO2 /Si界面に窒素が導
入されたことによること等が開示されている。しかしな
がら、二酸化シリコン膜(SiO2)を形成するために
Si/Oの原子数比を0.5に設定した場合の当該比の
変動は数%以内であり、漏洩電流の低減効果は十分には
得られなかった。
【0014】
【実施例】
(実施例1)次に本発明の実施例を図1(a)に示した
メモリセルの断面図を用いて説明する。
【0015】シリコン基板1の洗浄処理として、アンモ
ニアと過酸化水素を含んだ水溶液中への浸漬、及びこれ
により表面に形成された酸化膜をフッ酸水溶液中で除去
する。引き続き所定のパターン形状を有するフィールド
酸化膜2を形成してから、シリコン基板1を流量10リ
ットル/分のドライ酸化雰囲気中、850℃で加熱して
3nm厚のSiO2 膜(図示せず)を形成した。この
後、減圧化学気相成長法により750℃で1Torrの
ガス圧力のもとで、反応ガスとしてSiH4を20sc
cm、N2Oを300sccmの流量で流してSi/O
原子数比が0.75の酸化シリコン膜を形成した。この
酸化シリコン膜を亜酸化窒素中1000℃で加熱するこ
とにより酸窒化して膜厚が合計で7nm厚のゲート絶縁
膜を形成した。参照試料としては、減圧化学気相成長法
で成長させる酸化シリコン膜を、750℃で1Torr
のガス圧力のもとで、反応ガスとしてSiH4を20s
ccm、N2Oを800sccmの流量で流してSi/
O原子数比が約0.5の酸化シリコン膜とし、その後亜
酸化窒素で上と同じ熱処理を行ない、合計で7nm厚と
した。また、窒素を導入しない従来技術の参照試料とし
ては、850℃でシリコン基板をパイロジェニック酸化
することにより膜厚7nmの熱酸化膜を形成した。な
お、ガス流量は、H2が500sccm、O2が1000
0sccmとした。以上のように形成した3種類のゲー
ト絶縁膜4上に、減圧化学気相成長法によりモノシラン
とホスフィンを用いて3×1020cm-3のリンを含んだ
多結晶シリコン膜を200nmだけ堆積し、その後窒素
雰囲気中900℃で20分間加熱して、浮遊ゲート電極
5とした。この後、上記多結晶シリコン膜上に減圧化学
気相成長法により亜酸化窒素とモノシランとを用いてS
iO2 膜を堆積して層間絶縁膜6を形成した後、減圧化
学気相成長法によりモノシランとホスフィンを用いてり
んを含んだ多結晶シリコン膜を200nmだけ堆積し、
その後窒素雰囲気中900℃で20分間加熱することに
より制御ゲート電極7を形成し、その後ゲート加工を行
なってから、ソース8、ドレイン9を形成した。更に、
硼素とリンとを含んだ酸化シリコン膜を堆積した後加熱
して平坦化した絶縁膜10を形成した。この後ソース、
ドレイン上にコンタクト穴を開け、その上に電極3を形
成して、図1(a)に示すようなメモリセルを作製し
た。
【0016】この構造の不揮発性半導体記憶装置を用い
て書換え特性を評価した。ゲートの全面を用いた浮遊ゲ
ート電極への電荷の注入(消去)をF−N電流で行い、
浮遊ゲート電極とソースとの間を用いたF−N電流によ
る電荷の引抜きを書込み動作とした。消去を行う際に
は、制御ゲート電極に+12V、ソース、ドレイン、基
板を0Vにした。パルス幅を10マイクロ秒として、単
一パルスで行い、しきい値電圧を確認しながら消去を行
った。書込みを行う際には、制御ゲート電極に−7V、
ソースに+3.3V、ドレインを開放にして、基板を接
地した。パルス幅10マイクロ秒の単一パルスを用い、
しきい値電圧を確認しながら書込みを行った。上記のメ
モリセル特性を、ゲート絶縁膜に膜厚7nmのパイロジ
ェニックSiO2 膜を用いたメモリセル、Si/O原子
数比が約0.5のSiO2 膜を形成した後、亜酸化窒素
中で上と同様に処理して形成した膜厚7nmのゲート絶
縁膜を用いたメモリセルと比較した。書込み特性を図6
に示す。パイロジェニックSiO2 膜と比較すると、窒
素導入により書込み時間の変動は改善されるが、Si/
Oの原子数比が0.5の膜を用いてもSi/Oの原子数
比が0.5より大きい膜を用いても書込み時間の変動に
差がなかった。また、消去特性、βについては3つのメ
モリセルとも差がなかった。一方、電荷保持特性に関し
ては、106 回書換え後のしきい値電圧の変動に関する
加速試験から、3MV/cm印加時の電荷保持寿命を求
めると、パイロジェニックSiO2 膜を用いた場合は5
年、Si/O原子数比が0.5の酸化シリコン膜を用い
た場合が10年、Si/O原子数比が0.5より大きい
酸化シリコン膜を用いた場合が30年と改善された。
【0017】なお、実施例では亜酸化窒素を用いたがこ
の他に、一酸化窒素、二酸化窒素を用いることができ
る。 また、Si/Oの原子数比が0.5を越える酸化
シリコン膜をSi/Oの原子数比が0.5の第2の酸化
シリコン膜上に形成しておくことにより、製造工程は増
えるが、直接Si/Oの原子数比が0.5を越える酸化
シリコン膜を形成した場合に比べてSi基板とゲート絶
縁膜との界面の平坦性が良よく、デバイス特性が向上す
る、またデバイス間での特性変動が小さくなる等の効果
がある。
【0018】また、Si/Oの原子数比が0.5を越え
る酸化シリコン膜を形成した後、アンモニアを含む雰囲
気中で加熱し、続いて酸素を構成元素とする化合物を含
む雰囲気中で加熱することによりゲート絶縁膜を形成す
ることもできる。これにより、膜中に導入する窒素量の
制御が容易となり、デバイスを形成するプロセス全体で
の熱処理条件に合わせて最適な窒素量にすることができ
る。但し、アンモニアを用いた場合にはHが混入される
ため、H除去のための酸化雰囲気中での加熱が必要とな
る。
【0019】(実施例2)本発明による他の実施例を図
1(b)に示したキャパシタの断面図を用いて説明す
る。シリコン基板1上に、減圧化学気相成長法により7
50℃で1Torrのガス圧力のもとで、反応ガスとし
てSiH4を20sccm、N2Oを800sccmの流
量で流してSi/O原子数比が約0.5の酸化シリコン
膜を膜厚3nmだけ堆積し、その後同一炉内で連続し
て、減圧化学気相成長法により750℃で1Torrの
ガス圧力のもとで、反応ガスとしてSiH4を20sc
cm、N2Oを300sccmの流量に変えてSi/O
原子数比が0.75の酸化シリコン膜(膜厚3nm)を
形成した。この酸化シリコン膜を亜酸化窒素中1000
℃で加熱することにより酸窒化して絶縁膜厚を合計で7
nm厚とした。参照試料としては、減圧化学気相成長法
により750℃で1Torrのガス圧力のもとで、反応
ガスとしてSiH4を20sccm、N2Oを800sc
cmの流量で流してSi/O原子数比が約0.5の酸化
シリコン膜(膜厚6nm)とし、その後亜酸化窒素で上
と同じ熱処理を行ない、合計で7nm厚とした。以上の
ようにして形成した2種類のゲート絶縁膜上に、減圧化
学気相成長法によりモノシランを用いて200nm厚の
多結晶シリコン膜を堆積した。続いて、窒素ガス中、9
00℃で30分加熱したあと、イオン打ち込みによりド
ーズ量7×1015cm-2のリンを導入し、その後窒素雰
囲気中900℃で20分間加熱し、図1(b)に示すよ
うなキャパシタを作成した。この構造のキャパシタを用
いて、高電界ストレス印加前の低電界漏洩電流と高電界
ストレスによる低電界漏洩電流の増大を評価した。ゲー
ト面積300×300μm2 のキャパシタにゲート負電
圧で電流−電圧特性を測定した。ストレス前の6MV/
cmでの電流密度は3×10-12A/cm2となった。本
試料と同様にして作製した膜中のH濃度を2次イオン質
量分析により求めたところ、0.2%であった。図5の
従来例と比較すると、1/30以下に低減された。一定
電流ストレス10mA/cm2 を700秒印加して7C
/cm2 の電荷注入を行ない、その後で電流−電圧特性
を測定した。その結果を図7に示す。Si過剰の酸化シ
リコン膜(本技術)を用いることにより、6MV/cm
では低電界漏洩電流が1/3程度に減少している。した
がって、実施例1に示した電荷保持特性の向上はこのよ
うな低電界漏洩電流の低減に起因したものと考えられ
る。
【0020】本発明の効果が有効なSi/O原子数比と
しては、0.5を越え1未満の範囲である。図8に示す
ように高電界ストレス後の6MV/cmでの電流値がS
i/O原子数比に依存しており、Si/O比が0.5を
越え1未満の範囲、特に0.6から0.9の範囲で電流
低減効果が見られる。
【0021】本発明の効果は、酸化シリコン膜厚が1.
5nmから6.5nmの範囲で特に有効である。図9に
示すように膜厚6.5nm以上にすると、膜厚が厚いた
めに低電界漏洩電流が抑制され、膜質の違いによる差が
現れなくなる。一方、1.5nm以下ではSi/O=
0.5で形成した膜でも界面でのNピークの裾が絶縁膜
中に延びることにより膜中でN量が多くなり、Si過剰
にする効果が現れなくなる(図10)。
【0022】本発明の効果は、酸化シリコン膜(400
nm×400nm領域)の表面粗さ(最高最低位置の
差)として1nm以下、特に0.3nm以下にすること
により有効である。
【0023】本発明の効果は、亜酸化窒素の代わりに一
酸化窒素、二酸化窒素を用いても同様に達せられる。ま
た、アンモニアで窒素導入した場合にはその後で酸化す
ることにより同様な効果が得られる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、高電界ストレスによる
ゲート絶縁膜の低電界漏洩電流を抑制することができ、
電荷保持特性の良好なフラッシュメモリの製造方法を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はフラッシュメモリの断面図、(b)は
キャパシタの断面図である。
【図2】フラッシュメモリの電荷保持特性劣化をもたら
すゲート絶縁膜の低電界漏洩電流の発生原理を説明する
エネルギーバンド図で、(a)はゲート絶縁膜の膜厚が
6nmの場合、(b)はゲート絶縁膜の膜厚が9nmの
場合である。
【図3】従来技術によって亜酸化窒素を用いてSiO2
膜中に窒素を導入した膜の二次イオン質量分析の結果で
ある。
【図4】Si/O原子数比が0.75の酸化シリコン膜
を亜酸化窒素処理した膜の二次イオン質量分析結果であ
る。
【図5】従来技術によりNを導入した酸化シリコン膜を
ゲート絶縁膜に使用したMOSキャパシタの6MV/c
mでの高電界ストレス印加前の電流密度の膜中H濃度依
存性を示す図である。
【図6】実施例1における不揮発性半導体記憶装置にお
いて、Si/O原子数比が0.75の酸化シリコン膜を
亜酸化窒素処理した膜をゲート絶縁膜に用いることによ
る書込み特性の改善効果を示す図である。
【図7】実施例2におけるキャパシタにおいて、Si/
O原子数比が0.75の酸化シリコン膜を亜酸化窒素処
理した膜をゲート絶縁膜に用いることによる低電界漏洩
電流の低減効果を示す図である。
【図8】Si/O原子数比を0.5〜1.4の間で変化
させたときの高電界ストレスにより発生する6MV/c
mでの電流の低減効果を示す図である。
【図9】Si/O原子数比が0.75の酸化シリコン膜
を亜酸化窒素処理した膜において、7C/cm2 の電荷
注入を行った場合の6MV/cmでの漏洩電流の酸化シ
リコン膜依存性を示す図である。
【図10】Si/O原子数比が0.75の酸化シリコン
膜を亜酸化窒素処理した膜において、膜中Nピーク濃度
の下地酸化シリコン膜厚依存性を示す図である。
【符号の説明】
1…シリコン 基板、2…フィールド酸化膜、3…電
極、4…ゲート絶縁膜、5…浮遊ゲート電極、6…層間
絶縁膜、7…制御ゲート電極、8…ソース、9…ドレイ
ン、10…絶縁膜。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/115

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型を有する半導体基板にゲート絶
    縁膜を介して設けられた浮遊ゲート電極と、前記浮遊ゲ
    ート電極上に少なくとも一部分が積層する形で層間絶縁
    膜を介して設けられた制御ゲート電極と、半導体基板内
    に互いに分離して設けられた第2導電型のソース、ドレ
    イン領域を備えた電気的に書換え可能な不揮発性半導体
    記憶装置の製造方法において、Si/Oの原子数比が
    0.5を越える酸化シリコン膜を形成する工程と、該酸
    化シリコン膜を窒素を構成元素とする化合物を含む雰囲
    気中で加熱することによりゲート絶縁膜を形成する工程
    とを有することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の
    製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置の
    製造方法において、上記酸化シリコン膜はSi/Oの原
    子数比が0.5の第2の酸化シリコン膜上に形成される
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の不揮発性半導体記憶
    装置の製造方法において、上記窒素を構成元素とする化
    合物が亜酸化窒素、一酸化窒素、二酸化窒素のいずれか
    であることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造
    方法。
  4. 【請求項4】請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置の
    製造方法において、上記半導体基板はシリコン基板であ
    り、上記第2の酸化シリコン膜は、該シリコン基板を熱
    酸化して形成されることを特徴とする不揮発性半導体記
    憶装置の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4の何れかに記載の不揮発性
    半導体記憶装置の製造方法において、上記酸化シリコン
    膜は化学気相成長法を用いて形成されることを特徴とす
    る不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置の
    製造方法において、上記酸化シリコン膜及び上記第2の
    酸化シリコン膜は、化学気相成長法を用いて形成される
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  7. 【請求項7】請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置の
    製造方法において、上記窒素を構成元素とする化合物は
    アンモニアであり、上記雰囲気中で加熱する工程の後、
    続いて酸素を構成元素とする化合物を含む雰囲気中で加
    熱する工程を有することを特徴とする不揮発性半導体記
    憶装置の製造方法。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7の何れかに記載の不揮発性
    半導体記憶装置の製造方法において、上記Si/Oの原
    子数比は、0.6から0.9の範囲の値であることを特
    徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
JP6036721A 1994-03-08 1994-03-08 不揮発性半導体記憶装置の製造方法 Pending JPH07245351A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6036721A JPH07245351A (ja) 1994-03-08 1994-03-08 不揮発性半導体記憶装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6036721A JPH07245351A (ja) 1994-03-08 1994-03-08 不揮発性半導体記憶装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07245351A true JPH07245351A (ja) 1995-09-19

Family

ID=12477617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6036721A Pending JPH07245351A (ja) 1994-03-08 1994-03-08 不揮発性半導体記憶装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07245351A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007527610A (ja) * 2003-07-07 2007-09-27 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド 電気試験データに基づいてゲート絶縁層の特性および特徴を制御するための方法、これを実施するためのシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007527610A (ja) * 2003-07-07 2007-09-27 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド 電気試験データに基づいてゲート絶縁層の特性および特徴を制御するための方法、これを実施するためのシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5479437B2 (ja) シリコン酸化膜の形成方法、シリコン窒化膜の形成方法、シリコン酸窒化膜の形成方法
US7060594B2 (en) Memory device and method of manufacturing including deuterated oxynitride charge trapping structure
JP2007059872A (ja) 不揮発性半導体メモリ装置と半導体装置、及び不揮発性半導体メモリ装置の製造方法
US20070202645A1 (en) Method for forming a deposited oxide layer
JPH0685278A (ja) 半導体装置の製造方法
US6162684A (en) Ammonia annealed and wet oxidized LPCVD oxide to replace ono films for high integrated flash memory devices
US6916709B2 (en) Non-volatile semiconductor memory device and manufacturing method for the same
JP3406811B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP3802945B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JP3256059B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3457533B2 (ja) プログラマブル半導体デバイス及びその製造方法
JP4594554B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2691385B2 (ja) 半導体メモリー装置
JPH09223752A (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JP3041066B2 (ja) 絶縁膜形成方法
JPH10189775A (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
US20090068850A1 (en) Method of Fabricating Flash Memory Device
JP3195422B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP3310988B2 (ja) シリコン酸窒化膜の形成方法及びそれを用いた半導体装置の製造方法
JPS6170763A (ja) 半導体記憶装置の製造方法
JPH0831962A (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JPH09213821A (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JPH0745725A (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその形成方法
JPH06296029A (ja) 半導体不揮発性記憶素子とその製造方法
JPH01201965A (ja) 不揮発性記憶装置の製造方法