JPH07247308A - プロピレン重合用固体触媒成分及びそれを使用したプロピレンの重合方法 - Google Patents
プロピレン重合用固体触媒成分及びそれを使用したプロピレンの重合方法Info
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- JPH07247308A JPH07247308A JP3816794A JP3816794A JPH07247308A JP H07247308 A JPH07247308 A JP H07247308A JP 3816794 A JP3816794 A JP 3816794A JP 3816794 A JP3816794 A JP 3816794A JP H07247308 A JPH07247308 A JP H07247308A
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- catalyst component
- propylene polymerization
- propylene
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- Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 予め少量のα−オレフィンで予備重合された
粉末状のプロピレン重合用固体触媒成分から、帯電防止
剤の存在下で微粉状のプロピレン重合用固体触媒成分を
除去することにより得られるプロピレン重合用固体触媒
成分。 【効果】 本発明によれば、プロピレン重合体の製造に
おいて、予め少量のα−オレフィンを予備重合してプロ
ピレン重合用固体触媒成分を得る際に、微粉状のプロピ
レン重合用固体触媒成分を除去することができ、プロピ
レンの本重合においてポリプロピレンの微粉パウダーの
発生を抑制することができるので、工業的に極めて有用
である。
粉末状のプロピレン重合用固体触媒成分から、帯電防止
剤の存在下で微粉状のプロピレン重合用固体触媒成分を
除去することにより得られるプロピレン重合用固体触媒
成分。 【効果】 本発明によれば、プロピレン重合体の製造に
おいて、予め少量のα−オレフィンを予備重合してプロ
ピレン重合用固体触媒成分を得る際に、微粉状のプロピ
レン重合用固体触媒成分を除去することができ、プロピ
レンの本重合においてポリプロピレンの微粉パウダーの
発生を抑制することができるので、工業的に極めて有用
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高活性立体規則性プロピ
レンの重合に好適に使用できるプロピレン重合用固体触
媒成分及びそれを用いてプロピレンを重合する方法に関
する。
レンの重合に好適に使用できるプロピレン重合用固体触
媒成分及びそれを用いてプロピレンを重合する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】高活性立体規則性プロピレン重合用固体
触媒成分を用いてプロピレン重合体を製造するプロセス
において、小粒径パウダー(平均粒径で75ミクロン以
下のプロピレンパウダー。以下では「微粉パウダー」と
記載する。)が大量に存在すると、反応槽や熱交換器の
壁面に付着し除熱効率を低下させる問題や、プロピレン
回収系にエントレしプロピレン回収系の運転効率を低下
させる問題や、パウダー輸送系におけるバグフィルター
の目詰まりの問題等が生じ、微粉パウダーの発生を防止
する技術は重要である。また、微粉パウダーは通常のプ
ロピレン重合条件では微粉状固体触媒成分より生成す
る。微粉状固体触媒成分は触媒そのものに存在する場合
もあるが、工業的スケールで予備重合する際には触媒が
破砕して生成することが多いことも知られている。この
ため、微粉パウダーの発生を防止する目的で、予め少量
のα−オレフィンを予備重合する方法、更には予備重合
をマイルドな条件(定温での予備重合、低触媒濃度での
予備重合、長期間での予備重合等)で行う方法も公知で
ある。これら方法は、小スケールにおいて確かに微粉パ
ウダーの発生防止効果はあるが工業的スケールにおいて
は十分とは言えず、さらに改良する必要があった。
触媒成分を用いてプロピレン重合体を製造するプロセス
において、小粒径パウダー(平均粒径で75ミクロン以
下のプロピレンパウダー。以下では「微粉パウダー」と
記載する。)が大量に存在すると、反応槽や熱交換器の
壁面に付着し除熱効率を低下させる問題や、プロピレン
回収系にエントレしプロピレン回収系の運転効率を低下
させる問題や、パウダー輸送系におけるバグフィルター
の目詰まりの問題等が生じ、微粉パウダーの発生を防止
する技術は重要である。また、微粉パウダーは通常のプ
ロピレン重合条件では微粉状固体触媒成分より生成す
る。微粉状固体触媒成分は触媒そのものに存在する場合
もあるが、工業的スケールで予備重合する際には触媒が
破砕して生成することが多いことも知られている。この
ため、微粉パウダーの発生を防止する目的で、予め少量
のα−オレフィンを予備重合する方法、更には予備重合
をマイルドな条件(定温での予備重合、低触媒濃度での
予備重合、長期間での予備重合等)で行う方法も公知で
ある。これら方法は、小スケールにおいて確かに微粉パ
ウダーの発生防止効果はあるが工業的スケールにおいて
は十分とは言えず、さらに改良する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は上記の現
状に対し、工業的スケールにおいて問題にならないレベ
ルに微粉パウダーの発生を抑えるべく鋭意検討を重ねた
結果、予め少量のα−オレフィンで固体触媒成分を予備
重合した後、得られた予備重合触媒成分から帯電防止剤
の存在下で微粉状の固体触媒成分を除去する事によって
所期の目的が達成されることを見い出し本発明に到達し
た。
状に対し、工業的スケールにおいて問題にならないレベ
ルに微粉パウダーの発生を抑えるべく鋭意検討を重ねた
結果、予め少量のα−オレフィンで固体触媒成分を予備
重合した後、得られた予備重合触媒成分から帯電防止剤
の存在下で微粉状の固体触媒成分を除去する事によって
所期の目的が達成されることを見い出し本発明に到達し
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】以下本発明を順次説明す
る。本発明において使用されるプロピレン重合用固体触
媒成分は、チタン含有固体触媒成分と有機アルミニウム
化合物とからなる高活性立体規則触媒である。チタン含
有触媒としては、三塩化チタンを主成分とする固体触媒
成分や固体マグネシウム化合物、チタン化合物成分、及
びハロゲン成分を含む公知の担体担持型触媒成分が使用
可能である。
る。本発明において使用されるプロピレン重合用固体触
媒成分は、チタン含有固体触媒成分と有機アルミニウム
化合物とからなる高活性立体規則触媒である。チタン含
有触媒としては、三塩化チタンを主成分とする固体触媒
成分や固体マグネシウム化合物、チタン化合物成分、及
びハロゲン成分を含む公知の担体担持型触媒成分が使用
可能である。
【0005】三塩化チタンを主成分とするものとして
は、従来公知の三塩化チタンが使用できる。たとえば、
ボールミル粉砕で活性化処理を行なった三塩化チタン;
更にそれを溶媒抽出した三塩化チタン;β型三塩化チタ
ンをエーテル類等の錯化剤で処理し、更に四塩化チタン
で処理して、Al含有量をTiに対する原子比で0.1
5以下にした三塩化チタン;エーテル類又はチオエーテ
ル類の存在下、四塩化チタンを有機アルミニウム化合物
で処理して液状物とし、これを更に加熱して150℃以
下の温度で固体として析出させ、Al含有量をTiに対
する原子比で0.15以下とした三塩化チタン;があげ
られる。
は、従来公知の三塩化チタンが使用できる。たとえば、
ボールミル粉砕で活性化処理を行なった三塩化チタン;
更にそれを溶媒抽出した三塩化チタン;β型三塩化チタ
ンをエーテル類等の錯化剤で処理し、更に四塩化チタン
で処理して、Al含有量をTiに対する原子比で0.1
5以下にした三塩化チタン;エーテル類又はチオエーテ
ル類の存在下、四塩化チタンを有機アルミニウム化合物
で処理して液状物とし、これを更に加熱して150℃以
下の温度で固体として析出させ、Al含有量をTiに対
する原子比で0.15以下とした三塩化チタン;があげ
られる。
【0006】これらの三塩化チタンのうち特に好ましい
のは、アルミニウム含有量がチタンに対するアルミニウ
ムの原子比で0.15以下、好ましくは0.1以下、さ
らに好ましくは0.02以下であり、かつエーテル類等
の錯化剤を含有するものである。これらの三塩化チタン
の製造方法の具体例としては、特公昭55−8452
号、同55−8451号、同55−8003号、同54
−41040号、同55−8931号、特開昭58−3
6928号、同59−12905号、同59−1363
0号等が挙げられる。
のは、アルミニウム含有量がチタンに対するアルミニウ
ムの原子比で0.15以下、好ましくは0.1以下、さ
らに好ましくは0.02以下であり、かつエーテル類等
の錯化剤を含有するものである。これらの三塩化チタン
の製造方法の具体例としては、特公昭55−8452
号、同55−8451号、同55−8003号、同54
−41040号、同55−8931号、特開昭58−3
6928号、同59−12905号、同59−1363
0号等が挙げられる。
【0007】担体担持型触媒成分としては、従来公知の
担体担持型触媒成分が使用できる。たとえば、一般式M
g(OR1 )n (OR2 )2-n (式中、R1 ,R2 はア
ルキル基、アリール基または、アラルキル基を示し、R
1 とR2 は同一でも異なってもよい。nは2≧n≧0を
示す。)で表わされるマグネシウム化合物(a1 )、一
般式Ti(OR3 )4 (式中R3 はアルキル基、アリー
ル基またはアラルキル基を示す。)で表わされるチタン
化合物(a2 )および一般式Si(OR4 )4(式中、
R4 はアルキル基、アリール基またはアラルキル基を示
す。)で表わされるケイ素化合物を加熱反応させ、つい
で該反応生成物(a)を、一般式TiX n (OR3 )
4-n (式中、Xはハロゲン、R5 はアルキル基、アリー
ル基またはアラルキル基を示す。nは4≧n≧0を示
す。)で表わされるハロゲン含有チタン化合物(b)お
よび多価カルボン酸誘導体(c)で処理することによっ
て得られる固体触媒成分があげられ、これら担体担持型
触媒成分の製造方法の具体例としては、特公昭57−4
5242、特開昭64−54007、特開平3−725
03、同4−359907、同4−89814、同4−
89815等が挙げられる。
担体担持型触媒成分が使用できる。たとえば、一般式M
g(OR1 )n (OR2 )2-n (式中、R1 ,R2 はア
ルキル基、アリール基または、アラルキル基を示し、R
1 とR2 は同一でも異なってもよい。nは2≧n≧0を
示す。)で表わされるマグネシウム化合物(a1 )、一
般式Ti(OR3 )4 (式中R3 はアルキル基、アリー
ル基またはアラルキル基を示す。)で表わされるチタン
化合物(a2 )および一般式Si(OR4 )4(式中、
R4 はアルキル基、アリール基またはアラルキル基を示
す。)で表わされるケイ素化合物を加熱反応させ、つい
で該反応生成物(a)を、一般式TiX n (OR3 )
4-n (式中、Xはハロゲン、R5 はアルキル基、アリー
ル基またはアラルキル基を示す。nは4≧n≧0を示
す。)で表わされるハロゲン含有チタン化合物(b)お
よび多価カルボン酸誘導体(c)で処理することによっ
て得られる固体触媒成分があげられ、これら担体担持型
触媒成分の製造方法の具体例としては、特公昭57−4
5242、特開昭64−54007、特開平3−725
03、同4−359907、同4−89814、同4−
89815等が挙げられる。
【0008】予備重合時共触媒として使用される有機ア
ルミニウム化合物は、好ましくは一般式AlR1 m X
3-m (式中、R1 は炭素数1〜20の炭化水素基、Xは
ハロゲン原子を表わし、mは3≧m≧1.5の数を示
す)で表わされる。チタン含有固体触媒成分が、固体の
マグネシウム化合物を含有する担体担持型触媒成分であ
る場合は、AlR1 3 またはAlR1 3 とAlR1 2 X
との混合物を使用するのが好ましい。一方、チタン含有
固体触媒成分が、三塩化チタンを主成分とする場合は、
AlR1 2 Xを使用するが、一般にジエチルアルミニウ
ムクロライド、ジ−n−プロピルアルミニウムクロライ
ド、ジヘキシルアルミニウムクロライド、ジ−n−オク
チルアルミニウムクロライドが好ましい。
ルミニウム化合物は、好ましくは一般式AlR1 m X
3-m (式中、R1 は炭素数1〜20の炭化水素基、Xは
ハロゲン原子を表わし、mは3≧m≧1.5の数を示
す)で表わされる。チタン含有固体触媒成分が、固体の
マグネシウム化合物を含有する担体担持型触媒成分であ
る場合は、AlR1 3 またはAlR1 3 とAlR1 2 X
との混合物を使用するのが好ましい。一方、チタン含有
固体触媒成分が、三塩化チタンを主成分とする場合は、
AlR1 2 Xを使用するが、一般にジエチルアルミニウ
ムクロライド、ジ−n−プロピルアルミニウムクロライ
ド、ジヘキシルアルミニウムクロライド、ジ−n−オク
チルアルミニウムクロライドが好ましい。
【0009】上に示したチタン含有固体触媒成分および
有機アルミニウム化合物は、一般に有機アルミニウム化
合物/チタンのモル比が0.01〜10、好ましくは
0.05〜2の範囲で使用される。予備重合は、不活性
溶媒、例えばプロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、
ヘプタン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン等にチ
タン含有固体触媒成分及び有機アルミニウム化合物を添
加し、また必要に応じて立体性向上剤を添加しても構わ
なく、これにプロピレン、エチレン、1−ブテン等のα
−オレフィン、あるいはこれら混合物を供給して重合す
ればよい。この予備重合条件は、公知の条件がそのまま
採用でき、重合温度は通常、10〜70℃である。重合
率は固体触媒成分の単位重量当たり大きい程好ましい
が、装置上あるいは経済的な観点から、固体触媒成分1
g当たり1.0〜100gの範囲、好ましくは2.0〜
10の範囲である。小スケールでは微粉状固体触媒成分
による問題は顕著ではないが、工業的スケールでは局所
的な除熱不良のため5ミクロン以下の微粉状固体触媒成
分が生成するので、本発明はこの場合に特に効果を発揮
する。本発明において、好適に使用し得る帯電防止剤と
しては、α−オレフィンの重合分野において既に提案さ
れている帯電防止剤を使用することが出来る。
有機アルミニウム化合物は、一般に有機アルミニウム化
合物/チタンのモル比が0.01〜10、好ましくは
0.05〜2の範囲で使用される。予備重合は、不活性
溶媒、例えばプロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、
ヘプタン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン等にチ
タン含有固体触媒成分及び有機アルミニウム化合物を添
加し、また必要に応じて立体性向上剤を添加しても構わ
なく、これにプロピレン、エチレン、1−ブテン等のα
−オレフィン、あるいはこれら混合物を供給して重合す
ればよい。この予備重合条件は、公知の条件がそのまま
採用でき、重合温度は通常、10〜70℃である。重合
率は固体触媒成分の単位重量当たり大きい程好ましい
が、装置上あるいは経済的な観点から、固体触媒成分1
g当たり1.0〜100gの範囲、好ましくは2.0〜
10の範囲である。小スケールでは微粉状固体触媒成分
による問題は顕著ではないが、工業的スケールでは局所
的な除熱不良のため5ミクロン以下の微粉状固体触媒成
分が生成するので、本発明はこの場合に特に効果を発揮
する。本発明において、好適に使用し得る帯電防止剤と
しては、α−オレフィンの重合分野において既に提案さ
れている帯電防止剤を使用することが出来る。
【0010】例えば、特公昭50−38158号公報に
記載の帯電防止剤は、すなわち、少なくとも300の分
子量を有する有機酸の多価金属塩、具体的には、アルキ
ルサリチル酸の多価金属塩、脂肪族ジカルボン酸のスル
ホン化ジアルキルエステルの多価金属塩が挙げられる。
そして、アルキルサリチル酸のアルキル基としては、炭
素数14〜18のアルキル基が使用され、多価金属とし
ては、マグネシウム、銅、亜鉛、カドミウム、アルミニ
ウム、鉛、クロム、モリブデン、マンガン等が使用され
る。そして、上記の多価金属塩は単独または2種以上の
混合物として使用され、更に、高分子電解質と混合して
使用することも出来る。
記載の帯電防止剤は、すなわち、少なくとも300の分
子量を有する有機酸の多価金属塩、具体的には、アルキ
ルサリチル酸の多価金属塩、脂肪族ジカルボン酸のスル
ホン化ジアルキルエステルの多価金属塩が挙げられる。
そして、アルキルサリチル酸のアルキル基としては、炭
素数14〜18のアルキル基が使用され、多価金属とし
ては、マグネシウム、銅、亜鉛、カドミウム、アルミニ
ウム、鉛、クロム、モリブデン、マンガン等が使用され
る。そして、上記の多価金属塩は単独または2種以上の
混合物として使用され、更に、高分子電解質と混合して
使用することも出来る。
【0011】高分子電解質としては、ステアリルメタク
リレート/メタクリル酸共重合体、β−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート/ステアリルメタクリレート/メタク
リル酸共重合体、エチレンイミン重合体、2−メチル−
5−ビニルピリジン重合体、2−メチル−5−ビニルピ
リジン/メタクリル酸ラウリル及びメタクリル酸ステア
リルとの混合物との共重合体、ラウリルメタクリレート
/ステアリルメタクリレート/メチルメタクリレート/
2−メチル−5−ビニルピリジン重合体などが挙げられ
るが、特に、2−メチル−5−ビニルピリジンとメタク
リル酸ウルキルエステル(アルキル基炭素数16〜1
8)との共重合体が好適である。
リレート/メタクリル酸共重合体、β−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート/ステアリルメタクリレート/メタク
リル酸共重合体、エチレンイミン重合体、2−メチル−
5−ビニルピリジン重合体、2−メチル−5−ビニルピ
リジン/メタクリル酸ラウリル及びメタクリル酸ステア
リルとの混合物との共重合体、ラウリルメタクリレート
/ステアリルメタクリレート/メチルメタクリレート/
2−メチル−5−ビニルピリジン重合体などが挙げられ
るが、特に、2−メチル−5−ビニルピリジンとメタク
リル酸ウルキルエステル(アルキル基炭素数16〜1
8)との共重合体が好適である。
【0012】帯電防止剤として市販されているジェル社
製「ASA−3」は、炭素数14〜18のアルキル基を
有するアルキルサリチル酸のクロム(3価)塩20重量
%、スルホコハク酸ジ−2−エチルヘキシルエステルの
カルシウム塩10重量%、2−メチル−5−ビニルピリ
ジンとメタクリル酸の炭素数17のアルキルエステルと
の共重合体(高分子電解質)45重量%、m−キシレン
25重量%を含有する組成物であり、好適に使用するこ
とが出来る。
製「ASA−3」は、炭素数14〜18のアルキル基を
有するアルキルサリチル酸のクロム(3価)塩20重量
%、スルホコハク酸ジ−2−エチルヘキシルエステルの
カルシウム塩10重量%、2−メチル−5−ビニルピリ
ジンとメタクリル酸の炭素数17のアルキルエステルと
の共重合体(高分子電解質)45重量%、m−キシレン
25重量%を含有する組成物であり、好適に使用するこ
とが出来る。
【0013】上記以外の帯電防止剤としては、特公昭5
6−51164号公報に記載の帯電防止剤、すなわち、
(a)二酸化イオウとオレフィン系化合物とのポリスル
ホンコポリマー、(b)エピクロルヒドリンと脂肪族1
級モノアミン又はN−脂肪族ハイドロカルビルアルキレ
ンジアミンとの反応生成物である重合体状ポリアミン及
び(c)油溶性スルホン酸を含有する組成物が挙げられ
る。そして、油溶性スルホン酸としては、アルカンスル
ホン酸、石油スルホン酸などが使用される。しかも、上
記の組成物は、好適には、ベンゼン、トルエンキシレ
ン、シクロヘキサン、燃料油、イソブタン及びそれらの
混合物から選択される溶剤を含有する。
6−51164号公報に記載の帯電防止剤、すなわち、
(a)二酸化イオウとオレフィン系化合物とのポリスル
ホンコポリマー、(b)エピクロルヒドリンと脂肪族1
級モノアミン又はN−脂肪族ハイドロカルビルアルキレ
ンジアミンとの反応生成物である重合体状ポリアミン及
び(c)油溶性スルホン酸を含有する組成物が挙げられ
る。そして、油溶性スルホン酸としては、アルカンスル
ホン酸、石油スルホン酸などが使用される。しかも、上
記の組成物は、好適には、ベンゼン、トルエンキシレ
ン、シクロヘキサン、燃料油、イソブタン及びそれらの
混合物から選択される溶剤を含有する。
【0014】上記の各成分の割合は、ポリスルホンコポ
リマー5〜25重量%、重合体状ポリアミン5〜25重
量%、油溶性スルホン酸5〜30重量%、溶剤20〜8
5重量%とされる。帯電防止剤として市販されているデ
ュポン社製の「Stadis450」は、ポリブテン硫
酸化物14重量%、アミノエタノールエピクロルヒドリ
ン重合物3重量%、アルキルベンゼンスルホン酸13重
量%、トルエン70重量%および微量の脂肪族アルキル
第4級アンモニウム塩とイソプロピルアルコールを含有
する組成物であり、「Stadis425」は、ポリア
ミノポリオール2〜7重量%、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸2〜8重量%、ケロシン60〜70重量%、トルエ
ン10〜20重量%、ベンゼン0.017重量%未満、
混合芳香族溶媒(C9-17)2〜7重量%を含有する組成
物であり、好適に使用することが出来る。
リマー5〜25重量%、重合体状ポリアミン5〜25重
量%、油溶性スルホン酸5〜30重量%、溶剤20〜8
5重量%とされる。帯電防止剤として市販されているデ
ュポン社製の「Stadis450」は、ポリブテン硫
酸化物14重量%、アミノエタノールエピクロルヒドリ
ン重合物3重量%、アルキルベンゼンスルホン酸13重
量%、トルエン70重量%および微量の脂肪族アルキル
第4級アンモニウム塩とイソプロピルアルコールを含有
する組成物であり、「Stadis425」は、ポリア
ミノポリオール2〜7重量%、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸2〜8重量%、ケロシン60〜70重量%、トルエ
ン10〜20重量%、ベンゼン0.017重量%未満、
混合芳香族溶媒(C9-17)2〜7重量%を含有する組成
物であり、好適に使用することが出来る。
【0015】更にまた、特公昭63−66321号公報
に記載の帯電防止剤、すなわち、(a)一般式RCOO
Mで表される高級脂肪酸石けん(Rは炭素数12〜22
の飽和または不飽和の炭化水素基、Mはアルカリ又はア
ルカリ土類金属を表す。以下、同じ)、(b)一般式R
OSO3 Mで表される高級アルコール硫酸エステル塩、
R(R)CHOSO3 Mで表される第2級高級アルコー
ル硫酸エステル塩、(c)ヒマシ油、オリーブ油、落花
生油、綿実油などと硫酸との反応物のアルカリ又はアル
カリ土類金属塩、(d)多価アルコールと高級脂肪酸の
部分エステルで残ったOH基を硫酸エステルとした化合
物のアルカリ又はアルカリ土類金属塩、(e)一般式R
CONH(CH2 )n OSO3 Mで表される高級脂肪酸
アルキロールアマイドの硫酸エステル塩(nは1〜10
の整数を表す。以下、同じ)、(f)一般式R(OCH
2 CH2 )n OSO3 Mで表される化合物、(g)一般
式RSO3 Mで表される高級アルキルスルホン酸塩、
(h)アルキルアリルスルホン酸塩、(i)一般式RC
OClで表される化合物と一般式RNH(CH2 )nS
O3 Mで表される化合物との縮合物、(j)一般式RC
OClで表される化合物と一般式HO(CH2 )n SO
3 Mで表される化合物との縮合物、(k)ジアルキルス
ルホコハク酸のアルカリ又はアルカリ土類金属塩、
(l)高級アルコールと燐酸の部分エステルのアルカリ
又はアルカリ土類金属塩などが挙げられる。これらの中
では、特に、ジアルキルスルホコハク酸のアルカリ金属
塩が好適に使用される。
に記載の帯電防止剤、すなわち、(a)一般式RCOO
Mで表される高級脂肪酸石けん(Rは炭素数12〜22
の飽和または不飽和の炭化水素基、Mはアルカリ又はア
ルカリ土類金属を表す。以下、同じ)、(b)一般式R
OSO3 Mで表される高級アルコール硫酸エステル塩、
R(R)CHOSO3 Mで表される第2級高級アルコー
ル硫酸エステル塩、(c)ヒマシ油、オリーブ油、落花
生油、綿実油などと硫酸との反応物のアルカリ又はアル
カリ土類金属塩、(d)多価アルコールと高級脂肪酸の
部分エステルで残ったOH基を硫酸エステルとした化合
物のアルカリ又はアルカリ土類金属塩、(e)一般式R
CONH(CH2 )n OSO3 Mで表される高級脂肪酸
アルキロールアマイドの硫酸エステル塩(nは1〜10
の整数を表す。以下、同じ)、(f)一般式R(OCH
2 CH2 )n OSO3 Mで表される化合物、(g)一般
式RSO3 Mで表される高級アルキルスルホン酸塩、
(h)アルキルアリルスルホン酸塩、(i)一般式RC
OClで表される化合物と一般式RNH(CH2 )nS
O3 Mで表される化合物との縮合物、(j)一般式RC
OClで表される化合物と一般式HO(CH2 )n SO
3 Mで表される化合物との縮合物、(k)ジアルキルス
ルホコハク酸のアルカリ又はアルカリ土類金属塩、
(l)高級アルコールと燐酸の部分エステルのアルカリ
又はアルカリ土類金属塩などが挙げられる。これらの中
では、特に、ジアルキルスルホコハク酸のアルカリ金属
塩が好適に使用される。
【0016】帯電防止剤は、予備重合前、予後重合後あ
るいは過剰な有機アルミニウムを除去した後に導入すれ
ばよく、帯電防止剤の濃度は不活性溶媒1リットル当た
り通常0.1〜500mg/l、好ましくは3〜300
mg/l、最も好ましくは10〜50mg/lとされ
る。5ミクロン以下の微粉状の固体触媒成分はプロピレ
ンを重合した場合、粒径が75ミクロン以下の微粉パウ
ダーを与える。微粉状の固体触媒成分を除去する方法
は、沈降速度の差を利用して大粒径固体触媒成分が沈降
した直後に上澄み液を除去するデカンテーションによる
方法、あるいはフィルターにより分離除去する方法等が
用いられる。微粉状の固体触媒成分は通常静電気等によ
り5〜50μ、好ましくは、10〜40μの平均粒径の
粉末状固体触媒成分に付着しているため分離除去する前
には溶媒中、帯電防止剤の存在下に攪拌等する事によ
り、微粉状触媒をフリーにするのがよい。帯電防止剤を
添加しない場合は静電付着力が大きく粉末状固体触媒成
分からフリーにならないため十分な分離除去はできない
が、帯電防止剤を添加することにより静電付着力がなく
なり攪拌等の小さな動力で分離できるため除去すること
が可能となる。
るいは過剰な有機アルミニウムを除去した後に導入すれ
ばよく、帯電防止剤の濃度は不活性溶媒1リットル当た
り通常0.1〜500mg/l、好ましくは3〜300
mg/l、最も好ましくは10〜50mg/lとされ
る。5ミクロン以下の微粉状の固体触媒成分はプロピレ
ンを重合した場合、粒径が75ミクロン以下の微粉パウ
ダーを与える。微粉状の固体触媒成分を除去する方法
は、沈降速度の差を利用して大粒径固体触媒成分が沈降
した直後に上澄み液を除去するデカンテーションによる
方法、あるいはフィルターにより分離除去する方法等が
用いられる。微粉状の固体触媒成分は通常静電気等によ
り5〜50μ、好ましくは、10〜40μの平均粒径の
粉末状固体触媒成分に付着しているため分離除去する前
には溶媒中、帯電防止剤の存在下に攪拌等する事によ
り、微粉状触媒をフリーにするのがよい。帯電防止剤を
添加しない場合は静電付着力が大きく粉末状固体触媒成
分からフリーにならないため十分な分離除去はできない
が、帯電防止剤を添加することにより静電付着力がなく
なり攪拌等の小さな動力で分離できるため除去すること
が可能となる。
【0017】微粉状の固体触媒成分を、5〜50μの平
均粒径の粉状固体触媒成分よりフリーにするには、スラ
リー濃度5〜60wt%、好ましくは10〜20wt%
で攪拌動力0.5〜5kw/m3 、好ましくは1〜2k
w/m3 で攪拌するのがよく、またデカンテーションの
方法は5〜50μの平均粒径の粉状固体触媒成分が完全
に沈降したのち直ちに上澄み液を抜き出すのがよい。
均粒径の粉状固体触媒成分よりフリーにするには、スラ
リー濃度5〜60wt%、好ましくは10〜20wt%
で攪拌動力0.5〜5kw/m3 、好ましくは1〜2k
w/m3 で攪拌するのがよく、またデカンテーションの
方法は5〜50μの平均粒径の粉状固体触媒成分が完全
に沈降したのち直ちに上澄み液を抜き出すのがよい。
【0018】除去率に関しては特に制限はなく、プロピ
レンを重合した後、微粉パウダーが問題にならないレベ
ルにまで除去すればよいが、好ましくは、固体触媒成分
中、微粉状固体触媒成分が1.0wt%以下、好ましく
は0.1wt%以下となるように除去するのがよい。こ
のように微粉状の固体触媒成分が除去された予備重合固
体触媒成分は、プロピレンを、n−ヘキサン、n−ヘプ
タン、トルエン等の不活性炭化水素溶媒中で行うスラリ
ー重合、又は液化プロピレン中で行うバルグ重合及び気
相重合で行うことができ、重合形式は回分式、半回分
式、連続式のいずれでも良い。重合条件は、通常1〜1
00気圧好ましくは5〜40気圧の圧力下、40〜90
℃、好ましくは、50〜80℃の温度範囲で行われる。
レンを重合した後、微粉パウダーが問題にならないレベ
ルにまで除去すればよいが、好ましくは、固体触媒成分
中、微粉状固体触媒成分が1.0wt%以下、好ましく
は0.1wt%以下となるように除去するのがよい。こ
のように微粉状の固体触媒成分が除去された予備重合固
体触媒成分は、プロピレンを、n−ヘキサン、n−ヘプ
タン、トルエン等の不活性炭化水素溶媒中で行うスラリ
ー重合、又は液化プロピレン中で行うバルグ重合及び気
相重合で行うことができ、重合形式は回分式、半回分
式、連続式のいずれでも良い。重合条件は、通常1〜1
00気圧好ましくは5〜40気圧の圧力下、40〜90
℃、好ましくは、50〜80℃の温度範囲で行われる。
【0019】共触媒として使用される有機アルミニウム
化合物は、好ましくは一般式AlR 1 m X3-m (式中、
R1 は炭素数1〜20の炭化水素基、Xはハロゲン原子
を表わし、mは3≧m>1.5の数を示す)で表わされ
る。チタン含有固体触媒成分が、固体のマグネシウム化
合物を含有する担体担持型触媒成分である場合は、Al
R1 3 またはAlR1 3 とAlR1 2 Xとの混合物を使
用するものが好ましい。一方、チタン含有固体触媒成分
が、三塩化チタンを主成分とする場合は、AlR1 2 X
を使用するが、一般にジエチルアルミニウムクロライ
ド、ジ−n−プロピルアルミニウムクロライド、ジヘキ
シルアルミニウムクロライド、ジ−n−オクチルアルミ
ニウムクロライドが好ましい。
化合物は、好ましくは一般式AlR 1 m X3-m (式中、
R1 は炭素数1〜20の炭化水素基、Xはハロゲン原子
を表わし、mは3≧m>1.5の数を示す)で表わされ
る。チタン含有固体触媒成分が、固体のマグネシウム化
合物を含有する担体担持型触媒成分である場合は、Al
R1 3 またはAlR1 3 とAlR1 2 Xとの混合物を使
用するものが好ましい。一方、チタン含有固体触媒成分
が、三塩化チタンを主成分とする場合は、AlR1 2 X
を使用するが、一般にジエチルアルミニウムクロライ
ド、ジ−n−プロピルアルミニウムクロライド、ジヘキ
シルアルミニウムクロライド、ジ−n−オクチルアルミ
ニウムクロライドが好ましい。
【0020】上に示したチタン含有固体触媒成分および
有機アルミニウム化合物は、一般に有機アルミニウム化
合物/チタンのモル比が1〜300、好ましくは2〜1
50の範囲で使用される。立体規則性向上の為の第3成
分としては、N、O、P又はSi等を含む種々の電子供
与性化合物や、炭化水素化合物を用いても良い。第3成
分の添加量は、一般にチタン1モルに対して0.001
〜100モル、好ましくは0.01〜50モルの範囲で
ある。
有機アルミニウム化合物は、一般に有機アルミニウム化
合物/チタンのモル比が1〜300、好ましくは2〜1
50の範囲で使用される。立体規則性向上の為の第3成
分としては、N、O、P又はSi等を含む種々の電子供
与性化合物や、炭化水素化合物を用いても良い。第3成
分の添加量は、一般にチタン1モルに対して0.001
〜100モル、好ましくは0.01〜50モルの範囲で
ある。
【0021】上記の電子供与性化合物としては、電子供
与性の原子又は基を1個以上含む化合物、例えば、エー
テル、ポリエーテル、アルキレンオキシド、フラン、ア
ミン、トリアルキルホスフイン、トリアリールホスフィ
ン、ピリジン類、キノリン類、リン酸エステル、リン酸
アミド、ホスフィンオキシド、トリアルキルホスファイ
ト、トリアリールホスファイト、ケトン、カルボン酸エ
ステル、カルボン酸アミドアルコキシシラン等が挙げら
れる。このうち好ましいものとしては、チタン含有固体
触媒成分が三塩化チタンを主成分とする場合は、安息香
酸エチル、安息香酸メチル、酢酸フェニル、メチルメタ
クリレート等のカルボン酸エステル、ジメチルグリシン
エチルエステル、ジメチルグリシンフェニルエステル等
のグリシンエステル、トリフェニルホスファイト、トリ
ス(ノニルフェニル)ホスファイト等のトリアリールホ
スファイト等が挙げられ、固体のマグネシウム化合物を
含有する担体担持型触媒成分である場合は、フェニルト
リメトキシシラン、ジフェリルジメトキシシラン、フェ
ニルメチル、ジメトキシシラン、シクロヘキシルトリメ
トキシシラン、シクロヘキシルメチル、ジメトキシシラ
ン、t−ブチルトリメトキシシラン、t−ブチルメチル
ジメトキシシラン、ジ−i−プロピルジメトキシシラ
ン、i−プロピルメチルジメトキシシラン、i−プロピ
ルトリメトキシシラン等のアルコキシシランが挙げられ
る。また、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素を使用し得る。
与性の原子又は基を1個以上含む化合物、例えば、エー
テル、ポリエーテル、アルキレンオキシド、フラン、ア
ミン、トリアルキルホスフイン、トリアリールホスフィ
ン、ピリジン類、キノリン類、リン酸エステル、リン酸
アミド、ホスフィンオキシド、トリアルキルホスファイ
ト、トリアリールホスファイト、ケトン、カルボン酸エ
ステル、カルボン酸アミドアルコキシシラン等が挙げら
れる。このうち好ましいものとしては、チタン含有固体
触媒成分が三塩化チタンを主成分とする場合は、安息香
酸エチル、安息香酸メチル、酢酸フェニル、メチルメタ
クリレート等のカルボン酸エステル、ジメチルグリシン
エチルエステル、ジメチルグリシンフェニルエステル等
のグリシンエステル、トリフェニルホスファイト、トリ
ス(ノニルフェニル)ホスファイト等のトリアリールホ
スファイト等が挙げられ、固体のマグネシウム化合物を
含有する担体担持型触媒成分である場合は、フェニルト
リメトキシシラン、ジフェリルジメトキシシラン、フェ
ニルメチル、ジメトキシシラン、シクロヘキシルトリメ
トキシシラン、シクロヘキシルメチル、ジメトキシシラ
ン、t−ブチルトリメトキシシラン、t−ブチルメチル
ジメトキシシラン、ジ−i−プロピルジメトキシシラ
ン、i−プロピルメチルジメトキシシラン、i−プロピ
ルトリメトキシシラン等のアルコキシシランが挙げられ
る。また、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素を使用し得る。
【0022】
【実施例】次に実施例によって本発明を更に具体的に説
明するが、本発明はその要旨を逸脱しない限りこれら実
施例に限定されるものではない。 微粉量の測定法 2リッターの誘導攪拌式オートクレーブを乾燥後精製窒
素で充分置換した。ついで精製窒素流通下ジエチルアル
ミニウムクロリド1mmolを仕込み、さらに水素と液
化プロピレン750gを装入した。その後70℃に昇温
し触媒25mgを圧入し2時間70℃で重合した。攪拌
器付きフラスコに得られたポリマーのパウダー50gと
帯電防止剤を30wtppm含むノルマルヘキサン1リ
ットルを加え5分間攪拌する。2分間静置した後上澄み
液を抜き出し、微粉を分離する。この操作を残液率が1
/1000になるまで繰り返し行う。抜き出した上澄液
より濾過により微粉を分離し乾燥した後秤量し微粉量と
した。
明するが、本発明はその要旨を逸脱しない限りこれら実
施例に限定されるものではない。 微粉量の測定法 2リッターの誘導攪拌式オートクレーブを乾燥後精製窒
素で充分置換した。ついで精製窒素流通下ジエチルアル
ミニウムクロリド1mmolを仕込み、さらに水素と液
化プロピレン750gを装入した。その後70℃に昇温
し触媒25mgを圧入し2時間70℃で重合した。攪拌
器付きフラスコに得られたポリマーのパウダー50gと
帯電防止剤を30wtppm含むノルマルヘキサン1リ
ットルを加え5分間攪拌する。2分間静置した後上澄み
液を抜き出し、微粉を分離する。この操作を残液率が1
/1000になるまで繰り返し行う。抜き出した上澄液
より濾過により微粉を分離し乾燥した後秤量し微粉量と
した。
【数1】微粉率=微粉量÷50×100%
【0023】(触媒製造例)充分に窒素置換した反応器
に、精製トルエン1.425m3 及び四塩化チタン15
00molを仕込み、さらにジ−n−ブチルエール15
00molを添加した。これを攪拌下、25〜30℃保
持しつつジエチルアルミニウムクロライド1425mo
lを滴下し、その後40℃に昇温し、2時間保持した。
この時点で四塩化チタン750molを添加し、98℃
まで昇温し、さらに2時間攪拌を続けた。室温まで冷却
した後、ノルマルヘキサンでデカンテーションにより洗
浄し固体三塩化チタン触媒220kgを得た。
に、精製トルエン1.425m3 及び四塩化チタン15
00molを仕込み、さらにジ−n−ブチルエール15
00molを添加した。これを攪拌下、25〜30℃保
持しつつジエチルアルミニウムクロライド1425mo
lを滴下し、その後40℃に昇温し、2時間保持した。
この時点で四塩化チタン750molを添加し、98℃
まで昇温し、さらに2時間攪拌を続けた。室温まで冷却
した後、ノルマルヘキサンでデカンテーションにより洗
浄し固体三塩化チタン触媒220kgを得た。
【0024】(予備重合例)乾燥窒素で充分置換した反
応器に、精製ノルマルヘキサン4.9m3 をいれ、触媒
製造例で得られた固体三塩化チタン1425mol、及
びジエチルアルミニウムクロリド1425molを仕込
んだ。次に40℃に保ちながら、攪拌下、プロピレンガ
スを110kg/hrで3時間液相に吹き込んで予備重
合した。尚、プロピレンフィードノズルの閉塞防止のた
めに、精製窒素を30Nm3 /hrでプロピレンガスと
一緒にフィードした。固体触媒成分を静置沈降させ、上
澄み液をデカンテーションで除去し、ノルマルヘキサン
でさらに残液率が1/23になるまで洗浄した。この触
媒の微粉量を測定したところ微粉率は1.0%であっ
た。
応器に、精製ノルマルヘキサン4.9m3 をいれ、触媒
製造例で得られた固体三塩化チタン1425mol、及
びジエチルアルミニウムクロリド1425molを仕込
んだ。次に40℃に保ちながら、攪拌下、プロピレンガ
スを110kg/hrで3時間液相に吹き込んで予備重
合した。尚、プロピレンフィードノズルの閉塞防止のた
めに、精製窒素を30Nm3 /hrでプロピレンガスと
一緒にフィードした。固体触媒成分を静置沈降させ、上
澄み液をデカンテーションで除去し、ノルマルヘキサン
でさらに残液率が1/23になるまで洗浄した。この触
媒の微粉量を測定したところ微粉率は1.0%であっ
た。
【0025】(実施例−1)乾燥窒素で充分置換した反
応器に、精製ノルマルヘキサン2.8m3 をいれ、予備
重合例で得られた触媒162.5kg仕込んだ。次に、
40℃に保ちながら、攪拌下、プロピレンガスを76k
g/hrで3時間液相に吹き込んで追加予備重合した。
次に、シェル社製「ASA−3」を55gを添加し15
分間攪拌した後静置沈降させ、上澄み液をデカンテーシ
ョンで除去し、ノルマルヘキサンでさらに残液率が1/
10になるまで洗浄した。この触媒の微粉量を測定した
ところ微粉率は0.1%であった。尚、オートクレーブ
の器壁には微粉の付着はなかった。
応器に、精製ノルマルヘキサン2.8m3 をいれ、予備
重合例で得られた触媒162.5kg仕込んだ。次に、
40℃に保ちながら、攪拌下、プロピレンガスを76k
g/hrで3時間液相に吹き込んで追加予備重合した。
次に、シェル社製「ASA−3」を55gを添加し15
分間攪拌した後静置沈降させ、上澄み液をデカンテーシ
ョンで除去し、ノルマルヘキサンでさらに残液率が1/
10になるまで洗浄した。この触媒の微粉量を測定した
ところ微粉率は0.1%であった。尚、オートクレーブ
の器壁には微粉の付着はなかった。
【0026】(実施例−2)シェル社製「ASA−3」
の替わりにデュポン社製「Stadis−450」をも
ちいる以外は実施例と同様にして行った。この触媒の微
粉量を測定したところ微粉率は0.1%であった。尚オ
ートクレーブの器壁には微粉の付着はなかった。
の替わりにデュポン社製「Stadis−450」をも
ちいる以外は実施例と同様にして行った。この触媒の微
粉量を測定したところ微粉率は0.1%であった。尚オ
ートクレーブの器壁には微粉の付着はなかった。
【0027】(実施例−3)プロピレンガスを65kg
/hrで1時間追加予備重合した以外実施例−1と同様
にして行った。この触媒の微粉量を測定したところ微粉
率は0.1%であった。尚、オートクレーブの器壁には
微粉の付着はなかった。
/hrで1時間追加予備重合した以外実施例−1と同様
にして行った。この触媒の微粉量を測定したところ微粉
率は0.1%であった。尚、オートクレーブの器壁には
微粉の付着はなかった。
【0028】(比較例−1)シェル社製「ASA−3」
を加えずに実施例−1と同様にして行った。この触媒の
微粉量を測定したところ微粉率は0.7%であった。
尚、オートクレーブの器壁には微粉の付着があった。
を加えずに実施例−1と同様にして行った。この触媒の
微粉量を測定したところ微粉率は0.7%であった。
尚、オートクレーブの器壁には微粉の付着があった。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、プロピレン重合体の製
造において、予め少量のα−オレフィンを予備重合して
プロピレン重合用固体触媒成分を得る際に、微粉状のプ
ロピレン重合用固体触媒成分を除去することができ、プ
ロピレンの本重合においてポリプロピレンの微粉パウダ
ーの発生を抑制することができるので、工業的に極めて
有用である。
造において、予め少量のα−オレフィンを予備重合して
プロピレン重合用固体触媒成分を得る際に、微粉状のプ
ロピレン重合用固体触媒成分を除去することができ、プ
ロピレンの本重合においてポリプロピレンの微粉パウダ
ーの発生を抑制することができるので、工業的に極めて
有用である。
Claims (6)
- 【請求項1】 予め少量のα−オレフィンで予備重合さ
れた粉末状のプロピレン重合用固体触媒成分から、帯電
防止剤の存在下で微粉状のプロピレン重合用固体触媒成
分を除去することにより得られるプロピレン重合用固体
触媒成分。 - 【請求項2】 微粉状のプロピレン重合用固体触媒成分
の粒径が5ミクロン以下であることを特徴とする請求項
1に記載のプロピレン重合用固体触媒成分。 - 【請求項3】 プロピレン重合用固体触媒成分がチタン
含有固体触媒成分と有機アルミニウム化合物および必要
に応じて添加される立体規則性向上剤とからなる請求項
1乃至2に記載のプロピレン重合用固体触媒成分。 - 【請求項4】 帯電防止剤が、プロピレン重合用固体触
媒成分を予め少量のα−オレフィンで、不活性溶媒の存
在下に予備重合する前或いは予備重合する後に添加さ
れ、かつ添加量が前記不活性溶媒1リットル当たり0.
1〜500mgであることを特徴とする請求項1乃至3
に記載のプロピレン重合用固体触媒成分。 - 【請求項5】 帯電防止剤の存在下に溶媒中で攪拌し、
静置分離法によって、上澄液と共に粒径が5ミクロン以
下の固体触媒成分を除去することを特徴とする請求項1
乃至4に記載のプロピレン重合用固体触媒。 - 【請求項6】 請求項1乃至5に記載のプロピレン重合
用固体触媒、有機アルミニウム及び必要に応じて添加さ
れる立体規則性向上剤から成る触媒を使用して、プロピ
レンまたはプロピレンと他のα−オレフィンとを重合す
ることを特徴とするプロピレン重合体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3816794A JPH07247308A (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | プロピレン重合用固体触媒成分及びそれを使用したプロピレンの重合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3816794A JPH07247308A (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | プロピレン重合用固体触媒成分及びそれを使用したプロピレンの重合方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07247308A true JPH07247308A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=12517848
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3816794A Pending JPH07247308A (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | プロピレン重合用固体触媒成分及びそれを使用したプロピレンの重合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07247308A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006342326A (ja) * | 2005-05-12 | 2006-12-21 | Japan Polypropylene Corp | オレフィン重合用触媒およびオレフィン重合用触媒の製造方法 |
| JP2010222564A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-10-07 | Sumitomo Chemical Co Ltd | オレフィン重合用予備重合触媒及びオレフィン重合体の製造方法 |
| JP2010222563A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-10-07 | Sumitomo Chemical Co Ltd | オレフィン重合用予備重合触媒の製造方法及びオレフィン重合体の製造方法 |
| US8431659B2 (en) | 2009-02-27 | 2013-04-30 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Prepolymerized catalyst for olefin polymerization, method of producing this prepolymerized catalyst and method of producing olefin polymer |
| KR20200059350A (ko) | 2018-11-20 | 2020-05-29 | 롯데케미칼 주식회사 | 폴리에틸렌 중합용 촉매의 제조방법 |
-
1994
- 1994-03-09 JP JP3816794A patent/JPH07247308A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006342326A (ja) * | 2005-05-12 | 2006-12-21 | Japan Polypropylene Corp | オレフィン重合用触媒およびオレフィン重合用触媒の製造方法 |
| JP2010222564A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-10-07 | Sumitomo Chemical Co Ltd | オレフィン重合用予備重合触媒及びオレフィン重合体の製造方法 |
| JP2010222563A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-10-07 | Sumitomo Chemical Co Ltd | オレフィン重合用予備重合触媒の製造方法及びオレフィン重合体の製造方法 |
| US8431659B2 (en) | 2009-02-27 | 2013-04-30 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Prepolymerized catalyst for olefin polymerization, method of producing this prepolymerized catalyst and method of producing olefin polymer |
| KR20200059350A (ko) | 2018-11-20 | 2020-05-29 | 롯데케미칼 주식회사 | 폴리에틸렌 중합용 촉매의 제조방법 |
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