JPH0725084B2 - セメント系無機質板の製造方法 - Google Patents
セメント系無機質板の製造方法Info
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- JPH0725084B2 JPH0725084B2 JP25491986A JP25491986A JPH0725084B2 JP H0725084 B2 JPH0725084 B2 JP H0725084B2 JP 25491986 A JP25491986 A JP 25491986A JP 25491986 A JP25491986 A JP 25491986A JP H0725084 B2 JPH0725084 B2 JP H0725084B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、建材などとして用いられるセメント系無機質
板の製造方法に関するものである。
板の製造方法に関するものである。
[背景技術] セメント系無機質板を屋根材等の建材などとして用いる
場合、防水性能を高めるために表面に耐透水性を付与し
たり、また表面の平面接着性を高めたりする必要があ
る。このために従来から、セメント系無機質板の表面に
接着セメントを塗布してち密なカラープライ層を設け、
このち密なカラープライ層によって透水を防止したり平
面接着性を高めたりするようにしている。
場合、防水性能を高めるために表面に耐透水性を付与し
たり、また表面の平面接着性を高めたりする必要があ
る。このために従来から、セメント系無機質板の表面に
接着セメントを塗布してち密なカラープライ層を設け、
このち密なカラープライ層によって透水を防止したり平
面接着性を高めたりするようにしている。
しかしながらこのものではセメント系無機質板は基材層
とカラープライ層との二層構造となって層間剥離の問題
が生じるおそれがあり、また着色セメントのカラープラ
イ層はアルカリ度が高くてエフロレッセンスが発生し易
く外観不良が生じるおそれもあった。
とカラープライ層との二層構造となって層間剥離の問題
が生じるおそれがあり、また着色セメントのカラープラ
イ層はアルカリ度が高くてエフロレッセンスが発生し易
く外観不良が生じるおそれもあった。
[発明の目的] 本発明は、上記の点に鑑みて為されたものであり、エフ
ロレッセンスが層間剥離などの問題なく防水性能を高め
ると共に平面接着製を高めるためのち密な表面層を形成
することができるセメント系無機質板の製造方法を提供
することを目的とするものである。
ロレッセンスが層間剥離などの問題なく防水性能を高め
ると共に平面接着製を高めるためのち密な表面層を形成
することができるセメント系無機質板の製造方法を提供
することを目的とするものである。
[発明の開示] しかして本発明に係るセメント系無機質板の製造方法
は、セメント系スラリー1を抄造して抄造シート3を作
成する際に、ミクロシリカ5を分散剤とともに水に分散
させて調製したミクロシリカスラリー2を抄造シート3
の表面層4部分を形成するセメント系スラリー1に配合
分散させて抄造シート1の表面層4にミクロシリカ5を
充填させ、この抄造シート1を養生硬化させることを特
徴とするものであり、以下本発明を詳細に説明する。
は、セメント系スラリー1を抄造して抄造シート3を作
成する際に、ミクロシリカ5を分散剤とともに水に分散
させて調製したミクロシリカスラリー2を抄造シート3
の表面層4部分を形成するセメント系スラリー1に配合
分散させて抄造シート1の表面層4にミクロシリカ5を
充填させ、この抄造シート1を養生硬化させることを特
徴とするものであり、以下本発明を詳細に説明する。
セメント系スラリー1はセメントその他石膏などの水硬
性物質と補強繊維や充填材などを水に分散することによ
って調製されるものであり、このセメント系スラリー1
を例えば長網抄造機で抄造することによって抄造シート
3を作成することができる。すなわち、第1図に示すよ
うにセメント系スラリー1が供給されるスラリー槽8の
底部にエンドレスのフェルト7の一部を臨ませるように
し、スラリー槽8の底部の位置のフェルト7の背面側に
は真空ポンプに接続したサクションボックス9が配設し
てある。そしてサクションボックス9の真空ポンプを作
動させつつフェルト7を走行駆動させると、サクション
ボックス9による吸引力でスラリー槽8の底部において
セメント系スラリー1はその水がフェルト7を通過して
濾過されると共にセメント系スラリー1中の固形分はフ
ェルト7の表面に残留され、フェルト7の表面にセメン
ト系スラリー1の固形分による抄造シート3が抄造され
るのである。ここで、フェルト7がスラリー槽8内を走
行する間に徐々にセメント系スラリー1の固形分がフェ
ルト7の表面に堆積して抄造シート3に成長するもので
あり、従って抄造シート3の表面層4はスラリー槽8の
うちフェルト7の出口側の端部内のセメント系スラリー
1によって形成されることになる。
性物質と補強繊維や充填材などを水に分散することによ
って調製されるものであり、このセメント系スラリー1
を例えば長網抄造機で抄造することによって抄造シート
3を作成することができる。すなわち、第1図に示すよ
うにセメント系スラリー1が供給されるスラリー槽8の
底部にエンドレスのフェルト7の一部を臨ませるように
し、スラリー槽8の底部の位置のフェルト7の背面側に
は真空ポンプに接続したサクションボックス9が配設し
てある。そしてサクションボックス9の真空ポンプを作
動させつつフェルト7を走行駆動させると、サクション
ボックス9による吸引力でスラリー槽8の底部において
セメント系スラリー1はその水がフェルト7を通過して
濾過されると共にセメント系スラリー1中の固形分はフ
ェルト7の表面に残留され、フェルト7の表面にセメン
ト系スラリー1の固形分による抄造シート3が抄造され
るのである。ここで、フェルト7がスラリー槽8内を走
行する間に徐々にセメント系スラリー1の固形分がフェ
ルト7の表面に堆積して抄造シート3に成長するもので
あり、従って抄造シート3の表面層4はスラリー槽8の
うちフェルト7の出口側の端部内のセメント系スラリー
1によって形成されることになる。
そして本発明においては、スラリー槽8のうちフェルト
7の出口側端部においてセメント系スラリー1に配管の
先端のノズル12からミクロシリカ5を水に分散させて調
製したミクロシリカスラリー2を散布してセメント系ス
ラリー1にミクロシリカ5を分散させ、このセメント系
スラリー1で抄造シート3の表面層4が形成される際に
表面層4内にミクロシリカ5が充填されるようにするの
である。このとき、スラリー槽8には堰10を設けてミク
ロシリカ5がスラリー槽8内の他の部分に分散されない
ようにするのがよい。このようにしてフェルト7の表面
に抄造された抄造シート3は脱水工程でのサクションボ
ックス1で脱水され、さらにフェルト7から抄造シート
3を取り出したのちにプレス成形、養生硬化、乾燥等の
周知の工程を経て建材などのセメント系無機質板Aとし
て仕上げられる。
7の出口側端部においてセメント系スラリー1に配管の
先端のノズル12からミクロシリカ5を水に分散させて調
製したミクロシリカスラリー2を散布してセメント系ス
ラリー1にミクロシリカ5を分散させ、このセメント系
スラリー1で抄造シート3の表面層4が形成される際に
表面層4内にミクロシリカ5が充填されるようにするの
である。このとき、スラリー槽8には堰10を設けてミク
ロシリカ5がスラリー槽8内の他の部分に分散されない
ようにするのがよい。このようにしてフェルト7の表面
に抄造された抄造シート3は脱水工程でのサクションボ
ックス1で脱水され、さらにフェルト7から抄造シート
3を取り出したのちにプレス成形、養生硬化、乾燥等の
周知の工程を経て建材などのセメント系無機質板Aとし
て仕上げられる。
ここで、ミクロシリカスラリー2を調製するにあたって
本発明では、水にミクロシリカ5とともに分散剤を配合
して水中でミクロシリカ5の粒子間に凝集が生じること
を防止し、ミクロシリカ5をミクロシリカスラリー2中
において均一に分散させるようにするものであり、この
ように分散剤を用いてミクロシリカ5をミクロシリカス
ラリー2中で分散させることによって、少量のミクロシ
リカ5の散布で十分な効果を得ることができるようにし
てある。すなわち、単に水にミクロシリカ5を配合して
調製したミクロシリカスラリーにおいてはミクロシリカ
5の分散が不十分であって、抄造シート3の内部に浸透
する量が少ないために所定の効果を得るためにはミクロ
シリカ5の散布量を多量にする必要があるが、分散剤を
用いてミクロシリカ5をミクロシリカスラリー2中で均
一に分散させることによって抄造シート3の内部へのミ
クロシリカ5の浸透を高め、少量のミクロシリカ5の散
布で十分な効果を得ることができるのである。分散剤と
しては、ミクロシリカ5を水中に分散させる能力を有す
るものであれば特に限定されないものであり、例えばリ
グニンスルホン酸塩系などの減水剤や高性能減水剤を用
いることができる。分散剤の配合量はその種類、特性に
応じて帰納的に最適値を決定すればよく、特に限定され
るものではない。
本発明では、水にミクロシリカ5とともに分散剤を配合
して水中でミクロシリカ5の粒子間に凝集が生じること
を防止し、ミクロシリカ5をミクロシリカスラリー2中
において均一に分散させるようにするものであり、この
ように分散剤を用いてミクロシリカ5をミクロシリカス
ラリー2中で分散させることによって、少量のミクロシ
リカ5の散布で十分な効果を得ることができるようにし
てある。すなわち、単に水にミクロシリカ5を配合して
調製したミクロシリカスラリーにおいてはミクロシリカ
5の分散が不十分であって、抄造シート3の内部に浸透
する量が少ないために所定の効果を得るためにはミクロ
シリカ5の散布量を多量にする必要があるが、分散剤を
用いてミクロシリカ5をミクロシリカスラリー2中で均
一に分散させることによって抄造シート3の内部へのミ
クロシリカ5の浸透を高め、少量のミクロシリカ5の散
布で十分な効果を得ることができるのである。分散剤と
しては、ミクロシリカ5を水中に分散させる能力を有す
るものであれば特に限定されないものであり、例えばリ
グニンスルホン酸塩系などの減水剤や高性能減水剤を用
いることができる。分散剤の配合量はその種類、特性に
応じて帰納的に最適値を決定すればよく、特に限定され
るものではない。
しかして、ミクロシリカ5は粒径が1/100μ〜5μ程度
に極めて小さい微細なシリカ粉末であり、従って抄造シ
ート3の表面層4においてセメントマトリックスや補強
繊維、充填材などの間の空隙にミクロシリカ5が充填さ
れてこの空隙が埋められることになり、ミクロシリカ5
によるシーラー効果や表面補強効果でセメント系無機質
板Aの表面層4は第2図に示すようにち密な層となる。
従ってこのち密な表面層4によってセメント系無機質板
Aの耐透水性を向上させると共に平面接着強度を向上さ
せることができるものである。そしてこの表面層4はミ
クロシリカ5が充填されて形成されているものでセメン
ト系無機質板Aの基材部分から独立した層ではなく、従
来の着色セメントによるカラープライ層を形成する場合
のような層間剥離やエフロレッセンスの問題はない。特
に、ミクロシリカ5は極めて容易にアルカリと反応して
硬化する特性を有しており、ミクロシリカ5はセメント
系無機質板Aの基材部分と一体化されて表面層4の剥離
を有効に防止できると共に、セメント系無機質板Aの表
面付近の遊離アルカリを固定させてエフロレッセンスの
発生を有効に防止することができるものである。ミクロ
シリカ5の配合量は分散剤の種類や配合量などによって
種々影響されるために特に限定されるものではないが、
配合による効果を十分に発揮させるためには抄造シート
3に対して5g/m2以上の量で散布することが望ましい。
またミクロシリカ5の配合量の上限は、抄造シート3の
脱水中にサクションボックス9によってどこまで抄造シ
ート3中に浸透するかによって決定されるもので、特に
限定されるものではないが、100g/m2以上になるとプレ
ス成形時に金型への付着が起こり易くなる傾向がある。
に極めて小さい微細なシリカ粉末であり、従って抄造シ
ート3の表面層4においてセメントマトリックスや補強
繊維、充填材などの間の空隙にミクロシリカ5が充填さ
れてこの空隙が埋められることになり、ミクロシリカ5
によるシーラー効果や表面補強効果でセメント系無機質
板Aの表面層4は第2図に示すようにち密な層となる。
従ってこのち密な表面層4によってセメント系無機質板
Aの耐透水性を向上させると共に平面接着強度を向上さ
せることができるものである。そしてこの表面層4はミ
クロシリカ5が充填されて形成されているものでセメン
ト系無機質板Aの基材部分から独立した層ではなく、従
来の着色セメントによるカラープライ層を形成する場合
のような層間剥離やエフロレッセンスの問題はない。特
に、ミクロシリカ5は極めて容易にアルカリと反応して
硬化する特性を有しており、ミクロシリカ5はセメント
系無機質板Aの基材部分と一体化されて表面層4の剥離
を有効に防止できると共に、セメント系無機質板Aの表
面付近の遊離アルカリを固定させてエフロレッセンスの
発生を有効に防止することができるものである。ミクロ
シリカ5の配合量は分散剤の種類や配合量などによって
種々影響されるために特に限定されるものではないが、
配合による効果を十分に発揮させるためには抄造シート
3に対して5g/m2以上の量で散布することが望ましい。
またミクロシリカ5の配合量の上限は、抄造シート3の
脱水中にサクションボックス9によってどこまで抄造シ
ート3中に浸透するかによって決定されるもので、特に
限定されるものではないが、100g/m2以上になるとプレ
ス成形時に金型への付着が起こり易くなる傾向がある。
次に本発明を実施例によって例証する。
実施例1〜5 第1表に示す配合物を水に分散してセメント系スラリー
を調製し、第1図の装置で抄造シートを作成した。この
とき第1図のノズルからセメント系スラリーにミクロシ
リカスラリーを散布し、抄造シートの表面層にミクロシ
リカが充填されるようにした。ここで、ミクロシリカス
ラリーは日本重化学工業株式会社製ポゾミックスを水と
混合してミクロシリカの濃度が5重量%になるように調
製し、また分散剤としてポゾリス物産社製ポゾリスNo.5
Lを用いてこのポゾリス125gを水で希釈して濃度25重量
%に調製して、この分散剤をミクロシリカスラリーに添
加混合した状態でミクロシリカスラリーを用いるように
した。このミクロシリカスラリーはポンプで定量供給し
て抄造シートへのミクロシリカの散布量が15g/m2となる
ようノズルからの散布量を設定し、またミクロシリカス
ラリーへの分散剤の添加量を第2表のように種々変えて
用いた。次に、上記のようにして作成した抄造シートを
プレス成形し、さらに80℃で蒸気養生を60時間おこなっ
たのちに、150℃で2時間乾燥してセメント系無機質板
を得た。
を調製し、第1図の装置で抄造シートを作成した。この
とき第1図のノズルからセメント系スラリーにミクロシ
リカスラリーを散布し、抄造シートの表面層にミクロシ
リカが充填されるようにした。ここで、ミクロシリカス
ラリーは日本重化学工業株式会社製ポゾミックスを水と
混合してミクロシリカの濃度が5重量%になるように調
製し、また分散剤としてポゾリス物産社製ポゾリスNo.5
Lを用いてこのポゾリス125gを水で希釈して濃度25重量
%に調製して、この分散剤をミクロシリカスラリーに添
加混合した状態でミクロシリカスラリーを用いるように
した。このミクロシリカスラリーはポンプで定量供給し
て抄造シートへのミクロシリカの散布量が15g/m2となる
ようノズルからの散布量を設定し、またミクロシリカス
ラリーへの分散剤の添加量を第2表のように種々変えて
用いた。次に、上記のようにして作成した抄造シートを
プレス成形し、さらに80℃で蒸気養生を60時間おこなっ
たのちに、150℃で2時間乾燥してセメント系無機質板
を得た。
従来例 第1表に示す配合物で調製したセメント系スラリーを用
い、ミクロシリカスラリーを使用することなく実施例1
〜5と同様にして抄造シートを作成した。あとは実施例
1〜5と同様にしてセメント系無機質板を作成し、さら
に表面にアクリル系シーラーを塗布して仕上げた。
い、ミクロシリカスラリーを使用することなく実施例1
〜5と同様にして抄造シートを作成した。あとは実施例
1〜5と同様にしてセメント系無機質板を作成し、さら
に表面にアクリル系シーラーを塗布して仕上げた。
比較例1 ミクロシリカスラリーに分散剤を添加せずに使用した他
は、実施例1〜5と同様にしてセメント系無機質板を得
た。
は、実施例1〜5と同様にしてセメント系無機質板を得
た。
上記実施例1〜5及び従来例、比較例1で得たセメント
系無機質板について、透水性試験、平面接着試験、エフ
ロレッセンス試験をおこなった。透水性試験はJIS A 54
03の透水試験に準拠し、第3図に示すような試験片13の
表面に33φ×200mmの寸法のガラス管14をエポキシ接着
剤15で接着すると共にガラス管14にゴム栓16で6φ×20
0mmの寸法のガラス管17を接続し、ガラス管17を試験片1
3で閉塞した装置を用い、ガラス管14,17内に封入した水
の重量変化を測定して透水量を測定することによってお
こなった。また、平面接着試験は、第4図に示すように
試験片13に接着剤18で鋼製治具19を接着し、引張応力に
よって破壊させることによっておこなった。さらに、エ
フロレッセンス試験は、第5図に示すように容器20に水
を含ませたガーゼ21をセットしてこのガーゼ21の上に試
験片13を置き、これを通風の良い室内に三週間放置して
試験片13の表面のエフロレッセンスの発生情況を目視で
判定した。上記各試験の結果を第2表に示す。第2表中
エフロレッセンスの試験において、明らかにエフロレッ
センスが発生したものを「×」、部分的にエフロレッセ
ンスが認められるものを「△」、エフロレッセンスが発
生しないものを「○」で表示した。
系無機質板について、透水性試験、平面接着試験、エフ
ロレッセンス試験をおこなった。透水性試験はJIS A 54
03の透水試験に準拠し、第3図に示すような試験片13の
表面に33φ×200mmの寸法のガラス管14をエポキシ接着
剤15で接着すると共にガラス管14にゴム栓16で6φ×20
0mmの寸法のガラス管17を接続し、ガラス管17を試験片1
3で閉塞した装置を用い、ガラス管14,17内に封入した水
の重量変化を測定して透水量を測定することによってお
こなった。また、平面接着試験は、第4図に示すように
試験片13に接着剤18で鋼製治具19を接着し、引張応力に
よって破壊させることによっておこなった。さらに、エ
フロレッセンス試験は、第5図に示すように容器20に水
を含ませたガーゼ21をセットしてこのガーゼ21の上に試
験片13を置き、これを通風の良い室内に三週間放置して
試験片13の表面のエフロレッセンスの発生情況を目視で
判定した。上記各試験の結果を第2表に示す。第2表中
エフロレッセンスの試験において、明らかにエフロレッ
センスが発生したものを「×」、部分的にエフロレッセ
ンスが認められるものを「△」、エフロレッセンスが発
生しないものを「○」で表示した。
第2表の結果、従来例と各実施例との比較から明らかな
ように、ミクロシリカの散布によって透水量が低減して
耐透水性が向上することが確認され、また平面接着性や
耐エフロレッセンス性もミクロシリカの散布によって向
上することも確認される。また、比較例1と各実施例と
の比較から明らかなように、ミクロシリカスラリーに分
散剤を添加することによって、耐透水性や平面接着性、
耐エフロレッセンス性の効果を高めることができること
が確認される。
ように、ミクロシリカの散布によって透水量が低減して
耐透水性が向上することが確認され、また平面接着性や
耐エフロレッセンス性もミクロシリカの散布によって向
上することも確認される。また、比較例1と各実施例と
の比較から明らかなように、ミクロシリカスラリーに分
散剤を添加することによって、耐透水性や平面接着性、
耐エフロレッセンス性の効果を高めることができること
が確認される。
実施例6〜11 第2表の結果からミクロシリカスラリーへの分散剤(ポ
ゾリス)の添加量は0.2重量%以上が好ましいことが確
認されるので、分散剤の添加量を0.3重量%に設定した
ミクロシリカスラリーを用い、抄造シートへのミクロシ
リカの散布量を第3表に示すように種々変えるようにし
た他は、実施例1〜5と同様にしてセメント系無機質板
を得た。
ゾリス)の添加量は0.2重量%以上が好ましいことが確
認されるので、分散剤の添加量を0.3重量%に設定した
ミクロシリカスラリーを用い、抄造シートへのミクロシ
リカの散布量を第3表に示すように種々変えるようにし
た他は、実施例1〜5と同様にしてセメント系無機質板
を得た。
比較例2〜7 分散剤を添加しないミクロシリカスラリーを用い、実施
例6〜11と同様に抄造シートへのミクロシリカを散布量
を種々変えるようにしてセメント系無機質板を得た。
例6〜11と同様に抄造シートへのミクロシリカを散布量
を種々変えるようにしてセメント系無機質板を得た。
上記実施例6〜11及び比較例2〜7で得たセメント系無
機質板について、透水性試験、平面接着試験、エフロレ
ッセンス試験をおこない、結果を第3表に示した。
機質板について、透水性試験、平面接着試験、エフロレ
ッセンス試験をおこない、結果を第3表に示した。
第3表の結果、ミクロシリカスラリーに分散剤を添加す
るようにしたもの(実施例)では5〜10g/m2程度のミク
ロシリカの散布量で十分な効果を得ることができるのに
対して、ミクロシリカスラリーに分散剤を添加せずに用
いたもの(比較例)では10〜15g/m2以上のミクロシリカ
の散布量が必要であることが確認され、ミクロシリカス
ラリーに分散剤を添加して用いることによって、少量の
ミクロシリカの散布で効果を得られることが確認され
る。
るようにしたもの(実施例)では5〜10g/m2程度のミク
ロシリカの散布量で十分な効果を得ることができるのに
対して、ミクロシリカスラリーに分散剤を添加せずに用
いたもの(比較例)では10〜15g/m2以上のミクロシリカ
の散布量が必要であることが確認され、ミクロシリカス
ラリーに分散剤を添加して用いることによって、少量の
ミクロシリカの散布で効果を得られることが確認され
る。
[発明の効果] 上述のように本発明にあっては、抄造シートの表面層部
分を形成するセメント系スラリーにミクロシリカを分散
配合して抄造シートの表面層にミクロシリカを充填させ
るようにしたので、抄造シートの表面層の空隙は粒径の
極めて小さいミクロシリカに充填させて埋められ表面層
をち密な層にすることができ、従ってセメント系無機質
板の耐透水性や平面接着強度を向上させるにあたって、
従来の着色セメントによるカラープライ層を形成する場
合のような層間剥離やエフロレッセンスの問題が生じる
ことがないものであり、しかもミクロシリカを分散剤と
ともに水に分散させて調製したミクロシリカスラリーを
セメント系スラリーに配合分散するようにしたので、分
散剤の作用でミクロシリカをミクロシリカスラリー中に
おいて均一に分散させることによって抄造シートの内部
へのミクロシリカの浸透を高め、少量のミクロシリカの
散布で十分な効果を得ることができるものである。
分を形成するセメント系スラリーにミクロシリカを分散
配合して抄造シートの表面層にミクロシリカを充填させ
るようにしたので、抄造シートの表面層の空隙は粒径の
極めて小さいミクロシリカに充填させて埋められ表面層
をち密な層にすることができ、従ってセメント系無機質
板の耐透水性や平面接着強度を向上させるにあたって、
従来の着色セメントによるカラープライ層を形成する場
合のような層間剥離やエフロレッセンスの問題が生じる
ことがないものであり、しかもミクロシリカを分散剤と
ともに水に分散させて調製したミクロシリカスラリーを
セメント系スラリーに配合分散するようにしたので、分
散剤の作用でミクロシリカをミクロシリカスラリー中に
おいて均一に分散させることによって抄造シートの内部
へのミクロシリカの浸透を高め、少量のミクロシリカの
散布で十分な効果を得ることができるものである。
第1図は本発明に用いる装置の一例の概略断面図、第2
図は同上によって得られるセメント系無機質板の一部の
拡大断面図、第3図は透水性試験の方法を示す概略断面
図、第4図は平面接着試験の方法を示す概略図、第5図
はエフロレッセンス試験の方法を示す概略図である。 1はセメント系スラリー、2はミクロシリカスラリー、
3は抄造シート、4は表面層、5はミクロシリカであ
る。
図は同上によって得られるセメント系無機質板の一部の
拡大断面図、第3図は透水性試験の方法を示す概略断面
図、第4図は平面接着試験の方法を示す概略図、第5図
はエフロレッセンス試験の方法を示す概略図である。 1はセメント系スラリー、2はミクロシリカスラリー、
3は抄造シート、4は表面層、5はミクロシリカであ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】セメント系スラリーを抄造して抄造シート
を作成する際に、ミクロシリカを分散剤とともに水を分
散させて調製したミクロシリカスラリーを抄造シートの
表面層部分を形成するセメント系スラリーに配合分散さ
せて抄造シートの表面層にミクロシリカを充填させ、こ
の抄造シートを養生硬化させることを特徴とするセメン
ト系無機質板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25491986A JPH0725084B2 (ja) | 1986-10-27 | 1986-10-27 | セメント系無機質板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25491986A JPH0725084B2 (ja) | 1986-10-27 | 1986-10-27 | セメント系無機質板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63109007A JPS63109007A (ja) | 1988-05-13 |
| JPH0725084B2 true JPH0725084B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=17271678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25491986A Expired - Fee Related JPH0725084B2 (ja) | 1986-10-27 | 1986-10-27 | セメント系無機質板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0725084B2 (ja) |
-
1986
- 1986-10-27 JP JP25491986A patent/JPH0725084B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63109007A (ja) | 1988-05-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |