JPH07252125A - 紫外線遮蔽性粉体および化粧料 - Google Patents

紫外線遮蔽性粉体および化粧料

Info

Publication number
JPH07252125A
JPH07252125A JP1158295A JP1158295A JPH07252125A JP H07252125 A JPH07252125 A JP H07252125A JP 1158295 A JP1158295 A JP 1158295A JP 1158295 A JP1158295 A JP 1158295A JP H07252125 A JPH07252125 A JP H07252125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultraviolet
powder
spherical silica
lysine
lauroyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1158295A
Other languages
English (en)
Inventor
Norimoto Nakanishi
紀元 中西
Hiroo Mori
広雄 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ajinomoto Co Inc
AGC Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ajinomoto Co Inc, Asahi Glass Co Ltd filed Critical Ajinomoto Co Inc
Priority to JP1158295A priority Critical patent/JPH07252125A/ja
Publication of JPH07252125A publication Critical patent/JPH07252125A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 紫外線反射性物質を含有する球状シリカを配
合した化粧料に関して、紫外線遮蔽性を維持していて、
しかも塗布時の伸び、塗布時の滑り、肌上での平滑感、
肌への密着性、撥水性、感触等の化粧性能を改善するこ
と。 【構成】 紫外線反射性物質を含有する球状シリカであ
って、板状のN−ラウロイル−L−リジンで表面処理し
たものを化粧料に配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紫外線遮蔽性粉体およ
び化粧料、特に滑沢性が良好で撥水性を有する紫外線遮
蔽性粉体および該粉体を含有する化粧料に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、紫外線から皮膚を保護する目的
で、化粧料に紫外線反射剤を配合することが行われてい
る。そして、紫外線反射剤としては、酸化チタン、酸化
亜鉛、酸化セリウムなどが知られている。
【0003】酸化チタンは、屈折率が2.5と大きく紫
外線遮蔽効果(紫外線反射効果)が高いが、これを配合
した化粧料はこれを塗布すると、白っぽくなってしま
い、自然な化粧感が出ないという問題があった。また、
可視光領域での散乱が少ない超微粒子の酸化チタンも使
用されているが、粒子径が小さいために化粧料の処方時
に凝集し、紫外線防止効果が低下するという問題があっ
た。さらに、これらの酸化チタンは、粒子形状が不定形
であるために、肌への塗布時の滑りが悪く使用感に問題
があった。
【0004】微粒子の酸化亜鉛および酸化セリウムに関
しても、これらを配合した化粧料の処方時の凝集を防止
することが困難であり、また、このような化粧料は塗布
時の感触に問題があった。
【0005】使用感の向上をはかるために、球状のシリ
カビーズの表面に酸化チタンを被覆して使用すること
(特開昭61−57653号公報)などが提案されてい
る。
【0006】さらにまた、これらの酸化物は水とのなじ
みが良く、これらを配合した化粧料は、肌につけたとき
に水や汗になじんでしまい、汗崩れ、化粧崩れを起こす
など撥水性に問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、伸び、滑
り、平滑感、密着性に優れ、かつ撥水性に優れた紫外線
遮蔽性粉体、および該粉体を含有せしめた塗布時の伸
び、塗布時の滑り、肌上での平滑感、肌への密着性が良
く、撥水性延いては耐水性が良好で化粧崩れなどの防止
効果に優れ、感触のよい紫外線遮蔽性化粧料を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成すべく鋭意研究の結果、板状のN−ラウロイル−L
−リジンで表面処理された、紫外線反射性物質を含有す
る球状シリカで前記目的の達成されることを知見し、こ
の知見に基いて本発明を完成した。
【0009】すなわち、本発明は、第一に、板状のN−
ラウロイル−L−リジンで表面処理された、紫外線反射
性物質を含有する球状シリカからなることを特徴とする
紫外線遮蔽性粉体に関するものである。
【0010】まず、紫外線反射性物質について説明す
る。紫外線反射性物質としては、酸化チタン、酸化亜
鉛、酸化セリウムなどの金属酸化物を好適に使用するこ
とができる。酸化チタンと酸化セリウム、酸化チタンと
酸化亜鉛などの2種類以上の物質を組み合わせると、吸
収する紫外線の波長領域が広がるので特に好ましい。
【0011】次に、本発明で使用される球状シリカにつ
いて説明する。
【0012】球状シリカの粒子径は特に限定されない
が、化粧料に配合する場合は、平均粒子直径が1〜50
μmであることが望ましい。平均粒子直径が1μm未満
の場合は、伸び性および滑り性が不足するので好ましく
ない。平均粒子直径が50μmを超えると、ざらついた
感触を与えるので、同様に好ましくない。上記の平均粒
子直径の範囲中、2〜20μmである場合は、塗布時の
滑り性の見地からさらに好ましい。このような平均粒子
直径の球状シリカの粒子径は、通常0.1〜200μm
の範囲に分布する。
【0013】シリカの形状は真球状に近い場合は、化粧
料に配合した場合の滑りやすさが向上するので望ましい
が、本発明の目的が達成される限りは多少いびつな球状
であっても良い。また、一部分に不定形の粒子や球状粒
子の破砕物が混入していても、同じく本発明の目的が達
成される限りはさしつかえない。
【0014】また、球状シリカの細孔容積は、0.01
〜3cc/gの範囲が好ましい。より好ましい細孔容積
の範囲は、0.5〜2.5cc/gである。球状シリカ
の表面積は、5〜1000m2 /gの範囲が好ましい。
より好ましい表面積の範囲は、100〜600m2 /g
である。
【0015】球状のシリカの製造方法には特別の制限は
なく、種々の方法で製造したシリカを使用することがで
きる。例えば、界面活性剤を含む非極性有機溶媒中で珪
酸塩の微粒子状の液滴を形成した後、炭酸ガスでゲル化
し、洗浄、乾燥することにより球状のシリカが得られ、
またこの方法によれば粒径の揃ったかつ用途に応じた、
例えば平均粒径1〜10μm程度の粒状体を容易に製造
することができる(特公平2−20563号公報)。ま
た、溶剤中で珪酸エステルの微粒子の液滴を形成した
後、アンモニア等でゲル化することによっても得られ
る。さらに、シリカゾルをスプレードライで乾燥するこ
とによっても球状のシリカが得られる。
【0016】なおまた、上記の方法で得られるシリカは
多孔質であるが、無孔質のシリカも好適に使用できる。
そして、例えば、球状または不定形の多孔質シリカを高
温の気流中で焼成することによりそのような無孔質の球
状のシリカが得られる(特開平4−83712号公
報)。
【0017】このようにして製造することのできる球状
のシリカに前記のような紫外線反射性物質を含有させる
方法には、特別の制限はなく、種々の方法を採用するこ
とができる。あらかじめ形成した球状のシリカに、紫外
線反射性物質を含有するゾルをまたは乾燥することによ
り紫外線反射性物質が析出する溶液を噴霧等の方法で塗
布する方法、または球状シリカを該ゾルまたは溶液に浸
漬した後で乾燥する方法が好適である。あるいは、球状
シリカの製造工程中で、原料等に紫外線反射物質または
その前駆物質を配合することによっても紫外線反射物質
を含有したシリカを得ることができる。
【0018】このような方法により球状シリカに含有せ
しめるべき紫外線反射性物質の量は、球状シリカに対し
て5〜300重量%(上乗せ)が好ましい。紫外線反射
性物質の量が5重量%に満たない場合は、紫外線の遮蔽
効果が不足するおそれがあるので好ましくない。紫外線
反射物質の量が300重量%を超える場合は、それ以上
紫外線の遮蔽効果が増大せず、逆に、紫外線反射物質ど
うしが凝集しやくすなり滑沢性が低下するので好ましく
ない。より好ましい紫外線反射性物質の量は、球状シリ
カに対して20〜100重量%である。
【0019】さて、このようにして製造することのでき
る紫外線反射性物質を含有した球状シリカの、板状のN
−ラウロイル−L−リジンで表面処理する方法を最後に
説明する。
【0020】板状のN−ラウロイル−L−リジンは、例
えば、塩基性アミノ酸であるL−リジンと長鎖の脂肪酸
であるラウリン酸を加熱脱水することによって生成した
ものを、pH2以下またはpH11以上の水性溶媒に溶
解させた後中和し、晶析することで製造することがで
き、この方法によれば均一の粒度の揃った、例えば1〜
30μm程度の粒度(ここに、板状晶の粒度は平面部の
対角線の長さを意味する)の板状のN−ラウロイル−L
−リジンを容易に製造することができる(特公平3−2
5413号公報)。
【0021】N−ラウロイル−L−リジンで微細な、紫
外線反射性物質を含有した球状シリカ(一般に広く粉
体)を表面処理する方法としては、例えば、乾式法及び
湿式法があるが、いずれの方法であっても用いることが
できる。上記乾式法は、簡便かつ効果的な方法であっ
て、ヘンシェルミキサー、振動式ボールミル、回転式ボ
ールミル、スーパーミキサー等の混合撹拌装置を用い
る。該方法によれば、例えば、N−ラウロイル−L−リ
ジンの粉末と粉体とを撹拌混合するか、またはN−ラウ
ロイル−L−リジンと粉体とを混合した後、共粉砕する
ことによって、粉体の表面を容易に処理することができ
る。また、上記湿式法による場合は、例えば、N−ラウ
ロイル−L−リジンが中性付近の水及び通常の油に殆ど
溶解しないため、塩化カルシウムを可溶化剤として用い
てN−ラウロイル−L−リジンを有機溶剤に溶解した
後、粉体と接触させ、更に該粉体を水洗し、塩化カルシ
ウムを除去して乾燥することにより、粉体の表面を処理
できる。また、上記乾式法及び湿式法のほか、例えば、
酸性またはアルカリ性の水または水性溶媒中に、N−ラ
ウロイル−L−リジンを溶解して粉体と接触させた後、
中性付近まで中和して粉体表面にN−ラウロイル−L−
リジンを析出付着させ、中和によって生じた塩を水洗に
より除去し、乾燥する方法によっても同様の表面処理が
できる。
【0022】紫外線反射性物質を含有した球状シリカの
表面処理に使用するN−ラウロイル−L−リジンの使用
量は、そのような球状シリカに対して好ましくは0.0
5〜90重量%(上乗せ)、より好ましくは0.5〜7
5重量%である。0.05重量%未満では表面処理効果
が十分でなく、また90重量%を超えても処理効果はそ
れほど向上しないため経済性の面から利するところがな
い。
【0023】本発明は、第二に、上に説明した本発明の
第一に係わる紫外線遮蔽性粉体を含有せしめてあること
を特徴とする、種々の化粧料に関する。
【0024】本発明の化粧料には、上記必須成分に加え
て、必要に応じて通常の化粧料に配合される成分を配合
しうる。これらの成分としては、例えば、固形油、半固
形油、液体油、保湿剤、エモリエント剤、水溶性高分
子、油溶性高分子、各種界面活性剤、無機および有機顔
料、シリコーンまたはフッ素化合物で処理された無機お
よび有機顔料、有機染料などの色剤、エタノール、各種
アミノ酸、防腐剤、酸化防止剤、色素、増粘剤、pH調
整剤、香料、血行促進剤、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮
膚賦活剤、水等が挙げられ、本発明の目的および効果を
損なわない質的および量的範囲内で配合される。なお、
後に詳しく説明する紫外線吸収剤を併用することも可能
である。
【0025】上記固形または半固形油としては、ワセリ
ン、ラノリン、セレシン、マイクロクリスタリンワック
ス、カルナバロウ、キャンデリラロウ、椰子油脂肪酸、
ラウリン酸、硬化牛脂脂肪酸などの高級脂肪酸、ラウリ
ルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、ベヘニルアルコールなどの高級アルコール、等が挙
げられ、これらの1種または2種以上を混合して用いる
ことができる。
【0026】上記液体油としては、例えばアボガド油、
オリーブ油、ホホバ油などの植物油;オレイン酸、イソ
ステアリン酸などの脂肪酸;ヘキサデシルアルコール、
オレイルアルコールなどのアルコール類;2−エチルヘ
キサン酸セチル、ミリスチン酸−2−オクチルドデシ
ル、ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコー
ル、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセロール、オレイ
ン酸−2−オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピ
ル、トリイソステアリン酸グリセロール、2−エチルヘ
キサン酸ジグリセリド、長鎖アシルグルタミン酸オクチ
ルドデシルエステルなどのエステル油;ジメチルポリシ
ロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチ
ルフェニルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラ
シロキサンなどのシリコン油;流動パラフィン、スクワ
レン、スクワランなどの液状炭化水素油、等が挙げら
れ、これらの1種または2種以上を混合して用いること
ができる。
【0027】上記保湿剤としては、例えば、ソルビトー
ル、マンニトール、グリセリン、プロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、ピロリドンカルボン
酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナト
リウム、ベタイン、ポリエチレングリコール、ヒアルロ
ン酸ナトリウム、ポリアスパラギン酸塩、水溶性キチン
等の化粧料に汎用される保湿剤が挙げられ、これらの1
種または2種以上を混合して用いることができる。
【0028】上記エモリエント剤としては、例えば、長
鎖アシルグルタミン酸コレステリルエステル、ヒドロキ
システアリン酸コレステリルエステル、ジペンタエリト
リット脂肪酸エステル、ラノリン脂肪酸コレステリルエ
ステル等が挙げられ、これらの1種または2種以上を混
合して用いることができる。
【0029】上記界面活性剤としては、例えば、POE
セチルエーテル、POEステアリン酸エステル、POE
ソルビタンモノラウレート、グリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ン硬化ヒマシ油などの非イオン界面活性剤;塩化ベンザ
ルコニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、
塩化ジセチルジメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリ
メチルアンモニウムなどのカチオン界面活性剤;2−コ
コイル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチル
イミダゾリニウムベタイン、アミド酢酸ベタインなどの
両性界面活性剤;高級アルコール硫酸塩、高級アルコー
ルエーテル硫酸塩、長鎖脂肪酸アルカリ金属塩、長鎖脂
肪酸アルカリ土類金属塩、長鎖脂肪酸塩基性アミノ酸
塩、N−長鎖アシルアミノ酸、N−長鎖アシルアミノ酸
塩などのアニオン界面活性剤、等が挙げられ、これらの
1種または2種以上を混合して用いることができる。
【0030】上記水溶性高分子としては、例えば、カル
ボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキ
シメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン、トランガントガム、カラギーナン、デキ
ストリン、デキストリン脂肪酸エステル、カルボキシビ
ニルポリマー、キサンタンガム、ゼラチン、アルギン酸
ナトリウム、アラビアゴム等の化粧料に汎用される水溶
性高分子が挙げられる。
【0031】上記油溶性高分子としては、ニトロセルロ
ース、高分子シリコーン等の化粧料に汎用される油溶性
高分子が挙げられる。
【0032】上記有機及び無機顔料としては、通常化粧
料に用いられるものであれば特に限定されず、例えば、
ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、セ
リサイト、マイカ、カオリン、ベンガラ、クレー、ベン
トナイト、チタン被膜雲母、オキシ塩化ビスマス、酸化
ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタ
ン、酸化アルミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、酸化鉄、群青、酸化クロム、水酸化クロム、カラ
ミンおよびカーボンブラックならびにこれらの複合体な
どの無機粉体;ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピ
レン、ポリスチレン、ポリウレタン、ビニル樹脂、尿素
樹脂、フェノール樹脂、フッ素脂肪、ケイ素樹脂、アク
リル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、ジビニルベンゼン−スチレン共重合体、シル
クパウダー、セルロース、CIピグメントイエロー、C
Iピグメントオレンジなどの有機粉体;ならびにこれら
の無機粉体と有機粉体の複合体等が挙げられる。これら
の粉体は、1種または2種以上を組み合わせて用いるこ
とができる。
【0033】上記紫外線吸収剤としては、例えば、パラ
アミノ安息香酸、パラジメチルアミノ安息香酸オクチル
などのパラアミノ安息香酸誘導体;2−ヒドロキシ−4
−メトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベ
ンゾフェノンなどのベンゾフェノン誘導体;パラメトキ
シ桂皮酸エチル、パラメトキシ桂皮酸オクチルなどのメ
トキシ桂皮酸誘導体;サリチル酸オクチル、サリチル酸
ホモメンチルなどのサリチル酸誘導体;N−ベンゾイル
−O−メチル−α−デヒドロチロシン 2−エチルヘキ
シルエステルなどのα−デヒドロアミノ誘導体;4−
(3,4−ジメトキシフェニル)メチレン−2,5−ジ
オキソ−1−イミダゾリジンブロピオン酸2−エチルヘ
キシルエステルなどのベンザールヒダントイン誘導体;
ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、4−tert−ブ
チル−4′−メトキシジベンゾイルメタン、2−(2′
−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、等が挙げられ、これらの1種または2種以上を混
合して用いることができる。
【0034】本発明の化粧料は、粉末状、液状、クリー
ム状、練り状、ケーキ状、ペンシル状、スチック状、軟
膏状等の形態をとることが可能である。具体的には、プ
レストパウダー、ルースパウダー、アイシャドー、クリ
ーム、乳液、化粧水、リキッドファンデーション、日焼
け止めクリーム、日焼け用オイル、シャンプー、リン
ス、トリートメント、養毛料、育毛料、チック、カラー
リンス、固型洗剤、液状洗剤、制汗剤、浴用剤、靴クリ
ーム、軟膏剤等が挙げられる。
【0035】このような化粧料を調製するのにも特別の
制限はなく、本発明の、先に説明し紫外線遮蔽粉体を紫
外線遮蔽性高滑沢性撥水性を付与する原材料の一部また
は全部として使用することを除いては、公知の調製法を
適宜採用することで行なうことができるので、これ以上
の説明は不要であろう。なお、後掲実施例をも参照され
たい。
【0036】
【作用】本発明の紫外線反射性物質を含有する球状のシ
リカの表面の一部または全部が板状のN−ラウロイル−
L−リジンで処理された粉体は、紫外線遮蔽性を有する
ことはもちろんのこと、球状シリカの持つ、特に塗布時
の滑り性と、板状のN−ラウロイル−L−リジンの持
つ、特に塗布時の伸びおよび肌上での平滑感の相乗効果
で、従来の紫外線反射性粉体にない塗布時の滑り性と肌
へのなじみとに優れ、かつ撥水性を有するので、化粧料
に配合されたときに紫外線が遮蔽されることに加えて、
その使用感が向上し、化粧崩れを防止することができ
る。
【0037】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。
【0038】実施例1〜2(酸化セリウムを含有する球
状シリカの調製) 平均粒子直径3μm、細孔容積1.1cc/g、そして
表面積300m2 /gの球状シリカ「シルデックス」
(旭硝子(株)製)に、撹拌しながら、市販の弱酸性酸
化セリウムゾル「ニードラールU−15」(多木化学
(株)製、酸化セリウム15重量%)をスプレーして十
分混合した後乾燥した。スプレーする酸化セリウムゾル
の量を変えて、含有量の異なる酸化セリウム含有球状シ
リカを2種類調製した。
【0039】すなわち、実施例1:酸化セリウム含有量
9重量%のもの、および実施例2:酸化セリウム含有量
23重量%のものである。
【0040】実施例3〜4(酸化チタンを含有する球状
シリカの調製) 前実施例におけると全く同様にして、ただし弱酸性酸化
セリウムゾル「ニードラールU−15」の代りに、市販
の酸化チタンゾル(多木化学(株)製、酸化チタン6重
量%)を使用して含有量の異なる酸化チタン含有球状シ
リカを2種類調製した。
【0041】すなわち、実施例3:酸化チタン含有量8
重量%のもの、および実施例4:酸化チタン含有量20
重量%のものである。
【0042】実施例5〜8(紫外線反射性物質含有球状
シリカの表面処理) 上記実施例で調製した紫外線反射性物質を含有する球状
シリカを板状のN−ラウロイル−L−リジンで表面処理
した。
【0043】すなわち、実施例1〜4で調製した紫外線
反射性物質含有球状シリカの各々85重量部とN−ラウ
ロイル−L−リジン15重量部とを採り、ヘンシェルミ
キサーにて20分間撹拌混合を行うことによって表面処
理を行ない、4種類の、表面処理紫外線反射性物質含有
球状シリカを得た。
【0044】すなわち、実施例5:実施例1の粉体を処
理した粉体、実施例6:実施例2の粉体を処理した粉
体、実施例7:実施例3の粉体を処理した粉体、そして
実施例8:実施例4の粉体を処理した粉体である。
【0045】実施例9(同上) N−ラウロイル−L−リジン15gをpH13に調製し
た水酸化ナトリウム水溶液500mlに溶解し、次に、
実施例4の粉体85gを加え、十分に分散させた。撹拌
しながら1規定の塩酸を滴下することによって中和し、
粉体表面にN−ラウロイル−L−リジンを析出させた。
中和によって生成した塩を洗浄し、取り上げることによ
って表面処理紫外線反射性物質含有球状シリカを調製し
た。
【0046】検査例1 実施例1〜9で調製した粉体の性能を、撥水性は接触
角、そして滑沢性は動摩擦係数で評価した。接触角は、
粉体をペレット状にし、マイクロシリンジにて水滴を滴
下することにより測定した。動摩擦係数の測定は、カト
ーテック社製摩擦感テスターで行った。結果を下記第1
表に示す。
【0047】
【表1】
【0048】N−ラウロイル−L−リジンで処理するこ
とにより、撥水性と滑沢性が飛躍的に増した。
【0049】実施例10(パウダーファンデーション) 下記第2表に示す粉体成分(1)〜(7)を混合粉砕
し、これをヘンシェルミキサーに移した後、残余の成分
(8)〜(9)を加え均一となるように混合した。ふる
いにかけて粒度を揃えた後、これを金皿にプレス成形し
て適度な付着性と滑らかさのあるプレス状パウダーファ
ンデーションを製造した。
【0050】
【表2】
【0051】実施例11(プレストパウダー) 下記第3表に示す粉体成分(1)〜(7)を混合粉砕
し、これをヘンシェルミキサーに移した後、残余の成分
(8)〜(9)を加え均一となるように混合した。ふる
いにかけて粒度を揃えた後、これを金皿にプレス成形し
て、紫外線遮断効果をもつ、適度な付着性と滑らかさの
あるプレス状パウダーを製造した。
【0052】
【表3】
【0053】実施例12(リキッドファンデーション) 下記第4表に示す成分(1)〜(8)、(9)〜(10)
および(11)〜(13)を、それぞれ、加熱混合した。こ
れらを混合後、成分(14)を加えて徐冷した。ホモミキ
サーで乳化し、塗布時の伸びのよい紫外線遮断効果を持
つリキッドファンデーションを製造した。
【0054】
【表4】
【0055】実施例13(乳液) 下記第5表に示す油相成分(1)〜(7)および水相成
分(8)〜(13)を、それぞれ、加熱溶解した。水相に
油相を撹拌しながら徐々に加えた。ホモミキサーにて乳
化し、伸び、滑りがよく、肌へのなじみに優れた、サラ
ッとした感触の紫外線遮断効果を持つ乳液を製造した。
【0056】
【表5】
【0057】実施例14(口紅) 下記第6表に示す成分(1)〜(9)を加熱溶解し、こ
れに顔料成分(10)〜(14)を高速ミルで撹拌混合した
ものを混合し、ロールで混練した。その後、再び加熱溶
解し、脱泡後、成形し、適度なのびの良さと滑らかさの
ある紫外線遮断効果をもつ口紅を製造した。
【0058】
【表6】
【0059】実施例15(スキンクリーム) 下記第7表に示す油相成分(1)〜(8)および水相成
分(9)〜(12)を、それぞれ、加熱溶解し、油相成分
に水相成分を加えた。その混合物をホモミキサーで撹拌
しながら徐冷し、塗布後の摩擦感が低減した紫外線遮断
効果を持つスキンクリームを製造した。
【0060】
【表7】
【0061】実施例16(クリームリンス) 下記第8表に示す油相成分(1)〜(7)および水相成
分(8)〜(10)を、それぞれ、加熱混合し、油相成分
に水相成分を加えた。その混合物をホモミキサーで乳化
した。30℃までパドル撹拌しながら徐冷し、紫外線遮
断効果をもつクリームリンスを製造した。
【0062】
【表8】
【0063】実施例17(サンスクリーンクリーム) 下記第9表に示す油相成分(1)〜(4)を混合し、十
分に粉体が分散するまで撹拌した。次に、水相成分
(5)〜(8)を加熱混合した。両成分を混合し、ホモ
ミキサーにて撹拌してサンスクリーンクリームを製造し
た。
【0064】
【表9】
【0065】実施例18〜19(微粒子酸化亜鉛を含有
する球状シリカの調製) 平均粒子径5μm、細孔容積1.1cc/g、そして表
面積300m2 /gの球状シリカ「シルデックス」(旭
硝子(株)製)にビーズミルを用いて分散させた酸化亜
鉛コロイドゾルを均一に添加した後、濾過、洗浄および
乾燥を行なった。添加する酸化亜鉛コロイドゾルの量を
変え、含有量の異なる酸化亜鉛含有球状シリカを2種類
調製した。
【0066】すなわち、実施例18:酸化亜鉛含有量1
5重量%のもの、そして実施例19:酸化亜鉛含有量3
5重量%のものである。
【0067】実施例20〜21(微粒子酸化亜鉛含有状
シリカの表面処理) 上記実施例で調製した微粒子酸化亜鉛を含有する球状シ
リカを板状のN−ラウロイル−L−リジンで表面処理し
た。
【0068】すなわち、実施例18〜19で調製した微
粒子酸化亜鉛含有球状シリカの各々50重量部とN−ラ
ウロイル−L−リジン50重量部とを採り、ヘンシェル
ミキサーにて20分間撹拌混合を行うことによって表面
処理を行い、2種類の表面処理微粒子酸化亜鉛含有球状
シリカを得た。
【0069】すなわち、実施例20:実施例18の粉体
を処理した粉体、そして実施例21:実施例19の粉体
を処理した粉体である。
【0070】実施例22(サンスクリーンローション) 下記第10表に示す油相成分(1)〜(12)、および水
相成分(13)〜(17)をそれぞれ加熱混合した。油相成
分に水相成分を加え、ホモミキサーで乳化して塗布時の
伸びのよいサンスクリーンローションを製造した。
【0071】
【表10】
【0072】実施例23(リキッドファンデーション) 下記第11表に示す油相成分(1)〜(6)を加熱混合
した。粉体成分(7)〜(11)をミキサーにて均一に混
合し、粉体成分を油相成分に加えて分散させた。これを
ホモミキサーで撹拌しながら、あらかじめ加熱混合して
おいた水相成分(12)〜(15)を徐々に加え乳化して、
伸びのよい紫外線防御効果を持つリキッドファンデーシ
ョンを製造した。
【0073】
【表11】
【0074】
【発明の効果】本発明の紫外線遮蔽性粉体は、優れた伸
び、滑り、平滑感、密着性を有し、かつ撥水性にも優れ
ている。また、該粉体を配合した化粧料は、紫外線遮蔽
性を有し、しかも塗布時の伸び、塗布時の滑り、肌上で
の平滑感、肌への密着性が良く、耐水性が良好で化粧崩
れの防止効果に優れている。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状のN−ラウロイル−L−リジンで表面
    処理された、紫外線反射性物質を含有する球状シリカか
    らなることを特徴とする紫外線遮蔽性粉体。
  2. 【請求項2】紫外線反射性物質が金属酸化物であること
    を特徴とする請求項1記載の紫外線遮蔽性粉体。
  3. 【請求項3】金属酸化物が酸化チタン、酸化亜鉛および
    酸化セリウムから選ばれる1種または2種以上の併用さ
    れたものであることを特徴とする請求項2記載の紫外線
    遮蔽性粉体。
  4. 【請求項4】請求項1〜3いずれかに記載の紫外線遮蔽
    性粉体を含有せしめてあることを特徴とする化粧料。
JP1158295A 1994-01-27 1995-01-27 紫外線遮蔽性粉体および化粧料 Pending JPH07252125A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1158295A JPH07252125A (ja) 1994-01-27 1995-01-27 紫外線遮蔽性粉体および化粧料

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-7546 1994-01-27
JP754694 1994-01-27
JP1158295A JPH07252125A (ja) 1994-01-27 1995-01-27 紫外線遮蔽性粉体および化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07252125A true JPH07252125A (ja) 1995-10-03

Family

ID=26341867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1158295A Pending JPH07252125A (ja) 1994-01-27 1995-01-27 紫外線遮蔽性粉体および化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07252125A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007517770A (ja) * 2003-10-03 2007-07-05 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 局所用組成物
JP2013501077A (ja) * 2009-08-04 2013-01-10 ロレアル 複合顔料及びその調製方法
KR101254515B1 (ko) * 2012-09-26 2013-04-19 네이쳐 앤 바이오(주) 분말형 자외선 차단용 화장료 조성물 및 그의 제조방법
JP2017088497A (ja) * 2015-10-31 2017-05-25 株式会社佐野商会 化粧用粉体、その製造法および化粧料
JP2018517792A (ja) * 2015-03-30 2018-07-05 ザ シェファード カラー カンパニー 紫外線吸収ナノ結晶含有複合物
JP2024004371A (ja) * 2022-06-28 2024-01-16 味の素株式会社 乳化組成物

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007517770A (ja) * 2003-10-03 2007-07-05 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 局所用組成物
JP2013501077A (ja) * 2009-08-04 2013-01-10 ロレアル 複合顔料及びその調製方法
KR101254515B1 (ko) * 2012-09-26 2013-04-19 네이쳐 앤 바이오(주) 분말형 자외선 차단용 화장료 조성물 및 그의 제조방법
JP2018517792A (ja) * 2015-03-30 2018-07-05 ザ シェファード カラー カンパニー 紫外線吸収ナノ結晶含有複合物
JP2017088497A (ja) * 2015-10-31 2017-05-25 株式会社佐野商会 化粧用粉体、その製造法および化粧料
JP2024004371A (ja) * 2022-06-28 2024-01-16 味の素株式会社 乳化組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5582818A (en) Ultraviolet screening powder and cosmetics
JP2001131528A (ja) 含水粉末組成物及びその製造法並びに当該粉末組成物を含有する化粧料
JPH10158115A (ja) 化粧料
JP3524501B2 (ja) 化粧料
JP3702072B2 (ja) シリカ/酸化亜鉛複合体、その製造方法及びそれを配合した化粧料
JPH03115211A (ja) 化粧料
JP2572665B2 (ja) 被覆顔料及びこれを含有する化粧料
JP4799939B2 (ja) 粉末化粧料
JPH08268839A (ja) 酸化亜鉛被覆体質顔料及びそれを含有した化粧料
JP4076948B2 (ja) 化粧料および化粧方法
JPH09175939A (ja) メーキャップ化粧料
JP2005002076A (ja) 油性化粧料
JP2544200B2 (ja) 化粧料
JP2009046643A (ja) セルロース被覆顔料およびその製造方法並びにそれを含有する化粧料
JPH07173044A (ja) 化粧料
JP7766865B2 (ja) 粉体の表面処理方法、それに使用する表面処理剤組成物、および表面処理された粉体
JP2002241212A (ja) 化粧料及び肌質改善剤
JP4183422B2 (ja) 外用剤
JPS6366111A (ja) 球状の有機複合粘土鉱物を配合した化粧料
JPH0764704B2 (ja) 化粧料
JPH07258026A (ja) メーキャップ化粧料
JPH08259419A (ja) 化粧料
JP2649448B2 (ja) 撥水性粉体及び該粉体を含有する化粧料
JP2005002078A (ja) 水系液状化粧料
JP2002146237A (ja) 新規な有色虹彩箔光沢顔料及びこれらを含有してなる化粧料