JPH07253248A - 温風暖房機 - Google Patents

温風暖房機

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Publication number
JPH07253248A
JPH07253248A JP4533794A JP4533794A JPH07253248A JP H07253248 A JPH07253248 A JP H07253248A JP 4533794 A JP4533794 A JP 4533794A JP 4533794 A JP4533794 A JP 4533794A JP H07253248 A JPH07253248 A JP H07253248A
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JP
Japan
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air
heater
passage
heating
storage device
Prior art date
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Application number
JP4533794A
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English (en)
Inventor
Mutsumi Ishizuka
睦 石塚
Yoshio Akiyama
吉雄 秋山
Hatsuo Yajima
初男 矢島
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Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Electric Appliances Co Ltd
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Publication date
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  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 暖房機の運転初期から定格温度の温風を吹き
出して採暖者に不快な熱風感を与えるようなことがない
温風暖房機を提供する。 【構成】 吹出口26と、第1の送風通路27と、送風
ファン23と、加熱ヒータ30と、第2の送風通路33
と、蓄熱装置32とを具備し、蓄熱装置32に充分な熱
を蓄熱させた状態のもとで、送風ファン23を介して第
1および第2の送風通路27,33内にそれぞれ空気を
送風し、この空気を蓄熱装置32および加熱ヒータ30
を介して温風にし、この温風を吹出口26から吹き出す
温風暖房機において、前記加熱ヒータ30を一対の発熱
体30a,30bで構成し、暖房機の運転初期には加熱
ヒータ30における一方の発熱体30aのみを駆動し、
運転開始から所定時間が経過した後に、加熱ヒータ30
における両方の発熱体30a,30bを駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、加熱ヒータおよび蓄
熱装置を用いて吹出口から温風を吹き出す温風暖房機に
関する。
【0002】
【従来の技術】室内の暖房に用いる温風暖房機として、
例えば特開平5−223350号公報に開示されている
ように、発熱ヒータと蓄熱装置とを併用して高熱量の温
風を吹き出すようにしたものが提案されている。
【0003】この温風暖房機の構造を図5に示してあ
り、符号1が暖房機本体で、この暖房機本体1の背面の
下部に吸気口2が、前面の下部に吹出口3がそれぞれ形
成されている。そして暖房機本体1内に、前記吸気口2
と吹出口3との間に亘る送風通路4が設けられ、この送
風通路4内に前記吸気口2側から蓄熱装置5、送風ファ
ン6、加熱ヒータ7が順に設けられている。
【0004】蓄熱装置5は蓄熱体8と、この蓄熱体8に
熱を蓄える蓄熱ヒータ9とで構成されており、この蓄熱
装置5には暖房機の運転休止時に予め蓄熱ヒータ9を介
して充分な熱エネルギーが蓄えられる。
【0005】そして、暖房機の運転時に加熱ヒータ7お
よび送風ファン6が駆動され、前記送風ファン6の動作
で暖房機本体1の外部の空気が吸気口2から送風通路4
内に順次吸入され、この空気が蓄熱装置5と接触して温
風となる。そしてこの温風がさらに加熱ヒータ7と接触
してより高い温度の温風となり、この温風が吹出口3か
ら室内に順次吹き出し、室内の暖房が図られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、蓄熱装置に
熱が充分に蓄えられて暖房機の運転の開始を待機する状
態のもとにおいては、送風通路内における蓄熱装置の周
囲に高温の熱気がこもって滞留する。この状態から暖房
機の運転が開始されると、その蓄熱装置の周囲の高温の
熱気が送風ファンを介して加熱ヒータの配置側に送風さ
れ、この熱気が加熱ヒータによりさらに加熱されて吹出
口から吹き出す。
【0007】そして空気の送風の継続に伴い蓄熱装置の
周囲の高温の熱気がやがて排出され、これに応じて蓄熱
装置に蓄えられている熱が順次放出され、この熱により
蓄熱装置の周囲を通過する空気が加熱され、この空気が
加熱ヒータの配置側に送風され、この空気が加熱ヒータ
で加熱され、定格温度の温風となって吹出口から吹き出
す。
【0008】このように、暖房機の運転初期には、蓄熱
装置の周囲にこもって滞留している高温の熱気が加熱ヒ
ータの周囲に送られ、さらにこの熱気が加熱ヒータで加
熱されて吹出口から吹き出し、このため暖房機の運転初
期には吹出口から吹き出る温風の温度が定格温度よりも
かなり高くなり、この結果、特に吹出口の間近に配置す
る採暖者に不快な熱風感を与えてしまう難点がある。
【0009】実験によれば、運転初期に吹出口から吹き
出す温風の温度は160℃であり、1分経過後に120
℃、2分経過後に110℃、3分経過後に105℃、4
分経過後に100℃、5分経過後に定格温度の97℃と
なり、これ以後にその定格温度を保って温風が吹出口か
ら吹き出すようになった。
【0010】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、暖房機の運転初期
から定格温度の温風を吹き出して採暖者に不快な熱風感
を与えるようなことがない温風暖房機を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明はこのような目
的を達成するために、請求項1に記載の手段として、暖
房機本体に設けられた吹出口と、この吹出口に通じる送
風通路と、この送風通路内に前記吹出口に向けて空気を
送風する送風ファンと、前記送風通路の内部に設けられ
た加熱ヒータおよび蓄熱装置とを具備し、前記蓄熱装置
に充分な熱を蓄熱させた状態のもとで、前記送風通路内
に前記送風ファンを介して空気を送風し、この空気を前
記加熱ヒータおよび蓄熱装置を介して温風にし、この温
風を前記吹出口から吹き出す温風暖房機において、前記
加熱ヒータの発熱量を切換える切換え手段を設け、この
切換え手段の制御により、暖房機の運転初期には加熱ヒ
ータを低発熱状態で発熱させ、運転開始から所定時間が
経過した後に、加熱ヒータの発熱量を高発熱状態に切換
えるようにしたものであり、請求項2に記載の手段とし
て、暖房機本体に設けられた吹出口と、この吹出口に通
じる送風通路と、この送風通路内に前記吹出口に向けて
空気を送風する送風ファンと、前記送風通路の内部に設
けられた加熱ヒータおよび蓄熱装置とを具備し、前記蓄
熱装置に充分な熱を蓄熱させた状態のもとで、前記送風
通路内に前記送風ファンを介して空気を送風し、この空
気を前記加熱ヒータおよび蓄熱装置を介して温風にし、
この温風を前記吹出口から吹き出す温風暖房機におい
て、前記加熱ヒータを一対の発熱体で構成し、暖房機の
運転初期には前記加熱ヒータにおける一方の発熱体のみ
を駆動し、運転開始から所定時間が経過した後に、前記
加熱ヒータにおける両方の発熱体を駆動するようにした
ものであり、請求項3に記載の手段として、暖房機本体
に設けられた吹出口と、この吹出口に通じる第1の送風
通路と、この第1の送風通路内に前記吹出口に向けて空
気を送風する送風ファンと、前記第1の送風通路の内部
に設けられた加熱ヒータと、前記第1の送風通路の途中
から流入口を介して分岐しかつその分岐の先端側が前記
吹出口の内側において第1の送風通路内に連通した第2
の送風通路と、この第2の送風通路内に設けられた蓄熱
装置とを具備し、前記蓄熱装置に充分な熱を蓄熱させた
状態のもとで、前記送風ファンを介して前記第1および
第2の送風通路内にそれぞれ空気を送風し、この空気を
前記加熱ヒータおよび蓄熱装置を介して温風にし、この
温風を前記吹出口から吹き出す温風暖房機において、前
記加熱ヒータの発熱量を切換える切換え手段を設け、こ
の切換え手段の制御により、暖房機の運転初期には加熱
ヒータを低発熱状態で発熱させ、運転開始から所定時間
が経過した後に、加熱ヒータの発熱量を高発熱状態に切
換えるようにしたものであり、請求項4に記載の手段と
して、暖房機本体に設けられた吹出口と、この吹出口に
通じる第1の送風通路と、この第1の送風通路内に前記
吹出口に向けて空気を送風する送風ファンと、前記第1
の送風通路の内部に設けられた加熱ヒータと、前記第1
の送風通路の途中から流入口を介して分岐しかつその分
岐の先端側が前記吹出口の内側において第1の送風通路
内に連通した第2の送風通路と、この第2の送風通路内
に設けられた蓄熱装置とを具備し、前記蓄熱装置に充分
な熱を蓄熱させた状態のもとで、前記送風ファンを介し
て前記第1および第2の送風通路内にそれぞれ空気を送
風し、この空気を前記加熱ヒータおよび蓄熱装置を介し
て温風にし、この温風を前記吹出口から吹き出す温風暖
房機において、前記加熱ヒータを一対の発熱体で構成
し、暖房機の運転初期には前記加熱ヒータにおける一方
の発熱体のみを駆動し、運転開始から所定時間が経過し
た後に、前記加熱ヒータにおける両方の発熱体を駆動す
るようにしたものである。
【0012】
【作用】請求項1に記載の手段においては、蓄熱装置に
充分な熱エネルギーが蓄えられた状態で暖房運転の指令
が投入されると、加熱ヒータが低発熱状態で発熱し、ま
た送風ファンが回転する。
【0013】送風ファンの回転により送風通路内に空気
が送風され、この空気が加熱ヒータにより加熱されて温
風となり、また蓄熱装置の周囲にこもって滞留している
熱気が吹出口に向って押し出され、この熱気が前記温風
と混合し、この混合した温風が吹出口から吹き出す。
【0014】このように、暖房機の運転初期には、蓄熱
装置の周囲にこもっている熱気が加熱ヒータで加熱され
た温風と混合して吹出口から吹き出すが、この運転初期
においては、前記加熱ヒータが低発熱状態で発熱してお
り、したがって吹出口から吹き出る温風の温度がそれほ
ど高くならず、定格温度に保たれる。
【0015】そして運転の開始から所定時間が経過する
と、送風通路内にこもっていた熱気のほとんどが排出さ
れ、したがって蓄熱装置に基づいて生成される温風の温
度が低下するが、この時点には加熱ヒータの発熱量が高
発熱状態に切換わっており、このためこの加熱ヒータで
生成される温風の温度が上昇し、この温度の上昇で蓄熱
装置に基づいて生成された温風の温度の低下が補われ、
この結果、吹出口から吹き出す温風の温度が定格温度に
保たれる。
【0016】請求項2に記載の手段においては、蓄熱装
置に充分な熱エネルギーが蓄えられた状態で暖房運転の
指令が投入されると、加熱ヒータにおける一方の発熱体
が発熱し、また送風ファンが回転する。
【0017】送風ファンの回転により送風通路内に空気
が送風され、この空気が加熱ヒータにおける一方の発熱
体により加熱されて温風となり、また蓄熱装置の周囲に
こもって滞留している熱気が吹出口に向って押し出さ
れ、この熱気が前記温風と混合し、この混合した温風が
吹出口から吹き出す。
【0018】このように、暖房機の運転初期には、蓄熱
装置の周囲にこもっている熱気が加熱ヒータにおける一
方の発熱体で加熱された温風と混合して吹出口から吹き
出すが、この運転初期においては、加熱ヒータにおける
一方の発熱体が発熱しているだけであり、したがって吹
出口から吹き出る温風の温度がそれほど高くならず、定
格温度に保たれる。
【0019】そして運転の開始から所定時間が経過する
と、送風通路内にこもっていた熱気のほとんどが排出さ
れ、したがって蓄熱装置に基づいて生成される温風の温
度が低下するが、この時点には加熱ヒータにおける両方
の発熱体が発熱する状態に切換わっており、このためそ
の両方の発熱体による加熱で生成される温風の温度が上
昇し、この温度の上昇で蓄熱装置に基づいて生成された
温風の温度の低下が補われ、この結果、吹出口から吹き
出す温風の温度が定格温度に保たれる。
【0020】請求項3に記載の手段においては、蓄熱装
置に充分な熱エネルギーが蓄えられた状態で暖房運転の
指令が投入されると、加熱ヒータが低発熱状態で発熱
し、また送風ファンが回転する。
【0021】送風ファンの回転により第1および第2の
送風通路内に空気が送風され、第1の送風通路内に送風
された空気が加熱ヒータにより加熱されて温風となり、
また第2の送風通路内に送風された空気により、蓄熱装
置の周囲にこもって滞留している熱気が吹出口に向って
押し出され、この熱気が前記温風と混合し、この混合し
た温風が吹出口から吹き出す。
【0022】このように、暖房機の運転初期には、蓄熱
装置の周囲にこもっている熱気が加熱ヒータで加熱され
た温風と混合して吹出口から吹き出すが、この運転初期
においては、前記加熱ヒータが低発熱状態で発熱してお
り、したがって吹出口から吹き出る温風の温度がそれほ
ど高くならず、定格温度に保たれる。
【0023】そして運転の開始から所定時間が経過する
と、第2の送風通路内にこもっていた熱気のほとんどが
排出され、したがって蓄熱装置に基づいて生成される温
風の温度が低下するが、この時点には加熱ヒータの発熱
量が高発熱状態に切換わっており、このためこの加熱ヒ
ータで生成される温風の温度が上昇し、この温度の上昇
で蓄熱装置に基づいて生成された温風の温度の低下が補
われ、この結果、吹出口から吹き出す温風の温度が定格
温度に保たれる。
【0024】請求項4に記載の手段においては、蓄熱装
置に充分な熱エネルギーが蓄えられた状態で暖房運転の
指令が投入されると、加熱ヒータにおける一方の発熱体
が発熱し、また送風ファンが回転する。
【0025】送風ファンの回転により第1および第2の
送風通路内に空気が送風され、第1の送風通路内に送風
された空気が加熱ヒータにおける一方の発熱体により加
熱されて温風となり、また第2の送風通路内に送風され
た空気により、蓄熱装置の周囲にこもって滞留している
熱気が吹出口に向って押し出され、この熱気が前記温風
と混合し、この混合した温風が吹出口から吹き出す。
【0026】このように、暖房機の運転初期には、蓄熱
装置の周囲にこもっている熱気が加熱ヒータにおける一
方の発熱体で加熱された温風と混合して吹出口から吹き
出すが、この運転初期においては、前記加熱ヒータにお
ける一方の発熱体が発熱しているだけであり、したがっ
て吹出口から吹き出る温風の温度がそれほど高くなら
ず、定格温度に保たれる。
【0027】そして運転の開始から所定時間が経過する
と、第2の送風通路内にこもっていた熱気のほとんどが
排出され、したがって蓄熱装置に基づいて生成される温
風の温度が低下するが、この時点には加熱ヒータにおけ
る両方の発熱体が発熱する状態に切換わっており、この
ためその両方の発熱体により加熱で生成される温風の温
度が上昇し、この温度の上昇で蓄熱装置に基づいて生成
された温風の温度の低下が補われ、この結果、吹出口か
ら吹き出す温風の温度が定格温度に保たれる。
【0028】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図1ない
し図4を参照して説明する。図1には温風暖房機の断面
図を、図2には温風暖房機の正面図をそれぞれ示してあ
り、20が暖房機本体で、この暖房機本体20は比較的
偏平な箱形状に構成され、背面にはファンケーシング2
1を備え、このファンケーシング21の内部に送風モー
タ22で駆動される送風ファン23が設けられている。
【0029】ファンケーシング21は背面に吸気口24
を、下端部に吐出口25をそれぞれ有し、また暖房機本
体20の前面の下部には吹出口26が形成されている。
そして暖房機本体20内の下部には第1の送風通路27
が形成され、この第1の送風通路27は一端側が前記吐
出口25から吸気口24を通して暖房機本体20の背面
側の室内に連通し、他端側が吹出口26を通して暖房機
本体20の前面側の室内に連通している。そしてこの第
1の送風通路27内の途中に加熱ヒータ30が設けられ
ている。
【0030】この加熱ヒータ30は、その発熱量を切換
えるための切換え手段を備えている。そしてこの実施例
においてはその切換え手段を構成するために、加熱ヒー
タ30が一対の発熱体30a,30bで構成され、その
一方の発熱体30aのみを駆動して低発熱状態で発熱さ
せる場合と、両方の発熱体30a,30bを駆動して高
発熱状態で発熱させる場合とに切換えることができるよ
うになっている。そして一方の発熱体30aが第1の送
風通路27内の下部に配置し、他方の発熱体30bが一
方の発熱体30aと対向して第1の送風通路27内の上
部に配置している。なお、前記発熱体30a,30bは
例えば共に消費電力が600Wの発熱線で構成されてい
る。
【0031】暖房機本体20の内部には、断熱材で形成
された断熱ケース31が設けられ、この断熱ケース31
の内部に蓄熱装置32が収納され、この蓄熱装置32は
断熱ケース31内をその上部を除いて前後に仕切るよう
に配置し、この蓄熱装置32の外面と断熱ケース31の
内面との間の空間で逆U字状に屈曲する第2の送風通路
33が構成されている。そしてこの蓄熱装置32の外面
に温度センサ34が取り付けられている。
【0032】蓄熱装置32の構造を図3に示してあり、
37は金属タンク37で、この金属タンク37はプレス
加工された一対の皿形状のパネル38を加締め合わせな
り、この金属タンク37内にFe23 、Al23
MgO、SiO2 等の粒状の蓄熱材39が封入され、こ
の蓄熱材39の内部に蓄熱ヒータ40が差し込まれ、こ
の蓄熱ヒータ40により蓄熱材39が加熱され、その熱
エネルギーが蓄熱材39を介して蓄えられるようになっ
ている。
【0033】断熱ケース31は第1の送風通路27の上
に配置し、前記加熱ヒータ30は前記蓄熱装置32の直
下に位置している。そして断熱ケース31内に構成され
た第2の送風通路33の一端側の端部は流入口43とし
て開口し、この流入口43が加熱ヒータ30と吸気口2
4との間でかつ加熱ヒータ30に隣接した位置において
第1の送風通路27に接続してその内部に連通し、また
第2の送風通路33の他端側の端部は流出口44として
開口し、この流出口44が加熱ヒータ30と吹出口26
の間でかつ加熱ヒータ30に隣接した位置において第1
の送風通路27に接続してその内部に連通している。
【0034】前記流入口43には、この流入口43を開
閉するダンパー機構45が設けられている。このダンパ
ー機構45は、支軸46を介して回動自在に支持された
ダンパー板47と、このダンパー板47を連動するカム
48とで構成されている。前記ダンパー板47は送風フ
ァン23を介して第1の送風通路27内に送風される空
気の一部を流入口43を通して第2の送風通路33内に
流入させるガイドを兼ねている。
【0035】前記カム48はダンパーモータ49を介し
て駆動され、このカム48が回転すると、前記ダンパー
板47が支軸46を支点にして回動し、この回動で第2
の送風通路33の流入口43の実質的な開口量が変化し
て第2の送風通路33内への空気の流入量が調整され、
また前記カム48がさらに回転することにより、ダンパ
ー板47が流入口43の周縁部に密着して流入口43が
密閉されるものである。
【0036】前記ダンパー板47には、図4に示すよう
に弾性的に変形が可能なステンレス等からなるクッショ
ンプレート50が設けられ、このクッションプレート5
0にカム48が接触している。そしてカム48の回転で
ダンパー板47が流入口43の周縁部に圧接した際に、
前記クッションプレート50が弾性的に変形することに
より、ダンパー板47や、カム48を駆動するダンパー
モータ49に加わろうとする過大な負荷が吸収されるよ
うになっている。
【0037】暖房機本体20の上面には操作パネル50
が設けられ、この操作パネル50の下方側にマイクロコ
ンピュータを備える制御回路部51が設けられている。
次に、作用について述べる。
【0038】蓄熱ヒータ40は例えば深夜電力を利用し
て通電され、この蓄熱ヒータ40により蓄熱材39が加
熱され、この蓄熱材39に徐々に熱エネルギーが蓄えら
れる。この蓄熱時には、第2の送風通路33の流入口4
3がダンパー機構45のダンパー板47により密閉さ
れ、これにより第2の送風通路33内への空気の流入が
防止され、効率的な蓄熱が行なわれる。
【0039】このようにして蓄熱装置32に充分な熱エ
ネルギーが蓄えられた後において、タイマあるいは手動
操作により暖房運転の指令が投入されると、制御回路部
51による制御でダンパー機構45のダンパー板47が
回動して流入口43が大きく開放され、また加熱ヒータ
30における一方の発熱体30aが通電され、さらに送
風モータ22が通電される。そして加熱ヒータ30にお
ける一方の発熱体30aが発熱し、また送風ファン23
が回転する。
【0040】送風ファン23の回転により暖房機本体2
0の外部の空気が吸気口24から吸入され、この空気が
第1の送風通路27内に送風される。この第1の送風通
路27内に送風された空気は加熱ヒータ30における一
方の発熱体30aにより加熱されて温風となる。この
際、前記一方の発熱体30aは送風通路27内の下部に
配置しているから、この送風通路27内を流通する空気
が効率よく加熱される。
【0041】第1の送風通路27内に向って送り込まれ
た空気の一部は、流入口43を通して分流し、第2の送
風通路33内に送風される。第2の送風通路33内に
は、蓄熱装置32から放出された熱により高温の熱気が
こもって滞留しており、この高温の熱気が流入口43か
ら送風される空気により第2の送風通路33内から流出
口44を通してに第1の送風通路27内に順次押し出さ
れる。
【0042】そしてこの流出口44から押し出された熱
気と、第1の送風通路27内を流通する温風とが吹出口
26の内側で合流して混合し、この混合した温風が吹出
口26から暖房機本体20の前方に吹き出し、室内の暖
房が図られる。
【0043】運転の開始から所定時間(例えば5分間)
が経過したときには、制御回路部51による制御で加熱
ヒータ30における他方の発熱体30bも通電され、第
1の送風通路27内を流通する空気が加熱ヒータ30に
おける両方の発熱体30a,30bにより加熱される。
【0044】暖房機の運転初期には、前述したように、
蓄熱装置32が配置する第2の送風通路33内に高温の
熱気がこもっていて、この熱気が流出口44から流出し
て第1の送風通路27内の温風と混合して吹出口26か
ら吹き出すが、暖房機の運転初期には、第1の送風通路
27内に送風される空気が加熱ヒータ30の一方の発熱
体30aで加熱されるのみであり、したがってこの第1
の送風通路27内で生成される温風の温度は比較的低
い。
【0045】すなわち、暖房機の運転初期には、第2の
送風通路33から第1の送風通路27内に流出する熱気
の温度が高いが、第1の送風通路27内を流通する温風
の温度が低く、このためその熱気と温風とが混合して吹
出口26から吹き出す温風の温度が定格温度に保たれ
る。
【0046】そして運転の開始から所定時間が経過した
時点には、第2の送風通路33内にこもっていた熱気の
ほとんどが排出され、送風ファン23を介して第2の送
風通路33内に送風された空気と蓄熱装置32との接触
に基づいて、当初の熱気よりも温度の比較的低い温風が
生成される。そしてこの時点以降には、その温度の比較
的低い温風が流出口26から第1の送風通路27内に流
出する。
【0047】また運転の開始から所定時間が経過した時
点以降においては、第1の送風通路27内を流通する空
気が加熱ヒータ30における両方の発熱体30a,30
bで加熱されるため、この第1の送風通路27内には比
較的温度の高い温風が生成される。
【0048】そしてこの比較的温度の高い温風と、流出
口44から流出する比較的温度の低い温風とが吹出口2
6の内側で合流して混合するため、吹出口26から吹き
出す温風の温度が定格温度に保たれる。
【0049】このように、暖房機の運転初期において
も、吹出口26からは定格温度の温風が吹き出し、した
がって吹出口26の間近に配置する採暖者に対して不快
な熱風感を与えるようなことがなく、暖房機の運転初期
から室内に快適な暖房空間を形成することができる。
【0050】ところで、暖房機の運転初期には、送風通
路27内の下部に配置する発熱体30aが通電され、こ
の発熱体30aにより送風通路27内を流通する空気が
加熱されるが、もしここで、暖房機の運転初期に送風通
路27内の上部に配置する発熱体30bが通電されてこ
の発熱体30bにより送風通路27内を流通する空気が
加熱されれるものであるとすると、送風通路27内を流
通する空気の上層部分の温度が上昇するだけで、下層部
分の空気の温度がそれほど上がらず、このため送風通路
27内を流通する空気が上層の温風と下層の冷風とに分
かれ、その下層の冷風が吹出口26からそのまま吹き出
して吹出口26の間近に配置する採暖者に不快な冷風感
を与えてしまう恐れがある。
【0051】しかしながら本実施例においては、暖房機
の運転初期には、送風通路27内の下部に配置する発熱
体30aが通電され、この発熱体30aにより送風通路
27内を流通する空気が加熱されるものであり、したが
って送風通路27内を流通する空気の下層部分がその発
熱体30aにより加熱されるとともに、その加熱された
空気が上層部分に移行し、このため送風通路27内を流
通する空気の全体の温度が上昇し、吹出口26から冷風
が吹き出すようなことがない。
【0052】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、例えば吹出口に通じる第1の送風通路と
第2の送風通路とにそれぞれ別々の送風ファンを介して
空気を送風するような構成であってもよく、また吹出口
に通じる単一の送風通路を構成し、この単一の送風通路
内に蓄熱装置および加熱ヒータを設けるようにしてもよ
い。
【0053】さらに、加熱ヒータの発熱量を切換える手
段としては、例えば加熱ヒータを単一の発熱体で構成
し、この発熱体に供給する電力を切換えることにより発
熱量を変化させるような場合であってもよく、そしてそ
の発熱量の切換えも二段階に変化させる場合に限らず、
無段階的に変化させるような場合であっても差し支えな
い。
【0054】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
暖房機の運転初期から定格温度の温風を吹き出すことが
でき、したがって吹出口の間近に配置する採暖者に対し
て不快な熱風感を与えるようなことがなく、暖房機の運
転初期から室内に快適な暖房空間を形成することができ
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る温風暖房機の断面
図。
【図2】この発明の一実施例に係る温風暖房機の正面
図。
【図3】その温風暖房機における蓄熱装置の断面図。
【図4】その温風暖房機におけるダンパー機構の断面
図。
【図5】従来の温風暖房機の断面図。
【符号の説明】
20…暖房機本体 23…送風ファン 26…吹出口 27…第1の送風通路 30…加熱ヒータ 30a…発熱体 30b…発熱体 32…蓄熱装置 33…第2の送風通路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】暖房機本体に設けられた吹出口と、この吹
    出口に通じる送風通路と、この送風通路内に前記吹出口
    に向けて空気を送風する送風ファンと、前記送風通路の
    内部に設けられた加熱ヒータおよび蓄熱装置とを具備
    し、前記蓄熱装置に充分な熱を蓄熱させた状態のもと
    で、前記送風通路内に前記送風ファンを介して空気を送
    風し、この空気を前記加熱ヒータおよび蓄熱装置を介し
    て温風にし、この温風を前記吹出口から吹き出す温風暖
    房機において、 前記加熱ヒータの発熱量を切換える切換え手段を設け、
    この切換え手段の制御により、暖房機の運転初期には加
    熱ヒータを低発熱状態で発熱させ、運転開始から所定時
    間が経過した後に、加熱ヒータの発熱量を高発熱状態に
    切換えることを特徴とする温風暖房機。
  2. 【請求項2】暖房機本体に設けられた吹出口と、この吹
    出口に通じる送風通路と、この送風通路内に前記吹出口
    に向けて空気を送風する送風ファンと、前記送風通路の
    内部に設けられた加熱ヒータおよび蓄熱装置とを具備
    し、前記蓄熱装置に充分な熱を蓄熱させた状態のもと
    で、前記送風通路内に前記送風ファンを介して空気を送
    風し、この空気を前記加熱ヒータおよび蓄熱装置を介し
    て温風にし、この温風を前記吹出口から吹き出す温風暖
    房機において、 前記加熱ヒータを一対の発熱体で構成し、暖房機の運転
    初期には前記加熱ヒータにおける一方の発熱体のみを駆
    動し、運転開始から所定時間が経過した後に、前記加熱
    ヒータにおける両方の発熱体を駆動することを特徴とす
    る温風暖房機。
  3. 【請求項3】暖房機本体に設けられた吹出口と、この吹
    出口に通じる第1の送風通路と、この第1の送風通路内
    に前記吹出口に向けて空気を送風する送風ファンと、前
    記第1の送風通路の内部に設けられた加熱ヒータと、前
    記第1の送風通路の途中から流入口を介して分岐しかつ
    その分岐の先端側が前記吹出口の内側において第1の送
    風通路内に連通した第2の送風通路と、この第2の送風
    通路内に設けられた蓄熱装置とを具備し、前記蓄熱装置
    に充分な熱を蓄熱させた状態のもとで、前記送風ファン
    を介して前記第1および第2の送風通路内にそれぞれ空
    気を送風し、この空気を前記加熱ヒータおよび蓄熱装置
    を介して温風にし、この温風を前記吹出口から吹き出す
    温風暖房機において、 前記加熱ヒータの発熱量を切換える切換え手段を設け、
    この切換え手段の制御により、暖房機の運転初期には加
    熱ヒータを低発熱状態で発熱させ、運転開始から所定時
    間が経過した後に、加熱ヒータの発熱量を高発熱状態に
    切換えることを特徴とする温風暖房機。
  4. 【請求項4】暖房機本体に設けられた吹出口と、この吹
    出口に通じる第1の送風通路と、この第1の送風通路内
    に前記吹出口に向けて空気を送風する送風ファンと、前
    記第1の送風通路の内部に設けられた加熱ヒータと、前
    記第1の送風通路の途中から流入口を介して分岐しかつ
    その分岐の先端側が前記吹出口の内側において第1の送
    風通路内に連通した第2の送風通路と、この第2の送風
    通路内に設けられた蓄熱装置とを具備し、前記蓄熱装置
    に充分な熱を蓄熱させた状態のもとで、前記送風ファン
    を介して前記第1および第2の送風通路内にそれぞれ空
    気を送風し、この空気を前記加熱ヒータおよび蓄熱装置
    を介して温風にし、この温風を前記吹出口から吹き出す
    温風暖房機において、 前記加熱ヒータを一対の発熱体で構成し、暖房機の運転
    初期には前記加熱ヒータにおける一方の発熱体のみを駆
    動し、運転開始から所定時間が経過した後に、前記加熱
    ヒータにおける両方の発熱体を駆動することを特徴とす
    る温風暖房機。
  5. 【請求項5】加熱ヒータにおける一方の発熱体は送風通
    路内の下部に配置し、他方の発熱体は送風通路内の上部
    に配置していることを特徴とする請求項2または4に記
    載の温風暖房機。
  6. 【請求項6】加熱ヒータにおける一方の発熱体は送風通
    路内の下部に配置し、他方の発熱体は送風通路内の上部
    に配置し、暖房機の運転初期にはその下部に配置する一
    方の発熱体のみが駆動され、運転開始から所定時間が経
    過した後に、前記加熱ヒータにおける両方の発熱体が駆
    動されることを特徴とする請求項2または4に記載の温
    風暖房機。
JP4533794A 1994-03-16 1994-03-16 温風暖房機 Pending JPH07253248A (ja)

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