JPH0725852Y2 - 磁気券シート - Google Patents
磁気券シートInfo
- Publication number
- JPH0725852Y2 JPH0725852Y2 JP1987159277U JP15927787U JPH0725852Y2 JP H0725852 Y2 JPH0725852 Y2 JP H0725852Y2 JP 1987159277 U JP1987159277 U JP 1987159277U JP 15927787 U JP15927787 U JP 15927787U JP H0725852 Y2 JPH0725852 Y2 JP H0725852Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- layer
- magnetic recording
- ticket sheet
- recording layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Laminated Bodies (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、磁気記録層を有する磁気券シートに関し、さ
らに詳しくは湿度が変化してもカールを発生せず、かつ
寸法安定性に優れ、装置内での磁気券シートの走行性に
支障をきたさない磁気券シートに関するものである。
らに詳しくは湿度が変化してもカールを発生せず、かつ
寸法安定性に優れ、装置内での磁気券シートの走行性に
支障をきたさない磁気券シートに関するものである。
<従来の技術> 従来、磁気券シートは紙またはプラスチックシートから
なる支持体の片面に、磁性粉、結着剤からなる塗料を塗
布して磁気記録層を形成しているが、前記支持体と磁気
記録層は、それぞれ熱収縮率が異なるため、塗布および
乾燥後磁気券シートに加工した際カールを生じ、記録装
置および記録再生装置内部での磁気券シートの走行性に
支障をきたしている。また前記支持体と磁気記録層は、
それぞれ雰囲気の湿度が変化した場合の吸湿、脱湿によ
る伸縮率が異なるため、磁気券シートにカールが生じ、
記録装置および記録再生装置内部における磁気券シート
の走行性に支障をきたしている。また、支持体が紙の場
合には、プラスチックシートの場合に比較して価格が安
いという利点があるが、雰囲気の湿度が変化した場合の
吸湿、脱湿による寸法変化を生じるため、記録装置およ
び記録再生装置内部における磁気券シートの走行性に支
障をきたしている。
なる支持体の片面に、磁性粉、結着剤からなる塗料を塗
布して磁気記録層を形成しているが、前記支持体と磁気
記録層は、それぞれ熱収縮率が異なるため、塗布および
乾燥後磁気券シートに加工した際カールを生じ、記録装
置および記録再生装置内部での磁気券シートの走行性に
支障をきたしている。また前記支持体と磁気記録層は、
それぞれ雰囲気の湿度が変化した場合の吸湿、脱湿によ
る伸縮率が異なるため、磁気券シートにカールが生じ、
記録装置および記録再生装置内部における磁気券シート
の走行性に支障をきたしている。また、支持体が紙の場
合には、プラスチックシートの場合に比較して価格が安
いという利点があるが、雰囲気の湿度が変化した場合の
吸湿、脱湿による寸法変化を生じるため、記録装置およ
び記録再生装置内部における磁気券シートの走行性に支
障をきたしている。
<考案が解決しようとする問題点> 本考案は磁気券シートの製造加工時におけるカールを防
止し、かつ湿度依存性の少ない構成にすることにより記
録装置および記録再生装置内部における磁気券シートの
走行性を改良するものである。
止し、かつ湿度依存性の少ない構成にすることにより記
録装置および記録再生装置内部における磁気券シートの
走行性を改良するものである。
<問題点を解決するための手段> 本考案者は、これらの問題点を解決すべく鋭意検討した
結果、第1図に示すように紙支持体1の両面にポリオレ
フィン樹脂層2を設け、該ポリオレフィン樹脂層2の一
方の面上に磁性粉として保磁力1500〜5000エルステッド
のバリウムフェライトまたはストロンチウムフェライト
を用いた磁気記録層3を設け、更に、該磁気記録層上に
保護層5を設けた層構成にすることにより、上記の問題
点を改善しうることを見出し本考案をなすに至った。
結果、第1図に示すように紙支持体1の両面にポリオレ
フィン樹脂層2を設け、該ポリオレフィン樹脂層2の一
方の面上に磁性粉として保磁力1500〜5000エルステッド
のバリウムフェライトまたはストロンチウムフェライト
を用いた磁気記録層3を設け、更に、該磁気記録層上に
保護層5を設けた層構成にすることにより、上記の問題
点を改善しうることを見出し本考案をなすに至った。
第2図は本考案の他の実施態様を示す図である。
すなわち、第2図は第1図の磁気券シートの磁気記録層
3と保護層5との間に文字および/または絵柄の印刷層
4を設けた例である。
3と保護層5との間に文字および/または絵柄の印刷層
4を設けた例である。
次に本考案を構成する材料について詳述する。
本考案で使用されるポリオレフィン樹脂としては、例え
ば、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸
の共重合体の金属塩、エチレン−プロピレン共重合体、
ポリプロピレン等である。また、ポリオレフィン樹脂に
白色顔料、例えば炭酸カルシウム、酸化チタン、タルク
などを添加することもある。この場合の顔料の添加量は
重量で5〜20%が望ましい。ポリオレフィン樹脂層の厚
さは5〜20μ程度がよく、10〜15μmが更に好ましい。
この場合のポリオレフィン樹脂層の形成方法としてはT
型ダイス法等により紙支持体上に直接ポリオレフィン樹
脂を積層するか、該樹脂フィルムを支持体上に加熱溶着
するかあるいは該樹脂フィルムを接着剤により紙支持体
に接着する方法等が考えられる。ポリオレフィン樹脂層
にコロナ放電などの表面処理をほどこして磁気記録層と
の接着力を更に向上して使用することも出来る。
ば、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸
の共重合体の金属塩、エチレン−プロピレン共重合体、
ポリプロピレン等である。また、ポリオレフィン樹脂に
白色顔料、例えば炭酸カルシウム、酸化チタン、タルク
などを添加することもある。この場合の顔料の添加量は
重量で5〜20%が望ましい。ポリオレフィン樹脂層の厚
さは5〜20μ程度がよく、10〜15μmが更に好ましい。
この場合のポリオレフィン樹脂層の形成方法としてはT
型ダイス法等により紙支持体上に直接ポリオレフィン樹
脂を積層するか、該樹脂フィルムを支持体上に加熱溶着
するかあるいは該樹脂フィルムを接着剤により紙支持体
に接着する方法等が考えられる。ポリオレフィン樹脂層
にコロナ放電などの表面処理をほどこして磁気記録層と
の接着力を更に向上して使用することも出来る。
本考案の磁気記録層は、磁性粉をポリエステル樹脂、塩
化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、スチレン−ブタジエ
ン共重合体樹脂等のバインダー中に均一分散した塗料又
はインクを支持体上に塗布又は印刷することにより形成
される。磁性粉としては、バリウムフェライト、ストロ
ンチウムフェライトが使用されるが、磁気記録情報が通
常の永久磁石により消去又は減衰するトラブルを防止す
るために、保磁力が1500〜5000エルステッドという高保
磁力材料を適用することが必要である。本考案の保護層
は、磁気記録層の平滑性や耐摩耗性を向上させるために
設けるものであって、その材料としてはニトロセルロー
ス樹脂、ポリウレタン樹脂等の有機溶剤可溶型樹脂や各
種の水溶性樹脂が適用される。
化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、スチレン−ブタジエ
ン共重合体樹脂等のバインダー中に均一分散した塗料又
はインクを支持体上に塗布又は印刷することにより形成
される。磁性粉としては、バリウムフェライト、ストロ
ンチウムフェライトが使用されるが、磁気記録情報が通
常の永久磁石により消去又は減衰するトラブルを防止す
るために、保磁力が1500〜5000エルステッドという高保
磁力材料を適用することが必要である。本考案の保護層
は、磁気記録層の平滑性や耐摩耗性を向上させるために
設けるものであって、その材料としてはニトロセルロー
ス樹脂、ポリウレタン樹脂等の有機溶剤可溶型樹脂や各
種の水溶性樹脂が適用される。
次に、本考案でいう印刷層とは磁気券シートとして必要
な例えば注意書きとか美観を出すための絵柄模様を印刷
するものであり、黒色系の磁気記録層上への印刷は白色
とか銀色のインクで印刷するか、印刷前に一旦白色系の
隠ぺい層を磁気記録層の上に設け、その上に黒色系のイ
ンクで印刷してもよい。
な例えば注意書きとか美観を出すための絵柄模様を印刷
するものであり、黒色系の磁気記録層上への印刷は白色
とか銀色のインクで印刷するか、印刷前に一旦白色系の
隠ぺい層を磁気記録層の上に設け、その上に黒色系のイ
ンクで印刷してもよい。
本考案を構成する紙支持体は、セルロース繊維からなる
通常の紙又はセルロース繊維と合成繊維との合成紙が適
用できる。
通常の紙又はセルロース繊維と合成繊維との合成紙が適
用できる。
<作用> 本考案の磁気記録シートはその層構成にポリオレフィン
樹脂層を紙支持体の両面に設けることによって、紙支持
体と磁気記録層との熱収縮率および吸湿、脱湿による伸
縮率の差が緩和されて磁気券シートのカールが全くなく
なり、また湿度変化による寸法変化も小さくなって寸法
安定性が向上する。その結果、記録装置および記録再生
装置内部における磁気券シートの走行性が著しく改善さ
れた。
樹脂層を紙支持体の両面に設けることによって、紙支持
体と磁気記録層との熱収縮率および吸湿、脱湿による伸
縮率の差が緩和されて磁気券シートのカールが全くなく
なり、また湿度変化による寸法変化も小さくなって寸法
安定性が向上する。その結果、記録装置および記録再生
装置内部における磁気券シートの走行性が著しく改善さ
れた。
またポリオレフィン樹脂層を設けることによって、磁気
記録層の表面平滑度が高くなり、磁気記録層上に文字お
よび/または絵柄を印刷により設ける場合には、印刷品
位が著しく向上する。更に、高保磁力の磁性体を使用し
ても従来行われているような例えば10Kガウスの高磁場
をかけることなく、1.5Kガウス程度の低磁場をかけるだ
けで、良好な配向性が得られ優れた記録特性が達成さ
れ、設備および製造の面において容易である。
記録層の表面平滑度が高くなり、磁気記録層上に文字お
よび/または絵柄を印刷により設ける場合には、印刷品
位が著しく向上する。更に、高保磁力の磁性体を使用し
ても従来行われているような例えば10Kガウスの高磁場
をかけることなく、1.5Kガウス程度の低磁場をかけるだ
けで、良好な配向性が得られ優れた記録特性が達成さ
れ、設備および製造の面において容易である。
<実施例> 次に本考案を具体例で詳細に説明する。尚、実施例の配
合部は全て重量部である。
合部は全て重量部である。
まず、下記配合にて磁気記録層および保護層用の塗料を
作製した。
作製した。
上質紙(157g/m2)の両面に13μmの厚さにポリエチレ
ン樹脂をラミネートした。このラミネート紙の片面に前
記の磁気記録層塗料を固型分付着量31g/m2に塗布し、磁
場1.5Kガウスにて配向して乾燥した後、その上に前記の
磁気記録層用保護層塗料を固型分付着量で2g/m2に塗布
し乾燥して本考案の磁気券シートを得た。
ン樹脂をラミネートした。このラミネート紙の片面に前
記の磁気記録層塗料を固型分付着量31g/m2に塗布し、磁
場1.5Kガウスにて配向して乾燥した後、その上に前記の
磁気記録層用保護層塗料を固型分付着量で2g/m2に塗布
し乾燥して本考案の磁気券シートを得た。
比較例 上質紙(157g/m2)の片面に前記の磁気記録層塗料を固
型分付着量34g/m2に塗布し、磁場1.5Kガウスにて配向し
て乾燥した後、その上に前記の磁気記録層用保護層塗料
を固型分付着量で2g/m2に塗布し乾燥して比較用の磁気
券シートを得た。
型分付着量34g/m2に塗布し、磁場1.5Kガウスにて配向し
て乾燥した後、その上に前記の磁気記録層用保護層塗料
を固型分付着量で2g/m2に塗布し乾燥して比較用の磁気
券シートを得た。
参考例 上記の実施例および比較例における配向磁場を1.5Kガウ
スに代えて10Kガウスとした以外は各々同様にして参考
例1および2の磁気券シートを得た。
スに代えて10Kガウスとした以外は各々同様にして参考
例1および2の磁気券シートを得た。
上記の実施例、比較例および参考例の磁気券シートにつ
いて、磁気記録特性を振動試料型磁力計(東英工業社製
VSM−P7型)を用いて測定した。特性を表−1に示す。
いて、磁気記録特性を振動試料型磁力計(東英工業社製
VSM−P7型)を用いて測定した。特性を表−1に示す。
また、前記両方の磁気券シートをカードの大きさ(54mm
×86mm)に切断し、カール特性、寸法安定性、走行性を
測定した結果を表−2示す。
×86mm)に切断し、カール特性、寸法安定性、走行性を
測定した結果を表−2示す。
表−1から明らかなとおり本考案の磁気券シートは磁気
記録層の塗布量が少なくできた。また、低磁場で角形比
0.89と良好な配向性が得られた。一方、比較例の磁気券
シートは、角形比0.80と十分な配向性が得られなかっ
た。比較例の場合、参考例に示す如く、磁場10Kガウス
でようやく角形比0.83と実用上少なくとも必要な配向性
が得られたものであった。また、本考案の磁気券シート
は、表−2から明らかなとおりカールが少なく寸法安定
性が良く、走行性に優れていることを確認した。
記録層の塗布量が少なくできた。また、低磁場で角形比
0.89と良好な配向性が得られた。一方、比較例の磁気券
シートは、角形比0.80と十分な配向性が得られなかっ
た。比較例の場合、参考例に示す如く、磁場10Kガウス
でようやく角形比0.83と実用上少なくとも必要な配向性
が得られたものであった。また、本考案の磁気券シート
は、表−2から明らかなとおりカールが少なく寸法安定
性が良く、走行性に優れていることを確認した。
<考案の効果> このように本考案の磁気券シートは、磁気券シートの走
行性を改良すると共に、磁気記録層の塗布量も従来品に
比べて少量で良いので磁気記録層上に印刷された文字お
よび/または絵柄の品位が著しく改良される。また、低
磁場で高磁力材料の良好な配向性が得られ、容易に優れ
た磁気記録特性が達成される。
行性を改良すると共に、磁気記録層の塗布量も従来品に
比べて少量で良いので磁気記録層上に印刷された文字お
よび/または絵柄の品位が著しく改良される。また、低
磁場で高磁力材料の良好な配向性が得られ、容易に優れ
た磁気記録特性が達成される。
第1図〜第2図は本考案の磁気券シートの一例を示す拡
大断面図である。 1…紙支持体、2…ポリオレフィン樹脂層、3…磁気記
録層、4…印刷層、5…保護層。
大断面図である。 1…紙支持体、2…ポリオレフィン樹脂層、3…磁気記
録層、4…印刷層、5…保護層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審判の合議体 審判長 松島 四郎 審判官 仁木 由美子 審判官 大黒 浩之 (56)参考文献 特開 昭56−22223(JP,A) 実開 昭49−93205(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】支持体の両面にポリオレフィン樹脂層を設
け、該ポリオレフィン樹脂層の一方の面に保磁力1500〜
5000エルステッドのバリウムフェライトまたはストロン
チウムフェライトと結着剤とを主成分とする磁気記録層
を設け、更に、該磁気記録層上に保護層を設けたことを
特徴とする磁気券シート。 - 【請求項2】磁気記録層と保護層の間に、文字および/
または絵柄の印刷層を設けたことを特徴とする実用新案
登録請求の範囲第1項記載の磁気券シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987159277U JPH0725852Y2 (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 | 磁気券シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987159277U JPH0725852Y2 (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 | 磁気券シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0164108U JPH0164108U (ja) | 1989-04-25 |
| JPH0725852Y2 true JPH0725852Y2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=31440348
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987159277U Expired - Lifetime JPH0725852Y2 (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 | 磁気券シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0725852Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0386919A (ja) * | 1989-06-23 | 1991-04-11 | Tomoegawa Paper Co Ltd | 磁気券シート及びその製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4993205U (ja) * | 1972-12-05 | 1974-08-13 | ||
| JPS5622223A (en) * | 1979-07-31 | 1981-03-02 | Tokyo Jiki Insatsu Kk | Magnetic card and its manufacture |
-
1987
- 1987-10-20 JP JP1987159277U patent/JPH0725852Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0164108U (ja) | 1989-04-25 |
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