JPH072619A - 雲母粉体及び該雲母粉体を配合した化粧料 - Google Patents

雲母粉体及び該雲母粉体を配合した化粧料

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JPH072619A
JPH072619A JP16978693A JP16978693A JPH072619A JP H072619 A JPH072619 A JP H072619A JP 16978693 A JP16978693 A JP 16978693A JP 16978693 A JP16978693 A JP 16978693A JP H072619 A JPH072619 A JP H072619A
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mica powder
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、使用感触、成型性に優れ、且つ光
沢の少ないセリサイトに代替できる化粧料に好適な雲母
粉体を提供することを目的とする。 【構成】この発明に於いては、白雲母、金雲母、黒雲母
若しくは合成雲母で、レ−ザー回折法平均粒子径(A)
が、5μm≦A≦20μmで、且つ上記(A)と沈降法
平均粒子径(B)の比で示される厚み指数(A/B)
が、1.5≦A/B≦3.5であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、成型性が良好でしか
も光沢が低い性質があるため化粧料の基材として極めて
優れた雲母粉体及び該雲母粉体を配合した使用性及び仕
上がりに優れた化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】化粧料には、製品の伸展性、付着性、隠
蔽力及び成形性等を向上させる目的で、各種の体質顔料
が使用されている。このような体質顔料としては、タル
ク、カオリン、セリサイト、雲母等の無機粉末及びナイ
ロンパウダー、ポリエチレンパウダー、アクリル樹脂パ
ウダー及びエポキシ樹脂パウダー等の有機粉末が挙げら
れる。これらの中で雲母は、透明感に優れ、艶があり、
使用感触に優れ伸展性がある等の利点があることから多
く使用されている。最近では、天然雲母だけでなく、合
成雲母も開発されてきた。化粧料用合成雲母について
は、例えば特開昭63−183962号、特開昭63−
185810号及び特開昭63−241072号に開示
されている。
【0003】上記したように、雲母は、化粧料の基材と
して優れた性質を持つ反面、光沢が高く、成型性が劣る
欠点があった。それ故、化粧料に配合した場合、化粧料
の艶が高すぎ、しわが目立ち、仕上がりが奇麗でないと
か、耐衝撃性が悪い等の傾向があった。一方、天然雲母
の1種であるセリサイトは、成型性に優れ、且つ光沢が
少ない性質があり、しかも使用感触にも優れているた
め、化粧料の基材として広く使用されている。しかしな
がら、近年は、セリサイトの良質品は枯渇してきてお
り、セリサイトに代替し得る材料の要求は強くなってき
ているが、使用感触、成型性に優れ、且つ光沢の少ない
セリサイトに代替できる雲母粉体は未だ知られていな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な点に着目してなされたものであり、使用感触、成型性
に優れ、且つ光沢の少ないセリサイトに代替できる化粧
料に好適な雲母粉体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明者等は鋭意研究の結果、レ−ザー回折法平均粒子
径(A)及び(A)と沈降法平均粒子径(B)の比で示さ
れる厚み指数(A/B)を特定の範囲内とすることによ
り、使用感触、成型性に優れ、且つ光沢の少ないセリサ
イトに代替できる化粧料用雲母粉体が得られるという画
期的な事実を見いだし、本発明に到達した。
【0006】即ち本発明は、白雲母、金雲母、黒雲母若
しくは合成雲母で、レ−ザー回折法平均粒子径(A)が、
5μm≦A≦20μmで、且つ上記(A)と沈降法平均
粒子径(B)の比で示される厚み指数(A/B)が、
1.5≦A/B≦3.5更に好ましくは2.0≦A/B
≦3.0であることを特徴とする雲母粉体及び該雲母粉
体を含有する化粧料である。
【0007】本発明の雲母は、白雲母、金雲母、黒雲母
若しくは合成雲母であり、合成雲母は、鉄等の着色元素
を含有しないため、白色度の高い本発明の合成雲母が得
られると共に、成型性、光沢及び使用感触の全てが著し
く改善されるため特に好ましい。白雲母、金雲母若しく
は黒雲母の場合は、成型性及び光沢はかなり改善される
が、感触は多少改善される程度である。合成雲母は、溶
融法、水熱法若しくは固体間反応法によって得られるフ
エロケイ酸塩鉱物であり、良質の結晶の合成雲母粉体
は、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、アルミニウ
ム、ケイ素、フッ素等を含有する化合物を一定の割合で
混合し、これを溶融、晶出、冷却後、機械的粉砕を行う
ことにより得られる。代表的な合成雲母としては、次の
ようなものが挙げられる。 KMg3(AlSi310)F2 カリウムフッ素金
雲母 KMg2.5(Si410)F2 カリウム4ケイ素
雲母 NaMg3(AlSi310)F2 ナトリウムフッ素
金雲母
【0008】本発明の雲母のレザー回折法平均粒子径
(A)は、5μm≦A≦20μmである必要があり、5μ
m未満であると、使用感触が悪く、20μmを越える
と、成型性が悪く、光沢も強くなるため、本発明の効果
を発揮しない。また、本発明の雲母は、上記(A)と沈
降法平均粒子径(B)の比で示される厚み指数(A/
B)が、1.5≦A/B≦3.5である必要があり、
1.5未満であると、使用感触が悪く、また3.5を越
えると、成型性が悪く、光沢も強くなり、本発明の効果
を発揮しない。
【0009】次に、本発明の雲母粉体の製造方法を説明
する。原料雲母は、白雲母、金雲母、黒雲母若しくは合
成雲母である。合成雲母は、公知の方法で製造すればよ
く、例えば合成フッ素金雲母の場合、無水ケイ酸約40
部、無水マグネシウム約30部、酸化アルミニウム約1
3部及びケイフッ化カリウム約17部を配合した後、1
400℃〜1500℃で溶融し、次いで1300℃〜1
400℃で晶出させて、合成フッ素金雲母を得る。これ
らの原料雲母を、順次粗砕機、中粉砕機、微粉砕機にか
けた後、レザー回折法平均粒子径(A)が、5μm≦A≦
20μmで、且つ上記(A)と沈降法平均粒子径(B)
の比で示される厚み指数(A/B)が、1.5≦A/B
≦3.5であるように分級して、本発明の雲母粉体を得
る。
【0010】粗砕機、中粉砕機としては、圧縮破砕機、
せん断粗砕機、衝撃破砕機、ロール式,スタンプ式の粗
砕機,中粉砕機等が使用できるが、特にこれらに限定さ
れない。微粉砕機としては、ボール媒体ミル、媒体撹拌
式媒体ミル、ジエツト粉砕機、湿式高速回転ミル、石臼
式ミル等が使用できるが、特にこれらに限定されない。
分級方法は、自然沈降法、遠心沈降法、サイクロン法等
により行えば良い。分級後若しくは分級前に、酸処理、
熱処理若しくは酸処理と熱処理との併用処理を行っても
良い。合成雲母は、酸処理により粒子端面を薄葉化する
ことができ、また熱処理により、フッ素イオンの溶出が
なく、表面活性を少なくすることができる。
【0011】上記酸処理に使用する酸は、無機酸、有機
酸のいずれであってもであっても良いが、強酸を用いた
場合は、雲母の構造が破壊されることがあるので、弱酸
を使用するのが好ましい。無機酸としては、例えば、塩
酸、硝酸、硫酸、塩素酸、過塩素酸、過ヨウ素酸、臭素
酸、リン酸、ホウ酸、炭酸等が挙げられる。有機酸とし
ては、例えば、ギ酸,酢酸、アクリル酸,安息香酸,シ
ュウ酸,マロン酸,コハク酸,グルタル酸,アジピン
酸,ピメリン酸,フタル酸等のカルボン酸、乳酸,リン
ゴ酸,酒石酸,クエン酸等のオキシカルボン酸、グリシ
ン,アラニン,バリン,ロイシン,チロシン,トレオニ
ン,セリン,プロリン,トリプトフアン,メチオニン,
シスチン,チロキシン,アスパラギン酸,グルタミン
酸,リジン,アルギン等のアミノ酸等が挙げられる。
【0012】雲母を熱処理する設備方式は、例えば外熱
式加熱炉、内熱式加熱炉、ロータリーキルン等公知のあ
らゆる方法を適用することができる。熱処理雰囲気は、
酸化雰囲気、還元雰囲気、アルゴンガス雰囲気、窒素ガ
ス雰囲気、アンモニアガス雰囲気、真空中等のいずれで
も、或はこれらを組み合わせても良く、目的とする雲母
粉体の用途、機能等に応じて適宜選択すれば良い。雲母
の熱処理温度は、600〜1350℃、好ましくは70
0〜1200℃である。
【0013】本発明の雲母粉体の化粧料への配合量は、
化粧料全量中の1〜100重量%である。本発明の化粧
料としては、フエーシャル化粧料、メーキャップ化粧
料、ヘア化粧料、浴用剤等広い範囲の化粧料が含まれる
が、特にメーキャップ化粧料、例えばフアンデーショ
ン、粉白粉、アイシャドー、ブラッシャー、化粧下地、
ネイルエナメル、アイライナー、マスカラ、口紅、フア
ンシーパウダー等に好適である。本発明の雲母粉体は、
化粧料に配合されるに当たって必要に応じ、シリコーン
処理、フッ素処理、金属石鹸処理、脂肪酸処理、界面活
性剤処理、或は酸、アルカリ、無機酸類による処理、更
にはこれらの複合処理を行った後配合させても良い。
【0014】本発明の化粧料には、本発明の合成雲母粉
体の他に、通常化粧料に用いられる他の成分を必要に応
じて適宜配合することができる。例えばタルク,カオリ
ン,セリサイト,白雲母,金雲母,紅雲母,黒雲母,合
成雲母,リチア雲母,バーミキュライト,炭酸マグネシ
ウム,炭酸カルシウム,珪ソウ土,ケイ酸マグネシウ
ム,ケイ酸カルシウム,ケイ酸アルミニウム,ケイ酸バ
リウム,硫酸バリウム,ケイ酸ストロンチウム,タング
ステン酸金属塩,シリカ,ヒドロキシアパタイト,ゼオ
ライト,窒化ホウ素,セラミックスパウダー等の無機粉
末、ナイロンパウダー,ポリエチレンパウダー,ポリス
チレンパウダー,ベンゾグアナミンパウダー,ポリ四弗
化エチレンパウダー,ジスチレンベンゼンポリマーパウ
ダー,エポキシパウダー,アクリルパウダー,シリコ−
ンパウダー,微結晶性セルロース等の有機粉体、酸化チ
タン,酸化亜鉛等の無機白色顔料、酸化鉄(ベンガ
ラ),チタン酸鉄等の無機赤色系顔料、γ酸化鉄等の無
機褐色系顔料、黄酸鉄,黄土等の
【0015】無機黄色系顔料、四酸酸化鉄,カーボンブ
ラック等の無機黒色系顔料,マンゴバイオレット,コバ
ルトバイオレット等の無機紫色系顔料、酸化クロム,水
酸化クロム,チタン酸コバルト等の無機緑色顔料,群
青,紺青等の無機青色系顔料、酸化チタン被覆雲母,酸
化チタン被覆オキシ塩化ビスマス,オキシ塩化ビスマ
ス,酸化チタン被覆タルク,魚鱗箔,着色酸化チタン被
覆雲母等のパール顔料、アルミニウムパウダー,カッパ
ーパウダー等の金属粉末顔料、赤色201号,赤色20
2号,赤色204号,赤色205号,赤色220号,赤
色226号,赤色228号,赤色405号,橙色203
号,橙色204号,黄色205号,黄色401号及び青
色404号等の有機顔料、赤色3号,赤色104号,赤
色106号,赤
【0016】色227号,赤色230号,赤色401
号,赤色505号,橙色205号,黄色4号,黄色5
号,黄色202号,黄色203号,橙色3号及び青色1
号のジルコニウム,バリウム,若しくはアルミニウムレ
ーキ等の有機顔料、クロロフイル,β−カロチン等の天
然色素、スクワラン,流動パラフイン,ワセリン,マイ
クロクリスタリンワックス,オゾケライト,セレシン,
ミリスチン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,オレイン
酸,イソステアリン酸,セチルアルコール,ヘキサデシ
ルアルコール,オレイルアルコール,2−エチルヘキサ
ン酸セチル,パルミチン酸2−エチルヘキシル,ミリス
チン酸2ーオクチルドデシル,ジ2ーエチルヘキサン酸
ネオペンチルグリコール,トリ−2−エチルヘキサン酸
グリセロール,オレイン酸2ーオクチルドデシル,ミリ
スチン酸イソプロピル,トリイソステアリン酸グリセロ
ール,トリヤシ油脂肪酸グリセロール,オリーブ油,ア
ボガド油,ミツロウ,ミリスチン酸ミリスチル,ミンク
油,ラノリン等の各種炭化水素、シリコーン油,高級脂
肪酸,油脂類のエステル類、高級アルコール,ロウ類等
の油性成分、アセトン,トルエン,酢酸ブチル,酢酸エ
ステル等の有機溶剤、アル
【0017】キッド樹脂,尿素樹脂等の樹脂、カンフア
ー,クエン酸アセトルトリブチル等の可塑剤、紫外線吸
収剤、酸化防止剤、防腐剤、界面活性剤、保湿剤、香
料、水、アルコール、増粘剤等が挙げられる。本発明に
よる化粧料の形態は、特に限定されず、例えば粉末状、
ケーキ状、ペンシル状、スチック状、ペレット状、軟膏
状、液状、乳液状、クリーム状等とすることができる。
本発明の雲母粉体は、化粧料用として特に有用なもので
あるが、塗料、プラスチック、ゴム等の添加剤、ゴム等
の離型剤、潤滑剤として使用することもできる。
【0018】
【実施例】次に、実施例、参考例を挙げて本発明を更に
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。実
施例、参考例中のレーザー回折法平均粒子径、沈降法平
均粒子径、成型性、光沢の測定値は、以下の方法により
測定したものである。 (レーザー回折法平均粒子径)レーザー回折法平均粒子
径は、体積基準のメジアン径、累積分布の50%に相当
する粒子径であり、レーザー回折式粒度分布測定装置
(堀場製作所製、型式LAー500)により測定した。
【0019】(沈降法平均粒子径)沈降法平均粒子径
は、体積基準のメジアン径、累積分布の50%に相当す
る粒子径であり、超遠心式自動粒度分布測定装置(堀場
製作所製、 型式CAPAー700)により測定した。 (成型性)雲母粉60部に対し、タルク30部、流動パ
ラフイン9部、界面活性剤1部を混合した。これを、8
0kg/cm2の圧力でプレス成型し、表面硬度をオル
ゼン硬度計(針入硬度)で測定した。評価は、下記基準
により行った。 ◎ 40未満 ○ 40以上50未満 × 50以上 (光沢)アート紙に張り付けたセロテープ粘着面に粉体
を塗布し、日本電色製デジタル携帯用光沢計VG−2P
型で60°ー60°の光沢を測定した。評価は、下記基
準により行った。 −× 3.0未満 −○ 3.0以上3.5未満 ◎ 3.5以上4.5未満 +○ 4.5以上5.0未満 +× 5.0以上
【0020】実施例 1 無水ケイ酸約40部、酸化マグネシウム約30部、酸化
アルミニウム約13部及びケイフッ化カリウム約17部
を配合した後、1400℃〜1500℃で溶融し、次い
で1300℃〜1400℃で晶出させて、合成フッ素金
雲母を得た。この合成フッ素金雲母10kgを、湿式媒
体ミルで粉砕した後、0.2Mクエン酸により1時間酸
処理し、マッフル炉で900℃、1時間熱処理した。そ
の後、自然沈降法により分級し、レーザー回折法平均粒
子径(A)10.9μm、沈降法平均粒子径(B)4.
0μm、厚み指数(A/B)2.7の本発明の雲母粉体
900gを得た。評価結果を後記表ー1に示す。
【0021】実施例 2 無水ケイ酸約40部、酸化マグネシウム約30部、酸化
アルミニウム約13部及びケイフッ化カリウム約17部
を配合した後、1400℃〜1500℃で溶融し、次い
で1300℃〜1400℃で晶出させて、合成フッ素金
雲母を得た。この合成フッ素金雲母10kgを、湿式高
速回転ミルで粉砕した後、0.3Mクエン酸により30
分間酸処理し、マッフル炉で900℃、1時間熱処理し
た。その後、自然沈降法により分級し、レーザー回折法
平均粒子径(A)11.5μm、沈降法平均粒子径
(B)4.3μm、厚み指数(A/B)2.7の本発明
の雲母粉体950gを得た。評価結果を後記表ー1に示
す。
【0022】実施例 3 無水ケイ酸約40部、酸化マグネシウム約30部、酸化
アルミニウム約13部及びケイフッ化カリウム約17部
を配合した後、1400℃〜1500℃で溶融し、次い
で1300℃〜1400℃で晶出させて、合成フッ素金
雲母を得た。この合成フッ素金雲母10kgを、湿式媒
体ミルで粉砕した後、1N塩酸により1時間酸処理し、
マッフル炉で900℃、1時間熱処理した。その後、自
然沈降法により分級し、レーザー回折法平均粒子径
(A)20.0μm、沈降法平均粒子径(B)5.7μ
m、厚み指数(A/B)3.5の本発明の雲母粉体1K
gを得た。評価結果を後記表ー1に示す。
【0023】実施例 4 無水ケイ酸約40部、酸化マグネシウム約30部、酸化
アルミニウム約13部及びケイフッ化カリウム約17部
を配合した後、1400℃〜1500℃で溶融し、次い
で1300℃〜1400℃で晶出させて、合成フッ素金
雲母を得た。この合成フッ素金雲母10kgを、ボール
媒体ミルで粉砕した後、1N塩酸により1時間酸処理
し、マッフル炉で900℃、1時間熱処理した。その
後、自然沈降法により分級し、レーザー回折法平均粒子
径(A)5.0μm、沈降法平均粒子径(B)3.3μ
m、厚み指数(A/B)1.5の本発明の雲母粉体1K
gを得た。評価結果を後記表ー1に示す。
【0024】実施例 5 白雲母2kgを、ボール媒体ミルで粉砕した後、自然沈
降法により分級し、レーザー回折法平均粒子径(A)1
0.3μm、沈降法平均粒子径(B)4.3μm、厚み
指数(A/B)4.3の本発明の雲母粉体300gを得
た。評価結果を後記表ー1に示す。 実施例 6 金雲母2kgを、湿式高速回転ミルで粉砕した後、自然
沈降法により分級し、レーザー回折法平均粒子径(A)
12.5μm、沈降法平均粒子径(B)5.0μm、厚
み指数(A/B)2.5の本発明の雲母粉体300gを
得た。評価結果を後記表ー1に示す。
【0025】比較例 1 無水ケイ酸約40部、酸化マグネシウム約30部、酸化
アルミニウム約13部及びケイフッ化カリウム約17部
を配合した後、1400℃〜1500℃で溶融し、次い
で1300℃〜1400℃で晶出させて、合成フッ素金
雲母を得た。この合成フッ素金雲母10kgを、湿式媒
体ミルで粉砕した後、0.3Mクエン酸により1時間酸
処理し、マッフル炉で900℃、1時間熱処理した。そ
の後、自然沈降法により分級し、レーザー回折法平均粒
子径(A)11.0μm、沈降法平均粒子径(B)2.
5μm、厚み指数(A/B)4.4の雲母粉体1Kgを
得た。評価結果を後記表ー1に示す。
【0026】比較例 2 無水ケイ酸約40部、酸化マグネシウム約30部、酸化
アルミニウム約13部及びケイフッ化カリウム約17部
を配合した後、1400℃〜1500℃で溶融し、次い
で1300℃〜1400℃で晶出させて、合成フッ素金
雲母を得た。この合成フッ素金雲母10kgを、湿式高
速回転ミルで粉砕した後、1N塩酸により1時間酸処理
し、マッフル炉で900℃、1時間熱処理した。その
後、自然沈降法により分級し、レーザー回折法平均粒子
径(A)10.0μm、沈降法平均粒子径(B)7.0
μm、厚み指数(A/B)1.4の雲母粉体1Kgを得
た。評価結果を後記表ー1に示す。
【0027】比較例 3 無水ケイ酸約40部、酸化マグネシウム約30部、酸化
アルミニウム約13部及びケイフッ化カリウム約17部
を配合した後、1400℃〜1500℃で溶融し、次い
で1300℃〜1400℃で晶出させて、合成フッ素金
雲母を得た。この合成フッ素金雲母5kgを、湿式媒体
ミルで粉砕した後、1N塩酸により1時間酸処理し、マ
ッフル炉で900℃、1時間熱処理した。その後、自然
沈降法により分級し、レーザー回折法平均粒子径(A)
25μm、沈降法平均粒子径(B)10μm、厚み指数
(A/B)2.5の雲母粉体500gを得た。評価結果
を後記表ー1に示す。
【0028】比較例 4 無水ケイ酸約40部、酸化マグネシウム約30部、酸化
アルミニウム約13部及びケイフッ化カリウム約17部
を配合した後、1400℃〜1500℃で溶融し、次い
で1300℃〜1400℃で晶出させて、合成フッ素金
雲母を得た。この合成フッ素金雲母5kgを、湿式媒体
ミルで粉砕した後、1N塩酸により1時間酸処理し、マ
ッフル炉で900℃、1時間熱処理した。その後、自然
沈降法により分級し、レーザー回折法平均粒子径(A)
4.4μm、沈降法平均粒子径(B)1.2μm、厚み
指数(A/B)3.3の雲母粉体500gを得た。評価
結果を後記表ー1に示す。
【0029】
【表−1】
【0030】次に、本発明の合成雲母粉体を配合した化
粧料の実施例を示す。なお、化粧料の性能は、次表−2
に挙げた項目について、専門パネル20名による5段階
官能評価を行い、20名の平均値に基づき、下記の記号
によって示した。
【0031】
【表−2】
【0032】(1)つやの評価基準 +× 4.5以上5.0まで +△ 3.5以上4.5未満 ◎ 2.5以上3.5未満 −△ 1.5以上2.5未満 −× 1.0以上1.5未満 (2)のび、つき、なめらかな使用感、化粧肌のきれい
さ、なじみ、密着感の評価基準 ◎ 4.5以上5.0まで ○ 3.5以上4.5未満 □ 2.5以上3.5未満 △ 1.5以上2.5未満 × 1.0以上1.5未満
【0033】実施例7〜12:両用フアンデション 以下の各成分から、本発明の両用フアンデション7〜1
2を調製した。 (重量%) 1 酸化チタン 7 2 シリコーン処理微粒子酸化チタン※ 10 3 白雲母 8 4 実施例1〜6それぞれの雲母粉体のシリコーン処理品※ 65 5 ナイロンパウダー 2 6 赤色酸化鉄 0.5 7 黄色酸化鉄 1 8 黒色酸化鉄 0.1 9 シリコ−ンオイル 1 10 パルミチン酸2ーエチルヘキシル 9 11 セスキオレイン酸ソルビタン 1 12 防腐剤 0.3 13 香料 0.1 ※ 3部のメチルハイドロジエンポリシロキサンを5部
のジクロルメタンに溶解したものに、粉体97部を混合
し、乾燥後180℃で3時間熱処理した。
【0034】上記成分1〜8をヘンシエルミキサーで混
合し、この混合物に、加熱溶解混合した成分9〜13を
添加混合した後、5HPパルベライザー(細川ミクロン
製)で粉砕し、これを直径5.3cmの中皿中160k
g/cm2の圧力で成形して両用フアンデションを得
た。上記成分4の雲母粉体の代わりに、比較例1〜4の
雲母粉体及び絹雲母のシリコーン処理した粉体を上記と
同量使用する以外は上記と同様にして、比較用両用フア
ンデション5〜9を調製した。
【0035】上記のように調製した両用フアンデション
の官能評価及び成型したときの針入硬度(オルゼン硬度
計、荷重1ポンド)を測定した。針入硬度は、成型性に
対応し、評価は下記基準により行った。 ◎ 20未満 ○ 20以上30未満 □ 30以上40未満 △ 40以上50未満 × 50以上 結果を次表ー3に示す。
【0036】
【表−3】
【0037】上記表の結果から、本発明の両用フアンデ
ションは、比較例の両用フアンデションよりも、高い評
価を受けていることがわかる。 実施例13:ブラッシャー 以下の各成分から本発明のブラッシャー13を調製し
た。 (重量%) 1 タルク 15.1 2 絹雲母 8.1 3 マイカ 5.0 4 実施例1の合成雲母粉体 60.0 5 赤色226号 0.4 6 チタンマイカ 3.0 7 スクワラン 3.0 8 パルミチン酸2ーエチルヘキシル 5.0 9 防腐剤 0.3 10 香料 0.2
【0038】上記成分1〜5をヘンシエルミキサーで混
合し、この混合物に、加熱溶解混合した成分7〜10を
吹き付け、更に混合した後、5HPパルベライザー(細
川ミクロン製)で粉砕し、更に成分6を加えて混合した
後、4×6cmの中皿中120kg/cm2の圧力で成
形して、本発明のブラッシャー13を得た。上記成分4
の合成雲母粉60.0重量%をセリサイト60.0重量
%に置換する以外は、上記と同様にして、比較用ブラッ
シャー10を調製した。上記のように調製したブラッシ
ャーの官能評価を前記実施例と同様に行い、結果を次表
ー4に示す。
【0039】
【表−4】
【0040】上記表から明らかなように、本発明のブラ
ッシャー13は、官能評価項目のいずれにおいても優れ
ていることがわかる。またブラッシャーの硬度は、本発
明のブラッシャー13が25であり、比較用ブラッシャ
ー10が35であり、本発明のブラッシャーの方が成形
性が良いことがわかる。更に成形品の外観色を日立カラ
ーアナライザー607で測定した結果、本発明のブラッ
シャーが彩度11.8、比較用ブラッシャーが彩度1
0.6であり、本発明のブラッシャーのほうが彩度が高
く、あざやかな外観色であることがわかった。
【0041】実施例14:フアンシーパウダー 以下の各成分から本発明のフアンシーパウダー14を調
製した。 (重量%) 1 実施例2の合成雲母粉体 95 2 タルク 4 3 香料 1 4 酸化鉄顔料 適量
【0042】上記成分1、2、4を混合した後、これに
成分3を加えて更に混合し、容器に充填して本発明のフ
アンシーパウダー14を得た。上記成分1の合成雲母粉
95重量%の代わりにタルク同量(従ってタルク合計9
9重量%)を使用する以外は、上記と同様にして、比較
用フアンシーパウダー11を調製した。上記のように調
製したフアンシーパウダーを、37℃の恒温槽に1ケ月
保存したサンプルと、各々のコントロール(同じ処方で
製造したフアンシーパウダーの製造直後のもの)とにつ
いて、官能評価により匂い安定性を比較した。結果は、
本発明のフアンシーパウダーは、1ケ月保存後のサンプ
ルとコントロールとは殆ど変わらなかったが、比較用フ
アンシーパウダーの場合は、1ケ月保存後のサンプル
は、コントロールと比べてかなりの変臭していた。
【0043】実施例15:ネイルエナメル 以下の各成分から本発明のネイルエナメルを調製した。 (重量%) 1 ニトロセルロース 12 2 変性アルキッド樹脂 12 3 クエン酸アセチルトリブチル 5 4 酢酸n−ブチル 36.4 5 酢酸エチル 6 6 n−ブチルアルコール 2 7 トルエン 21 8 酸化鉄顔料 0.5 9 二酸化チタン 0.1 10 パール顔料 2 11 実施例4の合成雲母粉体 2 12 有機変性モンモリロナイト 1
【0044】上記成分1〜7(但し、成分4は一部分)
を溶解し、この溶液に、成分12と成分4の残分とを混
合してゲル状にしたものを添加混合し、更に成分8〜1
1を添加混合し、容器に充填し、本発明のネイルエナメ
ル15を得た。上記成分11の合成雲母粉体の代わりに
セリサイト同量を使用する以外は、上記と同様にして、
比較用ネイルエナメル12を調製した。上記のように調
製したネイルエナメルの官能評価を次表ー5に示す。
【0045】
【表−5】
【0046】上記表から明らかなように、本発明のネイ
ルエナメルは、官能評価においても優れていることがわ
かる。 実施例16:乳化フアンデーション 以下の各成分から本発明の乳化フアンデーションを調製
した。 (重量%) 1 ステアリン酸 0.4 2 イソステアリン酸 0.3 3 2−エチルヘキサン酸セチル 4 4 流動パラフイン 11 5 ポリオキシエチレン(10)ステアリルエーテル 2 6 タルク 15 7 顔料 4 8 セチルアルコール 0.3 9 防腐剤 0.07 10 実施例5の雲母粉体 3 11 トリエタノールアミン 0.42 12 プロピレングリコール 5 13 防腐剤 0.02 14 イオン交換水 54.19 15 香料 0.3
【0047】上記成分1〜9を85℃で加熱溶解混合し
た後、成分10を添加して均一に分散させた。これに、
85℃で加熱溶解混合した成分11〜14の混合物を徐
々に添加して乳化させた。乳化時の温度を10分間保持
して撹拌した後、撹拌しながら冷却して45℃にした。
これに成分15を加え、35℃まで撹拌冷却を続けた
後、生成物を取り出し、容器に充填して、本発明の乳化
フアンデーション15を得た。上記成分10の雲母粉体
の代わりにタルク同量を使用する以外は、前記と同様の
方法により、比較用乳化フアンデーション13を調製し
た。上記のように調製した乳化フアンデーションの官能
評価を次表ー6に示す。
【0048】
【表−6】
【0049】上記表から明らかなように、本発明の乳化
フアンデーション15は、比較用乳化フアンデーション1
3に比べて優れていることがわかる。 実施例17:浴用剤 以下の各成分から本発明の錠剤タイプの浴用剤を調製し
た。 (重量%) 1 硫酸ナトリウム 45 2 炭酸水素ナトリウム 15 3 炭酸ナトリウム 8 4 コハク酸 22 5 実施例1の合成雲母粉体 15 6 色素 適量 7 顔料 適量 上記成分をヘンシエルミキサーで均一に混合し、打錠機
にて円形に成型し、本発明の浴用剤を調製した。
【0050】
【効果】以上述べた如く、本発明の雲母粉末は、使用感
触、成型性に優れ、しかも光沢が少ないので、化粧品の
基材として、従来の雲母粉を使用した場合と比べて、画
期的な効果を奏するものであるから、良質品が枯渇し、
その代替品の要求が強い、セリサイトに十分代替できる
ものであり、この業界に貢献するところ極めて大きい。
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 克基 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂研究所内 (72)発明者 山本 勝 愛知県豊橋市明海町1番地トピー工業株式 会社豊橋製造所内 (72)発明者 杉森 健一郎 愛知県豊橋市明海町1番地トピー工業株式 会社豊橋製造所内 (72)発明者 鈴村 亮 愛知県豊橋市明海町1番地トピー工業株式 会社豊橋製造所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成雲母粉体で、レーザー回折法平均粒子
    径(A)が、5μm≦A≦20μmで、且つ上記(A)と
    沈降法平均粒子径(B)の比で示される厚み指数(A/
    B)が、1.5≦A/B≦3.5であることを特徴とし
    た雲母粉体。
  2. 【請求項2】白雲母、金雲母若しくは黒雲母で、レ−ザ
    ー回折法平均粒子径(A)が、5μm≦A≦20μmで、
    且つ上記(A)と沈降法平均粒子径(B)の比で示され
    る厚み指数(A/B)が、1.5≦A/B≦3.5であ
    ることを特徴とした雲母粉体。
  3. 【請求項3】合成雲母粉体で、レ−ザー回折法平均粒子
    径(A)が、5μm≦A≦20μmで、且つ上記(A)と
    沈降法平均粒子径(B)の比で示される厚み指数(A/
    B)が、1.5≦A/B≦3.5である雲母粉体を配合
    したことを特徴とする化粧料。
  4. 【請求項4】白雲母、金雲母若しくは黒雲母で、レ−ザ
    ー回折法平均粒子径(A)が、5μm≦A≦20μmで、
    且つ上記(A)と沈降法平均粒子径(B)の比で示され
    る厚み指数(A/B)が、1.5≦A/B≦3.5であ
    る雲母粉体を配合したことを特徴とする化粧料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6416573B2 (en) 2000-02-14 2002-07-09 Miyoshi Kasei, Inc. Composite pigment and cosmetics containing the same
KR100467034B1 (ko) * 1996-12-27 2006-04-07 주식회사 엘지생활건강 압축성형타입오일케익화장료및그의제조방법
JP2014065692A (ja) * 2012-09-27 2014-04-17 Mandom Corp ジェル状皮膚用化粧料
JP2023514379A (ja) * 2020-02-20 2023-04-05 イメルテック ソシエテ パル アクシオン サンプリフィエ プレスドパウダーにおける雲母の使用

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