JPH0726521B2 - スクロール部材及びそのスクロール部材を用いたスクロール形流体機械及びスクロール部材の製造方法 - Google Patents
スクロール部材及びそのスクロール部材を用いたスクロール形流体機械及びスクロール部材の製造方法Info
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- JPH0726521B2 JPH0726521B2 JP29594988A JP29594988A JPH0726521B2 JP H0726521 B2 JPH0726521 B2 JP H0726521B2 JP 29594988 A JP29594988 A JP 29594988A JP 29594988 A JP29594988 A JP 29594988A JP H0726521 B2 JPH0726521 B2 JP H0726521B2
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- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F04C18/0207—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F04C18/0246—Details concerning the involute wraps or their base, e.g. geometry
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2230/00—Manufacture
- F04C2230/90—Improving properties of machine parts
- F04C2230/91—Coating
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アルミニウム又はアルミニウム合金で形成す
る旋回スクロール及び/又は固定スクロール等のスクロ
ール部材の表面処理方法、その表面処理を施したスクロ
ール部材及びそのスクロール部材を用いたスクロール形
流体機械に関する。
る旋回スクロール及び/又は固定スクロール等のスクロ
ール部材の表面処理方法、その表面処理を施したスクロ
ール部材及びそのスクロール部材を用いたスクロール形
流体機械に関する。
従来のスクロール形流体機械の旋回スクロールあるいは
固定スクロールをアルミニウムで成形する際の表面処理
方法としては、特開昭57−99202号公報に記載のよう
に、スクロールの表面に陽極酸化処理(アルマイト処
理)を施し、その後タフラム処理を行うか、特公昭63−
32992号公報に記載のように、いずれか一方のスクロー
ルの表面に硬質アルマイト処理を行うようになってい
た。
固定スクロールをアルミニウムで成形する際の表面処理
方法としては、特開昭57−99202号公報に記載のよう
に、スクロールの表面に陽極酸化処理(アルマイト処
理)を施し、その後タフラム処理を行うか、特公昭63−
32992号公報に記載のように、いずれか一方のスクロー
ルの表面に硬質アルマイト処理を行うようになってい
た。
上記従来技術は、アルマイト処理によりアルミニウム表
面にミクロな空孔が無数に生じる。この空孔を封じる処
理を施したのが、特開昭57−99202号公報に開示されて
いるタフラム処理である。
面にミクロな空孔が無数に生じる。この空孔を封じる処
理を施したのが、特開昭57−99202号公報に開示されて
いるタフラム処理である。
しかし、アルマイト処理では、使用するアルミニウム合
金の種類によつて、生成する硬質アルマイト皮膜の硬さ
が変化するため、アルミニウムの材質が限定される。あ
るいは、皮膜の特性が低下した状態で用いている上記無
数のミクロ孔の生成によりアルミニウムの機械的強度を
低下させるという問題がある。又、アルマイト処理は、
スクロールの形状をアルミニウムで成形させた後、表面
処理を行う方法である。
金の種類によつて、生成する硬質アルマイト皮膜の硬さ
が変化するため、アルミニウムの材質が限定される。あ
るいは、皮膜の特性が低下した状態で用いている上記無
数のミクロ孔の生成によりアルミニウムの機械的強度を
低下させるという問題がある。又、アルマイト処理は、
スクロールの形状をアルミニウムで成形させた後、表面
処理を行う方法である。
本発明の第1の目的は、アルミニウムの材質に関係なく
硬い皮膜を得られる表面処理方法を行うことにある。第
2の目的は、スクロールの形状精度の高い表面処理方法
を含むスクロール部材の成形方法を提供することにあ
る。第3の目的に、鋳鉄製固定スクロールとも組合せら
れるアルミニウムあるいはアルミニウム合金の表面処理
皮膜を提供することにある。
硬い皮膜を得られる表面処理方法を行うことにある。第
2の目的は、スクロールの形状精度の高い表面処理方法
を含むスクロール部材の成形方法を提供することにあ
る。第3の目的に、鋳鉄製固定スクロールとも組合せら
れるアルミニウムあるいはアルミニウム合金の表面処理
皮膜を提供することにある。
上記第1の目的を達成するために無電解ニツケル−リン
(以下、Ni−Pと称する)メツキ皮膜をアルミニウムあ
るいはアルミニウム合金表面に形成し、熱処理を加えた
ものである。さらに、第2の目的を達成するため、有機
系あるいは、無機系樹脂によりスクロール部材の模型を
製作し、その模型に無電解Ni−Pメツキを所定厚さだけ
形成させて鋳形とし、その中に溶融アルミニウムを鋳込
み一体化させたものである。
(以下、Ni−Pと称する)メツキ皮膜をアルミニウムあ
るいはアルミニウム合金表面に形成し、熱処理を加えた
ものである。さらに、第2の目的を達成するため、有機
系あるいは、無機系樹脂によりスクロール部材の模型を
製作し、その模型に無電解Ni−Pメツキを所定厚さだけ
形成させて鋳形とし、その中に溶融アルミニウムを鋳込
み一体化させたものである。
アルミニウムあるいはアルミニウム合金への無電解Ni−
Pメツキは各方面で実用に供されている。無電解Ni−P
メツキは、触媒反応型であるのでプラスチツクガラスな
どの非導電性基体上にもメツキでき、析出金属自体がメ
ツキ反応の触媒として働く自己触媒反応であるから、メ
ツキ厚さを任意の厚さに、且つ膜厚の分布を均一にコン
トロールできる。又、無電解Ni−Pメツキは、耐食性に
は優れているが耐摩耗性にはあまり適さない皮膜であ
る。これは、単に処理した無電解Ni−Pメツキ皮膜の硬
さは、マイクロビツカース硬さでHv=500程度であるた
めである。しかし、350℃以上の熱処理を施すとHv=100
0程度の硬さまで硬くなる。
Pメツキは各方面で実用に供されている。無電解Ni−P
メツキは、触媒反応型であるのでプラスチツクガラスな
どの非導電性基体上にもメツキでき、析出金属自体がメ
ツキ反応の触媒として働く自己触媒反応であるから、メ
ツキ厚さを任意の厚さに、且つ膜厚の分布を均一にコン
トロールできる。又、無電解Ni−Pメツキは、耐食性に
は優れているが耐摩耗性にはあまり適さない皮膜であ
る。これは、単に処理した無電解Ni−Pメツキ皮膜の硬
さは、マイクロビツカース硬さでHv=500程度であるた
めである。しかし、350℃以上の熱処理を施すとHv=100
0程度の硬さまで硬くなる。
よつて、無電解Ni−Pメツキをアルミニウムの表面処理
に用い、熱処理を行うことにより、アルミニウム合金の
材質を限定する必要がなくなる。
に用い、熱処理を行うことにより、アルミニウム合金の
材質を限定する必要がなくなる。
しかし、アルミニウムの表面に無電解Ni−Pメツキ処理
を施してから熱処理を行うのは、アルミ素材の熱変形に
よるうず巻形状精度が低下する可能性がある。そこで、
無電解Ni−Pメツキをあらかじめスクロール形状の外郭
に沿つて、所定厚さだけ形成させて鋳型とし、その中に
溶融アルミニウムを鋳込み一体化させる。この方法によ
ると、溶融アルミニウムの温度により無電解Ni−Pメツ
キ皮膜の熱処理を実施し硬くするとともに、溶融アルミ
と接する皮膜部分では金属結合により強固に一体化す
る。
を施してから熱処理を行うのは、アルミ素材の熱変形に
よるうず巻形状精度が低下する可能性がある。そこで、
無電解Ni−Pメツキをあらかじめスクロール形状の外郭
に沿つて、所定厚さだけ形成させて鋳型とし、その中に
溶融アルミニウムを鋳込み一体化させる。この方法によ
ると、溶融アルミニウムの温度により無電解Ni−Pメツ
キ皮膜の熱処理を実施し硬くするとともに、溶融アルミ
と接する皮膜部分では金属結合により強固に一体化す
る。
本発明の実施例を以下に説明する。スクロール形流体機
械の構成を第1図に示した密閉形スクロール圧縮機を一
例にとり説明する。
械の構成を第1図に示した密閉形スクロール圧縮機を一
例にとり説明する。
第1図は本発明を実施した密閉形スクロール圧縮機の全
体構造断面図を示す。
体構造断面図を示す。
第1図において、密閉容器1内の上方には圧縮機部2
が、下方には電動機3がそれぞれ配設され、また密閉容
器1の底部には潤滑の油溜り4が形成されている。前記
圧縮機部2は、鏡板5b上にうず巻状のラツプ5aを有する
固定スクロール5と、同じく鏡板6b上にうず巻状のラツ
プ6aを有する旋回スクロール6と、固定スクロール5と
一体化され、旋回スクロール6を支持するフレーム7と
を具え、固定スクロール5および旋回スクロール6のラ
ツプ同志を噛合せた構成となつている。
が、下方には電動機3がそれぞれ配設され、また密閉容
器1の底部には潤滑の油溜り4が形成されている。前記
圧縮機部2は、鏡板5b上にうず巻状のラツプ5aを有する
固定スクロール5と、同じく鏡板6b上にうず巻状のラツ
プ6aを有する旋回スクロール6と、固定スクロール5と
一体化され、旋回スクロール6を支持するフレーム7と
を具え、固定スクロール5および旋回スクロール6のラ
ツプ同志を噛合せた構成となつている。
また旋回スクロール6とフレーム7との間には、旋回ス
クロール6の自転を防止するオルダム機構8が設けられ
ている。前記電動機3は密閉容器1に圧入締結され、ク
ランク軸9を介して旋回スクロール6を旋回運動させる
ようになつている。クランク軸9はフレーム7に設けた
主軸受10と下部軸受11とで支持され、そのクランクピン
は旋回スクロール6の背面に設けた旋回軸受12と嵌合さ
れている。
クロール6の自転を防止するオルダム機構8が設けられ
ている。前記電動機3は密閉容器1に圧入締結され、ク
ランク軸9を介して旋回スクロール6を旋回運動させる
ようになつている。クランク軸9はフレーム7に設けた
主軸受10と下部軸受11とで支持され、そのクランクピン
は旋回スクロール6の背面に設けた旋回軸受12と嵌合さ
れている。
クランク軸9内には主軸受10,下部軸受11および旋回軸
受12へ潤滑油を導く給油通路13が設けられている。
受12へ潤滑油を導く給油通路13が設けられている。
前記の圧縮機部2は、旋回スクロール6が電動機3で駆
動されるクランク軸9を介して旋回運動せしめられる
と、吸入口18から吸入された流体は旋回スクロール6,固
定スクロール5により形成される空間(圧縮室)がスク
ロール中心方向に移動するに従つて容積を減少させて圧
縮される。圧縮された冷媒ガスは固定スクロールの中央
に設けられた吐出口16から密閉容器内の上部空間17へ吐
出され、吐出口19を通つてサイクルへ吐出される。
動されるクランク軸9を介して旋回運動せしめられる
と、吸入口18から吸入された流体は旋回スクロール6,固
定スクロール5により形成される空間(圧縮室)がスク
ロール中心方向に移動するに従つて容積を減少させて圧
縮される。圧縮された冷媒ガスは固定スクロールの中央
に設けられた吐出口16から密閉容器内の上部空間17へ吐
出され、吐出口19を通つてサイクルへ吐出される。
また、旋回スクロールの背面には、圧縮行程のガスを導
かれる中間圧室15が形成されている。中間圧室15の圧力
は冷媒ガスの吸入圧力と吐出圧力の中間の圧力であり、
スクロールの摺動部への給油は、吐出圧力と中間室圧力
の差圧を利用して行われる。
かれる中間圧室15が形成されている。中間圧室15の圧力
は冷媒ガスの吸入圧力と吐出圧力の中間の圧力であり、
スクロールの摺動部への給油は、吐出圧力と中間室圧力
の差圧を利用して行われる。
上記のようなスクロール圧縮機は公知であり、例えば、
特開昭58−32988号公報等に示されている。
特開昭58−32988号公報等に示されている。
又、密閉形スクロール圧縮機について説明したが、本発
明は空気用等の開放形スクロール圧縮機,カークーラ用
の半密閉形スクロール圧縮機,スクロール形膨張機にも
適用できるものである。
明は空気用等の開放形スクロール圧縮機,カークーラ用
の半密閉形スクロール圧縮機,スクロール形膨張機にも
適用できるものである。
ところで、スクロール形流体機械にあつては、流体機械
の軽量化,旋回スクロールの遠心力軽減のため、アルミ
ニウムで成形することが1つの技術課題となつている。
しかし、軟質のアルミニウム素地のまま使用すると、摩
耗が生じる、油膜切れのため接触部分で両部材とも変形
して凝着する問題が生じる。そのため、従来は、アルマ
イト処理を施こしていた。しかし、アルミニウムにアル
ミイト処理を施こす方法では、前記したように、アルミ
ニウム合金の種類によつて硬質アルマイト皮膜の硬さが
変化するため、アルミニウムの材質が限定される、無数
のミクロ孔を生成するためアルミニウムの機械的強度を
低下させるという問題点を有していた。
の軽量化,旋回スクロールの遠心力軽減のため、アルミ
ニウムで成形することが1つの技術課題となつている。
しかし、軟質のアルミニウム素地のまま使用すると、摩
耗が生じる、油膜切れのため接触部分で両部材とも変形
して凝着する問題が生じる。そのため、従来は、アルマ
イト処理を施こしていた。しかし、アルミニウムにアル
ミイト処理を施こす方法では、前記したように、アルミ
ニウム合金の種類によつて硬質アルマイト皮膜の硬さが
変化するため、アルミニウムの材質が限定される、無数
のミクロ孔を生成するためアルミニウムの機械的強度を
低下させるという問題点を有していた。
そこで、上記問題点を解決し、第1の目的を達成するた
め、本実施例では、第2図及び第3図に示すように鏡板
6bの一面上にうず巻状のラツプ6aを形成した旋回スクロ
ール6と、同様に鏡板の一面上にうず巻状のラツプを形
成した固定スクロール部材を互いに噛み合せ、旋回スク
ロール部材を自転させないで旋回運動させて両うず巻状
のラツプ間に閉塞された空間を形成しつつ流体を取り込
み、この旋回スクロール部材の運動に伴い、該空間を中
心に移動せしめ、かつ容積の減少を伴わせて流体圧縮作
用を行わせるようにしたスクロール形流体機械におい
て、少なくとも旋回スクロールをアルミニウムで形成
し、その摺動表面に無電解Ni−Pメツキ処理を施して皮
膜24を形成した後、熱処理を行つたものとした。これに
よれば、無電解Ni−Pメツキは、触媒反応型であり、熱
処理を施しているので、アルミニウム合金の種類によら
ず、優れた耐食,表面硬化,耐摩耗性を有する表面処理
層を得られ、摩耗が進行しにくく、油膜切れによつて凝
着しにくい、軽量化したスクロール形流体機械が得られ
る。なお、スクロール流体機械が小形でスクロール部材
間の面圧が小さい場合は、Ni−Pメツキ又はNiメツキを
施したのみでも、無電解メツキを施したものでもよい。
このような、表面処理によりピンホールもなく、メツキ
層厚さが均一で形状精度の良い表面層が得られる効果が
ある。又、耐摩耗性,耐食性も良く軽量のスクロール部
材が得られる効果がある。
め、本実施例では、第2図及び第3図に示すように鏡板
6bの一面上にうず巻状のラツプ6aを形成した旋回スクロ
ール6と、同様に鏡板の一面上にうず巻状のラツプを形
成した固定スクロール部材を互いに噛み合せ、旋回スク
ロール部材を自転させないで旋回運動させて両うず巻状
のラツプ間に閉塞された空間を形成しつつ流体を取り込
み、この旋回スクロール部材の運動に伴い、該空間を中
心に移動せしめ、かつ容積の減少を伴わせて流体圧縮作
用を行わせるようにしたスクロール形流体機械におい
て、少なくとも旋回スクロールをアルミニウムで形成
し、その摺動表面に無電解Ni−Pメツキ処理を施して皮
膜24を形成した後、熱処理を行つたものとした。これに
よれば、無電解Ni−Pメツキは、触媒反応型であり、熱
処理を施しているので、アルミニウム合金の種類によら
ず、優れた耐食,表面硬化,耐摩耗性を有する表面処理
層を得られ、摩耗が進行しにくく、油膜切れによつて凝
着しにくい、軽量化したスクロール形流体機械が得られ
る。なお、スクロール流体機械が小形でスクロール部材
間の面圧が小さい場合は、Ni−Pメツキ又はNiメツキを
施したのみでも、無電解メツキを施したものでもよい。
このような、表面処理によりピンホールもなく、メツキ
層厚さが均一で形状精度の良い表面層が得られる効果が
ある。又、耐摩耗性,耐食性も良く軽量のスクロール部
材が得られる効果がある。
さらに、第2の目的である精度を確保してスクロールを
成形するこを達成する手段を示した実施例を第4図によ
り説明する。
成形するこを達成する手段を示した実施例を第4図によ
り説明する。
まず、うず巻体部分20及び鏡体部分21からなるスクロー
ル部材22の模型を有機系あるいは無機系樹脂により成形
し、その上に無電解Ni−Pメツキ処理を施しスクロール
部材22の外郭23を形成する。このとき、メツキ厚さはス
クロール圧縮機の要求仕様より決定されるが好ましくは
10〜100μm程度である。すなわち、メツキ皮膜が薄い
場合、アルミ溶湯を鋳込み際メツキ皮膜が破断する恐れ
があり、厚くなるとメツキ皮膜特性(機械的強度低下及
び結晶化に併なう歪など)の変化が懸念されるためであ
る。
ル部材22の模型を有機系あるいは無機系樹脂により成形
し、その上に無電解Ni−Pメツキ処理を施しスクロール
部材22の外郭23を形成する。このとき、メツキ厚さはス
クロール圧縮機の要求仕様より決定されるが好ましくは
10〜100μm程度である。すなわち、メツキ皮膜が薄い
場合、アルミ溶湯を鋳込み際メツキ皮膜が破断する恐れ
があり、厚くなるとメツキ皮膜特性(機械的強度低下及
び結晶化に併なう歪など)の変化が懸念されるためであ
る。
その後、有機系あるいは無機系樹脂模型を溶剤あるいは
低温加熱などの方法により除去し、スクロール部材22の
外郭23のみを取り出す。その後、アルミニウムあるいは
アルミニウム合金の溶湯を外郭23の中へ鋳込み一体とす
る。この時、外郭23は砂型あるいは金型の中に埋設する
ことが望ましい。また、溶湯の温度は600℃以上好まし
くは650℃以上とし、鋳込み重力鋳造あるいは加圧鋳造
により行う。このようにしてアルミニウムあるいはアル
ミニウム合金を無電解Ni−Pメツキからなる外郭23の中
に鋳込むことにより、無電解Ni−Pメツキは結晶化して
硬い皮膜になるとともに、アルミニウムあるいはアルミ
ニウム合金と反応し金属結合するため高い密着強度が得
られる。
低温加熱などの方法により除去し、スクロール部材22の
外郭23のみを取り出す。その後、アルミニウムあるいは
アルミニウム合金の溶湯を外郭23の中へ鋳込み一体とす
る。この時、外郭23は砂型あるいは金型の中に埋設する
ことが望ましい。また、溶湯の温度は600℃以上好まし
くは650℃以上とし、鋳込み重力鋳造あるいは加圧鋳造
により行う。このようにしてアルミニウムあるいはアル
ミニウム合金を無電解Ni−Pメツキからなる外郭23の中
に鋳込むことにより、無電解Ni−Pメツキは結晶化して
硬い皮膜になるとともに、アルミニウムあるいはアルミ
ニウム合金と反応し金属結合するため高い密着強度が得
られる。
これらの工程で、スクロール部材20の模型の製作方法
は、有機系あるいは無機系樹脂に限らず、石膏型あるい
は他の金属で製作してもかまわない。
は、有機系あるいは無機系樹脂に限らず、石膏型あるい
は他の金属で製作してもかまわない。
本実施例によれば、アルミニウムの材質に関係なく硬い
無電解Ni−Pメツキ皮膜が得られるとともに、形状精度
の高いスクロールの成形が行える。又、メツキ皮膜の結
晶化に伴ない微細な亀裂の発生により油溜り効果がある
ため、摺動特性が改善される効果も有している。そし
て、第3に、固定スクロールを鋳鉄とし、旋回スクロー
ルを前記表面処理を施したアルミ材とする組合せにより
良好な耐摩耗性,耐久性が得られる。
無電解Ni−Pメツキ皮膜が得られるとともに、形状精度
の高いスクロールの成形が行える。又、メツキ皮膜の結
晶化に伴ない微細な亀裂の発生により油溜り効果がある
ため、摺動特性が改善される効果も有している。そし
て、第3に、固定スクロールを鋳鉄とし、旋回スクロー
ルを前記表面処理を施したアルミ材とする組合せにより
良好な耐摩耗性,耐久性が得られる。
本発明によれば、第1にアルミニウムで形成したスクロ
ール部材の表面に無電解Ni−Pメツキ及び処理を施して
いので、アルミ合金の種類に限定されず、耐食,表面硬
化,耐摩耗性に優れた表面処理層が得られ、軽量でかつ
耐久性の良いスクロール形流体機械が得られる。又、小
形で面圧の小さい時は、Ni−Pメツキ処理のみとするこ
とでピンホールもなく形状精度が良く、軽量で耐久性の
良くすることができる効果がある。
ール部材の表面に無電解Ni−Pメツキ及び処理を施して
いので、アルミ合金の種類に限定されず、耐食,表面硬
化,耐摩耗性に優れた表面処理層が得られ、軽量でかつ
耐久性の良いスクロール形流体機械が得られる。又、小
形で面圧の小さい時は、Ni−Pメツキ処理のみとするこ
とでピンホールもなく形状精度が良く、軽量で耐久性の
良くすることができる効果がある。
又、第2に、スクロール部材の模型に無電解メツキ処理
を施し、それを鋳型としてアルミニウム合金を鋳込んで
一体としているので非晶質の無電解Ni−Pメツキ皮膜を
アルミニウムあるいはアルミニウム合金の鋳込みと同時
に熱処理を施すことができ、硬い無電解Ni−Pメツキ皮
膜が得られるとともに、溶融アルミニウムあるいはアル
ミニウム合金と反応し強固な金属結合となり密着性を向
上させる効果がある。そして、スクロール部材の形状精
度を確保することができる。さらに、スクロール部材の
摺動特性及び耐摩耗性を向上させることができるので信
頼性及び性能を向上させる効果もある。
を施し、それを鋳型としてアルミニウム合金を鋳込んで
一体としているので非晶質の無電解Ni−Pメツキ皮膜を
アルミニウムあるいはアルミニウム合金の鋳込みと同時
に熱処理を施すことができ、硬い無電解Ni−Pメツキ皮
膜が得られるとともに、溶融アルミニウムあるいはアル
ミニウム合金と反応し強固な金属結合となり密着性を向
上させる効果がある。そして、スクロール部材の形状精
度を確保することができる。さらに、スクロール部材の
摺動特性及び耐摩耗性を向上させることができるので信
頼性及び性能を向上させる効果もある。
又、旋回スクロールをアルミニウムで形成することによ
り遠心力を軽減することができる。
り遠心力を軽減することができる。
第1図は密閉形スクロール圧縮機の縦断面図、第2図は
本発明の一実施例である無電解Ni−Pメツキを施した旋
回スクロール部材の一部断面を含む平面図、第3図はそ
の縦断面図、第4図は製造方法を説明する縦断面図であ
る。 1……密閉容器、2……圧縮機部、3……電動機、4…
…油溜り、5……固定スクロール、5a……ラツプ、5b…
…鏡板、6……旋回スクロール、6a……ラツプ、6b……
鏡板、7……フレーム、8……オルダム機構、9……ク
ランク軸、10……主軸受、11……下部軸受、12……旋回
軸受、13……給油通路、20……ラツプ部、21……鏡板
部、22……スクロール部材の模型、23……外郭。
本発明の一実施例である無電解Ni−Pメツキを施した旋
回スクロール部材の一部断面を含む平面図、第3図はそ
の縦断面図、第4図は製造方法を説明する縦断面図であ
る。 1……密閉容器、2……圧縮機部、3……電動機、4…
…油溜り、5……固定スクロール、5a……ラツプ、5b…
…鏡板、6……旋回スクロール、6a……ラツプ、6b……
鏡板、7……フレーム、8……オルダム機構、9……ク
ランク軸、10……主軸受、11……下部軸受、12……旋回
軸受、13……給油通路、20……ラツプ部、21……鏡板
部、22……スクロール部材の模型、23……外郭。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多田 信彦 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 岡本 譲治 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所清水工場内 (56)参考文献 特開 昭55−81295(JP,A) 実開 昭55−108290(JP,U)
Claims (6)
- 【請求項1】鏡板にうず巻状のラップを形成したスクロ
ール部材において、前記スクロール部材はアルミニウム
合金からなり、少なくともその表面の一部に無電解ニッ
ケルメッキからなる皮膜を被覆後熱処理を施したもので
あることを特徴とするスクロール部材。 - 【請求項2】前記無電解ニッケルメッキからなる皮膜は
無電解ニッケル−リンメッキからなる皮膜であることを
特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のスクロール部
材。 - 【請求項3】鏡板にうず巻状のラップを形成した旋回ス
クロール部材と、鏡板にうず巻状のラップを形成した固
定スクロール部材を互いに噛み合せて、前記旋回スクロ
ール部材を自転防止機構により自転を防止して旋回運動
させるスクロール形流体機械において、前記スクロール
部材の少なくとも一方は特許請求の範囲第1項又は第2
項に記載のものを用いたことを特徴とするスクロール形
流体機械。 - 【請求項4】鏡板にうず巻状のラップを形成した旋回ス
クロール部材の製造方法において、スクロール部材をア
ルミニウム合金で形成した後、少なくともその表面の一
部に無電解ニッケルメッキを施して皮膜を形成し、次に
熱処理を行って製造することを特徴とするスクロール部
材の製造方法。 - 【請求項5】前記無電解ニッケルメッキは無電解ニッケ
ル−リンメッキであることを特徴とする特許請求の範囲
第4項に記載のスクロール部材の製造方法。 - 【請求項6】鏡板にうず巻状のラップを形成した旋回ス
クロール部材と、鏡板にうず巻状のラップを形成した固
定スクロール部材を互いに噛み合せて、前記旋回スクロ
ールを自転防止機構により自転を防止して旋回運動させ
るスクロール形流体機械に用いるスクロール部材の製造
方法が、 (a)スクロール部材の模型に無電解Ni−Pメッキを施
す工程と、 (b)前記模型を除去し、無電解Ni−Pメッキ層からな
る外郭を残す工程と、 (c)前記外郭にアルミニウム合金の溶湯を鋳込む工程
と を備える工程からなるものであることを特徴とするスク
ロール部材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29594988A JPH0726521B2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | スクロール部材及びそのスクロール部材を用いたスクロール形流体機械及びスクロール部材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29594988A JPH0726521B2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | スクロール部材及びそのスクロール部材を用いたスクロール形流体機械及びスクロール部材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02146201A JPH02146201A (ja) | 1990-06-05 |
| JPH0726521B2 true JPH0726521B2 (ja) | 1995-03-29 |
Family
ID=17827189
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29594988A Expired - Fee Related JPH0726521B2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | スクロール部材及びそのスクロール部材を用いたスクロール形流体機械及びスクロール部材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0726521B2 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| JPH0399801U (ja) * | 1990-01-31 | 1991-10-18 | ||
| JPH0636378U (ja) * | 1992-10-12 | 1994-05-13 | 株式会社三協精機製作所 | 磁気ディスク駆動装置 |
| US5470213A (en) * | 1993-04-13 | 1995-11-28 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Scroll type compressor having a ring for compressive force transmission and orbit determination |
| JP3137507B2 (ja) * | 1993-08-30 | 2001-02-26 | 三菱重工業株式会社 | スクロ−ル型流体機械 |
| JP3016536B2 (ja) * | 1994-03-15 | 2000-03-06 | 株式会社デンソー | スクロール型圧縮機 |
| BE1011124A3 (nl) * | 1997-04-22 | 1999-05-04 | Atlas Copco Airpower Nv | Spiraalcompressor. |
| JP3457519B2 (ja) * | 1997-09-19 | 2003-10-20 | 株式会社日立産機システム | オイルフリースクロール圧縮機およびその製造方法 |
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|---|---|---|---|---|
| JPS5581295A (en) * | 1978-12-15 | 1980-06-19 | Sanden Corp | Positive-displacement fluid compressor |
| JPS55108290U (ja) * | 1979-01-25 | 1980-07-29 |
-
1988
- 1988-11-25 JP JP29594988A patent/JPH0726521B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02146201A (ja) | 1990-06-05 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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