JPH07277741A - ガラスゴブの製造方法および装置 - Google Patents

ガラスゴブの製造方法および装置

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JPH07277741A
JPH07277741A JP8746394A JP8746394A JPH07277741A JP H07277741 A JPH07277741 A JP H07277741A JP 8746394 A JP8746394 A JP 8746394A JP 8746394 A JP8746394 A JP 8746394A JP H07277741 A JPH07277741 A JP H07277741A
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glass
heating
gob
poise
melting container
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JP8746394A
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Toshiaki Hayashi
俊明 林
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B19/00Other methods of shaping glass
    • C03B19/04Other methods of shaping glass by centrifuging

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度のレンズ成形用ゴブを低コストで製造
することのできるガラスゴブの製造方法および装置を提
供することを目的とする。 【構成】 計量および切断されたガラスブロック1をガ
ラス受け面2が所望の曲率と近似形状である溶融容器3
内でガラス粘度で103 ポアズ以下に相当する温度に加
熱し、かつ少なくとも150rpm以上の速度で回転さ
せることにより遠心力でガラスを成形し、回転しつつ加
熱炉5の外部に出すか、または加熱を停止することによ
りガラス粘度で1012ポアズ以上に相当する温度まで冷
却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高精度ガラス成形レンズ
用のガラスゴブを製造する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラス成形レンズはガラス素材を
研削・研磨により所望のレンズ形状と近似した形状に加
工した後、加熱軟化させ一対の成形型にてプレス成形し
ていた。この方法では研削面が通常のガラス研磨レンズ
と同レベルの面粗さに加工できるため、成形の際表面を
トリートメントする必要がない。また、所望のレンズ形
状と近似した形状に加工するため、成形の際ガラス流動
量が少ない。
【0003】また最近では、特開平4−149032号
公報に開示されているように、表面張力を利用した製造
技術も知られている。同公報には、熱加熱治具上に溶融
ガラスを受け、ガラス上面はガラスの表面張力によって
できた自由面により形成させ、下面は熱加工治具との接
触により面を形成させるガラスゴブ製造方法が開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の装置では、次のような問題点があった。 (1)研磨加工によるガラスゴブ製造方法では、図7に
示されるように、研削研磨プリフォームは成形型と近似
した形状であるため、成形中のガラス流動量は最小に設
定できるとともに、ガラスの温度も低く型との融着が生
じにくい利点がある。しかしながら、製造工程が研磨ガ
ラスレンズと同じであるため加工工数がかかり、研磨レ
ンズより低コスト化できないという問題点があった。
【0005】(2)表面張力を利用した製造技術では、
図8に示されるように、加熱溶融時にガラスの表面張力
により形状が形成されるため、低コスト化に適してい
る。しかしながら、所望のレンズ外径より小さく厚肉の
ガラス塊を供給する必要があるため、曲率の大きいレン
ズや凹レンズの成形においてはガラス流動力が大きくな
り、ガラス温度を高くする必要があった。ガラス温度が
高いとガラス表面が活性化するため型表面と反応しやす
くなり、型耐久性が低下したり、融着が生じる問題点が
生じる。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、高精度のレンズ成形用ゴブを低コストで製造するこ
とのできるガラスゴブの製造方法および装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る本発明のガラスゴブの製造方法で
は、計量および切断されたガラスブロックをガラス受け
面が所望の曲率と近似形状である溶融容器内でガラス粘
度で103 ポアズ以下に相当する温度に加熱し、かつ少
なくとも150rpm以上の速度で回転させることによ
り遠心力でガラスを成形し、回転しつつ加熱炉の外部に
出すか、または加熱を停止することによりガラス粘度で
1012ポアズ以上に相当する温度まで冷却することを特
徴としている。
【0008】また、請求項2に係るガラスゴブの製造装
置は、計量および切断されたガラスブロックを溶融容器
に搬送供給する手段と、水平方向に回転するよう設置さ
れたモータと、その軸から水平方向に少なくとも1本以
上設置されたアームと、その先端にアーム方向に可動自
在に設置された溶融容器と、その溶融容器の底面に設け
られ所望のレンズ形状と近似した形状を有する受け部材
と、その溶融容器を少なくとも150rpm以上の速度
で回転させる手段と、前記供給されたガラスブロックお
よび溶融容器を同時にガラス粘度で103 ポアズ以下に
相当する温度に加熱する手段と、溶融容器を回転しつつ
加熱炉外部に搬送するか、または加熱停止によりガラス
粘度で1014ポアズ以上に相当する温度まで冷却する手
段と、成形後ガラスゴブを取り出す手段とから構成され
る。
【0009】この場合において、前記ガラス加熱手段は
抵抗加熱又は高周波加熱を利用すると良く、前記モータ
は回転数が可変であることが望ましい。
【0010】
【作用】上記構成からなる本発明のガラスゴブの製造方
法および装置の作用を図1〜2により説明する。まず、
図1によりガラスゴブの製造装置の構成を説明する。溶
融容器3は回転アーム9の両端に設置され、かつアーム
方向に自由に傾動できるようにピンで取付られている。
回転アーム9は回転軸7に固定され、また回転軸7はモ
ータ8により回転する。モータ8の回転により遠心力で
溶融容器3は点線で示されるような位置に移動する。ま
た溶融容器3は断熱部材5の内部に設置される。断熱部
材5の内部にはヒータ6が設置され、溶融容器3内部の
ガラスを溶融する。
【0011】次に、ガラスゴブの製造方法の作用を説明
する。前記装置の説明からわかるように、溶融容器3は
遠心力により横向きになる。よって初期位置では図2
(a)に示されるような状態であるが、回転により
(b)の状態になる。さらにヒータ6によりガラスは加
熱されるためガラスブロック1は溶融し、かつ遠心力で
ガラスが流動し溶融容器3外周部まで広がり、ガラスゴ
ブ4の状態となる。以上によりガラスゴブを製造する。
【0012】また、溶融容器3内に設置されている受け
部材2のガラス接触面の形状を所望と近似した形状にす
ることにより、片面凸(又は凹)形状のゴブが製造でき
る。
【0013】この場合、請求項3に記載したように、抵
抗加熱炉を用いれば設備費用が安くなりガラスゴブを低
コスト化することができる。また高周波加熱により加熱
すれば導電性物質の分子のみを発熱させるので、加熱し
たい部分のみを導電性にすることで局部加熱が可能にな
り、熱効率を上昇させることができる。また、高周波加
熱は抵抗加熱より加熱温度が高いので、加熱時間が短く
なりタクトタイムを短縮できる。
【0014】また、請求項4に記載したようにモータ回
転数を可変としたのは、回転数により流動させ得るガラ
スの径が異なるからである。すなわち、製造するガラス
ゴブ径が小さい場合には回転数が小さくてもガラスは流
動するが、ガラスゴブ径が大きい場合には回転数を大き
くして遠心力を高める必要があるのである。
【0015】なお、本発明では、ガラス溶融容器および
受け部材はガラスと反応しない材料で構成するとよい。
ガラスは受け部材上で加熱溶融するので受け部材の温度
は溶融ガラス温度とほぼ同じとなる。溶融ガラスの表面
は活性な状態であるため他の物質と反応しやすい。よっ
て融着が生じないように、ガラスと反応しない材質であ
る必要がある。特に白金,カーボンはガラスとの反応が
なく、また耐熱性セラミックス,耐熱性金属は高温でも
反応しないため望ましい。
【0016】以下、添付図面を参照して本発明に係るガ
ラスゴブの製造方法および装置の実施例を説明する。
【0017】
【実施例1】まず、本発明の実施例1を説明する。図3
はガラスゴブの製造装置を示す断面図,図4は斜視図,
図5はガラスゴブ取り出し部を示す図である。図におい
て、溶融容器3は高密度カーボンからなり、内部の受け
部材2はAlNセラミックスからなっている。受け部材
2は曲率40mmの凹形状からなり、ガラス受け面は形
状精度PV2μm,表面粗さRmax0.1μm以下に
加工されている。受け部材2および溶融容器3はアーム
9先端部にアーム方向に傾動するように取付られる。な
お、これらは回転バランスを取るためアーム9両端に取
付けられる。
【0018】また、受け部材2および溶融容器3は、図
4に示されるように6箇所に設置される。その外周部に
は断熱部材5を備えたヒータ6が設置され、ガラスを加
熱溶融する。断熱部材5の上部にはガラス供給用の穴が
設けられ、その上部にシャッタ12が設置される。シャ
ッタ12は、図4に示されるように溶融容器3上部にの
み供給穴があり、シャッタ駆動装置により回転しシャッ
タ12開閉を行う。
【0019】シャッタ12の上部にはガラスチャックロ
ボット11が配置される。ガラスチャックロボット11
は、図4に示されるように6箇所設置され、溶融容器3
内にガラスブロック1を供給する。ガラスブロック1は
不図示のガラスブロックストッカーからチャックし、図
示されていない搬送ユニットにて搬送する。
【0020】受け部材2および溶融容器3はヒータ6お
よび断熱部材5の下部に位置するモータ8により回転す
る。断熱部材5は上部を除きヒータユニット駆動シリン
ダ13により、図3の点線で示されるように上下に駆動
する。これは加熱時には上部に位置し、冷却の際に下降
して受け部材2および溶融容器3を回転空冷により冷却
する。
【0021】製造されたガラスゴブはガラスゴブ吸引ユ
ニット14にて取り出される。ガラスゴブ吸引ユニット
14は供給ユニットが移動後、不図示の搬送ユニットに
て溶融容器3上に移動する。移動後下降し、ガラスゴブ
を吸引して不図示のゴブストッカーに搬送する。
【0022】次に、上記構成からなる本実施例のガラス
ゴブの製造装置の使用方法を説明する。前記装置を用い
てφ15mm,肉厚3.04mm,硝材BK7のガラス
ゴブを製造した。
【0023】予めヒータ6をガラス粘度で10ポアズに
相当する温度に加熱する。一辺が6.2mmのガラスブ
ロック1をストッカーに設置して、ガラスチャックロボ
ット11がストッカーよりガラスブロック1をガラスブ
ロック投入口上まで搬送する。搬送後、シャッター駆動
装置10によりシャッタ12が開き、ロボットのチャッ
クが開きガラスブロック1は溶融容器3内に投下され
る。投下後シャッタ12を閉じる。
【0024】ガラスブロック1投入後、モータ8を30
0rpmで回転させ遠心成形を行う。投入したガラスの
温度がガラス粘度で102 ポアズに相当する温度になっ
た後、30秒間保持したあと、加熱しつつヒータユニッ
ト駆動シリンダ13によりヒータ6および断熱部材5が
下降しガラスを冷却する。ガラスゴブがガラス粘度で1
15ポアズに相当する温度まで冷却した後、モータ8は
停止する。ガラス温度は予め温度上昇と時間の関係およ
び温度降下と時間の関係を測定しておくことにより、ガ
ラス温度を時間で制御可能である。
【0025】停止後、ガラスチャックロボット11は移
動し、ガラスゴブ吸引ユニット14は溶融容器3上に移
動する。シャッタ12が開いた後、ガラスゴブ吸引ユニ
ット14が下降し、ガラスゴブを吸引し取り出す。取り
だした後、再びヒータ6および断熱部材5は上昇し閉じ
た後、ガラスブロック1を供給し遠心成形を行う。
【0026】上記ガラスゴブの製造方法および装置によ
って、レンズ成形に使用する外径を有し且つ片面は所望
レンズ形状と近似した形状を有するガラスゴブが製造で
きた。また表面粗さもRmax0.06μmであり、高
精度のレンズを成形するためには十分な面粗さであっ
た。本実施例により製造されたガラスゴブにてレンズ成
形を行ったところ、高精度のレンズが成形でき、かつ従
来の表面張力にて製造されたガラスゴブでは成形型が1
0000ショットが限界であったが、本実施例では25
000ショットの耐久性が得られた。さらに抵抗加熱ヒ
ータを用いているため、設備費が安くできるため、ガラ
スゴブを安価に製造できる。
【0027】本実施例では、ガラス粘度を102 ポアズ
にて行ったが、103 ポアズ以下(具体的には103
アズ〜1ポアズの範囲)の粘度であれば加熱回転時間を
変更することにより同様に製造できる。しかし、揮発し
やすい成分を含むガラスはガラス粘度を低くし成形する
場合、ヒーター温度を高くし、短時間で加熱することに
よりガラス成分を変化させることなく成形可能である。
【0028】本実施例では、冷却温度をガラス粘度で1
15ポアズで行ったが、ガラス流動が生じない1014
下の温度であればよい。しかし、熱衝撃性が低いガラス
はさらに高い粘度まで冷却した後取り出すのが望まし
い。
【0029】本実施例では、溶融容器をカーボン、受け
部材をAlNにて製作したが、白金,耐熱性セラミック
ス,耐熱性金属などいずれでも同様の効果が得られる。
しかし、受け部材には高い表面粗さが要求されるため、
耐熱性セラミックス,耐熱性金属の鏡面が得られるもの
が望ましい。
【0030】本実施例では、遠心成形の回転数を300
rpmで行ったが、150rpmでも同様に成形でき
る。ただし、低速にすると加熱中の回転時間が長くな
る。また回転を速くするとガラス流動速度が速くなるた
め、流動量の多い径の大きいレンズのときに効果的であ
る。よって本装置で回転数を変更可能にすれば、受け部
材および溶融容器の内径を変更するだけで径の異なるガ
ラスゴブが簡単に製造できる。
【0031】本実施例では、溶融容器および受け部材の
数を6個としたが、1個以上あれば製造できる。大量生
産のためには多くの溶融容器,受け部材を設置するのが
望ましい。なお、溶融容器および受け部材の設置数より
ゴブの製造数が少なくてもこの装置では製造可能であ
る。
【0032】
【実施例2】次に、本発明の実施例2を説明する。図4
はガラスゴブの製造装置を示す斜視図、図5はガラスゴ
ブ取り出し部を示す図、図6は高周波加熱装置の形状を
示す図である。図示の通りこの実施例では、ヒータとし
て高周波加熱装置を使用した。
【0033】図において、溶融容器3は高密度カーボン
からなり、内部の受け部材2は外周部が白金で内側がA
lNセラミックスからなっている。受け部材2は曲率4
0mmの凹形状からなり、ガラス受け面は形状精度PV
2μm,表面粗さRmax0.1μm以下に加工されて
いる。受け部材2および溶融容器3はアーム9先端部に
アーム方向に駆動するように固定される。
【0034】また、受け部材2および溶融容器3は、図
4に示されるように6箇所に設置される。その外周部に
は断熱部材5を備えた高周波コイル15が設置され、ガ
ラスを加熱溶融する。高周波コイル15には20kVA
の電源を接続してある。断熱部材5の上部にはガラス供
給用の穴が設けられ、その上部にシャッタ12が設置さ
れる。シャッタ12は、図4に示されるように溶融容器
3上部にのみ供給穴があり、シャッタ駆動装置により回
転しシャッタ12開閉を行う。
【0035】シャッタ12の上部にはガラスチャックロ
ボット11が配置される。ガラスチャックロボット11
は、図4に示されるように6箇所設置され、溶融容器3
内にガラスブロック1を供給する。ガラスブロック1は
不図示のガラスブロックストッカーからチャックし、図
示されていない搬送ユニットにて搬送する。
【0036】受け部材2および溶融容器3は高周波コイ
ル15および断熱部材5の下部に位置するモータ8によ
り回転する。図4に示されるモータ軸7には高周波加熱
により発熱しないように非導電性材料を使用した。
【0037】製造されたガラスゴブ4はガラスゴブ吸引
ユニット14にて取り出される。ガラスゴブ吸引ユニッ
ト14は供給ユニットが移動後、不図示の搬送ユニット
にて溶融容器3上に移動する。移動後下降し、ガラスゴ
ブを吸引して不図示のゴブストッカーに搬送する。
【0038】次に、上記構成からなる本実施例のガラス
ゴブの製造装置の使用方法を説明する。前記装置を用い
てφ20mm,肉厚4.0mm,硝材LaSF08のガ
ラスゴブを製造した。
【0039】一辺が10.79mmのガラスブロック1
をストッカーに設置して、ガラスチャックロボット11
がストッカーよりガラスブロック1をガラスブロック投
入口上まで搬送する。搬送後、シャッター駆動装置10
によりシャッタ12が開き、ロボットのチャックが開き
ガラスブロック1は溶融容器3内に投下される。投下後
シャッタ12を閉じる。
【0040】ガラスブロック1投入後、モータ8を20
0rpmで回転すると同時に高周波加熱を開始し遠心成
形を行う。電源投入後約15秒で溶融容器3の温度はガ
ラス粘度で102 ポアズに相当する温度になり、、投入
したガラスの温度はガラス粘度で103 ポアズに相当す
る温度になった。10秒間保持したあと、回転しつつ高
周波コイル15に流している電流を切る。これによりガ
ラスゴブ4は冷却を開始し、ガラス粘度で1015ポアズ
に相当する温度まで冷却した後、モータ8は停止する。
ガラス温度は予め高周波加熱開始からの温度上昇と時間
の関係および電源を切ってからの温度降下と時間の関係
を測定しておくことにより、ガラス温度を時間で制御可
能である。
【0041】停止後、ガラスチャックロボット11は移
動し、ガラスゴブ吸引ユニット14は溶融容器3上に移
動する。シャッタ12が開いた後、ガラスゴブ吸引ユニ
ット14が下降し、ガラスゴブを吸引し取り出す。取り
だした後、再びヒータ6および断熱部材5は上昇し閉じ
た後、ガラスブロック1を供給し遠心成形を行う。
【0042】上記ガラスゴブの製造方法および装置によ
って、レンズ成形に使用する外径を有し且つ片面は所望
レンズ形状と近似した形状を有するガラスゴブが製造で
きた。また表面粗さもRmax0.06μmであり、高
精度のレンズを成形するためには十分な面粗さであっ
た。本実施例により製造されたガラスゴブにてレンズ成
形を行ったところ、高精度のレンズが成形でき、かつ従
来の表面張力にて製造されたガラスゴブでは成形型が1
0000ショットが限界であったが、本実施例では25
000ショットの耐久性が得られた。
【0043】また高周波加熱は溶融容器のみを加熱でき
るため熱効率が高く、ガラス溶融時間が短くできる。ま
た電流を切るだけで、溶融容器の発熱が停止するため冷
却速度も速い。よって遠心成形のタクトタイムを短縮す
ることができる。
【0044】本実施例では、ガラス粘度を103 ポアズ
以下(具体的には103 ポアズ〜1ポアズの範囲)にて
行ったが、103 ポアズ以下の粘度であれば加熱回転時
間を変更することにより同様に製造できる。しかし、揮
発しやすい成分を含むガラスはガラス粘度を低くし成形
する場合、ヒーター温度を高くし、短時間で加熱するこ
とによりガラス成分を変化させることなく成形可能であ
る。
【0045】本実施例では、冷却温度をガラス粘度で1
15ポアズで行ったが、ガラス流動が生じない1014
下の温度であればよい。しかし、熱衝撃性が低いガラス
はさらに高い粘度まで冷却した後取り出すのが望まし
い。
【0046】本実施例では、溶融容器の外周をカーボン
で内周をAlNで形成し、受け部材をAlNにて製作し
たが、溶融容器は導電性材料であれば白金,カーボン,
耐熱性セラミックス,耐熱性金属などいずれでも同様の
効果が得られる。しかし、受け部材には非導電性材料を
使用する場合、本実施例のように外周面に導電性材料を
設置しなければならない。なお高い表面粗さが要求され
るため、耐熱性セラミックス,耐熱性金属の鏡面が得ら
れるものが望ましい。
【0047】本実施例では、遠心成形の回転数を200
rpmで行ったが、150rpmでも同様に成形でき
る。ただし、低速にすると加熱中の回転時間が長くな
る。また回転を速くするとガラス流動速度が速くなるた
め、流動量の多い径の大きいレンズのときに効果的であ
る。よって本装置で回転数を変更可能にすれば、受け部
材および溶融容器の内径を変更するだけで径の異なるガ
ラスゴブが簡単に製造できる。
【0048】本実施例では、溶融容器および受け部材の
数を6個としたが、1個以上あれば製造できる。大量生
産のためには多くの溶融容器,受け部材を設置するのが
望ましい。なお、溶融容器および受け部材の設置数より
ゴブの製造数が少なくてもこの装置では製造可能であ
る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明のうち請求項
1,2に記載したものによれば、高精度のレンズ成形用
ゴブが低コストで製造可能となった。また本発明により
製造されたゴブは成形レンズの外周と同じにできるた
め、ガラス流動量が少なくなり成形の時の型寿命が長く
なる。
【0050】また、請求項3に記載した発明のうち、抵
抗加熱のものでは低コストで装置が製作できるため、ガ
ラスゴブのコストを引き下げることができる。一方、高
周波加熱のものでは、加熱冷却サイクルを速くできるた
め、製造のタクトタイムが短縮され、短時間に大量に生
産できる。
【0051】また、請求項4に記載したものでは、回転
数を変えることにより径の違うガラスゴブが1台の機械
で製造できるため多種少量の生産が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガラスゴブの製造装置を模式的に
示す断面図である。
【図2】本発明によるガラスゴブの製造装置の溶融容器
および受け部材を断面図である。
【図3】本発明の実施例1によるガラスゴブの製造装置
を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例1によるガラスゴブの製造装置
を示す斜視図である。
【図5】ガラスゴブの製造装置のガラスゴブ取り出し部
を示す図である。
【図6】本発明の実施例2に使用される高周波加熱装置
の形状を示す図である。
【図7】従来技術のうち、研削研磨プリフォームを使用
した場合の問題点を説明する図である。
【図8】従来技術のうち、表面張力を利用した製造技術
の問題点を説明する図である。
【図9】本発明により製造されたガラスゴブを用いた製
造方法を説明する図である。
【図10】本発明の実施例2によるガラスゴブの製造装
置を示す断面図である。
【符号の説明】 1 ガラスブロック 2 受け部材 3 溶融容器 4 ガラスゴブ 5 断熱部材 6 ヒータ 7 回転軸 8 モータ 9 回転アーム 10 シャッター駆動装置 11 ガラスチャックロボット 12 シャッタ 13 ヒータユニット駆動シリンダ 14 ガラスゴブ吸引ユニット 15 高周波コイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計量および切断されたガラスブロックを
    ガラス受け面が所望の曲率と近似形状である溶融容器内
    でガラス粘度で103 ポアズ以下に相当する温度に加熱
    し、かつ少なくとも150rpm以上の速度で回転させ
    ることにより遠心力でガラスを成形し、回転しつつ加熱
    炉の外部に出すか、または加熱を停止することによりガ
    ラス粘度で1012ポアズ以上に相当する温度まで冷却す
    ることを特徴とするガラスゴブの製造方法。
  2. 【請求項2】 計量および切断されたガラスブロックを
    溶融容器に搬送供給する手段と、水平方向に回転するよ
    う設置されたモータと、その軸から水平方向に少なくと
    も1本以上設置されたアームと、その先端にアーム方向
    に可動自在に設置された溶融容器と、その溶融容器の底
    面に設けられ所望のレンズ形状と近似した形状を有する
    受け部材と、その溶融容器を少なくとも150rpm以
    上の速度で回転させる手段と、前記供給されたガラスブ
    ロックおよび溶融容器を同時にガラス粘度で103 ポア
    ズ以下に相当する温度に加熱する手段と、溶融容器を回
    転しつつ加熱炉外部に搬送するか、または加熱停止によ
    りガラス粘度で1014ポアズ以上に相当する温度まで冷
    却する手段と、成形後ガラスゴブを取り出す手段とを備
    えたガラスゴブの製造装置。
  3. 【請求項3】 前記ガラス加熱手段は抵抗加熱又は高周
    波加熱であることを特徴とする請求項2記載のガラスゴ
    ブの製造装置。
  4. 【請求項4】 前記モータは回転数が可変であることを
    特徴とする請求項2記載のガラスゴブの製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015074751A1 (de) * 2013-11-22 2015-05-28 Zwiesel Kristallglas Ag Vorrichtung und verfahren zum schleuderpressen von schmelzflüssigem glas
CN114560620A (zh) * 2022-02-23 2022-05-31 重庆星源玻璃器皿有限责任公司 一种玻璃容器生产系统

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