JPH072802A - 光学活性トリアゾール誘導体の製造法 - Google Patents
光学活性トリアゾール誘導体の製造法Info
- Publication number
- JPH072802A JPH072802A JP6029390A JP2939094A JPH072802A JP H072802 A JPH072802 A JP H072802A JP 6029390 A JP6029390 A JP 6029390A JP 2939094 A JP2939094 A JP 2939094A JP H072802 A JPH072802 A JP H072802A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optically active
- triazole derivative
- derivative
- bromocamphor
- triazole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
ホン酸類を用いるか、または光学異性体分離用カラムを
用いて、一般式(1)〔式中、R1 およびR 2 は水素原
子もしくは低級アルキル基を示すか、またはR1 とR2
が一緒になって低級アルキレン基を形成してもよい。R
3 は低級アルキル基を示し、nは0〜2の整数を示す。
ただし、R1 とR2 がともに水素原子になることはな
い。〕で表されるトリアゾール誘導体(1)のラセミ体
を光学分割して、トリアゾール誘導体(1)の光学活性
体を製造する方法。 【化1】 【効果】 抗真菌剤として有用な高純度のトリアゾール
誘導体(1)の光学活性体が工業的に有利に製造でき
る。
Description
リアゾール誘導体の光学活性体の製造法に関する。
作用を有するものが多く、そのいくつかは各種白癬、癩
癬、乾癬、皮膚カンジダ症、真菌性髄膜炎、真菌性呼吸
器感染症、真菌血症、尿路真菌症などの治療剤として広
く使用されている。ところで、次の一般式(1)
は低級アルキル基を示すか、またはR 1 とR2 が一緒に
なって低級アルキレン基を形成してもよい。R3 は低級
アルキル基を示し、nは0〜2の整数を示す。ただし、
R1 とR2 がともに水素原子となることはない。〕で表
されるトリアゾール誘導体は、優れた抗真菌作用を有す
ることが知られている。また、このトリアゾール誘導体
(1)の光学活性体は、そのラセミ体よりもさらに強い
抗真菌作用を有し、かつ安全性も高いので前記の各種真
菌症の治療剤として有用であることが知られている(特
開平3−223266号公報)。特に、トリアゾール誘
導体(1)のうち、R1 ,R2 ,R3 がともにメチル基
で、nが2である化合物の(−)体が有用である。
体の製造法としては、2−アルキルチオアセトフェノン
誘導体にS(−)メチル−p−トリルスルホキシド等の
光学活性スルフィニル化合物を反応させて二種のジアス
テレオマー混合物とし、この混合物よりシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーで光学活性体を得、さらに当該光
学活性体を酸化し、アセチルクロリドとヨウ化ナトリウ
ムを反応させ、次いでエポキシ化後、トリアゾールを反
応させることにより得る方法が知られている(特開平3
−223266号公報)。
ゾール誘導体(1)の光学活性体の製造法は、中間工程
である二種のジアステレオマーの分離効率が悪く、また
製造工程が長いため工業的な生産手段としては不利なる
を免れなかった。従って、本発明の目的は高純度の前記
トリアゾール誘導体(1)の光学活性体を工業的に有利
に製造するための方法を提供することにある。
業的に有利に製造できるトリアゾール誘導体(1)のラ
セミ体の光学分割について種々検討してきたところ、従
来より光学分割剤として広く知られている酒石酸誘導体
等を用いても光学活性体は単離できなかったが、光学活
性カンファースルホン酸類を用いれば効率よく光学活性
体が単離できること、さらに光学異性体分離用カラムを
用いた光学分割でも光学活性体が効率よく分離できるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
されるトリアゾール誘導体のラセミ体に光学活性カンフ
ァースルホン酸類を反応させて、当該トリアゾール誘導
体(1)と光学活性カンファースルホン酸類とのジアス
テレオマー塩混合物を形成せしめ、次いで当該混合物よ
り一方のジアステレオマー塩のみを晶析させた後、脱塩
することを特徴とする当該トリアゾール誘導体(1)の
光学活性体の製造法を提供するものである。
るトリアゾール誘導体のラセミ体を光学活性固定相を充
填したカラムを用いるクロマトグラフィーに付すことを
特徴とする当該トリアゾール誘導体(1)の光学活性体
の製造法を提供するものである。
体を示す一般式(1)中、R1 ,R 2 およびR3 で示さ
れる低級アルキル基としては、炭素数1〜6の直鎖また
は分枝鎖のアルキル基が挙げられ、具体的にはメチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert
−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基等が挙げ
られ、いずれもメチル基が好ましい。また、R1 および
R2 により形成される低級アルキレン基としては、炭素
数2〜5のアルキレン基、たとえばエチレン基、トリメ
チレン基、テトラメチレン基等が挙げられる。かかるト
リアゾール誘導体(1)の中には、水酸基が結合してい
る炭素原子、R1 およびR2 が結合している炭素原子な
らびに硫黄原子に基づく異性体が存在するが、水酸基が
結合している炭素原子の不斉に基づく光学異性体以外は
特開平3−223266号公報記載の方法により容易に
立体異性体に分離できる。本発明方法により光学分割す
るのは、従来、容易になし得なかった水酸基が結合して
いる炭素原子の不斉に基づくラセミ体である。トリアゾ
ール誘導体(1)のラセミ体は、たとえば特開平3−2
23266号公報記載の方法に従い、容易に製造するこ
とができる。
光学活性カンファースルホン酸類としては、たとえばハ
ロゲン原子が置換していてもよい光学活性カンファース
ルホン酸又はその塩、具体的には(+)−カンファー−
10−スルホン酸、(−)−カンファー−10−スルホ
ン酸、(+)−3−ブロモカンファー−8−スルホン
酸、(+)−3−ブロモカンファー−10−スルホン
酸、(−)−3−ブロモカンファー−8−スルホン酸、
(−)−3−ブロモカンファー−10−スルホン酸、
(+)−3−ブロモカンファー−8−スルホン酸アンモ
ニウム塩、(−)−3−ブロモカンファー−8−スルホ
ン酸アンモニウム塩等が挙げられるが、就中(+)−3
−ブロモカンファー−8−スルホン酸、(−)−3−ブ
ロモカンファー−8−スルホン酸、(+)−3−ブロモ
カンファー−8−スルホン酸アンモニウム塩、(−)−
3−ブロモカンファー−8−スルホン酸アンモニウム塩
が好ましい。
学活性カンファースルホン酸類との反応は、この反応に
より生成するジアステレオマー塩混合物から一方のジア
ステレオマー塩のみを晶析させるのに適した溶媒中で行
うのが好ましい。かかる溶媒としては、メタノール、エ
タノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノー
ル、イソブタノール、t−ブタノール等のアルコール
類;ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素類、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類;
ジクロルメタン、クロロホルム、ジクロルエタン等のハ
ロゲン化炭化水素類;アセトン、アセトニトリル、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等が挙げられ
る。
ラセミ体1モルに対し、光学活性カンファースルホン酸
類0.5〜1モルを使用し、上記溶媒中に溶解し、室温
から溶媒の沸点までの温度で行われる。この反応によ
り、トリアゾール誘導体(1)の光学活性体と光学活性
カンファースルホン酸類のジアステレオマー塩混合物が
生成する。
ジアステレオマー塩のみを晶析させるには、ジアステレ
オマー塩の溶媒に対する溶解度の差が利用される。たと
えば、反応混合物を冷却することにより行われる。ま
た、あらかじめ用意しておいた光学純度の高い種結晶を
少量添加するのが好ましい。析出した一方のジアステレ
オマー塩をさらに再結晶すれば光学純度が向上する。
は、たとえば有機溶媒とアルカリ水溶液の混液中で処理
することにより行われる。かくすることにより、目的の
トリアゾール誘導体(1)の光学活性体は、有機溶媒中
に移行するので、当該有機層から目的物を容易に分離精
製することができる。ここで用いられる有機溶媒として
は酢酸エチル、クロロホルム、塩化メチレン等が好まし
い。アルカリ水溶液としては水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸水素カリウム等の水溶液が用いられる。
また、有機層から目的物の分離精製は、たとえば再結晶
によるのがよく、当該再結晶溶媒としては、水、メタノ
ール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、
エーテル、イソプロピルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等を単独あるいは混合溶媒として用いる
ことができる。
活性体は、光学分割剤として(+)−または(−)−3
−ブロモカンファー−8−スルホン酸アンモニウム塩を
用いることによって、より工業的に有利に製造される。
この方法は、特に(−)−3−メチル−3−メチルスル
ホニル−1−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)
−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕ブタン
−2−オールの製造に用いるのが有利である。
ン酸等の存在下に(−)−3−ブロモカンファー−8−
スルホン酸アンモニウム塩を用いて光学活性な塩、すな
わちトリアゾール誘導体(1)の(−)体の(−)−3
−ブロモカンファー−8−スルホン酸塩を形成させ、つ
いで脱塩、精製処理等を行うことによって、光学純度の
高いトリアゾール誘導体(1)の(−)体が高収率で容
易に得られる。また、(+)−3−ブロモカンファー−
8−スルホン酸アンモニウム塩を用いることも可能であ
り、この場合はトリアゾール誘導体(1)の(−)体の
(+)−3−ブロモカンファー−8−スルホン酸塩が生
成し、上記と同様に処理することによって、光学純度の
高いトリアゾール誘導体(1)の(−)体が高収率で容
易に得られる。これら光学活性な塩は、アルコール(メ
タノール、エタノール、イソプロピルアルコール等)等
の溶媒中、約0℃から約30℃の間の温度の条件下で生
成させることができる。アンモニウムイオンは、硫酸、
メタンスルホン酸等を共存させることにより、酸のアン
モニウム塩として除去できる。光学活性な塩の脱塩は、
たとえば炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナト
リウム、アンモニウム等のアルカリまたはトリエチルア
ミン等の有機塩基を用いることによって行われる。精製
は再結晶法等それ自体公知の方法を採用できる。なお、
光学活性な塩を晶出させる際には、高純度なトリアゾー
ル誘導体(1)の(−)体の(−)−3−ブロモカンフ
ァー−8−スルホン酸塩またはトリアゾール誘導体
(1)の(−)体の(+)−3−ブロモカンファー−8
−スルホン酸塩の種結晶を添加するのが好ましい。
ファー−8−スルホン酸アンモニウム塩を、また種結晶
として高純度のトリアゾール誘導体(1)の(+)体の
(+)−3−ブロモカンファー−8−スルホン酸塩を用
いることにより、結晶としてトリアゾール(1)の
(+)体の(+)−3−ブロモカンファー−8−スルホ
ン酸塩が得られ、その母液からトリアゾール誘導体
(1)の(−)体の粗結晶が得られることから、これに
結晶化剤として(+)−カンファー−10−スルホン酸
を、また種結晶として高純度のトリアゾール誘導体
(1)の(−)体の(+)−10−カンファースルホン
酸塩を用いることにより、光学純度の高いトリアゾール
誘導体(1)の(−)体の(+)−カンファー−10−
スルホン酸塩が得られる。この塩を上記と同様に処理す
ることにより、遊離のトリアゾール誘導体(1)の
(−)体が高収率で得られる。
法について説明する。光学活性固定相としては、合成光
学活性ポリマー、天然高分子、アミノ酸の金属錯体等が
挙げられるが、セルロース誘導体をコーティングしたシ
リカゲルが好ましい。当該セルロース誘導体をコーティ
ングしたシリカゲルを充填したカラムとしては、キラル
セルOJ光学異性体分離用カラム(ダイセル化学工業
(株)製)等の市販品を用いることができる。また、ク
ロマトグラフィーの形式としては液体クロマトグラフィ
ーが好ましい。この場合、移動相としての溶離液は、た
とえばヘキサン−エタノール−ジエチルアミン、ヘキサ
ン−イソプロパノール等を用いることができる。
として有用なトリアゾール誘導体(1)の光学活性体
が、簡便かつ工業的に有利に製造できる。
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−〔4−
(トリフルオロメチル)フェニル〕ブタン−2−オール
〔以下、「目的(−)体」という〕の合成: (1)(±)−3−メチル−3−メチルスルホニル−1
−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−〔4
−(トリフルオロメチル)フェニル〕ブタン−2−オー
ル100gにイソプロパノール1.8lを加え、65℃
で攪拌下溶解した。同温で(+)−3−ブロモカンファ
ー−8−スルホン酸82.5gのイソプロピルアルコー
ル溶液0.6lを加え、80℃で30分攪拌した。50
℃まで放冷後、純度の高い種結晶を接種し、25℃で3
日間静置した。析出した結晶を濾取し、イソプロパノー
ル0.2lで洗浄し、乾燥して目的(−)体の(+)−
3−ブロモカンファー−8−スルホン酸塩を98.3g
得た(光学純度53.8%e.e.)。
ロパノール2lを加え、80℃で40分攪拌溶解した
後、純度の高い種結晶を接種し、25℃で2日間静置し
た。析出した結晶を濾取し、イソプロパノール0.2l
で洗浄し、乾燥して目的(−)体の(+)−3−ブロモ
カンファー−8−スルホン酸塩を70.0g得た(光学
純度96.4%e.e.)。さらに、この塩をイソプロ
パノール1.5lに加温溶解し、同様の操作を行い、目
的(−)体の(+)−3−ブロモカンファー−8−スル
ホン酸塩を62.2g得た(光学純度99.5%e.
e.)。
び10%炭酸カリウム0.25lの混合物を攪拌し、有
機層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒
留去し、残渣を40%エタノールで再結晶すると目的
(−)体を25.9g得た。光学純度99.5%e.
e.、融点145〜147℃、〔α〕D 25−9.4°
(c=0.5、アセトン)
(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−〔4−
(トリフルオロメチル)フェニル〕ブタン−2−オール
200mg、(+)−カンファー−10−スルホン酸6
1.6mgにイソプロパノール3mlを加え、加温し、
溶解した。種結晶を接種し、室温で終夜静置した。析出
した結晶を濾取し、イソプロパノール1mlで洗浄した
後、乾燥し、目的(−)体の(+)−カンファー−10
−スルホン酸塩80mgを得た(光学純度82.0%
e.e.)。この塩を実施例1と同様に再結晶後、脱塩
したところ、高純度の目的(−)体が得られた。
(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−〔4−
(トリフルオロメチル)フェニル〕ブタン−2−オール
をキラルセルOJ光学異性体分離用カラムを用い、移動
相(ヘキサン:エタノール:ジエチルアミン=800:
200:1)によりそれぞれの光学異性体に分離し、目
的(−)体(光学純度99%e.e.)と(+)−3−
メチル−3−メチルスルホニル−1−(1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)−2−〔4−(トリフルオロメ
チル)フェニル〕ブタン−2−オール(光学純度99%
e.e.)を得た。
(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−〔4−
(トリフルオロメチル)フェニル〕ブタン−2−オール
10gおよび(−)−3−ブロモカンファー−8−スル
ホン酸アンモニウム塩6.3gをメタノール100ml
に溶解し、水冷下、濃硫酸1.33gを加えた後、メタ
ノールを減圧留去する。残留物にイソプロパノール15
0mlを加え、加温溶解させる。不溶物を濾去した後、
高純度の目的(−)体の(−)−3−ブロモカンファー
−8−スルホン酸塩を接種し、室温で一夜放置する。析
出した結晶を濾取、乾燥すると目的(−)体の(−)−
3−ブロモカンファー−8−スルホン酸塩が白色結晶と
して8.2g得られた(光学純度96%e.e.)。こ
れをさらにイソプロパノール82mlから再結晶すると
光学純度99.5%e.e.以上の目的(−)体の
(−)−3−ブロモカンファー−8−スルホン酸塩7.
8gが得られた。この塩を水150mlに懸濁し炭酸カ
リウムでアルカリ性とした後、酢酸エチルで抽出し、水
洗、乾燥した。濃縮後、残留物を含水エタノールから再
結晶すると目的(−)体が白色結晶として4.1g得ら
れた。融点145〜147℃、収率82%。〔α〕D 25
−10.7°(c=0.5、アセトン)。
(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−〔4−
(トリフルオロメチル)フェニル〕ブタン−2−オール
10gおよび(+)−3−ブロモカンファー−8−スル
ホン酸アンモニウム塩6.3gをメタノール100ml
に溶解し、水冷下、濃硫酸1.33gを加えた後、メタ
ノールを減圧留去する。残留物にイソプロパノール15
0mlを加え、加温溶解させる。不溶物を濾去した後、
高純度の目的(−)体の(+)−3−ブロモカンファー
−8−スルホン酸塩を接種し、室温で一夜放置する。析
出した結晶を濾取、乾燥すると目的(−)体の(+)−
3−ブロモカンファー−8−スルホン酸塩が白色結晶と
して8.3g得られた。光学純度53%e.e.。これ
をさらにイソプロパノールから2回再結晶すると、光学
純度99.5%e.e.以上の目的(−)体の(+)−
3−ブロモカンファー−8−スルホン酸塩5.5gが得
られた。この塩を実施例4と同様に処理して目的(−)
体2.8gを得た。融点145〜147℃、収率56
%。〔α〕D 25−10.8°(c=0.5、アセト
ン)。
(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−〔4−
(トリフルオロメチル)フェニル〕ブタン−2−オール
9.1gおよび(+)−3−ブロモカンファー−8−ス
ルホン酸アンモニウム塩5.7gをメタノール90ml
に溶解し、水冷下、濃硫酸1.21gを得た後、メタノ
ールを減圧留去する。残留物にイソプロパノール136
mlを加え、加温溶解させる。不溶物を濾去した後、高
純度の(+)−3−メチル−3−メチルスルホニル−1
−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−〔4
−(トリフルオロメチル)フェニル〕ブタン−2−オー
ルの(+)−3−ブロモカンファー−8−スルホン酸塩
を接種し、室温で一夜放置する。析出した結晶を濾取、
乾燥すると、(+)−3−メチル−3−メチルスルホニ
ル−1−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2
−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕ブタン−2
−オールの(+)−3−ブロモカンファー−8−スルホ
ン酸塩が白色結晶として7.1g得られた。光学純度9
9%e.e.。この母液より得た粗目的(−)体5.4
gをイソプロパノール80mlに溶解させ、(+)−カ
ンファー−10−スルホン酸3.3gを加えて、加温溶
解させる。これに高純度の目的(−)体の(+)−カン
ファー−10−スルホン酸塩を接種し、室温で一夜放置
後、析出した結晶を濾取、イソプロパノールから再結晶
すると、光学純度99.5%e.e.以上の目的(−)
体の(+)−カンファー−10−スルホン酸塩6.1g
が得られた。この塩を実施例4と同様に処理して目的
(−)体3.6gを得た。融点145〜147℃、収率
79%。〔α〕D 25−10.8°(c=0.5、アセト
ン)。
Claims (2)
- 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 およびR2 は水素原子もしくは低級アルキ
ル基を示すか、またはR 1 とR2 が一緒になって低級ア
ルキレン基を形成してもよい。R3 は低級アルキル基を
示し、nは0〜2の整数を示す。ただし、R1 とR2 が
ともに水素原子になることはない。〕で表されるトリア
ゾール誘導体のラセミ体に光学活性カンファースルホン
酸類を反応させて当該トリアゾール誘導体と光学活性カ
ンファースルホン酸類とのジアステレオマー塩混合物を
形成せしめ、次いで当該混合物より一方のジアステレオ
マー塩のみを晶析させた後、脱塩することを特徴とする
トリアゾール誘導体の光学活性体の製造法。 - 【請求項2】 一般式(1) 【化2】 〔式中、R1 およびR2 は水素原子もしくは低級アルキ
ル基を示すか、またはR 1 とR2 が一緒になって低級ア
ルキレン基を形成してもよい。R3 は低級アルキル基を
示し、nは0〜2の整数を示す。ただし、R1 とR2 が
ともに水素原子になることはない。〕で表されるトリア
ゾール誘導体のラセミ体を光学活性固定相を充填したカ
ラムを用いるクロマトグラフィーに付すことを特徴とす
る当該トリアゾール誘導体の光学活性体の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02939094A JP3503832B2 (ja) | 1993-03-01 | 1994-02-28 | 光学活性トリアゾール誘導体の製造法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3984593 | 1993-03-01 | ||
| JP5-39845 | 1993-03-01 | ||
| JP02939094A JP3503832B2 (ja) | 1993-03-01 | 1994-02-28 | 光学活性トリアゾール誘導体の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH072802A true JPH072802A (ja) | 1995-01-06 |
| JP3503832B2 JP3503832B2 (ja) | 2004-03-08 |
Family
ID=26367587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02939094A Expired - Fee Related JP3503832B2 (ja) | 1993-03-01 | 1994-02-28 | 光学活性トリアゾール誘導体の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3503832B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005534693A (ja) * | 2002-07-30 | 2005-11-17 | クラリアント(フランス) | 第一級アミン類の調製法 |
| WO2013077265A1 (ja) | 2011-11-25 | 2013-05-30 | 株式会社クレハ | アゾール誘導体、およびその利用 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6651107B1 (en) * | 1999-09-21 | 2003-11-18 | Intel Corporation | Reduced hardware network adapter and communication |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP02939094A patent/JP3503832B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005534693A (ja) * | 2002-07-30 | 2005-11-17 | クラリアント(フランス) | 第一級アミン類の調製法 |
| WO2013077265A1 (ja) | 2011-11-25 | 2013-05-30 | 株式会社クレハ | アゾール誘導体、およびその利用 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3503832B2 (ja) | 2004-03-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0529216B2 (ja) | ||
| JPH0674243B2 (ja) | 光学純度の高い光学活性アテノロール塩及びアテノロールの製法 | |
| JP5255765B2 (ja) | エントリシタビンを製造するための方法及び中間体 | |
| JP2010510253A (ja) | 4,4’−(1−メチル−1,2−エタンジイル)−ビス−(2,6−ピペラジンジオン)の新規の製造法 | |
| JPH072802A (ja) | 光学活性トリアゾール誘導体の製造法 | |
| JP3018296B2 (ja) | グリシジルエーテルの製造法 | |
| KR20040018275A (ko) | 1,5-디아릴-3-트리플루오르메틸-δ²-피라졸린의 라셈체와거울상이성질에서 순수한 유도체의 제조 공정 | |
| CN111777554A (zh) | 一种合成苯磺顺阿曲库铵的方法 | |
| JPH06122686A (ja) | ラセミ体の光学分割法 | |
| JPS5846045A (ja) | ラセミ化合物(1rs,2sr)−2−アミノ−1−フエニル−プロパン−1−オ−ルの分割法 | |
| US8569322B2 (en) | Lamivudine oxalate and preparation method thereof | |
| CN110357790A (zh) | 化合物及其在合成布瓦西坦原料药中的用途 | |
| JP4109446B2 (ja) | ジアステレオ異性体として純粋なトランス−2−[(α−メチルベンジル)アミノ]シクロペンタノールの製造方法 | |
| JP3225107B2 (ja) | 光学活性2−プロパノール誘導体の製造法 | |
| JP3157117B2 (ja) | ピペリジン誘導体の光学分割方法 | |
| WO2010068049A2 (en) | Process for preparing (r)-(+)-lansoprazole and intermediate used therein | |
| US20050176960A1 (en) | Resolution of racemates of methyl alpha-5-[4,5,6,7-tetrahydro[3,2-C]thienopyridyl]-(2-chlorophenyl) acetate | |
| JP2013095725A (ja) | トリアゾール化合物のエナンチオマーの製造方法 | |
| JPH07258215A (ja) | 光学活性な1−(4−クロロピリジン−2−イル)−2−(ピリジン−2−イル)エチルアミンの製造方法 | |
| JPH0570439A (ja) | 光学活性アゾール誘導体の製造方法 | |
| JPH023627A (ja) | 光学活性1−メチル−3−フェニルプロピルアミンの製造法 | |
| JP2001131157A (ja) | 光学活性2−メチルピペラジンの製造方法 | |
| JPH0436279A (ja) | 光学活性なベンゾオキセピン誘導体の製造法 | |
| CN115210223A (zh) | 三环类化合物及其应用 | |
| JPH0429990A (ja) | 光学活性なシス―チアゾリジン―4―オン誘導体の製造法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20031203 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20031205 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
| R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071219 Year of fee payment: 4 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |