JPH0728035U - 缶用把手の取付金具 - Google Patents

缶用把手の取付金具

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JPH0728035U
JPH0728035U JP6367593U JP6367593U JPH0728035U JP H0728035 U JPH0728035 U JP H0728035U JP 6367593 U JP6367593 U JP 6367593U JP 6367593 U JP6367593 U JP 6367593U JP H0728035 U JPH0728035 U JP H0728035U
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JP
Japan
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flange
mounting bracket
handle
mounting
welding
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JP6367593U
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康雄 岸本
浩一 村尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 缶を吊り下げる把手用の取付金具をプロジェ
クション溶接によってきわめて強固に缶の表面に固着す
ることができ、かつ固着のための溶着部位を所望の部位
のみに絞って作業の効率を向上するとともに、溶着箇所
の配置を等間隔に位置づけて、固着強度が均等化される
取付金具を実現する。 【構成】 缶用把手の取付金具11を、フランジ部12
と、その上に立ち上がる円筒部13と、その上部を隠蔽
する蓋部14とによって構成し、フランジ部12の固着
側の面に4個の突起16をほぼ等間隔に設け、缶Aのシ
ーム部Cを跨いで固着され得る最小限の大きさの切り欠
き17を円筒部13に設けるとともに、この切り欠き1
7に沿ってフランジ部12に続くフランジ18を設け、
蓋部14は中心に把手先端挿通用の円形の穴15をそな
える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、鋼板などの金属板を円筒状に巻いて形成される円筒状の缶、主と してペール缶に対し、運搬のための把手を取り付けるために、缶の表面に溶接に より固着される取付金具の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記の取付金具について、最初に、従来から用いられているリベットで固定す るタイプの一例を図4〜図6に示す。1は缶Aの両側に固着された取付金具で、 把手Bの両端を左右の取付金具1,1に挿通し、把手Bによって缶Aを吊り下げ ることにより運搬する。取付金具1の詳細を図5および図6に示す。取付金具1 は、左右に伸長するフランジ部2,2と、フランジ部2,2間の中央位置に立ち 上がる筒部3と、筒部3の上端部の全面を被覆する蓋部4とにより構成される。 蓋部4の中央には把手Bの先端を挿通するための穴5が設けられる。6は、フラ ンジ部2に穿設されたリベット用の穴で、取付金具1を缶Aに取り付けるために リベットを用いる場合にのみ使用される。7は取付金具1の長手方向のほぼ中央 位置でフランジ部2から筒部3にかけて設けた一対の切り欠きで、切り欠き7に よって、缶Aの胴体に形成されるシーム部C(図6参照)を跨いで取付金具1が 取り付けられるときの逃げの空間を構成するとともに、取付金具1に対し、缶A の外周に沿って取り付けられるときの(図6参照)曲率の相異によって生じる誤 差を吸収するための可撓性をもたせるためのものである。
【0003】 次に、溶接により固定するタイプの取付金具を図7〜図9に示す。図7および 図8に示す取付金具1Aは、筒部3の周囲(切り欠き7を除く箇所)に設けたフ ランジ部2の裏面に4個の突起6をほぼ等間隔に突設し、蓋部4の中央に楕円形 の長穴5Aを縦向きに設け、筒部3の対向する箇所に、缶Aのシーム(継ぎ目) 部A’を跨ぐ半円形状の切り欠き7を設けた構造からなる。これと同一構造の取 付金具1Aが、意匠登録(第532584号)されている。
【0004】 図9および図10に示す取付金具1Bは、円筒部3の周囲に全周にわたり一定 幅のフランジ部2を設け、フランジ部2の裏面に5個の突起6を等間隔に突設し て、蓋部4の中央に円形の穴5を設けた構造からなる。
【0005】 上記のように構成される取付金具1A・1Bを、プロジェクション溶接によっ て缶Aの外周面上に固着するには、缶A上の適所に取付金具1A・1Bの裏面を それぞれ強く押し付けた状態で両者間に通電することにより、抵抗溶接による取 付が行われる。このとき、電流は取付金具1A・1Bの各突起6と缶Aの表面の 接触箇所のほか、フランジ部2と缶Aの表面との接触点を通って流れることによ り、突起6との接触部に発生する抵抗熱によって溶接による取付金具の取付作業 が実現する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記の構成よりなる従来の溶接固定タイプの取付金具1Aおよび1Bには、つ ぎのような問題点がある。すなわち、 A.取付金具1Aの場合: 図8のように、切り欠き7の端部が缶Aの表面に 接触することによって、溶接用の電流の一部が流れるため、4個の突起6に流れ る電流の量が低下し、不十分な溶接結果を招くことになる。また、把手Bの端部 を挿入する取付金具1Aの穴5Aが楕円形の長穴であるため、把手Bの端部が取 付金具1Aから抜けるおそれがある。さらに、筒部3に大きな切り欠き7が設け られ、強度が低下しているために、たとえば把手Bで缶Aを複数個吊り下げたと きに、取付金具1A同士が当たったときに、取付金具1Aが簡単に変形すること があり、耐久性に欠ける。
【0007】 B.取付金具1Bの場合: 図10のように、フランジ部2の一部が缶Aの表 面に接触することによって、溶接用の電流の一部が流れるため、5個の突起6に 流れる電流の量が低下するうえに、缶Aの表面に対し5個の突起6が当たる強さ が不均等になるため、不十分な溶接結果を招くことになる。また、突起6が5個 であるとともに、切り欠き7が設けられていないために、缶Aのシーム部Cを跨 がって取付金具1Bを取り付けることが困難である。したがって、通常はシーム 部Cを避けて取付金具1Bが固着されるため、缶Aの表面に表示される絵柄など を取付金具1Bが覆うことがあり、しかも、取付金具1Bが全体的に円形で、方 向を特定する部分がないために、対をなす取付金具1Bの向きが揃わず、体裁が 悪い。
【0008】 この考案は、上記従来技術の問題点にかんがみてなされたもので、缶Aの側面 上に取付金具を溶接するに際し、プロジェクション溶接によって強固で且つ均一 な溶着が可能で耐久性に優れ、把手が取れることがなく、取付状態が良好で体裁 の良い缶用把手の取付金具を提供することを目的としている。
【0009】 この考案の他の目的は、フランジ部の固着される面上におけるプロジェクショ ン溶接の溶着箇所の配置をほぼ等間隔に位置づけて、固着強度が均等化される取 付金具を実現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この考案にかかる缶用把手の取付金具において は、溶接によって缶の側面上に固着したとき該側面とほぼ密着状態となるフラン ジ部と、一端部の周縁が上記フランジ部の内周縁と連結して該フランジ部の取付 面に対してほぼ垂直方向に立設される円筒部と、該円筒部の他端部の全面を被覆 する蓋部とによって上記取付金具を構成し、フランジ部を缶の表面にプロジェク ション溶接によって固着するための4個の突起を上記フランジ部の裏面上にほぼ 等間隔に突設し、取付金具が缶のシーム部を跨いで固着され得る最小限の切り欠 きを上記円筒部に設けるとともに、該切り欠きに沿って上記フランジ部に続くフ ランジを設け、上記蓋部の中央に把手の先端を挿通するための円形の穴を設けて いる。
【0011】
【作用】 この考案の缶用把手の取付金具を、缶の表面上にプロジェクション溶接によっ て取り付けると、缶の外周面と密着状態となるフランジ部に突設された4個の突 起によって安定した状態のもとに、フランジ部の全周にわたって均等で且つ緊密 な固着が達成される。しかもフランジ部の形状が缶の外周面と一致し密着する形 状としているので、フランジ部あるいは切り欠きの端部が缶表面と接触しないか ら、従来の取付金具と違って、溶接の際に電流が突起以外の箇所に流れることが ない。しかも、突起は4個で等間隔に配置されているので、缶の表面に対し均等 な強さで押し付けられるために、各突起と缶の表面にほぼ同じ強さの電流が流れ て、均一な溶着が可能になる。また、切り欠きはシーム部を跨ぎ得る最小限の大 きさに設定されたうえ、切り欠きにもフランジが設けられているので、缶に取り 付けられた状態での取付金具の強度が強く、耐久性に優れている。
【0012】
【実施例】
この考案の実施例を図面によって説明する。図1〜図3は、いずれもこの考案 の一実施例で、取付金具11は、フランジ部12と、円筒部13と、蓋部14と よりなる。フランジ部12は、切り欠き17の箇所に形成されるフランジ18を 除いて取付金具11の全周にわたり、ほぼ一定の幅のもとに設けられる。フラン ジ部12は、プロジェクション溶接によって取付金具11が缶(通常、ペール缶 )Aの外周面上に固着されたとき、上記缶Aの外周面とほぼ密着状態となる。い いかえれば、図3に示すように、フランジ部12の一側から他側にかけて缶Aの 側周面に一致する円弧状に形成されている。円筒部13は、一端部の周縁がフラ ンジ部12の内周縁と連結してフランジ部12の取付面に対してほぼ垂直方向に 立設される。蓋部14は円筒部13の他端部の全面を被覆する部分であり、その 中央に把手の先端を挿通するための円形の穴15が設けられる。
【0013】 フランジ部12の裏面(取付側の面)には、プロジェクション溶接によってフ ランジ部12を缶Aの側面上に固着するための4個の突起16が、裏面上にほぼ 等間隔に設けられる。17は一対の切り欠きで、各切り欠き17は円筒部13の 上下の相対向する箇所に形成され、缶Aの胴体に形成されるシーム部Cを跨げる 得る最小限の大きさとされる。また、各切り欠き17の周縁に沿って幅の狭いフ ランジ18が両側のフランジ部12に続けて設けられている。なお、19は、上 下一対の型による型絞りの手段で突起16を形成するに際して、円筒部13なら びにフランジ部12に生じたひだである。
【0014】 つぎに実施例に示す取付金具11を、缶Aの側面上に取り付けるための作用に ついて説明する。取付金具11のフランジ部12が缶Aの外周面に密着状態とな るように、取付金具11を缶Aの表面に向かって強く押し付ける。取付金具11 を設ける位置として、通常は、缶Aの胴体に形成されるシーム部C(図3)を跨 ぐ位置とその対向位置とが選ばれる。そして、一方の取付金具11の上下一対の 切り欠き17がいずれも上記シーム部Cを正しく跨ぐ位置に配置されたうえで、 缶Aの表面に向かって押し付けられる。これによってフランジ部12の固着され る側の面上に設けられた4個の突起16が、 缶A表面の被膜、たとえば塗装膜を 突き破って取付金具11と、缶A表面との直接の接触が行われ、電流は取付金具 11から上記の突起16を経て缶Aの外周面に流れるので、突起16の鋭角状に 形成された先端を電流が経由することによって該先端に抵抗熱を集中的に発生さ せることができ、その結果、取付金具11のプロジェクション溶接による取付作 業が実現される。
【0015】 また、突起16と缶Aの表面との接触する箇所、したがって溶接によって固着 される箇所は4箇所で、そのため缶Aの表面に載せたときにガタツキがなく、き わめて安定的に当接するとともに、突起16がフランジ部12の面上に等間隔に 配置されているので、固着強度が均等化され、少ない接着面積で高効率の連結効 果を実現することができる。
【0016】 さらに、シーム線Cの高さを跨ぐために設けた最小限の大きさの切り欠き17 近傍のフランジ部12が缶Aの表面に直接接触することのないように、一側方の フランジ部12から他側方のフランジ部12にかけて缶Aの側周面と一致する円 弧状に形成されているので、上記切り欠き17の近傍のフランジ部12が、缶A の表面に接触して電流の流れが突起16以外の箇所に分散して流れることが防止 され、プロジェクション溶接の十分な効果を発揮させることができる。
【0017】
【考案の効果】
この考案の缶用把手の取付金具は以上のように構成されているので、つぎのよ うな効果がある。
【0018】 (a) フランジ部の形状が缶の外周面と一致する形状とし、フランジ部あるいは 切り欠きの端部が缶表面と接触しないから、缶の側周面上に取付金具を溶接する に際し、プロジェクション溶接によってきわめて強固な溶着を取付金具のフラン ジ部の4個の突起を介して均等に行うことができる。とくに、フランジ部の固着 される面上におけるプロジェクション溶接の溶着箇所の配置が等間隔に位置づけ られるので、固着強度の均等化が行われ、実質的な強度の増強が実現する。
【0019】 (b) 溶接用の突起は4個でフランジ部に等間隔に配置され、缶の側周面に対し 均等な強さで押し付けられるために、均一な溶着が可能になる。
【0020】 (c) 切り欠きはシーム部を跨ぎ得る最小限の大きさに設定されたうえ、切り欠 きにもフランジが設けられているので、缶に取り付けられた状態での取付金具の 強度が強く、耐久性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の取付金具の一実施例の斜視図であ
る。
【図2】図1の取付金具の正面図である。
【図3】図1の取付金具の溶着直前の態様を示す、上方
より見た図である。
【図4】従来の取付金具を缶に固着した態様を示す説明
図である。
【図5】従来のリベット固定式の取付金具の斜視図であ
る。
【図6】図5の取付金具の固定直前の態様を示す、上方
より見た図である。
【図7】従来の溶接式の取付金具の一例を示す斜視図で
ある。
【図8】図7の取付金具の固定直前の態様を示す、上方
より見た図である。
【図9】従来の溶接式の取付金具の他の一例を示す斜視
図である。
【図10】図9の取付金具の固定直前の態様を示す、上
方より見た図である。
【符号の説明】
11 取付金具 12 フランジ部 13 円筒部 14 蓋部 15 穴 16 突起 17 切り欠き 18 フランジ A 缶(ペール缶)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の缶を吊り下げるための把手の両
    端を挿通するために缶の両側に設けられる缶用把手の取
    付金具において、 溶接によって缶の側面上に固着したとき該側面とほぼ密
    着状態となるフランジ部と、 一端部の周縁が上記フランジ部の内周縁と連結して該フ
    ランジ部の取付面に対してほぼ垂直方向に立設される円
    筒部と、 該円筒部の他端部の全面を被覆する蓋部とによって上記
    取付金具を構成し、 フランジ部を缶の表面にプロジェクション溶接によって
    固着するための4個の突起を上記フランジ部の裏面上に
    ほぼ等間隔に突設し、 取付金具が缶のシーム部を跨いで固着され得る最小限の
    大きさの切り欠きを上記円筒部に設けるとともに、該切
    り欠きに沿って上記フランジ部に続くフランジを設け、 上記蓋部の中央に把手の先端を挿通するための円形の穴
    を設けたことを特徴とする缶用把手の取付金具。
JP6367593U 1993-11-02 1993-11-02 缶用把手の取付金具 Pending JPH0728035U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015113155A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 株式会社長尾製缶所 金属製オープンペール缶

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