JPH07283032A - コイル装置 - Google Patents

コイル装置

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JPH07283032A
JPH07283032A JP9580694A JP9580694A JPH07283032A JP H07283032 A JPH07283032 A JP H07283032A JP 9580694 A JP9580694 A JP 9580694A JP 9580694 A JP9580694 A JP 9580694A JP H07283032 A JPH07283032 A JP H07283032A
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casting
wall portion
magnetic core
core
coil
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Kazumi Kobayashi
一三 小林
Michiyuki Umehara
道之 梅原
Masaru Masaki
優 正木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイルの磁気コア部分が注型材に浸らないよ
うにして、磁気コアの磁気特性の低下を防止し、コイル
の特性向上を図ると共に注型量の安定化、放熱特性の安
定化を図る。 【構成】 磁気コア3に巻線5を設けたチョークコイル
2と、注型材溜まりを形成する内側壁部25及び外側壁
部24からなる2重壁部を有するとともに内側壁部25
の内側の底面部に穴を有するケース本体21と、ケース
本体21下面に装着されるベース40とを備えている。
そして、チョークコイル2は巻線5が内側壁部25の内
側に位置するようにケース本体21上に配置され、内側
壁部25の少なくとも一部は磁気コア3の下面と同じ高
さ乃至当該下面より低い高さに形成され、内側壁部25
の内側に注型された注型材10で巻線5がケース本体2
1及びベース40に固着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気コアに巻線を施し
たコイルを有するノイズフィルタ等のコイル装置に係
り、とくに巻線部分の放熱を良好にしたコイル装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のコイル装置を図10に示
す。この図10のコイル装置は、金属ケース1と、フェ
ライト等の磁気コア3にエナメル線等の線材4を巻回し
てなる巻線5を設けたチョークコイル2と、コンデンサ
6とを有している。そして、ケース1の内側底面にシー
ト状絶縁部材7を配置し、その上にチョークコイル2を
載置し、チョークコイル2の引き出し線及びコンデンサ
6のリード線をケース1に絶縁端子台8を介し固定され
た金属端子9に接続するとともに、チョークコイル2及
びコンデンサ6の大半が浸るようにケース内部を絶縁樹
脂等の注型材10で注型している。そして、チョークコ
イル2の発熱は注型材10を通して金属ケース1に伝え
られここで放熱されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図10の従
来構造では、以下に述べる欠点がある。
【0004】(1) チョークコイル2の磁気コア3にも
注型材10がかかり、この結果磁気コア3に機械的なス
トレス(応力)が加わることになり、磁気コア3の磁気特
性が悪化する。
【0005】(2) 磁気コア3に注型材10がかから
ず、巻線5の線材4の部分のみに注型材10がかかるよ
うにするには、注型材10の注型量の管理を厳しく行う
必要があるが、製造工程における注型量の厳密な管理は
実際上かなりの困難を伴う。また、注型量の少しのばら
つきでも、注型材10に浸る線材体積が変化し、放熱特
性にばらつきが生じる。
【0006】(3) 金属ケース1の底面全体にわたり注
型材10を注型するため、注型材10の注型量が多くな
り、コスト高である。
【0007】なお、本出願人提案の実開平3−1010
36号において、金属底板上にチョークコイル配置用樹
脂溜まりを形成し、該樹脂溜まり内にチョークコイルを
配置し、当該樹脂溜まりに注型樹脂を注型する構造が提
案されており、この場合には注型範囲を樹脂溜まりの内
側に制限して注型樹脂量を節約している。しかし、樹脂
溜まりへの注型樹脂の注型量が過大になると磁気コアに
注型樹脂がかかったり注型樹脂が外部に溢れて不良品と
なったりすることがあり、やはり注型量の管理が大変な
嫌いがある。
【0008】本発明の第1の目的は、上記の点に鑑み、
コイルの磁気コア部分が注型材に浸らないようにして、
磁気コアの磁気特性の低下を防止し、コイルの特性向上
を図ったコイル装置を提供することにある。
【0009】本発明の第2の目的は、注型材の注型作業
性を改善し、注型量の安定化、ひいては放熱特性の安定
化が可能なコイル装置を提供することにある。
【0010】本発明の第3の目的は、注型材の注型範囲
を必要最小限に限定することにより、注型量を減じて原
価低減を図ったコイル装置を提供することにある。
【0011】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施例において明らかにする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のコイル装置は、磁気コアに巻線を設けたコ
イルと、注型材溜まりを形成する内側壁部及び外側壁部
からなる2重壁部を有するとともに内側壁部の内側の底
面部に抜き穴を有する注型枠と、該注型枠の下面に装着
されて前記抜き穴をふさぐベースとを備えている。そし
て、前記コイルは前記巻線が前記内側壁部の内側に位置
するように前記注型枠上に配置され、前記内側壁部の少
なくとも一部は前記磁気コアの下面と同じ高さ乃至当該
下面より低い高さに形成され、前記内側壁部の内側に注
型された注型材で前記巻線が前記注型枠及びベースに固
着されている。
【0013】また、前記磁気コアが複数のコア部材の突
き合わせ構造体である場合、前記コア部材同士を前記ベ
ースに一体に形成されたコア押さえで突き合わせ方向に
付勢する構成とすることができる。その際、前記コア押
さえと前記コア部材とを相互に絶縁するようにしてもよ
い。
【0014】さらに、前記注型枠の底部に前記巻線と前
記ベースとの間に介在する薄肉部を一体に形成してもよ
い。
【0015】前記注型枠に前記磁気コアを係止する係止
部を一体に形成してもよい。
【0016】
【作用】本発明のコイル装置においては、注型枠に形成
された2重の壁部のうちの内側壁部の高さで注型材の注
型高さが規定されるため、この内側壁部の高さをコイル
の磁気コアの下面と同一高さに設定するか、磁気コアの
下面よりも低く設定することで磁気コアが注型材に浸る
ことを回避して、注型材のストレスが磁気コアに加わら
ないようにすることができる(なお、磁気コアの下面に
注型材が接触する程度では磁気コアに加わるストレスは
少ないため許容できる。)。このため、磁気コアの磁気
特性の低下を防止でき、コイルの性能向上を図り得る。
【0017】また、注型材の注型量が変動して過大とな
っても、内側壁部から溢れた注型材が内側壁部と外側壁
部との間に入ってここに止まるため、注型材の不用意な
流出を防止できるとともに、放熱特性に影響のある内側
壁部内の注型量は内側壁部の高さで定まる一定量に維持
できる。従って、コイルの放熱特性を安定化でき、注型
量の管理も容易となり、注型作業性も良好となる。
【0018】さらに、内側壁部の位置を適切に設定する
ことで、注型範囲を必要最小限として注型材の量を削減
して原価低減を図ることができる。
【0019】また、前記磁気コアが複数のコア部材の突
き合わせ構造体である場合、前記コア部材同士を前記ベ
ースに一体に形成されたコア押さえの弾性で突き合わせ
方向に付勢する構成とすることが可能であり、このとき
は前記コア部材の突き合わせ面に接着剤を塗布し、それ
らのコア部材同士を突き合わせ状態で接着剤が硬化する
まで保持する工程を省略でき、製造組立を容易とするこ
とができる。なお、その際、前記コア押さえと前記コア
部材とを絶縁板等の絶縁部材で相互に絶縁することで、
コイルの電気特性の改善(インピーダンス特性の改善)が
可能である。
【0020】さらに、前記注型枠の底部に前記巻線と前
記ベースとの間に介在する薄肉部を一体に形成した場
合、前記ベースが金属製であるときに問題となる前記巻
線とベース間の電気絶縁を確実かつ容易に実行できる。
【0021】また、前記注型枠に前記磁気コアを係止す
る係止部を一体に形成した場合、注型作業時の磁気コア
の浮き上がりを防止でき、磁気コアの高さ方向の位置変
化を防止して確実に巻線の線材部分が注型材で注型され
るように設定できる。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係るコイル装置の実施例を図
面に従って説明する。
【0023】図1乃至図7は本発明の第1実施例であっ
てコモンモードチョークコイルとコンデンサとを組み合
わせたノイズフィルタを構成した場合を示す。これらの
図において、コイル装置は、絶縁樹脂製ケース20と、
該ケース20の下面側に装着される放熱用金属ベース4
0と、ケース20内に収納、配置されるチョークコイル
2及びコンデンサ6とを有している。
【0024】前記絶縁樹脂製ケース20は、注型枠を兼
ねたケース本体21と、該ケース本体21に嵌合するケ
ース蓋体22とからなっている。図6のように、ケース
本体21は、四側面をなす側面部26と底面部23とを
有する上部が開口した方形箱状であって、底面部23の
内側底面に一対の外側壁部(ダム部)24及びその内側に
位置する一対の内側壁部(ダム部)25が注型材溜まりを
構成するように一体に形成されている。一対の内側壁部
25の内側の底面部23には抜き穴27が形成されてい
る。外側壁部24の外側の底面部23の内側底面には、
チョークコイル2の磁気コア3を係止するための係止部
として係止爪28が一体に形成され、さらに、入力端子
29を保持した入力端子保持部30及び一対の出力端子
31を保持した出力端子保持部32がそれぞれ一体に形
成されている。また、図5及び図6のように外側壁部2
4の外側の底面部23にはスリット穴33が形成され、
金属ベース40のコア押さえ41をケース本体21の内
側に突出させ得るようにしている。さらに、ケース本体
21の側面部26の外面には金属ベース40の装着用折
り曲げ部42の穴部43に係合するテーパー付き突起3
4及び折り曲げ部42を挟持する押さえ部35が複数箇
所形成されるとともに、ケース蓋体22の係合用延長部
36の穴部37と係合するテーパー付き突起38が形成
されている。
【0025】図1や図5の分解図に示すように、チョー
クコイル2の磁気コア3は、フェライト等のU型コア部
材3a,3bを相互に突き合わせて使用するもので、図
5のように、U型コア部材3a,3bのそれぞれの脚部
に絶縁樹脂等の絶縁筒50を被せ、その上に線材4を巻
回した巻線5を巻装するようにしている。巻線5は、コ
モンモードチョークコイル等を構成する場合には、2系
統設けられている。図1の例では、U型コア部材3a,
3bの両方の脚部にそれぞれ2重に巻かれた巻線部分を
直列に接続することで2系統の巻線を得ている。
【0026】前記放熱用金属ベース40は、ケース本体
21の下面に密着するベース本体部44と、これに対し
略垂直に折り曲げられた一対のコア押さえ41及び装着
用折り曲げ部42とを有するものであり、さらに取付穴
45をあけた取付部46がベース本体部44から延長し
て一体に形成されている。なお、一方のコア押さえ41
にはアース端子部47が一体に形成されている。
【0027】前記絶縁樹脂製ケース20のケース本体2
1下面に対しては、まず放熱用金属ベース40を装着す
る。すなわち、ケース本体21の押さえ部35間に金属
ベース40の装着用折り曲げ部42を挿入し、折り曲げ
部42の穴部43をテーパー付き突起34にはめる。こ
の結果、ケース本体21の底面部23の抜き穴27が金
属ベース40で閉塞され、底面部23、金属ベース40
のベース本体部44、一対の内側壁部25及び側面部2
6からなる注型材溜まり51が構成されるとともに、一
対のコア押さえ41がケース本体21内部に突出する。
なお、内側壁部25とこの外側に位置する外側壁部24
と側面部26とで囲まれた部分は、注型材溜まり51か
ら溢れた絶縁樹脂等の注型材を受ける外側注型材溜まり
52となっている。
【0028】前記ケース本体21に金属ベース40を装
着後、チョークコイル2をケース本体21内に載置す
る。すなわち、チョークコイル2の磁気コア3を構成す
るU型コア部材3a,3bは金属ベース40の一対のコ
ア押さえ41で挟持され、かつケース本体21側の係止
爪28で上を押さえる形で係止される。一対のコア押さ
え41の当初の間隔はU型コア部材3a,3bを突き合
わせた長さよりもわずかに短く設定されているため、一
対のコア押さえ41間にU型コア部材3a,3bを装着
することで、コア押さえ41の弾性によってU型コア部
材3a,3bは相互に突き合わせる向きに付勢され、実
質的に突き合わせ面にギャップが生じない状態で接合さ
れることになる。このため、U型コア部材3a,3bを
突き合わせ状態に保持しておくための接着剤や、接着剤
が硬化するまでU型コア部材3a,3bを挟持しておく
治具等は不要であり、それらの工程に要する時間も不要
となる。
【0029】また、チョークコイル2をケース本体21
内に載置したとき、磁気コア3の下面は図7のように外
側壁部24上端に当接している。内側壁部25の磁気コ
ア載置部分の高さは、外側壁部24と同一高さとする
か、あるいは外側壁部24よりも多少低く設定する(但
し、図7では内側壁部25が外側壁部24よりも多少低
い場合を例示している。)。なお、チョークコイル2の
巻線5と金属ベース40のベース本体部44との間には
ケース本体21の底面部23に帯状に一体に形成された
薄肉部39が介在することになるため、巻線5が直接ベ
ース本体部44に接触してしまうことはなく、別部品と
して絶縁シート等を設ける手間も省ける。
【0030】前記ケース本体21へのチョークコイル2
の配置後、絶縁樹脂等の注型材10を一対の内側壁部2
5の内側の注型材溜まり51に内側壁部25の高さ一杯
まで注型する。この結果、図7のように、チョークコイ
ル2の巻線5の部分のみが注型材10で注型され、ケー
ス本体21及び放熱用金属ベース40に固着される。従
って、ベース本体部44に近接状態で注型された巻線5
の発熱は、注型材10を介し金属ベース40に効率的に
伝達されて放熱、発散され、巻線5の温度上昇を防止す
ることができる。
【0031】なお、外側壁部24と内側壁部25の高さ
を同一とした場合には、内側壁部25の高さ一杯まで注
型すると磁気コア3の下面に注型材10が接触すること
になるが、磁気コア3の下面のみに接触する程度では磁
気コア3に加わる応力は無視できるので問題はない。
【0032】それから、チョークコイル2の2系統の巻
線5の一方の引き出し端部を入力端子29とアース端子
部47とにはんだ付け等で接続するとともにコンデンサ
6のリード線を入力端子29とアース端子部47間には
んだ付け等で接続する。コンデンサ6は、ケース本体2
1の外側壁部24と側面部26との間の内部空間に配置
される。また、2系統の巻線5の他方の引き出し端部を
それぞれ出力端子31にはんだ付け等で接続する。な
お、一対の出力端子31には外部接続用コード61がは
んだ付け等で接続されている。
【0033】ケース本体21への各部品の配置及び接続
が終了した後、ケース本体21の上部開口に対しケース
蓋体22を嵌着する。すなわち、テーパー付き突起38
にケース蓋体22の係合用延長部36の穴部37を係合
させることでケース本体21とケース蓋体22とを一体
化する。
【0034】この第1実施例によれば、次の通りの効果
を得ることができる。
【0035】(1) 注型枠を兼ねた絶縁樹脂製のケース
本体21に形成された2重の壁部のうちの内側壁部25
の高さで注型材10の注型高さが規定されるため、この
内側壁部25の高さをチョークコイル2の磁気コア3の
下面と同一高さに設定するか、磁気コア下面よりも低く
設定することで磁気コア3が注型材10に浸ってストレ
スを受けることを回避し(なお、磁気コアの下面に注型
材が接触する程度では磁気コアに加わるストレスは少な
いため許容できる)、磁気コアの磁気特性の低下を防止
し、チョークコイル2の性能向上を図り得る。
【0036】(2) 注型材10の注型量が変動して過大
となっても、内側壁部25から溢れた注型材10が内側
壁部25と外側壁部24との間の外側注型材溜まり52
に入ってここに止まるため、注型材10の不用意な流出
を防止できる。また、放熱特性に影響のある内側壁部2
5内の注型材溜まり51の注型量は内側壁部25の高さ
で定まる一定量に維持できる。従って、チョークコイル
2の放熱特性を安定化でき、注型量の管理も容易とな
り、注型作業性も良好となる。
【0037】(3) 注型枠を兼ねたケース本体21の底
面部23にチョークコイル2の巻線5と金属ベース40
との間に介在する帯状の薄肉部39を形成しており、巻
線5はベース本体部44に近接するが、巻線5が直接ベ
ース本体部44に接触してしまうことはなく、別部品と
して絶縁シート等を設ける手間も省ける。
【0038】(4) 内側壁部25の位置を適切に設定す
ることで、注型範囲を必要最小限として注型材の量を削
減して原価低減を図ることができる。
【0039】(5) 磁気コア3を構成するU型コア部材
3a,3bを、放熱用金属ベース40に一体に形成され
たコア押さえ41の弾性で突き合わせ状態に保持でき、
この結果、接着剤塗布工程及びコア部材同士を突き合わ
せ状態で接着剤が硬化するまで保持する工程を省略で
き、製造組立を容易とすることができる。
【0040】(6) ケース本体21に磁気コア3を係止
する係止爪28を一体に形成しており、注型作業時の磁
気コア3の浮き上がりを防止でき、磁気コア3の高さ方
向の位置変化を防止して確実に巻線5の線材部分が注型
材10で注型されるように設定できる。
【0041】(7) 放熱用金属ベース40のコア押さえ
41の一方にアース端子部47を設けたことで、金属ベ
ース40のアース接続の手間が省ける。
【0042】図8は本発明の第2実施例を示す。この場
合、チョークコイル2の磁気コア3を構成するU型コア
部材3a,3bの背面側端面と放熱用金属ベース40の
一対のコア押さえ41間に絶縁部材としての絶縁板60
を介在させている。この場合も、コア押さえ41の弾性
により絶縁板60を介しU型コア部材3a,3bは相互
に突き合わせる向きに付勢されて磁気コア3を構成して
いる。その他の構成は、前述の第1実施例と同様であ
り、同一又は相当部分に同一符号を付して説明を省略す
る。
【0043】この第2実施例においては、フェライトコ
ア等のU型コア部材3a,3bを突き合わせて構成した
磁気コア3と鉄等の金属ベース40とを絶縁すること
で、チョークコイル2のインピーダンスの周波数特性を
改善することができた。
【0044】図9はチョークコイル2のインピーダンス
の周波数特性を示すグラフであり、曲線(イ)は絶縁板6
0の無い第1実施例の如き構成の場合、曲線(ロ)は絶縁
板60の有る第2実施例の如き構成の場合であり、第2
実施例に相当する曲線(ロ)の方が高周波領域でのインピ
ーダンスが大きくなっていることがわかる。
【0045】なお、上記各実施例では、ケース本体21
の側面部26の内側に外側壁部24及び内側壁部25を
設けたが、内側壁部25と側面部26との間の底面部2
3に穴を形成しない構造を採用した場合には、側面部2
6で外側壁部を兼ねることができる(側面部26の内側
に外側壁部24を設ける必要が無い)。
【0046】また、内側壁部25を外側壁部24よりも
高くしてもよい。この場合には、磁気コア3は内側壁部
25の上端に当たって支えられる。
【0047】また、チョークコイル2の磁気コア3とし
て、U型コア部材を突き合わせたU−U構造を例示した
が、U型コア部材とI型コア部材とを突き合わせたU−
I構造、E型コア部材同士を突き合わせたE−E構造、
E型コア部材とI型コア部材とを突き合わせたE−I構
造等をコイル構造に合わせて採用できる。また、方形無
端状コアを磁気コアとして用いることも可能である。
【0048】さらに、ケース本体21の底面部23に薄
肉部39を設けるのを省略した場合、金属ベース40の
ベース本体部44とチョークコイル2の巻線5との間に
絶縁シートを配置してから注型材10を注型するように
すればよい。
【0049】以上本発明の実施例について説明してきた
が、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の
範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者
には自明であろう。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコイル装
置によれば、注型材溜まりを形成するために注型枠に形
成された2重の壁部のうちの内側壁部の高さで注型材の
注型高さを規定でき、この内側壁部の高さをコイルの磁
気コアの下面と同一高さに設定するか、磁気コアの下面
よりも低く設定することで磁気コアが注型材に浸ること
を回避して、注型材のストレスが磁気コアに加わらない
ようにすることができる。このため、磁気コアの磁気特
性の低下を防止でき、コイルの性能向上を図り得る。
【0051】また、注型材の注型量が変動して過大とな
っても、内側壁部から溢れた注型材が内側壁部と外側壁
部との間に入ってここに止まるため、注型材の不用意な
流出を防止できるとともに、放熱特性に影響のある内側
壁部内の注型量は内側壁部の高さで定まる一定量に維持
でき、コイルの放熱特性を安定化でき、注型量の管理も
容易となり、注型作業性も良好となる。
【0052】さらに、内側壁部の位置を適切に設定する
ことにより、注型材の注型範囲を必要最小限として注型
材の量を削減して原価低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコイル装置の第1実施例を示すケ
ース蓋体を外した状態の平面図である。
【図2】第1実施例の要部を断面とした正面図である。
【図3】第1実施例のケース蓋体を装着した状態の平面
図である。
【図4】同正面図である。
【図5】第1実施例の分解断面図である。
【図6】第1実施例における金属ベースを装着したケー
ス本体の平面図である。
【図7】要部拡大断面図である。
【図8】本発明の第2実施例の要部を断面とした正面図
である。
【図9】第2実施例の効果を説明するためのグラフであ
る。
【図10】従来のコイル装置を示す正断面図である。
【符号の説明】 2 チョークコイル 3 磁気コア 3a,3b U型コア部材 4 線材 5 巻線 6 コンデンサ 10 注型材 20 絶縁樹脂製ケース 21 ケース本体 22 ケース蓋体 23 底面部 24 外側壁部 25 内側壁部 26 側面部 27 抜き穴 28 係止爪 29 入力端子 31 出力端子 40 放熱用金属ベース 41 コア押さえ 42 折り曲げ部 44 ベース本体部 47 アース端子部 51,52 注型材溜まり 60 絶縁板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気コアに巻線を設けたコイルと、注型
    材溜まりを形成する内側壁部及び外側壁部からなる2重
    壁部を有するとともに内側壁部の内側の底面部に抜き穴
    を有する注型枠と、該注型枠の下面に装着されて前記抜
    き穴をふさぐベースとを備え、前記コイルは前記巻線が
    前記内側壁部の内側に位置するように前記注型枠上に配
    置され、前記内側壁部の少なくとも一部は前記磁気コア
    の下面と同じ高さ乃至当該下面より低い高さに形成さ
    れ、前記内側壁部の内側に注型された注型材で前記巻線
    が前記注型枠及びベースに固着されてなることを特徴と
    するコイル装置。
  2. 【請求項2】 前記磁気コアが複数のコア部材の突き合
    わせ構造体であり、前記コア部材同士を前記ベースに一
    体に形成されたコア押さえで突き合わせ方向に付勢した
    請求項1記載のコイル装置。
  3. 【請求項3】 前記コア押さえと前記コア部材とを絶縁
    した請求項1又は2記載のコイル装置。
  4. 【請求項4】 前記注型枠の底部に前記巻線と前記ベー
    スとの間に介在する薄肉部が一体に形成されている請求
    項1,2又は3記載のコイル装置。
  5. 【請求項5】 前記注型枠に前記磁気コアを係止する係
    止部が一体に形成されている請求項1,2,3又は4記
    載のコイル装置。
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