JPH07286045A - ポリヘテロシロキサンの製造方法 - Google Patents

ポリヘテロシロキサンの製造方法

Info

Publication number
JPH07286045A
JPH07286045A JP7037044A JP3704495A JPH07286045A JP H07286045 A JPH07286045 A JP H07286045A JP 7037044 A JP7037044 A JP 7037044A JP 3704495 A JP3704495 A JP 3704495A JP H07286045 A JPH07286045 A JP H07286045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
solvent
condensation
polyheterosiloxane
hydrolysis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7037044A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3542188B2 (ja
Inventor
Takuya Ogawa
▲琢▼哉 小川
Toshio Suzuki
俊夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Dow Corning Asia Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dow Corning Asia Ltd filed Critical Dow Corning Asia Ltd
Priority to JP03704495A priority Critical patent/JP3542188B2/ja
Publication of JPH07286045A publication Critical patent/JPH07286045A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3542188B2 publication Critical patent/JP3542188B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 MO2 (MはTi又はZr)単位及びSiO
2 単位を含む有機溶媒に可溶なポリヘテロシロキサンの
製法を提供する。 【構成】 カルボン酸類、フェノール類又はジケトンの
存在下、式MA4 (MはTi又はZr;Aは加水分解性
基)で示される化合物とSi(OR)4 (Rは炭化水素
基又は金属原子)で示される化合物を加水分解・縮合
し、次に式R1 SiX(R1 は水素又は炭化水素基;X
は加水分解性基)で示される有機シランを添加し、加水
分解・縮合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MO2 (Mはチタン原
子又はジルコニウム原子を表す)単位およびSiO2
位を必須成分として含む溶媒可溶なポリヘテロシロキサ
ンの製造方法に関する。更に詳しくは、ポリシロキサン
の特性を改良するための添加剤として有用なポリヘテロ
シロキサンの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】SiO2 単位を構成成分として含むポリ
シロキサンとしては、トリメチルシリル単位とSiO2
単位から成るいわゆるMQレジンが古くから知られてい
る。このポリシロキサンは通常の有機溶媒に可溶であ
り、代表的な製造方法としては、 1)水ガラス等の水溶性ケイ酸塩を中和したのち過剰の
トリメチルクロロシランを加える方法(例えば米国特許
第2676182号、同第2814601号)、 2)テトラアルコキシシランとトリメチルクロロシラン
を、酸性触媒存在下共加水分解する方法(例えば特開昭
61−195129号公報)が公知である。
【0003】一方ケイ素以外の金属原子を含有するポリ
ヘテロシロキサンは、該原子が共有結合を介してシロキ
サン単位に組み込まれており、その物理的、化学的特性
が通常のポリシロキサンと大きく異なることから幅広く
研究されている。その典型的な製造方法としては、アル
コキシシラン類とM(OR)n (Mはケイ素以外の金属
原子、Rはアルキル基を表し、2≦n≦6である)の混
合物を有機溶媒中加水分解、縮合した後、該溶媒を除去
するいわゆるゾル−ゲル法が良く知られている。この方
法により、様々な種類の金属原子(例えば、チタン、ジ
ルコニウム、アルミニウム、スズ、バナジウム、ニオブ
など)を含んだポリヘテロシロキサンを調製することが
できるが、溶媒除去の際にひび割れが生成したり、相分
離を起こしたりすることが多く、取り扱いが煩雑であ
る。さらに、溶媒除去後の生成物はもはや有機溶媒には
不溶であるため、得られるポリヘテロシロキサンはその
加工方法に制限があり、コーティング用途が中心とな
る。一方、阿部らによる特開平5−78489号公報に
は、ポリジルコノシロキサンの合成の記載があるが、出
発原料としてビス(2,4−ペンタンジオナト)ジルコ
ニウム ジイソプロポキシド、ビス(2,4−ヘキサン
ジオナト)ジルコニウム ジイソプロポキシドなど特殊
な出発原料を用いる反応である。これまでに、MO2
(Mはチタン原子又はジルコニウム原子を表す)単位お
よびSiO2 単位を必須成分として含む有機溶媒に可溶
なポリヘテロシロキサンを簡便に製造する方法は報告さ
れていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、MO
2 (Mはチタン原子又はジルコニウム原子を表す)単位
及びSiO2 単位を必須成分として含む有機溶媒に可溶
なポリヘテロシロキサンの製造方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明に到達し
た。すなわち本発明は、カルボン酸類、フェノール類及
びジケトン類から選ばれた一種以上の化合物の存在下、
次のa)又はb)の反応を進め、更に下記式(2)で示
される有機シランを添加して加水分解・縮合させること
を特徴とするポリヘテロシロキサンの製造方法である。 a)下記式(1)で示される金属化合物を部分的に加水
分解・縮合を進めた後に溶媒可溶性シリケート類を添加
して更に加水分解・縮合を進める反応。 b)溶媒可溶性シリケート類を部分的に加水分解・縮合
を進めた後に、下記式(1)で示される金属化合物を添
加して共に加水分解・縮合を進める反応。
【0006】(1) MA4 (式中、Mはチタン原子あるいはジルコニウム原子を表
し、Aはハロゲン基、アルコキシ基あるいはアシロキシ
基を表す) (2) R1 3 SiX (式中、R1 はそれぞれ独立に水素原子、アルキル基、
置換アルキル基、アルケニル基、アリール基又は置換ア
リール基を表し、Xはヒドロキシ基、アルコキシ基、ア
シロキシ基、又はアシルアミド基を表す)
【0007】本発明で用いるMA4 で表される金属化合
物は、MO2 (Mはチタン原子又はジルコニウム原子を
表す)単位を形成する前駆物質であり、チタン又はジル
コニウム金属のハロゲン化物、アルコキシド又はアシロ
キシドである。その具体例としては、四塩化チタン、テ
トラエトキシチタン、テトラプロポキシチタン、テトラ
イソプロポキシチタン、テトラブトキシチタン、テトラ
アセトキシチタン、四塩化ジルコニウム、テトラエトキ
シジルコニウム、テトラプロポキシジルコニウム、テト
ライソポキシジルコニウム、テトラブトキシジルコニウ
ムなどが挙げられる。Aは、炭素含有基の場合、炭素原
子数4以下が好ましい。
【0008】本発明のポリヘテロシロキサンの製造方法
における前記a)の反応またはb)の反応において使用
される溶媒可溶性シリケート類とは、Si(OR)4
(Rはアルキル基、置換アルキル基、アルケニル基、ア
リール基、置換アリール基、アシル基又は金属原子を表
す。尚、Rが炭素原子含有基の場合、その炭素原子数は
好適には6以下が推奨される。)、該Si(OR)4
部分加水分解物及び水溶性ケイ酸塩を中和して得られる
シリケート類から選ばれる1種以上のもののことであ
る。本発明のポリヘテロシロキサンの製造方法の前記
a)の反応またはb)の反応において使用される溶媒可
溶性シリケート類として好適には、Si(OR)4 又は
Si(OR)4 の部分加水分解物が使用される。該Si
(OR)4 の具体例としては、テトラメトキシシラン、
テトラエトキシシラン、テトラ−n−プロポキシシラ
ン、テトラ−n−ブトキシシラン、テトラキス(2−メ
トキシエトキシ)シラン、テトラアリロキシシラン、テ
トラフェノキシシラン、シリコンテトラアセテート、ナ
トリウムオルソシリケートなどが挙げられる。該Si
(OR)4 の部分加水分解物としては、これらの部分加
水分解物が挙げられる。化合物の経済性、入手性を考慮
すると、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン
が好ましい。
【0009】本発明のポイントは、上記MA4 で表され
る金属化合物の加水分解・縮合が、カルボン酸、フェノ
ール類、ジケトン類から選ばれたる一種以上の化合物の
存在下に行なわれる点にある。これらの化合物の存在に
より、金属化合物MA4 の加水分解・縮合を制御し、所
望のポリヘテロシロキサンを製造することができる。こ
こで用いられるカルボン酸類としては、酢酸、プロピオ
ン酸、n−酪酸、アクリル酸、メタクリル酸、安息香
酸、2−メチル安息香酸、4−メチル安息香酸、フタル
酸、テレフタル酸などが挙げられるが、酢酸、プロピオ
ン酸、アクリル酸、メタクリル酸、安息香酸が入手の容
易さから好ましく使用される。また、フェノール類とし
ては、フェノール、クロロフェノール類、クレゾール類
が挙げられる。さらに、ジケトン類としては、アセチル
アセトン、ジピバロイルメタン、ベンゾイルアセトンな
どが挙げられるが、アセチルアセトンおよびその誘導体
が入手容易な点及び安価な点から好ましい。これらの化
合物の使用量は、用いる化合物の種類により異なるが、
上記MA4 で表される金属化合物に対して10モル%以
上、400モル%以下が好ましい。10モル%未満では
MA4 の加水分解・縮合の制御が充分にできない。40
0モル%を越えるのはこれらの化合物が無駄なだけとな
る。
【0010】一方、加水分解・縮合時に使用される水の
量は、金属化合物MA4 およびSiO2 単位を形成する
化合物の全ての加水分解性基を加水分解・縮合するに必
要となる最小限の量、すなわち化学量論量に対し、80
モル%以上150モル%以下が好ましい。使用する水の
量がこの範囲を外れる場合には、加水分解・縮合が不十
分であったり、不溶性高分子が生成するため好ましくな
い。この加水分解・縮合反応は、適切な有機溶媒の存在
下で行なうことが推奨される。ここで用いられる有機溶
媒としては、金属化合物MA4 を溶解するものであれば
特に制限はないが、テトラヒドロフラン、1,4−ジオ
キサン、ジメチルフォルムアミドなどのように水溶性の
有機溶媒が好ましい。尚、前述のとうり本発明のポリヘ
テロシロキサンの製造方法においては、前記a)の反応
またはb)の反応にて使用される溶媒可溶性シリケート
類として前記Si(OR)4 、前記Si(OR)4 の部
分加水分解物及び前記水溶性ケイ酸塩を中和して得られ
るシリケート類から選ばれる1種以上のものが使用され
るが、このうち特に前記b)の反応において、Si(O
R)4 の部分加水分解物を使用する場合については、既
にSi(OR)4 の部分加水分解が進行した構造を有し
ているため、必ずしも更に加水分解・縮合を進める必要
はなく、又水溶性ケイ酸塩を中和して得られるシリケー
ト類を使用する場合においても同様である。
【0011】さらに本発明のポリヘテロシロキサンの製
造方法においては、MO2 (Mはチタン原子又はジルコ
ニウム原子を表す)単位およびSiO2 単位を形成させ
た後、R1 3 SiX(式中、R1 はそれぞれ独立に水素
原子、アルキル基、置換アルキル基、アルケニル基、ア
リール基あるいは置換アリール基を表し、Xはヒドロキ
シ基、アルコキシ基、アシロキシ基、又はアシルアミド
基を表し、mは0又は1である。)で示される有機シラ
ンを添加し、加水分解・縮合することにより、溶媒可溶
なポリヘテロシロキサンが生成する。置換基R1 が炭素
原子含有基の場合、その炭素原子数は6以下が好まし
い。置換基R1 の具体例としては、水素原子、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、n−ヘキシル基、クロ
ロメチル基、ビニル基、フェニル基などが挙げられる
が、水素原子、メチル基、ビニル基、フェニル基が経済
性の観点から好ましい。また、置換基Xが炭素原子含有
基の場合、その炭素原子数は3以下であることが好まし
い。置換基Xの具体例としては、ヒドロキシ基、メトキ
シ基、エトキシ基、アセトキシ基、アセトアミド基が好
ましい。
【0012】具体的な有機シランとしては、トリメチル
ヒドロキシシラン、トリメチルメトキシシラン、トリメ
チルエトキシシラン、トリメチルシリルアセテート、ト
リメチルシリルアセトアミド、ジメチルヒドロキシシラ
ン、ジメチルエトキシシラン、ジメチルシリルアセテー
ト、ジメチルシリルアセトアミド、ビニルジメチルヒド
ロキシシラン、ビニルジメチルメトキシシラン、ビニル
ジメチルエトキシシラン、ビニルジメチルシリルアセテ
ート、ビニルジメチルシリルアセトアミド、フェニルジ
メチルヒドロキシシラン、フェニルジメチルエトキシシ
ラン、フェニルジメチルアセトキシシラン、ジフェニル
メチルヒドロキシシラン、ジフェニルメチルエトキシシ
ラン、ジフェニルビニルヒドロキシシラン、ジフェニル
ビニルエトキシシランなどが挙げられる。これらシラン
類の添加量については特に制限はないが、金属化合物M
4 の使用量の10モル%以上が好ましい。
【0013】最終的に製造されるポリヘテロシロキサン
の組成にも特に制限はないが、MO 2 単位(M)とSi
2 単位(Si)の比率は、モル分率で0.01≦
(M)/(Si)≦100の範囲が好ましい。
【0014】本発明のポリヘテロシロキサンの製造にお
いては、MO2 単位およびSiO2単位を同時に形成さ
せることもできるし、段階的に形成させることも可能で
ある。得られるポリヘテロシロキサンの品質を安定させ
るためには、段階的に形成させることがより好ましい。
一例としては、MA4 で表される金属化合物をカルボン
酸類、フェノール類、ジケトン類から選ばれた一種以上
の化合物の存在下、所定量の水を用いて加水分解・縮合
した後、テトラアルコキシシランを加えて加水分解・縮
合し、引き続きR1 3 SiXで表される有機シランを添
加し、加水分解・縮合する方法が挙げられる。また、こ
の製造過程における反応温度は、−80℃以上100℃
以下が好ましく、−80℃以上50℃以下がより好まし
い。
【0015】
【実施例】本発明をさらに具体的に説明するために、以
下に実施例を挙げて説明するが、これら実施例は本発明
を限定するものではない。
【0016】(実施例1)ジルコニウムテトラプロポキ
シド2.5g(7.65ミリモル)、酢酸1.8gをテ
トラヒドロフラン10mlに溶解し、冷却槽中にて氷冷し
た。この溶液に水(275mg、15.3ミリモル)とテ
トラヒドロフラン(5ml)の混合物をゆっくり滴下し
た。反応溶液を10分間攪拌した後、テトラメトキシシ
ラン(2.3g、15.1ミリモル)を加え、次いで水
(550mg、30.6ミリモル)のテトラヒドロフラン
(5ml)溶液をゆっくり滴下した。冷却槽を除去した
後、室温で1時間攪拌し、トリメチルシリルアセテート
4.3gを加え、さらに2時間攪拌した。反応溶媒およ
び未反応のトリメチルシリルアセテートを除去すること
により、淡黄色の固体を得た(3.10g)。
【0017】IR:1100cm-1(Si−O−Si)、
918cm-1(Zr−O−Si)。1 H NMR(CDCl3 溶媒、CHCl3 基準、δ=
7.24ppm):0.11(Si−CH3 )、2.10
(CO−CH3 )、1.50〜2.50(OC3
7 )。29 Si NMR(CD3 COCD3 溶媒、TMS基準、
δ=0ppm):8.6(Si−CH3 )、−92〜−11
3(SiO2 ,SiOCH3 )。
【0018】(実施例2)酢酸1.8gの代わりにメタ
クリル酸0.67gを使用した以外は実施例1と同様に
反応を行ない淡黄色の固体を得た(3.20g)。
【0019】IR:1100cm-1(Si−O−Si)、
920cm-1(Zr−O−Si)。1 H NMR(CDCl3 溶媒、CHCl3 基準、δ=
7.24ppm):0.11(Si−CH3 )、1.50−
2.50(OC37 )、5.20−6.40(CH2
=C(CH3 ))。29 Si NMR(CD3 COCD3 溶媒、TMS基準、
δ=0ppm):8.7(Si−CH3 )、−90〜−11
3(SiO2 ,SiOCH3 )。
【0020】(実施例3)ジルコニウムテトラプロポキ
シド1.3g、アセチルアセトン0.4gをテトラヒド
ロフラン8mlに溶解し、冷却槽中にて氷冷した。この溶
液に水(139mg)とテトラヒドロフラン(5ml)の混
合物をゆっくり滴下した。反応溶液を10分間攪拌した
後、テトラメトキシシラン(2.3g)を加え、次いで
水(550mg) 及び酢酸(470mg)のテトラヒドロフ
ラン(4ml) 溶液をゆっくり滴下した。冷却槽を除去し
た後、室温で4時間攪拌し、トリメチルシリルアセテー
ト4.3gを加え、さらに14時間攪拌した。反応溶媒
および未反応のトリメチルシリルアセテートを除去する
ことにより、淡黄色の固体を得た(1.51g)。
【0021】IR:1100cm-1(Si−O−Si)、
922cm-1(Zr−O−Si)。1 H NMR(CD3 COCD3 溶媒、TMS基準、δ
=0ppm):0.13(Si−CH3 )、2.10(CO
−CH3 、痕跡量)、1.50−2.20(OC3
7 )。29 Si NMR(CD3 COCD3 溶媒、TMS基準、
δ=0ppm):8.1(Si−CH3 )、−90〜−11
5(SiO2 ,SiOCH3 )。
【0022】(実施例4)チタンテトラブトキシド3.
8g、酢酸0.67gをテトラヒドロフラン8mlに溶解
し、冷却槽中にて氷冷した。この溶液に水(390mg)
とテトラヒドロフラン(5ml)の混合物をゆっくり滴下
した。反応溶液を30分間攪拌した後、テトラメトキシ
シラン(1.81g)を加え、次いで水(430mg)の
テトラヒドロフラン(4ml)溶液をゆっくり滴下した。
冷却槽を除去した後、室温で4時間攪拌し、トリメチル
シリルアセテート3.4gを加え、さらに15時間攪拌
した。反応溶媒および未反応のトリメチルシリルアセテ
ートを除去することにより、黄色液体を得た(2.78
g)。
【0023】IR:1100cm-1(Si−O−Si)、
925cm-1(Ti−O−Si)。1 H NMR(CD3 COCD3 溶媒、TMS基準、δ
=0ppm):0.20(Si−CH3 )、0.90(CH
3 )、1.10−2.20(OC36 、CO−CH
3 )、3.70(OCH3 )。29 Si NMR(CD3 COCD3 溶媒、TMS基準、
δ=0ppm):11.1(Si−CH3 )、−95〜−1
15(SiO2 ,SiOCH3 )。
【0024】(実施例5)チタンテトラブトキシド2.
3g、酢酸0.40gをテトラヒドロフラン5mlに溶解
し、冷却槽中にて氷冷した。この溶液に水(240mg)
とテトラヒドロフラン(5ml)の混合物をゆっくり滴下
した。反応溶液を30分間攪拌した後、テトラメトキシ
シラン(1.1g)を加え、次いで水(270mg)のテ
トラヒドロフラン(4ml)溶液をゆっくり滴下した。冷
却槽を除去した後、室温で4時間攪拌し、トリメチルヒ
ドロキシシラン2.0gのエーテル溶液を加え、さらに
15時間攪拌した。反応溶媒および未反応のトリメチル
ヒドロキシシランを除去することにより、黄色液体が得
られた(1.67g)。
【0025】IR:1100cm-1(Si−O−Si)、
922cm-1(Ti−O−Si)。1 H NMR(CD3 COCD3 溶媒、TMS基準、δ
=0ppm):0.20(Si−CH3 )、0.92(CH
3 )、1.10−2.30(OC36 ,CO−CH
3 )、3.70(OCH3 )。29 Si NMR(CD3 COCD3 溶媒、TMS基準、
δ=0ppm):11.3(Si−CH3 )、−95〜−1
15(SiO2 ,SiOCH3 )。
【0026】(実施例6)ジルコニウムテトラプロポキ
シド(2.5g、7.65ミリモル)、酢酸1.8gを
テトラヒドロフラン10mlに溶解し、氷冷した。この溶
液に水(275mg、15.3ミリモル)とテトラヒドロ
フラン(5ml)の混合物をゆっくり滴下した。反応溶液
を10分間攪拌した後、シリケート40(多摩化学工業
(株)製、ポリ珪酸エステル混合物、SiO2 含量約4
0%)(5g、SiO2 として33ミリモル)、水(9
00mg)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液をゆっく
り滴下した。冷却槽を除去した後、室温で1時間攪拌
し、トリメチルシリルアセテート4.3gを加え、さら
に2時間攪拌した。反応溶媒および未反応のトリメチル
シリルアセテートを除去することにより、淡黄色の固体
が得られた(4.15g)。
【0027】IR:1100cm-1(Si−O−Si)、
919cm-1(Zr−O−Si)。1 H NMR(CDCl3 溶媒、CHCl3 基準、δ=
7.24ppm):0.11(Si−CH3 )、2.10
(CO−CH3 )、1.50−2.50(OC
37 )。29 Si NMR(CD3 COCD3 溶媒、TMS基準、
δ=0ppm):8.6(Si−CH3 )、−91〜−11
3(SiO2 ,SiOCH3 )。
【0028】(実施例7)シリケート40(5g、Si
2 として33ミリモル)のテトラヒドロフラン(10
ml)溶液に水(900mg)のテトラヒドロフラン(5m
l)溶液を加え室温で1時間攪拌した。反応溶液を氷冷
し、別途調製したジルコニウムテトラプロポキシド
(2.5g、7.65ミリモル)と酢酸1.8gの反応
生成物のテトラヒドロフラン(10ml)溶液をゆっくり
添加した。この溶液に水(275mg、15.3ミリモ
ル)とテトラヒドロフラン(5ml)の混合物をゆっくり
滴下した。反応溶液を30分間攪拌した後、冷却槽を除
去し、室温で1時間攪拌し、トリメチルシリルアセテー
ト4.3gを加え、さらに2時間攪拌した。反応溶媒お
よび未反応のトリメチルシリルアセテートを除去するこ
とにより、淡黄色の固体が得られた(4.15g)。
【0029】IR:1100cm-1(Si−O−Si)、
919cm-1(Zr−O−Si)。1 H NMR(CDCl3 溶媒、CHCl3 基準、δ=
7.24ppm):0.11(Si−CH3 )、2.10
(CO−CH3 )、1.60−2.60(OC
37 )。29 Si NMR(CD3 COCD3 溶媒、TMS基準、
δ=0ppm):8.6(Si−CH3 )、−91〜−11
3(SiO2 ,SiOCH3 )。
【0030】(比較例1)酢酸1.8gを使用しない点
以外は実施例1と全く同様に反応を行なったところ、水
とテトラヒドロフランの混合物の滴下中に白色の沈殿が
生成した。この沈殿は有機溶媒には不溶であった。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明で開示されるポリ
ヘテロシロキサンの製造方法は、簡便であり、また溶媒
に可溶な生成物を与えるため、その加工方法の自由度を
高めることができる。さらに、本発明のポリヘテロシロ
キサンは、分子中にTiO2 あるいはSiO2 単位を含
むため、ポリシロキサンの特性例えば耐熱性を改良する
ための添加剤としても有用である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルボン酸類、フェノール類及びジケト
    ン類から選ばれた一種以上の化合物の存在下、次のa)
    又はb)の反応を進め、更に下記式(2)で示される有
    機シランを添加して加水分解・縮合させることを特徴と
    するポリヘテロシロキサンの製造方法。 a)下記式(1)で示される金属化合物を部分的に加水
    分解・縮合を進めた後に溶媒可溶性シリケート類を添加
    して更に加水分解・縮合を進める反応。 b)溶媒可溶性シリケート類を部分的に加水分解・縮合
    を進めた後に、下記式(1)で示される金属化合物を添
    加して共に加水分解・縮合を進める反応。 (1) MA4 (式中、Mはチタン原子又はジルコニウム原子を表し、
    Aはハロゲン基、アルコキシ基又はアシロキシ基を表
    す) (2) R1 3 SiX (式中、R1 はそれぞれ独立に水素原子、アルキル基、
    置換アルキル基、アルケニル基、アリール基又は置換ア
    リール基を表し、Xはヒドロキシ基、アルコキシ基、ア
    シロキシ基、又はアシルアミド基を表す)
  2. 【請求項2】 前記溶媒可溶性シリケート類がSi(O
    R)4 (Rはアルキル基、置換アルキル基、アルケニル
    基、アリール基、置換アリール基、アシル基又は金属原
    子を表す。)、該Si(OR)4 の部分加水分解物及び
    水溶性ケイ酸塩を中和して得られるシリケート類から選
    ばれる1種以上のものである請求項1記載のポリヘテロ
    シロキサンの製造方法。
JP03704495A 1994-02-25 1995-02-24 ポリヘテロシロキサンの製造方法 Expired - Lifetime JP3542188B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03704495A JP3542188B2 (ja) 1994-02-25 1995-02-24 ポリヘテロシロキサンの製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-28276 1994-02-25
JP2827694 1994-02-25
JP03704495A JP3542188B2 (ja) 1994-02-25 1995-02-24 ポリヘテロシロキサンの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07286045A true JPH07286045A (ja) 1995-10-31
JP3542188B2 JP3542188B2 (ja) 2004-07-14

Family

ID=26366338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03704495A Expired - Lifetime JP3542188B2 (ja) 1994-02-25 1995-02-24 ポリヘテロシロキサンの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3542188B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07238172A (ja) * 1994-02-25 1995-09-12 Dow Corning Kk 有機溶媒に可溶なポリチタノシロキサンの製造方法
JPH07268101A (ja) * 1994-04-01 1995-10-17 Dow Corning Kk ポリチタノシロキサンの硬化方法
JP2002179794A (ja) * 2000-12-07 2002-06-26 Fuji Kagaku Kk 無機高分子化合物の製造方法、無機高分子化合物、および無機高分子化合物膜
JP2006036852A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Toray Ind Inc 層状構造体および有機−無機複合材料
WO2012060272A1 (ja) * 2010-11-01 2012-05-10 株式会社ダイセル 液状付加硬化性メタロシロキサン
JP2022168548A (ja) * 2021-04-26 2022-11-08 信越化学工業株式会社 シリコーン樹脂の製造方法

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62195061A (ja) * 1985-12-23 1987-08-27 ピ−ピ−ジ− インダストリ−ズ,インコ−ポレ−テツド プライマーの製造方法
JPS6312671A (ja) * 1986-07-02 1988-01-20 T S B:Kk 無機系コーティング剤の製造方法
JPS6390576A (ja) * 1986-10-03 1988-04-21 Okitsumo Kk 耐熱性塗料組成物
JPS64126A (en) * 1987-02-27 1989-01-05 Toru Yamamoto Composite material and its production
JPS6416839A (en) * 1987-07-09 1989-01-20 Nippon Paint Co Ltd Metal-containing silicone resin composition and production thereof
JPS6426640A (en) * 1987-04-02 1989-01-27 Toru Yamamoto Composite material and production thereof
JPH03190931A (ja) * 1989-12-20 1991-08-20 Nitto Boseki Co Ltd チタノシロキサン重合体の製造方法
JPH0578489A (ja) * 1991-02-08 1993-03-30 Nitto Boseki Co Ltd ジルコノシロキサン重合体及びその製造方法
JPH05125083A (ja) * 1991-11-01 1993-05-21 Nippon Soda Co Ltd 表面処理剤の製造方法
JPH06271679A (ja) * 1993-03-22 1994-09-27 Shin Etsu Chem Co Ltd 新規含フッ素チタノシロキサン化合物及びそれを用いた硬化皮膜形成剤
JPH07238172A (ja) * 1994-02-25 1995-09-12 Dow Corning Kk 有機溶媒に可溶なポリチタノシロキサンの製造方法

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62195061A (ja) * 1985-12-23 1987-08-27 ピ−ピ−ジ− インダストリ−ズ,インコ−ポレ−テツド プライマーの製造方法
JPS6312671A (ja) * 1986-07-02 1988-01-20 T S B:Kk 無機系コーティング剤の製造方法
JPS6390576A (ja) * 1986-10-03 1988-04-21 Okitsumo Kk 耐熱性塗料組成物
JPS64126A (en) * 1987-02-27 1989-01-05 Toru Yamamoto Composite material and its production
JPS6426640A (en) * 1987-04-02 1989-01-27 Toru Yamamoto Composite material and production thereof
JPS6416839A (en) * 1987-07-09 1989-01-20 Nippon Paint Co Ltd Metal-containing silicone resin composition and production thereof
JPH03190931A (ja) * 1989-12-20 1991-08-20 Nitto Boseki Co Ltd チタノシロキサン重合体の製造方法
JPH0578489A (ja) * 1991-02-08 1993-03-30 Nitto Boseki Co Ltd ジルコノシロキサン重合体及びその製造方法
JPH05125083A (ja) * 1991-11-01 1993-05-21 Nippon Soda Co Ltd 表面処理剤の製造方法
JPH06271679A (ja) * 1993-03-22 1994-09-27 Shin Etsu Chem Co Ltd 新規含フッ素チタノシロキサン化合物及びそれを用いた硬化皮膜形成剤
JPH07238172A (ja) * 1994-02-25 1995-09-12 Dow Corning Kk 有機溶媒に可溶なポリチタノシロキサンの製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07238172A (ja) * 1994-02-25 1995-09-12 Dow Corning Kk 有機溶媒に可溶なポリチタノシロキサンの製造方法
JPH07268101A (ja) * 1994-04-01 1995-10-17 Dow Corning Kk ポリチタノシロキサンの硬化方法
JP2002179794A (ja) * 2000-12-07 2002-06-26 Fuji Kagaku Kk 無機高分子化合物の製造方法、無機高分子化合物、および無機高分子化合物膜
JP2006036852A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Toray Ind Inc 層状構造体および有機−無機複合材料
WO2012060272A1 (ja) * 2010-11-01 2012-05-10 株式会社ダイセル 液状付加硬化性メタロシロキサン
JP2022168548A (ja) * 2021-04-26 2022-11-08 信越化学工業株式会社 シリコーン樹脂の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3542188B2 (ja) 2004-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3542156B2 (ja) 有機溶媒に可溶なポリチタノシロキサンの製造方法
JPH069659A (ja) シロキサン結合の形成方法
JP2003510337A (ja) 多面体オリゴマーシルセスキオキサンの形成方法
TWI683817B (zh) 含六氟異丙醇基之矽化合物及其製造方法
KR20110096063A (ko) 실세스퀴옥산 수지
US5563228A (en) Method for the preparation of polyheterosiloxanes
JPH10251516A (ja) シランオリゴマー組成物
JPH07286045A (ja) ポリヘテロシロキサンの製造方法
JP2830731B2 (ja) シラノール基を有するオルガノシランの製造方法
JP4125873B2 (ja) オルガノポリシロキサン樹脂
JP3175124B2 (ja) シリカ系被覆材及び被覆体
JPH0632902A (ja) 分子鎖末端に水酸基を有する直鎖状オルガノポリシロキサンの製造方法
JPH0539357A (ja) フエニルポリシルセスキオキサンおよびその製造方法
JP4544411B2 (ja) 有機シリカ複合材料の製造方法
JP3361779B2 (ja) コーティング組成物
JPH0940681A (ja) アルコキシシロキサンの製造方法
JP6590294B2 (ja) チタン石けんの製造方法
JP3252642B2 (ja) シラノール基を有する低分子量のオルガノシラン又はシロキサンの製造方法
JP2668496B2 (ja) ケイ素系粉末物質の新規な製造方法
JP2752968B2 (ja) シリカ系被膜の形成法
JP2010270027A (ja) 水酸基を有する低重合度ジオルガノシロキサンの製造方法
JP2668495B2 (ja) ケイ素系粉末物質の製造方法
JPS62278106A (ja) 金属アルコキシドの加水分解法
JPH05214103A (ja) ポリ(アルコキシシロキサン)の製造方法
JP2008239634A (ja) アルコール性水酸基を有する有機ケイ素樹脂及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20031128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20031209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040302

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090409

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090409

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100409

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110409

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120409

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120409

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140409

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term