JPH0728655B2 - 野菜等の真空予冷方法並びにそれに用いられる保冷箱 - Google Patents
野菜等の真空予冷方法並びにそれに用いられる保冷箱Info
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- JPH0728655B2 JPH0728655B2 JP5388587A JP5388587A JPH0728655B2 JP H0728655 B2 JPH0728655 B2 JP H0728655B2 JP 5388587 A JP5388587 A JP 5388587A JP 5388587 A JP5388587 A JP 5388587A JP H0728655 B2 JPH0728655 B2 JP H0728655B2
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Landscapes
- Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、野菜や果物等を真空予冷する方法、並びにそ
れに用いられる保冷箱に関するものである。
れに用いられる保冷箱に関するものである。
野菜の果物等を予冷する方法の一つに、真空予冷方法が
ある。この真空予冷方法とは、野菜等を真空チャンバー
内に入れ、真空チャンバー内を減圧状態にすることによ
り、野菜等の中の水分を数%蒸発(気化)させて、その
時に野菜等から気化熱が奪われることを利用して、野菜
等を冷却する方法である。つまり、野菜等を真空チャン
バーに入れて外気を完全に遮断し、真空ポンプ等でチャ
ンバー内の空気を排除してゆくと、中の空気は徐々に希
薄になり、気圧が下がると、野菜等の水分の一部は水蒸
気となって野菜等から排出され、その時失われた水分量
に応じて野菜等から熱が奪われる結果、野菜の品温が低
下するのである。具体的な予冷操作としては、先ず、冷
却しようとする野菜を真空チャンバーの中に入れ、チャ
ンバーを密閉する。次に、真空ポンプを作動し、チャン
バー内の空気を排除する。チャンバー内の圧力が760mmH
gから20mmHg程度に低下すると、野菜等から水分の蒸発
が開始する(フラッシュポイントという)。更にポンプ
の作動を継続し、真空チャンバー内の圧力を低下させ、
野菜等からの水分の蒸発を続けさせる。その後、所定の
圧力に維持し、野菜等の品温が目標まで低下したら、ポ
ンプを止め、外気を導入して真空を破壊し、開扉して冷
却された野菜等を取り出す(「野菜の鮮度保持」(第2
版)、昭和58年10月20日 株式会社 養賢堂 発行、第
118頁第3行〜第120頁下から2行目参照。)。
ある。この真空予冷方法とは、野菜等を真空チャンバー
内に入れ、真空チャンバー内を減圧状態にすることによ
り、野菜等の中の水分を数%蒸発(気化)させて、その
時に野菜等から気化熱が奪われることを利用して、野菜
等を冷却する方法である。つまり、野菜等を真空チャン
バーに入れて外気を完全に遮断し、真空ポンプ等でチャ
ンバー内の空気を排除してゆくと、中の空気は徐々に希
薄になり、気圧が下がると、野菜等の水分の一部は水蒸
気となって野菜等から排出され、その時失われた水分量
に応じて野菜等から熱が奪われる結果、野菜の品温が低
下するのである。具体的な予冷操作としては、先ず、冷
却しようとする野菜を真空チャンバーの中に入れ、チャ
ンバーを密閉する。次に、真空ポンプを作動し、チャン
バー内の空気を排除する。チャンバー内の圧力が760mmH
gから20mmHg程度に低下すると、野菜等から水分の蒸発
が開始する(フラッシュポイントという)。更にポンプ
の作動を継続し、真空チャンバー内の圧力を低下させ、
野菜等からの水分の蒸発を続けさせる。その後、所定の
圧力に維持し、野菜等の品温が目標まで低下したら、ポ
ンプを止め、外気を導入して真空を破壊し、開扉して冷
却された野菜等を取り出す(「野菜の鮮度保持」(第2
版)、昭和58年10月20日 株式会社 養賢堂 発行、第
118頁第3行〜第120頁下から2行目参照。)。
従来、上記のような真空予冷方法においては、発泡合成
樹脂製の箱体と蓋体とより成る保冷箱を用いて、その内
部に野菜等の被保冷物を収容して真空チャンバー内に置
き、真空チャンバー内の排気に伴い、保冷箱内の空気を
箱体の側壁又は蓋体等に設けた開口部を通じて脱気させ
て保冷箱内を真空チャンバー内とともに減圧して被保冷
物を真空冷却し、被保冷物の品温が目標まで低下した
ら、真空チャンバー内に外気を導入して真空を破壊する
とともに、前記開口部を通じて容器内を大気圧に復圧さ
せたうえで、真空チャンバーから取り出していた。
樹脂製の箱体と蓋体とより成る保冷箱を用いて、その内
部に野菜等の被保冷物を収容して真空チャンバー内に置
き、真空チャンバー内の排気に伴い、保冷箱内の空気を
箱体の側壁又は蓋体等に設けた開口部を通じて脱気させ
て保冷箱内を真空チャンバー内とともに減圧して被保冷
物を真空冷却し、被保冷物の品温が目標まで低下した
ら、真空チャンバー内に外気を導入して真空を破壊する
とともに、前記開口部を通じて容器内を大気圧に復圧さ
せたうえで、真空チャンバーから取り出していた。
このように、真空予冷用に用いられている保冷箱並びに
真空予冷方法では、真空チャンバー内を脱気減圧するこ
とで、前記開口部を通じて保冷箱内から空気を排出して
減圧し、内部に収容した野菜等が真空冷却されるが、従
来の保冷箱においては、前記開口部の口径が大きいた
め、予冷後、保冷箱を真空チャンバー内から取り出した
後の保管時や輸送時に、前記開口部又は連通部を通じて
外部の空気が容器内に流入し、外気温や空気中の酸素の
悪影響を受けやすく、長時間にわたって被保冷物の冷却
状態を維持できない。このため、真空チャンバー内から
保冷箱を取り出した後、保冷箱に設けた開口部を閉止す
るようにしたものもあるが、この場合には、開口部の閉
止作業のための手間がかかり、コストアップになるだけ
でなく、閉止作業の間にも、外部の空気が保冷箱内へ流
入してしまい、やはり、真空予冷効果が失われてしま
う、といった問題があった。
真空予冷方法では、真空チャンバー内を脱気減圧するこ
とで、前記開口部を通じて保冷箱内から空気を排出して
減圧し、内部に収容した野菜等が真空冷却されるが、従
来の保冷箱においては、前記開口部の口径が大きいた
め、予冷後、保冷箱を真空チャンバー内から取り出した
後の保管時や輸送時に、前記開口部又は連通部を通じて
外部の空気が容器内に流入し、外気温や空気中の酸素の
悪影響を受けやすく、長時間にわたって被保冷物の冷却
状態を維持できない。このため、真空チャンバー内から
保冷箱を取り出した後、保冷箱に設けた開口部を閉止す
るようにしたものもあるが、この場合には、開口部の閉
止作業のための手間がかかり、コストアップになるだけ
でなく、閉止作業の間にも、外部の空気が保冷箱内へ流
入してしまい、やはり、真空予冷効果が失われてしま
う、といった問題があった。
このような真空予冷方法における問題点に鑑み、実開昭
61−5769号公報には、発泡合成樹脂成形体からなる蓋体
と容器本体とからなり、前記蓋体と容器本体との接合面
近辺に、自然通気抵抗が生じるような堰もしくは溢路か
らなりオリフイス効果を有する開口部を設けることで、
真空予冷後に開口部を閉鎖しなくとも保冷効果を十分に
維持することが可能な真空予冷用容器に係る考案(以
下、「先願考案」という。)が開示されている。
61−5769号公報には、発泡合成樹脂成形体からなる蓋体
と容器本体とからなり、前記蓋体と容器本体との接合面
近辺に、自然通気抵抗が生じるような堰もしくは溢路か
らなりオリフイス効果を有する開口部を設けることで、
真空予冷後に開口部を閉鎖しなくとも保冷効果を十分に
維持することが可能な真空予冷用容器に係る考案(以
下、「先願考案」という。)が開示されている。
しかしながら、この先願考案の場合には、例えば、先願
の実施例のように、容器本体周壁の水平面に周設された
段差状の突縁部や蓋体の裏面に周設された凸起部に、自
然通気抵抗を有する開口部を設ける場合には、両者の嵌
合部の形状、構造、更には、その時々における両者の嵌
合状態によって開口部の通気抵抗が変化する。つまり、
この開口部における通気抵抗は、開口部の長さ、及び断
面形状(開口面積)等によって大きく左右されるもので
あり、先願考案のように、開口部を蓋体と容器本体との
接合面近辺に設ける場合には、例えば容器本体の凸縁部
やこれと嵌合する蓋体の凸起部の嵌合形状、構造等によ
り開口部の長さや開口面積が変化し、開口部の自然通気
抵抗は変化する。又、蓋体と容器本体との嵌合状態、つ
まり、蓋体と容器本体とが確実に嵌合されている場合
と、両者が必ずしも確実に嵌合されていない場合、更に
は、容器が真空予冷時に真空チャンバー内の減圧状態に
置かれた場合と、容器が大気圧下に置かれた場合とで
は、容器に対する圧力が異なり、両者の嵌合状態が変化
して通気抵抗も変化する場合もありうる。更には、先願
考案のように蓋体と容器本体との接合面近辺に堰もしく
は溢路構造を設ける場合には、成形後にその通気抵抗を
調整したりすることは困難が伴う場合がある。更には、
開口部を有しない通常の気密容器に後加工により前記の
ようなオリフイス効果を有する堰や溢路を形成すること
は実際上、困難である。
の実施例のように、容器本体周壁の水平面に周設された
段差状の突縁部や蓋体の裏面に周設された凸起部に、自
然通気抵抗を有する開口部を設ける場合には、両者の嵌
合部の形状、構造、更には、その時々における両者の嵌
合状態によって開口部の通気抵抗が変化する。つまり、
この開口部における通気抵抗は、開口部の長さ、及び断
面形状(開口面積)等によって大きく左右されるもので
あり、先願考案のように、開口部を蓋体と容器本体との
接合面近辺に設ける場合には、例えば容器本体の凸縁部
やこれと嵌合する蓋体の凸起部の嵌合形状、構造等によ
り開口部の長さや開口面積が変化し、開口部の自然通気
抵抗は変化する。又、蓋体と容器本体との嵌合状態、つ
まり、蓋体と容器本体とが確実に嵌合されている場合
と、両者が必ずしも確実に嵌合されていない場合、更に
は、容器が真空予冷時に真空チャンバー内の減圧状態に
置かれた場合と、容器が大気圧下に置かれた場合とで
は、容器に対する圧力が異なり、両者の嵌合状態が変化
して通気抵抗も変化する場合もありうる。更には、先願
考案のように蓋体と容器本体との接合面近辺に堰もしく
は溢路構造を設ける場合には、成形後にその通気抵抗を
調整したりすることは困難が伴う場合がある。更には、
開口部を有しない通常の気密容器に後加工により前記の
ようなオリフイス効果を有する堰や溢路を形成すること
は実際上、困難である。
そこで本発明は、上記のような従来の野菜等の真空予冷
における問題点を改良するものであり、真空チャンバー
から取り出した後に、保冷箱の開口部を閉止する作業を
必要とすることなく外気を影響を排除して長時間にわた
って十分な予冷効果を保持しうるとともに、保冷箱の構
造も簡単な野菜等の真空予冷方法並びにそれに用いられ
る保冷箱を提供せんとするものである。
における問題点を改良するものであり、真空チャンバー
から取り出した後に、保冷箱の開口部を閉止する作業を
必要とすることなく外気を影響を排除して長時間にわた
って十分な予冷効果を保持しうるとともに、保冷箱の構
造も簡単な野菜等の真空予冷方法並びにそれに用いられ
る保冷箱を提供せんとするものである。
上記の目的を達成するため、本発明に係る野菜等の真空
予冷方法では、発泡合成樹脂製の箱体と、この箱体に気
密状態を維持して被着される蓋体の一方又は双方の適所
に、箱体又は蓋体の壁体を略直線状に貫通する細孔であ
って、その直径、若しくは細孔の断面形状が矩形の場合
にはその短辺側の開口幅を箱体又は蓋体の壁体の厚みの
5分の1より小さく、且つ0.5〜8mmの範囲内に設定する
とともに、その全長にわたって略同一の大きさに形成し
てなる通気細孔を設けてなる保冷箱であって、保冷箱内
外に気圧差があるときには前記通気細孔を通じて保冷箱
内外に空気を流動させるとともに、保冷箱内外に気圧差
がないときには、通気細孔の有する通気抵抗によって保
冷箱内外に空気が流動し難くした保冷箱に、被保冷物を
収容して、真空チャンバー内に置き、真空チャンバー内
を脱気減圧させることに伴い、保冷箱内の空気を通気細
孔を通じて、ここを通過する際に生ずる通気抵抗に抗し
て強制的に脱気させ、被保冷物を真空冷却した後、真空
チャンバー内に外気を導入して真空を破壊し、通気細孔
を通じて、ここを通過する際に生ずる通気抵抗に抗して
保冷箱内を大気圧に復圧したうえで、真空チャンバーか
ら保冷箱を取り出すようにした。
予冷方法では、発泡合成樹脂製の箱体と、この箱体に気
密状態を維持して被着される蓋体の一方又は双方の適所
に、箱体又は蓋体の壁体を略直線状に貫通する細孔であ
って、その直径、若しくは細孔の断面形状が矩形の場合
にはその短辺側の開口幅を箱体又は蓋体の壁体の厚みの
5分の1より小さく、且つ0.5〜8mmの範囲内に設定する
とともに、その全長にわたって略同一の大きさに形成し
てなる通気細孔を設けてなる保冷箱であって、保冷箱内
外に気圧差があるときには前記通気細孔を通じて保冷箱
内外に空気を流動させるとともに、保冷箱内外に気圧差
がないときには、通気細孔の有する通気抵抗によって保
冷箱内外に空気が流動し難くした保冷箱に、被保冷物を
収容して、真空チャンバー内に置き、真空チャンバー内
を脱気減圧させることに伴い、保冷箱内の空気を通気細
孔を通じて、ここを通過する際に生ずる通気抵抗に抗し
て強制的に脱気させ、被保冷物を真空冷却した後、真空
チャンバー内に外気を導入して真空を破壊し、通気細孔
を通じて、ここを通過する際に生ずる通気抵抗に抗して
保冷箱内を大気圧に復圧したうえで、真空チャンバーか
ら保冷箱を取り出すようにした。
又、本発明に係る真空予冷方法に用いられる保冷箱は、
発泡合成樹脂製の箱体と、この箱体に気密状態を維持し
て被着される蓋体の一方又は双方の適所に、箱体又は蓋
体の壁体を略直線状に貫通する細孔であって、その直
径、又はその細孔の断面形状が矩形の場合にはその短辺
側の開口幅を箱体又は蓋体の壁体の厚みの5分の1より
小さく、且つ0.5〜8mmの範囲内に設定するとともに、そ
の全長にわたって略同一の大きさに形成してなる通気細
孔を設けてなり、保冷箱内外に気圧差があるときには前
記通気細孔を通じて保冷箱内外に空気を流動させるとと
もに、保冷箱内外に気圧差がないときには、通気細孔の
有する通気抵抗によって保冷箱内外に空気が流動し難く
してなるものである。
発泡合成樹脂製の箱体と、この箱体に気密状態を維持し
て被着される蓋体の一方又は双方の適所に、箱体又は蓋
体の壁体を略直線状に貫通する細孔であって、その直
径、又はその細孔の断面形状が矩形の場合にはその短辺
側の開口幅を箱体又は蓋体の壁体の厚みの5分の1より
小さく、且つ0.5〜8mmの範囲内に設定するとともに、そ
の全長にわたって略同一の大きさに形成してなる通気細
孔を設けてなり、保冷箱内外に気圧差があるときには前
記通気細孔を通じて保冷箱内外に空気を流動させるとと
もに、保冷箱内外に気圧差がないときには、通気細孔の
有する通気抵抗によって保冷箱内外に空気が流動し難く
してなるものである。
本発明を、更に詳細に説明する。本発明に係る真空予冷
方法に用いられる保冷箱は、発泡ポリスチレン、発泡ポ
リウレタン、発泡ポリエチレン等の適宜な発泡合成樹脂
製の箱体と、この箱体に気密状態を維持して被着される
蓋体とよりなるものである。蓋体は、この蓋体と箱体と
の接合面に設けた嵌合構造等により箱体に気密状態を維
持して被着されるようになっている。そして、保冷箱の
箱体と蓋体の一方、又は双方の適所に、箱体又は蓋体の
壁体を略直線状に貫通する細孔であって、その直径、又
はその細孔の断面形状が矩形の場合にはその短辺側の開
口幅を箱体又は蓋体の壁体の厚みの5分の1より小さ
く、且つ0.5〜8mmの範囲内に設定するとともに、その全
長にわたって略同一の大きさに形成してなる通気細孔を
設けてなり、保冷箱内外に気圧差があるときには前記通
気細孔を通じて保冷箱内外に空気を流動させるととも
に、保冷箱内外に気圧差がないときには、通気細孔の有
する通気抵抗によって保冷箱内外に空気が流動し難くし
てなるものである。そして、本発明に係る真空予冷方法
では、この保冷箱1に、野菜や果物等の被保冷物を収容
して、第1図に示すように真空チャンバー7内に多段に
積層し、真空装置8を作動させて真空チャンバー7内を
脱気減圧させると、真空チャンバー7内の減圧に伴い、
真空チャンバー7内の空気圧が被保冷物を収容した保冷
箱1内の空気圧より低くなることで保冷箱1の内外に気
圧差が生じ、保冷箱1内の空気が通気細孔を通じて、こ
こを通過する際に生ずる通気抵抗に抗して強制的に流出
する。
方法に用いられる保冷箱は、発泡ポリスチレン、発泡ポ
リウレタン、発泡ポリエチレン等の適宜な発泡合成樹脂
製の箱体と、この箱体に気密状態を維持して被着される
蓋体とよりなるものである。蓋体は、この蓋体と箱体と
の接合面に設けた嵌合構造等により箱体に気密状態を維
持して被着されるようになっている。そして、保冷箱の
箱体と蓋体の一方、又は双方の適所に、箱体又は蓋体の
壁体を略直線状に貫通する細孔であって、その直径、又
はその細孔の断面形状が矩形の場合にはその短辺側の開
口幅を箱体又は蓋体の壁体の厚みの5分の1より小さ
く、且つ0.5〜8mmの範囲内に設定するとともに、その全
長にわたって略同一の大きさに形成してなる通気細孔を
設けてなり、保冷箱内外に気圧差があるときには前記通
気細孔を通じて保冷箱内外に空気を流動させるととも
に、保冷箱内外に気圧差がないときには、通気細孔の有
する通気抵抗によって保冷箱内外に空気が流動し難くし
てなるものである。そして、本発明に係る真空予冷方法
では、この保冷箱1に、野菜や果物等の被保冷物を収容
して、第1図に示すように真空チャンバー7内に多段に
積層し、真空装置8を作動させて真空チャンバー7内を
脱気減圧させると、真空チャンバー7内の減圧に伴い、
真空チャンバー7内の空気圧が被保冷物を収容した保冷
箱1内の空気圧より低くなることで保冷箱1の内外に気
圧差が生じ、保冷箱1内の空気が通気細孔を通じて、こ
こを通過する際に生ずる通気抵抗に抗して強制的に流出
する。
ここで、前記被保冷物を内部に収容する保冷箱1の適所
に設けた通気細孔は、例えば、丸孔、又は、角孔若しく
はスリット等の断面矩形状の細孔であって、それらの直
径、又は断面矩形状の細孔の場合にはその短辺側の開口
幅は、被蓋した状態で、保冷箱1内外に気圧差があると
きには通気細孔を通じて保冷箱1内外に空気を流動させ
るとともに、保冷箱1内外に気圧差がないときには、通
気細孔の有する通気抵抗によって保冷箱1内外に空気が
流動し難い大きさに設定されている。このような通気抵
抗を有するためには、通気細孔の直径、又は矩形状の細
孔の場合にはその短辺側の開口幅は、保冷箱1を構成す
る壁体の壁体の厚みの5分の1より小さい大きさのもの
である。そして、保冷箱1の壁体の厚みは、通常、30〜
40mmの範囲であるから、通気細孔の直径、又は断面矩形
状の細孔の場合の短辺側の開口幅は、0.5〜8mm、好まし
くは0.5〜3mmの範囲内の貫通孔とする。
に設けた通気細孔は、例えば、丸孔、又は、角孔若しく
はスリット等の断面矩形状の細孔であって、それらの直
径、又は断面矩形状の細孔の場合にはその短辺側の開口
幅は、被蓋した状態で、保冷箱1内外に気圧差があると
きには通気細孔を通じて保冷箱1内外に空気を流動させ
るとともに、保冷箱1内外に気圧差がないときには、通
気細孔の有する通気抵抗によって保冷箱1内外に空気が
流動し難い大きさに設定されている。このような通気抵
抗を有するためには、通気細孔の直径、又は矩形状の細
孔の場合にはその短辺側の開口幅は、保冷箱1を構成す
る壁体の壁体の厚みの5分の1より小さい大きさのもの
である。そして、保冷箱1の壁体の厚みは、通常、30〜
40mmの範囲であるから、通気細孔の直径、又は断面矩形
状の細孔の場合の短辺側の開口幅は、0.5〜8mm、好まし
くは0.5〜3mmの範囲内の貫通孔とする。
上記のようにして、保冷箱1内が真空チャンバー内と同
様に減圧されて被保冷物が冷却され、被保冷物の品温が
目標まで低下したら、真空チャンバー7内に外気を導入
して真空を破壊する。すると、真空チャンバー7内と保
冷箱1内との間に気圧差が生じ、通気細孔を通じて、こ
こを通過する際に生ずる通気抵抗に抗して保冷箱1内に
空気が流入し、保冷箱1内も大気圧に復圧する。その
後、真空チャンバー7から保冷箱1を取り出す。
様に減圧されて被保冷物が冷却され、被保冷物の品温が
目標まで低下したら、真空チャンバー7内に外気を導入
して真空を破壊する。すると、真空チャンバー7内と保
冷箱1内との間に気圧差が生じ、通気細孔を通じて、こ
こを通過する際に生ずる通気抵抗に抗して保冷箱1内に
空気が流入し、保冷箱1内も大気圧に復圧する。その
後、真空チャンバー7から保冷箱1を取り出す。
こうして保冷箱1を真空チャンバー7から取り出した後
は、保冷箱1内外には気圧差がないことから、外部の空
気は、保冷箱1の通気細孔の通気抵抗により空気の流入
が阻止されて、実質的に保冷箱1の気密状態が保持され
る。従って、輸送途上においても、この状態を維持して
おけば、長時間にわたって保冷箱1内の野菜や果物等の
被保冷物の保冷状態が保持され、又、外気の悪影響を受
けることもなく、野菜等の鮮度が維持される。
は、保冷箱1内外には気圧差がないことから、外部の空
気は、保冷箱1の通気細孔の通気抵抗により空気の流入
が阻止されて、実質的に保冷箱1の気密状態が保持され
る。従って、輸送途上においても、この状態を維持して
おけば、長時間にわたって保冷箱1内の野菜や果物等の
被保冷物の保冷状態が保持され、又、外気の悪影響を受
けることもなく、野菜等の鮮度が維持される。
第2図、第3図に示すものは、本発明に係る保冷箱の1
実施例である。図中符号2が箱体、符号3が蓋体であ
り、箱体2と蓋体3とは、その接合部分において、保冷
箱1内の気密状態を維持するため、蓋体3の下面外周よ
りに設けた嵌合凸条4と箱体2の口縁上面に設けた箱体
凹条5からなる嵌合構造が形成されている。又、保冷箱
1の適所、図示した実施例では、箱体2の底壁9と側壁
10、及び蓋体3の適所に、直径1mm程度の丸孔を複数個
形成して、真空予冷操作時に、保冷箱1内外の気圧差に
より空気を流動させる通気細孔6を設けている。この通
気細孔6は、その直径が、保冷箱1内外に気圧差がある
ときには通気細孔6を通じて保冷箱1内外に空気を流動
させるとともに、保冷箱1内外に気圧差がないときに
は、通気細孔6の有する通気抵抗によって保冷箱1内外
に空気が流動し難い大きさに設定されている。従って、
保冷箱1内に被保冷物を収容して真空チャンバー内に置
き、真空チャンバー内を脱気減圧させると、保冷箱1内
外に気圧差が生じ、保冷箱内の空気は通気細孔6を通じ
て、ここを通過する際に生ずる通気抵抗に抗して強制的
に脱気され、被保冷物は冷却される。そして、被保冷物
が冷却された後、真空チャンバー7内に外気を導入して
真空を破壊すると、真空チャンバー7内と保冷箱1との
気圧差により、通気細孔6を通じて、ここを通過する際
に生ずる通気抵抗に抗して保冷箱1内に空気が流入し、
保冷箱1内も大気圧に復圧する。その後、真空チャンバ
ー7から保冷箱1を取り出す。そして、真空チャンバー
7から取り出された後は、被蓋した保冷箱1内に外部の
空気が流入しようとするが、真空チャンバー7から取り
出された後の保冷箱1内外には殆ど気圧差はないことか
ら、通気細孔6から外気が流入しようとしても、通気細
孔6の通気抵抗により保冷箱1内外の空気の流動が阻止
され、実質的に保冷箱1内の気密状態が維持され、被保
冷物の冷却状態が長時間にわたって保持されるのであ
る。
実施例である。図中符号2が箱体、符号3が蓋体であ
り、箱体2と蓋体3とは、その接合部分において、保冷
箱1内の気密状態を維持するため、蓋体3の下面外周よ
りに設けた嵌合凸条4と箱体2の口縁上面に設けた箱体
凹条5からなる嵌合構造が形成されている。又、保冷箱
1の適所、図示した実施例では、箱体2の底壁9と側壁
10、及び蓋体3の適所に、直径1mm程度の丸孔を複数個
形成して、真空予冷操作時に、保冷箱1内外の気圧差に
より空気を流動させる通気細孔6を設けている。この通
気細孔6は、その直径が、保冷箱1内外に気圧差がある
ときには通気細孔6を通じて保冷箱1内外に空気を流動
させるとともに、保冷箱1内外に気圧差がないときに
は、通気細孔6の有する通気抵抗によって保冷箱1内外
に空気が流動し難い大きさに設定されている。従って、
保冷箱1内に被保冷物を収容して真空チャンバー内に置
き、真空チャンバー内を脱気減圧させると、保冷箱1内
外に気圧差が生じ、保冷箱内の空気は通気細孔6を通じ
て、ここを通過する際に生ずる通気抵抗に抗して強制的
に脱気され、被保冷物は冷却される。そして、被保冷物
が冷却された後、真空チャンバー7内に外気を導入して
真空を破壊すると、真空チャンバー7内と保冷箱1との
気圧差により、通気細孔6を通じて、ここを通過する際
に生ずる通気抵抗に抗して保冷箱1内に空気が流入し、
保冷箱1内も大気圧に復圧する。その後、真空チャンバ
ー7から保冷箱1を取り出す。そして、真空チャンバー
7から取り出された後は、被蓋した保冷箱1内に外部の
空気が流入しようとするが、真空チャンバー7から取り
出された後の保冷箱1内外には殆ど気圧差はないことか
ら、通気細孔6から外気が流入しようとしても、通気細
孔6の通気抵抗により保冷箱1内外の空気の流動が阻止
され、実質的に保冷箱1内の気密状態が維持され、被保
冷物の冷却状態が長時間にわたって保持されるのであ
る。
次に、第4図、第5図は、本発明に係る保冷箱1の蓋体
3の他実施例を示すものであり、第4図には、通気細孔
6として角孔を、又、第5図には、通気細孔6としてス
リットを形成したものである。このように、通気細孔6
を角孔やスリット等の断面矩形状のものとした場合に
は、その短辺側の開口幅を箱体2又は蓋体3の壁体の厚
みの5分の1より小さく、且つ0.5〜8mmの範囲内に設定
することにより、保冷箱1内外に気圧差があるときには
通気細孔6を通じて保冷箱1内外に空気を流動させて保
冷箱1内に被保冷物を収容して被蓋状態のまま真空予冷
を可能とするとともに、保冷箱1内外に気圧差がないと
きには、通気細孔6の有する通気抵抗によって保冷箱1
内外に空気が流動し難く、真空チャンバー7から保冷箱
1を取り出した後は、保冷箱1内に対する外気の影響を
排除して長時間にわたって被保冷物の冷却状態を保持し
うるものである。
3の他実施例を示すものであり、第4図には、通気細孔
6として角孔を、又、第5図には、通気細孔6としてス
リットを形成したものである。このように、通気細孔6
を角孔やスリット等の断面矩形状のものとした場合に
は、その短辺側の開口幅を箱体2又は蓋体3の壁体の厚
みの5分の1より小さく、且つ0.5〜8mmの範囲内に設定
することにより、保冷箱1内外に気圧差があるときには
通気細孔6を通じて保冷箱1内外に空気を流動させて保
冷箱1内に被保冷物を収容して被蓋状態のまま真空予冷
を可能とするとともに、保冷箱1内外に気圧差がないと
きには、通気細孔6の有する通気抵抗によって保冷箱1
内外に空気が流動し難く、真空チャンバー7から保冷箱
1を取り出した後は、保冷箱1内に対する外気の影響を
排除して長時間にわたって被保冷物の冷却状態を保持し
うるものである。
更に、被保冷物を内部に収容した保冷箱1は、通常、真
空チャンバー7内で、積段状態で収容される関係上、図
例の実施例では、積段状態における保冷箱1内の空気
が、通気細孔6を通じて容易に外部に流出できるよう
に、天壁11の上面外周縁に環状凸条12を設けるととも
に、環状凸条12を一部切欠して通気溝13を形成してい
る。
空チャンバー7内で、積段状態で収容される関係上、図
例の実施例では、積段状態における保冷箱1内の空気
が、通気細孔6を通じて容易に外部に流出できるよう
に、天壁11の上面外周縁に環状凸条12を設けるととも
に、環状凸条12を一部切欠して通気溝13を形成してい
る。
(実験) 以下の要領で、真空予冷試験を行った。
(1)保冷箱の仕様 (1−1)保冷箱の基本構造 第6図(イ)、(ロ)に示す構造の保冷箱を用いた。
(1−2)保冷箱の種類 上記構造の保冷箱に下記表1に示す各種の通気細孔(丸
孔)を設けたものを用いた。
孔)を設けたものを用いた。
(2)真空予冷条件 (2−1)真空冷却装置 第7図に示すような真空冷却装置を用いて実施した。
尚、この真空冷却装置の仕様は下記のとおりである。
尚、この真空冷却装置の仕様は下記のとおりである。
(真空冷却装置の仕様) 収容パレット数(枚) 4×2 予冷処理数(kg/H) 720 真空槽寸法(mm) 1,900W×2,100H×L 真空槽長さ(mm) 5,600 ブライン冷却機(KW) 56/45 真空ポンプ(KW×台) 11×1,7.5×1 所要電気量(KW) 88/75 (2−2)真空予冷試験条件 1)外気温:32℃ 2)被冷却物:ブロッコリー 20玉/1箱 3)品温(冷却前):29℃ 4)目標予冷温度(冷却後品温):3〜5℃ (3)試験結果 比較例1の通気細孔を有しない箱は、真空度540mmHgの
時点で蓋部が真空破裂した。又、比較例2の直径0.2mm
φの通気細孔を設けた箱は、真空度510mmHgで蓋部が真
空破裂した。このように、比較例1の箱の540mmHgでの
破裂と、比較例2の箱の510mmHgでの破裂との差は、比
較例1の箱が完全密閉箱であるのに対し、比較例2の箱
の場合には、0.2mmφの孔が10個設けられているため、
僅かずつ真空吸引時に箱内の空気が吸引されて比較例1
の場合に比べて箱内が減圧され、箱内外の気圧差の広が
りが遅れたためである。しかし、通気細孔の直径が0.2m
mφと小さいため、真空チャンバー内の減圧スピードに
箱内の減圧スピードが追従できず、結局、真空チャンバ
ー内510mmHg真空時点で破裂した。
時点で蓋部が真空破裂した。又、比較例2の直径0.2mm
φの通気細孔を設けた箱は、真空度510mmHgで蓋部が真
空破裂した。このように、比較例1の箱の540mmHgでの
破裂と、比較例2の箱の510mmHgでの破裂との差は、比
較例1の箱が完全密閉箱であるのに対し、比較例2の箱
の場合には、0.2mmφの孔が10個設けられているため、
僅かずつ真空吸引時に箱内の空気が吸引されて比較例1
の場合に比べて箱内が減圧され、箱内外の気圧差の広が
りが遅れたためである。しかし、通気細孔の直径が0.2m
mφと小さいため、真空チャンバー内の減圧スピードに
箱内の減圧スピードが追従できず、結局、真空チャンバ
ー内510mmHg真空時点で破裂した。
又、実施例1と比較例3の箱では、通気細孔の直径が、
それぞれ2mmφ、10mmφと大きく、真空チャンバーの減
圧スピードと箱内の減圧スピードの差は、2〜3秒程度
で、殆どリニアに減圧されるため、箱は真空破裂される
ことなく、完全に真空予冷を完了した。しかしながら、
比較例3の箱では、通気細孔の直径が10mmφと大きいた
め、予冷後の通気細孔を通じての外気の流出入が激し
く、みるみる品温の上昇を招き、鮮度保持が出来ず、真
空予冷箱としては、不適当である。
それぞれ2mmφ、10mmφと大きく、真空チャンバーの減
圧スピードと箱内の減圧スピードの差は、2〜3秒程度
で、殆どリニアに減圧されるため、箱は真空破裂される
ことなく、完全に真空予冷を完了した。しかしながら、
比較例3の箱では、通気細孔の直径が10mmφと大きいた
め、予冷後の通気細孔を通じての外気の流出入が激し
く、みるみる品温の上昇を招き、鮮度保持が出来ず、真
空予冷箱としては、不適当である。
(4)真空予冷後の復圧時の復圧試験 (4−1)試験方法 上記比較例1〜3及び実施例1の保冷箱について、真空
チャンバー内で真空予冷した後に、真空チャンバー内に
大気を導入して復圧する際の保冷箱内の圧力及び保冷箱
の真空破裂の有無を調べた。尚、比較例1、2の保冷箱
は、閉蓋状態のまま真空度5mmHgまで減圧すると、必ず
真空破裂する。従って、これらの保冷箱については、開
蓋状態で目標の5mmHgまで減圧し、真空チャンバーの外
部から特殊な操作アームを遠隔操作して着蓋して試験を
実施した。
チャンバー内で真空予冷した後に、真空チャンバー内に
大気を導入して復圧する際の保冷箱内の圧力及び保冷箱
の真空破裂の有無を調べた。尚、比較例1、2の保冷箱
は、閉蓋状態のまま真空度5mmHgまで減圧すると、必ず
真空破裂する。従って、これらの保冷箱については、開
蓋状態で目標の5mmHgまで減圧し、真空チャンバーの外
部から特殊な操作アームを遠隔操作して着蓋して試験を
実施した。
(4−2)試験結果 (5)まとめ 以上の実験から明らかなように、比較例1(通気細孔無
し)、及び比較例2(通気細孔の直径0.2mmφ)の箱
は、真空引き/復圧工程のいずれにおいても、保冷箱内
の圧力が真空チャンバー内の圧力に追従できず、破裂し
てしまい、真空予冷用の箱としては不適である。又、比
較例4(通気細孔の直径10mmφ)の保冷箱は、真空引き
/復圧工程共に可能であるが、真空予冷後の保温性が悪
く、これまた真空予冷用の箱としては不適である。これ
に対し、実施例1の保冷箱は、真空引き/復圧工程とも
可能であるうえに、真空予冷後の保冷性にも優れ、真空
予冷用の保冷箱として好ましいものであった。
し)、及び比較例2(通気細孔の直径0.2mmφ)の箱
は、真空引き/復圧工程のいずれにおいても、保冷箱内
の圧力が真空チャンバー内の圧力に追従できず、破裂し
てしまい、真空予冷用の箱としては不適である。又、比
較例4(通気細孔の直径10mmφ)の保冷箱は、真空引き
/復圧工程共に可能であるが、真空予冷後の保温性が悪
く、これまた真空予冷用の箱としては不適である。これ
に対し、実施例1の保冷箱は、真空引き/復圧工程とも
可能であるうえに、真空予冷後の保冷性にも優れ、真空
予冷用の保冷箱として好ましいものであった。
以上により、本発明に係る真空予冷用の保冷箱及び真空
予冷方法の効果が明らかである。
予冷方法の効果が明らかである。
〔発明の効果〕 以上のように、本発明によれば、発泡合成樹脂製の箱体
並びに箱体に気密状態を維持して被着される蓋体の一方
又は双方の適所に、箱体又は蓋体を略直線状に貫通する
細孔であって、その直径、若しくは細孔の断面形状が矩
形の場合にはその短辺側の開口幅を箱体又は蓋体の壁体
の厚みの5分の1より小さく、且つ0.5〜8mmの範囲内に
設定するとともに、その全長にわたって略同一の大きさ
に形成してなる通気細孔を設け、保冷箱内外に気圧差が
あるときには通気細孔を通じて保冷箱内外に空気を流動
させるとともに、保冷箱内外に気圧差がないときには、
通気細孔の有する通気抵抗によって保冷箱内外に空気が
流動し難くした保冷箱を用い、この保冷箱に、被保冷物
を収容して、真空チャンバー内に置き、真空チャンバー
内を脱気減圧させることに伴い、保冷箱内の空気を通気
細孔を通じて、ここを通過する際に生ずる通気抵抗に抗
して強制的に脱気させ、被保冷物を真空冷却した後、真
空チャンバー内を大気圧状態に復圧させて、通気細孔を
通じて、ここを通過する際に生ずる通気抵抗に抗して保
冷箱内を大気圧に復圧したうえで、真空チャンバーから
保冷箱を取り出すようにしたことにより、真空予冷時に
は保冷箱内に被保冷物を収容して被蓋状態のまま真空予
冷操作を行うことができるとともに、被保冷物の冷却
後、真空チャンバーから保冷箱を取り出した後は、通気
細孔を閉止することなく、保冷箱内を実質的に気密状態
に保持でき、外気の影響を排除して保冷箱内の被保冷物
の冷却状態を長期間にわった保持しうるのである。又、
前記保冷箱に形成される通気細孔は、保冷箱の箱体又は
蓋体の適所に単なる貫通孔を設けるだけであり、両者の
接合面にオリフィス効果を有する堰や溢路を設けてなる
先願考案に較べて成形が容易であるだけでなく、通気抵
抗の調整が比較的容易であり、しかも、既成の気密容器
にも、前記のような大きさの通気細孔を設けるだけで、
真空予冷用の保冷箱として使用しうる、といった優れた
作用効果を奏するものである。
並びに箱体に気密状態を維持して被着される蓋体の一方
又は双方の適所に、箱体又は蓋体を略直線状に貫通する
細孔であって、その直径、若しくは細孔の断面形状が矩
形の場合にはその短辺側の開口幅を箱体又は蓋体の壁体
の厚みの5分の1より小さく、且つ0.5〜8mmの範囲内に
設定するとともに、その全長にわたって略同一の大きさ
に形成してなる通気細孔を設け、保冷箱内外に気圧差が
あるときには通気細孔を通じて保冷箱内外に空気を流動
させるとともに、保冷箱内外に気圧差がないときには、
通気細孔の有する通気抵抗によって保冷箱内外に空気が
流動し難くした保冷箱を用い、この保冷箱に、被保冷物
を収容して、真空チャンバー内に置き、真空チャンバー
内を脱気減圧させることに伴い、保冷箱内の空気を通気
細孔を通じて、ここを通過する際に生ずる通気抵抗に抗
して強制的に脱気させ、被保冷物を真空冷却した後、真
空チャンバー内を大気圧状態に復圧させて、通気細孔を
通じて、ここを通過する際に生ずる通気抵抗に抗して保
冷箱内を大気圧に復圧したうえで、真空チャンバーから
保冷箱を取り出すようにしたことにより、真空予冷時に
は保冷箱内に被保冷物を収容して被蓋状態のまま真空予
冷操作を行うことができるとともに、被保冷物の冷却
後、真空チャンバーから保冷箱を取り出した後は、通気
細孔を閉止することなく、保冷箱内を実質的に気密状態
に保持でき、外気の影響を排除して保冷箱内の被保冷物
の冷却状態を長期間にわった保持しうるのである。又、
前記保冷箱に形成される通気細孔は、保冷箱の箱体又は
蓋体の適所に単なる貫通孔を設けるだけであり、両者の
接合面にオリフィス効果を有する堰や溢路を設けてなる
先願考案に較べて成形が容易であるだけでなく、通気抵
抗の調整が比較的容易であり、しかも、既成の気密容器
にも、前記のような大きさの通気細孔を設けるだけで、
真空予冷用の保冷箱として使用しうる、といった優れた
作用効果を奏するものである。
第1図は真空予冷のシステムを示す説明図、第2図は本
発明に係る真空予冷方法に用いられる保冷箱の一実施例
を示す断面図、第3図は同じく保冷箱1を示す斜視図、
第4図、第5図はそれぞれ蓋体の他実施例を示す斜視
図、第6図(イ)は、真空予冷実験に用いた保冷箱の基
本構造を示す斜視図、(ロ)は、前記保冷箱の要部の縦
断面図、第7図は真空予冷実験に用いた真空予冷装置の
概略を示す全体説明図である。 1:保冷箱、2:箱体、3:蓋体、4:嵌合凸条、5:嵌合凹条、
6:通気細孔、7:真空チャンバー、8:真空装置、9:底壁、
10:側壁、11:天壁、12:環状凸条、13:通気溝。
発明に係る真空予冷方法に用いられる保冷箱の一実施例
を示す断面図、第3図は同じく保冷箱1を示す斜視図、
第4図、第5図はそれぞれ蓋体の他実施例を示す斜視
図、第6図(イ)は、真空予冷実験に用いた保冷箱の基
本構造を示す斜視図、(ロ)は、前記保冷箱の要部の縦
断面図、第7図は真空予冷実験に用いた真空予冷装置の
概略を示す全体説明図である。 1:保冷箱、2:箱体、3:蓋体、4:嵌合凸条、5:嵌合凹条、
6:通気細孔、7:真空チャンバー、8:真空装置、9:底壁、
10:側壁、11:天壁、12:環状凸条、13:通気溝。
Claims (2)
- 【請求項1】発泡合成樹脂製の箱体と、この箱体に気密
状態を維持して被着される蓋体の一方又は双方の適所
に、箱体又は蓋体の壁体を略直線状に貫通する細孔であ
って、その直径、若しくは細孔の断面形状が矩形の場合
にはその短辺側の開口幅を箱体又は蓋体の壁体の厚みの
5分の1より小さく、且つ0.5〜8mmの範囲内に設定する
とともに、その全長にわたって略同一の大きさに形成し
てなる通気細孔を設けてなる保冷箱であって、保冷箱の
内外に気圧差があるときには前記通気細孔を通じて保冷
箱の内外に空気を流動させるとともに、保冷箱内外に気
圧差がないときには、通気細孔の有する通気抵抗によっ
て保冷箱内外に空気が流動し難くした保冷箱に、被保冷
物を収容して、真空チャンバー内に置き、真空チャンバ
ー内を脱気減圧させることに伴い、保冷箱内の空気を通
気細孔を通じて、ここを通過する際に生ずる通気抵抗に
抗して強制的に脱気させ、被保冷物を真空冷却した後、
真空チャンバー内に外気を導入して真空を破壊し、通気
細孔を通じて、ここを通過する際に生ずる通気抵抗に抗
して保冷箱内を大気圧に復圧したうえで、保冷箱を真空
チャンバーから取り出すことを特徴とする野菜等の真空
予冷方法。 - 【請求項2】発泡合成樹脂製の箱体と、この箱体に気密
状態を維持して被着される蓋体の一方又は双方の適所
に、箱体又は蓋体の壁体を略直線状に貫通する細孔であ
って、その直径、又はその細孔の断面形状が矩形の場合
にはその短辺側の開口幅を箱体又は蓋体の壁体の厚みの
5分の1より小さく、且つ0.5〜8mmの範囲内に設定する
とともに、その全長にわたって略同一の大きさに形成し
てなる通気細孔を設けてなる保冷箱であって、保冷箱内
外に気圧差があるときには前記通気細孔を通じて保冷箱
内外に空気を流動させるとともに、保冷箱内外に気圧差
がないときには、通気細孔の有する通気抵抗によって保
冷箱内外に空気が流動し難くしてなることを特徴とする
真空予冷方法に用いられる保冷箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5388587A JPH0728655B2 (ja) | 1987-03-09 | 1987-03-09 | 野菜等の真空予冷方法並びにそれに用いられる保冷箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5388587A JPH0728655B2 (ja) | 1987-03-09 | 1987-03-09 | 野菜等の真空予冷方法並びにそれに用いられる保冷箱 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63219338A JPS63219338A (ja) | 1988-09-13 |
| JPH0728655B2 true JPH0728655B2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=12955191
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5388587A Expired - Lifetime JPH0728655B2 (ja) | 1987-03-09 | 1987-03-09 | 野菜等の真空予冷方法並びにそれに用いられる保冷箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0728655B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5410402U (ja) * | 1977-06-20 | 1979-01-23 | ||
| JPS615769U (ja) * | 1984-06-15 | 1986-01-14 | 鐘淵化学工業株式会社 | 真空予冷用容器 |
-
1987
- 1987-03-09 JP JP5388587A patent/JPH0728655B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63219338A (ja) | 1988-09-13 |
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