JPH0223584Y2 - - Google Patents
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- JPH0223584Y2 JPH0223584Y2 JP11858886U JP11858886U JPH0223584Y2 JP H0223584 Y2 JPH0223584 Y2 JP H0223584Y2 JP 11858886 U JP11858886 U JP 11858886U JP 11858886 U JP11858886 U JP 11858886U JP H0223584 Y2 JPH0223584 Y2 JP H0223584Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- lid
- recess
- outside
- cooling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
- Packages (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、主として野菜の予冷および出荷用の
保冷容器に関するものである。
保冷容器に関するものである。
[従来の技術とその問題点]
一般に、苺、にんじん、レタス、ホウレンソ
ウ、ブロツコリー等の生野菜の遠方への出荷、輸
送に際しては、これらの野菜を断熱性のある出荷
箱等の容器に収納した状態で真空冷却により予冷
することが行なわれている。この真空冷却による
野菜の予冷は、野菜の種類によつても異なるが、
例えば苺の場合、冷却室内の雰囲気を760mmHgの
常圧の状態から8〜10分程度の時間をかけて徐々
に減圧し、最終的には30mmHg位まで減圧真空化
するとともに、冷却温度を1〜2℃に保ち、この
状態を維持して15〜20分間程の時間冷却し、この
冷却後、2〜3分もしくはそれ以下のごく短時間
の間に常圧にまで戻す。またにんじんのように比
較的堅い野菜の場合は、真空化した状態での冷却
時間を長くする。
ウ、ブロツコリー等の生野菜の遠方への出荷、輸
送に際しては、これらの野菜を断熱性のある出荷
箱等の容器に収納した状態で真空冷却により予冷
することが行なわれている。この真空冷却による
野菜の予冷は、野菜の種類によつても異なるが、
例えば苺の場合、冷却室内の雰囲気を760mmHgの
常圧の状態から8〜10分程度の時間をかけて徐々
に減圧し、最終的には30mmHg位まで減圧真空化
するとともに、冷却温度を1〜2℃に保ち、この
状態を維持して15〜20分間程の時間冷却し、この
冷却後、2〜3分もしくはそれ以下のごく短時間
の間に常圧にまで戻す。またにんじんのように比
較的堅い野菜の場合は、真空化した状態での冷却
時間を長くする。
従来、上記の野菜の真空冷却による予冷の際
は、冷却室内において、野菜を収納した容器を蓋
を取つた状態で第9図のように積み重ねるか、ま
たは第10図のように容器本体の側壁上部に小口
部を設けた容器を、蓋をして積み重ねた状態で前
記小口部を開口させておいて、上記冷却室内の減
圧作用および常圧に戻す昇圧作用に対応できるよ
うにしていた。
は、冷却室内において、野菜を収納した容器を蓋
を取つた状態で第9図のように積み重ねるか、ま
たは第10図のように容器本体の側壁上部に小口
部を設けた容器を、蓋をして積み重ねた状態で前
記小口部を開口させておいて、上記冷却室内の減
圧作用および常圧に戻す昇圧作用に対応できるよ
うにしていた。
しかし、上記のいずれの場合にも、容器の蓋ま
たは小口部の蓋を人的手段によつて脱着しなけれ
ばならず、冷却室への搬入、および搬出等の予冷
工程で要する作業が極めて面倒なものであつた。
たは小口部の蓋を人的手段によつて脱着しなけれ
ばならず、冷却室への搬入、および搬出等の予冷
工程で要する作業が極めて面倒なものであつた。
そこで、本出願人は、蓋をしたままで野菜の予
冷を行なえるようにして冷却室内への搬入、搬出
作業を簡略化するために、この種の野菜の予冷お
よび出荷用の保冷容器として、蓋等の容器上部に
通気孔を設けるとともに、該通気孔の部分の外側
に弾性素材よりなる弁体を取着し、その弁体の外
方への弾性変形作用により前記通気孔を開閉可能
とすることを提案している(実願昭60−15092号、
実願昭60−174084号)。
冷を行なえるようにして冷却室内への搬入、搬出
作業を簡略化するために、この種の野菜の予冷お
よび出荷用の保冷容器として、蓋等の容器上部に
通気孔を設けるとともに、該通気孔の部分の外側
に弾性素材よりなる弁体を取着し、その弁体の外
方への弾性変形作用により前記通気孔を開閉可能
とすることを提案している(実願昭60−15092号、
実願昭60−174084号)。
しかしこの場合、冷却室内の減圧時には前記弁
体が外方へ膨出変形して通気孔が開口し、容器内
も速やかに減圧されるものの、冷却後に常圧に戻
す昇圧時には前記弁体が通気孔を閉塞した状態の
ままであるために容器内への空気流入が殆どな
く、短時間の急な昇圧作用に対応できず、容器内
外の圧力差が大きくなり、発泡体製の容器側壁が
外圧により内方へ撓むように変形し、遂には割れ
ることにもなる等の問題が生じた。
体が外方へ膨出変形して通気孔が開口し、容器内
も速やかに減圧されるものの、冷却後に常圧に戻
す昇圧時には前記弁体が通気孔を閉塞した状態の
ままであるために容器内への空気流入が殆どな
く、短時間の急な昇圧作用に対応できず、容器内
外の圧力差が大きくなり、発泡体製の容器側壁が
外圧により内方へ撓むように変形し、遂には割れ
ることにもなる等の問題が生じた。
本考案は、上記に鑑み、主に野菜の予冷および
出荷用の保冷容器として、冷却室内の減圧および
短時間の昇圧作用のいずれにも対応し得て、容器
側壁の撓み変形や割れ等が生じるおそれがなく、
蓋をした状態のままでの真空冷却による予冷を好
適に実施でき、しかも保冷効果の非常に優れたも
のを提供しようとするものである。
出荷用の保冷容器として、冷却室内の減圧および
短時間の昇圧作用のいずれにも対応し得て、容器
側壁の撓み変形や割れ等が生じるおそれがなく、
蓋をした状態のままでの真空冷却による予冷を好
適に実施でき、しかも保冷効果の非常に優れたも
のを提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段]
上記の問題点を解決するための本考案の保冷容
器は、合成樹脂発泡体よりなる平面略角形の容器
本体とその開口縁に対し外側に嵌合する蓋体とか
らなり、容器上部の所要領域に容器内外に連通す
る通気孔を設けるとともに、該領域の外側に前記
通気孔を閉塞し得る弾性素材よりなる弁体を少な
くとも一側縁で取着し、この弁体の弾性変形作用
により前記通気孔を開閉可能に設け、さらに容器
本体の少なくとも1側壁の上端とこれに相対接す
る蓋体内面との一方に側壁の内方への撓曲変形時
に内外を連通させ得る通気用凹部を設けてなるこ
とを特徴とするものである。
器は、合成樹脂発泡体よりなる平面略角形の容器
本体とその開口縁に対し外側に嵌合する蓋体とか
らなり、容器上部の所要領域に容器内外に連通す
る通気孔を設けるとともに、該領域の外側に前記
通気孔を閉塞し得る弾性素材よりなる弁体を少な
くとも一側縁で取着し、この弁体の弾性変形作用
により前記通気孔を開閉可能に設け、さらに容器
本体の少なくとも1側壁の上端とこれに相対接す
る蓋体内面との一方に側壁の内方への撓曲変形時
に内外を連通させ得る通気用凹部を設けてなるこ
とを特徴とするものである。
[作用]
上記の構成を有する本考案の保冷容器にあつて
は、容器本体内に野菜を収納して蓋体を被着した
状態で真空冷却による予冷を行なうもので、その
際、冷却室内が減圧され低圧になるのに伴い、容
器上部の外側に設けられた弾性素材よりなる弁体
が容器内圧によつて弾性力に抗して外方へ撓曲変
形して、該弁体により閉塞されていた通気孔が開
口し、その結果容器内の空気が前記通気孔を経て
弁体と容器との間から排出されて容器内も速やか
に冷却室と同圧につまり減圧真空化するととも
に、容器内が冷却室と略同圧となつた状態では前
記の弁体が素材の持つ弾性力によつて通気孔閉塞
状態の原状に復帰する。こうして減圧真空化して
所定の冷却温度に保持した状態で一定時間おいて
冷却が行なわれる。
は、容器本体内に野菜を収納して蓋体を被着した
状態で真空冷却による予冷を行なうもので、その
際、冷却室内が減圧され低圧になるのに伴い、容
器上部の外側に設けられた弾性素材よりなる弁体
が容器内圧によつて弾性力に抗して外方へ撓曲変
形して、該弁体により閉塞されていた通気孔が開
口し、その結果容器内の空気が前記通気孔を経て
弁体と容器との間から排出されて容器内も速やか
に冷却室と同圧につまり減圧真空化するととも
に、容器内が冷却室と略同圧となつた状態では前
記の弁体が素材の持つ弾性力によつて通気孔閉塞
状態の原状に復帰する。こうして減圧真空化して
所定の冷却温度に保持した状態で一定時間おいて
冷却が行なわれる。
そして冷却後、冷却室内が常圧に戻すべく昇圧
せしめられるが、この昇圧の際、前記弁体が通気
孔を閉塞した状態のままであるため短時間の急な
昇圧作用により真空状態の容器内と外部とで圧力
差が生じて、発泡体製の容器本体の側壁が内方へ
吸引されるようにある程度撓むと、側壁上端と蓋
体との少なくとも一方に有する通気用凹部が連通
状態となり、容器外の空気が該凹部を経て容器内
に流入するため、容器内外の圧力差がそれ以上に
大きくならず、側壁の過度の撓み変形が防止され
る。また常圧に近くなると容器内外の圧力差が小
さくなり、側壁の撓みが減少して前記通気用の凹
部が閉塞されても、容器本体と蓋体との隙間等か
らも僅かながら空気が流入することになるため、
時間の経過とともに撓みのない原状に復帰する。
せしめられるが、この昇圧の際、前記弁体が通気
孔を閉塞した状態のままであるため短時間の急な
昇圧作用により真空状態の容器内と外部とで圧力
差が生じて、発泡体製の容器本体の側壁が内方へ
吸引されるようにある程度撓むと、側壁上端と蓋
体との少なくとも一方に有する通気用凹部が連通
状態となり、容器外の空気が該凹部を経て容器内
に流入するため、容器内外の圧力差がそれ以上に
大きくならず、側壁の過度の撓み変形が防止され
る。また常圧に近くなると容器内外の圧力差が小
さくなり、側壁の撓みが減少して前記通気用の凹
部が閉塞されても、容器本体と蓋体との隙間等か
らも僅かながら空気が流入することになるため、
時間の経過とともに撓みのない原状に復帰する。
[実施例]
次に本考案の実施例を第1図〜第8図に基いて
説明する。
説明する。
第1図〜第7図において、1は合成樹脂発泡体
よりなる平面略方形等の角形をなす容器本体であ
り、2は前記と同素材よりなり容器本体1の開口
縁1aに対しその外側に嵌合する蓋体である。そ
の嵌合構造として、図の場合容器本体1の開口縁
1aの外側に切欠段部1bが設けられるととも
に、蓋体2の周縁部に前記切欠段部1bに嵌合す
る突縁2aが設けられており、この嵌合状態にお
いては容器本体1の側壁が内方へ撓み得るように
なつている。
よりなる平面略方形等の角形をなす容器本体であ
り、2は前記と同素材よりなり容器本体1の開口
縁1aに対しその外側に嵌合する蓋体である。そ
の嵌合構造として、図の場合容器本体1の開口縁
1aの外側に切欠段部1bが設けられるととも
に、蓋体2の周縁部に前記切欠段部1bに嵌合す
る突縁2aが設けられており、この嵌合状態にお
いては容器本体1の側壁が内方へ撓み得るように
なつている。
しかして上記の蓋体2の上壁部3の外側は略中
央部の所要領域が凹設されて該凹所4内の箇所に
容器内外を連通する比較的径小の貫通孔からなる
通気孔5が設けられており、さらに前記凹所4内
には前記通気孔5を閉塞し得るゴムあるいはポリ
エチレン樹脂発泡体等の軟質合成樹脂その他の弾
性素材よりなる板状の弁体6が上面で略面一とな
るよう前記凹所4に嵌合された状態で少なくとも
一側縁で蓋体2に取着されている。
央部の所要領域が凹設されて該凹所4内の箇所に
容器内外を連通する比較的径小の貫通孔からなる
通気孔5が設けられており、さらに前記凹所4内
には前記通気孔5を閉塞し得るゴムあるいはポリ
エチレン樹脂発泡体等の軟質合成樹脂その他の弾
性素材よりなる板状の弁体6が上面で略面一とな
るよう前記凹所4に嵌合された状態で少なくとも
一側縁で蓋体2に取着されている。
この弁体6の取着状態は、弁体6が比較的伸縮
性のある弾性素材よりなる場合、図のように一方
の相対向側縁で固着され、素材の持つ弾性と伸縮
性による中央部分の外方への撓曲変形作用および
元の状態への収縮復帰作用により前記通気孔5を
開閉できるように設けられる。前記弾性素材の弁
体6を一側縁で固着してその反り返り作用と復帰
作用により弾気孔5を開閉できるように設けるこ
ともできるが、通常時の密閉性の点からは前記の
ように相対向側縁で取着しておくのが望ましい。
また弁体6の取着手段としては、凹所4に嵌合し
た状態で接着剤や磁気テープ等による接着手段に
より固着するほか、弁体6が材質的な弾性伸縮作
用によつて開閉できるように装着できさえすれ
ば、止め具等による他の種々の固着手段による実
施が可能である。
性のある弾性素材よりなる場合、図のように一方
の相対向側縁で固着され、素材の持つ弾性と伸縮
性による中央部分の外方への撓曲変形作用および
元の状態への収縮復帰作用により前記通気孔5を
開閉できるように設けられる。前記弾性素材の弁
体6を一側縁で固着してその反り返り作用と復帰
作用により弾気孔5を開閉できるように設けるこ
ともできるが、通常時の密閉性の点からは前記の
ように相対向側縁で取着しておくのが望ましい。
また弁体6の取着手段としては、凹所4に嵌合し
た状態で接着剤や磁気テープ等による接着手段に
より固着するほか、弁体6が材質的な弾性伸縮作
用によつて開閉できるように装着できさえすれ
ば、止め具等による他の種々の固着手段による実
施が可能である。
上記の通気孔5は図示するように多数の径小の
貫通孔による場合のほか、凹所内に径の若干大な
る一または数個の開口を設けてもよく、総開口面
積は予冷の際の通気性等を考慮して設定すればよ
い。
貫通孔による場合のほか、凹所内に径の若干大な
る一または数個の開口を設けてもよく、総開口面
積は予冷の際の通気性等を考慮して設定すればよ
い。
さらに上記の蓋体2には容器本体1の任意の辺
の側壁上端と相対接する内面における略中央部位
置に通気用凹部7が形成され、容器内外の圧力差
によつて側壁7が内方へ湾曲状に撓んだときに容
器内外を連通させ得るように設けられている。図
では前記の凹部8が突縁2aの内方部において側
壁7の上端部の厚みよりやや広幅に形成され、側
壁が内方へ変位した場合に通気可能としている。
前記の凹部8を突縁2aの下面中間位置まで連続
して形成しておくことも可能である。また第7図
の実施例のように、側壁7が内方へ湾曲状に撓ん
だときに容器内外を連通させ得る通気用凹部8を
容器本体1の側壁7の上端に設けておくこともで
きる。
の側壁上端と相対接する内面における略中央部位
置に通気用凹部7が形成され、容器内外の圧力差
によつて側壁7が内方へ湾曲状に撓んだときに容
器内外を連通させ得るように設けられている。図
では前記の凹部8が突縁2aの内方部において側
壁7の上端部の厚みよりやや広幅に形成され、側
壁が内方へ変位した場合に通気可能としている。
前記の凹部8を突縁2aの下面中間位置まで連続
して形成しておくことも可能である。また第7図
の実施例のように、側壁7が内方へ湾曲状に撓ん
だときに容器内外を連通させ得る通気用凹部8を
容器本体1の側壁7の上端に設けておくこともで
きる。
通気用の凹部8は、図のように容器内外の圧力
差による撓み変形量が最大となる長片側の相対向
する側壁7の上端とこれに相対接する蓋体2の一
方に設けておく場合のほか、他の辺における側壁
上端もしくは蓋体内面に設けて実施することも、
また単に1辺の側壁上端あるいはこれと対接する
蓋体内面に設けて実施するすることも可能であ
る。
差による撓み変形量が最大となる長片側の相対向
する側壁7の上端とこれに相対接する蓋体2の一
方に設けておく場合のほか、他の辺における側壁
上端もしくは蓋体内面に設けて実施することも、
また単に1辺の側壁上端あるいはこれと対接する
蓋体内面に設けて実施するすることも可能であ
る。
さらにまた上記の蓋体2の上壁部3上面およ
び/または容器本体1の底部下面には、段積みし
た際に上下の容器A,A間に弁体6が開くことが
できかつ通気のための間隔を保有し得るように突
起を設けるのが実施上望ましい。図示する実施例
の場合、上面四隅部に上層の容器Aを受支する平
面略L形のリブ状突起9を設けるとともに、底部
下面の四隅部に前記突起9に嵌合する突起10を
設けて、容器積み重ねの際に上層容器Aを下層容
器Aのリブ状突起9で受支してかつ突起嵌合状態
で安定よく段積みしておけるようにしている。ま
た蓋体2の上面を上記の凹所の領域に相当する幅
で縦横方向に凹設しておくこともできる。なお前
記の突起を有さない容器の場合には真空冷却によ
る予冷の際に上下の容器間にスペーサーを介在さ
せて段積みする等何等かの手段で間隔を保持させ
ればよい。
び/または容器本体1の底部下面には、段積みし
た際に上下の容器A,A間に弁体6が開くことが
できかつ通気のための間隔を保有し得るように突
起を設けるのが実施上望ましい。図示する実施例
の場合、上面四隅部に上層の容器Aを受支する平
面略L形のリブ状突起9を設けるとともに、底部
下面の四隅部に前記突起9に嵌合する突起10を
設けて、容器積み重ねの際に上層容器Aを下層容
器Aのリブ状突起9で受支してかつ突起嵌合状態
で安定よく段積みしておけるようにしている。ま
た蓋体2の上面を上記の凹所の領域に相当する幅
で縦横方向に凹設しておくこともできる。なお前
記の突起を有さない容器の場合には真空冷却によ
る予冷の際に上下の容器間にスペーサーを介在さ
せて段積みする等何等かの手段で間隔を保持させ
ればよい。
上記容器本体1および蓋体2の構成素材である
合成樹脂発泡体としては、ポリスチレン樹脂、ス
チレンを主体とする共重合体等のスチレン系樹脂
発泡体、ポリオレフイン系樹脂発泡体、ポリ塩化
ビニル樹脂発泡体その他の合成樹脂発泡体を用い
ることができ、特に前記発泡体の表面に非発泡の
補強表皮層を設けることもできる。
合成樹脂発泡体としては、ポリスチレン樹脂、ス
チレンを主体とする共重合体等のスチレン系樹脂
発泡体、ポリオレフイン系樹脂発泡体、ポリ塩化
ビニル樹脂発泡体その他の合成樹脂発泡体を用い
ることができ、特に前記発泡体の表面に非発泡の
補強表皮層を設けることもできる。
上記のように構成された本考案保冷容器Aは、
保冷野菜の予令および出荷用として使用するもの
で、真空冷却による予冷の際は、容器本体1内に
苺、ホウレンソウ、レタス等の野菜Bを収納して
蓋体2を被せた状態で冷却室内に搬入して並置あ
るいは第4図のように上下の容器A,A間に所要
の間隔を保有するように段積みしておく。そして
冷却室内が徐々に減圧されて真空化するのに伴
い、容器内の圧力が外部より高くなつて弾性素材
の板状の弁体6の中央部が弾性力に抗して外方へ
膨出するように撓曲変形し(第4図)、蓋体2の
上壁部3に有する通気孔5が開口状態となつて容
器内の空気が徐々に排出される。その後容器内が
冷却室内と略同圧になるのにつれて弁体6が素材
の持つ弾性力によつて通気孔5を閉塞する状態に
復帰する。こうして減圧真空化した状態で所定の
冷却温度に保ち、収納された野菜Bの種類に応じ
て一定の時間おいて冷却を行なう。
保冷野菜の予令および出荷用として使用するもの
で、真空冷却による予冷の際は、容器本体1内に
苺、ホウレンソウ、レタス等の野菜Bを収納して
蓋体2を被せた状態で冷却室内に搬入して並置あ
るいは第4図のように上下の容器A,A間に所要
の間隔を保有するように段積みしておく。そして
冷却室内が徐々に減圧されて真空化するのに伴
い、容器内の圧力が外部より高くなつて弾性素材
の板状の弁体6の中央部が弾性力に抗して外方へ
膨出するように撓曲変形し(第4図)、蓋体2の
上壁部3に有する通気孔5が開口状態となつて容
器内の空気が徐々に排出される。その後容器内が
冷却室内と略同圧になるのにつれて弁体6が素材
の持つ弾性力によつて通気孔5を閉塞する状態に
復帰する。こうして減圧真空化した状態で所定の
冷却温度に保ち、収納された野菜Bの種類に応じ
て一定の時間おいて冷却を行なう。
そしてこの冷却後、常圧に戻すべく冷却室内が
ごく短時間に昇圧せしめられることになるが、こ
の昇圧の際は、前記弁体6が通気孔5を閉塞した
状態であつて、昇圧作用により真空状態の容器A
内と外部とで圧力差が生じて、発泡体製の容器本
体1の側壁7が内方へ吸引されて第5図(第6
図)のようにある程度撓むことになるが、一定以
上の撓みが生じると、側壁7上端とこれに相対接
する蓋体2内面との一方に有する通気用凹部8が
連通状態となり、容器外の空気が該凹部8を経て
容器A内に流入するため、容器内外の圧力差がそ
れ以上に大きくならず、側壁の過度に撓むような
ことがない。また容器内が常圧に近くなると容器
内外の圧力差が小さくなり、側壁の撓みが減少し
て前記通気用の凹部8が閉塞されるが、容器本体
1と蓋体2との隙間等からも僅かながら空気が流
入することになるため、時間の経過とともに圧力
差がなくなり撓みのない原状に復帰し、内部の野
菜を保冷状態に保持できる。
ごく短時間に昇圧せしめられることになるが、こ
の昇圧の際は、前記弁体6が通気孔5を閉塞した
状態であつて、昇圧作用により真空状態の容器A
内と外部とで圧力差が生じて、発泡体製の容器本
体1の側壁7が内方へ吸引されて第5図(第6
図)のようにある程度撓むことになるが、一定以
上の撓みが生じると、側壁7上端とこれに相対接
する蓋体2内面との一方に有する通気用凹部8が
連通状態となり、容器外の空気が該凹部8を経て
容器A内に流入するため、容器内外の圧力差がそ
れ以上に大きくならず、側壁の過度に撓むような
ことがない。また容器内が常圧に近くなると容器
内外の圧力差が小さくなり、側壁の撓みが減少し
て前記通気用の凹部8が閉塞されるが、容器本体
1と蓋体2との隙間等からも僅かながら空気が流
入することになるため、時間の経過とともに圧力
差がなくなり撓みのない原状に復帰し、内部の野
菜を保冷状態に保持できる。
第8図の実施例は、容器上部における容器本体
1の側壁上部に外側から脱着自在な小塞体11を
備えた小口部12を設けたものにおいて、該小塞
体11の領域内に通気孔5を設けるとともに上記
同様に弁体6を取着して構成した場合を示してお
り、この場合、真空冷却の際に上記したと同様の
作用を果すはもちろん、運搬中において内部の収
納物品を確認する場合に、小口部12の小塞体1
1を抜脱すれば、小口部を覗き窓として蓋体2を
開かずとも内部収納物品を容易に確認できること
になる。
1の側壁上部に外側から脱着自在な小塞体11を
備えた小口部12を設けたものにおいて、該小塞
体11の領域内に通気孔5を設けるとともに上記
同様に弁体6を取着して構成した場合を示してお
り、この場合、真空冷却の際に上記したと同様の
作用を果すはもちろん、運搬中において内部の収
納物品を確認する場合に、小口部12の小塞体1
1を抜脱すれば、小口部を覗き窓として蓋体2を
開かずとも内部収納物品を容易に確認できること
になる。
なお、上記いずれの場合にも、弁体6は凹所4
に嵌合した状態で通気孔5を閉塞できるものが密
封性および外観的体裁等の実施上特に好適である
が、これに限らず容器外面に装着しておくことも
できる。
に嵌合した状態で通気孔5を閉塞できるものが密
封性および外観的体裁等の実施上特に好適である
が、これに限らず容器外面に装着しておくことも
できる。
[考案の効果]
上記したように本考案の保冷容器によれば、野
菜の真空冷却による予冷の際、蓋着状態のままで
あつても、減圧時には容器上部に設けられた弁体
が容器内外の圧力差によつて撓曲変形することに
よつて通気孔を開口して対応でき、また常圧に戻
す昇圧時には側壁上端と蓋体内面の一方に設けら
れた通気用の凹部が容器内外の圧力差による側壁
の内方への撓みに伴い連通状態となつて対応し得
て、側壁の一定以上の撓み変形を防止できるの
で、蓋着状態での真空冷却による予冷が何等問題
なく実施でき、かつ発泡体よりなる容器の側壁が
過度に撓んで割れ等が生じるおそれもない。
菜の真空冷却による予冷の際、蓋着状態のままで
あつても、減圧時には容器上部に設けられた弁体
が容器内外の圧力差によつて撓曲変形することに
よつて通気孔を開口して対応でき、また常圧に戻
す昇圧時には側壁上端と蓋体内面の一方に設けら
れた通気用の凹部が容器内外の圧力差による側壁
の内方への撓みに伴い連通状態となつて対応し得
て、側壁の一定以上の撓み変形を防止できるの
で、蓋着状態での真空冷却による予冷が何等問題
なく実施でき、かつ発泡体よりなる容器の側壁が
過度に撓んで割れ等が生じるおそれもない。
しかも前記のように容器を蓋着状態のままにし
て野菜の予冷が行なえるので、冷却室への搬入お
よび搬出作業等の予冷工程での作業を簡略化でき
る。さらに輸送時等の通常時は通気孔が弾性素材
の弁体により閉塞状態に保持されるとともに、通
気用の凹部非連通状態に保持され、外気の侵入の
おそれがなく、容器素材が合成樹脂発泡体で断熱
性に優れていることと相俟つて、予冷による保冷
状態を良好に維持でき、延いては収納野菜を長期
に亘つて新鮮な状態に保ち、その保護を良好にな
すことができる。
て野菜の予冷が行なえるので、冷却室への搬入お
よび搬出作業等の予冷工程での作業を簡略化でき
る。さらに輸送時等の通常時は通気孔が弾性素材
の弁体により閉塞状態に保持されるとともに、通
気用の凹部非連通状態に保持され、外気の侵入の
おそれがなく、容器素材が合成樹脂発泡体で断熱
性に優れていることと相俟つて、予冷による保冷
状態を良好に維持でき、延いては収納野菜を長期
に亘つて新鮮な状態に保ち、その保護を良好にな
すことができる。
第1図は本考案の1実施例を示す蓋体と容器本
体とを分離した状態の一部欠截斜視図、第2図は
蓋体を被嵌した状態の断面図、第3図は前図−
線における断面図、第4図は冷却室での減圧時
の断面図、第5図は昇圧時の断面図、第6図は同
一部の拡大図、第7図および第8図はそれぞれ他
の実施例を示す縦断面図、第9図および第10図
は従来容器による予冷状態を示す斜視図である。 1……容器本体、2……蓋体、3……上壁部、
4……凹所、5……通気孔、6……弁体、7……
側壁、8……通気用凹部。
体とを分離した状態の一部欠截斜視図、第2図は
蓋体を被嵌した状態の断面図、第3図は前図−
線における断面図、第4図は冷却室での減圧時
の断面図、第5図は昇圧時の断面図、第6図は同
一部の拡大図、第7図および第8図はそれぞれ他
の実施例を示す縦断面図、第9図および第10図
は従来容器による予冷状態を示す斜視図である。 1……容器本体、2……蓋体、3……上壁部、
4……凹所、5……通気孔、6……弁体、7……
側壁、8……通気用凹部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 合成樹脂発泡体よりなる平面略角形の容器本
体とその開口縁に対し外側に嵌合する蓋体とか
らなり、容器上部の所要領域に容器内外に連通
する通気孔を設けるとともに、該領域の外側に
前記通気孔を閉塞し得る弾性素材よりなる弁体
を少なくとも一側縁で取着し、この弁体の外方
への弾性変形作用により前記通気孔を開閉可能
に設け、さらに容器本体の少なくとも1側壁の
上端とこれに相対接する蓋体内面との一方に側
壁の内方への撓曲変形時に内外を連通させ得る
通気用凹部を設けてなることを特徴とする保冷
容器。 2 蓋体が容器の開口縁外側に嵌合する突縁を有
し、通気用凹部が前記蓋体の突縁より内方部に
設けられてなる実用新案登録請求の範囲第1項
記載の保冷容器。 3 容器上部の外側所要領域が凹設せしめられ、
該凹所に通気孔が設けられ、弁体が凹所に嵌合
状態に設けられてなる実用新案登録請求の範囲
第1項または第2項記載の保冷容器。 4 通気孔が、多数の貫通孔よりなる実用新案登
録請求の範囲第1項第2項または第3項のいず
れかに記載の保冷容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11858886U JPH0223584Y2 (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11858886U JPH0223584Y2 (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6323264U JPS6323264U (ja) | 1988-02-16 |
| JPH0223584Y2 true JPH0223584Y2 (ja) | 1990-06-27 |
Family
ID=31005181
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11858886U Expired JPH0223584Y2 (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0223584Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0723429Y2 (ja) * | 1989-01-23 | 1995-05-31 | 鐘淵化学工業株式会社 | 保冷容器 |
| JP2506123Y2 (ja) * | 1989-06-29 | 1996-08-07 | 三菱化学ビーエーエスエフ株式会社 | 保冷輸送箱 |
-
1986
- 1986-07-31 JP JP11858886U patent/JPH0223584Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6323264U (ja) | 1988-02-16 |
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