JPH072873A - 三環式化合物 - Google Patents

三環式化合物

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JPH072873A
JPH072873A JP4808094A JP4808094A JPH072873A JP H072873 A JPH072873 A JP H072873A JP 4808094 A JP4808094 A JP 4808094A JP 4808094 A JP4808094 A JP 4808094A JP H072873 A JPH072873 A JP H072873A
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JP
Japan
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ester
compound
salt
acid
reaction
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Application number
JP4808094A
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English (en)
Inventor
Yoshinari Sato
良也 佐藤
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Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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Application filed by Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 式: 【化1】 [式中、R1 は適当な置換基を有していてもよいアリー
ルを表わし、R2 は水素またはアシルを表わす]で示さ
れる化合物およびその医薬として許容される塩。 【効果】 食欲調節系の障害等の治療薬として有用であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コレシストキニン
(CCK)拮抗作用を有する新規三環式化合物に関する
ものであり医療の分野で利用される。
【0002】
【従来の技術】三環式化合物は知られているが、この発
明の下記式(I)で示される三環式化合物は知られてい
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明はさらに優れ
た医薬品の開発を意図してなされたものである。
【0004】
【発明の構成】この発明は新規な三環式化合物およびそ
の医薬として許容される塩に関するものである。さらに
詳しくは、この発明は、コレシストキニン(CCK)拮
抗物質であり、従って、嘔吐、膵臓炎、食欲調節系の障
害、痛み、インスリノーマ、胃不全麻痺、膵臓癌、胆の
う疾患(急性胆のう炎、結石など)、腸管平滑筋機能亢
進に関連する疾患(過敏性腸症候群、括約筋痙縮な
ど)、高インシュリン血症、消化不良、吐き気などの治
療および/または予防に有用な新規な三環式化合物およ
びその医薬として許容される塩に関するものである。こ
の発明の三環式化合物は、次式(I)によって表わすこ
とができる。
【化2】 [式中、R1 は適当な置換基を有していてもよいアリー
ルを表わし、R2 は水素またはアシルを表わす]本発明
によれば、該新規三環式化合物(I)は、下記の式に示
す各方法により製造できる。
【0005】方法1
【化3】
【0006】方法2
【化4】 [上記式中、R1 は上に定義した通りであり、R3 は有
機基を表わし、R2 aはアシルを表わす。]出発化合物
(II)は、新規であり、次の方法により製造できる。
【0007】方法A
【化5】
【化6】
【化7】 [式中、R1 およびR3 は各々上に定義した通りであ
り、X1 はハロゲンを、X2 はハロゲンを、R4 はモノ
(またはジまたはトリ)ハロ(低級)アルキルを、X3
はハロゲンをそれぞれ表わす]
【0008】目的化合物(I)の医薬として許容される
好適な塩は、慣用の無毒性塩であり、アルカリ金属塩
(たとえばナトリウム塩、カリウム塩など)、アルカリ
土類金属塩(たとえばカルシウム塩、マグネシウム塩な
ど)などの金属塩、アンモニウム塩、有機塩基塩(たと
えばトリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ピリジ
ン塩、ピコリン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,
N’−ジベンジルエチレンジアミン塩など)、有機酸塩
(たとえば酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、メタンス
ルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、ギ酸塩、トルエン
スルホン酸塩、トリフルオロ酢酸塩など)、無機酸塩
(たとえば塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩な
ど)、アミノ酸(たとえばアルギニン、アスパラギン
酸、グルタミン酸など)との塩などを包含する。本明細
書の上記および後記の説明において、本発明がその範囲
内に包含する種々の定義の好適な例ないし具体例を、以
下に詳細に説明する。「低級」なる語は、とくに断わら
ない限り、炭素原子数が1〜6であることを意味するも
のとする。「高級」なる語は、とくに断わらない限り、
炭素原子数が7〜20であることを意味するものとす
る。好適な「有機基」としては、低級アルキル(たとえ
ばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、
イソブチル、第三級ブチル、ペンチル、ネオペンチル、
第三級ペンチル、ヘキシルなど)、低級アルケニル(た
とえばビニル、1−プロペニル、アリル、1−メチルア
リル、1または2または3−ブテニル、1または2また
は3または4−ペンテニル、1または2または3または
4または5−ヘキセニルなど)、低級アルキニル(たと
えばエチニル、1−プロピニル、プロパルギル、1−メ
チルプロパルギル、1または2または3−ブチニル、1
または2または3または4−ペンチニル、1または2ま
たは3または4または5−ヘキシニルなど)、アリール
(たとえばフェニル、ナフチルなど)、フェニル(低
級)アルキル(たとえばベンジル、フェネチル、フェニ
ルプロピルなど)などのアル(低級)アルキルなどが挙
げられる。好適な「アリール」としては、フェニル、ナ
フチルなどが挙げられる。
【0009】「適当な置換基を有していてもよいアリー
ル」なる表現における好適な「置換基」としては、ハロ
ゲン、アミノ、低級アルキル、低級アルコキシ、モノ
(またはジまたはトリ)ハロ(低級)アルキルなどが挙
げられる。好適な「ハロゲン」ならびに「モノ(または
ジまたはトリ)ハロ(低級)アルキル」なる表現におけ
る好適な「ハロゲン部分」としては、塩素、臭素、フッ
素およびヨウ素が挙げられる。好適な「低級アルコキ
シ」としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソ
プロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、第三級ブトキ
シ、ペンチルオキシ、第三級ペンチルオキシ、ヘキシル
オキシなどが挙げられる。好適な「低級アルキル」なら
びに「モノ(またはジまたはトリ)ハロ(低級)アルキ
ル」なる表現における好適な「低級アルキル部分」とし
ては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、第二級ブチル、第三級ブチル、ペンチ
ル、第三級ペンチル、ヘキシルなどの、炭素原子数1〜
6の直鎖状または分枝鎖状のものが挙げられ、なかでも
好ましいものは炭素原子数1〜4のものである。好適な
「アシル」としては、カルバモイル、脂肪族アシル基、
芳香族環含有アシル基(芳香族アシルと呼ぶ)および複
素環含有アシル基(複素環アシルと呼ぶ)が挙げられ
る。
【0010】該アシルの好適な例を挙げれば、以下の通
りである:カルバモイル;低級または高級アルカノイル
(たとえばホルミル、アセチル、プロパノイル、ブタノ
イル、2−メチルプロパノイル、ペンタノイル、2,2
−ジメチルプロパノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイ
ル、オクタノイル、ノナノイル、デカノイル、ウンデカ
ノイル、ドデカノイル、トリデカノイル、テトラデカノ
イル、ペンタデカノイル、ヘキサデカノイル、ヘプタデ
カノイル、オクタデカノイル、ノナデカノイル、イコサ
ノイルなど)、低級または高級アルコキシカルボニル
(たとえばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、
第三級ブトキシカルボニル、第三級ペンチルオキシカル
ボニル、ヘプチルオキシカルボニルなど)、低級または
高級アルキルスルホニル(たとえばメチルスルホニル、
エチルスルホニルなど)、低級または高級アルコキシス
ルホニル(たとえばメトキシスルホニル、エトキシスル
ホニルなど)などの脂肪族アシル;アロイル(たとえば
ベンゾイル、トルオイル、ナフトイルなど)、アル(低
級)アルカノイル[たとえばフェニル(低級)アルカノ
イル(たとえばフェニルアセチル、フェニルプロパノイ
ル、フェニルブタノイル、フェニルイソブチリル、フェ
ニルペンタノイル、フェニルヘキサノイルなど)、ナフ
チル(低級)アルカノイル(たとえばナフチルアセチ
ル、ナフチルプロパノイル、ナフチルブタノイルなど)
など]、アル(低級)アルケノイル[たとえばフェニル
(低級)アルケノイル(たとえばフェニルプロペノイ
ル、フェニルブテノイル、フェニルメタクリロイル、フ
ェニルペンテノイル、フェニルヘキセノイルなど)、ナ
フチル(低級)アルケノイル(たとえばナフチルプロペ
ノイル、ナフチルブテノイル、ナフチルペンテノイルな
ど)など]、アル(低級)アルコキシカルボニル[たと
えばフェニル(低級)アルコキシカルボニル(たとえば
ベンジルオキシカルボニルなど)など]、アリールオキ
シカルボニル(たとえばフェノキシカルボニル、ナフチ
ルオキシカルボニルなど)、アリールオキシ(低級)ア
ルカノイル(たとえばフェノキシアセチル、フェノキシ
プロピオニルなど)、アリールカルバモイル(たとえば
フェニルカルバモイル、ナフチルカルバモイルなど)、
アリールチオカルバモイル(たとえばフェニルチオカル
バモイルなど)、アリールグリオキシロイル(たとえば
フェニルグリオキシロイル、ナフチルグリオキシロイル
など)、アレーンスルホニル(たとえばベンゼンスルホ
ニル、p−トルエンスルホニルなど)などの芳香族アシ
ル;複素環カルボニル、複素環(低級)アルカノイル
(たとえばチエニルアセチル、チエニルプロパノイル、
チエニルブタノイル、チエニルペンタノイル、チエニル
ヘキサノイル、チアゾリルアセチル、チアジアゾリルア
セチル、テトラゾリルアセチルなど)、複素環(低級)
アルケノイル(たとえば複素環プロペノイル、複素環ブ
テノイル、複素環ペンテノイル、複素環ヘキセノイルな
ど)、複素環グリオキシロイル(たとえばチアゾリルグ
リオキシロイル、チエニルグリオキシロイルなど)など
の複素環アシルが挙げられる。上記「複素環カルボニ
ル」、「複素環(低級)アルカノイル」、「複素環(低
級)アルケノイル」および「複素環グリオキシロイル」
なる表現における好適な複素環部分は、より詳細には、
酸素原子、硫黄原子、窒素原子などのヘテロ原子を少な
くとも1個含有する飽和または不飽和単環式または多環
式複素環基を意味する。
【0011】とくに好ましい複素環基としては、1〜4
個の窒素原子を含有する3〜8員(より好ましくは5ま
たは6員)不飽和複素単環基、たとえばピロリル、ピロ
リニル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジルとそのN
−オキシド、ジヒドロピリジル、ピリミジル、ピラジニ
ル、ピリダジニル、トリアゾリル(たとえば4H−1,
2,4−トリアゾリル、1H−1,2,3−トリアゾリ
ル、2H−1,2,3−トリアゾリルなど)など、1〜
4個の窒素原子を含有する3〜8員(より好ましくは5
または6員)飽和複素単環基、たとえばピロリジニル、
イミダゾリジニル、ピペリジノ、ピペラジニルなど、1
〜4個の窒素原子を含有する不飽和縮合複素環基、たと
えばインドリル、イソインドリル、インドリニル、イン
ドリジニル、ベンゾイミダゾリル、キノリル、イソキノ
リル、インダゾリル、ベンゾトリアゾリル、シンノリニ
ル、キノキサリニルなど、1〜2個の酸素原子と1〜3
個の窒素原子とを含有する3〜8員(より好ましくは5
または6員)不飽和複素単環基、たとえばオキサゾリ
ル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル(たとえば
1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジ
アゾリル、1,2,5−オキサジアゾリルなど)など、
1〜2個の酸素原子と1〜3個の窒素原子とを含有する
3〜8員(より好ましくは5または6員)飽和複素単環
基、たとえばモルホリニル、シドノニルなど、1〜2個
の酸素原子と1〜3個の窒素原子とを含有する不飽和縮
合複素環基、たとえばベンゾオキサゾリル、ベンゾオキ
サジアゾリルなど、1〜2個の硫黄原子と1〜3個の窒
素原子とを含有する3〜8員(より好ましくは5または
6員)不飽和複素単環基、たとえばチアゾリル、イソチ
アゾリル、チアジアゾリル(たとえば1,2,3−チア
ジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4
−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリルな
ど)、ジヒドロチアジニルなど、1〜2個の硫黄原子と
1〜3個の窒素原子とを含有する3〜8員(より好まし
くは5または6員)飽和複素単環基、たとえばチアゾリ
ジニルなど、1〜2個の硫黄原子を含有する3〜8員
(より好ましくは5または6員)不飽和複素単環基、た
とえばチエニル、ジヒドロジチイニル、ジヒドロジチオ
ニルなど、1〜2個の硫黄原子と1〜3個の窒素原子と
を含有する不飽和縮合複素環基、たとえばベンゾチアゾ
リル、ベンゾチアジアゾリルなど、1個の酸素原子を含
有する3〜8員(より好ましくは5または6員)不飽和
複素単環基、たとえばフリルなど、1個の酸素原子と1
〜2個の硫黄原子とを含有する3〜8員(より好ましく
は5または6員)不飽和複素単環基、たとえばジヒドロ
オキサチイニルなど、1〜2個の硫黄原子を含有する不
飽和縮合複素環基、たとえばベンゾチエニル、ベンゾチ
イニルなど、1個の酸素原子と1〜2個の硫黄原子とを
含有する不飽和縮合複素環基、たとえばベンゾオキサチ
イニルなど、などが挙げられる。
【0012】上記のごときアシル部分は、1〜10個の
同一または異なった適当な置換基、たとえばハロゲン
(たとえばフッ素、塩素、臭素またはヨウ素)、ヒドロ
キシ、ニトロ、低級アルキル(たとえばメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第
三級ブチル、ペンチル、ヘキシルなど)、アミノ、保護
されたアミノ、低級アルコキシ(たとえばメトキシ、エ
トキシ、プロポキシ、ブトキシ、第三級ブトキシ、ペン
チルオキシ、ヘキシルオキシなど)、低級アルキルチオ
(たとえばメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イ
ソプロピルチオ、ブチルチオ、イソブチルチオ、第三級
ブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキシルチオなど)、カル
ボキシ、保護されたカルボキシ、N,N−ジ(低級)ア
ルキルアミノ(低級)アルキル(たとえばN,N−ジメ
チルアミノメチル、N,N−ジエチルアミノメチル、
N,N−ジメチルアミノエチル、N,N−ジエチルアミ
ノエチル、N,N−ジプロピルアミノエチル、N,N−
ジメチルアミノプロピル、N,N−ジエチルアミノプロ
ピル、N,N−ジプロピルアミノプロピル、N,N−ジ
ブチルアミノメチル、N,N−ジペンチルアミノメチ
ル、N,N−ジヘキシルアミノメチルなど)、ヒドロキ
シイミノ(低級)アルキル(たとえばヒドロキシイミノ
メチル、ヒドロキシイミノエチル、ヒドロキシイミノプ
ロピル、ヒドロキシイミノブチル、ヒドロキシイミノペ
ンチル、ヒドロキシイミノヘキシルなど)、アリールイ
ミノ(低級)アルキル[たとえばフェニルイミノ(低
級)アルキル(たとえばフェニルイミノメチル、フェニ
ルイミノエチル、フェニルイミノプロピル、フェニルイ
ミノブチル、フェニルイミノペンチル、フェニルイミノ
ヘキシルなど)など]、低級アルカノイル(たとえばホ
ルミル、アセチル、プロパノイル、ブタノイル、ペンタ
ノイル、ヘキサノイルなど)などのアシル、モノ(また
はジまたはトリ)ハロ(低級)アルキル、アリールアミ
ノ(たとえばフェニルアミノなど)などを有していても
よい。好適な「保護されたアミノ」としては、アシルア
ミノなどが挙げられる。「アシルアミノ」なる語におけ
る好適な「アシル部分」としては、上記のごときものが
挙げられる。好適な「保護されたカルボキシ」として
は、エステル化されたカルボキシなどが挙げられる。
【0013】エステル化されたカルボキシのエステル部
分の好適な例としては、低級アルキルエステル(たとえ
ばメチルエステル、エチルエステル、プロピルエステ
ル、イソプロピルエステル、ブチルエステル、イソブチ
ルエステル、第三級ブチルエステル、ペンチルエステ
ル、ヘキシルエステルなど)、少なくとも1個の適当な
置換基を有する低級アルキルエステル、たとえば低級ア
ルカノイルオキシ(低級)アルキルエステル[たとえば
アセトキシメチルエステル、プロピオニルオキシメチル
エステル、ブチリルオキシメチルエステル、バレリルオ
キシメチルエステル、ピバロイルオキシメチルエステ
ル、ヘキサノイルオキシメチルエステル、1(または
2)−アセトキシエチルエステル、1(または2または
3)−アセトキシプロピルエステル、1(または2また
は3または4)−アセトキシブチルエステル、1(また
は2)−プロピオニルオキシエチルエステル、1(また
は2または3)−プロピオニルオキシプロピルエステ
ル、1(または2)−ブチリルオキシエチルエステル、
1(または2)−イソブチリルオキシエチルエステル、
1(または2)−ピバロイルオキシエチルエステル、1
(または2)−ヘキサノイルオキシエチルエステル、イ
ソブチリルオキシメチルエステル、2−エチルブチリル
オキシメチルエステル、3,3−ジメチルブチリルオキ
シメチルエステル、1(または2)−ペンタノイルオキ
シエチルエステルなど]、低級アルカンスルホニル(低
級)アルキルエステル(たとえば2−メシルエチルエス
テルなど)、モノ(またはジまたはトリ)ハロ(低級)
アルキルエステル(たとえば2−ヨードエチルエステ
ル、2,2,2−トリクロロエチルエステルなど)、低
級アルコキシカルボニルオキシ(低級)アルキルエステ
ル(たとえばメトキシカルボニルオキシメチルエステ
ル、エトキシカルボニルオキシメチルエステル、2−メ
トキシカルボニルオキシエチルエステル、1−エトキシ
カルボニルオキシエチルエステル、1−イソプロポキシ
カルボニルオキシエチルエステルなど)、フタリジリデ
ン(低級)アルキルエステル、または、(5−低級アル
キル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)
(低級)アルキルエステル[たとえば(5−メチル−2
−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メチルエ
ステル、(5−エチル−2−オキソ−1,3−ジオキソ
ール−4−イル)メチルエステル、(5−プロピル−2
−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)エチルエ
ステルなど];低級アルケニルエステル(たとえばビニ
ルエステル、アリルエステルなど);低級アルキニルエ
ステル(たとえばエチニルエステル、プロパルギルエス
テルなど);少なくとも1個の適当な置換基を有してい
てもよいアル(低級)アルキルエステル、たとえば少な
くとも1個の適当な置換基を有していてもよいモノ(ま
たはジまたはトリ)フェニル(低級)アルキルエステル
(たとえばベンジルエステル、4−メトキシベンジルエ
ステル、4−ニトロベンジルエステル、フェネチルエス
テル、トリチルエステル、ベンズヒドリルエステル、ビ
ス(メトキシフェニル)メチルエステル、3,4−ジメ
トキシベンジルエステル、4−ヒドロキシ−3,5−ジ
第三級ブチルベンジルエステルなど);少なくとも1個
の適当な置換基を有していてもよいアリールエステル
(たとえばフェニルエステル、4−クロロフェニルエス
テル、トリルエステル、第三級ブチルフェニルエステ
ル、キシリルエステル、メシチルエステル、クメニルエ
ステルなど);フタリジルエステル;などが挙げられ
る。目的化合物(I)の好ましい具体例は次の通りであ
る:R1 が、1〜3個の適当な置換基を有していてもよ
いアリール(より好ましくはフェニル)[より好ましく
は、ハロゲンを有していてもよいフェニル、とくに好ま
しくはハロフェニル]であり、R2 が水素、複素環カル
ボニル[より好ましくは、複素環が1〜4個の窒素原子
を含有する不飽和縮合複素環カルボニル、とくに好まし
くはインドリルカルボニル]、または1〜3個の適当な
置換基を有していてもよいアリールカルバモイル(より
好ましくはフェニルカルバモイル)[より好ましくは、
低級アルキルチオを有していてもよいフェニルカルバモ
イル、とくに好ましくは低級アルキルチオフェニルカル
バモイル]であるもの。
【0014】本発明の目的化合物(I)の製造法を以下
に詳細に説明する。 方法1 化合物(Ia)またはその塩は、化合物(II)または
その塩を化合物(III)またはその塩と反応させるこ
とにより製造できる。化合物(Ia)および(II)の
好適な塩としては、化合物(I)について例示したもの
を挙げることができる。化合物(III)の好適な塩と
しては、化合物(I)について例示した酸付加塩を挙げ
ることができる。この反応は、通常、水、アルコール
(たとえばメタノール、エタノールなど)、ベンゼン、
N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、
塩化メチレン、塩化エチレン、クロロホルム、ジエチル
エーテル、アセトニトニルなどの溶媒または反応に悪影
響を及ぼさないその他の任意の溶媒中で実施する。反応
温度はとくに限定されないが、通常は、冷却下ないし加
温下に反応を実施する。
【0015】方法2 化合物(Ib)またはその塩は、化合物(Ia)または
そのアミノ基における反応性誘導体もしくはそれらの塩
をアシル化反応に付すことにより製造できる。本アシル
化反応に使用すべき好適なアシル化剤としては、式: R2 a−OH (XV) (式中のR2 aは上に定義した通りである。)の化合物ま
たはその反応性誘導体もしくはそれらの塩が挙げられ
る。化合物(Ia)のアミノ基における好適な反応性誘
導体としては、化合物(Ia)とアルデヒド、ケトンな
どのカルボニル化合物との反応により生成するシッフ塩
基型イミノ化合物またはその互変異性体であるエナミン
型異性体;化合物(Ia)とN,O−ビス(トリメチル
シリル)アセトアミド、N−トリメチルシリルアセトア
ミドなどのシリル化合物との反応により生成するシリル
誘導体;化合物(Ia)と三塩化リンまたはホスゲンと
の反応により生成する誘導体などが挙げられる。化合物
(Ia)および(XV)の好適な塩としては、化合物
(I)について例示したものを挙げることができる。化
合物(XV)の好適な反応性誘導体としては、酸ハロゲ
ン化物、酸無水物、活性アミド、活性エステル、イソシ
アナートなどが挙げられる。好適な例としては、酸塩化
物および酸アジド;置換リン酸(たとえばジアルキルリ
ン酸、フェニルリン酸、ジフェニルリン酸、ジベンジル
リン酸、ハロゲン化リン酸など)、ジアルキル亜リン
酸、亜硫酸、チオ硫酸、アルカンスルホン酸(たとえば
メタンスルホン酸、エタンスルホン酸など)、硫酸、ア
ルキル炭酸、脂肪族カルボン酸(たとえばピバル酸、ペ
ンタン酸、イソペンタン酸、2−エチル酪酸、トリクロ
ロ酢酸など)、芳香族カルボン酸(たとえば安息香酸な
ど)などの酸との混合酸無水物;対称酸無水物;イミダ
ゾール、4−置換イミダゾール、ジメチルピラゾール、
トリアゾールまたはテトラゾールとの活性アミド;活性
エステル(たとえばシアノメチルエステル、メトキシメ
チルエステル、ジメチルイミノメチル[(CH32+
=CH−]エステル、ビニルエステル、プロパルギルエ
ステル、p−ニトロフェニルエステル、2,4−ジニト
ロフェニルエステル、トリクロロフェニルエステル、ペ
ンタクロロフェニルエステル、メシルフェニルエステ
ル、フェニルアゾフェニルエステル、フェニルチオエス
テル、p−ニトロフェニルチオエステル、p−クレジル
チオエステル、カルボキシメチルチオエステル、ピラニ
ルエステル、ピリジルエステル、ピペリジルエステル、
8−キノリルチオエステルなど)またはN−ヒドロキシ
化合物(たとえばN,N−ジメチルヒドロキシルアミ
ン、1−ヒドロキシ−2−(1H)−ピリドン、N−ヒ
ドロキシスクシンイミド、N−ヒドロキシベンゾトリア
ゾール、N−ヒドロキシフタルイミド、1−ヒドロキシ
−6−クロロ−1H−ベンゾトリアゾールなど)との活
性エステル;置換または無置換アリールイソシアナー
ト;置換または無置換アリールイソチオシアナート;な
どが挙げられる。これらの反応性誘導体は、使用する化
合物(XV)の種類に応じて、それらのうちから適宜選
択することができる。反応は、通常、慣用の溶媒、たと
えば水、アセトン、ジオキサン、アセトニトリル、クロ
ロホルム、塩化メチレン、塩化エチレン、テトラヒドロ
フラン、酢酸エチル、N,N−ジメチルホルムアミド、
ピリジン、その他の、反応に悪影響を及ぼさない任意の
溶媒中で実施する。これらの慣用の溶媒は水と混合して
用いてもよい。化合物(XV)を遊離酸またはその塩の
形で反応に用いる場合には、N,N’−ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド、N−シクロヘキシル−N’−モルホ
リノエチルカルボジイミド、N−シクロヘキシル−N’
−(4−ジエチルアミノシクロヘキシル)カルボジイミ
ド、N,N’−ジエチルカルボジイミド、N,N’−ジ
イソプロピルカルボジイミド、N−エチル−N’−(3
−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド、N,N−
カルボニルビス(2−メチルイミダゾール)、ペンタメ
チレンケテン−N−シクロヘキシルイミン、ジフェニル
ケテン−N−シクロヘキシルイミン、1−アルコキシ−
1−クロロエチレン、亜リン酸トリアルキル、ポリリン
酸エチル、ポリリン酸イソプロピル、オキシ塩化リン
(塩化ホスホリル)、三塩化リン、塩化チオニル、塩化
オキサリル、トリフェニルホスフィン、2−エチル−7
−ヒドロキシベンゾイソオキサゾリウム塩、水酸化2−
エチル−5−(m−スルホフェニル)イソオキサゾリウ
ム分子内塩、1−(p−クロロベンゼンスルホニルオキ
シ)−6−クロロ−1H−ベンゾトリアゾール、N,N
−ジメチルホルムアミドと塩化チオニル、ホスゲン、オ
キシ塩化リンなどとの反応により調製されるいわゆるビ
ィルスマイヤー試薬などの慣用の縮合剤の存在下で反応
を実施するのが好ましい。反応を、アルカリ金属重炭酸
塩、トリ(低級)アルキルアミン、ピリジン、N−低級
アルキルモルホリン、N,N−ジ(低級)アルキルベン
ジルアミンなどの無機塩基または有機塩基の存在下に実
施することもできる。
【0016】出発化合物(II)の製法を以下に説明す
る。 方法A− 後記調製例1に開示した方法またはそれに類似の方法に
より化合物(IV)またはその塩を化合物(V)または
その塩と反応させることによって、化合物(VI)また
はその塩を調製できる。 方法A− 化合物(VI)またはその塩を化合物(VII)と反応
させることによって、化合物(VIII)またはその塩
を調製できる。この反応は、後記調製例2に開示した方
法またはそれに類似した方法により実施できる。 方法A− 化合物(VIII)またはその塩を化合物(IX)また
はその塩と反応させることによって、化合物(X)また
はその塩を調製できる。この反応は、後記調製例3に開
示した方法またはそれに類似した方法により実施でき
る。 方法A− 化合物(X)またはその塩を化合物(XI)と反応させ
ることによって、化合物(XII)またはその塩を調製
できる。この反応は、慣用の溶媒の存在下または不存在
下に実施できる。反応温度はとくに限定されないが、通
常は、加温ないし加熱下に反応を実施する。
【0017】方法A− 化合物(XII)またはその塩を加水分解に付すことに
よって、化合物(XIII)またはその塩を調製でき
る。加水分解は塩基の存在下で実施でき、好適な塩基と
しては、アルカリ金属水酸化物(たとえば水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウムなど)、アルカリ土類金属水酸化
物(たとえば水酸化マグネシウム、水酸化カルシウムな
ど)、アルカリ金属炭酸塩(たとえば炭酸ナトリウム、
炭酸カリウムなど)、アルカリ土類金属炭酸塩(たとえ
ば炭酸マグネシウム、炭酸カルシウムなど)、アルカリ
金属重炭酸塩(たとえば重炭酸ナトリウム、重炭酸カリ
ウムなど)などの無機塩基が挙げられる。この反応は、
通常、水、アルコール(たとえばメタノール、エタノー
ルなど)、ベンゼン、N,N−ジメチルホルムアミド、
テトラヒドロフラン、ジエチルエーテルなどの溶媒また
は反応に悪影響を及ぼさないその他の任意の溶媒中で実
施する。反応温度はとくに限定されないが、通常は、冷
却下ないし加温下に反応を実施する。 方法A− 化合物(XIII)またはその塩を化合物(XIV)と
反応させることによって、化合物(II)またはその塩
を調製できる。この反応は、通常、トリ(低級)アルキ
ルアミン(たとえばトリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、ジイソプロピルエチルアミンなど)、ジ(低級)ア
ルキルアニリン(たとえばジメチルアニリンなど)など
の塩基の存在下で実施する。この反応は、通常、ベンゼ
ン、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラ
ン、塩化メチレン、塩化エチレン、クロロホルム、ジエ
チルエーテルなどの溶媒または反応に悪影響を及ぼさな
いその他の任意の溶媒中で実施する。反応温度はとくに
限定されないが、通常は、冷却下ないし加温下に反応を
実施する。目的化合物(I)及びその医薬として許容さ
れる塩はCCK拮抗物質であり、それ故、嘔吐、膵臓炎
などの治療薬として有用である。更に目的化合物(I)
及び医薬として許容されるその塩はガストリン拮抗作用
を有することが期待され、潰瘍、胃液分泌過多、Zol
linger−Ellison症候群などの治療及び/
または予防薬としての有用性も期待される。
【0018】目的化合物(I)の有用性を明らかにする
ため、代表的な化合物の薬理活性を以下に示す。 [I]試験化合物 (6RS)−2,3,5,6−テトラヒドロ−6−(2
−インドリルカルボニルアミノ)−5−オキソ−8−
(2−フルオロフェニル)−1,4−チアジノ[2,
3,4−jk][1,4]ベンゾジアゼピン [II]試験: [125I]CCK−8のラット膵臓膜への結合 (i)膜の製造 ラットを断頭して殺し、膵臓全体(約0.7g)を取り
出し、少量の50mMトリス塩酸緩衝液(pH7.4)
に入れて細かく切り刻んだ後、30容量の緩衝液に入れ
てポリトロンホモゲナイザーによりホモゲナイズした。
ホモゲナイズしたものを10分間30000×g(16
000rpm)で遠心分離した。ペレットを、再び同じ
緩衝液中にガラス−テフロンホモゲナイザーによって懸
濁させ、10分間30000×gで遠心分離した。この
手順(洗浄)を更に2回繰り返した。最終のペレット
(膜)はインキュベーション液(下記参照)中に最終た
んぱく質濃度が2mg/mlとなるように懸濁させた。
すべての操作は0〜4℃で行なった。 (ii)レセプター結合検定 インキュベーション液の組成は次の通りである:50m
Mトリス塩酸(pH7.4)、5mM MgCl2、5
mMジチオスレイトール(DTT)、0.14mg/m
lバシトラシン、および0.2%牛血清アルブミン(B
SA)。新しく製造した膜(200μgたんぱく質)は
試験化合物(1×10-8M)が入ったあるいは入ってい
ない、50pM 125I−CCK−8を含んだ500μl
のインキュベーション液入りのプラスチックの試験管内
で37℃で振盪しながら30分間インキュベートした。
非特異的結合を測定するために、1μMのCCK−8を
加えた。夫々の測定はデュプリケートで行なった。反応
混合物をワットマンGF/Bガラスフィルターで濾過す
ることにより反応を止めた。フィルターを0.1%BS
Aを含んだ50mMトリス塩酸(pH7.4)緩衝液で
洗浄した後、フィルターの放射能をカウントした。全結
合量から非特異的結合量を差し引いて特異的結合量を求
めた。試験化合物の効果は、特異的な 125I−CCK−
8結合の抑制率(%)として表された。
【0019】試験結果 抑制率(%):92.5 目的化合物(I)またはその医薬として許容される塩は
通常人を含めて哺乳動物に、カプセル、マイクロカプセ
ル、錠剤、顆粒、粉剤、トローチ、シロップ、エアゾ
ル、吸入剤、溶液、注射剤、懸濁液、エマルジョン等の
ような常用の医薬組成物の形で投与することができる。
この発明の医薬組成物は、例えばしょ糖、スターチ、マ
ンニット、ソルビット、乳糖、グルコース、セルロー
ス、タルク、燐酸カルシウム、炭酸カルシウム等の賦形
剤、例えばセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース、ポリプロピルピロリドン、ゼラチ
ン、アラビアゴム、ポリエチレングリコール、しょ糖、
スターチ等の結合剤、例えばスターチ、カルボキシメチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロースのカルシウ
ム塩、ヒドロキシプロピルスターチ、グリコールスター
チナトリウム、炭酸水素ナトリウム、燐酸カルシウム、
クエン酸カルシウム等の崩解剤、例えばステアリン酸マ
グネシウム、タルク、ラウリル硫酸ナトリウム等の滑
剤、例えばクエン酸、メントール、グリシン、オレンジ
末等の芳香剤、例えば安息香酸ナトリウム、亜硫酸水素
ナトリウム、メチルパラベン、プロピルパラベン等の保
存剤、例えばクエン酸、クエン酸ナトリウム、酢酸等の
安定剤、例えばメチルセルロース、ポリビニルピロリド
ン、ステアリン酸アルミニウム等の懸濁剤、分散剤、例
えば水のような水性希釈剤、例えばカカオ脂、ポリエチ
レングリコール、白灯油等のベースワックスのような医
薬用として常用される種々の有機または無機担体物質を
含んでいることができる。有効成分は通常単位投与量
0.01mg/kgないし50mg/kgを1日1回な
いし4回投与すればよい。しかしながら、上記投与量は
患者の年齢、体重、条件または投与方法によって増減し
てもよい。以下の調製例および実施例は、本発明をより
詳細に説明することだけを目的として示すものである。
【0020】調製例1 3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジン(3
0.2g)と2−フルオロベンゾニトリル(24.2
g)とのトルエン(250ml)溶液に、撹拌下、5℃
に冷却しながら、三塩化ホウ素のトルエン溶液(1.9
1M、110ml)を滴下する。滴下終了後、混合物を
室温で1時間撹拌する。混合物を再び氷浴中で冷却す
る。冷却した混合物に、塩化アルミニウム(28.0
g)を少量ずつに分割して加える。混合物を加温し、1
3時間還流下に加熱する。反応混合物に、撹拌下、氷浴
中で冷却しながら、6N塩酸(65ml)および水(1
30ml)を滴下する。混合物を2時間還流下に加熱
し、一夜室温で放置する。分離した有機層と水層からの
酢酸エチル抽出液とを合せ、6N塩酸で3回、水で2回
洗う。硫酸マグネシウム上で乾燥後、溶媒を減圧下に除
去して、油状物(32.6g)を得る。この油状物をシ
リカゲルクロマトグラフィーに付す。溶離剤としては、
n−ヘキサン、ついでn−ヘキサン、酢酸エチルおよび
クロロホルムの混合物を用いる。所望の画分を合せ、溶
媒を減圧下に蒸発させて、5−(2−フルオロベンゾイ
ル)−3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアジ
ン(9.90g)を赤色油状物として得る。 IR (フィルム) : 3275, 1610, 1505, 1270, 1245, 1211, 11
35, 1100, 985,828, 745 cm-1 NMR (CDCl3,δ) : 2.99-3.04 (2H,m), 3.64-3.90 (2H,
m), 6.42 (1H,t,J=10.0Hz), 7.08-7.43 (7H,m), 9.40
(1H,br s)
【0021】調製例2 5−(2−フルオロベンゾイル)−3,4−ジヒドロ−
2H−1,4−ベンゾチアジン(9.90g)と乾燥ピ
リジン(3.6g)との塩化メチレン(200ml)溶
液に、撹拌下、氷浴中で0〜5℃に冷却しながら、臭化
ブロモアセチル(3.78ml)を滴下する。添加終了
後、混合物を室温で2時間撹拌し、1.5時間還流下に
加熱する。反応混合物を室温で放置し、水で2回洗う。
硫酸マグネシウム上で乾燥後、溶媒を減圧下に除去し
て、油状物(17.6g)を得る。これをシリカゲルク
ロマトグラフィーに付し、クロロホルムで溶出する。所
望の画分を合せ、減圧下に蒸発させる。残留物をジイソ
プロピルエーテル中で粉末化し、濾取して、5−(2−
フルオロベンゾイル)−3,4−ジヒドロ−4−ブロモ
アセチル−2H−1,4−ベンゾチアジン(9.86
g)を黄色粉末として得る。 mp : 106−108℃ IR(ヌジョール): 1662, 1604, 950, 749 cm-1 NMR (CDCl3,δ) : 2.69-2.84 (1H,m), 2.99-3.09 (1H,
m), 3.33-3.47 (1H,m), 3.73 (2H,ABq,J=11.5Hz, 20.6H
z), 4.65-4.76 (1H,m), 7.04-7.81(7H,m)
【0022】調製例3 水素化ナトリウム(4.57g)と塩酸ヒドロキシルア
ミン(9.09g)とのエタノール−水混合溶媒(1:
1、100ml)溶液に、65〜70℃で撹拌しなが
ら、5−(2−フルオロベンゾイル)−3,4−ジヒド
ロ−4−ブロモアセチル−2H−1,4−ベンゾチアジ
ン(10g)のエタノール(30ml)中懸濁液を少量
ずつに分割して加える。混合物を同条件下で2.5時間
撹拌する。エタノールを減圧下に除去して、水性残留物
を得る。この残留物を酢酸エチルで2回抽出し、抽出液
を水で洗い、硫酸マグネシウム上で乾燥する。溶媒を減
圧下に除去して、油状物を得る。これをエタノールとジ
イソプロピルエーテルとの混合物中で粉末化し、濾取
し、ジイソプロピルエーテルで洗い、乾燥して、2,
3,5,6−テトラヒドロ−5−オキソ−8−(2−フ
ルオロフェニル)−1,4−チアジノ[2,3,4−j
k][1,4]ベンゾジアゼピン−7−オキシド(2.
21g)を黄色粉末として得る。 mp : 206−206.5℃ IR(ヌジョール): 1670, 1372, 753 cm-1 NMR (CDCl3,δ) : 3.05 (1H,dt,J=2.8Hz, 12Hz), 3.24
(1H,td,J=2.8Hz,12Hz), 3.44 (1H,dt,J=4Hz, 12Hz), 4.
76 (2H,ABq,J=12.6Hz, 17.4Hz),5.18 (1H,td,J=4Hz, 12
Hz), 6.79-7.51 (8H,m)
【0023】調製例4 2,3,5,6−テトラヒドロ−5−オキソ−8−(2
−フルオロフェニル)−1,4−チアジノ[2,3,4
−jk][1,4]ベンゾジアゼピン−7−オキシド
(2.16g)の塩化メチレン(25ml)溶液に、撹
拌下、氷浴中で冷却しながら、トリフルオロ酢酸無水物
(4.15g)の塩化メチレン(3ml)溶液を滴下す
る。混合物を同条件下で2時間、室温で4時間撹拌す
る。混合物を減圧下に20℃以下で蒸発させる。残留物
にエタノール(50ml)を加え、混合物を飽和重炭酸
ナトリウム水溶液で中和する。生じた混合物を室温で一
夜撹拌する。エタノールを除去して、水性残留物を得
る。この残留物を酢酸エチルで3回抽出し、抽出液を合
せて、水で2回洗う。抽出液を硫酸マグネシウム上で乾
燥後、溶媒を減圧下に除去する。残留物をジイソプロピ
ルエーテル中で粉末化し、濾取して、(6RS)−2,
3,5,6−テトラヒドロ−6−ヒドロキシ−5−オキ
ソ−8−(2−フルオロフェニル)−1,4−チアジノ
[2,3,4−jk][1,4]ベンゾジアゼピン
(1.95g)を白色粉末として得る。 mp : 195℃(分解) IR(ヌジョール): 3240, 1690, 1610, 1600, 1370, 13
08, 1210, 1158,1136, 1020, 770, 745 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.87-3.01 (1H,m), 3.26-3.36 (2
H,m), 4.89 (1H,s),5.00 (1H,td,J=3.4Hz, 13.2Hz), 6.
57 (1H,br s), 6.89-7.64 (8H,m)
【0024】実施例1 (6RS)−2,3,5,6−テトラヒドロ−6−ヒド
ロキシ−5−オキソ−8−(2−フルオロフェニル)−
1,4−チアジノ[2,3,4−jk][1,4]ベン
ゾジアゼピン(1.90g)とジイソプロピルエチルア
ミン(1.13g)との塩化メチレン(30ml)溶液
に、撹拌下、氷浴中で冷却しながら、塩化メタンスルホ
ニル(0.995g)の塩化メチレン(2ml)溶液を
滴下する。混合物を同条件下で1時間、室温で0.5時
間撹拌する。(6RS)−2,3,5,6−テトラヒド
ロ−6−メシルオキシ−5−オキソ−8−(2−フルオ
ロフェニル)−1,4−チアジノ[2,3,4−jk]
[1,4]ベンゾジアゼピンを含有する反応混合物を、
28%アンモニア水(15ml)とアセトニトリル(3
0ml)との混合物中に、30℃で激しく撹拌しなが
ら、注入する。生じた混合物を4時間撹拌する。分離し
た有機層と水層からのクロロホルム抽出液とを合せ、水
で2回洗う。硫酸マグネシウム上で乾燥後、溶媒を減圧
下に除去して、油状物を得る。これをシリカゲルクロマ
トグラフィーに付し、クロロホルムで、ついでクロロホ
ルム−メタノール(50:1)混合物で溶出する。所望
の画分を合せ、減圧下に蒸発させる。残留物をジイソプ
ロピルエーテル中で粉末化し、濾取して、(6RS)−
2,3,5,6−テトラヒドロ−6−アミノ−5−オキ
ソ−8−(2−フルオロフェニル)−1,4−チアジノ
[2,3,4−jk][1,4]ベンゾジアゼピン
(0.79g)を黄色結晶として得る。 mp : 162−164℃(分解) IR(ヌジョール): 3370, 3300, 1685, 1606, 1595, 14
82, 1356, 1310,1210, 1015, 815, 750 cm-1 NMR (CDCl3,δ) : 2.22 (2H,br s), 3.01 (1H,dt,J=3H
z, 12Hz), 3.19 (1H,td,J=3Hz, 12Hz), 3.41 (1H,dt,J=
4Hz, 12Hz), 4.57 (1H,s), 5.20 (1H,td,J=4Hz, 12Hz),
6.9-7.7 (8H,m)
【0025】実施例2
【化8】 (6RS)−2,3,5,6−テトラヒドロ−6−アミ
ノ−5−オキソ−8−(2−フルオロフェニル)−1,
4−チアジノ[2,3,4−jk][1,4]ベンゾジ
アゼピン(163.5mg)とインドール−2−カルボ
ン酸(80.6mg)とのN,N−ジメチルホルムアミ
ド(3ml)溶液に、室温で撹拌下に、1−ヒドロキシ
ベンゾトリアゾール(67.6mg)、N−エチル−
N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
塩酸塩(95.6mg)およびトリエチルアミン(5
0.6mg)を順次加える。混合物を同条件下で7時間
撹拌する。反応混合物を水中に注ぎ、重炭酸ナトリウム
水溶液でpH8に調整する。生じた沈殿を濾取し、水で
洗い、乾燥して、(6RS)−2,3,5,6−テトラ
ヒドロ−6−(2−インドリルカルボニルアミノ)−5
−オキソ−8−(2−フルオロフェニル)−1,4−チ
アジノ[2,3,4−jk][1,4]ベンゾジアゼピ
ン(195.7mg)を黄色粉末として得る。 mp : 245−250℃(分解) IR(ヌジョール): 3390, 3270, 1678, 1645, 1530, 13
72, 1208, 746 cm-1NMR (DMSO-d6,δ) : 2.98-3.09 (1
H,m), 3.20-3.40 (2H,m), 5.0-5.06 (1H,m), 5.70 (1H,
d,J=8.6Hz), 6.9-7.7 (12H,m), 9.63 (1H,d,J=8.6Hz),1
1.7 (1H,s)
【0026】実施例3 (6RS)−2,3,5,6−テトラヒドロ−6−アミ
ノ−5−オキソ−8−(2−フルオロフェニル)−1,
4−チアジノ[2,3,4−jk][1,4]ベンゾジ
アゼピン(100mg)のテトラヒドロフラン(1m
l)溶液に、室温で撹拌下に、3−メチルチオフェニル
=イソシアナート(50.5mg)を加える。混合物を
同条件下で4時間撹拌する。この反応混合物に、ジイソ
プロピルエーテル(4ml)を加え、生じた混合物を
0.5時間放置する。生じた沈殿を濾取し、ジイソプロ
ピルエーテルで洗い、減圧下に乾燥して、(6RS)−
2,3,5,6−テトラヒドロ−6−[N’−(3−メ
チルチオフェニル)ウレイド]−5−オキソ−8−(2
−フルオロフェニル)−1,4−チアジノ[2,3,4
−jk][1,4]ベンゾジアゼピン(110.8m
g)を得る。 mp : 253−255℃ IR(ヌジョール): 3380, 1675, 1640, 1603, 1545, 13
72, 1310 cm-1 NMR (DMSO-d6,δ) : 2.42 (3H,s), 2.96-3.05 (1H,m),
3.32-3.35 (2H,m),4.98-5.05 (1H,m), 5.34 (1H,d,J=8.
4Hz), 6.80-7.62 (12H,m), 9.12(1H,s)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 [式中、R1 は適当な置換基を有していてもよいアリー
    ルを表わし、 R2 は水素またはアシルを表わす]で示される化合物お
    よびその医薬として許容される塩。
JP4808094A 1993-04-29 1994-03-18 三環式化合物 Pending JPH072873A (ja)

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