JPH07290675A - 化粧シート - Google Patents

化粧シート

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JPH07290675A
JPH07290675A JP11347594A JP11347594A JPH07290675A JP H07290675 A JPH07290675 A JP H07290675A JP 11347594 A JP11347594 A JP 11347594A JP 11347594 A JP11347594 A JP 11347594A JP H07290675 A JPH07290675 A JP H07290675A
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JP
Japan
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resin layer
sheet
decorative sheet
thermoplastic resin
decorative
Prior art date
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Pending
Application number
JP11347594A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanori Matsuzawa
孝教 松沢
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋼板等へ熱ラミネートしても表面にクラック
が発生せず、しかも表面物性の良好な化粧シートを提供
する。 【構成】 基材シート1の表面に柄印刷層2を有し、そ
の上に熱可塑性樹脂層3を設け、該熱可塑性樹脂層3の
表面にはエンボス模様4を施し、更にその上に、少なく
ともウレタンアクリレートオリゴマー、単官能モノマ
ー、多官能モノマー、光開始剤を含む塗料を塗布し、こ
れを紫外線硬化させることにより形成されたUV樹脂層
5を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアー、間仕切り等の
建材や、冷蔵庫、洗濯機等の家電製品などに用いられる
鋼板のラミネート用に好適な化粧シートに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】このような鋼板ラミネート用の化粧シー
トとして従来は、耐熱性を付与した塩ビシートに柄を印
刷し、加熱で透明塩ビシートと貼り合わせながら表面に
エンボス加工を施した耐熱塩ビシートが用いられてい
た。
【0003】ところで鋼板ラミネート用の化粧シートと
しては表面が鏡面仕上げであることが望ましいが、従来
の耐熱塩ビシートは表面がエンボスロールによる表現の
ため、艶ムラ、塗装感に乏しく鏡面仕上げは困難であっ
た。また、耐摩耗性、耐汚染性、耐薬品性、耐溶剤性等
が十分でないという問題があった。
【0004】かかる問題を解決する方法として、上記耐
熱塩ビシートの表面に紫外線硬化型樹脂で形成されたU
V樹脂層を設けた化粧シートを使用することが考えられ
る。
【0005】しかしながら、従来の一般の紫外線硬化型
樹脂自体の硬化後の伸び率は20%前後であった事と、
上記従来の耐熱塩ビシートに用いられる可塑剤量は30
phr前後であった事から、耐熱塩ビシートの上にUV
樹脂層を設けた化粧シートを鋼板の表面にラミネートす
る際、鋼板表面を200℃前後に加熱するため、塩ビシ
ートとUV樹脂層との伸縮の度合いが異なり、伸縮率の
小さいUV樹脂層にクラックが入ってしまい、鋼板への
ラミネートは困難であった。また、鋼板ラミネート時に
化粧シートへ加えるテンションを少し下げてラミネート
すると、ラミネート条件が狭くなり、しわ、フレア等の
原因になってしまうので好ましくない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問
題に鑑み為されたものであり、その目的とするところ
は、鋼板等へラミネートしても表面にクラックが発生せ
ず、しかも表面物性の良好な化粧シートを提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の化粧シートは、基材シートの表面に所望の
柄印刷層を設け、その上に熱可塑性樹脂層を設け、さら
にその上にUV樹脂層を設けてなる化粧シートにおい
て、前記UV樹脂層は、少なくともウレタンアクリレー
トオリゴマー、単官能モノマー、多官能モノマー、光開
始剤を含む塗料を塗布し、これを紫外線硬化させること
により形成されたことを特徴としている。
【0008】また、本発明の化粧シートは、前記UV樹
脂層は鉛筆引っかき試験による鉛筆硬度がHBであるこ
とを特徴としている。
【0009】また、本発明の化粧シートは、前記基材シ
ートおよび熱可塑性樹脂層のそれぞれに含まれる可塑剤
量が0〜15phrであることを特徴としている。
【0010】さらに、本発明の化粧シートは、前記熱可
塑性樹脂層の表面にエンボス加工を施したことを特徴と
している。
【0011】以下、本発明の構成について更に詳しく説
明する。
【0012】本発明の化粧シートは、例えば図1に示す
ように、基材シート1の表面に柄印刷層2を有し、その
上に熱可塑性樹脂層3を設け、該熱可塑性樹脂層3の表
面にはエンボス模様4を施し、更にその上にUV樹脂層
5を設けた構成である。
【0013】上記基材シート1としては、例えば着色ポ
リ塩化ビニルフィルムが用いられる。該基材シート1
は、熱による伸縮率を低めに抑えるため、一般に塩ビフ
ィルム等に使用されているジオクチルフタレート(DO
P)等の可塑剤の量を通常用いられている量よりも少な
めの0〜15phrの範囲とする事が望ましい。なお、
該基材シート1には、可塑剤の他に、ポリブタジエン等
のゴム質分やその他各種添加剤を含有することが出来
る。また、基材シート1の厚さは特に限定されるわけで
はないが、一般には80〜150μm程度の範囲が適当
である。
【0014】上記柄印刷層2は、化粧シートとしての意
匠性を持たせるため、上記基材シート1の表面に所望の
柄模様をグラビア印刷等の印刷手法によって形成する。
【0015】上記熱可塑性樹脂層3としては、例えば透
明ポリ塩化ビニルフィルムが用いられる。該熱可塑性樹
脂層3についても上記基材シート1同様、熱による伸縮
率を低めに抑えるため、可塑剤の量を通常用いられてい
る量よりも少なめの0〜15phrの範囲とする事が望
ましい。さらに該可塑性樹脂層3には、可塑剤の他に、
ゴム質分やその他各種添加剤を添加することが出来る。
また、熱可塑性樹脂層3の厚さは特に限定されるわけで
はないが、一般には80〜150μm程度の範囲が適当
である。また、該熱可塑性樹脂層3を上記基材シート1
の上に積層する方法としては、熱可塑性樹脂層3として
例えば上記透明ポリ塩化ビニルフィルムを加熱で基材シ
ート1と貼り合わせる方法が容易で一般的である。
【0016】上記エンボス模様4は、化粧シートの意匠
性をさらに向上させるため、上記熱可塑性樹脂層3を基
材シート1と貼り合わせながら同時にエンボスロールを
用いて熱可塑性樹脂層3の表面に所望のエンボス模様を
形成する。
【0017】上記UV樹脂層5は、少なくともウレタン
アクリレートオリゴマー、単官能モノマー、多官能モノ
マー、光開始剤を含み、これに必要に応じて適宜添加し
た光開始助剤、その他添加剤等を含む塗料を上記エンボ
ス模様4を施した熱可塑性樹脂層3上に塗布し、これを
紫外線硬化させることにより形成される。
【0018】本発明に使用するウレタンアクリレートオ
リゴマーは、UV樹脂自体の柔軟性を上げるため、分子
構造中のポリオールの分子量を大きくし(重量平均分子
量Mwが1000〜5000程度)、アルキル鎖を長い
構造にしたものが好ましい。ポリオールの種類としては
ポリエステル、ポリエーテルが挙げられる。
【0019】上記単官能モノマー及び多官能モノマーは
反応性希釈剤として用いられるもので、多官能モノマー
よりも単官能モノマーの方が架橋密度が下がり柔軟性が
上がることから、本発明においては従来の一般的な配合
よりも単官能モノマーの比率を高めることが好ましい。
また、多官能モノマーの内、4官能、6官能といったも
のは例えば2官能に比べて架橋密度が大きくなるので、
本発明においては多官能モノマーとして特に2官能モノ
マーを単独で或いは2官能モノマーの割合を多くして使
用することが好ましい。
【0020】ここで、単官能モノマーの具体例として
は、スチレン、酢酸ビニル、N−ビニルピロリドン、ブ
チルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、
n−ヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレー
ト、n−デシルアクリレート、イソボニルアクリレー
ト、ジシクロペンテニロキシエチルアクリレート、フェ
ノキシエチルアクリレート等が挙げられる。
【0021】また、多官能モノマーの具体例としては、
1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキ
サンジオールジアクリレート、ジエチレングリコールジ
アクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレー
ト、ポリエチレングリコール400ジアクリレート、ト
リプロピレングリコールジアクリレート、ビスフェノー
ルAジエトキシジアクリレート、テトラエチレングリコ
ールジアクリレート、ヒドロキシピバリ酸ネオペンチル
グリコールジアクリレート、トリメチロールプロパント
リアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペン
タエリスリトールヘキサアクリレート等が挙げられる。
【0022】また、上記光開始剤としては、ベンゾイン
系、アセトフェノン系、チオキサンソン系、パーオキシ
ド系等が挙げられる。
【0023】また、上記光開始助剤としては、アミン
系、キノン系等が挙げられる。
【0024】さらに、上記その他添加剤としては、熱重
合禁止剤、充填剤、着色剤、接着付与剤、可塑剤等が挙
げられる。
【0025】一例として、ウレタンアクリレートオリゴ
マーを52.5%、2官能モノマーを10.0%、単官
能モノマーを37.5%の配合としたものを用いて上記
UV樹脂層5を形成した化粧シートの伸び率は、シート
を伸ばしたときにUV樹脂層にクラックが入らない時点
を限界として評価した場合、最大50%程度であり、ま
たこのUV樹脂層の鉛筆引っかき試験による鉛筆硬度が
HBである。つまり、本発明の化粧シートは、鋼板の表
面に熱ラミネートしたとき、熱による基材シート1及び
熱可塑性樹脂層3の伸びにUV樹脂層5が追随でき、ク
ラックが発生することがないので鋼板ラミネートが可能
となる。しかも、物性上も問題のない表面性能が得られ
る。
【0026】上記UV樹脂層5の厚さは特に限定される
わけではないが、得られる柔軟性、表面物性の点から
は、一般に5〜20μm程度の範囲が適当である。
【0027】
【作用】請求項1の発明によると、柔軟性がありしかも
表面物性に問題の無いUV樹脂層が形成されることによ
り、鋼板の表面に熱ラミネートしても、熱による基材シ
ート及び熱可塑性樹脂層の伸びにUV樹脂層が追随でき
るため、クラックが発生することはなく、従来は困難で
あった鋼板ラミネートが可能となる。また、このように
UV樹脂層を形成した化粧シートの鋼板ラミネートが可
能になったことから、従来の鋼板ラミネート用に用いら
れていた耐熱塩ビシートでは困難であった鏡面仕上げが
可能となり、しかも耐摩耗性、耐汚染性、耐薬品性、耐
溶剤性等が著しく向上する。さらに、UV樹脂層が柔軟
性を有するため、例えばVカット、2次曲面加工適性に
優れ、鋼板ラミネート用以外にも広範囲に使用できる。
【0028】請求項2の発明によると、柔軟性がありし
かも化粧材としての物性上全く問題の無い表面性能を有
するUV樹脂層が形成された化粧シートが得られる。
【0029】請求項3の発明によると、基材シート及び
熱可塑性樹脂層の熱による伸縮率が低めに抑えられるた
め、柔軟性を有するUV樹脂層との組み合わせにおい
て、鋼板のラミネート用に好適な化粧シートが得られ
る。
【0030】請求項4の発明によると、意匠性に優れた
化粧シートが得られる。
【0031】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明する。
【0032】厚さ100μmの着色ポリ塩化ビニルシー
ト(理研ビニル工業(株)製、可塑剤含有量8phr)
の表面に、酢酸ビニル/メタアクリル系の印刷インキを
用いてグラビア印刷により所望の柄印刷を行った後、厚
さ100μmの透明ポリ塩化ビニルシート(理研ビニル
工業(株)製、可塑剤含有量12phr)と熱ラミネー
トを行い、同時に該透明ポリ塩化ビニルシートの表面に
エンボスロールで抽象柄のエンボス模様を形成した。
【0033】次に、上記透明ポリ塩化ビニルシートの上
に、UV樹脂(大日精化工業(株)製 TI−103)
をグラビアベタ版を用いて厚さ10μm(乾燥時)に塗
工した後、高圧水銀ランプ120W・cm×2灯×5m
/分の条件により紫外線照射してUV樹脂を硬化させ、
本発明の化粧シートを作製した。
【0034】このようにして作製した化粧シートを鋼板
の表面に熱ラミネートしたところ、表面にクラック等の
発生はなく、良好な状態でラミネートが行えた。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の化
粧シートによれば、柔軟性がありしかも化粧材としての
物性上全く問題の無い表面性能を有するUV樹脂層が形
成されることにより、鋼板の表面に熱ラミネートして
も、熱による基材シート及び熱可塑性樹脂層の伸びにU
V樹脂層が追随できるため、クラックが発生することは
なく、従来は困難であった鋼板ラミネートが可能になる
という優れた効果を奏する。
【0036】また、このようにUV樹脂層を形成した化
粧シートの鋼板ラミネートが可能になったことから、従
来の鋼板ラミネート用に用いられていた耐熱塩ビシート
では困難であった鏡面仕上げが可能となり、しかも耐摩
耗性、耐汚染性、耐薬品性、耐溶剤性等が著しく向上
し、さらには、UV樹脂層が柔軟性を有するため、例え
ばVカット、2次曲面加工適性に優れ、鋼板ラミネート
用途以外にも広範囲に使用できるという効果も奏する。
【0037】また、本発明の化粧シートによれば、基材
シート及び熱可塑性樹脂層のそれぞれに含まれる可塑剤
量を0〜15phrとすることにより、熱による伸縮率
が低めに抑えられるため、柔軟性を有するUV樹脂層と
の組み合わせにおいて、鋼板のラミネート用に好適な化
粧シートが得られる。 また、本発明の化粧シートによ
れば、熱可塑性樹脂層の表面にエンボス加工を施すこと
により、意匠性に優れた化粧シートが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧シートの構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 基材シート 2 柄印刷層 3 熱可塑性樹脂層 4 エンボス模様 5 UV樹脂層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材シートの表面に所望の柄印刷層を設
    け、その上に熱可塑性樹脂層を設け、さらにその上にU
    V樹脂層を設けてなる化粧シートにおいて、前記UV樹
    脂層は、少なくともウレタンアクリレートオリゴマー、
    単官能モノマー、多官能モノマー、光開始剤を含む塗料
    を塗布し、これを紫外線硬化させることにより形成され
    たことを特徴とする化粧シート。
  2. 【請求項2】 前記UV樹脂層は鉛筆引っかき試験によ
    る鉛筆硬度がHBであることを特徴とする請求項1記載
    の化粧シート。
  3. 【請求項3】 前記基材シートおよび熱可塑性樹脂層の
    それぞれに含まれる可塑剤量が0〜15phrであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の化粧シート。
  4. 【請求項4】 前記熱可塑性樹脂層の表面にエンボス加
    工を施したことを特徴とする請求項1記載の化粧シー
    ト。
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