JPH073065B2 - 杭上作業装置及び杭上移動方法 - Google Patents

杭上作業装置及び杭上移動方法

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JPH073065B2
JPH073065B2 JP1110191A JP11019189A JPH073065B2 JP H073065 B2 JPH073065 B2 JP H073065B2 JP 1110191 A JP1110191 A JP 1110191A JP 11019189 A JP11019189 A JP 11019189A JP H073065 B2 JPH073065 B2 JP H073065B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は土木工事において各種機械、資材を運搬する際
に使用される杭上作業装置及びその杭上移動方法に関す
る。
(従来の技術) 各種土木作業等において鋼矢板、鋼管杭、鋼管矢板等の
杭列上を自走移動可能な杭上作業装置が使用されてい
る。
従来の杭上作業装置、例えば杭圧入引抜機は、クランプ
がサドル下端に一体に取付けられ、サドル上に圧入杭を
挾持するチャックの上下動案内用レーダーマストが連結
された構成となっていた。このチャックはクランプより
下方には移動できないため、既設杭列上を自走する時に
はアタッチメントが必要であった。
従来の杭上作業装置の既設杭列上の自走原理を第15図に
基づいて説明する。
第15図(A)に示すように、杭上作業装置の各クランプ
45を既設杭P32〜P34上に設置し、チャック40にアタッチ
メントGを装着する。次に第15図(B)に示すように作
業装置全体を上方に移動させてサドル41を杭幅分移動さ
せる(第15図(C))。次いで第15図(D)に示すよう
に各クランプ45を下降させて杭P33〜P35を把持する。そ
の後杭P31を把持しているアタッチメントGを開放し
て、チャック40と共にアタッチメントGを上昇させ第15
図(A)の状態に戻る。この動作を繰返して杭上作業装
置は既設杭列上を移動していた。
あるいは第16図に示す杭上作業装置は、杭Pを挾持する
一対のクランプ52、52間に補助体53を構成する。この補
助体53の下面に、サブクランプ56を吊下した移動体55を
進行方向に移動可能に設ける。この構成では、クランプ
52とサブクランプ56が交互に上昇、前進、下降を繰り返
して本体の前進あるいは後退を行うのである。
(発明が解決しようとする課題) これら従来の杭上作業装置の上方移動は、一本の杭をア
タッチメントで掴み、クランプの下端が既設杭の上端よ
り上方にある位置まで本体全体を上昇させていた。従っ
て、上昇移動時には重心位置が高く不安定となり危険で
あった。そのうえ、チャックにアタッチメントを装着し
なければならず作業能率が低下する等の問題も生じてい
た。
また橋梁下方での作業など上方に障害物のある現場では
杭天端と障害物下部の寸法が限定されているため、本体
を上昇させると障害物上部に接触することがあり自走移
動できなかった。
また、移動時にクランプを杭の両側に大きく開く構造の
作業装置は機構が複雑で大型化し、第16図に示す作業装
置は、機構と作動が複雑であり支持体を上方に移動させ
なくてはならない。
さらに上記の各クランプとサドル等は一体構成されてい
るため、運搬・積降しをする時に杭上作業装置全体を吊
り上げる能力を持つクレーンや、大型の運搬車両が必要
であった。
この発明は以上の課題を解決し、クランプを杭上作業装
置から取外し可能とすることにより、別々に運搬・積降
しができ且つ杭列上での前進及び後退が可能な杭上作業
装置及びその杭上移動方法を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記課題を解決するため、杭上作業装置は既設
杭を把持するクランプをサドルの下部に設けた前後方向
の係合部に摺動自在かつ着脱自在に嵌合し、前記サドル
上に吊上装置を搭載した本体を前後移動かつ回動可能に
設け、該本体の前端に杭の把持手段を設けたことを特徴
とし、 また杭上作業装置の移動方法は、既設杭列上に吊上装置
を搭載した杭上作業装置を設置し、サドルより離脱して
いるクランプを前記吊上装置で前記杭上作業装置の進行
方向の杭上端に移動し把持させた後、サドルを前進させ
て前記クランプをサドル前端に嵌合させて杭作業装置を
移動させることを特徴としている。
(作用) クランプで杭上端を把持し杭上作業装置を杭上に設置す
る。次にサドルを前方に移動させてサドル最後端のクラ
ンプを分離する。
分離されたクランプの杭の把持状態を解放して吊上手段
で吊上げる。この吊上げられたクランプを装置の進行方
向の前方の杭上端に移動させ把持させる。そして、サド
ルをこのクランプの上部に順次摺動嵌合させていくこと
により杭上を自走移動していく。
(実施例) 本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は杭上作業装置の第1実施例の正面図、第2図は
同平面図、第3図は同右側図である。
本実施例は鋼矢板用の杭上作業装置1であり、サドル3
下方にクランプ機構2を設け、前記サドル3上に本体5
を前後移動且つ回転可能に構成し、該本体5前方にはチ
ャックCを設けている。
クランプ機構2は第4図に示すように把持体7に移動爪
8aと固定爪8bを内設してなり、この移動爪8aを作動させ
ることにより鋼矢板Pを両爪で把持する。
そして前記把持体7上部にスライド部4を構成し、この
スライド部4が後述の嵌合溝6に嵌合し、嵌合溝6より
取外し可能な構成としている。
サドル3は下部に前後方向に嵌合溝6を構成してなり、
該サドル3上に回動かつ前後摺動自在に本体5を取付け
ている。
本体5は、上面を平坦に形成して各種資材、材料の載置
用スペースを形成し、前端に杭の把持手段としてチャッ
クCを上下動可能に固定し、さらに後端に吊上装置9を
設けている。
次に本発明の杭上移動方法を上記構成の杭上作業装置を
用い第6図乃至第11図を参照しながら説明する。
杭上作業装置1をクランプ機構2で既設杭P3〜P5を把持
し既設杭列上に載置する。第6図はその状態を表す正面
図、第7図は平面図である。
次に第8図に示すようにサドル3上で本体5を適宜回転
させる。回転した状態で、杭P1を把持している最後端の
クランプ2aの把持状態を解放して吊上装置9で吊上げ
る。
吊上げたクランプ2aを第9図に示すように進行方向の杭
P7まで移動させこの杭P7を把持させる。そして第9図本
体5を杭幅分前進移動させつつ矢印方向に回転させて杭
列に対し平行状態にもどす。
次にチャックCで杭P8を掴持し、サドル3を第10図矢印
方向に杭幅分移動させる。この移動で第11図に示すよう
に杭P3を把持しているクランプ2bがサドル3より離脱
し、杭P6を把持しているクランプ2cがサドル3に嵌合し
てくる。
以上の動作を反復させることにより杭上作業装置1は既
設杭P列上を移動していく。本実施例では、前方向(図
中上方向)を例示したが、後方向(図中下方向)も上記
と同様に可能である。
また本実施例の杭上作業装置1は、チャックCを有して
いるため、杭上を自走移動しながら杭の圧入引抜作業を
継続して行うことができる。
なお、移動に際して、予め多数のクランプを既設杭列上
端に連続して装着しておき、各クランプを順次サドルに
摺動嵌合させることにより移動してもよい。
以上説明したように、本実施例は、スライド部4と嵌合
溝6は必要に応じて分離できるため、クランプ機構2と
本体5とを別個に吊上げ積載することができ、より小型
のクレーンや運搬車両で運搬、積降し等ができる。
また、クランプ機構2のスライド部4とサドル3の嵌合
溝6が摺動しながら嵌合していくことにより移動するた
め、迅速な移動が可能となる。
また、必要に応じサドル3にスライド部4のブレーキ機
を設けることもできる。
さらに吊上装置9は、サドル3より分離されたクランプ
機構2のほか杭P等を吊上げることもできる。
第12図は鋼管杭あるいは鋼管矢板用の杭上作業装置に使
用するクランプ機構の断面正面図である。このクランプ
機構32は表面を鋼管矢板Pの内周に密着可能に形成した
把持体37と該把持体37にシリンダ機構38を介して取付け
た押圧体37aよりなる。
この把持体37上部に前後方向に嵌合溝36を構成し、サド
ル33下部には前記嵌合溝36と摺動自在に嵌合するスライ
ド部34を構成している。前記スライド部34と嵌合溝36は
各々複数形成してもよい。この杭上作業装置の他の機構
は、前述の鋼矢板用の作業装置と同様であるので省略す
る。
第13図、第14図は、上記各実施例の嵌合溝及びスライド
部の他の実施例の一部断面正面図である。
第13図に示す実施例はサドル13下部にシリンダ機構15を
設け、このシリンダ機構15のロッド15a端部に嵌合体16
を固定し、この嵌合体16に前後方向に摺動嵌合するスラ
イド部14を把持体17上部に構成している。前記構成によ
りシリンダ15、15を作動させて嵌合体16、16を左右に移
動させ、スライド部14の位置を変動させる。
このように本実施例によれば、サドル13に対し把持体17
を第13図中左右方向に位置調整可能となる。
また第14図に示す他の実施例は、サドル23下部に前後方
向にスライド部24を構成する一方、把持体27上部にシリ
ンダ機構25を設け、このシリンダ機構25のロッド25a端
部に嵌合体26を固定して、前記スライド部24がこの嵌合
体26に摺動嵌合する構成としている。この実施例につい
ての作用、効果も前記同様であり把持体であり27を図中
左右方向に対し位置調整が可能となる。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、作業装置よりクランプだ
けを取外すことができるため、大型のクレーンや運搬車
両を使わずに簡便に運搬、積降しすることができる。さ
らに、既設杭列上を移動する際のアタッチメントも不要
で、本体全体を上方に移動させる必要もないため、安全
で作業能率がよくなる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は杭上作業
装置の第1実施例の正面図、第2図は同平面図、第3図
は同右側面図、第4図は同クランプ機構の拡大断面側面
図、第5図は同一部断面平面図、第6図乃至第11図は第
1実施例の作動説明図、第12図はクランプ機構の他の実
施例の断面正面図、第13図と第14図は嵌合溝の他の実施
例の一部断面正面図、第15図は従来例の作動説明図及び
第16図は従来例の他例である。 1……杭上作業装置、2……クランプ機構 2a……クランプ、3、13、23、33……サドル 4、14、24、34……スライド部 5……本体、6、36……嵌合溝 7、17、27、37……把持体 8a……固定爪、8b……移動爪 9……吊上手段、15、25、38……シリンダ機構 16、26……嵌合体、P……杭

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既設杭を把持するクランプをサドルの下部
    に設けた前後方向の係合部に摺動自在かつ着脱自在に嵌
    合し、前記サドル上に吊上装置を搭載した本体を前後移
    動かつ回動可能に設け、該本体の前端に杭の把持手段を
    設けた杭上作業装置。
  2. 【請求項2】既設杭列上にサドル上部に吊上装置を搭載
    した杭上作業装置を設置し、前記サドルの下部より離脱
    しているクランプを前記吊上装置で前記杭上作業装置の
    進行方向の杭上端に移動し把持させた後、サドルを前進
    させて前記クランプをサドル前端に嵌合させて杭作業装
    置を移動させる杭上作業装置の移動方法。
JP1110191A 1989-04-28 1989-04-28 杭上作業装置及び杭上移動方法 Expired - Fee Related JPH073065B2 (ja)

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