JPH07309022A - ドットインパクト式印字ヘッド - Google Patents
ドットインパクト式印字ヘッドInfo
- Publication number
- JPH07309022A JPH07309022A JP10389094A JP10389094A JPH07309022A JP H07309022 A JPH07309022 A JP H07309022A JP 10389094 A JP10389094 A JP 10389094A JP 10389094 A JP10389094 A JP 10389094A JP H07309022 A JPH07309022 A JP H07309022A
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- JP
- Japan
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- armature
- sheet
- permendur
- printing
- damper
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ダンパ部材の制振効果を向上して印字速度の
高速化や印字圧の高圧化を可能とする。 【構成】 アーマチュア3の元位置への復帰時にアーマ
チュア3の衝撃を吸収してアーマチュア3のリバウンド
を抑制するダンパシート7は、フッ素ゴム製の弾性シー
ト8に金属製の硬質シート9をアーマチュア3との当接
部として重合した構造となっている。硬質シート9とし
ては、Fe−Co合金としてのパーメンジュール製のも
のが適用され、具体的にはパーメンジュールを制振効果
および耐久性の両面で良好な550℃乃至600℃の温
度条件下で焼鈍したものが適用されている。
高速化や印字圧の高圧化を可能とする。 【構成】 アーマチュア3の元位置への復帰時にアーマ
チュア3の衝撃を吸収してアーマチュア3のリバウンド
を抑制するダンパシート7は、フッ素ゴム製の弾性シー
ト8に金属製の硬質シート9をアーマチュア3との当接
部として重合した構造となっている。硬質シート9とし
ては、Fe−Co合金としてのパーメンジュール製のも
のが適用され、具体的にはパーメンジュールを制振効果
および耐久性の両面で良好な550℃乃至600℃の温
度条件下で焼鈍したものが適用されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドットインパクト式印
字ヘッドに関する。
字ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】ドットインパクト式印字ヘッドには、電
磁駆動手段により揺動変位して印字ワイヤを印字位置に
駆動するとともに戻しばねにより元位置に復帰して印字
ワイヤを非印字位置に駆動するアーマチュアが設けられ
ているものがある。
磁駆動手段により揺動変位して印字ワイヤを印字位置に
駆動するとともに戻しばねにより元位置に復帰して印字
ワイヤを非印字位置に駆動するアーマチュアが設けられ
ているものがある。
【0003】この種の印字ヘッドでは、アーマチュアの
元位置への復帰時にアーマチュアと当接するダンパシー
トが設けられ、このダンパシートによってアーマチュア
の元位置への復帰時の衝撃を吸収してアーマチュアのリ
バウンドを抑制し、アーマチュアのリバウンドによる重
ね打ちやリボン引っ掛け等の不具合を防止するようにな
っている。そして、ダンパシートとしては、樹脂やゴム
で形成したもの、あるいはゴム製の弾性シートにステン
レス製の硬質シートをアーマチュアとの当接部として重
合したものが用いられている。
元位置への復帰時にアーマチュアと当接するダンパシー
トが設けられ、このダンパシートによってアーマチュア
の元位置への復帰時の衝撃を吸収してアーマチュアのリ
バウンドを抑制し、アーマチュアのリバウンドによる重
ね打ちやリボン引っ掛け等の不具合を防止するようにな
っている。そして、ダンパシートとしては、樹脂やゴム
で形成したもの、あるいはゴム製の弾性シートにステン
レス製の硬質シートをアーマチュアとの当接部として重
合したものが用いられている。
【0004】ところで、近年では、アーマチュアの運動
エネルギを増大して印字速度の高速化や印字圧の高圧化
を図ることが種々検討されている。
エネルギを増大して印字速度の高速化や印字圧の高圧化
を図ることが種々検討されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、アーマチュ
アの運動エネルギを増大すると、ダンパシートを樹脂や
ゴムで形成した従来構造では、ダンパシートに摩耗や変
形が生じて十分な耐久性が得られなくなり、ダンパシー
トをゴム製の弾性シートにステンレス製の硬質シートを
重合した従来構造では、硬質シートへのアーマチュアの
接触により十分な耐久性は得られるものの、アーマチュ
アの元位置への復帰時の衝撃を十分に吸収できなくな
り、いずれの構造でも印字速度の高速化や印字圧の高圧
化が図れないという問題があった。
アの運動エネルギを増大すると、ダンパシートを樹脂や
ゴムで形成した従来構造では、ダンパシートに摩耗や変
形が生じて十分な耐久性が得られなくなり、ダンパシー
トをゴム製の弾性シートにステンレス製の硬質シートを
重合した従来構造では、硬質シートへのアーマチュアの
接触により十分な耐久性は得られるものの、アーマチュ
アの元位置への復帰時の衝撃を十分に吸収できなくな
り、いずれの構造でも印字速度の高速化や印字圧の高圧
化が図れないという問題があった。
【0006】本発明は、アーマチュアの運動エネルギを
増大して印字速度の高速化や印字圧の高圧化を図って
も、十分な耐久性が得られ、しかもアーマチュアの元位
置への復帰時の衝撃を十分に吸収できるドットインパク
ト式印字ヘッドを得ることが目的である。
増大して印字速度の高速化や印字圧の高圧化を図って
も、十分な耐久性が得られ、しかもアーマチュアの元位
置への復帰時の衝撃を十分に吸収できるドットインパク
ト式印字ヘッドを得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るドットイン
パクト式印字ヘッドでは、電磁駆動手段により揺動変位
して印字ワイヤを印字位置に駆動するとともに戻しばね
により元位置に復帰して印字ワイヤを非印字位置に駆動
するアーマチュアと、当該アーマチュアの元位置への復
帰時にアーマチュアと当接するダンパ部材とを有し、ダ
ンパ部材は、ゴム製の弾性部材に金属製の硬質部材をア
ーマチュアとの当接部として重合した構造となってお
り、硬質部材は、550℃乃至600℃の温度条件下で
焼鈍したパーメンジュールで形成されていることを特徴
としている。
パクト式印字ヘッドでは、電磁駆動手段により揺動変位
して印字ワイヤを印字位置に駆動するとともに戻しばね
により元位置に復帰して印字ワイヤを非印字位置に駆動
するアーマチュアと、当該アーマチュアの元位置への復
帰時にアーマチュアと当接するダンパ部材とを有し、ダ
ンパ部材は、ゴム製の弾性部材に金属製の硬質部材をア
ーマチュアとの当接部として重合した構造となってお
り、硬質部材は、550℃乃至600℃の温度条件下で
焼鈍したパーメンジュールで形成されていることを特徴
としている。
【0008】
【作用】本発明によれば、ダンパ部材がゴム製の弾性部
材にステンレスよりも制振効果の高いパーメンジュール
製の硬質部材をアーマチュアとの当接部として重合した
構造となっているので、ダンパ部材をゴム製の弾性部材
にステンレス製の硬質部材を重合した従来構造よりも制
振効果が向上する。
材にステンレスよりも制振効果の高いパーメンジュール
製の硬質部材をアーマチュアとの当接部として重合した
構造となっているので、ダンパ部材をゴム製の弾性部材
にステンレス製の硬質部材を重合した従来構造よりも制
振効果が向上する。
【0009】また、硬質部材としては、パーメンジュー
ルをステンレスと同程度の硬度が得られる550℃乃至
600℃の温度条件下で焼鈍したものが適用されている
ので、ダンパ部材をゴム製の弾性部材にステンレス製の
硬質部材を重合した従来構造と同程度の耐久性が得られ
る。
ルをステンレスと同程度の硬度が得られる550℃乃至
600℃の温度条件下で焼鈍したものが適用されている
ので、ダンパ部材をゴム製の弾性部材にステンレス製の
硬質部材を重合した従来構造と同程度の耐久性が得られ
る。
【0010】したがって、ダンパ部材をゴム製の弾性部
材にステンレス製の硬質部材を重合した従来構造と比較
すると、ダンパ部材の制振効果が耐久性の低下なく向上
し、これによりアーマチュアの運動エネルギを増大して
印字速度の高速化や印字圧の高圧化を図っても、十分な
耐久性が得られ、しかもアーマチュアの元位置への復帰
時の衝撃を十分に吸収できる。
材にステンレス製の硬質部材を重合した従来構造と比較
すると、ダンパ部材の制振効果が耐久性の低下なく向上
し、これによりアーマチュアの運動エネルギを増大して
印字速度の高速化や印字圧の高圧化を図っても、十分な
耐久性が得られ、しかもアーマチュアの元位置への復帰
時の衝撃を十分に吸収できる。
【0011】なお、パーメンジュールを生材そのまま、
または600℃を越える温度、あるいは550℃未満の
温度で焼鈍すると、ステンレスよりも硬度が低下し、ダ
ンパ部材をゴム製の弾性部材にステンレス製の硬質部材
を重合した従来構造と同程度の耐久性が得られなくな
る。
または600℃を越える温度、あるいは550℃未満の
温度で焼鈍すると、ステンレスよりも硬度が低下し、ダ
ンパ部材をゴム製の弾性部材にステンレス製の硬質部材
を重合した従来構造と同程度の耐久性が得られなくな
る。
【0012】
【実施例】本発明が適用されたドットインパクト式印字
ヘッドを図面に基いて説明する。この印字ヘッドでは、
図1に示されるようにヘッドフレーム1に支持ピン2を
介してアーマチュア3の一端部が揺動可能に軸支され、
このアーマチュア3の他端部に印字ワイヤ4の一端部が
固着されている。
ヘッドを図面に基いて説明する。この印字ヘッドでは、
図1に示されるようにヘッドフレーム1に支持ピン2を
介してアーマチュア3の一端部が揺動可能に軸支され、
このアーマチュア3の他端部に印字ワイヤ4の一端部が
固着されている。
【0013】アーマチュア3の周囲には、図示しないコ
イルが巻装されて当該コイルへの通電によりアーマチュ
ア3を吸着して印字ワイヤ1を印字位置に駆動する電磁
駆動手段としてのコア5と、コイルへの通電を停止した
ときにアーマチュア3をコア5から離反する元位置に復
帰させて印字ワイヤ1を非印字位置に駆動する圧縮コイ
ルスプリング6と、アーマチュア3の元位置への復帰時
にアーマチュア3と当接するダンパ部材としてのダンパ
シート7とが設けられている。
イルが巻装されて当該コイルへの通電によりアーマチュ
ア3を吸着して印字ワイヤ1を印字位置に駆動する電磁
駆動手段としてのコア5と、コイルへの通電を停止した
ときにアーマチュア3をコア5から離反する元位置に復
帰させて印字ワイヤ1を非印字位置に駆動する圧縮コイ
ルスプリング6と、アーマチュア3の元位置への復帰時
にアーマチュア3と当接するダンパ部材としてのダンパ
シート7とが設けられている。
【0014】ダンパシート7はアーマチュア3の元位置
への復帰時にアーマチュア3の衝撃を吸収してアーマチ
ュア3のリバウンドを抑制し、アーマチュア3のリバウ
ンドによる重ね打ちやリボン引っ掛け等の不具合を防止
するようになっている。
への復帰時にアーマチュア3の衝撃を吸収してアーマチ
ュア3のリバウンドを抑制し、アーマチュア3のリバウ
ンドによる重ね打ちやリボン引っ掛け等の不具合を防止
するようになっている。
【0015】このダンパシート7は、弾性部材としての
ゴム製の弾性シート8に硬質部材としての金属製の硬質
シート9をアーマチュア3との当接部として重合した構
造となっている。弾性シート8としては、フッ素ゴム製
のものが適用されている。硬質シート9としては、Fe
−Co合金としてのパーメンジュール製のものが適用さ
れ、具体的にはパーメンジュールを550℃乃至600
℃の温度条件下で焼鈍したものが適用されている。な
お、パーメンジュールとしては、鉄(Fe)、コバルト
(Co)のみで組成されるものの他、鉄(Fe)、コバ
ルト(Co)に加えてバナジウム(V)等が含まれるも
のも勿論適用可能である。
ゴム製の弾性シート8に硬質部材としての金属製の硬質
シート9をアーマチュア3との当接部として重合した構
造となっている。弾性シート8としては、フッ素ゴム製
のものが適用されている。硬質シート9としては、Fe
−Co合金としてのパーメンジュール製のものが適用さ
れ、具体的にはパーメンジュールを550℃乃至600
℃の温度条件下で焼鈍したものが適用されている。な
お、パーメンジュールとしては、鉄(Fe)、コバルト
(Co)のみで組成されるものの他、鉄(Fe)、コバ
ルト(Co)に加えてバナジウム(V)等が含まれるも
のも勿論適用可能である。
【0016】次にパーメンジュールの特性実験例につい
て説明する。鉄(Fe)49重量%、バナジウム(V)
2重量%、残部がコバルト(Co)でなるパーメンジュ
ールを熱処理せずに生材そのままとしたもの、パーメン
ジュールを600℃の温度条件下で2時間加熱した後に
空冷により焼鈍したもの、パーメンジュールを750℃
の温度条件下で2時間加熱した後に空冷により焼鈍した
もの、パーメンジュールを850℃の温度条件下で2時
間加熱した後に空冷により焼鈍したものについて、それ
ぞれの表面硬度を測定してパーメンジュールの焼鈍によ
る硬度特性および内部組織の変化を調べるとともに、そ
れぞれのパーメンジュールを硬質シート9として使用
し、同一条件下で印字駆動してアーマチュアの最大リバ
ウンド量を測定してパーメンジュールの焼鈍による制振
特性を調べた。
て説明する。鉄(Fe)49重量%、バナジウム(V)
2重量%、残部がコバルト(Co)でなるパーメンジュ
ールを熱処理せずに生材そのままとしたもの、パーメン
ジュールを600℃の温度条件下で2時間加熱した後に
空冷により焼鈍したもの、パーメンジュールを750℃
の温度条件下で2時間加熱した後に空冷により焼鈍した
もの、パーメンジュールを850℃の温度条件下で2時
間加熱した後に空冷により焼鈍したものについて、それ
ぞれの表面硬度を測定してパーメンジュールの焼鈍によ
る硬度特性および内部組織の変化を調べるとともに、そ
れぞれのパーメンジュールを硬質シート9として使用
し、同一条件下で印字駆動してアーマチュアの最大リバ
ウンド量を測定してパーメンジュールの焼鈍による制振
特性を調べた。
【0017】この結果、図2に示されるように、パーメ
ンジュールを熱処理せずに生材そのままとしたもので
は、硬度がビッカース硬度でHv383〜391の範囲
内であり、内部組織には加工による繊維状のスジが認め
られ、パーメンジュールを600℃の温度条件下で2時
間加熱した後に空冷により焼鈍したものでは、硬度がビ
ッカース硬度でHv391〜418の範囲内であり、内
部組織には一部に結晶粒が認められ、パーメンジュール
を750℃の温度条件下で2時間加熱した後に空冷によ
り焼鈍したものでは、硬度がビッカース硬度でHv22
8〜240の範囲内であり、内部組織には全域に亘って
結晶粒が認められ、パーメンジュールを850℃の温度
条件下で2時間加熱した後に空冷により焼鈍したもので
は、硬度がビッカース硬度でHv206〜212の範囲
内であり、内部組織には結晶粒の粗大化が認められた。
そして、パーメンジュールの焼鈍による硬度特性をグラ
フ化すると、図3に示されるように焼鈍温度が600℃
以下のときには硬度が焼鈍温度の上昇に伴って緩やかに
上昇し、焼鈍温度が600℃を越えると、硬度が焼鈍温
度の上昇に伴って急激に降下し、これをSUS304
(ステンレス)の硬度と比較すると、SUS304では
硬度がビッカース硬度でHv400であり、パーメンジ
ュールを550℃乃至600℃の温度条件下で焼鈍した
ときにはパーメンジュールの硬度がSUS304と同程
度になり、パーメンジュールを550℃乃至600℃の
温度温度範囲外で焼鈍または生材そのままとしたときに
は、SUS304よりも低い硬度となることが認められ
る。
ンジュールを熱処理せずに生材そのままとしたもので
は、硬度がビッカース硬度でHv383〜391の範囲
内であり、内部組織には加工による繊維状のスジが認め
られ、パーメンジュールを600℃の温度条件下で2時
間加熱した後に空冷により焼鈍したものでは、硬度がビ
ッカース硬度でHv391〜418の範囲内であり、内
部組織には一部に結晶粒が認められ、パーメンジュール
を750℃の温度条件下で2時間加熱した後に空冷によ
り焼鈍したものでは、硬度がビッカース硬度でHv22
8〜240の範囲内であり、内部組織には全域に亘って
結晶粒が認められ、パーメンジュールを850℃の温度
条件下で2時間加熱した後に空冷により焼鈍したもので
は、硬度がビッカース硬度でHv206〜212の範囲
内であり、内部組織には結晶粒の粗大化が認められた。
そして、パーメンジュールの焼鈍による硬度特性をグラ
フ化すると、図3に示されるように焼鈍温度が600℃
以下のときには硬度が焼鈍温度の上昇に伴って緩やかに
上昇し、焼鈍温度が600℃を越えると、硬度が焼鈍温
度の上昇に伴って急激に降下し、これをSUS304
(ステンレス)の硬度と比較すると、SUS304では
硬度がビッカース硬度でHv400であり、パーメンジ
ュールを550℃乃至600℃の温度条件下で焼鈍した
ときにはパーメンジュールの硬度がSUS304と同程
度になり、パーメンジュールを550℃乃至600℃の
温度温度範囲外で焼鈍または生材そのままとしたときに
は、SUS304よりも低い硬度となることが認められ
る。
【0018】また、パーメンジュールを熱処理せずに生
材そのままとしたものを硬質シート9として使用してア
ーマチュアの最大リバウンド量を測定し、これを同一条
件下でパーメンジュールに代えてSUS304を硬質シ
ートとして使用した従来構造と比較すると、図3に示さ
れるようにパーメンジュールにSUS304よりも優れ
た制振効果が認められる。また、パーメンジュールを熱
処理せずに生材そのままとしたものを硬質シート9とし
て使用したものとパーメンジュールを焼鈍して硬質シー
ト9として使用したものとでは、図3に示されるように
後者の最大リバウンド量が前者よりも小さくなり、焼鈍
による制振効果の向上が認められる。また、パーメンジ
ュールを焼鈍したものでは、その焼鈍温度の上昇に伴っ
て最大リバウンド量が小さくなり、焼鈍温度の高度化に
より、より優れた制振効果が認められる。
材そのままとしたものを硬質シート9として使用してア
ーマチュアの最大リバウンド量を測定し、これを同一条
件下でパーメンジュールに代えてSUS304を硬質シ
ートとして使用した従来構造と比較すると、図3に示さ
れるようにパーメンジュールにSUS304よりも優れ
た制振効果が認められる。また、パーメンジュールを熱
処理せずに生材そのままとしたものを硬質シート9とし
て使用したものとパーメンジュールを焼鈍して硬質シー
ト9として使用したものとでは、図3に示されるように
後者の最大リバウンド量が前者よりも小さくなり、焼鈍
による制振効果の向上が認められる。また、パーメンジ
ュールを焼鈍したものでは、その焼鈍温度の上昇に伴っ
て最大リバウンド量が小さくなり、焼鈍温度の高度化に
より、より優れた制振効果が認められる。
【0019】したがって、パーメンジュールを550℃
乃至600℃の温度条件下で焼鈍した硬質シート9は、
表面硬度がSUS304と同程度であり、しかも制振効
果がSUS304よりも優れ、制振効果および耐久性の
両面で良好となっている。なお、パーメンジュールを6
00℃の温度条件下で焼鈍したときが最も硬度が高くな
り、硬質シート9の制振効果および耐久性の両面を考慮
すれば、パーメンジュールを600℃の温度条件下で焼
鈍したものを硬質シート9として用いることが最も望ま
しい。
乃至600℃の温度条件下で焼鈍した硬質シート9は、
表面硬度がSUS304と同程度であり、しかも制振効
果がSUS304よりも優れ、制振効果および耐久性の
両面で良好となっている。なお、パーメンジュールを6
00℃の温度条件下で焼鈍したときが最も硬度が高くな
り、硬質シート9の制振効果および耐久性の両面を考慮
すれば、パーメンジュールを600℃の温度条件下で焼
鈍したものを硬質シート9として用いることが最も望ま
しい。
【0020】上記構成によれば、ダンパシート7がフッ
素ゴム製の弾性シート8にSUS304よりも制振効果
の高いパーメンジュール製の硬質シート9をアーマチュ
ア3との当接部として重合した構造となっているので、
ダンパシートをゴム製の弾性シートにステンレス製の硬
質シートを重合した従来構造よりも制振効果が向上す
る。
素ゴム製の弾性シート8にSUS304よりも制振効果
の高いパーメンジュール製の硬質シート9をアーマチュ
ア3との当接部として重合した構造となっているので、
ダンパシートをゴム製の弾性シートにステンレス製の硬
質シートを重合した従来構造よりも制振効果が向上す
る。
【0021】また、硬質シート9としては、パーメンジ
ュールをステンレスと同程度の硬度が得られる550℃
乃至600℃の温度条件下で焼鈍したものが適用されて
いるので、ダンパシートをゴム製の弾性シートにステン
レス製の硬質シートを重合した従来構造と同程度の耐久
性が得られる。
ュールをステンレスと同程度の硬度が得られる550℃
乃至600℃の温度条件下で焼鈍したものが適用されて
いるので、ダンパシートをゴム製の弾性シートにステン
レス製の硬質シートを重合した従来構造と同程度の耐久
性が得られる。
【0022】したがって、ダンパシートをゴム製の弾性
シートにステンレス製の硬質シートを重合した従来構造
と比較すると、ダンパシート7の制振効果が耐久性の低
下なく向上し、これによりアーマチュア3の運動エネル
ギを増大して印字速度の高速化や印字圧の高圧化を図っ
ても、十分な耐久性が得られ、しかもアーマチュアの元
位置への復帰時の衝撃を十分に吸収でき、印字速度の高
速化や印字圧の高圧化が可能となる。なお、パーメンジ
ュールを生材そのまま、または600℃を越える温度、
あるいは550℃未満の温度で焼鈍すると、ステンレス
よりも硬度が低下し、ダンパシートをゴム製の弾性シー
トにステンレス製の硬質シートを重合した従来構造と同
程度の耐久性が得られなくなる。
シートにステンレス製の硬質シートを重合した従来構造
と比較すると、ダンパシート7の制振効果が耐久性の低
下なく向上し、これによりアーマチュア3の運動エネル
ギを増大して印字速度の高速化や印字圧の高圧化を図っ
ても、十分な耐久性が得られ、しかもアーマチュアの元
位置への復帰時の衝撃を十分に吸収でき、印字速度の高
速化や印字圧の高圧化が可能となる。なお、パーメンジ
ュールを生材そのまま、または600℃を越える温度、
あるいは550℃未満の温度で焼鈍すると、ステンレス
よりも硬度が低下し、ダンパシートをゴム製の弾性シー
トにステンレス製の硬質シートを重合した従来構造と同
程度の耐久性が得られなくなる。
【0023】次に、本実施例に係るダンパシート7と従
来構造に係るダンパシートとの比較実験例について説明
する。弾性シート8として、肉厚0.3mmのフッ素ゴム
製のゴムシートを使用し、硬質シート9として、600
℃の温度条件下で焼鈍した肉厚0.2mmのパーメンジュ
ール製の金属シートを使用した本実施例に係るダンパシ
ート7と、肉厚0.3mmのフッ素ゴム製のゴムシートに
SUS304製の金属シートをアーマチュアとの当接部
として重合した従来構造に係るダンパシートとを用い、
両者を同一条件下で印字駆動して印字ワイヤの先端位置
の変位状態を測定した。
来構造に係るダンパシートとの比較実験例について説明
する。弾性シート8として、肉厚0.3mmのフッ素ゴム
製のゴムシートを使用し、硬質シート9として、600
℃の温度条件下で焼鈍した肉厚0.2mmのパーメンジュ
ール製の金属シートを使用した本実施例に係るダンパシ
ート7と、肉厚0.3mmのフッ素ゴム製のゴムシートに
SUS304製の金属シートをアーマチュアとの当接部
として重合した従来構造に係るダンパシートとを用い、
両者を同一条件下で印字駆動して印字ワイヤの先端位置
の変位状態を測定した。
【0024】この結果、従来構造に係るダンパシートを
用いた場合には、図4に示されるように印字動作パルス
により印字ワイヤが印字位置に駆動された後に、印字ワ
イヤの先端位置が印字範囲に変位し、2度印字という不
都合が生じた。
用いた場合には、図4に示されるように印字動作パルス
により印字ワイヤが印字位置に駆動された後に、印字ワ
イヤの先端位置が印字範囲に変位し、2度印字という不
都合が生じた。
【0025】これに対し、本実施例に係るダンパシート
7を用いた場合には、図5に示されるように印字動作パ
ルスにより印字ワイヤが印字位置に駆動された後は、印
字ワイヤの先端位置が印字範囲に至らず、2度印字は生
じなかった。
7を用いた場合には、図5に示されるように印字動作パ
ルスにより印字ワイヤが印字位置に駆動された後は、印
字ワイヤの先端位置が印字範囲に至らず、2度印字は生
じなかった。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るドット
インパクト式印字ヘッドでは、ダンパ部材をゴム製の弾
性部材に金属製の硬質部材をアーマチュアとの当接部と
して重合した構造とし、かつ硬質部材としてはステンレ
スよりも制振効果の高いパーメンジュールをステンレス
と同程度の硬度が得られるように550℃乃至600℃
の温度条件下で焼鈍したものを適用したので、ダンパ部
材をゴム製の弾性部材にステンレス製の硬質部材を重合
した従来構造と比較すると、ダンパ部材の制振効果が耐
久性の低下なく向上し、これによりアーマチュアの運動
エネルギを増大して印字速度の高速化や印字圧の高圧化
を図っても、十分な耐久性が得られ、しかもアーマチュ
アの元位置への復帰時の衝撃を十分に吸収でき、印字速
度の高速化や印字圧の高圧化が可能となるという優れた
効果を有する。
インパクト式印字ヘッドでは、ダンパ部材をゴム製の弾
性部材に金属製の硬質部材をアーマチュアとの当接部と
して重合した構造とし、かつ硬質部材としてはステンレ
スよりも制振効果の高いパーメンジュールをステンレス
と同程度の硬度が得られるように550℃乃至600℃
の温度条件下で焼鈍したものを適用したので、ダンパ部
材をゴム製の弾性部材にステンレス製の硬質部材を重合
した従来構造と比較すると、ダンパ部材の制振効果が耐
久性の低下なく向上し、これによりアーマチュアの運動
エネルギを増大して印字速度の高速化や印字圧の高圧化
を図っても、十分な耐久性が得られ、しかもアーマチュ
アの元位置への復帰時の衝撃を十分に吸収でき、印字速
度の高速化や印字圧の高圧化が可能となるという優れた
効果を有する。
【図1】本発明が適用された印字ヘッドの概略構成図
【図2】パーメンジュールの硬度特性を内部組織の顕微
鏡写真と併せて示した特性図
鏡写真と併せて示した特性図
【図3】パーメンジュールの硬度特性および制振特性を
SUS304と比較して示した特性図
SUS304と比較して示した特性図
【図4】従来構造に係るダンパシートを用いたときの印
字ワイヤの印字動作状態図
字ワイヤの印字動作状態図
【図5】本発明に係るダンパシートを用いたときの印字
ワイヤの印字動作状態図
ワイヤの印字動作状態図
3 アーマチュア 4 印字ワイヤ 5 コア(電磁駆動手段) 6 圧縮コイルスプリング(戻しばね) 7 ダンパシート(ダンパ部材) 8 弾性シート(弾性部材) 9 硬質シート(硬質部材)
Claims (1)
- 【請求項1】 電磁駆動手段により揺動変位して印字ワ
イヤを印字位置に駆動するとともに戻しばねにより元位
置に復帰して上記印字ワイヤを非印字位置に駆動するア
ーマチュアと、当該アーマチュアの上記元位置への復帰
時に上記アーマチュアと当接するダンパ部材とを有し、 上記ダンパ部材は、ゴム製の弾性部材に金属製の硬質部
材を上記アーマチュアとの当接部として重合した構造と
なっており、 上記硬質部材は、550℃乃至600℃の温度条件下で
焼鈍したパーメンジュールで形成されていることを特徴
とするドットインパクト式印字ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10389094A JPH07309022A (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | ドットインパクト式印字ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10389094A JPH07309022A (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | ドットインパクト式印字ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07309022A true JPH07309022A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=14366027
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10389094A Pending JPH07309022A (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | ドットインパクト式印字ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07309022A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6789964B2 (en) * | 2002-03-18 | 2004-09-14 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Wire dot printer head |
| JP2007083623A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Toshiba Tec Corp | アーマチュアダンパ、アーマチュアダンパの製造方法及びドットヘッド |
| US7585124B2 (en) | 2005-10-06 | 2009-09-08 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Armature structure and dot head |
| US7645082B2 (en) | 2005-09-22 | 2010-01-12 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Dot head and method of manufacturing armature structure for dot head |
| CN109755074A (zh) * | 2019-01-16 | 2019-05-14 | 三友联众集团股份有限公司 | 一种双触点组件电磁继电器 |
-
1994
- 1994-05-18 JP JP10389094A patent/JPH07309022A/ja active Pending
Cited By (7)
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| US7413358B2 (en) | 2005-09-22 | 2008-08-19 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Armature damper, method of manufacturing armature damper, and dot head |
| US7645082B2 (en) | 2005-09-22 | 2010-01-12 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Dot head and method of manufacturing armature structure for dot head |
| US7585124B2 (en) | 2005-10-06 | 2009-09-08 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Armature structure and dot head |
| CN109755074A (zh) * | 2019-01-16 | 2019-05-14 | 三友联众集团股份有限公司 | 一种双触点组件电磁继电器 |
| CN109755074B (zh) * | 2019-01-16 | 2024-03-19 | 三友联众集团股份有限公司 | 一种双触点组件电磁继电器 |
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