JPH07313778A - ミシンの上軸機構 - Google Patents

ミシンの上軸機構

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JPH07313778A
JPH07313778A JP11289294A JP11289294A JPH07313778A JP H07313778 A JPH07313778 A JP H07313778A JP 11289294 A JP11289294 A JP 11289294A JP 11289294 A JP11289294 A JP 11289294A JP H07313778 A JPH07313778 A JP H07313778A
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JP
Japan
Prior art keywords
upper shaft
sewing machine
shaft mechanism
arm
crank
Prior art date
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Pending
Application number
JP11289294A
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English (en)
Inventor
Takeshi Asano
武志 浅野
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミシンフレームで発生する振動及び騒音を低
減することができるミシンの上軸機構を提供することで
ある。 【構成】 上軸機構で発生する慣性力の垂直方向成分、
水平方向成分の最大値をFV、FHとし、アーム30aの
上下方向と前後方向の剛性をSV/SHとすると、 FV/FH=SV/SH となるように重錘16の取付角度、質量が設定されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミシンの上軸機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のミシンは、一般に、図5に示すよ
うな針棒機構、天秤機構等の往復、揺動運動を行う機構
を有している。詳細には、後述する針棒28、及びその
他を駆動する駆動源としての、少なくとも1つのモータ
10を有しており、そのモータ10の駆動軸と後述する
上軸プーリ14との間にはタイミングベルト12が張架
されている。また、前記上軸プーリ14は、上軸16の
右端部に固定されており、前記タイミングベルト12よ
り伝達される駆動力によって、前記上軸16と共に回動
し得るようになっている。
【0003】さらには、前記上軸16は、図2に示すフ
レーム30のアーム30aに対し、図示しない少なくと
も二箇所の軸受けに水平軸線の周りに回動自在に支持さ
れており、その上軸16の左端部には天秤クランク18
が固定され、さらに、その天秤クランク18には天秤2
0の一端部が回動可能に取り付けられている。また、前
記天秤クランク18には、針棒クランク22が固定され
ており、その針棒クランク22には、コネクティングロ
ッド24の一端部が回動可能に取り付けられている。ま
た、前記コネクティングロッド24の他端部には、針棒
抱き26が回動自在に取り付けられており、その針棒抱
き26には、針棒28が固定されている。
【0004】そして、前記構成によれば、前記モータ1
0の回転は、タイミングベルト12、上軸プーリ14、
上軸16、天秤クランク18、針棒クランク22、コネ
クティングロッド24及び針棒抱き26を介して針棒2
8へと伝達され、これによって、針棒28は垂直方向に
往復運動するようになっている。さらに、上軸16の回
転は、天秤クランク18を介して天秤20へと伝達さ
れ、天秤20が往復、揺動運動するようになっている。
【0005】前記機構の往復、揺動運動から生じる慣性
力は、上軸16の軸受を介してフレーム30を加振する
加振力となり、ミシンに振動及び騒音を発生させる。そ
れに対して、従来のミシンでは、天秤クランク18に前
記慣性力に見合った不つりあい量を持たせ、偏心おもり
として作用させることにより、慣性力をつり合わせてい
た。しかしながら、往復、揺動運動による慣性力を偏心
おもりによって完全につり合わせることは理論的に不可
能であり、針棒28の大きな垂直方向の慣性力をある程
度低減することはできるものの、かえってミシンの前後
方向に慣性力を発生させてしまっていた。今、ここに、
針棒28の慣性力のつり合わせの例を取り上げ、図3及
び図4を用いてこれを説明する。
【0006】上軸一回転中の針棒28の往復運動による
慣性力のベクトル軌跡は図3(a)のようになり、これ
に対し偏心おもりを上軸に取り付けることによる慣性力
の変化は図3(b)のようになる。針棒28の往復質量
に相当する偏心質量を取り付ければ、図4(a)のよう
に垂直方向の慣性力を小さくすることができるが、逆に
前後方向の慣性力が大きく残る。また、取り付ける偏心
質量が小さければ、図4(b)のように、垂直方向の慣
性力は図3(a)と比べてあまり小さくならない。この
ため、従来のミシンでは、図4(c)のように、垂直方
向の慣性力と水平方向の慣性力とが同程度になるように
偏心質量を設定していた。これにより、針棒28の垂直
方向の慣性力はおよそ半減させることができるが、水平
方向の慣性力もほぼ同程度残っていた。
【0007】実際には、天秤機構の往復揺動運動による
慣性力も含めた状態でのつり合わせを行うので、より複
雑であるが、偏心おもりによって完全につり合わせるこ
とができないのは同様である。従来のミシンでは、これ
ら針棒機構、天秤機構、偏心おもりの全ての慣性力の総
和が、垂直方向と水平方向とで同程度になるように偏心
おもりを設定し、ミシンフレーム30を加振する加振力
の最大値が小さくなるようにしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】処が、ミシンフレーム
30は、図2に示すように、アーム30aとベッド30
bとから構成されており、アーム30aが上下あるいは
前後に振動しやすい構造になっている。ミシンで発生す
る騒音は、前記針棒機構、天秤機構等による慣性力が上
軸機構を支承する軸受を介してアーム30aを加振し、
アーム30aが上下あるいは前後に振動することによっ
て発生するものが比較的大きく、特に工業用ミシンのよ
うに使用回転数が高速な場合にはこの影響が非常に大き
くなる。しかしながら、上述のように、従来のミシンで
は、上軸機構によって発生する慣性力を垂直方向と水平
方向とで同程度になるように設定していた。ミシンアー
ム30aは、必ずしもその剛性が上下方向と前後方向と
で同程度になっているわけではなく、その形状等によ
り、どちらかの方向に高剛性になっているのが普通であ
る。従って、同程度の加振力が与えられた場合には、剛
性の低い方向で大きな振動が発生し、また騒音も大きく
なっていた。
【0009】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、ミシンフレームのアームの上下方
向と前後方向の剛性比に応じて、上軸機構で発生する慣
性力を垂直方向と水平方向に配分することにより、ミシ
ンフレームで発生する振動及び騒音を低減できるミシン
の上軸機構を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のミシンの上軸機構は、ミシンフレームのア
ームに回転可能に支持され、かつ一端部にクランクを有
するミシンの上軸機構において、前記上軸機構で発生す
る慣性力の垂直方向成分と水平方向成分との比率を、前
記アームの上下方向と前後方向との剛性比に略等しくな
るように、前記クランクの質量もしくは取付角を設定し
たものである。
【0011】また、前記クランクに、重錘を着脱可能も
しくは配置変更可能に取着してもよい。
【0012】さらに、前記重錘を、前記クランクに対し
てその軸線の周りに一定範囲内で配置変更可能に支持
し、その配置調節した位置に固定手段によって固定でき
るようにしてもよい。
【0013】
【作用】前記の構成を有する本発明のミシンの上軸機構
によれば、ミシンの起動により、上軸をクランクと共に
回転させた場合、アームの上下方向と前後方向の変形量
が同程度になるので、アームで発生する騒音も上下方向
と前後方向とで同程度となり、全体として振動、騒音が
低減される。
【0014】
【実施例】以下に、本発明を具体化した一実施例を図面
を参照して説明する。
【0015】図1は、針棒機構、天秤機構及び偏心おも
りで構成された上軸機構を示したものである。針棒機
構、天秤機構の構造及び動作は、従来のミシンと同じで
あるので、その詳細な説明を省略する。
【0016】上軸16の一端部に固定された天秤クラン
ク18は、それ自体で偏心おもりとして作用するが、こ
れには、さらに、重錘19が取り付けられている。前記
重錘19は、これに設けられた一対の円弧状の調節孔1
9aと、その各調節孔19aに嵌入して天秤クランク1
8に螺合される固定ねじ21とによって、主軸16の軸
線を中心とする一定範囲内で配置変更可能とされる。そ
の重錘19を配置調節する場合は、前記各固定ねじ21
を緩めて重錘19を適当な位置に配置変更した後、前記
各固定ねじ21を締め付ければよい。なお、前記各固定
ねじ21は固定手段を構成するものである。
【0017】図2において、アーム30aの上下方向、
前後方向の剛性をそれぞれSV,SHとし、図1に示した
上軸機構が発生する慣性力の垂直方向成分、水平方向成
分の最大値をそれぞれFV,FHとすると、アーム30a
の上下方向、前後方向の最大変位XV,XHは、それぞ
れ、 XV=FV/SVH=FH/SH で表される。ここで、 FV/FH=SV/SH となるように、重錘19の取付角度を調節設定するか、
あるいは、適切な重量を有する他の重錘19と交換する
ことにより、 XV=XH となり、アーム30aの上下方向と前後方向の変位が等
しくなる。
【0018】その結果、アーム30aで発生する騒音も
上下方向と前後方向とで同程度となり、全体として振
動、騒音が低減される。
【0019】本発明は、以上詳述した実施例に限定され
るものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種
々の変更を加えることができる。例えば、前記実施例に
おいては、取り付け角度変更可能な重錘19を設けるこ
とによって、上軸機構が発生する慣性力の垂直方向成分
と水平方向成分との比率を容易に変えられるようにして
いるが、予めアーム30aの剛性を実験あるいは数値解
析等により求めておき、それに合うように天秤クランク
の形状を設計してもよい。或は逆に、上軸機構が発生す
る慣性力を予め求めておいて、その鉛直方向成分と水平
方向成分との比率に合わせて、アーム30aの剛性の上
下方向、前後方向の比率を設定して、アーム30aの形
状、材質等を決めてもよい。また、前記実施例では1本
針ミシンの場合について詳述したが、2本針ミシンの場
合にも本発を適用することが可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のミシンの上軸機構によれば、ミシンフレームで発
生する振動及びその振動に基づく騒音を充分に低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】針棒機構、天秤機構及び偏心おもりで構成され
た上軸機構の側面図である。
【図2】ミシンフレームを示す図である。
【図3】重錘の質量を種々変えたときの上軸機構で発生
する慣性力を示す図である。
【図4】重錘の質量を種々変えたときの上軸機構で発生
する慣性力を示す図である。
【図5】従来の天秤機構及び針棒機構の側面図であ。
【符号の説明】
16 上軸 18 天秤クランク 19 重錘 30 ミシンフレーム 30a アーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシンフレームのアームに回転可能に支
    持され、かつ一端部にクランクを有するミシンの上軸機
    構において、 前記上軸機構で発生する慣性力の垂直方向成分と水平方
    向成分との比率を、前記アームの上下方向と前後方向と
    の剛性比に略等しくなるように、前記クランクの質量も
    しくは取付角を設定したことを特徴とするミシンの上軸
    機構。
  2. 【請求項2】 前記クランクに、重錘を着脱可能もしく
    は配置変更可能に取着したことを特徴とする請求項1に
    記載のミシンの上軸機構。
  3. 【請求項3】 前記重錘を、前記クランクに対してその
    軸線の周りに一定範囲内で配置変更可能に支持し、その
    配置調節した位置に固定手段によって固定できるように
    したことを特徴とする請求項2に記載のミシンの上軸機
    構。
JP11289294A 1994-05-26 1994-05-26 ミシンの上軸機構 Pending JPH07313778A (ja)

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JP11289294A JPH07313778A (ja) 1994-05-26 1994-05-26 ミシンの上軸機構

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JP11289294A JPH07313778A (ja) 1994-05-26 1994-05-26 ミシンの上軸機構

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JPH07313778A true JPH07313778A (ja) 1995-12-05

Family

ID=14598126

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JP11289294A Pending JPH07313778A (ja) 1994-05-26 1994-05-26 ミシンの上軸機構

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JP (1) JPH07313778A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008173445A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Sunstar Precision Co Ltd 刺繍ミシンのミシンアーム構造

Cited By (1)

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