JPH0731475U - ダンプ式粉粒体運搬車 - Google Patents

ダンプ式粉粒体運搬車

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JPH0731475U
JPH0731475U JP6674593U JP6674593U JPH0731475U JP H0731475 U JPH0731475 U JP H0731475U JP 6674593 U JP6674593 U JP 6674593U JP 6674593 U JP6674593 U JP 6674593U JP H0731475 U JPH0731475 U JP H0731475U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動的にアウトリガーを張ってからタンクの
昇降を安全に行わせることができるとともに、構成およ
び簡単なダンプ式粉粒体運搬車を安価に得る。 【構成】 車体後部のダンプヒンジ部分3に傾動可能に
支持されたタンク2と、該タンク2の前部を上記傾動可
能に昇降させるホイストシリンダ5と、上記ダンプヒン
ジ部3付近の車体下部に取り付けられて、上記ホイスト
シリンダ5のポート12に伸び側シリンダポートが分岐
接続されたアウトリガー4とを設けて、ポンプ12から
の油圧を三方向切換弁24によって上記ホイストシリン
ダ5および上記アウトリガー4の伸び側シリンダポー
ト、または該アウトリガー4の縮み側シリンダポートへ
切換え供給するようにし、また、該三方向切換弁24の
キャリーポートN側およびドレンタンク13間に接続さ
れて、上記タンク2の下降完了直前および上昇開始直後
に作動するパスバルブ26によって、上記タンク2下降
完了直前から完了まで上記キャリーポートNに背圧を発
生させて上記アウトリガー4を収縮させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、車載の粉粒体収納用タンクの傾動作動とともにアウトリガーの作 動を油圧制御するダンプ式粉粒体運搬車に関する。
【0002】
【従来の技術】
車体上で収容物の排出を行うため、例えば、20度程度に傾動作動させるタン クを設置した標準のバラ車では、アウトリガーを付属させる必要がなく、総重量 20トン,積載量10トンではダンプしても安全であり、標準の収容物としての セメント粉,小麦粉,消石灰などパウダー状の粉体の輸送に適する。
【0003】 ところが、粒状物である生石灰,タンカル粉,比重の大きい鉄粉などはタンク のダンプ角度(傾動角)を40度程度にする必要があり、この場合には、図7に 示すように、車体1の後方下部であって、タンク2のダンプヒンジ部3付近に一 対のアウトリガー4を取り付けて、上記傾動時における車体1の姿勢の安定化を 図っている。
【0004】 なお、このタンク2の前部は車体1に一端が支持されて、昇降自在に伸縮する ホイストシリンダ5により支承されている。
【0005】 6は、車輪、7は、粉体などの排出ホースである。
【0006】 図8は、上記ダンプ式粉粒体運搬車における油圧系統図であり、11は、例え ば、車両のエンジンの回転力を利用して駆動されるコンプレッサ、12は、コン プレッサ11によってドレンタンク13内の作動油を三方向切換弁14を介して ホイストシリンダ5と、他の三方向切換弁15およびアウトリガー4へ選択的に 供給するポンプである。
【0007】 かかる油圧系統では、車両の走行中には、ポンプ12から供給される油圧は三 方向切換弁14,15を介してドレンタンク13に戻されるが、車両を停止させ 、タンク2の傾動により内容物を排出ホース7を通じて排出する場合には、三方 向切換弁15を図中方向へ切換える。
【0008】 これにより、ポンプ12からの油圧は、まず、アウトリガー4の伸び側シリン ダポートへ供給され、縮み側シリンダポートの作動油はドレンタンク13に戻さ れて、このアウトリガー4が伸長する。
【0009】 次に、手動または自動により三方向切換弁14が図中右方向へ切換えられて、 ポンプ12からの油圧がホイストシリンダ5に供給され、これが伸長してタンク 2がダンプヒンジ部3を中心として所定角度まで傾動する。
【0010】 次に、上記内容物の排出が完了した場合には、三方向切換弁14を図中左方向 へ切換える。
【0011】 これにより、ポンプ12から上記アウトリガー4の伸び側シリンダポートへの 油圧の供給を維持しながら、ホイストシリンダ5の作動油をドレンタンク13へ 戻させて、上記タンク2の傾きを水平方向に戻していく。
【0012】 このようにして、タンク2が所定角度以下の傾きにまたは水平となってとき、 三方向切換弁15を図中左方向へ切換える。
【0013】 これにより、ポンプ12からの作動油は三方向切換弁14,15を介してアウ トリガー4の縮み側シリンダポートへ供給され、伸び側シリンダポートの作動油 はドレンタンク13へ戻され、アウトリガー4が収縮して、遂には車両の走行を 可能にする。
【0014】 また、上記アウトリガー4はタンク2の図4に示すような傾動時には、そのタ ンク荷重がダンプヒンジ部3およびホイストシリンダ5にそれぞれ約3対1の割 合で分担され、傾動角度が大きくなるほどタンクヒンジ部3における荷重分担割 合が増加する。
【0015】 一方、積載量が10トン、ダンプ角度(傾動角度)20度が概略アウトリガー 4の不使用可能限界であり、ダンプヒンジ部3における荷重が増加すると、車体 フレームが強度上もたなくなる場合があり、また、総重量規制緩和に伴うタンク の大型化により、上記標準のバラ車などでもアウトリガーが必要になってきてい る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来のダンプ式粉粒体運搬車にあっては、安全上から必 ずアウトリガー4を張ってから、タンク2の昇降(傾動)および停止操作をしな ければならず、この操作手順を誤ると極めて危険であるばかりか、2個のコント ロールバルブ14,15を用いるため、操作や構成の複雑化および大幅なコスト アップを招くという問題点があった。
【0017】 また、電気スイッチやソレノイドバルブを使用してコントロールバルブ14, 15を自動操作しようとすると、さらに一段とコストアップになり、使用部品点 数の増加およびこれによる信頼性の低下を招くなどの問題点があった。
【0018】 この発明は上記のような従来の問題点を解消するためになされたものであり、 自動的にアウトリガーを張ってからタンクの昇降を行わせることができるととも に、構成および操作が簡単なダンプ式粉粒体運搬車を安価に得ることを目的とす る。
【0019】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかるダンプ式粉粒体運搬車は、車体後部のダンプヒンジ部分に傾 動可能に支持されたタンクと、該タンクの前部を上記傾動可能に昇降させるホイ ストシリンダと、上記ダンプヒンジ部付近の車体下部に取り付けられて、上記ホ イストシリンダのポートに伸び側シリンダポートが分岐接続されたアウトリガー とを設けて、ポンプからの油圧を三方向切換弁によって上記ホイストシリンダお よび上記アウトリガーの伸び側シリンダポート、または該アウトリガーの縮み側 シリンダポートへ切換え供給するようにし、また、該三方向切換弁のキャリーポ ート側およびドレンタンク間に接続されて、上記タンクの下降完了直前および上 昇開始直後に作動するパスバルブによって、上記タンク下降完了直前から完了ま で上記キャリーポートに背圧を発生させて上記アウトリガーを収縮させるように したものである。
【0020】
【作用】
この発明におけるダンプ式粉粒体運搬車は、単動シリンダであるホイストシリ ンダのポート油圧を分岐させて、アウトリガーの伸び側シリンダポートに接続し 、これにより、アウトリガーの伸長後に自動的にホイストシリンダによるタンク の上昇(傾動)を可能にする。
【0021】 また、コントロールバルブのキャリーポートから作動油をパスバルブを介して ドレンタンクに戻せるようにし、さらにパスバルブの前部で分岐した作動油をア ウトリガーの縮みシリンダポートにも供給可能にする。
【0022】 そして、上記パスバルブをタンク下降完了直前およびタンク上昇開始直後に作 動させて、タンク下降完了直前から完了で上記キャリーポートに背圧を発生させ てアウトリガーを収縮させる。
【0023】
【実施例】
以下、この発明の一実施例を図について説明するが、図1は、この発明のダン プ式粉粒体運搬車におけるタンク昇降部を示す油圧系統図であり、同図において 、24は、ポンプ12からの油圧をホイストシリンダ5および上記アウトリガー 4の伸び側シリンダポート、または該アウトリガー4の縮み側シリンダポートN へ切換え供給する三方向切換弁である。
【0024】 また、26は、該三方向切換弁24のキャリーポート側およびドレンタンク1 3間に接続されて、タンク2の下降完了直前および上昇開始直後に作動し、上記 タンク下降完了直前から完了まで上記キャリーポートNに背圧を発生させて上記 アウトリガー4を収縮させるパスバルブである。
【0025】 なお、このパスバルブ26は、タンク2の下部にあって、タンク2の上昇開始 直後および下降完了直前に作動するように、図7の点線で示す位置に設けられて いる。
【0026】 さらに、25は、三方向切換弁24と、アウトリガー4の伸び側シリンダポー トおよび縮み側シリンダポートとの間に接続された各一のチェックバルブ25a ,25bを有するオペレートチェックバルブである。
【0027】 次に、動作について、図2乃至図5を参照しながら説明するが、まず、粉粒体 運搬車が走行中は、図2に示すように、三方向切換弁24が中立位置にあるため 、ポンプ12の油圧がキャリーポートN側を通ってアウトリガー4の縮み側シリ ンダポートに供給されて、アウトリガー4を収縮させるとともに、その収縮圧以 上の油圧はパスバルブ26を介してドレンタンク13に戻される。
【0028】 次に、車両の走行を止めて、タンク2をダンプヒンジ部3を中心に傾動させよ うとする場合には、すなわち、タンク2の内容物を排出ホース7を通じて外へ排 出しようとする場合には、図3に示すように、三方向切換弁24を図中右方向へ 作動させる。
【0029】 この三方向切換弁24の作動により、ポンプ12からの油圧は三方向切換弁2 4を介してホイストシリンダ5のポートおよびオペーレートチェックバルブ25 を介したアウトリガー4の伸び側シリンダポートへ同時に供給される。
【0030】 ところが、この場合においては、タンク2はこれ自身または内容物によって相 当の重量に達しており、上記アウトリガー4の伸び方向への負荷に対して著しく 大きい負荷を負うこととなる、すなわち、荷重に比例した油圧が発生するため、 上記油圧の大部分が当初から上記アウトリガー4の伸び側シリンダポートへ送り 込まれ、アウトリガー4が伸長し、遂には下端が地盤上に接する。
【0031】 このため、その後は、アウトリガー4の伸び方向への負荷も次第に大きくなり 、上記油圧がホイストシリンダ5へも供給されて、このホイストシリンダ5が図 3に示すように伸長していき、次第にタンク2をダンプヒンジ部3を中心に持ち 上げるように傾動させる。
【0032】 そして、このとき、上記タンク2の上昇(傾動)開始直後に、そのタンク2下 部のパスバルブ26が図中左方向へ切換えられて、上記アウトリガー4の上記伸 長を助けるように、これの縮み側シリンダポートから作動油をドレンタンク13 へ戻すように機能する。
【0033】 なお、このとき、ポンプ12からの油圧を受けて、上記アウトリガー4および ホイストシリンダ5は共に伸長状態を維持している。
【0034】 このようにして、タンク2が傾動されて、内容物が排出された後は、上記三方 向切換弁24は図4に示すように左方へ切換制御される。
【0035】 これにより、上記ポンプ12からの油圧は三方向切換弁24のキャリーポート Nを介して、パスバルブ26およびドレンタンク13へと流れるとともに、ホイ ストシリンダ5の作動油も三方向切換弁24を介してドレンタンク13へ戻され る。
【0036】 この結果、上記キャリーポートNおよびホイストシリンダ5のポートには各々 油圧が発生せず、アウトリガー4を張ったまま、タンク2が下降することとなる 。
【0037】 そして、この下降の終了直前となると、図5に示すように、パスバルブ26が タンク2の底部によって図中左方へ押し込められるため、キャリーポートNに背 圧が発生する。
【0038】 これによって、アウトリガー4が収縮していく。つまり、タンク2の下降完了 後にアウトリガー4が収縮,格納される。
【0039】 従って、タンク2の傾動作動中はアウトリガー4によって車体が安定保持され 転倒事故を招くおそれが完全になくなり、安全となる。
【0040】 なお、上記実施例では、パスバルブ26として絞りポートを持つものを示した が、図6に示すような遮断ポートを持つパスバルブ26Aを用いても、同様の効 果を奏する。
【0041】 また、パスバルブ26をソレノイドバルブにし、リミットスイッチによりタン ク2の下降を検知させて、そのソレノイドバルブを作動させるようにしても、多 少構成が複雑かつコストアップになるが同様の効果が得られる。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、車体後部のダンプヒンジ部分に傾動可能に 支持されたタンクと、該タンクの前部を上記傾動可能に昇降させるホイストシリ ンダと、上記ダンプヒンジ部付近の車体下部に取り付けられて、上記ホイストシ リンダのポートに伸び側シリンダポートが分岐接続されたアウトリガーとを設け て、ポンプからの油圧を三方向切換弁によって上記ホイストシリンダおよび上記 アウトリガーの伸び側シリンダポート、または該アウトリガーの縮み側シリンダ ポートへ切換え供給するようにし、また、該三方向切換弁のキャリーポート側お よびドレンタンク間に接続されて、上記タンクの下降完了直前および上昇開始直 後に作動するパスバルブによって、上記タンク下降完了直前から完了まで上記キ ャリーポートに背圧を発生させて上記アウトリガーを収縮させるように構成した ので、自動的にアウトリガーを張ってからタンクの昇降を、安全に行わせること ができるとともに、構成および簡単なダンプ式粉粒体運搬車を安価に得ることが できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるダンプ式粉粒体運搬
車の油圧系統を示す系統図であ。
【図2】図1における油圧系統の一の作動状態を示す作
動説明図である。
【図3】図1における油圧系統の他の作動状態を示す作
動説明図である。
【図4】図1における油圧系統のさらに他の作動状態を
示す作動説明図である。
【図5】図1における油圧系統のまたさらに他の作動状
態を示す作動説明図である。
【図6】図1におけるパスバルブの他の実施例を示す概
念図である。
【図7】一般的なダンプ式粉粒体運搬車を示す側面図で
ある。
【図8】従来のダンプ式粉粒体運搬車の油圧系統を示す
系統図である。
【符号の説明】
2 タンク 3 ダンプヒンジ部 4 アウトリガー 5 ホイストシリンダ 12 ポンプ 13 ドレンタンク 24 三方向切換弁 26 パスバルブ N キャリーポート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体後部のダンプヒンジ部分に傾動可能
    に支持されたタンクと、該タンクの前部を上記傾動可能
    に昇降させるホイストシリンダと、上記ダンプヒンジ部
    付近の車体下部に取り付けられて、上記ホイストシリン
    ダのポートに伸び側シリンダポートが分岐接続されたア
    ウトリガーと、ポンプからの油圧を上記ホイストシリン
    ダおよび上記アウトリガーの伸び側シリンダポート、ま
    たは該アウトリガーの縮み側シリンダポートへ選択的に
    切換え供給する三方向切換弁と、該三方向切換弁のキャ
    リーポート側およびドレンタンク間に接続されて、上記
    タンクの下降完了直前および上昇開始直後に作動し、上
    記タンク下降完了直前から完了まで上記キャリーポート
    に背圧を発生させて上記アウトリガーを収縮させるパス
    バルブとを備えたダンプ式粉粒体運搬車。
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