JPH073189Y2 - ボウストリング原糸 - Google Patents
ボウストリング原糸Info
- Publication number
- JPH073189Y2 JPH073189Y2 JP7252587U JP7252587U JPH073189Y2 JP H073189 Y2 JPH073189 Y2 JP H073189Y2 JP 7252587 U JP7252587 U JP 7252587U JP 7252587 U JP7252587 U JP 7252587U JP H073189 Y2 JPH073189 Y2 JP H073189Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bowstring
- strings
- raw yarn
- yarn
- archery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Artificial Filaments (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、アーチエリーや弓道の弓の弦をつくるボウス
トリング原糸関するもので、強度とクリープ性能にすぐ
れている高性能な弦を提供することを目的とする。
トリング原糸関するもので、強度とクリープ性能にすぐ
れている高性能な弦を提供することを目的とする。
〈従来の技術および考案が解決しようとする問題点〉 弓の弦はアーチエリーにおいては一般にポリエチレンテ
レフタレート繊維(デユポン社 ダクロン )が使われ
ている。これらの糸は弓に弦を張つて放置しておくとし
だいに弦が伸びて行くクリープ現象が生じる。このため
に常に微調整を必要とし、ひいては的中率を悪化させる
こととなる。
レフタレート繊維(デユポン社 ダクロン )が使われ
ている。これらの糸は弓に弦を張つて放置しておくとし
だいに弦が伸びて行くクリープ現象が生じる。このため
に常に微調整を必要とし、ひいては的中率を悪化させる
こととなる。
一方、1975年の第28回アーチエリー世界選手権大会でア
ラミド繊維(デュポン社製ケブラー)を用いた弦が登場
し、その性能がすぐれていたのでその後たちまちの内に
全世界に広まつた。その理由は糸の強力が高いこと、モ
ジユラスが高いこと、さらにクリープが小さいことによ
る。この様にすぐれた性能を有するアラミド繊維である
が、吸湿および吸水時の大きな物性変化があり、天候に
よつて性質が異なる欠点があつた。これはアラミド繊維
の吸湿率が20℃×65%湿度下で4.3%、さらに20℃×100
%湿度下で87%もある事に原因する。この吸湿による物
性変化を防ぐために特殊ワツクスを弦に塗布する試みも
なされているが、その効果は不充分である。
ラミド繊維(デュポン社製ケブラー)を用いた弦が登場
し、その性能がすぐれていたのでその後たちまちの内に
全世界に広まつた。その理由は糸の強力が高いこと、モ
ジユラスが高いこと、さらにクリープが小さいことによ
る。この様にすぐれた性能を有するアラミド繊維である
が、吸湿および吸水時の大きな物性変化があり、天候に
よつて性質が異なる欠点があつた。これはアラミド繊維
の吸湿率が20℃×65%湿度下で4.3%、さらに20℃×100
%湿度下で87%もある事に原因する。この吸湿による物
性変化を防ぐために特殊ワツクスを弦に塗布する試みも
なされているが、その効果は不充分である。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案者は、高強力で高モジユラスでクリープが少な
く、しかも吸湿時の物性変化のない弦について検討した
結果、弦の材料として全芳香族ポリエステル繊維を用い
ることによつて上記要求の全て、特に吸湿時の問題が解
決できることを見出した。
く、しかも吸湿時の物性変化のない弦について検討した
結果、弦の材料として全芳香族ポリエステル繊維を用い
ることによつて上記要求の全て、特に吸湿時の問題が解
決できることを見出した。
ここで云う全芳香族ポリエステルとは一種以上の芳香族
ヒドロキシ酸の、場合によつては芳香族ジオール及び/
又は芳香族二酸との縮合による溶融加工可能な芳香族ポ
リエステル であつて、存在する各成分の少くとも一個
の芳香環が重合体主鎖に寄与しているという意味におい
て全芳香族と称される全芳香族ポリエステルであつて、
異方性溶融相を形成しうるいわゆるサーモトロピツク液
晶性全芳香族ポリエステルを意味する。
ヒドロキシ酸の、場合によつては芳香族ジオール及び/
又は芳香族二酸との縮合による溶融加工可能な芳香族ポ
リエステル であつて、存在する各成分の少くとも一個
の芳香環が重合体主鎖に寄与しているという意味におい
て全芳香族と称される全芳香族ポリエステルであつて、
異方性溶融相を形成しうるいわゆるサーモトロピツク液
晶性全芳香族ポリエステルを意味する。
これらの全芳香族ポリエステルのうち、ヒドロキシ安息
香酸、特にp−ヒドロキシ安息香酸と6−ヒドロキシ−
2−ナフトエ酸とのポリエステル、又更にこれらにp,
p′−ビスフエノールを第3成分として共重合させたポ
リエステルの他、p−ヒドロキシ安息香酸、p,p′−ビ
フエニール、テレフタール酸及び/又はイソフタル酸か
ら成るポリエステルが有用であるが、それらに限定され
るものではなく、本発明の目的を阻害しない限りにおい
て、他の成分のポリマーへの導入を妨げるものではな
い。
香酸、特にp−ヒドロキシ安息香酸と6−ヒドロキシ−
2−ナフトエ酸とのポリエステル、又更にこれらにp,
p′−ビスフエノールを第3成分として共重合させたポ
リエステルの他、p−ヒドロキシ安息香酸、p,p′−ビ
フエニール、テレフタール酸及び/又はイソフタル酸か
ら成るポリエステルが有用であるが、それらに限定され
るものではなく、本発明の目的を阻害しない限りにおい
て、他の成分のポリマーへの導入を妨げるものではな
い。
一般的にこれらの全芳香族ポリエステル繊維は、以下の
ように優れた物理的性能有し、本発明の目的を達成す
る。
ように優れた物理的性能有し、本発明の目的を達成す
る。
強 度 15g/d以上 ヤング率 300g/d以上 切断伸度 6%以下 200℃乾熱収縮率 0.5%以下 120℃熱水中湿熱収縮率 0.3%以下 20℃×65%RH下の吸水率 0.6%以下 熱水中120℃×100時間 60%以上 処理後の強力保持率 特に単量体としてp−ヒドロキシ安息香酸と6、2−ヒ
ドロキシナフトエ酸の共重合体を主成分としたものは、 強 度 20g/d以上 ヤング率 500g/d以上 切断伸度 4%以下 20℃×65%RH下の吸水率 0.1%以下 20℃×95%RH下の吸水率 0.2%以下 の性能を示す。
ドロキシナフトエ酸の共重合体を主成分としたものは、 強 度 20g/d以上 ヤング率 500g/d以上 切断伸度 4%以下 20℃×65%RH下の吸水率 0.1%以下 20℃×95%RH下の吸水率 0.2%以下 の性能を示す。
弦用の原糸とするには合糸した時の集束を良くするため
にロジン系の樹脂で処理する。弦用の原糸はいわゆるマ
ルチフイラメントから成り1500d/1の撚糸や1000d/1の3
本撚や組み糸あるいは1500d/1の2本撚糸などがある
が、本考案ではこれらによる制約はない。アーチエリー
の選手はこれらの原糸を使い自分で弦に仕立てて使用し
ているが、弦の使用本数も弓サイズで異なる。一般的に
は8〜12本使用される。
にロジン系の樹脂で処理する。弦用の原糸はいわゆるマ
ルチフイラメントから成り1500d/1の撚糸や1000d/1の3
本撚や組み糸あるいは1500d/1の2本撚糸などがある
が、本考案ではこれらによる制約はない。アーチエリー
の選手はこれらの原糸を使い自分で弦に仕立てて使用し
ているが、弦の使用本数も弓サイズで異なる。一般的に
は8〜12本使用される。
第1図にアーチエリー弓の略図を示す。図中、1がボウ
ストリングである。第2〜4図にボウストリング用の原
糸の構造図を示す。タイプとして3種が好ましい。第2
図のボウストリング用の原糸は1500デニールのマルチフ
イラメントを2本合糸し3000デニールにして撚をかけた
ものであり、第3図の原糸は1500デニールの撚糸を2本
合わせてさらに撚をかけたものであり、第4図の原糸は
1000デニールの撚糸を3本合わせて組糸としたものであ
る。次に本考案を具体的に実施例と比較例で示す。
ストリングである。第2〜4図にボウストリング用の原
糸の構造図を示す。タイプとして3種が好ましい。第2
図のボウストリング用の原糸は1500デニールのマルチフ
イラメントを2本合糸し3000デニールにして撚をかけた
ものであり、第3図の原糸は1500デニールの撚糸を2本
合わせてさらに撚をかけたものであり、第4図の原糸は
1000デニールの撚糸を3本合わせて組糸としたものであ
る。次に本考案を具体的に実施例と比較例で示す。
実施例1 p−ヒドロキシ安息香酸と6,2−ヒドロキシナフトエ酸
との共重合体からなる溶液液晶ポリマーを用い、溶融防
糸後、不活性ガス中で熱処理を行つて1500d/300fの全芳
香族ポリエステルフイラメントヤーンを作製した。該ヤ
ーンの性能は次の通りであつた。
との共重合体からなる溶液液晶ポリマーを用い、溶融防
糸後、不活性ガス中で熱処理を行つて1500d/300fの全芳
香族ポリエステルフイラメントヤーンを作製した。該ヤ
ーンの性能は次の通りであつた。
強 度 : 26g/d ヤング率 : 600g/d 切断伸度 : 3.8% 吸湿率 20℃× 60%;0.1% 20℃×100%;0.3% この1500dの原糸を2本撚り合わせ(50回/m当り)、粘
着性を付与するためにロジン系の樹脂溶液で処理し、弦
用の原糸とする。弓用原糸の性能を比較例と対比させな
がら第1表に示す。比較例としてアラミド繊維とポリエ
チレンテレフタレート繊維を実施例と同様の処理をし
た。
着性を付与するためにロジン系の樹脂溶液で処理し、弦
用の原糸とする。弓用原糸の性能を比較例と対比させな
がら第1表に示す。比較例としてアラミド繊維とポリエ
チレンテレフタレート繊維を実施例と同様の処理をし
た。
第1図はアーチエリー弓の側面図で、図中1が弦であ
る。第2〜4図はボウストリング原糸の正面図である。
る。第2〜4図はボウストリング原糸の正面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】全芳香族ポリエステル繊維を用いることを
特徴とするボウストリング原糸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7252587U JPH073189Y2 (ja) | 1987-05-14 | 1987-05-14 | ボウストリング原糸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7252587U JPH073189Y2 (ja) | 1987-05-14 | 1987-05-14 | ボウストリング原糸 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63184394U JPS63184394U (ja) | 1988-11-28 |
| JPH073189Y2 true JPH073189Y2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=30916052
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7252587U Expired - Lifetime JPH073189Y2 (ja) | 1987-05-14 | 1987-05-14 | ボウストリング原糸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH073189Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-05-14 JP JP7252587U patent/JPH073189Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63184394U (ja) | 1988-11-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6485829B2 (en) | Polyester modified with polyethylene glycol and pentaerythritol | |
| JPH073189Y2 (ja) | ボウストリング原糸 | |
| CA2126328A1 (en) | High modulus polyester yarn for tire cords and composites | |
| JPH0426118Y2 (ja) | ||
| JPS59106535A (ja) | ポリエステルミシン糸 | |
| JP2503023B2 (ja) | 全芳香族ポリエステル紡績糸の製造方法 | |
| JP2745638B2 (ja) | リボン | |
| JPS54142315A (en) | Amorphous polyester multifilament yarns | |
| JPH0510956B2 (ja) | ||
| JPS54131027A (en) | Crystalline polyester multifilament yarn | |
| JPS63256738A (ja) | 芳香族ポリエステルマルチフイラメント糸 | |
| JPS53126316A (en) | High-oriented undrawn polyester filament | |
| JPS58144136A (ja) | 太物仮撚加工糸の製造方法 | |
| JPS6357941A (ja) | 歯付きベルト | |
| KR950000732B1 (ko) | 폴리에스테르섬유 | |
| JPS6490735A (en) | Guide tape | |
| JP2001159051A5 (ja) | ||
| JPS59125936A (ja) | 嵩高伸縮織編物及びその製造方法 | |
| JPH0229774B2 (ja) | Shusokuseinoryokonakakoito | |
| JPH06128829A (ja) | 高吸水性複合糸 | |
| JPS5915530A (ja) | ポリエステル紡績糸 | |
| JPH02307929A (ja) | 織編物用ポリエステル複合糸条 | |
| JP3270191B2 (ja) | 集球ネット | |
| JPS59179813A (ja) | ポリエステル系複合繊維 | |
| JPH066475Y2 (ja) | コード状ヒーター |