JPH07333792A - ハロゲン化銀写真感光材料用処理液作成キット群 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料用処理液作成キット群

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JPH07333792A
JPH07333792A JP13042494A JP13042494A JPH07333792A JP H07333792 A JPH07333792 A JP H07333792A JP 13042494 A JP13042494 A JP 13042494A JP 13042494 A JP13042494 A JP 13042494A JP H07333792 A JPH07333792 A JP H07333792A
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JP
Japan
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processing
silver halide
photographic light
kit
halide photographic
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JP13042494A
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Noriaki Kurata
典明 倉田
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2種以上の処理液用キットを一つの梱包単位
にまとめて流通や作業現場の整理を簡便にし、しかも該
梱包単位内の各処理液が所定量ずつ分割調製可能にする
ことにより、処理液の必要量に応じて濃厚パート液等の
キットパーツを無駄なく使用できる写真感光材料用処理
液キットを提供する。また、調液がしやすく、誤調液が
されにくい写真用感光材料用処理液キットを提供する。 【構成】 少なくとも2種のハロゲン化銀写真感光材料
用処理液が調整可能な処理液作業キットを一つの梱包単
位にまとめ、かつ、異なる処理工程用の処理液作成キッ
トを互いに混在不能に梱包したハロゲン化銀写真感光材
料用処理液作成キット群。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料用処理液作成キット群に関し、詳しくは、処理槽内の
処理液を新規に満たす際の処理液調液作業を簡便にして
誤調液を防止し、さらに処理槽容量の異なる種々の自動
現像機にたいしても過不足なく処理液作成キットを消費
できるハロゲン化銀写真感光材料用処理液作成キット群
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ハロゲン化銀写真感光材料に
おける現像、漂白、定着、水洗、安定等の一連の現像処
理を自動的に行う自動現像機が知られている。
【0003】かかる自動現像処理装置では、各処理液が
満たされた処理槽内にフィルムやペーパー等の感光材料
を順次送り込んで現像処理がなされるが、各処理液は感
光材料を処理することや、感光材料によって前の処理工
程の処理液が持ち込まれることによって処理能力が低下
するため、感光材料の処理量などに応じて補充処理液を
補充することが行われていた。
【0004】ところで、かかる自動現像機を新規の設置
する場合や、処理液の劣化やコンタミネーション等の事
故、その他の理由により、処理槽に満たされた処理液を
更新しなければならないことがある。このような場合、
補充液を満たしただけでは処理能力が適正でないことが
多い。なぜなら補充液は処理液の劣化を補正するための
もので、濃厚で活性度が大きいなど、直接感光材料を処
理するには適さないからである。特に現像処理工程用の
処理液は、写真性能への影響が大きいことから活性度を
厳密にコントロールする必要がある。
【0005】従って上述の設置や更新等の場合には、補
充液を希釈したり、処理能力を調製するための添加剤
(いわゆるスターター)を添加したり、あるいはその両
方を行って、補充液に対して開始液を呼ばれる処理液を
調製するという複雑な操作を必要としていた。
【0006】一方、補充液の調製に関しても、一つの処
理液を調製するのに複数のパーツに分かれた濃厚液から
なる、いわゆる補充液キットを順序正しく水に溶解する
といった作業が必要であり、このため誤溶解による補充
液キットの損失や、処理性能に異常を来す等の事故が後
を絶えなかった。このため特に、開始液の調製において
はこれらの問題点解決が必要であった。
【0007】このうち補充液については最近、液体処理
剤に代えて固体処理剤を処理液で満たす処理槽に直接自
動的に補充することで、調液作業を不要にする技術が、
特開平5-119454号公報等に開示されている。これによれ
ば自動現像機の使用者は補充液の調製から解放される
が、開始液の調製に於いては新たな問題を発生する。
【0008】すなわち数リットルから数十リットルにも
及ぶ自動現像機の処理槽を満たすだけの開始液を調製す
るに当たり、固体の補充剤を溶解したのちさらにスター
ター等の添加剤を加えていたのでは、作業的にも時間的
にも負荷が大きく、この場合はやはり濃厚液からなるキ
ットを用いた方が便利である。さらにこの場合、後から
希釈したり添加剤を加えたりする必要がないように、開
始液専用のキットが用意されることが望ましい。
【0009】このような開始液専用のキットは、従来の
液体補充剤を用いたシステムに於いても実例がある。例
えば、コニカ社製のフィルム処理、ペーパー処理一体型
自動現像機「ビッグ・ミニ・ラボ」(CL−BM101)
用の開始液キットが挙げられる。この製品はフィルム処
理と、ペーパー処理のいずれも全ての処理槽を満たすの
に必要十分な量の開始液が調製できるだけの濃厚パーツ
液が一箱に納められている。しかしこの製品は、「ビッ
グ・ミニ・ラボ」専用の開始液キットであり、「ビッグ
・ミニ・ラボ」の処理槽に過不足なく開始液を調液する
のには適しているが、他の自動現像機に適用しようとし
た場合は必ず過不足が生じる。さらにこの製品には、各
処理液に対して複数のある濃厚パーツ剤が、一箱の中に
区別なく混在しているため、調液作業者は各パート剤の
ラベルなどをしっかりと確認しなければ簡単に誤溶解を
行ってしまうという欠点もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の第1の
目的は、特に自動現像機の処理槽に満たす開始液を調製
するのに適し、しかも機種の異なる自動現像機に用いて
も濃厚パート液等の処理液作成キットに無駄が生じない
ハロゲン化銀写真感光材料用処理液作成キット群の提供
にある。
【0011】第2の目的は、2種以上の写真処理液が調
製可能な処理液作成キットを1つにまとめた梱包単位内
に於いて、異なる処理液用の原材料包装体が互いに混在
することのないようなハロゲン化銀写真感光材料用処理
液作成キットの提供にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに本発明者らが鋭意検討した結果、以下の手段によっ
て達成できることを見いだした。
【0013】(1)少なくとも2種のハロゲン化銀写真
感光材料用処理液が調製可能な処理液作成キットを同一
の梱包単位にまとめ、かつ前記処理液作成キットを互い
に混在不能に梱包したことを特徴とするハロゲン化銀写
真感光材料用処理液作成キット群。
【0014】(2)前記一つの梱包単位内において、少
なくとも一つの処理液作成キットが、該キットを所定量
ずつ分割調製可能に分包されていることを特徴とする、
(1)記載のハロゲン化銀写真感光材料用処理液作成キ
ット群。
【0015】(3)前記一つの梱包単位が、少なくとも
1種の写真感光材料の処理を完了するのに必要な全ての
処理液を調製可能な処理液作成キットを含んでいること
を特徴とする(1)または(2)記載のハロゲン化銀写
真感光材料材料用処理液作成キット群。
【0016】(4)前記分割調製可能に分包されている
処理液作成キットが現像液作成用キットであることを特
徴とする(2)又は(3)記載のハロゲン化銀写真感光
材料用処理液作成キット群。
【0017】(5)前記処理液作成キットの少なくとも
1種が、処理液の組成物を少なくとも1種以上含有する
濃縮液であることを特徴とする(1)ないし(4)記載
のハロゲン化銀写真感光材料用処理液作成キット群。
【0018】(6)前記処理液作成キットの少なくとも
1種が、処理液の組成物を少なくとも1種以上含有する
固体処理剤であることを特徴とする(1)ないし(4)
記載のハロゲン化銀写真感光材料用処理液作成キット
群。
【0019】(7)前記処理液作成キットの最小単位の
包装体の内少なくとも1種に、包装材料として可撓性素
材を主構成材料とする容器を用いることを特徴とする
(1)ないし(6)記載のハロゲン化銀写真感光材料用
処理液作成キット。
【0020】(8)前記固体処理剤が錠剤または顆粒で
あることを特徴とする(6)又は(7)記載のハロゲン
化銀写真感光材料用処理液作成キット群。
【0021】
【作用】請求項1の発明によると、2処理工程用のハロ
ゲン化銀写真感光材料用処理液を調製可能な処理液作成
キットが一つにまとめられた梱包単位内において、異な
る処理液用の処理液作成キット、例えば濃縮液や濃厚パ
ート液、固体状の処理剤成分混合物等が互いに混在不能
に梱包されているので、最大梱包単位の種類を減らして
流通や作業現場の整理を容易にすると同時に、調液作業
時に処理液作成キットを取り違えることがなく誤溶解の
心配がない。
【0022】請求項2の発明によると、処理液作成キッ
トが、処理液を所定量ずつ分割調製可能に分包されてい
るので、特に開始液として使用する場合、満たそうとす
る自動現像機の処理槽の容量に合わせて必要な分包数だ
け使用すればよいので、開封済みの処理液作成キットが
余ることがなく無駄がない。
【0023】この場合、処理液作成キットの分包の仕方
に特に制限はなく、分包の単位や1梱包単位内に含まれ
る分包数は任意に設定でき、さらに、分包の単位は均等
でもそうでなくても良い。例えば供給者が、対象ユーザ
ーが採用している各種の自動現像機の処理槽容量の最大
公約数となるような処理液量を算出してこれを分包単位
とすれば、調液時に開封する分包数を最小にした上で開
封済みの処理液作成キットが余ることなく無駄がない。
【0024】請求項3の発明によると、請求項1、2の
発明に於いて、1つの最大梱包単位内に少なくとも一種
の感光材料、例えばカラーフィルムの処理工程に必要な
全ての処理液作成キットを含んでいるので、特に全ての
処理槽の処理液を新規に満たす場合に於いて1種の最大
梱包単位を用意すれば良いので、調液作業が簡便で間違
いが起きにくい。
【0025】請求項4、5の発明によると、特に厳密な
濃度コントロールが必要な現像液を分割調製できること
により、種々の処理槽容量に対しても適正な処理能力の
開始液を処理液作成キットの無駄なく調製できる。
【0026】請求項6の発明は、請求項1〜5の発明に
於いて処理液作成キットの形態として少なくとも一部に
濃厚パート液あるいは濃縮液を採用したもので、溶解作
業が迅速に行える利用がある。
【0027】請求項7の発明は、請求項1〜6の発明に
於いて処理液作成キットの形態として処理液組成物の少
なくとも一部を含む固体を採用したもので、例えば安定
処理剤のような塩濃度の低いものにこれを適用すること
により、溶解作業負荷を増大させることなく最大梱包単
位を軽量化することが出来る。
【0028】請求項8の発明によれば、処理液作成キッ
トの包装体に柔軟な素材を用いることにより、最大梱包
単位を小型化することが出来る。
【0029】
【実施例】次に、この一実施例を添付図面に基づいて説
明するが、本発明は、これに限定されるものではない。
【0030】本発明の自動現像機(以下、単に自現機と
もいう)の一例を図面に基づいて説明する。
【0031】図1(A)は、自現機APと写真焼付機Bと
を一体的に構成したハロゲン化銀写真感光材料処理装置
(プリンタープロセッサ)の正面側全体構成図である。
【0032】図1(A)において、写真焼付機Bの左下部
には、未露光のハロゲン化銀写真感光材料である印画紙
(カラーペーパー)をロール状に収納したマガジンMが
セットされる。マガジンから引き出された印画紙pは、
送りローラR1及びカッター部Ctを介して所定のサイ
ズに切断され、シート状印画紙pとなる。このシート状
印画紙pは、ベルト搬送手段Beによって搬送され、露
光部Eにおいて光源およびレンズLにより、原画Oの画
像を露光される。露光されたシート状印画紙pはさらに
複数対の送りローラR2,R3,R4により搬送され、
自現機AP内に導入される。自現機APでは、シート状
印画紙pは、処理液槽であるそれぞれ発色現像槽1A、
漂白定着槽1B、安定槽1C,1D,1E内(実質的に
3槽構成の処理槽1)をローラ搬送手段(参照記号ナ
シ)により順次搬送され、それぞれ、発色現像処理、漂
白定着処理、安定化処理がなされる。前記各処理がなさ
れたシート状印画紙pは、乾燥部6において乾燥されて
機外に排出される。
【0033】また、実施例においては、印画紙pはカッ
トされた状態で自現機AP内に導かれるものであるが、
帯状で自現機AP内に導かれるものであってもよい。
【0034】また、本願発明に係る自現機APは、写真
焼付機Bと一体的に構成しても、自現機AP単体だけで
もよいことは言うまでもない。また、本発明の説明とし
て、発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1C,1
D,1Eを有する実質的に3槽構成の処理槽1を有する
自現機APについて行うが、これに限られるものではな
く、露光済みのネガフィルムを処理する発色現像槽、漂
白槽、定着槽、安定槽を有する実質的に4槽または、そ
れ以上の処理槽を有する構成の自現機ANであっても本
発明は適用できるものである。
【0035】図1(B)は自現機APの平面構成図であ
る。上記発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1E
の各処理槽には、補助タンク2A,2B,2C,2D,
2E及び固体処理剤を供給する固体処理剤供給装置3
A,3B,3Eが設けてある。41は発色現像槽1A、安
定槽1Eに補充水を供給する補充水タンクである。
【0036】図2(A)はシート状印画紙現像処理用の自
現機APの構成図である。自現機APでは、シート状印
画紙pは、発色現像槽1A、漂白定着槽1B、安定槽1
C,1D,1E内の各処理液により処理されたのち乾燥
部6で乾燥される。液面レベルとして漂白定着槽1Bに
対し、安定槽1C,1D,1Eが順次高くなっている。
従って1Eからのオーバーフロー液は重力により1D,
1C,1Bと流れこむような構造(カウンターカレント
方式)となっている。3A,3B,3Eは固体処理剤供
給装置、31は処理量情報検出手段、32は固体処理剤供給
制御手段、41は補充水タンク、42はポンプ、43は送水
質、49は補充水供給制御手段である。
【0037】図2(B)はネガフィルム現像処理用の自現
機ANの構成図である。該自現機ANでは、ネガフィル
ムfは、処理液槽である発色現像槽7A、漂白槽7B、
定着槽7C,7D、安定槽7E,7F,7G内の各処理
液により処理されたのち乾燥される。上記発色現像槽7
A、漂白槽7B、定着槽7D、安定槽7Gの各処理液槽
には、それぞれ固体処理剤を供給する固体処理剤供給装
置8A,8B,8D,8Gが設けてある。なお、補充水
タンク41は、図2(A)とほぼ同じ構成であるから、同一
符号を付してある。
【0038】図3は、図1の自現機APのI−I断面に
おける処理槽である発色現像槽1Aと補助タンク2Aと
固体処理剤供給装置3Aの断面図である。漂白定着槽1
Bおよび安定槽1Eもほぼ同一構造をなすから、以下発
色現像槽1Aを代表して説明する。
【0039】なお、図には、構成をわかりやすくするた
めに、感光材料を搬送する搬送手段等は省略してある。
また、本例においては、固体処理剤として錠剤型固体処
理剤Jを用いた場合について説明する。
【0040】感光材料を処理する処理槽1は、該処理槽
1を形成する仕切壁21の外側に一体的に設けた補助タン
ク2を有する。処理槽1と補助タンク2とは連通窓21A
が形成された仕切壁21により仕切られており、処理液は
流通できるようになっている。補充タンク2内にはフィ
ルタ22、ヒータ25、温度センサ26、液面センサ27が設け
てある。
【0041】このフィルタ22の中は、補助タンク2の下
方壁を貫通して設けられた循環パイプ23Aを介して循環
ポンプ24(循環手段)の吸引側に連通している。前記循
環ポンプ24の吐出側に連通した循環パイプ23Bの他端は
処理槽1の外壁を貫通し、該処理槽1に連通している。
このような構成により、循環ポンプ24が作動すると処理
液は補助タンク2から吸い込まれ、処理槽1に吐出され
て、処理液は処理槽1内の処理液と混じり合い、再び補
助タンク2へと入り循環を繰り返すことになる。10Aは
オーバーフロー管、10Bは廃液タンクである。
【0042】前記補助タンク2に補充水Wを供給する補
充水供給手段40は、補充水タンク41、ベローズポンプ42、送水管
43,44から構成されていて、補充水供給制御手段49によ
り適時適量の補充水Wを補給する。
【0043】固体処理剤供給装置30は、処理量情報検出
手段31、固体処理剤供給制御手段錠剤型固体処理剤Jを
収容する収納容器33、収納容器装填手段34、供給手段3
5、駆動手段36から構成されている。自現機APの上部
カバー102は、前記処理槽1A〜1Eおよび補助タンク
2A,2B,2Eを収容する本体101と本体背部の支軸1
03により揺動自在に結合されていて、該上部カバー102
は、図3の図示一点鎖線a方向に持ち上げて、操作者側
の前面および上面を大きく開放することにより、固体処
理剤供給装置30の点検や、前記フィルタ22の交換作業を
することができる。
【0044】また、上記上部カバー102の上面の一部に
は、蓋104が揺動自在に結合されていて、該蓋104を図示
一点鎖線b方向に開放して、前記収納容器33を装填また
は交換して錠剤型固体処理剤Jの補充を行う。
【0045】図3は、前記処理槽(1A〜1Eまたは7
A〜7G)に初期の処理液(スタート液)を作製するた
め、自現機(APまたはAF)の上部カバー102を開放
し、処理槽の上部カバー(図示せず)を取り外した状態
を示す。
【0046】所定量の錠剤型固体処理剤Jまたは顆粒状
固体処理剤Kを処理槽に投入して水で溶解させてスター
ト液を作成する場合は、溶解に時間と労力を要し、順備
作業上甚だ不利である。このためメンテナンス要負の時
間節約を考慮して、スタート液を作製するには液剤が有
効である。ただし、カラーペーパー用自動現像機APの
安定槽1Eに収容される安定液SR3(P3)およびネ
ガフィルム用自動現像機ANの安定槽7Gに収容される
安定液SR3(N4)は溶解量が少量で低濃度であるた
め、錠剤型固体処理剤Jでもよい。
【0047】ハロゲン化銀写真感光材料用自動現像機の
各処理槽にスタート液を新規に満たす際には、はじめに
複数の濃厚パート液を水に溶解して補充液を調製し、こ
れを希釈したり添加剤を加えるなどしてスタート液と
し、さらにこの中から必要量を計量して処理槽に注入す
るという作業が行われていた。このスタート液作製時に
希釈率を間違えたり、添加剤を入れ忘れたりといった誤
調液を行い易い。また、スタート液作製を考慮して、現
像、漂白、定着等の各処理液用パート剤をセットにした
処理液キットを用いた場合、異なる処理液用のパート剤
を取り違えて調液してしまうこともある。このような誤
調液や、誤調液を行ったことに気付かずに誤った処理液
を処理槽に投入して処理を行うと、感光材料の処理性能
に異常を来すばかりか、処理液キットを多量に損失し、
再度の自動現像機の処理槽の清浄、スタート液の作製の
しなおしといったことに多大な労力と時間を奪われるこ
とになる。
【0048】そこで本発明ではスタート液専用の処理液
キットを所定量ずつ分割調製可能に分包することで、処
理槽容量に合わせて必要分包数を使用すれば良い構成と
し、さらに現像、漂白など2種以上の処理液を一つの梱
包単位にまとめる際、異なる処理液用の処理液キットが
混在することがないように梱包したことで誤調液を防止
できる構成とした。
【0049】該スタート液は処理槽に投入して即時使用
可能な液剤でもよいが、運搬、保管上から濃縮液または
濃厚パート液が望ましい。
【0050】本発明に係る濃縮スタート液は、ハロゲン
化銀写真感光材料用処理剤である公知の発色現像用成
分、漂白用成分、定着用成分、漂白定着用成分、安定用
成分、白黒現像用成分等に用いられる。発色現像用成分
としてはパラフェニレンジアミン系発色現像主薬、ハイ
ドロキノン、メトール、フェニドン及びその誘導体等の
白黒現像主薬、亜硫酸塩又はその付加物、ヒドロキシル
アミン又はその誘導体等の公知の保恒剤、可溶化剤、水
酸化アルカリ金属等のアルカリ剤、炭酸塩、ホウ酸塩、
リン酸塩等のバッファー剤、アミノポリカルボン酸、有
機ホスホン酸に代表されるキレート剤、蛍光増白剤、界
面活性剤、ハロゲン化物等が挙げられる。漂白用成分と
しては、公知の有機酸第2鉄塩、ハロゲン化物、キレー
ト剤、防錆剤、漂白促進剤がある。定着用成分としては
チオ硫酸塩、チオシアン酸塩、チオエーテル及びその誘
導体等の公知の定着主剤、亜硫酸塩及びその付加物等の
公知の保恒剤、キレート剤等がある。安定用成分として
は、防バイ剤、キレート剤、種々の金属塩、保恒剤、可
溶化剤、ホルムアルデヒド誘導体、活性剤等の公知の成
分がある。
【0051】これらの成分は、発色現像用、漂白定着
用、漂白用、定着用、安定用とも、各処理液の全成分を
溶解した一液濃縮液にしてもよいし、2〜4のパートに
分けた濃厚パート剤としても良い。また、個々の成分を
溶解せずに混合した固体処理剤としても良く、この場合
は粉体、造粒した顆粒、圧縮成形した錠剤等の形態をと
ることができる。
【0052】本発明に用いられる包装体51〜54、61〜64
の材料は内包するハロゲン化銀写真感光材料用処理剤パ
ートにより要求される酸素透過性等を考慮し、素材に、
ポリエチレン、ポリアミド系長鎖状重合成繊維(登録商
標ナイロン)、塩化ビニリデン/塩化ビニル共重合体
(登録商標サラン)、登録商標エバール、ポリエチレン
テレフタレート等の樹脂、薄膜を用い必要に応じてこれ
ら薄膜にアルミニウム等の金属薄膜の蒸着、あるいはセ
ラミックス等のコーティングを単独、あるいは組合わせ
て施した材料からなる容器であるということである。
尚、図1に示す容器1は、ポリエチレンテレフタレート
層3の内面及び外面にポリエチレン層2を貼り合わせた
3層の構造のものであり、図2に示す容器は、ポリエチ
レンテレフタレート層3の外面にポリエチレン層2を貼
り合わせ、内面にセラミック層4をコーティングし、ポ
リエチレン層2を貼り合わせた、4層構造のものであ
る。
【0053】図4は上記濃縮処理液を収納する包装体の
各種実施例を示す斜視図であり、図4(A)は折り畳み
可能なバッグ形状の上部をシールした包装体である。図
4(B)はスタンディングパウチと称する竪置き可能な
包装体である。図4(C)はピロー包装体である。上部
(A)、(B)、(C)は何れも可撓性シート材、例え
ばプラスチックフィルム(ポリエチレン樹脂等)と防湿
性の高い金属薄膜(例えばアルミニウム箔)とをラミネ
ートしたフレキシブルな素材で形成され、柔軟性を有
し、使用後の空の包装体は折り畳んで処理することがで
きる。図4(D)に示す包装体は、紙とポリエチレン樹
脂とのラミネート素材を箱状に形成したもので、一般に
牛乳等の液体を収容するのに使用され、使用後の包装体
は折り畳みまたは切り開いて、資源の再利用が可能であ
る。
【0054】図5はカラーペーパー用自現機APのスタ
ート液を収納する包装体、包装袋および梱包箱の包装形
態を示す展開斜視図である。
【0055】前記自現機APの発色現像槽1Aに一定量
の水を入れたのち、包装体51−A内に収容された保恒剤
含有濃縮処理液P1−Aを所定分包数入れて撹拌し、次
に包装体、51−B内に収容された発色現像主薬含有濃縮
処理液P1−Bを所定分包数入れて撹拌し、次いで包装
体51−C内に収容されたアルカリ剤、キレート剤含有濃
縮処理液P1−Cを所定分包数入れて撹拌し、最後に残
り水を加えてある一定の処理液に仕上げる。
【0056】上記包装体51−A,51−B,51−Cは、何
れも300ccないし500ccの複数の分包に配分されていて、
該包装体51はさらに大きなプラスチックフィルム状の包
装袋51H内に収容されている。なお、前記各包装体51−
A,51−B,51−Cには、各包装体内に内包される濃縮
液の種類、取扱方法、溶解順序等を示すラベル51L−
A,51L−B,51L−Cがそれぞれ貼着され、誤操作を
防止し、操作の利便に供している。
【0057】同様にして、漂白定着用濃縮液P2を収納
した複数の包装体52も包装袋52H内に収容されている。
また、包装体53は他の包装袋53H内に収容されている。
なお、漂白定着用濃縮処理液P2は、容量が大きいから
取扱上から2つの包装袋52H,53Hに分配した。
【0058】安定用濃縮処理液P3を収納した複数の包
装体54は、包装袋54H内に収容されている。
【0059】上記4個の包装袋51H,52H,53H,54H
は梱包箱55内に収納され、外力から保護されて運搬・保
管される。
【0060】表1(A)にカラーペーパー用濃縮スター
ト液キットの包装内容を示す。
【0061】表1(B)にはネガフィルム用濃縮スター
ト液キットの包装内容を示す。
【0062】
【表1】
【0063】図6はネガフィルム用濃縮処理液キットの
包装形態を示す模式断面図である。前記発色現像用濃縮
処理液N1−A,N1−B,N1−Cをそれぞれ収納し
た複数の包装体61は、包装袋61H内に収容されている。
同様にして漂白用濃縮処理液N2−A,N2−Bをそれ
ぞれ収納した複数の包装体62は包装袋62H内に収容さ
れ、定着用濃縮処理液N3を収納した複数の包装体63は
包装袋63H内に収納され、安定用濃縮処理液N4を収納
した包装体64は包装袋64H内に収容されている。
【0064】これら濃縮処理液(N1〜N4)を収納し
た包装体(61〜64)および包装袋(61H〜64H)を収納
する梱包箱である。スタート液作製時には上記各濃縮処
理液の所定分包数を所定量の溶解水とともに所定の処理
槽内に投入して撹拌して調製する。なお、上記濃縮処理
液の使用分包数は対応する自動現像機の処理槽容量によ
りそれぞれ異なる。
【0065】一般にスタート液を新規に自現機の処理槽
に投入する際には処理工程上の後ろの槽から投入する。
すなわち発色現像、漂白定着、安定の順に処理される自
現機の場合、安定→漂白定着→発色現像の順に処理槽に
スタート液を投入していく。これは、投入作業中の液ハ
ネなどによって後槽の処理液が前槽にコンタミした場
合、この順番で投入すれば前槽は空であるからきれいに
払き取るだけで良いからである。
【0066】そこで本実施例の図5,図6に示した梱包
形態においても、この投入順序に従って処理液作成キッ
トが取り出せる構成とした。すなわち図5においては一
番上に安定液用キット、その下に漂白定着液用キット、
一番下に発色現像液用キットを詰めたので、使用者は処
理工程上最後の安定工程用の処理液キットから順に取り
出せる。
【0067】図6においても同様の構成としている。
尚、外箱の上下は印刷等によって明確にしてあるのは言
うまでもない。
【0068】図7は濃縮処理液キットの包装形態の他の
実施例を示す模式図である。図示のように梱包箱65内に
複数の中仕切り板66を設けることにより、フレキシブル
な包装体(61〜64)や包装袋(61H〜64H)が運搬時に
移動して一方の片寄って破損することを防止するととも
に、各包装体毎に区画することにより処理液調製時に誤
認誤操作を防止することができる。なお、安定用濃縮処
理液N4は溶解量が少なく容易に希釈することができる
から、錠剤型または顆粒状の固体処理剤でもよい。ま
た、この実施例の場合、包装袋(61H〜64H)は必ずし
も用いなくても良い。
【0069】図8は濃縮処理液キットの包装形態のさら
に他の実施例を示す斜視図である。これは前記包装袋51
H〜54Hの代わりに厚紙または投ボール等で形成した包
装箱561,562,563を用いた例である。包装箱561内に
は、前記発色現像用濃縮処理液P1を収納した複数の包
装体51が収容される。同様にして包装箱562内には、漂
白定着用濃縮処理液を収納した複数の包装体52,53が包
装箱563内には安定用濃縮処理液を収納した複数の包装
体54がそれぞれ収容される。これら包装箱561,562,56
3は梱包箱55内に装填される。
【0070】図9(a)は、カラーペーパー処理用濃縮
処理液(P1〜P3)を収納した複数の包装体51〜53を
梱包箱55に収容した包装形態の他の実施例を示す斜視図
である。図9(b),(c)は、ネガフィルム処理用濃
縮処理液(N1〜N4)を収納した複数の包装体61〜64
を梱包箱65A,65Bに収容した包装形態の他の実施例を
示す斜視図である。
【0071】上記梱積箱55,65A,65B内には、縦横複
数枚の中仕切り板56,57が設けられている。このように
中仕切り板56,67により梱包箱55,65A,65B内を区画
することにより、包装体51〜53、61〜64を整然と並べる
ことができるから、包装体の目視確認と取り出しが容易
になる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本出願の請求項
1、5の発明によれば、2処理工程用以上の処理液作成
キットを一つの梱包単位にまとめて流通や作業現場の整
理を簡便にし、しかも各処理工程用の処理液作成キット
が該梱包単位内で混在することがないので、調液がしや
すく、誤調液がされにくいハロゲン化銀写真感光材料用
処理液キットを提供できる。
【0073】また、本出願の請求項2、3、4、5の発
明によれば、2処理工程用以上の処理液作成キットを一
つの梱包単位にまとめて流通や作業現場の整理を簡便に
し、しかも各処理工程用の処理液作成キットが所定量ず
つ分割調製可能であるので、処理液の必要量に応じて濃
厚パート液等の処理液作成キットを無駄なく使用できる
ハロゲン化銀写真感光材料用処理液キットを提供でき
る。
【0074】また、本出願の請求項6の発明を請求項1
〜5の発明に適用することにより、溶解作業を迅速に行
える。
【0075】また、本出願の請求項7の発明を請求項1
〜6の発明に適用することにより、最大梱包単位を軽
量、小型化したハロゲン化銀写真感光材料用処理液キッ
トを提供できる。
【0076】また、本出願の請求項8の発明を請求項1
〜7の発明に適用することにより、最大梱包単位に対し
て濃厚パート液等を密に充填でき、かつ梱包時の向き、
つめ方などが自由なので、最大梱包単位を小型化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料処理装
置(プリンタープロセッサ)の正面側全体構成図及び平
面構成図。
【図2】自動現像機の構成図。
【図3】この発明に係る自動現像機の断面図。
【図4】濃縮処理液を収納する包装体の各種実施例を示
す斜視図。
【図5】上記包装体は、包装袋および梱包箱の展開斜視
図。
【図6】ネガフィルム用濃縮処理液キットの包装形態を
示す模式断面図。
【図7】濃縮処理液キットの包装形態の他の実施例を示
す模式図。
【図8】濃縮処理液キットの包装形態のさらに他の実施
例を示す斜視図。
【図9】濃縮処理液キットの包装形態のさらに他の実施
例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 処理槽 1A 発色現像槽 1B 漂白定着槽 1C,1D,1E 安定槽 51−A,51−B,51−C,52,53,54,61,62,63,64
包装体 51H,52H,53H,54H,61H,62H,63H 64H 包
装袋 51L−A,51L−B,51L−C,52L,53L,54L ラ
ベル 55,65 梱包箱 56,66,67 中仕切り板 561,562,563 包装箱 AP カラーペーパー用自現機(シート状印画紙現像処
理用自現機) AN ネガフィルム用自現機(ネガフィルム現像処理用
自現機) P1,P2,P3,N1,N2,N3,N4 濃縮処理

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2種のハロゲン化銀写真感光
    材料用処理液が調製可能な処理液作成キットを同一の梱
    包単位にまとめ、かつ前記処理液作成キットを互いに混
    在不能に梱包したことを特徴とするハロゲン化銀写真感
    光材料用処理液作成キット群。
  2. 【請求項2】 前記一つの梱包単位内において、少なく
    とも一つの処理液作成キットが、該キットを所定量ずつ
    分割調製可能に分包されていることを特徴とする、請求
    項1記載のハロゲン化銀写真感光材料用処理液作成キッ
    ト群。
  3. 【請求項3】 前記一つの梱包単位が、少なくとも1種
    の写真感光材料の処理を完了するのに必要な全ての処理
    液を調製可能な処理液作成キットを含んでいることを特
    徴とする請求項1または2記載のハロゲン化銀写真感光
    材料材料用処理液作成キット群。
  4. 【請求項4】 前記分割調製可能に分包されている処理
    液作成キットが現像液作成用キットであることを特徴と
    する請求項2又は3記載のハロゲン化銀写真感光材料用
    処理液作成キット群。
  5. 【請求項5】 前記処理液作成キットの少なくとも1種
    が、処理液の組成物を少なくとも1種以上含有する濃縮
    液であることを特徴とする請求項1ないし4記載のハロ
    ゲン化銀写真感光材料用処理液作成キット群。
  6. 【請求項6】 前記処理液作成キットの少なくとも1種
    が、処理液の組成物を少なくとも1種以上含有する固体
    処理剤であることを特徴とする請求項1ないし4記載の
    ハロゲン化銀写真感光材料用処理液作成キット群。
  7. 【請求項7】 前記処理液作成キットの最小単位の包装
    体の内少なくとも1種に、包装材料として可撓性素材を
    主構成材料とする容器を用いることを特徴とする請求項
    1ないし6記載のハロゲン化銀写真感光材料用処理液作
    成キット。
  8. 【請求項8】 前記固体処理剤が錠剤または顆粒である
    ことを特徴とする請求項6又は7記載のハロゲン化銀写
    真感光材料用処理液作成キット群。
JP13042494A 1994-06-13 1994-06-13 ハロゲン化銀写真感光材料用処理液作成キット群 Pending JPH07333792A (ja)

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